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2006年3月23日 (木)

議会最終日、原爆と原発

 3時起床、今週忙しくてみる暇がなかった新聞や雑誌を読みまくり、気になった記事をスクラップ。

 8時、干し納豆と昆布の佃煮を具にしたおにぎり2個で朝食。その後、シャワーを浴びて市役所に行き、今日の本会議での態度決定の打ち合わせ。
 本心では今回の予算案には、【反対】の態度を示したかったのであるが、会派として【賛成】となった以上はなかなか動けない。ただ、全会一致での予算案の可決は本来は民主主義の在り方ではないと思う。

DSC01228 10時から今議会、最後の本会議。一般会計は全会一致で可決となったが、所属会派をはじめ、他の会派からも賛成討論ながらも中身はほぼ反対討論というものであり、予算をここで否決してしまうことによる柏崎市のこれ以上の停滞を気にした格好となった。
 討論を行う際、正面の壇上に行くが、その際、議長の方向に向かって頭を下げる。これは議長に頭を下げているのではなく、本来であれば議長の後ろに掲げあげられているであろう【国旗】と【市旗】に頭を下げるはずである。イデオロギーの問題ではなく、ケジメとして、議場に【国旗】と【市旗】を掲揚すべきであり、今後も他の議員に訴えていこうと思う。

DSC01230 12時過ぎ、一度、自宅に戻り、来客。昼食を食べる時間が無くなってしまったところ、妹がケンタッキーの「ツイスター 388円」を買ってきたので、1本をもらう。

 13時から会議再開。今回、社民党系会派「社会クラブ」から、青森の六ヶ所村ではじめるアクティブ試験の反対への議員発案があった。
bb これは、六ヶ所村ではじまった、実際に使用済みの核燃料を使っての総合的な処理試験であるアクティブ試験に反対するというもの。アクティブ試験自体は、資源の乏しい我が国が選択した、原子燃料サイクルには必要不可欠なものである。
 意見書の主張としては、この試験を行うことで、長崎型原爆に使える危険なプルトニウムがでてきて、NPT上も国際的信用の立場からも、被爆国として問題になるので、即、中止せよ、というもの。「社会クラブ」が提出したものの、他にも「共産党柏崎市議団」、「柏崎のみらい」が会派として賛同していた。
 発電所からでるプルトニウムが、すべて原爆の材料になり、そのことが日本の核武装につながる、といった市民を錯覚させるような文章であった。
 まずこの点を提出者に質問した。

「提出者もご存じのように、
 
プルトニウム型の原爆、
 長崎に落とされたファット・マンですが、
 使われているプルトニウム(Pu)は、
 Pu239が主なものです。
 この意見書で書かれているPuというのは
 Pu239のみを指すのですか?
 それとも文章全体のなかで、Puという
 言葉がさす核種は文脈によって変わっていますか」

 この質問に対する提出者の答えは、

 「PuはPu239です。」

であった。これはもう暴論としかとれないので、反対討論に立った。

 「議員発案第5号に反対の立場で討論します。
  そもそも原爆、世界の核兵器に使われるのは
  Pu239です。
  しかし、原子力発電所からでる、
  一般にPuと言われているのは、
  発熱量の多いPu238、Pu239、Pu240、
  
Pu241などが混ざって存在します。
  特にPu241は自分で中性子をだしますから、
  核兵器など作るときにはやっかいな核種です。
  発電所からでるPuのうち、20%近くはPu240。
  ちなみに、現在の軽水炉のなか
  でもPu239は燃えております。
  Pu240が18%以上含まれるものを【原子炉級】、
  7%以下が【兵器級】であり、
  今回アクティブ試験で扱うのは【原子炉級】。
  しかも、ウランと混ぜたかたちで取り出します。
  原爆にするならPu239が多くあり、
  かつPu240などが少ないようにしなければ
  なりませんから、
ss イメージで言いますと、
一夜干しスルメを焼くように、
サッとあぶる程度に核反応をさせ、
時間でいえば数ヶ月で引き上げます。
 これによって、Pu240を少なし、

多くのPu239が取り出せます。
is それに対して、原子力発電所は
年オーダーで、石焼き芋を焼くように
じっくりと反応させますので、先に述べた
ようなPuが含まれたものになります。

  ですから、原子力発電所の使用済み燃料と兵器用
  のPu生産炉で作るPuは、それぞれを構成するPu
  の種類の量が違いますし、意見書内のPu
という言葉
  の使い方も間違っており、暴論としかいえません。
  ちなみに、核武装したい国がIAEAの査察を拒否するのは、
  Pu239の核兵器転用の設備が従来の発電設備
  と違うのが明確であるからであります。
  市民に誤解を与えるような暴論であり、その点だけをとって
  みても十分に反対理由となります。
  以上を反対討論とします。」

 お約束なのか、反原子力を掲げる各会派からは、

 「原爆につながるんだよ、分かんねーのか!」
 「そんな事、オメーより俺たちの方が知ってるんだっ!
  わざわざ教えなくてもいーんだよっ!」

とのありがたい?野次を頂戴した。そもそも本当にこの違いが分かっているのなら、逆に市民が誤解するかのような意見書を提出すること自体が、欺瞞行為であろう。これだけの野次であるから、賛成討論で盛り上がるかと思いきや、続いての東京電力の組合出身議員による反対討論で、討論が終わった。
 結果は、賛成少数で否決であった。
 終了後、意見書に賛成した議員から、

 「いやー良い反対討論だった。
  それに比べ、最初の反対討論はよぉー」

との野次も頂戴した。そんな事を終わってから言うのであれば、討論の場で賛成討論をし、私にキッチリ反論すれば良いのではないか、と思うのである。

F1000002 議会終了後、雑用をすませてから、18時30分、商工会議所にて、柏崎準倫理法人会の会議。
 4月4日に行う、イブニング・セミナーに関する準備や周知方法、そして6月20日に行う倫理経営講演会の企画内容の確認である。

F1000001 一緒に弁当を食べる会議なので、「十穀米弁当」を頂く。この「十穀米弁当」は、うるち米、麦芽押米、もちきび、もちあわ、黒豆、緑豆、小豆、黒米、黒ごま、アマランサスで構成されており、ゆっくり噛んで食べると味わい深い。

 21時過ぎに会議が終了し、1回自宅に戻ったところで、懇親会に2次会から参加。某店に歩いて移動する。

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