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2006年5月21日 (日)

出雲井先生:日本の神話と昭和天皇

 1時就寝。7時起床、先週の週刊誌を大量に持ち込み2時間ほどの長風呂。

F1000002_6  9時、ちょっと贅沢に黒豆納豆を使った納豆汁、甘塩のたらこで朝食。今週は、中国の東北料理を毎日たらふく食べたので、胃も体も重い。しばらくはできる限りシンプルな食事にしようと思って、いざ用意してみると、いつもの食事と変わらない。和食のシンプルさをあらためて感じる。

 12時過ぎまでメールやブログへの書き込み。昼食抜きで愛車で新潟市に向かう。

Dsc02075 14時から新潟万代市民会館で、出雲井晶先生の講演「日本の神話と昭和天皇」(主催:出雲井晶『日本の神話』伝承の会新潟支部、後援:新潟市教育委員会、新潟県神社庁、産経新聞新潟支局)。
 自民党の政経文化セミナーも同じく新潟市で開催の予定であったが、こちらが先であったため、多少後ろめたさを感じつつも、講演会会場に入る。

Aki *いずもい あき:作家・日本画家、北海道生まれ。特に日本神話を題材とした文筆活動を意欲的に展開。著書には『春の皇后』『花かげの詩』『小さき生命のために』『昭和天皇』『にっぽんのかみさまのおはなし』『教科書が教えない神武天皇』など多数。近刊に『誰も教えてくれなかった日本神話』(講談社)。画家としてパリ・ル・サロン展など入選多数。内閣総理大臣賞、美術協会大賞などを受賞。「日本の神話伝承館」館長。

 ちょっとした小話としては、日本神話を知っているつもりではあるが、大きな視点から見るような機会はなかったので、是非、聞きたかった講演。
 GHQによる占領期間中、教科書での神話伝承が消滅した証左であろう。

ミラン・クンデラ:国民の記憶を失わせるのは簡単である!
 「その国民の図書、その歴史を消し去った上で、
   誰かに新しい本を書かせ、新しい歴史を発明することだ」

 講演会は、主催者である内山支部長の挨拶、そして神話の朗読から始まった。朗読するのは、天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)。


 天地(あめつち)初めて発(おこ)りし時、高天原に成れる神の名は、天之御中主神(あめのみなかぬし)。次に高御産巣日神(たかみむすび)。次に神産巣日神(かみむすび)。此の三柱(みはしら)の神は、並独神(みなひとりがみ)と成り坐(ま)して隠身(かくりみ)なりき。

 次に国稚(わか)く浮きし脂の如くして、九羅下那洲多陀用弊流時(くらげただよえるとき)、葦牙(あしかび)の如く萌え騰(あが)る物に因りて成れる神の名は、宇摩忘阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢ)。次に天之常立神(あめのとこたち)。此の二柱(ふたはしら)の神も亦、独神と成り坐して、隠身なりき。

 上の件(くだり)の五柱の神は別天神。


 出雲井先生からは、

・国土を生む神話をもつのは日本のみ
・「太陽=日」の子だから彦(日子:ひこ)。女の子なら「姫」(日女:ひめ)
・『魏志倭人伝』によれば、日本人はお互いすれ違うときに拍手を打って、拝み合っていた。
・ポーランドのワルシャワ大学日本学科教授で「古事記」「日本書紀」のポーランド語訳も出されているヴイェスワフ・コタンスキー博士:
 「地球上に、日本神話に書かれてある大宇宙観、真理を超えるものは未だ発見されていない」
・アーノルド・トインビー:
「12、13歳頃までに、その国の神話を教えられていない国民は、例外なしに滅んでいる」

など、約2時間にわたる講演をいただき、クライマックスは大東亜戦争終戦における昭和天皇のご聖断であった。
 終戦の翌年である昭和21年、正月に昭和天皇が詠まれた歌

 ふりつもる深雪(みゆき)に耐えて色かえぬ
             松ぞ雄々しき人もかくあれ

には、占領軍による苦難(雪)にも耐え、日本人であることも忘れない(色をかえず)想いが込められている。
 講演会終了後、出雲井先生にご挨拶をさせていただき、会場を後にした。

F1000001_14 17時過ぎ、新潟市の某氏と食事をしながら雑談。米国産牛肉の輸入の話題を電話でしてから会ったので、なぜか牛丼の「すき家 新潟中央店」(お客様窓口:0120-498-007)へ。「ねぎたま牛丼セット(並) 520円」。卵の黄身と白身を分離する器具がついてきたが、貧乏性なので、そのまま全卵をのせて食べる。

 19時近く、自宅に戻り、そのまま町内の成年会理事会に出席。来週の運動会、6月の米山登山などについて打ち合わせ。

 22時、一回自宅に戻ったのち、長岡に移動。東京から来た方が長岡にお泊りとのことで、2次会からでも顔をだしてほしいとのことだった。23時過ぎから、長岡の某スナックでの2次会に参加。

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