講演:まちづくりとエネルギー
2時就寝。7時、起床。
野沢菜と干し納豆を具にしたおにぎりを、朝食、昼食用として4個作る。 最近は皿とおにぎりの形状、海苔の巻き方で芸術?を楽しむ。
おにぎりをほおばりながら、ひたすらブログへの書き込みとメールの返事等。
9時、13時に来客。17時から電話で販売ルートに関する打ち合わせ。
19時からエネルギーホールにて、福島県を拠点に地域を興しをされている、東北ジャイロ流通研究所所長・小柳剛照氏による「まちづくりとエネルギー ~視点を変えれば進路が見える」講演会に出席。
主催:地域共生を考える柏崎刈羽の会(柏崎エネルギーフォーラム、柏崎青年会議所、柏崎青年工業クラブ、荒浜21フォーラム、刈羽エネルギー懇談会)
協力:東北原子力懇談会、東北電力・柏崎営業所、東京電力・柏崎刈羽原子力発電所
【講師プロフィール】
東北ジャイロ流通研究所 所長
小柳 剛照(こやなぎ よしてる)
昭和23年 群山市生まれ
(経歴)
昭和46年 東北大学卒業。福島県職員となる。
平成5年 店づくり、まちづくりに取り組みたく、福島県職員を退職。
平成8~17年 福島県産業振興センターで、小売店、商店街活性化を支援。
平成17年 東北ジャイロ流通研究所設立。
(現在)
東北ジャイロ流通研究所所長
福島県地域興しマイスター:福島県知事委嘱
中心市街地商業活性化アドバイザー(協議会):中小企業基盤整備機構登録
シニアアドバイザーセンター専門相談員:福島県商工会連合会委嘱
過疎を逆手にとる会(略称:かそさか)福島県本部長
(講演歴)
約1100回。自治体、婦人会、商業団体、農業団体などの依頼で北海道から九州まで訪問。商店街活性化、まちづくり、婦人活動など、テーマは多岐にわたる。
(著作の一部)
「プロ販売員を育てる10通の手紙」(織研新聞社)
「元気が出る店づくり」(福島県商店街振興組合連合会・タカラ印刷)
「街はよみがえる」(原町市商店連合会)
「消費者の視点から 店づくり・まちづくり提言」(福島県商店街振興組合連合会)
「小さい店が大きく光る 今日から始める繁盛店づくり」(福島県小売商業支援センター)
(新聞・雑誌・その他のメディア)
月刊『商業界』に『経営逆手塾』連載中。
『フィットネスビジネス』に『Service』連載中。
読売新聞福島県版に『まちづくり元気通信』平成9~15年連載。通算254回。
平成6~8年 福島テレビ『サタデーふくしま』コメンテーター。
平成9年 ラジオ福島『かっとびワイド』火曜日パーソナリティ。
ラジオ福島『日産ラジオナビ』出演中。
1.これからのエネルギー事情
■「2020年プロジェクト=未来の地球地図」
NIC(米国情報評議会)発行の文書が、2020年のエネルギー事情を予測。
■エネルギーは無限ではない。
・20世紀の発展は、エネルギー消費によってもたらされた。
・社会評論家パッカードの警鐘。
・”二重のムダ”に苦悩する日本。
■ゼロ成長下の町づくり、企業活性化を考える
・大きなまち、大きな会社でなく、たくましいまち、強い会社を目指す。
・Ⅴ字成長ではなく、ルート型維持を目指す。
■江戸に学ぶ
・地球の利子で暮らしていた江戸時代。Sustainable town
*江戸の奉行は、南と北合わせて290人(同心240人、与力50人)、江戸の人口は120万人。
★江戸は経済成長がないのに、なぜ260年も平和な時代が続いたのか。
★江戸には「下水道」、「馬車」、「歩道と車道の区分」がなかった。
2.まちづくりの針路
■なぜ「まちづくり」がうまくいかないか
・常識にとらわれていないか。都会のまねをしていないか。
■「心の過疎」を吹き飛ばせ
・人口が少ないこと、高齢化率が高いのはダメなことだろうか。
ダメ、ダメと言ってしまうダメ眼鏡を外せ。
■ナンバーワンを目指さず、オンリーワンを目指す
・「日本一」は素晴らしいけど、抜かれたらそれっきり。
■住民のホンネをつかむ
・“建て前”の町づくりはうまくいかない
・“主役は住民”とはどういうことか
<事例>
「利用されなかった図書館」
→ あるだけでいい図書館?
「ダラスのゴキブリコンテスト」
→ 賞金1000ドルのゴキブリ駆除
京都市「ルール違反ゴミをなくすには」
→ 鳥居を置いた
オランダ「スキポール空港のトイレ」
→ 小便器の中心に蝿を書いた。
■活性化を進めるのは、よそ者、若者、バカ者
・「閑さや…」の蝉は何ゼミか
・若者は地位とお金がないから、何でもできる
・先進地視察の正しいやり方
→ 情熱、人を惹きつける魅力を見てくる。
★大分県の由布市・由布院温泉は、お客様をどのように迎えているのか。
3.活性化を推進するまちづくりに学ぶ
■「価格」の意味を理解する。=「満足」
■価格<満足が、「リピーター」と「口コミ」をつくる
■まちづくり事例に学ぶ
『長野県小布施町』
・葛飾北斎・まちなみ修景・絶品の栗菓子、乗おこわ
『青森市』
・コンパクトシティ
『静岡市呉服町名店街』
・一店逸品運動
『長野県小川村』
・「小川の庄」のおやき
『高知県馬路村』
・ゆず製品で地産知商
★まちづくりも企業の活性化も、「ニーズ」に応える以上に、「ウォンツ」をつくることが重要。ウォンツの創造を考えること。
4.これからのまちづくりとエネルギー
■自立できるまちを目指す
・消費に頼るまちづくりは、食糧不足、エネルギー不足に弱い。
【食糧自給率】
全国平均40%、岩手県102%、東京1%
■省エネまちづくり、省エネ企業、省エネライフの薦め
■ナマケモノに学ぶ
・エネルギー消費量が少ない。
・細い木にぶら下がれるので、外敵に襲われない。
・排泄は木の下におりて穴を掘り、用を足したら枯れ葉で覆う。こうして木の葉からいただいた栄養の半分を、木に返して、木との共生を果たす。
・それぞれが自分の木で暮らすので、縄張り争いが起きない。だから、みんな共存できる。
■江戸時代に戻ることはできないけど、学ぶべき。
21時、自宅に戻り、揚げ春巻き、オニオンサラダで夕食。
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雨の中、ご多忙の中、
おいでいただきありがとうございました。
少しでも参考になりましたなら幸いです。
投稿: 小柳剛照 | 2006年5月25日 (木) 07時06分
小柳様
大変貴重なお話、コメントありがとうございました。
ダメ眼鏡を外し、バカ者らしく、頑張っていこうと思います。
今後とも宜しくお願いいたします。
投稿: 三井田孝欧 | 2006年5月27日 (土) 11時35分