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2006年11月27日 (月)

TRY-tryふお-らむ2006
まちづくりセミナー 中井教授

 1時、帰宅。届いていた各種月刊誌を読んでいるうちで寝てしまい、4時過ぎ、寒さのあまり起きる。風呂に入ったのち、朝食もとらず、気合を入れて?飴を舐めながら、全部読みきる。核武装論議に関する保守系、革新系雑誌でのまったく反対になる主張の違いが楽しめた。

Dsc04222 10時からワークプラザ柏崎にて「NPO法人 トライネット」主催(共催:柏崎市手をつなぐ親の会、柏崎市肢体不自由児者父母の会、柏崎・刈羽特別支援教育研究協議会、比角コミュニティー運営協議会)の『TRY-tryふお-らむ2006』に参加。会場は150名以上の満杯。
 トライネットが設立し、活動を始めて6年目、NPOとして3年目。ミッションである「誰もがこのまちで自分らしく生きる」の実現に向けて活動をされてきた。
 まずは講演からで、講師は戸枝陽基氏(NPO法人ふわり理事長・社会福祉法人むそう理事長・全国地域生活支援ネットワーク事務局長)、テーマは「地域生活支援のカタチ~NPO法人ふわり・社会福祉法人むそうでの実践から」


戸枝陽基氏
 日本福祉大学を卒業後、愛知県半田市で一度は団体職員として勤務。しかし、そこで障害を持つ利用者と家族を支援する限界を感じ、自らNPOを立ち上げる。そこで、デイサービス・ホームヘルプ・グループホーム・就労支援・余暇支援を展開し、そして、社会福祉法人を設立し、通所授産施設までもつくる。戸枝さんの言葉には重みがある。それは若いけれどいろんな経験をしているから。そして、その経験から確実に障害者の地域生活を実践している。現在、愛知を飛び出して日本全体にノーマライゼーションの風を吹かすために、各地を飛び回っている。


Dsc04230 舌癌、咽頭癌、乳癌、胃癌と戦いながら、声も無くし、7人のお子さんをお生みになって立派に育てあげた「鉄人」お母様のお話からはじまり、これまでの障害者に対する視点を少し変えたところに新鮮味があった。
 自分の現在の状況に照らし合わせて、一番、胸のつかえがとれたのが、「肉親だからこそ耐えられない」であった。
 肉親が介護をすると虐待が起こるという例を紹介されていたが、確かに痴呆が進んできた祖母と毎日接していると、優しい声をかけようにもついつい大声になってしまうこともある。幸いながら、母と交代で家にいるようにしているが、一人で看ていたら、相当、精神的にも肉体的にも大変であることが予想される。
Denmarkf  また、デンマークの人と話したという、ピザの取り分けの比喩はとても分かりやすく、もっと多くの人に聞いてもらいたいと思ったほどであった。1枚のピザがあったとき、8人がいたとすると、日本人のいままでの平等の感覚ではちょうど8等分にし、均一にして分ける。しかし、本当に人を助けたいとする場合の平等は、1日食べていない人、1週間食べていない人、1ヶ月食べておらず子供もいる人などの条件が違っていれば、その条件に合わせた大きさで分ける。均一な平等では、誰も救えないのである。
 柏崎市の予算配分にしても同様であろう
 講演終了後、戸枝陽基氏がお書きになった本『ノーマライゼーションの詩』を購入。参考にさせてもらう。

Dsc04223 続いて、トークセッション。「まちで福祉をつくろう!」として、講演に引き続き、戸枝陽基氏(NPO法人ふわり理事長)、NPO法人トライネット代表理事の西川紀子氏、コーディネーターとして片桐公彦氏(NPO法人りとるらいふ理事長)。
 保育園跡地で開設した喫茶店やラーメン店の事例などを紹介。
 「まちづくり」という観点では、福祉を産業として捕らえおり、まったく同じ考えを持つ方々がいて、非常に安心した。
 これまで、経費ではなく原資を稼ぎ、それを元にして国、県の負担分の補助を受け、福祉事業を進めていこう、と主張すると、福祉をお金の視点から語ること自体にお叱りを受けるか、苦言を頂いていた。
*原資という言い方も違和感を感じると主張される方もいる。
 しかし、福祉が当たり前であるからこそ、実社会のシステム(補助金、交付金)を活用した福祉が必要になるのではないだろうか。
 非常に勇気がわいた講演、トークセッションであった。関係者の皆様に御礼申し上げたい。

F1000002_25 13時過ぎに終了し、いったん自宅に戻って鱈子の煮付け、大粒納豆でブランチ。短時間で食べた後、市内をまわり、意見交換や情報収集など。つい話が長くなってしまい、あわてて柏崎商工会議所に移動。
 少し遅刻をしてしまったが、15時から柏崎市総合企画部企画政策課柏崎商工会議所業務課が主催である講演会に出席。
Dsc04232 テーマは、『まちづくり三法の改正と中心市街地の活性化』。
 都市機能が郊外に拡散したことで、中心市街地が衰退した。まちづくり三法の見直しは、この対策のため、郊外の土地利用規制が強化された。しかし、この改正によって中心市街地が活性化するかは不明であり、さらには人口減少時代の都市計画へどう影響するのか、その勉強会として企画されたそうである。
 講師は、東京工業大学大学院の中井検裕(なかいのりひろ)教授。


中井 検裕
 1958年大阪生まれ、東京工業大学大学院社会理工学研究科教授専門:都市計画。
 1980年東京工業大学工学部社会工学科卒業。1986年東京工業大学大学院理工学研究科社会工学専攻博士課程満期退学。東京大学教養学部社会科学科助手、明海大学不動産学部助教授、東京工業大学工学部助教授等を経て2002年より現職。今回の「まちづくり三法」の見直しに際して、経済産業省及び国土交通省の審議委員として参画している。


Hisenbikizone 柏崎市はいわゆる「線引き」、都市計画区域を「市街地区域」と「市街化調整区域」という区域区分をしてしていない都市である。
 このことから、かつて平成16年9月議会で景観条例の提案を行ったのである。
 今回は景観ではなく、市街地の活性化という観点なので、非常に興味深かった。以下、講義メモ。


1.1999年のまちづくり三法成立の背景
(a)大店法への体制への批判
(b)中心市街地の空洞化
(c)商業調整から立地調整へ
 「大規模店vs中小個店」から「中心市街地vs郊外」
  都市構造の問題への転換

2.まちづくり三法(1999年)
 中心市街地活性化法
 都市計画の改正
  1998年の改正
   特別用途地区の自由化
   市街地調整区域の地区計画における開発許可連動
  2000年改正
   (地方分権一括法の成立もあり、
     都道府県から市町村へ権限が移譲)
   線引きの選択性と都市計画区域MPの導入
   用途白地区域における特定用途制限区域の創設
   準都市計画区域
   都市計画区域外の開発規制
  2002年
   都市計画提案制度
 大規模店舗立地法

3.都市計画を行うべき区域
 都道府県の決める「都市計画区域」国土の1/4
 市町村の決める「準都市計画区域」国土の3/4
  道路公園などのインフラなど
 都市計画以外の様々な計画体系
  農振法による農村計画や森林法による森林計画

4.土地利用規制:区域区分
 区域区分(線引き)
  都市計画区域を「市街化区域」と「市街化調整区域」に区分
  非線引き都市計画区域
 開発許可
  「市街化区域」では開発は原則「許可」
  「市街化調整区域」では開発は原則「不許可」

5.土地利用規制:用途地域ほか
 用途地域
  市街化区域については必須
  12種類のゾーニング(住居系7、商業系2、工業系2)
  用途、建物の建て方を規制
 高度地区(オプション)
  建物の高さを規制
 防火地区(オプション)
  建物の構造を規制
 特別用途地区(オプション)
  市町村による独自のゾーニング

6.都市計画の提案制度
 ・地権者の2/3の同意があれば、地権者もしくはまちづくりNPOなどが、都市計画の案を提案できる。
 ・自治体は提案を採用するかしないか都市計画審議会で判断。
   採用する場合は、通常の都市計画決定手続きへ
   採用しない場合は、理由を明示

7.改正の効果
 特別用途地区
  ようやく利用例がでてきたが、まだ例が少ない
 特定用途制限区域
  ほとんど例がない、
 準都市計画
  ほとんど例がない、
 開発規制
  効果は疑問

8.1999年まちづくり三法の総括
 1999年まちづくり三法は「大型店vs中小商店街」を「郊外vs中心市街地」に転換させる意図を有し、「立地場所の問題への対応」を図る一方で、「中心市街地の活性化」を目指したものだった。
 しかし、道具立て、すなわち「立地場所の問題への対応」=都市計画法も、「中心市街地の活性化」=中心市街地活性化法も構図転換に見合ったものとはなっていなかった。
 2004年9月の総務省行政評価において、「中心市街地の活性化が図られていると認められる市町は少ない状況」とされ、まちづくり三法は落第点をつけられる。

9.中心市街地問題の基本構造(関係者の本音)
国:仕組みは用意した。あとは地方の取り組み次第である。
県:中心市街地の活性化は大事である。しかし、バイパス道路とその沿道整備も重要である。また、基本的には市町村が中心になるべきだ。
市町村:中心市街地の活性化は大事である。だが、ひょっとしてわが町に大規模店舗が出店してくれれば、固定資産税収入は増大するし、雇用も安定するという期待も捨てきれない。
郊外の地権者(多くは農家):農業の後継者も少ないので、用途転換で大規模店舗が利用してくれればそれに越したことはない。
一般市民:郊外に車で乗りつけられるワン・ストップの商業集積ができれば、とても便利である。サービスや品揃えの貧しい中心市街地を保護するのは、既得権益の保護に他ならない。
中心市街地の商業者:商店街は明らかに寂れてきているから、なんとかしなければいけないという気持ちはあるが、子供たちは郊外や大都市で不自由なく暮らしているし、当面自分たちの生活に大きな問題はないと思いたい。

10.中心市街地活性化法の改正
・中心市街地活性化本部(内閣総理大臣本部長)
 基本計画は内閣総理大臣認定となった。
・三大都市圏以外の自治体にあっては、準工業地域においても特別用途地区を用いて大規模集客施設の立地規制を行っていることが認定の要件となる
・中心市街地活性化協議会
 従来のTMOは位置づけがなくなる


 講演終了後の質疑応答の時間になったものの、誰も手を挙げないので、質問をする。
 質問がない、ということも講演にお越し頂いた講師に失礼であり、個人的には「選挙のために目立とうとしている」などと言われるのもイヤであったので、失礼ながら名前を名乗らずに2つの質問をした。

1.コンパクトシティ構想と既に整備した郊外
2.コンパクトシティ推進と田舎の景観

 柏崎市は既に下水道をはじめ、インフラ整備がかなり進んでおり、これからまた中心に集めるコンパクトシティ構想を進めるにはどうしてもその手法に悩むところであった。また、お年寄りを中心地に集めたり、集中させることで、柏崎の武器にもなろう田舎の風景、景観がどう維持できるのか、以上の2点が不明だったのである。お答えとしては、

1.既に広がった郊外地はそれでいいのではないか。郊外の車を使った生活でも高い満足はある。逆に中心市街地で、両方通行を一方通行などにし、駐車スペースを確保するなど、ある空間を利用して、高い満足を得る手法も考えるべき。
2.風景は、そのに住む方の生活様式、文化を含めたものである。無理してでも維持するかどうかはよく議論することが必要。

であり、微妙な問題設定であったため、もっとご回答のお時間があればと残念に思った。

 講演会終了後の帰り際、いかにも私に聞こえるように、

 「選挙近けーからなぁ~」

との声。誰もそんなことを思って質問したわけではない。

Dsc04234 18時30分から、来年は勇退される西川勉県議の中央地区東部集会に出席。これまでの抗議活動や署名活動を通して、来年4月の県議会議員選挙は、合併前の旧選挙区ではなく、合併後の市町村単位を基本にした新選挙区での実施となった。
 来年、柏崎選挙区で出馬予定である現・刈羽区選出の三富佳一県議も出席されていた。
 乾杯の挨拶をせよ、とのことだったので、中央地区が抱える問題を2つに絞ってお話し、乾杯。
 お酌にまわりながら、町内近辺の色々な方から市政へのご意見を頂戴した。やはり一番多かったのは「柏崎の活力が無くなった」であった。

 遅刻したが、続いて20時から柏崎青年会議所の委員会に出席。打ち合わせの内容も最終段階に近づいている。

 22時から某懇親会の2次会、しかも後半から出席。いきなりの一気飲みから始まった。
 男女共同参画をはじめ、現・会田市長に対して【反対】の姿勢をとることを色々と問われたが、野党だとか、与党だとか、そういった意味ではなく、是々非々で考え、自分の考えとは逆であることを伝える
 しかし、最後は決まって、 「そんがんなら、おめさん、落ちるおー」 。「自分の主義主張を変えてまで・・・・・」と言いたかったが、そこは酒の席、我慢の子であった。

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