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2007年12月11日 (火)

平成19年12月議会一般質問
「いい加減な契約」発言で大荒れ

 メールの返信や掲示板への書き込みなどで6時までかかる。
 9時まで仮眠したのち、大粒納豆、生卵でご飯2杯の朝食をとり、市役所に移動。

Img_1068  10時から本会議。一人目の議員の質問が終わったのち、11時前からの登場となった。

1.中越沖地震発生時からの災害対応・防災体制
  の問題点、および各種支援制度、国・県へ
  の働きかけなど復興への取り組みについて、
  市長の考えを伺う。
          → 市長 一問一答

2.トルコ共和国から贈られたアタチュルク像の
  取り扱い及び譲渡契約の履行について、市長
  の考えを伺う。
          → 市長 一問一答

Img_1074  12時過ぎ、ほぐし鮭と生干し納豆のおにぎり2個で昼食。各会派室をまわり、

 「三井田の発言、撤回させろ」

と市長与党の議員が騒いでいた。

 13時、議会再開。いきなり社会クラブの矢部議員より、議事進行の申し出があった。旧柏崎トルコ文化村内の市認定道(私有地の位置指定道路)が通れなくなっていることは事実誤認であり、

 「いい加減な契約」

という三井田の発言も撤回し、陳謝せよとのことであった。市長を守ろうとする意志が丸見え。こうやって騒げば騒ぐほど、問題が明らかにされることが分らないようである。
 私の質問の際に、市長与党の社会クラブや蒼生会の議員からは、

 「何でもいいから、市長の足引っ張りてぇーのか」

との大きな野次があったが、こういった流れを無視した「言葉狩り」を行う方がその野次にふさわしい。
 議会が一旦中断、議会運営委員会が開かれた。
 柏崎のみらい、社会クラブからは、

 「『いい加減な契約』という発言が議事録に残ることが議会の権威を損ねる」

 「自分(三井田)も議決に参加し、全員で賛成の議決をした以上、『いい加減な契約』とは言うべきではない。発言の撤回をすべき」

との、まさに言葉狩り的な意見。それに対し、民友会、公明党、平成会、所属会派である整風会からは、

 「この契約を議決したときには、買い戻し特約をつけるという財務部発行の公文書が配られており、三井田議員も買い戻し特約を担保とする賛成討論をしている。議決後、買い戻し特約にできないとしたのは市当局側。全員が賛成というが私は退席した。」

 「この契約の議決後、買い戻し特約などについて、市長が陳謝し、担当部局が処分されたことが、このことを物語っている」

 「議会議決について調査したが、議案に書いてある文章のみが効力があるからこそ、その議決は重く、むしろ買い戻し特約は無効である。議会は、買い戻し特約を担保に議決したが、その議決自体が無効とも言える。しかし、一度議決した以上は戻ることはできないため、議会としてもその後、何もできなかったのが実態」

 「そもそもでいえば、議決後に問題が色々とでてきたのであって、契約としてはいかがなものかと思う。しかも、いまだ地代が入っていない地権者からは、それこそ『市はいい加減な契約するな』と言われている」

 反論されて気が済まないのであろうか、議会運営委員会メンバーではない社会クラブの矢部議員から番外として、

 「市道が通れなくなっているというのは私が調べた限り事実ではない。事実ではないことが確認されたら、発言の撤回をしてほしい」

旨の発言があった・・・・・そんなところまで拘る異常さ。なぜ市長与党がここまでムキになるのかは、いかに市長当局にとってマズイ案件であるかの証左である。
 最終的に撤回するか否か問われたため、以下のように答えた。

 「まず通れないという点は、実際に地権者から陳情を受けており、証人としてお呼びすることもできる。また、観光交流課長も答弁でその事実を認めていることから、もしこれが虚偽だと、どうしても言うなら観光交流課長の発言も撤回すべき。
 『いい加減な契約』発言は、契約議案の議決後の買い戻し特約撤回を含め、この一般質問自体が『譲渡契約の履行』であるため、譲渡契約締結後、契約履行のこれまでの問題について、市長とのやりとりのなかで生まれてきたもの。
 
発言を撤回する気はまったくない

 結局、14時から一般質問が再開。市長与党の騒ぎ損に終わった。
 午後3番目となる某議員からは、

 「市長は長岡市役所出身、副市長は市役所生え抜き、収入役も同様で職員出身であればこそ、現在の柏崎市役所職員はある程度のミスをしても見逃してもらえる」

といった旨の発言もあったが、こちらには社会クラブなどの市長与党からは発言撤回を求める議事進行が提出されなかった。『いい加減な契約』という短いフレーズより、憶測である上記発言のほうがよっぽど問題であり、それこそいい加減な発言である。
 こういった点からも、旧柏崎トルコ文化村の譲渡契約がいかにおかしく、命取りになるものと考え、なんとかして抑え込みたいといった意志がとれる。

 18時、事務所に戻る。

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コメント

『いい加減』なんてやさし過ぎる言葉なのに。。

『日土の友好を破壊する』の方があってますね。

あー。シナの日中共同文書、一部削除の件と似ていますね。どうしても合意させたかった。都合の悪いところは後で削除でOK。なーんて。
議会を侮辱しているのはアチラさんですよ。
そんなの無効、破棄されるべきではないかと。
しかし、国内の議会なのになんでこうなるのか。誰の利益を考えてのことか。とっても見え見えでありがとうございます、市長さん。
三井田さん、これがいつかいい思い出になりますよ。三井田さんがご立派で泣けてきます。

 あーさん、コメントありがとうございます。
 詳細をまだ追記しておらず申し訳ありません。

 議院内閣制の国会ならまだしも、そもそも地方議会で与党という存在が許されるのかという問題があります。
 市長を守るためには、指摘をする議員の言葉に過剰に反応し、言葉狩りをする。
 市民が不利益を被っていても知らん顔・・・恥ずかしいことです。

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