原発反対!でもお金チョーダイ??
0時過ぎ、1回自宅に戻るも、電話があり、某スナックに移動。かなり出来上がった皆さんと、今年の市長選挙に関する意見交換を行う。激しい議論となり、場所を移動しながら、3時過ぎまで飲んだ。
「現市長は、柏崎市の問題を押し付けられて可哀想」
という意見が何人かからあったが、柏崎市政の中身を知らないで立候補したなら、ただのリサーチ不足、認識不足であり、それを解決したいという意志があって立候補したはずなので、「押し付けられ」や「可愛そう」などという論理は成り立たない。さらにいえば、契約をはじめ、市職員の不祥事と処分など、多くの問題が発生しているのは、現市長になってからである。
4時から7時まで仮眠。明日以降の委員会に関する資料の整理や他の自治体からの問い合わせなどがあり、あっという間に10時近く。途中でタマゴパンを買い、かじりつつ、市役所に向かう。
10時から本会議。市長与党であり、 「廃炉を訴えている」社会クラブの矢部議員の質問は政治的に難解であった。それはこういうことである。
現実の柏崎市の財政や今年選挙であることを考慮し、会田市長は
「原子力発電所との共存、運転再開」
を発言し、一昨日の私の質問にもそう答弁をした。しかし、「原発反対・廃炉」を主張として挙げておりながら、革新系として会田市長を応援したい立場もある。ここで矛盾が生じている。廃炉を訴えるのであれば、運転再開までのハードルのことをはじめ、いちいち会田市長に問い質す必要は無い!この質問は自己主張、自己弁護のための質問なのであろう。
質問の中身には、原子力発電所なしの柏崎市の在り方を検討すべきとの主張もあった。
ここまで言うのであるから、原子力関係の交付金が入る平成20年度予算案に、社会クラブは「反対」しなければ、筋が通らない。実際、西川前市長の時代まで社会クラブは「原子力関係の交付金が入る」という理由で予算には反対してきている。しかし、
「原子炉は廃炉、でもお金はチョーダイ」
であるため、震災復興だの他の理由を挙げて、会田市長与党ということもあり、原子力関係のお金が入る予算案に「賛成」するであろう。恥ずかしいことである。
柏崎市が発注する工事での制限付一般競争入札制度についても質問があった。これは昨年の6月議会で私が質問し、改善を迫ったものであるが、ここでの質問は落札率をいかに低くするかというのが主眼であった。これは明らかに目的を間違っている。本来の目的は、
公平性、価格・技術の適正さを確保しつつ、
(我々の税金で行う事業であるため)
できることなら、柏崎市に税金を納める
地元の企業で工事を行い、
安易に柏崎市のお金を市外に流出させない
ということである。もちろん自由競争社会であるため、市外の業者が適切ということもあり、それを否定するものではない。ただ、目先の小さな価格差、落札率の低さだけを論じるのは視点が小さい。
12時、休憩になったため、「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食をとる。
その間に、市民の方からの陳情をお聞きする。市長与党の議員に相談したそうであるが、「市長の足を引っ張ることになる」との意味不明な理由により、対応してもらえなかったそうである。
13時から本会議再開。共産党の持田議員からは「勇気をもって発言する」との言葉とともに、
「原発によって風評被害があったので、
東電に賠償請求すべき」
との質問があったので、思わず
「そりゃ乞食の論理だ!東電だって被災者だっ」
と野次を飛ばした。こんなことがまかり通ってしまえば、柏崎市民の民度を疑われる。
14時過ぎに終了し、その後、「柏崎市震災復興計画策定に係る第3回市議会意見拝聴会」に出席。
この会議の冒頭が最悪であった。事前に資料を配付したあったはずなのに、いちいち50分近くかけて資料を読み、そして前回の議事録も配布せず、仕事のやり方を完全に間違っている。
先輩議員からはそんなことで怒るな、とのお小言を頂いたが、高給取りである市役所幹部・職員の時間は市民のために有効に使うべきであって、こういった無駄は私自身、最も嫌うところ。事前配布された資料を読み込んできた人間が馬鹿を見るのである。
市役所幹部・職員の時給、人件費は無料ではない(議員はどんなに働こうが一定)。時間を無駄に使うことは、税金を無駄に使うことと同じであり、市民への背任行為。ABC手法をはじめ、業務の効率化に努力することが、復興への努力にもつながる。民間企業では当たり前のことであり、これが理解できない人間は「能力なし」と言われるが、
・資料を事前配布したなら、
「読んでこない人間が悪い」ルールの徹底
・この会は、説明会ではなく、意見交換会。
・会議の冒頭には前回議事録の確認、
その反映について報告を行うこと
すらできていない。
議員だから時間がないとか、自分が資料を読み込んできたからとか、そういった事ではなく、市民の血税によって支払われる時間を無駄にしていること、そして「当たり前の事」ができていないことに腹が立ったのである。冒頭、嫌がられるのを覚悟の上、副市長に直接、要望した。
そして、「柏崎市震災復興計画」に関する要望は、次の3点を発言した。
1.原子力発電所と震災という点を世界に発信すべき
世界初の原子力立地を襲った震災ということを積極的
に利用し、放射線下における金属材料の動向や地層の
研究機関を誘致するぐらいの先見性をもて。
2.新技術への対応できる柔軟さ
ブロードバンドの展開を光ファイバーにこだわるなど、頭が固い。
日進月歩の新技術にも対応する柔軟さを盛り込め
3.重点プロジェクトを光だけではなく陰も
市民会館建設など作ることのみで、市民の理解を得ようと
いうことであるが、本当の復興計画のためには、公共用施設
の見直しなど、耳が痛い部分も公平に記載すべき。
この「柏崎市震災復興計画」は、3月10日までパブリックコメントを募集している。
16時、事務所に戻り、来客が2件。19時から21時近くまで、市内某所での意見交換会に出席する。ここでも市長選挙の話題で持ちきりであった。
21時過ぎ、自宅に戻り、頂き物の卵とバラ牛肉の煮物、イカのサラダに小粒納豆をかけたものにビール500ml3本で夕食。
食事中、食後から電話が相次ぎ、結局、仮眠できず。
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