市職員による住民基本台帳情報漏洩事件
真っ黒議事録
3時、就寝。3時間ほど仮眠をし、シャワーで目を覚まし、再度、原稿を書き始める。
9時、大粒納豆、めかぶ醤油漬け、さつま揚げでご飯2杯の朝食をとったのち、着替えて弔問に伺う。その後、再度着替えて、市内某所での打ち合わせ。
12時過ぎ、自宅に戻り、魚肉ソーセージや佃煮の残りなど冷蔵庫の片隅にあったもので炒飯を作る。味付けは醤油、粉末にした干し納豆。
母と祖母の3人家族でしかなく、さらに祖母は要介護3なので、大量に食べてみたり、まったく食べなかったりと食材の量の起伏が激しい。
食べ物を余らせるわけにはいかないので、炒飯はもってこいの料理。
ちょうど甥っ子と姪っ子が遊びにきたので、昼食として食べさせる。「オイチぃーね」と言ってたっぷり食べてくれるので可愛さも増す。叔父バカである。
午後も、事務所にこもって、ひたすら原稿書き。
米山町でとれた蛸をもらったので、早速、塩でヌメリを取った後、刺身にする。ひき割り納豆のつけだれでのうどん、蛸の刺身で夕食。
食後、新年度に向けての色々な企画の電話が相次ぐ。
体が一つしかなく、また今でも仕事でアップアップしているので、何件かは申し訳ないと思いながら、断らせてもらった。
先の定例議会3月4日の一般質問でも会田市長に迫ったが、柏崎市役所職員による住民基本台帳情報の漏洩事件については、 『財界にいがた』の平成20年3月号でも、核心部分が以下のように掲載された。
ストーカーに発展
この事件、柏崎市役所がダンマリを決め込む裏で、実はとんでもない顛末になっていたという情報をキャッチした。「個人情報を漏らされた被害者は、それがもとでストーカーまがいの被害に悩まされたそうです。要はつきまとい行為です。市役所側はこの顛末について、固い箝口令を敷いています。確かにこれが公にされれば大変なことになりますからね」(事情を知るという市民)
なんと、市職員が漏らした個人情報を元に、ストーカーまがいの迷惑行為が起こっていたのだという。
情報を整理すれば、こういうことだ。
加害者Aは妻Bと離婚した。妻Bはその後再婚し、別の家庭に収まっている。この間、BはAと連絡を取らず、嫁ぎ先も一切教えていなかった。
一方でAは別れた妻に未練を持っていた。ヨリを戻したいと考えたかどうかは分からないが、AはBの居所をつかみたかった。
そこでAは知人の市役所職員に相談をした。市役所職員は前述の通り、使用権限のない端末にアクセスして、Bの個人情報を入手。そこで知り得た現在の住所、家族構成等をAに漏らした。
AはBの嫁ぎ先を訪ね、接触を試みるも、Bに拒絶される。そこから、付きまとい行為が始まったのだという。
Bの再婚相手とトラブルになった際、住所等をどうやって知り得たかと問われたAはぶちまけてしまった。
”俺は教育委員会の○○を知っている。そこから開いた”
と。
そこではじめて、市職員が個人情報の漏洩を行っていたことが発覚したというわけだ。
ストーカーにまつわる経緯については、新聞等には一切報じられていない。公表されていないのだ。
情報はあくまで又聞きでしかないわけだが、それでもこれを”全くのガセネタ”とは片付けられない理由がいくつか存在する。
まず、情報を漏らされた市民側から直接電話でクレームを寄せられ、事態が発覚した点。これは情報漏えいによって何らかの実害があった証左であろう。
次に直接、教育委員会に通報された点。要するに被害者は個人情報の出所を特定できたということだ。
例えば、個人情報が漏れたおかげでしつこいセールスを受けたくらいでは、どこから漏れたか特定はできないだろう。住基ネットから情報を得た当人と被害者の直接のやり取りがあってのことではないか。
柏崎市役所教育委員会に”個人情報漏洩問題で実害が出たのか”という点を問い合わせると。「新聞等に報道されている以上のことは、一切お話しできません」と口を真一文字にダンマリ。しかし実害があった点は否定しない。
本当のことであったら、日本中の恥である。しかも、それを隠しているとしら、腐り具合も末期である。
例えが悪いようであるが、東京電力の不祥事にはヒステリックなまでに公開と猛省を求めているのに比べ、自分たちのミスにはダンマリかつ隠蔽である。
住民基本台帳の情報を漏らした職員は教育委員会の職員であり、任命権者は教育委員会であるため、処分の決定過程には柏崎市民から選ばれた教育委員が関わっている。
それが平成20年1月18日に行われた教育委員会の臨時会であり、その議事録が以下である。
平成20年1月18日
教育委員会臨時会議事録(pdf形式)
情報公開条例による請求で公開された情報であり、個人を特定すると思われる部分は黒塗りとなっている。黒塗りは多いが、上記引用の記事と議事の流れを考慮すれば、どんなことが起こったのか、ほぼ確定できる。
議事録の表紙に、住民基本台帳の情報を扱う最高責任者たる会田市長の判子も押してあるように、何が起こったのか知っていながら、先日の私の一般質問には答弁しなかった。
柏崎市民が不安になることもさることながら、真面目に働く市職員も迷惑するであろう。
この事件の根は深い。
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これはもう、れっきとした犯罪ではないですか。
それなのに、加害者たる職員は形だけの処分によって断罪を免れ、
何食わぬ顔をして同じポストに居続ける。
他に責任を取る者もなく、被害者は結局泣き寝入りするしかない。
・・・最悪ですね。
おそらく単に発覚しなかっただけで、過去にも情報漏えいは起こ
っていたのでしょうし、これからも起こり得ると思います。
なぜなら原因はパソコンのセキュリティではなく、柏崎市役所と
いう組織のゆるさ・職員のモラルの低さにあるのですから。
もし市がこれ以上同じ過ちを繰り返さないつもりなら、該当職員には
犯した行為に相応しい処分(実名公表も含む)を科すべきですし、
被害者の方への公式謝罪と市民への正確な説明も必要です。
少なくとも犯罪抑止、そして再発防止には有効でしょう。
投稿: 紫 | 2008年3月24日 (月) 21時42分
紫さん、コメントありがとうございます。
他の自治体の職員の方からも、【悪い事例としての研修材料にすべく】、何通か問い合わせのメールをもらったところですが、一様に「通常であれば、自ら退職する」という感想でした。
今回は被害者の通報で発覚したのですが、ご指摘のように技術的なことではなく、柏崎市役所という組織、そして個人の意識の低さに原因があり、他にも問題が発生していたであろうと思わざるを得ません。
次の6月議会でも引き続き、問題にしていこうと思っております。
普段は「市民、市民」といっておりますが、議事録をご覧頂ければ分かりますように問題は発生したことを議会には説明するものの、柏崎市民全体にどのように謝罪し、対策を伝えるのかが議論されておりません。
その辺も追及していく所存です。
投稿: 三井田孝欧 | 2008年4月 6日 (日) 20時20分