厚生委員会20年度一般会計審査
白豪主義と捕鯨問題
資料の読み込みなどをし、4時就寝。
8時、起床。大粒納豆、大根おろし、残りもののコロッケなどでご飯2杯の朝食をとる。
9時過ぎに市役所に移動。会派での打ち合わせののち、10時から厚生常任委員会に出席。今日の審議は、平成20年一般会計の福祉保健部分である。
意見としては、
1.中越沖地震後という予算の色合い
10万人の地方都市が震災にあった事例として、福祉分野における問題点を全国に発信するとともに、その問題の改善案に対し、国や県に要望し、予算を確保すること。つまり、中越沖地震後であるという色が見えない予算案と感じた。平成21年度予算には「中越沖地震を鑑みた事業で、財源は・・・」という説明が多くなってほしい。
2.庁内全体を通してのスリム化
徘徊老人のGPSシステムや独居老人の通報システムなど各種のシステムがあるが、せっかく柏崎市内の携帯不感地帯解消のアンテナ建設、全ブロードバンド化などあるので、いつまで経っても互いに独立のシステムで形式を変えないのではなく、新技術を導入して市役所全体としてのコストダウン、利用者にも負担軽減に取り組むべきではないか。
その他、児童クラブの指導非常勤職員の勤務実態・資質、人工透析の方への配慮とUターン・Iターン、若者のうつ病の方への相談、生活保護の実態など多種に渡って意見と質問をした。
12時、休憩になったため、「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食をとる。
食べている最中に何回も「非通知」の電話があるので、仕方なく出てみると「死ね」「市民がお前を嫌ってるぞ」などの中年以上らしき女性の声でのイタズラ電話であった。柏崎市民の個人情報の漏洩事件を追って、柏崎市役所に情報公開請求をしたり、今後も一般質問で追及する、との宣言をしたこのタイミングである。しかも、私の携帯番号を知ることができる環境。どこら辺が発信元なのか、おおよその見当がつく。分かりやすく、アホである。
13時から委員会再開。色々な意見がでたが、子ども夢ぷらんの海外研修コースが話題となる。これは柏崎市と柏崎地域国際化協会で折半して、柏崎の子供達をオーストラリアに研修にいかせるというプラン。私自身としては、子供に海外のことを見せてあげたいので、
・何を見てくるのか。
・経験をどのように周りに伝えるのか
・柏崎のために行くという意識を持て
という注文をつけさせてもらった。
他の議員からは、友好都市などでお付き合いのある中国(中共)の峨眉山市、淮安区、宜昌市などもあるなか、どうしてオーストラリアなんだ、柏崎地域国際化協会のコースに乗るのであれば韓国ともモンゴル、ネパールとも付き合いがあるではないか、との指摘があった。
柏崎には日印友好の碑もあり、インド独立のためインド国民軍(INA)と一緒にイギリス軍と戦った、柏崎市出身の我々の祖先(高田歩兵58聯隊)が、いまだ遺骨となって現地に埋まっている。「ふるさと柏崎に帰りたい」という英霊もいるであろう。是非、本当の平和、独立の意味を知るためにも、次世代を担う子供たちにインドへ慰霊、遺骨収集に行ってほしいという気持ちがある。
ただ私としては、いまの時期だからオーストラリアが良いと思う。それは人種差別に端を発する捕鯨問題をはじめ、国際的な文化の相互関係とは何なのかを理解できるチャンスであり、第一次大戦後、大正8年(1919年)1月18日にベルサイユで行われたパリ講和会議(ベルサイユ会議)において、
我が日本がいち早く
「人種平等宣言」を行った
その意味合い、人種差別のない柏崎のためにも学んできてほしいからである。
オーストラリアと日本との感動的な秘話は、第2次世界大戦中にもあり、シドニー湾攻撃の際のオーストラリア海軍による日本軍将兵への海軍葬があるが、現在のオーストラリア内における日本への集中砲火は捕鯨問題である。鯨を捕る文化は野蛮であり、許されないという・・・・が、白人の捕鯨国には何も抗議しない。
オーストラリアのタスマニアといえば、現在は動物のタスマニアン・デビルなどが有名であるが、本来は原住民(アボリジニ)がいた。そこへ来た白人、まさに侵略者は牧場など開拓をするために争い、アボリジニたちを殺し、フリンダーズ島へ強制移住させた。その結果、純血のタスマニア・アボリジニは1876年(明治9年)に絶滅したのである。当時のアボリジニたちは銃もなく、狩りや儀式に使っていたもので抵抗したが、それが
ブーメランである。
互いの民族の文化を理解することなく、一方的な押しつけ・強奪を行った結果が民族絶滅であった。現代になってオーストラリア内でもアボリジニの文化を大切にする気風がでてきたが、日本の捕鯨文化に対しては容赦ない差別や曲解をしている。しかも繰り返すようであるが、白人、いや日本人以外の捕鯨国には激しい抗議はしないのである。
我が柏崎市には、萩原朔太郎や森鴎外の作品にも登場する
「鯨波」という地名もあることも含め、次世代を担う子供達にはよく考えてほしいと思う。
下記掲載のアメリカはテキサスのとっつあんの主張は正論である。
もう一つ言えば、「普通の国」ならグリーンピースのような妨害をした段階で、海軍がでてきてあっという間に撃沈、いや轟沈させられるであろう。
「正義なき力は無能なり、力なき正義も無能なり」
それがないから、日本人が危険な目に遭う。「平和」は勝ち取るものであり、念仏のように唱えていれば良いものではない。
18時から市内某所で打ち合わせ。
19時30分過ぎ、自宅に戻り、サンマの粗挽き胡椒焼き2尾、大根おろし、ひじきの煮物、肉じゃがでご飯2杯の夕食をとる。
食後はひたすら、事務所での事務仕事。昼間、議会で時間を拘束される関係で、仕事の全体スケジュールが遅れており、気だけあせる。
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三井田さんが、紹介されているテキサス親父
の映像、全部で3本、YOU TUBEで
公開されています。反捕鯨運動の背後に
人種差別思想があることを見事に暴いて
います。皆様、ぜひ、ごらんになって下さい。
投稿: スパルタカス | 2008年3月 8日 (土) 19時23分
スパルタカスさん、コメントありがとうございます。
日本の近現代の外交政策は
・自衛自存
・アジアの開放
・人種差別の撤廃
だったことを今、感慨深く思っております。
投稿: 三井田孝欧 | 2008年3月13日 (木) 08時47分