厚生委員会20年度保健会計審査
まともではない民主党
結局徹夜となる。
8時、大粒納豆、板ワサ、ひじきの煮物でご飯2杯の朝食をとり、目覚ましのためにシャワーを浴びる。
9時過ぎに市役所に移動し、そのまま10時から厚生常任委員会に委員として出席。
国民保険特別会計など保健会計の審査となる。賛否両論というよりも反対の声が多い後期高齢者医療制度をはじめ、今後、自治体の財政評価が連結されることからより厳正な審査を行う必要がある。
午前中の国民保険会計では、法改正によるシステムの改訂費用、準備基金からの繰り入れに関して問い質した。
準備基金は、制度が変更したときの激変緩和やインフルエンザなど突発性の伝染病時などに使われる基金であり、他の用途には使えない。以前は国による指標があったが、地方分権により自主判断となった。現在は約4億円があり、後期高齢者医療制度の激変緩和に今回5000万円、来年度5000万円の計1億円が投入するという。
激変緩和自体には反対ではないが、新型鳥インフルエンザが一回でも我が柏崎市民が襲われてしまえば、ワクチンをはじめ、対策費用で1億円以上が支出される。で、あるからこそ、この基金の運用は柏崎市として、会計のうちのパーセンテージを指標として決めて、堅実に運営する必要がある。それが本当の「安全・安心のまちづくり」であろう。
安易に「安くなるから・・・」と目先の市民感情に迎合するのか、それとも大局を見て「安全・安心の柏崎」のために運用するのか、という選択である。
12時、休憩となったので、「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食をとる。
食後は、討論の内容の整理。今回の予算には、震災復興というのっぴきならない事情があり、反対したい理由は数あれど、賛成せざるを得ない。そのため、討論において意見を付しておくためである。
13時から厚生常任委員会の再開。
後期高齢者医療制度の他に、県立こども自然王国特別会計にも意見を半ば強引につけた。施政方針であったように、バイオマスタウン構想を推進するという。県立こども自然王国に隣接しているじょんのび村は、今年、費用をかけて従来のボイラーを木質ペレット・ボイラーに変えることを行う。もし、本当に木質ペレットでバイオマスタウン構想の実現をうたうのであれば、県立こども自然王国も県の施設ながら、関係箇所と調整し、木質ペレット暖房を導入して、高柳町のあの施設一体で木質ペレットに取り組むぐらいの意気込みがほしい。施設一体で、「環境」というキーワードで価値を上げることにもなる。
もっと本質的なことをいえば、木質ペレットの事業化も明言した以上は、ビジネス・モデルも考えなければならない。実際、じょんのび村のボイラ程度の消費量ではビジネスにはならず、ただ単なるパフォーマンスにしかならない。
やるなら中途半端にせず、やる。やらないなら、やらない。その結果については、選挙において柏崎市民からの審判を仰ぐのである。
まさか選挙のための見せかけの事業じゃ・・・・・・・。
議案の審査が終わったのち、福祉保健課から本議会後に専決処分をしたい旨の報告があった。
これは現在開会中の国会で、地方税法の改正が審議されているが、民主党をはじめとするいわゆる野党が審議拒否をしたり、政局にするために引き延ばしているので、地方議会での関連条例の審議には間に合わないことに起因する。
ここのところの野党、特に民主党は「反対のための反対」をする、かつての社会党のような動きをしている。
道路特定財源の際には、選挙受けを狙い「ガソリン値下げ隊」なる恥ずかしい運動でガソリンを安くします!といったものの、地方自治体から突き上げを食らい、地方には迷惑をかけませんと宣言。しかし、その財源のあてはない。ただ単に問題を引き延ばして、期限切れを待ち、政権与党である自民党を困らせようという、政権奪取のための党利党略である。
日銀総裁の人事に至っては、とにかく人事案件を否決しつつ、対案もださず、政局を狙うが、世界の投資家は
「自国の金融トップの人事も決められない
幼稚な国」
としか映らない。日本銘柄の売りや買い控えなど、日本経済にも影響がでてくる。
柏崎市議会においても、反対をしたい議案があっても、市民に迷惑がかかったり、柏崎市が外から恥ずかしいと思われるようであれば、なくなく意見を付けて賛成するときはある。特に今回の震災復興の予算はそうなる。
しかし、国会における民主党の動きは、世界から日本がどう見られるのかをまったく考慮せず、まさに政権奪取のための党利党略。
ねじれ国会の本当の被害者は、政権与党ではなく国民である。多くの国民も気付いてきていることであろう。
意見を付けての賛成をし、16時過ぎに厚生常任委員会の予算審議が終わった。その後、会派室で一時間ほど会議。
17時30分から柏崎エネルギーホールのロビーで、柏崎青年会議所のeco活動推進委員会の打ち合わせ。
18時過ぎに自宅に戻り、小粒納豆に加え、冷蔵庫にあった残りものでご飯2杯の夕食をとる。
食後、事務所にて、明後日に東京・小平市での田形竹尾先生の告別式で歌う歌詞カードを作成。
田形先生の出棺の際には、参列者で『出征兵士を送る歌』を歌うことになった。ご逝去ではなく、あくまで出撃したということで、田形先生の教え子で少年飛行兵であった増山氏にも、その旨を盛り込んだ弔辞をお願いした。
他の元軍人の方もそうであったが、意外にも
「この歌を歌えないから、
当日恥を欠かないように電話口で歌ってほしい」
ということであった。よく考えれば当然で、元軍人の皆さんは送られる立場の出征兵士であり、主役であったため、当時、自分でこの歌は歌っていないのである。
電話口で三回ほど歌ったが、周りから見れば携帯電話片手に軍歌を歌うという、かなり際どい光景であったことだろう。
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道路の中期計画のずさんでも、道路特定財源が無駄な用途に使用されていても、現状の暫定税率を続けようとしている政府は被害者で、それを追求している民主党が加害者なのですかね?
後期高齢者医療制度は自民・公明の強硬採決で成立されたことなのに、それでも後期高齢者医療廃止法案を提出している民主党は加害者なのか?
小泉改革で地方の財源が6兆円も削られたのにそれについては無視するのか?
批判のための批判をするのではなく、現実を見極めて、理論付けて意見を述べたほうがよろしいかと思います。
投稿: 意見です | 2008年3月18日 (火) 00時23分
民主党は日銀総裁の同意人事に対案を出さない云々とありますが、
同意人事の人事権は法律上、政府にしかないので、民主党は議員立法のように対案を出すことができな仕組みになっています。ご存じでしたら申し訳ございません。
投稿: 意見です | 2008年3月18日 (火) 00時29分
意見ですさん、コメントありがとうございます。
まず、道路特定財源について、主旨を説明します。
「政府は被害者」とは書いてはおりませんし、本来今やるべきは「木っ端役人」の無駄使いや計画の見直しです。
そして小泉改革についてまで書いているわけではなく、今国会の騒動を述べているという材料の範囲にご注意頂ければと思います。ちなみに、私は小泉首相は支持できない立場をとっております。
私が言いたいのはこういうことです。
民主党が道路特定財源の廃止を訴えるのであれば、政治家ですから最後までその「信念」を貫けば良いことですし、地方に迷惑をかけないようにするなら、ある程度の財源の見通しの提示が必要です。
意見ですさんがお書きになった「現実を見極めて」という部分はむしろ同じことであり、「批判のための批判」ではないことをお察し頂ければと思います。道路特定財源が完全廃止になると地方においては9000億円の税収の減が生じ、さらに地方道路整備臨時交付金制度も廃止された場合には、合計で1兆6000億円規模の減収が生じます。我が柏崎市に限っていえば、3億4600万円規模の減収が生じ、いくらコストダウンに励んでもその金額には追いつかないほどのものです。財源担保がないままであるから、我々地方議員は「現実を見極めて」意見するわけです。積雪地域であり、道路も一回作ればそのまま永久的に使えるものではなく、ニーズも変化(だからこそ中計を見直し)します。
日銀総裁の同意人事案件に関しては、議員立法の対案を言っているわけではなく、それこそ党と党の話合いのなかで、きちんと調整すべきであり、日本の国益も視野に入れよ、ということです。
また、「強硬採決」というお言葉もありますが、民主主義における選挙を行っておりますので、決められた委員会審議を行えば、過半数を有している以上、「強行採決」ではなく「採決」ではないかと思います。参議院で民主党が「採決」しても、「強行採決」ではないことと同じで、委員会への付託なし、本会議場で質疑や討論もさせずに一気に「採決」までもっていくのが「強行採決」になると思います。
投稿: 三井田孝欧 | 2008年3月18日 (火) 08時06分