ド腐れ、柏崎市政
情報漏洩、車椅子の障碍者への虐め
7時、ホテルをチェックアウトし、柏崎に向かう。
駅までの途中にあったコンビニで購入した納豆巻き2本、低脂肪乳、アメリカンドッグで朝食をとりつつ、電車での移動。
移動中も携帯に電話が嵐のように相次ぎ、電池切れ。
11時過ぎ、自宅に戻り、携帯電話の充電とともにコールバックを行うと、そのほとんどが柏崎市政に関する怒りの声であった。
それは、またも起こった情報漏洩。
平成20年4月21日『新潟日報』
児童8人の情報が流出、柏崎
柏崎市教育委員会は21日、市立小学校の20代男性臨時教員の私用パソコンから、名前や成績など児童8人分の個人情報がインターネット上に流出したと発表した。
市教委によると、流出したのは臨時教員が3月まで勤務していた同市の小学校のもの。2007年度に実施した学力試験の成績表2人分、名簿6人分、児童1人の身体測定グラフなど。
臨時教員が業務資料作りの参考にしようと自宅のパソコンにデータを保存。パソコンがウイルス「アンティニー」に感染したため、18日夜に流出した。これまでに情報が悪用されたなどの報告はないという。匿名のファクスが20日夜、学校に届き、発覚した。
市教委は21日、市内全小中学校に、個人所有分も含め、パソコン内に児童生徒の個人情報が保存されていないかどうかや、ウイルスチェックを行うよう指示。流出した学校の校長らも同日、児童宅を訪れ謝罪した。
市教委学校教育課の涌井昭夫課長は「信頼を裏切ることになりおわびする。二度と起きないよう徹底する」と話した。
平成20年4月22日『毎日新聞』
個人情報:柏崎市立小で児童の情報流出
ウィニー介しネットに /新潟
◇教諭の私用パソコン
柏崎市教委は21日、市立小学校教諭の私用パソコンから、児童の個人情報がファイル交換ソフト「ウィニー」を通じてインターネット上に流出したと発表した。詳細については把握できておらず、追跡調査を進めている。
市教委の説明では、同日朝、「ウィニーを介して流れている」との匿名のファクスが小学校に届いているのを学校職員が発見。調べたところ、男性教諭のパソコンが18日夜、自宅でウイルスに感染、情報が漏れたことが判明した。このパソコンには、児童2人分の成績や、2学年分と一部卒業生などの名簿、胸に名札の付いた集合写真が保存されていた。児童の個人データを私有パソコンに保存することは「原則禁止」という。【根本太一】
市議会議員宛にては、次のようなFAXが平成20年4月21日18時11分付けで発信されたが、まるで他人事のような書きっぷりである。
議員各位 平成20年4月21日
柏崎市教育委員会
(担当:学校教育課)
「報道各社へのお知らせ」の送付について
市内の小学校に勤務する職員の個人用パソコンから児童に関する情報が流出しているとのFAXが、昨日付けで寄せられました。
内容について調査してところ、児童に関する情報が流出していることが判明いたしました。
つきましては、別紙のとおり報道各社あてFAXにて情報提供しましたので、お知らせします。
報道関係 各位 平成20年4月21日
柏崎市教育委員会
個人情報の流出について
柏崎市内の小学校に勤務する職員のパソコンから、児童の名簿や集合写真、成績などの個人情報が、コンピュータウイルス「Antinny(アンティニー)」を介して流出したことが判明しました。
4月20日(日曜日)午後8時半過ぎに、匿名で市内小学校に送られたFAXを、4月21日(月曜日)午前8時前に出勤した学校職員が確認し、市教育委員会事務局に通報がありました。
市教育委員会が関係者から事情の聞き取りを行ったところ、職員の自宅にあった私用パソコンから4月18日(金曜日)午後9時15分過ぎに流出したことが記録から明らかになりました。
今回流出した情報の内容などの詳細については、今後も調査を進めていきます。
市教育委員会として、こうした事案が絶対に再発することのないよう、21日に市内全小中学校に対して「市及び教職員の情報セキュリティーの再確認と厳守」を指示しました。
問合わせ先
学校教育課長
0257-43-9132
先の議会の私の一般質問(前代未聞の住民基本台帳の情報漏洩とそれに伴う迷惑事件の発生)で、教育委員会のセキュリティ意識などを追及し、また当局も反省の弁を述べたなか、このような事件が明るみにでること自体、何もしていなかったことの証明である。
今回の場合には教職員の労働状況も勘案する必要は多少あるが、口を酸っぱくして言ってきた個人パソコンへの情報のコピー禁止の原則が破られている。
しかも前回と同様に、小学校の名前も犯人の名前もプライバシーだの人権だのを盾に公開していない。
では、情報を漏らされた児童の人権はどうなるのか?
革新系である会田市長与党はまたダンマリを決め込むであろうが、革新系は事あるごとに、「人権、人権」と吠えてきた。今こそ、児童の人権問題として追及すべきではないのか。
さらに言えば、「差別、差別」とこちらも革新系のお決まりフレーズであるが、
警察官、自衛官の情報漏洩は名前から階級まで公開
されるのに対し、
同じ公務員である市役所職員や教職員は非公開
であり、これは差別問題として取り上げないのであろうか。
前回の事件以降、柏崎市職員の不祥事に関する公開基準をなぜ直さなかったのか。
6月議会では、さらに徹底追及することとしたい。
しかも、もう1件の不祥事が隠されている。
市役所職員の不手際により、人生設計が狂わされた市民の方、正確にいえば車椅子の障碍者の方がいらっしゃる。
詳細は、今月28日発売のある雑誌に掲載されるが、
柏崎市役所は末期も末期。
まともな市職員やOB・OGも嘆いていることであろう。
ちなみに、「非通知」での電話で、柏崎市役所への怒りの内容かと思いきや
「アンタは支持しないけどねぇー
アンタの追及が足りないから、不祥事が起こるんだよ」
と意味不明。こういった事は、是非、ご自分が一票を投じた市議会議員へご連絡願いたい(ご参考) 。
さらには、本ブログへの柏崎市役所からのアクセス(ホスト:kashiwazaki.niigata.jp)は、今日の8時30分から17時までの間に、のべ約270回(ページ更新も1カウント)。
就業時間中に、問題追及しそうな市議会議員のブログをチェックする時間があれば、柏崎市民に謝罪するとともに、調査と対策に時間をかけてほしいものである。
繰り返すが、柏崎市役所は末期も末期。
リーダー不在の組織が腐る典型例であろう。
14時、電話やメールなどのお返事をしつつ、大粒納豆2パックをドンブリご飯にかけ、生卵2個も投入し、昼食にする。
16時から18時まで、急遽、市内での調査活動。数々の怒りの声とともに、柏崎市政の問題点が多々でてくる。
19時前、ポテトサラダ、独活の油炒め、マグロの血合いのフライ。ひきわり納豆で、ご飯2杯の夕食をとる。
食事中も電話があり、「どうなってんだ?柏崎」の話が続き、
「市民も目覚めんきゃならんなぁ~」
の言葉が締めであった。
22時過ぎ、どうしても話が聞きたいと電話での呼び出しがあり、市内某スナックへ移動。
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コメント
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私が不思議に思うのは、市長が変わっただけで、なぜこんなに問題が起きるのか、ということです。
投稿: 三角ム | 2008年5月 1日 (木) 21時38分
三角ムさん、コメントありがとうございます。
問題続出の背景には、中越沖地震のみならず社会背景の変化もあるところに、引き締め役たる市長以下、3役の縛りが効いていないことに起因すると思います。
「箍が外れた」状態だと受け取っております。
投稿: 三井田孝欧 | 2008年5月 1日 (木) 21時50分