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2008年4月 4日 (金)

中越沖地震原発調査特別委員会
7号機中間報告、地質調査結果

 2時、帰宅。風呂に入ったのち、3時間ほど仮眠。その後はビデオ編集や会議のための資料作成を行う。

 7時、大粒納豆、チーズ入りはんぺんを焼いたもの、たらこでご飯2杯の朝食をとる。

Img_2505 9時過ぎ、市役所に移動。会派室で会派の先輩議員と意見交換を行ったのち、10時から副委員長を務める中越沖地震原発調査特別委員会に出席。
 今回は、東京電力側からの報告で、柏崎刈羽原子力発電所の7号機中間報告、地質調査結果の報告についてである。
080404  すっかり反原発一色になっている『新潟日報』などでは、活断層の評価に「これまで隠していた」風の一方的な報道がされているが、実際には活断層の定義が途中で拡大されていることに起因する。

【昭和63年】
物理的:地層が切断されているもの
時間軸:5万年前以降

【現 在】
物理的:1.地層が切断されているもの
     2.褶曲(しゅうきょく)した地層
時間軸:後期更新世(約13万年前)以降
     
5万年前よりさらに過去に拡大

 いわばより安全側になるよう評価が変わったのであり、昭和63年時点での科学的知見に、現在の科学的知見が加わった。これをもって、現在の進んだ技術の立場から、昔の判断を見て、嘘をついていたというのはナンセンスである。(これが科学の進歩)
 さらに今回の調査の場合は、より安全側になるよう、明らかに質の違う断層(断層の構造が異なると同時には動かない)も同時に動くことも考慮して、

 ・角田・弥彦断層  54km
  気比ノ宮断層 22km
  片貝断層 16km
 の明らかに違う3つ断層を長さ90kmの同時活動として

 ・F-D断層 25km
  高田沖断層 23km
 の明らかに違う2つ断層を長さ48kmの同時活動として

つまり拡大的な評価をしている。科学の世界では、これを
「より保守的に評価する」
と言うが、これがまた誤解を呼ぶ。つまり用語の使い方が、科学の世界の使い方であり、一般の方には伝わりづらい。これは東京電力側はもちろん、国側も聞く側の立場に立ってのプレゼンテーションをよく考える必要がある。良かれと思ってやった事が逆の意味でとられており、今回の委員会でも委員ではない原発反対派議員から、

 これだけ評価を変えるのだから、
 
これまでのことを反省しろ!
 原発反対派の指摘する地層も全部調査しろ!

という感情論に収束されてしまった。
 今後も定期的に中越沖地震原発調査特別委員会を開催し、引き続きの報告をもらいつつ、勉強を重ねていくことで終了とした。

Img_2507 12時過ぎ、自宅に戻ると甥っ子、姪っ子が来ていたので、妹が買ってきたケンタッキーフライドチキンの「ツイスター ペッパーマヨ味」を一緒に食べて昼食にする。好きなメキシコ料理のブリトーに似ていることもあり、結構お気に入りである。ただ、衣が多いので、できれば豆と挽肉といった本場に近い商品も是非だしてほしいと思う。

Img_2508 14時、愛車にて見附市に向かって移動する。
 15時から「見附市勤労者家庭支援施設ふぁみりあ」にて、2008年日本青年会議所・北陸信越地区・新潟ブロック協議会の新潟交流委員会スタッフ会議に出席。Y副委員長からの差し入れ、「美松 ガトウ専科」(電話:0258-33-2636)の「生クリームどら焼き」を食べながら?会議を行う。

 18時過ぎに会議が終了し、せっかくだからと見附市内を一回り。途中、越後もち豚を売っている店があったので、ロース肉を購入。

Img_2510 19時、自宅に戻り、越後もち豚を粗挽きブラックペッパー、おろし生姜、みりん、ブランデーを風味付けで醤油風味のしょうが焼きにし、大粒納豆、ポテトサラダとともに夕食にする。
 食後、届いていた月刊誌『正論』『諸君!』『論座』など通して読む。

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コメント

地元紙などによる「東電⇒悪者」的な偏向報道には、いい加減
ウンザリしています。
客観的に見て、いまの東電の姿勢には誠意を感じますし、逆に
反原発派の際限なき追求には、イジメと同種の匂いを感じます。
活断層についても、立地当時と現在の定義が異なるにも関らず、
東電を責めるのは事後法で裁くのと一緒で、フェアではないと
思います。

そもそも原発立地に与えられる交付金は保険のようなもの。
リスクの高さに対して支払われているのだから、交付金を財源
としている柏崎は、危険を覚悟の上で原発を受け入れたはず。
それなのに地震という自然災害を受けて、原発の危険性だけを
大きく取り上げることには、「何を今更・・」と感じます。
それに地震発生時、少なくとも自ら「運転停止」することは
できたのだから、その点はもっと高く評価されてもいいのでは
ないでしょうか?
(もっとも市のエラい人によれば「命令して停めた」のだそうですが。)

広報かしわざき4/5号のタイトルは「市の財政は危機的状況」。
平成20年度の一般会計予算が掲載されており、歳入の部には
しっかりと「電源立地地域対策等交付金13億9,584万円
(2.9%)」と記されています。
また市税減についても「原発が停止している関係から、原子力
発電施設立地市町村振興交付金が交付されず、4億8千万円減」
と説明されています。
廃炉を叫ぶ反原発派の方々には、この現実をどう捉えているのかと
問いたいですね。

結局は「原発あっての柏崎」ですから、これから先はいかに安全性
を強化していくかということに論点を移し、前向きな議論によって
共存していってほしいというのが、一市民としての願いです。

尚、私は原発関係者ではありません、念のため。

 紫さん、コメントありがとうございます。
 ご指摘のように、設置当時より後にできたルールや、個人の発言の言葉尻を捉えての反原発報道であり、私もマスコミの偏向報道には、「いい加減にしろ」という気持ちと新聞記者としての気概がないのかと感じております。
 何も東京電力が地元住民に圧力かけてまで、柏﨑に来たのではなく、柏﨑市民が選んだ首長、そして議会が誘致したものであり、その歴史をスッポリと抜いて報道したり、反原発派の言葉に乗ってしまうのは情けない限りです。
 会田市長が原発を停めた!と原発反対派は喜んでおりますが、事実は自動停止したあと、「消防法による停止」命令をしただけで、私に言わせれば「震災直後、そんな事している暇があれば、住民の確認を優先しろ」といったところです。
 財政についてもご指摘の通りで、現在は「発電が停止していても入ってくる原発財源」で柏崎市が生き延びているようなものであり、【現実を隠して】廃炉だとか、東京電力はでていけ!という原発反対派は、市民を騙していると思っております。

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