再処理工場の完成はまだか
2時、就寝。
7時、起床。大粒納豆、筋子、目玉焼き、ひじき煮でご飯2杯の朝食をとる。
8時から愛車で新潟市に移動し、9時過ぎから仕事関係の方の弔問。
13時過ぎ、自宅に戻り、祖母とロールパン、ハム、カニ風味かまぼこマヨネーズ和えで昼食をとる。
甥っ子と姪っ子が遊びに来たので、歌舞伎フォーラムの誘導看板の作成を手伝わせたのち、昭和懐物ランド「こどもの時代館」に移動して、おもちゃを並べつつ、駄菓子を一緒に買う。
16時、17時と事務所に来客。
20時から市内某氏のご自宅に、総菜持参で集まり、懇親会となった。市政に関することやいかに柏崎に多くの観光客に来てもらうかなど盛り上がる。
22時、2次会として、市内の「カラオケ本舗まねきねこ柏崎店」(電話:0257-22-9335)に行き、ジントニックを飲みながら、4名でカラオケ大会。
「ウルトラマンレオ」にはじまり、アニメなどオタク系から時代劇主題歌、1980年代の曲など、同年代同士らしく、他にお客さんがいたらドン引きするような選曲で進んでいった。
先日行われた「第6回全国原子力発電所立地議会サミット」でも議論されたが、日本のエネルギー政策に再処理工場は重要な位置をしめている。また、原子力発電所立地自治体・柏崎市としても、その行方を注視する必要がある。
環境問題うんぬん言う前に、そもそも我が国に国産エネルギーが必要量無い以上、原子燃料サイクルの確立が必要不可欠。
世界に誇る日本技術の粋を集めての運転開始に期待している。
平成20年8月30日『産経新聞』
再処理工場の完成はまだか
論説委員・科学部長 長辻象平
新技術に潜む魔物
新技術の開発は難しいものだ。思いがけないところに魔物が潜んでいて牙をむく。原子力や宇宙ロケットの分野を眺めていると、つくづくそう思う。
日本原燃(青森県六ヶ所村)の再処理工場で行われている最終試運転が、最後のガラス固化体の製造で難航している。
ガラス固化体は、原子力発電所で使い終えた燃料からリサイクル可能なウランとプルトニウムを取り出した後の残りかすの廃液を、熱で溶かしたガラスに混ぜて固めたものだ。直径40センチ、高さ1.3メートルのステンレス製の円筒容器に流し込まれる。
こう聞いただけなら、町工場でもたやすくできそうな工程だが、現実はそうはいかない。それが技術開発の難しさだ。
最初のつまずきは昨年12月に起きた。漏斗形をした溶融炉の底に、残りかすに含まれるルテニウムやパラジウムなどの白金族金属が固着して、ガラス固化体製造は約60本でストップしてしまった。
日本原燃は、溶融炉に固着した金属成分やガラスを除去し、不具合の原因を解析したうえで、加熱法を調整するなどして7月に製造試験を再開した。
するとどうだ。今度は最初の1本目で失敗してしまった。前回、トラブルが生じた溶融炉は順調に機能したが、その下方の流下ノズルの周辺でガラスが固まり、ステンレス容器に流れ落ちなくなってしまった。この部分の温度が低すぎたことが原因らしい。
なぜガラス固化で
再処理工場は、巨大な化学工場だ。ここには、国内の電力会社の原子力発電所で利用した使用済み燃料の集合体が搬入される。
これを専用装置で裁断して硝酸で溶かし、ウランと新たにできたプルトニウムとその他の放射性物質に分離する。全工程は厚い鉄筋コンクリート壁に囲まれたセルの中で進行する。配管の総延長は約1300キロにも達する。
最初は模擬燃料でスタートし、平成18年3月から本物の燃料を使うアクティブ試験に入っていた。試験は、ほぼ順調に進んでいたが、最後のガラス固化体でつまずいたのだ。
原因は何か。六ヶ所村の再処理工場の大部分には、すでに実績のある仏アレバ社の技術が使われているのだが、ガラス固化体の段階は国産技術によるものだ。
かつての動燃(動力炉核燃料開発事業団)が開発した方式を採用しているので、商業用の本格使用は今回が初めてのこととなる。ここに魔物が隠れていた。六ヶ所村で使われている溶融炉のサイズが大きいことも、加熱条件の差として影響したらしい。
ガラス固化体には、ウランが分裂して生じた核分裂生成物が封じ込められる。放射能レベルが高くてやっかいな代物だ。
国内初の商用再処理工場の重要な工程に、どうして実績の乏しい方式を使うことになったのか。技術の魔物を甘く見ていたとしか思えない。重くて沈降しやすく、それ自体が崩壊熱を発している放射性の白金族元素をガラスに均一に溶かし込むには、高度なノウハウが必要だったのだ。
別系統での実証を
再処理工場の完成には、すでに8年以上の遅れが出ている。今回は、完成のゴールを目前にしてのトラブルだ。日本原燃とメーカーは原因を解析し、成功への自信を持っているようだ。しかし、放射能レベルの高いセル内に人間は入れない。詰まったガラスの除去などは、すべて遠隔操作になるので長い時間がかかってしまう。
再処理工場の完成がさらに手間取ると、原子力発電所によっては使用済み燃料貯蔵プールの余裕が乏しくなるところが出始める。使用済み燃料を原子力発電所の貯蔵プールから再処理工場へと移す流れを維持しなければ遠くない将来、原子力発電が低下して電力危
機に陥りかねない。
それゆえ、再処理工場の本格操業が急がれる。その実現には唯一の打開策が残されている。再処理の主要工程にはAとBの2系統があり、固化体製造にも未使用のB系統が温存されているので、これを使って技術を証明するという道がある。トラブルは、装置の構造ではなく加熱温度の設定などにありそうなので、打開策としては妥当な選択ではないか。
高速増殖炉と最終処分場の問題を含め、日本がエネルギー政策の基本としている核燃料サイクルは暗礁に乗り上げている。
中でも急がなければならないのが再処理工場の完成だ。「遅かりし再処理工場」では困ってしまう。今は、きわめて現実的な判断が非常に強く求められている。国際情勢からも、その操業開始は国益上の急務であろう。
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