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2008年9月 9日 (火)

一般質問
柏崎の鉄道問題、まちづくり

 日本海側の鉄道網について、調べれば調べるほど興味が深くなり、気がつけば6時。

 6時過ぎから8時まで仮眠をしたのち、大粒納豆、卵焼き、なめこおろし、鯨と夕顔の味噌汁でご飯2杯の朝食をとる。

 9時過ぎ、柏崎市市民プラザに移動。今回は議員控え室が全会派で一つなので、議会対策の話がなかなかしづらいのが難点である。

Img_4591  10時から本会議、一般質問(2日目)。共産党議員に続く2番目として、11時から一般質問の登壇となった。
 質問の冒頭はお約束の<海上自衛隊誘致を地道に引き続き、各方面に訴える!>というフレーズ。早くもここで、自衛隊反対の立場をとる社会クラブからは

 「何言ってんだ!!」

との野次が飛んだ。野次を頂いた御礼として、前回の6月議会、社会クラブの矢部議員が私の一般質問最中に、「発言の撤回」を求める動議をだしたことについて、述べさせてもらった。
 この「発言の撤回」動議は、私が指摘した教育現場での原発廃炉チラシの配布を<事実ではない>として、社会クラブの矢部議員が私に「発言の撤回」を求めたものである。もちろん、私は「発言の撤回」はしなかった。実際には、私の指摘通りの事実があり、教育委員会から調査結果と今後の対策などが書かれた文書が、一般質問終了後に配布された。
 しかし、議事録には発言のことしか記録されていないため、後年、議事録を見た場合、私が事実ではないことを発言し、その撤回を受け入れなかったと思われてしまう。そこで、その経緯をここで議事録に残るように発言したのである。
 この事を発言したところ、野次はさらに大きくなり、

 「恥という言葉があるんだ!
    恥を知れ-!恥をー!」

などと意味不明の叫びも聞こえた。どちらが恥を知るべきなのか。人を嘘つき呼ばわりをして、謝罪もないのはどちらであろうか。
 冒頭のひと騒ぎを終えたのち、質問の本題に入った。
 今回の質問は大きく分けて以下の二点。

1.環境への配慮から見直されている鉄道について、
  2014年問題を含め、会田市政で行ってきた
  取組みを問う。

2.コマツ跡地売却をはじめとした駅周辺整備
  の在り方や商業への影響、コンパクトシティ
  の概念の捉え方、観光客の訪れやすさなど、
  中心市街地を含む柏崎のまちづくりについて、
  市長に問う。

  ・コマツ跡地売却後の従来商業施設の影響分析
  ・新・市民会館の建設と現・市民会館の扱い
  ・ぎおん柏崎まつりなど多くの市外からの
   観光客への配慮(パーク&ライドの総括)
  ・コンパクトシティという概念をどう捉えているのか

 鉄道に関しては柏崎市(長岡-上越間)がどう取り組むのかが、新潟県全体、いやひいては日本海沿岸の鉄道体系に関わってくる。
 なぜ鉄道にこだわるかと言えば、我々の利便性、企業誘致、観光客誘客以外に、当然、この先には環境に優しい鉄道へのモーダルシフトが行われる。20年、30年先を見越せば、多くの人がそう感じるはずである。


平成17年4月28日閣議決定
「京都議定書目標達成計画」

○公共交通機関の利用促進
鉄道新線、中量軌道システム11、LRT12(Light Rail Transit)
等の公共交通機関の整備や、ICカードの導入等情報化の
推進、乗り継ぎ改善、パークアンドライド等によるサービス・
利便性の向上を引き続き図るとともに、シームレスな公共
交通の実現に向けた取組を推進する。
また、これらと連携した事業者による通勤交通マネジメント、
低公害車等によるカーシェアリングの実施等の主体的な
取組の促進、国民への啓発活動により、旅客交通において
自家用乗用車から鉄道・バス等の公共交通機関への利用
転換を促進する。さらに、このような事業者による主体的な
取組を推進するため、全国レベル及び地方レベルにおいて
交通事業者、経済界等から成る協議会を立ち上げ、
具体的な取組を進めていく。


 ハッキリ言えば、この会田市政4年間では、鉄道に関する施策が何も進まなかった。ミニ新幹線の旗は下げる、下げたわりには代替手段についても取り組まないというもの。
 私も、ミニ新幹線ができれば何でも薔薇色になる、と言うわけではない。柏崎市が旗ふりをして、20年以上取り組んできたことは継続しながら、ステップアップ式で取り組むべきであったのではないかと思うのである。
 当初、会田市長はミニ新幹線構想は、東京まで乗り継ぎ無しでいけるや長岡までの時間短縮のみを目的にしていると認識していたようであるが、飯塚正市長時代にはじまったこの取組の主な理由は羽越新幹線(1973年、基本計画決定)であった。


羽越新幹線
 
富山市から青森市に至る約560km(北陸新幹線、上越新幹線との共用区間は含まない)にわたる新幹線の基本計画路。富山~上越間(110.7km)は北陸新幹線、長岡~新潟間(55.7km)は上越新幹線との共用区間となる。


 つまり、柏崎市がやるべき鉄道の取組は、柏崎の区間だけという小さい問題ではないのである。
 これまでの経緯を、会田市長に問い質すというよりは、議場内の議員、市幹部、そして議会をラジオやインターネットで聞いておられる市民の皆さんになるべく分かりやすいようにお話させてもらった。
 会田市長の答弁は相変わらずののらりくらりであった。

*隣接自治体の意見として、以下の一部記事を引用


平成20年8月30日『柏崎日報』

上越新幹線直行特急 同盟会総会
鉄道の重要性主張

 上越新幹線直行特急早期実現期成同盟会(会長・泉田知事)の2008年度総会が29日、上越市のホテルハイマートで開かれた。出席した首長、国会議員などからは交流人口の拡大、原油価格高騰の中で鉄道の重要性を強調する声が相次いだ。

シンポジウムも開催へ
 開会のあいさつで知事代理の森邦雄副知事は、中越沖地震で再認識された日本海縦貫線の役割に触れながら「鉄道の高速化と利便性の向上を図りたい」と述べた。上越市の木浦正幸市長は交流人口の拡大と、二つの新幹線をアクセスする鉄道の重要性を力説。来賓の国会議員、県議からも同様のあいさつがあり、「もっと県がこの問題でリーダーシップを発揮し、広く議論・検討されるべき」という意見も出た。県が進めている調査への協力や資料・情報の収集、関係機関への促進運動を08年度事業として承認。シンポジウムを開いて、関係自治体や団体の連携強化を図りたいとした。
 総会後には県が07年度に実施したミニ新幹線導入についての調査内容を報告。在来線の三線化と軌道の幅を広げることでミニ新幹線を実現した場合、糸魚川-長岡、脇野田-長岡で約三十分の時間短縮が図れるものの、八百億から九百億円の投資が必要というデータが示された。木浦上越市長は質疑の中で「この地域にとって、在来線に通学や貨物の列車が走り、同時にミニ新幹線が走ることが必要」と主張。また、県に対し「調査結果を報告書という形で関係者に配布し、広く議論ができるように」という要望も出た。


 まちづくりに関しては、

 ・フォジェ

 

 12時に一般質問が終了。引き続き、議会運営委員会に出席し、人事案件の内示などを受ける。
Img_4592  昼食を注文し忘れたので、近くのコンビニにでかける。おにぎりや納豆巻きを買おうと思うも、若い女性の集団がそのコーナーの前に陣取っていたため、割り込んで手を伸ばして痴漢?と間違われるもイヤなので、隣のコーナーでレタスサンドイッチ、イタリアン焼そばパン、カフェオレを購入。議員控え室に戻って、昼食にする。

 13時10分から議会再開。
 午後、公明党の真貝議員から旧トルコ文化村に関する質問があり、アタチュルク像について、昨年10月に可及的速やかに移設するとした会田市長であったが、何もやっていないことが判明した。移設しようにも、売却先・ウェステックエナジー社と裁判沙汰になっており、協議中だという。
 しかも、訴訟の原因となっていた、民有地にある駐車場をウェステックエナジー社は、事前の協議なく解体しはじめ、訴訟物件自体がなくなる方向である。売却契約には、事前に協議が必要だとしており、基本的に7年間は利用計画書通りに進める責務を負うとある。つまり契約の履行がされていない。
 さらには、事業計画に「柏崎市民が寄付した桜やトロイの木馬を活用した公園、パークゴルフ場を運営する」とあるが、これも実現できていない(トロイの木馬は既に事前協議なく撤去された)。柏崎市民が寄付した桜もどうなったのか、柏崎市として把握していないと会田市長は答弁したので、他の事も同様であろうと容易に予想できる。本来、柏崎市民の生命と財産を守るべき柏崎市役所が、 「市民から寄付の財産がどうなったのか分かりません」とは情けない。
 ますます柏崎市はドツボにはまっており、今後も注視が必要となろう。何よりも、いまだ転がったままのアタチュルク像、トルコ共和国に対して非常に失礼である。

 17時過ぎに今日の一般質問が終了。

 18時30分から弔問。

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コメント

長岡では質問状の件でお世話になりました。ブログを見ると、柏崎市議会ではすごいご活躍ですね。品格のない野次に負けずにこれからも頑張って下さい。

議会、お疲れさまでした。

矢部さんの「恥を知れ」とは、
  「(俺に恥をかかせたことに対して)恥を知れ」
という意味じゃないですか?(と、マジレスしてみました)

下品なヤジばかり飛ばす人間が市民の代表、市議会議員と思い
たくないですけど。

会田市長は、「人を好き嫌いで判断する」「根性悪い」「プライド
だけ妙に高い」人であると、この4年間でわかりました。
議事録・中継録画が残ってしまうのに、自分の感情がコントロール
できないということは、余程のことだと思うのですが。

三井田さんの指摘がドンピシャ + 自分のプライドが高すぎて、それ
を受け入れられない ⇒ 嫌味な答弁… になるんでしょうね。


本当は、市長の器ではないと思います。


 人づくりさん、いつもお世話になっております。
 ムキになって野次を飛ばしてくるのは、それだけ痛いところを突かれたからではないかと思っております。これからも正論を通す所存です。

 ドキンちゃん、書き込みありがとうございます。
 ご指摘のようにインターネット中継や議事録が残ることや、市民からどう見られるのかをあまり考えてはいないと感じておりますし、思った以上に短気で感情的になることが、柏崎のトップリーダーとしてどうなのか、と疑問に思うところです。

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