他の自治体の公務員の選挙活動に対する事例など、一般質問の資料の確認などを行い5時までかかる。
6時から8時まで仮眠し、大粒納豆、いわし糠漬け、玉子焼きでご飯2杯の朝食をとる。
9時過ぎ、市役所に移動し、会派室で会議。
10時から本会議、一般質問の一日目となる。午前中は、2名の議員が質問に立ったが質問の冒頭はやはり市長選挙に関する当選のお祝い。
なかには質問内容でも選挙期間中の会田市長のことを持ち上げ、ゴマすりのような発言もあった。
12時過ぎに休憩となり、一旦会派室に戻るも調査の依頼や午前の一般質問をラジオでお聞きになった市民の方からの怒りのお電話が相次ぎ、慌ただしくなる。
ゆっくりと昼食をとる時間がなく、市役所の売店でソーセージパン、チーズパン、調整豆乳、野菜ジュースを購入して、昼食にする。
13時から議会が再開。午後から2番目の登壇予定であったが、会田市長の答弁が長く、一般質問をする側の質問時間が30分にも関わらず、前の議員の質問時間は答弁も含め約80分もの長丁場となった。
14時20分頃から、いよいよ登壇。
質問のため、自席から質問席まで移動する途中から、早くも会田市長与党議員による汚い野次があり、さっきまでは腕を組んで居眠りをしていたような議員も、前につんのめるかのように叫んでいた。しかも
「テメーなんだよ、おい!」
「ツラの顔が厚いなぁー、えぇーヤロー」
などと、それこそ品位を疑うようなもの。
質問の冒頭、お約束の海上自衛隊誘致と、これからも毎回質問するという宣戦布告。
今回の質問も一問一答形式で、4点である。
1.先に行われた柏崎市長選挙における問題点、もしくは選挙違反と思われるような行為について、勝ち負けではなく、今後行われる選挙のためにも総括を含めて伺う。
・期日前を含めた投票の状況、投票率向上のための施策について。
・選挙期間前後を含め、通報・連絡があった内容とその対策について。
・公務員の選挙活動について。
・今後の選挙に向けての再発防止対策について。
→ 選挙管理委員長(一問一答)
一つ目の質問に入っても、汚い野次は止まらず、さすがに議長も制止する始末。こういった事実をより多くの市民に見てほしいものである。
民間から選出される選挙管理委員長を議場に呼び出しての選挙に関する質問であるが、選挙こそは、市政に関心をもってもらう「まちづくりの最大のチャンス」とした上で、次世代の柏崎に担う若者をはじめ、この度の柏崎市長選挙における投票行動はどうであったのか、投票率の向上策を質問した。
答弁は、やはり若い世代20代から30代の投票率が30%台であり、しかも中央地区の投票率が低いというもの。
そして、選挙は政策で戦われるべきであり、公職選挙法をはじめ違反の事例はあったのか、また今後の選挙に向けて、こういった場合が選挙違反になるといった事例を公開する気はないか、と質問したところで、会田市長与党議員による野次がピークとなった。
*市役所幹部の誰が会田市長選挙に関わっていたのかを確認するため、誰がどんな態度をとるのか注視していたが、「選挙は政策で戦われるべき」と私が発言したところ、会田市長与党議員の主張である保守系議員は誹謗・中傷しているとの思想に染まっていた、会田市長をはじめ特定の市役所幹部は笑っていた。あぶり出しは成功である。
事例として、会田市長が選挙期間中の平成20年11月14日14時前から14時20分までの間、タスキをかけて、えんま通りを池田千賀子議員とともに戸別訪問(公職選挙法第138条により、戸別訪問は禁止されている)をし、投票依頼行為をしていたことを挙げた。彼らには、それが事実だと分かっており、それがゆえ、汚い野次で質問を妨害するのである。
また、公務員である市職員多数に対し、池田千賀子議員が選挙を特定し、支持者カードの記入を依頼する事例も紹介した。
「池田千賀子議員配布文書」(pdf形式)
これは、地方公務員特別職と扱われる市議会議員であるがゆえ、地位利用による選挙運動を禁止した公職選挙法第136条の2第2項1号
(公務員等の地位利用による選挙運動の禁止)
2 前項各号に掲げる者が公職の候補者若しくは公職の候補者となろうとする者(公職にある者を含む。)を推薦し、支持し、若しくはこれに反対する目的をもつてする次の各号に掲げる行為又は公職の候補者若しくは公職の候補者となろうとする者(公職にある者を含む。)である同項各号に掲げる者が公職の候補者として推薦され、若しくは支持される目的をもつてする次の各号に掲げる行為は、同項に規定する禁止行為に該当するものとみなす。
1.その地位を利用して、公職の候補者の推薦に関与し、若しくは関与することを援助し、又は他人をしてこれらの行為をさせること。
に抵触の恐れがあり、署名活動を禁止した同法第138条の2
(署名運動の禁止)
第138条の2 何人も、選挙に関し、投票を得若しくは得しめ又は得しめない目的をもつて選挙人に対し署名運動をすることができない。
に完全に違反。そして公務員の政治的行為を制限しつつ、何人も公務員にそのような行為を求める事も禁止した地方公務員法第36条の3
(政治的行為の制限)
第36条の3 何人も前2項に規定する政治的行為を行うよう職員に求め、職員をそそのかし、若しくはあおつてはならず、又は職員が前2項に規定する政治的行為をなし、若しくはなさないことに対する代償若しくは報復として、任用、職務、給与その他職員の地位に関してなんらかの利益若しくは不利益を与え、与えようと企て、若しくは約束してはならない。
にも抵触している。市職員は我々の税金で働いているのであり、選挙管理委員会は実態を把握しているのかと問うも、あやふやな答弁。
ここで、心は決まった。社会正義として、次の段階に進むのみである。
続いては、あれだけ指摘しながら未だに解決できていないアタチュルク像のついての質問。
2.現在、柏崎市が被告となって係争中である旧柏崎トルコ文化村。その敷地内に設置してあった、トルコ共和国から贈られたアタチュルク像の扱いについて伺う。
・現在、アタチュルク像はどこにあり、どのような状態になっているのか。
・トルコ共和国にはどのように説明したのか、また友好事業も含め、今後どう扱うのか。
→ 市長(一問一答)
会田市長は、先の市長選挙において、旧柏崎トルコ文化村は西川正純前市長の「負の遺産」であると盛んにアピールしていたが、我々保守系議員があれだけ間違いを指摘したにも関わらず、売却の不手際があったため、問題になっているのである。
実際に、訴状を見てみれば分かることであり、しっかりと「会田洋」と書かれている。
「旧柏崎トルコ文化村訴状」(pdf形式)
旧柏崎トルコ文化村の売却は、平成18年第2回定例会(第5日目6月23日)に行われたが、売却は仕方ないとして、意見を付した際の私の討論内容は以下の通りである。
議第85号財産の減額譲渡について(土地、建物及び構築物)について、意見を付しての賛成にさせていただきたいと思います。
今回の、この議案については、大きく2つの問題があると思っております。1つは、買い戻し特約のことについてであります。買い戻し特約については、現行のこのままの契約で行うと、2者の関係でおいてのみ利害関係、もしくは、強制等、買い戻しの義務が発生すると、こういったところが、まず問題である。2つ目が、トルコ共和国との関係であります。売却する構築物の中に、トルコ共和国から贈られたケマル・アタチュルクの像があるといった、この大きく2つの点で問題があるのではないかと、こういうふうに議論が進んでまいりました。最初の買い戻し特約につきましては、昨日、財務部より、今回の買い戻し特約、第三者に対しても有効なように、登記を行うというような連絡がありまして、顧問弁護士との相談との結果ということですので、この点に関しては解消されたであろう。2点目、トルコ共和国との友好ということで、市長からの答弁によりますと、今後も友好関係を続けていきたいという御答弁がありました。ここの部分を民間に売却した後で、どうやって市とトルコ共和国、売却した先の民間業者、ここで、どうやって友好やっていくのかというところの、今後の実現的なプランについて期待することとして、強く、この部分を意見としまして、賛成とさせていただきたいと思います。
実際には、この議決の後、平成18年6月29日に公文書「財第93号」として、以下のような通知が届いた。
議第85号財産の減額譲渡に係る登記上の処理について
平成18年6月22日付け財第81号で報告いたしました件について、譲渡先に対し、公募段階で「買戻特約」の登記の条件は付けておらず、現契約条項に「買戻特約」の登
記をする旨の規定がないことや譲渡先企業との信頼関係などを考慮して、「買戻特約」の登記をすることが不適当であると判断しました。
つきましては、先の報告を下記のとおり変更させていただきます。御迷惑をおかけし大変申し訳ありませんが、御了承いただきますようよろしくお顔いします。
記
・今般の契約は、「買戻特約」の登記をせず、一般の登記をすることとします。
つまり、結局は「買戻特約」をつけると言って議決にのぞみ、議決後に「買戻特約」はやっぱりしない、と保守系議員を だまし討ち をした。その後全員協議会で説明し、陳謝、職員が処分されたが、結局は今回の質問でも取り上げたように、アタチュルク像の問題とともに、私が指摘した問題点2つはそのまま解決されていないのである。
会田市長の答弁は、係争中であるから答えられない、という逃げの一手。
その係争中の裁判の弁護士費用も我々の税金からでており、保守系議員の指摘を理解していれば、回避できた出費である。
いくら係争中といえども、税金を使っている以上、説明責任はあり、それすらもはたしていない。
会田市長からは終いには、 「静かに見守ってほしい」などとチェック機能たる議会を何だと思っているのか分からない発言まであった。
先の市長選挙で会田市長に投票した方は、こういった態度や事実を理解されているのか、不思議に思う。
ここでやる気を無くしそうであったが、重要な問題である若者の就職やUターン就職での人口増加策についての質問に移った。
3.新規事業凍結とはいえ、柏崎から流出した若者(労働人口)が、地元に戻ってこれるような政策、地元に住みたいと思いつつも生活環境から市外に流出せざるを得ない若い世代に対する政策は、いち早く実施すべきと思われるが、市長の見解を問う。
・Uターン就職について、市長の現状認識。
・Uターンはもとより若者の市外流出防止を含めた就業環境のための、柏崎はどのような政策を行うのか。
→ 市長(一問一答)
これからの柏崎にとってかなり重要な政策であろうことにも関わらず、まさに「のれんに腕押し」であった。市長本人にもアイデアはないのであろう。
質問時間も少なくなり、これまで何回もしつこくやってきたIT環境の質問に移った。
4.柏崎市内全域での光ファイバー等、情報格差を無くすための政策について、現状と今後の計画を伺う。
・西山町、高柳町の現状と今後の情報格差解消
→ 市長(一問一答)
さきほどのUターンしてくる環境づくりにも、そして既存の商売をしている人も、これから企業する人にも大切なことであり、これまでは光ファイバーにこだわらず(Wi-MAX等)、とにかく高速なネット環境を整備すべきとこれまで主張してきた。
しかし、これといった方針の変化もなかったので、市長選挙で会田市長が出したマニフェストに沿った内容の質問に変えてみたが、今回も平成23年うんぬん・・・・。
時代のスピード感がまるでないのである。
過疎対策の財源も投入すべきとして、一般質問を終えた。
今回の一般質問は、今まで以上に会田市長与党議員の野次が酷く、途中、2回ほど、
「先ほどまで休まれたいた(寝ていた)方が、元気になって・・・
野次で議会を盛り上げてくれて、ありがとうございます」
といった反撃をしたが、言論を野次で封殺しようという根性が浅ましい。
何回も繰り返すように言っているが、より多くの柏崎市民にこの実態を知ってほしいものである。
16時過ぎに議会は終了したものの、市役所に残り、昼の休憩時間に頂いた急ぎの調査など行う。
17時過ぎ、 「岬館」 (電話:0257-22-1237)に移動。遅刻してしまったが、柏崎市倫理法人会の設立記念式典に出席する。
これまで会員企業100社に満たない柏崎準倫理法人会であったが、柏崎市内での会員企業がこの度100社を突破し、柏崎市倫理法人会に昇格。
これまで役職として幹事であったが、今度からは専任副幹事であり、委嘱状を頂戴した。
記念式典ののち、記念講演として社団法人倫理研究所法人局普及事業部・井上茂勝部長の講話。
新入会の企業も多いので、倫理法人会の活動を分かり易くご説明頂いた。
<目的>
1.明朗
気づきが大切であり、即行が基本
2.愛和
3.喜働
感謝の心を忘れずに
<不況の3マン>
・マンネリ
・慢心
・傲慢
19時30分過ぎから祝賀会となり、乾杯、来賓挨拶のあと日本海太鼓による演奏アトラクションなどで盛り上がった。
21時過ぎ、記念式典はお開きとなったが、来賓の皆様をはじめ、県内各地からお越し頂いた倫理法人会役員の方をお見送りしたのち、2次会として市内某店に移動する。
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