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パチンコ換金完全違法化請願
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アタチュルク像、疑惑のBDF »

2009年3月 8日 (日)

湯沢町がん治療施設誘致断念
前回の議会でのアタチュルク像問題

 一般質問のなかで扱うインパール作戦と遺骨収集団について、資料を確認していたところ、つい読み耽る。
 さらには関連図書まで手をだし、気付けば周りは明るくなってしまい、7時であった。

 3時間ほど仮眠し、10時に起床。大粒納豆、豚コマを入れた野菜いため、ごま豆腐、わかめスープで朝食をとる。

 13時過ぎまで事務所で原稿書き。某保守系新聞の原稿を依頼されていたものの、締め切りまで書けず、今回は見送りとなった。Y主幹には申し訳ない限りである。

 14時、甥っ子と姪っ子が来たので、再度、昨日のかつおだしを使ったうどんで一緒に昼食をとる。食後、市内で買い物。

 17時から事務所にこもり、一般質問の資料を精査する。

 前回の一般質問で旧柏崎トルコ文化村のアタチュルク像について取り上げたときの議事録を確認。読めば読むほど、いまもって解決も何もしていないことに怒りがこみあがる。


平成20年12月9日 平成20年第5回定例会

◎27番(三井田孝欧)
 この後は、自席で御答弁いただければと思います。
 今、市長からの御答弁ではですね、無償譲渡していただいて、しかるべき場所に置きたいと、しかし、理解をしていただいてない。しかも、関連している裁判と、今、行われてる裁判と関連づけられていると、こうおっしゃいましたが、この裁判の中身とですね、このアタチュルク像が、どう関係するのかは、私はよくわかりません。
 その点はですね、幾ら係争中といえどもですね、どういう条件が出されてるかぐらいはですね、言えるのではないかなと思うんですが、その点、まず1点目。
 もう1つは、中で確認をしたいということなんですが、確認をしたいものの、施設の中へ入れないと、申し入れ書の施設内には入れてもらえないと、こう市長は御答弁されましたけど、であれば、譲渡のときの契約は何だったんだということになります。双方十分協議の上と、お互いが歩み寄って、このアタチュルク像については、きちんと対処するという、トルコとの友好関係に配慮するということになっていますが、今、中に入って確認もできない。
 プラスチックのバンドで固めて、シートであると、それはいいです。どういう状況で、どうなってるのかというのは、やっぱり、昨年の12月議会でも、在日トルコ人の方から請願も出たことで、トルコ人の方、大変気にされてますし、先ほど御紹介した、トルコの新開ですね、ラディカル紙、結構大きな新開、日本でいうと、朝日新聞みたいなとこらしいんですけど、そこでも1年前に、早急に対応するということで載っていると。もう1年ですよ。本当に、今、手詰まりなのかどうなのかというところもわからない。もし本当に手詰まりであれば、市民の有志ある皆さんからですね、やっぱり意見を上げてもらうことだって必要だと思います。
 だから、整理しますと、本当に、この、今どうなっているのか、なぜ入れないのかと、あと裁判とどういう関連づけられているのか、もう一度、市長からお聞かせいただければと思います。

◎市長(会田 洋)
 前段の裁判と関連づけての一定の条件、これについては、ちょっと今申し上げるわけにはいきませんが、しかし、言ってみれば、この条件をのむということは、市として、裁判上、非常に不利になるという条件だというふうにだけ申し上げておきたいと思います。
 それから、今、後段で御指摘のありました点は、私どもとしても、この契約上といいますか、基本的にですね、このトルコ共和国との友好関係に配慮してですね、また、相互、十分に話し合いをしていく、という精神に反しているというふうにも思っておりますので、今後、先ほども申し上げましたように、粘り強く交渉していきたいということであります。

◎27番(三井田孝欧)
 今、市長から、裁判に不利になるとおっしゃいましたけど、裁判の費用も、我々市民の税金使っているんですよね。しかも、裁判に不利になる材料として使われているということは、我々が減額譲渡のときに、これは後で問題になりますよ、と指摘したとおりになっているじゃないですか。今、粘り強く、これからも、いろいろ交渉していきますとおっしゃりますけど、だったら、最初は何だったんだと、私は、そのときの議決にかかわった人間として思います。
 これは、もう1年以上たってしまいましたから、今、市長から前向きに考えるということがありましたので、今、それに期待するしかありませんけど、ぜひ早急に、一定の条件というのも、あなた、それは違いますよと、減額譲渡の契約のときに、お互い十分協議すると書いてありますよと、やっぱり主張することは主張してですね、今、裁判してる主題とは違う間者ですから、今度切り離しに、ぜひ、交渉していただきたいと思います
 それに伴いまして、やっぱりトルコ共和国との、何らかの交流ですね、友好しなければ、1年もほっといて、何もしませんでしたというわけにもいかないと思います。
 昨日、トルコとの友好にかかわってた柏崎市の方、数名の方からお電話をちょうだいしました。小学生との交流もやっていてですね、こういう結果になるのは、大変寂しいと。今まで大使も来ていただいて、トルコとの友好のうたげといいましょうか、本当に仲よくやってたんですが、それが最近なくなったと。今、アタチュルク像が、こうなってる状態だからこそ、今、そういったことをですね、やって、言い方で、ガス抜きとは言わないですよ。ガス抜きとは言わないですが、こういう状況ですと、しかし、友好には配慮してますという形のですね、レセプションなり、何なりが、やっぱり必要だと息うんですが、そういった配慮の点、市長、どうお考えでしょうか。

◎市長(会田 洋)
 先ほども申し上げましたが、トルコ共和国とは、折に触れて連絡をとりですね、その点について、十分配慮しながら進めております。特に大使についてもですね、何回かお会いをしてお話をしておりますので、大使の方も、十分、今の状況については把握をし、理解をされてるというふうに思っておりますので、なお、いましばらくですね、いろいろ推移を静かに見ていただきたいと、こう思います。

◎27番(三井田孝欧)
 市の中で問題になっているのに、静かに見守れというのは、なかなか難しい注文ですけどね、やっぱり議会とか、議員には、やっぱり指摘することは指摘したいなと思いますし、市長が配慮に、友好にこれから配慮していくということですので、ぜひ行っていただきたいと思います。
 大使に連絡するだけじゃなくてですね、柏崎にお越しいただいて、良織ある市民は、まだトルコとの交流は望んでますといったような催しものをやるものを、幾ら新規事業で、凍結で予算がないといえどもですね、やっぱり一国にかかわることですから、これは、やるべきではないかと思います。


Cimg1446  19時過ぎ、秋刀魚2匹、ひきわり納豆汁、大根ときゅうりの和え物でご飯1杯の夕食をとる。
 秋刀魚は解凍ものであったが、ワタの苦みがほどよく、大根おろしをもっとすっておけば良かったと思うほどであった。

 色々と怪しげな噂や業界筋の話が入ってきていたが、案の定、湯沢町の重粒子線がん治療施設誘致の話は、ご破算となったようである。
 町の事業として正しい判断であったのかどうかは、今後、湯沢町議会や住民監査請求などで明らかにされるであろう。
 何か悪いイメージがついた感もあるが、本来、こういった粒子線によるがん治療施設は、原子力発電所を有する柏崎市こそが新潟県内で先頭に立ってやるべきと思う。
 自分自身の選挙でも、柏崎が「がんが治るまち」になるよう訴えてきており、これからも議会で積極的に提案していきたい。


平成21年2月20日『新潟日報』

湯沢町 がん治療施設誘致断念
財団設立なく資金不透明

 湯沢町が同町土樽の町有地に誘致を進めてきた重粒子線がん治療施設について、上村清隆同町長は十九日、誘致を断念することを新潟日報社の取材に対し明らかにした。計画の主体となる財団法人が設立されないことなどが理由だとしている。
 構想が表面化して半年、計画主体となる財団法人の概要や具体的な建設計画、資金計画が一切示されず、早くから町議会や町民から疑問の声が相次いでいた。上村町長はこれまで誘致をかたくなに推進してきただけに批判が集まりそうだ。
 上村町長は誘致断念の理由について「財団が設立されず、資金計画が不透明だ」と述べた。また自身の責任については「(連休地となっている)町有地への企業誘致を引き続き進めることで果たしていきたい」と答えるにとどまった。
 上村町長は、来月九日に予定されている町議会三月定例会初日の本会議で、誘致断念を正式に表明する見通し。
 同施設は同町土樽の旧ノリタ光学跡地の五・五ヘクタールに建設を計画。元三井物産常務の丸茂正光氏らが財団法人を設立し、二百億-三百億円を掛けて整備する予定だった。
 重金属で汚染された土壌を処理する調査のため、町は三百六十七万五千円を支出した。施設整備を円滑に進めるため、計画の関係者が国に先端医療開発特区(スーパー特区)を申請したが、昨年十一月に落選した。

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コメント

長も大変ですね。何かあればすぐ叩かれる。市民や町民のことを思っての行動でしょうに…。
麻生さんと違って選挙で選ばれた人なのですから、わざわざ足を引っ張るようなことをせず、まず信じて応援してついていかなくてはどこの市や町も先は暗いでしょうね。

 名無しさん、コメントありがとうございます。
 地元のことを思っての行動だったとは思いますが、その実現までの過程や手法、そして説明の不足などもあったのではないでしょうか。
 また、賛否両論あるのが、健全な民主主義と認識しております。

もちろん賛否両論、様々な意見があるのは当然ですよね。
でも、湯沢町長はその一件でリコール運動まで出てきているとかいないとか…。政治の世界はよく分かりませんが、このような事でも責任を取って辞めなければならないのでしょうか?
がん治療施設誘致の件だけでなく一般の人(私も含め)は新聞や報道を真実として捉らえてしまいがちです。でも裏では何が起こっていたのかなんて当人にしかわかりませんよね。次の選挙で勝つ事だけを考え足を引っ張る行為はとても見苦しいと思います。
湯沢町長は町を愛し、真面目で休みなく立派に務めていると私は思っており、町の為にも信じてついて行きたいです。
何が言いたいのかよくわからなくなり申し訳ありませんが、私のような考えを持つ者もいるということです。

 三十代専業主婦さん、コメントありがとうございます。
 おっしゃりたい事は、僭越ながら感じ取ったところです。
 リコール運動うんぬんまでは、お聞きしておりませんでしたが、最初に書いたよう日本全国どの首長も地元を悪くしようとして行動しているわけではない、と思いますし、ただその途中過程において、市民から選ばれた議会、そして市民に対しての説明がどうであったのかが問われるような気もします。
 ゴール(まちを良くする)までの道は、Aルートがあったり、Bルートがあったり、はたまたそのルートのなかでも、車で走るのか、徒歩でいくのか、という選択があり、そこに賛否両論が生まれるのが民主主義と私は考えております。
 そのルートの選択、なぜそのルートを選択したのか、そしてそこをどうやって走るのか、玉石混淆の情報や色々な力が働くものの、それらをキチンと説明し、賛同を得るまでが首長の仕事ではないでしょうか。そのような重責ある仕事だからこそ、首長は大変だと思いますし、達成したときには尊敬されるのだと思います。
 そして議員は、その選択についてのチェックを厳密に行うのが仕事(二元代表制)です。首長が言うことに何でもOKというのは、独裁に近く、腐敗が生まれがちです。
 今回の案件のみに絞っていえば、新聞などのマスコミを鵜呑みしているわけでもなく(某地元新聞は一方的でした)、ある医療部門からのはキナ臭い情報が入ってきており、ちょっと危ういな、と柏崎から湯沢を遠目ながら見ていたことも事実です。
 いずれにせよ、こういったやりとりをする事が健全な民主主義を育てていくことになると思っております。

三井田さんの意見をお聞きして、なるほどなぁ〜と思いました。

うまい話には裏があるとはよく言ったもので、きな臭い噂もあるんですね。
湯沢で生まれ育つと、人間皆良い人だ…みたいな感覚になってしまいますが、時には疑って慎重にならなくてはいけませんね(←疑わなきゃいけないなんて何だか悲しい世の中ですね…)。
お話し聞けて良かったです。ありがとうございました。

 三十代専業主婦さん、コメントありがとうございます。
 おっしゃる通り、疑わないで良い世の中なら良いのですが・・・。
 行政・議会で扱うのは、自分のお金ではなく、住民の皆さんから集めた貴重な税金(血税)であり、大きな金額ですので、かなり慎重になるところです。
 湯沢町のさらなる発展をお祈りしております。

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