介護や仕事で4時から仮眠。
6時、起床。1時間寝坊をしてしまい、あわててシーユース雷音に移動し、柏崎市倫理法人会の経営者モーニングセミナーに出席する。
今日の講師は、十日町市倫理法人会の会長でもある、株式会社フラワーホームの藤田真実社長。講演テーマは、 「失敗して 失敗して 社員から オーナー様から 社会からいい と言われる会社をつくります。」である。
1.倫理法人会とのご縁
2.昭和58年6月 フラワーホームを創業
3.藤田真実の事業観
4.フラワーホームの理念
5.失敗して経営危機へ
1)健康機器の販売
2)在宅パソコン学習
地区代理店になったこと
3)フランス料理店の開業
4)三俣高原ペンション建築
5)遠方での受注
6)長岡ニュータウン 2棟分譲
6.学んだこと
1)不相応
2)本業第一
3)得意なこと、好きなことを一生懸命する
7.なぜ再建できたか
8.売り物が決まる
1)私が住みたい家をつくります。
2)私が住みたい街をつくります。
3)顔のある建物をつくります。
4)店舗は儲かるお店で競争します。
9.フラワーホームの街づくり
1)鳥と花と人の物語
フラワーパーク太子堂 15区画
2)フラワーパークやまと 11区画
3)フラワーパーク高山 第一期 8区画
第二期 8区画
10.フラワー通信
1)会社の宣伝はしない。
2)手書き
3)手配り
11.「魚沼の家」ができた
12.フラワーホームのお客様は
13.社員は家族 オーナー様と協力業者は身内
14.倫理法人会 会長職はあずかりもの
7時過ぎ、自宅に戻り、祖母の朝食を用意するとともに、大粒納豆、目玉焼き、粗挽きソーセージ、トマトでご飯2杯の朝食をとる。
9時から11時過ぎまで市内某所にて、打ち合わせ。
12時、市内での買い物をすませたのち、自宅に戻って、味噌汁と冷ご飯、冷蔵庫にあった煮物、ひきわり納豆、生卵を使っておじやを作り、祖母とともに昼食。
13時、事務所に来客。所有のビデオコレクションをDVDに変換してほしい、との依頼であった。
14時、市役所に移動し、文教経済常任委員会・柏崎商工会議所意見交換会に傍聴出席する。
最初に、議会側から文教経済常任委員会委員長の挨拶ののち、委員メンバーの自己紹介。続いて、柏崎の産業全体の状況を含め商工会議所・松村会頭、電気自動車などの次世代の事業創造にかける西川副会頭、建設業を含めた今後の柏崎の産業界の見通し、そして柏崎市の一般入札制度の矛盾をお話になった三井田副会頭からのご挨拶、出席者(正副会頭、部会長)の自己紹介および各部会毎の経済・雇用情勢についての説明があった。
【小売・商業部会】
・長岡市、糸魚川市など他市の入札に呼ばれたことはなく、柏崎市は地元企業を保護せず、他市の事業者が参入してきているのが実態。
・柏崎のまちの特徴を生かした、都市間競争ができていないのではないか。
・市職員の採用試験や人事の選考はどのようにやっているのか質問したい。
→ 今年は29名を採用。一般事務大卒10名、短大1名、社会人9名、保育士1名、消防8名。職種ごとに採用試験を行っており、第一次が筆記、第二次、第三次が面接試験となっている。消防は、筆記に加え体力テストを行っている。
かつて一般事務も体力テストを行っていたが、ここ最近(5~6年)は行っていない。
(人事課長)
【卸商業部会】
・卸といっても業種は多岐にわたり、小売が売り上げの大半を補っている会社もある。
・自動車の燃料だけではなく、工業用の油もおろしているため、工業界、製造業と売り上げが連動し、6割までダウンしてきている。
・国内の売り上げダウンから輸出に切り替えるところもでてきている。
・少し小売の話に触れれば、柏崎への定額給付(14億4000万円)に伴う柏崎市のプレミアム商品券の発行3億円は少なかったのではないかと思う。
【機械金属工業部会】
・今、金曜日を休みにしており、3日出勤、4日休暇にしている会社もある。雇用に関する助成がでたところで、雇用の維持は難しい。自分の経営が何をしたからではなく、世界の情勢でこうなったのであり、自分でも答えはまだない。
・過剰在庫がなくなるまでは動かないため、6月、7月には少し好転するかという期待はある。
・マイスターカレッジによる従業員のレベルアップ、新入社員の教育などできることから、企業としての次のステップを用意している。この状況を少しでもプラスに変えたい。
・柏崎は受注企業が多いので、大いにアピールし受注したいが、なかなか成果に結びついていない。
・柏崎刈羽原子力発電所からの地元企業への発注も増えてきているが、もう少し広がればと思っている。
・不況のときこそ、前向きになるべきという勉強会を行い、気持ちはもっているが、現実がついていっていない。
【一般工業部会】
・色々業種があるが、とりあえず自分の印刷業界のことをお話したい。
・中越沖地震の報告書を見てもらえれば分かるように、市外の業者で印刷しており、デザインだけは市内の3業者が行った。市内業者でJVを組むから、柏崎市からの発注がほしいと言ったが、柏崎市からは取り合ってもらえなかった。中越沖地震で被害を受けているからこそ、JVで地元企業に仕事を頂きたかった。
・市外業者の話でいれば、これまで小国で仕事もしていたが、長岡市と合併したことで、柏崎市の業者は入れず、長岡市内の業者の独占となった。
・柏崎市の定額給付金の封筒は、柏崎市内の業者が見積もりをしたが、結局は市外業者に仕事が発注されてしまった。しかもその市外業者は封筒業者に丸投げの状況。
・柏崎市内のイベントなどの寄付金や協賛金は市内業者に来るが、仕事は市外にでているのはどうかと思う。
【総合建設部会】
・中越沖地震でなんとか一息つけた。地震前は平成7年度がピークで、最大45%のマイナスであった。
・柏崎市内では、公共土木工事をメインにしている会社が多くある。
・この4月以降は、9割以上の中越沖地震関係の復旧工事が終わるため、中越沖地震前以上の厳しさになる。今年、倒産や自主廃業もあるとみている。
・建設業とは何たるものか、と本業回帰を考えている。その一方、倒産を防ぐため、農業をはじめ新規事業にも取り組む会社がある。
・人を雇っている以上、簡単に会社をたたむわけにはいかないので、地域とともに歩んでいきたい。
【一般建設部会】
・地震の対応について、相談のブースがあり、建築士会もついていたことは柏崎市の良かった点であった。他の自治体ではかなり手こずった。
・これから先の仕事がない、これが一番の問題。
・公共工事の支払い決済を早くしてほしい。
・分離発注などきめ細かい発注を地元企業にだしてほしい。
・今年は、職人フェアを行う。ご協力いただきたい。
【交通部会】
・タクシー、バス、運輸、自動車販売、自動車修理などの部会。
・タクシー業界は、新潟市の大手老舗2社が倒産したように厳しい。規制緩和で増えたので、減車を検討している状況。
・バス業界は路線バスで新車をおろしても商売にならず、関東で使えなくなった中古車を再生して使っている状況。
・運輸業界は、貨物業の減少による仕事の取り合い、低価格化が進んでおり、さらに燃料代が負担となっている。
・自動車販売については、今年度は乗用車が前年比3割減、トラックは5割減、中古車もこの時期(入学や就職、異動)に売れるはずが売れない。インターネットによる個人売買で、消費税がかからない選択をする人が増えている。
・中古車でも使える中古車は海外に輸出していたが、円高により海外の状況も変わってきている。
・自動車整備などに関しては、不況により車を比較的に長く乗るようになってきており、車検などである程度の収入は確保できている。
・板金、塗装業界などは、小雪だったこともあり、仕事がすいている。例年は、雪による事故などでかなりの仕事量が発生している。
【金融部会】
・中越沖地震による制度融資など38億円以上の融資が発生しており、産業活性化資金で44億円もあり、かなりの資金が入っている。
・金融業界としても、貸出先企業をまわり、相談にのっている。限界まで借りていても、返済額を調整するなどの対策を行っている。
・復興にかかわる制度融資は一巡したと見ている。
・住宅ローン関係の問題が発生してきており、ボーナス併用型で借り入れした方などが厳しくなってきている。
【サービス部会】
・美容室に限っていえば、人間を多く使っている店は少なく、組合に加盟もしない店が増えている。ただ、美容室自体は増えてきており、柏崎市の人口が増加しないため、苦しい競争をしている。値上げもせず、値下げダンピングをしてきており、良い仕事ができない状況。
・まちの中の人口で成り立つのは難しくなってきている。イベントなどを使ってうまく市外からの経済を流れを作る必要があるのではないか。
・定額給付金に伴うプレアム商品券など早く出回ってほしい。ドンドン地元で使うよう盛り上げてほしい。
【所業部会】
・経営状況を見ると全国平均よりは多少は良いという感覚はある。
・市民のなかには、4人家族で月収20万円や家は建てたがローンが払えず、手放す例も多い。またモチベーションもなくなってきており、大変なものがある。
・交付金、助成金で中越沖地震を乗り切ることはできたが、長期的な視点では生活防衛から抜け出せないという感がある。
・外に打ってでる企業を公が助成など厚い支援を行うべきではないか。
・生活防衛のみに陥らないよう、環境エネルギーで柏崎の本当の復興を目指すべきと思う。
・公設のマーケットを作るなどの新しい仕掛けも必要ではないか。
各部会からのご説明のあと、プレミアム商品券のついての議論が沸騰した。その中心は、金額3億円が多いか少ないか。
個人的には、もっと根本的なところに意見があり、本当に地元で使ってもらいたい制度であれば、台湾の定額給付(消費券3600台湾ドル 約10100円)のように
・全額、期限付き(今年9月末)商品券で配布。
→ 貯金ができない。
・おつりが出ない商品券に設定。
→ 現金を追加して高いものを購入。
・消費券利用の客には、商工会のような組織で
さらなる割引販売を提唱。
という検討があっても良かったのではないかと思う。
その他、鉄道網の話がでたため、発言したかったが、あくまで傍聴出席であったため、発言指名をもらえず、終了となった。
17時、市内某社玄関に柏崎市倫理法人会のメンバーと待ち合わせをし、その後、長岡市に移動。
18時、長岡グランドホテルに到着し、長岡西倫理法人会主催の倫理経営講演会に出席する。
冒頭は長岡西倫理法人会役員による朝礼の実践であった。さすがにキビキビした動きで、「ハイッ!」の返事も大きい。
講演会の講師は横田保法人局参事、テーマは「日本創生の心~朝礼が企業を変える~」である。
現在73歳の横田保氏は県内の中之島出身。15歳で東京に集団就職し、22歳で独立し、当初は理容店のみを開業したという。そのうちパーマが登場し、単価も高いことから事業を拡大していったという。
最近の若い人に対し、以下のことを強く話すそうである。
「夢は逃げない、
夢から逃げる奴がいる」
実践こそ人生に勝利する
今、自分で実践している事
①あいさつの実践
②感謝の生活の実践
③家族の絆を深める実践
④明朗の実践
⑤愛和の実践
⑥喜働の実践
⑦約束を守る実践
⑧早寝、早起きの実践
⑨ハイの実践
⑩お仏壇への実践
講演の途中であったが、別件があるため19時に中座させてもらう。
柏崎に戻り、遅刻したものの19時40分から某町内の集会に出席。陳情に加え、市政に関する色々な問いかけを頂戴した。
21時、自宅に戻り、おにぎり2個(五斗納豆、昆布)、鮭のムニエルで夕食をとる。
22時から事務所にて、依頼された資料を冊子にまとめるならの事務作業を行う。
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