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2009年4月27日 (月)

消えた柏崎の文化
新民謡:アノソ節

 ネット上での会議、映像編集などが終わらず、4時から7時まで仮眠。

 熱いシャワーを浴びて目を覚ましたのち、8時、大粒納豆、鰺の開き、ベーコンでご飯2杯の朝食をとる。

 午前中は事務所で会社関係の作業。

Cimg0025  12時30分、冷凍庫の奥に眠っていた水蛸の切り身、アサリのスープストック、イノシシ肉入りのサラミとデミグラスソース、干し納豆パウダー、ホールトマトを使ったスパゲティ・ミートソースもどきを作って昼食にする。
 アサリの殻が凍った際に粉砕されたようで、スパゲティのなかに貝殻の粉が入ってしまった。

 13時、15時と市内某所での打ち合わせ。その後、市役所などで所用を済ませる。

Kusimoto  先日、和歌山県串本町議会事務局にお願いした、串本町議会でのアタチュルク像や日本・トルコ友好120周年記念事業などに関する議事録が柏崎市議会事務局に届いたとのことで、本日、入手できた。ありがたい限りである。
 昨年末の議会議事録は、署名議員の署名があり、確定した内容のため公開できるが、つい先月にあった議会の議事録はまだ署名もされていない未確定のもの。後日、その辺を考慮のうえ、串本町議会での議論をご紹介したい。

Dsc00098 18時30分、先日も購入した岩手県宮古市の秋刀魚の寒風干し、木の芽(あけびの芽)と水菜、山ウドにクルトンを加え、ゴルゴンゾーラドレッシングをかけたサラダ、ひきわり納豆汁でご飯2杯の夕食をとる。

19時から 「やまゆり」の2階にて、本町七丁目町内会主催による「うろのひびき 新作語り芝居」を見させてもらう。
 「うろのひびき」の活動と今日の芝居は、チラシによれば以下の通りである。

   1999年に第一弾として宮沢賢治の「よだかの星」「なめとこ山の熊」を発表致し、各所で好評を得ました。2004年に第二弾・「セロ弾きのゴーシュ」宮沢賢治、「貧の意地」太宰治を発表し、宮沢賢治の作品以外でも良い感触を得ました。そこでこの度の第三弾では人情物二題、山本周五郎の「鼓くらべ」、太宰治の「赤い太鼓」と賢治以外の作品を用意致しました。ニ題ともに作者の深い人間愛に根ざした作品です。
 情けが果て、心きしむ世の中をぶっ飛ばす心意気で演じます。

Cimg0032「赤い太鼓」
太宰治作 40分 演者 伊藤創

 京都は西陣の織物職人・徳兵術は腕は立つし律儀者だが、なぜかいつも貧乏であった。そのうちに年を越すこともままならず、夜逃げの覚悟で道具類を売り払うところを町内の顔役に見つかってしまう。顔役は十人の職人仲間で一人十両づつ合わせて百両の金を徳兵衛に差し出す。
Cimg0035 祝いの宴となり大騒ぎして皆が帰った後、早速諸支払いの算用をしようと、神棚に供えてあった一升枡に入れてある百両を取りおろして見ると、枡はからっぽである。一家心中と腹を決めたところを間一髪で押しとどめられるが、百両の金はいったい何処に・・・
 西の名判官板倉殿の裁きの妙と、裁かれる庶民夫婦の有様を暖かい心で描写しています。
 抱腹絶倒、泣き笑いの動く落語調にて演じます。

Cimg0040 「鼓くらべ」
山本周五郎作 50分 演者 伊藤純子
 加賀の納問屋の娘おるいは鼓の腕前に優れ、城で催される鼓くらべに出るよう師匠に勧められていた。あるとき離れで鼓の稽古をしていると、みすぼらしい身なりの老人が庭の小柴垣の陰で鼓に聞き入っていた。
Cimg0044  おるいが咎めると老人は低頭して謝るも、これからも庭の外から鼓を開くことを許してもらえないかと頼む。おるいがそれを許すと、老人は毎日やってくるようになった。実はこの老人は数十年前の鼓くらべで勝ち残った鼓の名人だったのだが・・・
 芸術とは、音楽とはいかなるものか、心優しく、ピシャリと言い切っています。

 今までに見たことがないスタイルの素晴らしい公演であった。最後にアンケートがあったため、リクエスト作品として山本周五郎の『小説 日本婦道記』を書いた。是非、この本のなかにある珠玉のエピソードを演じてもらいたいと思う。

 会場の後片付けも手伝い、21時30分過ぎに帰宅。

Cimg0913 昭和6年(1931年)11月に発表された新民謡「柏崎小唄」、「アノソ節」のレコードのデジタルリマスター作業を行っているものの、なかなか綺麗な音にならないのがもどかしい。
 レコードでは2番から歌われており、唄はあの「淡谷のり子」、伴奏はコロンビアオーケストラ。昭和6年8月12日に発行された久我政治著『柏崎の小唄』柏崎日報社刊によれば、歌詞は以下の通りである(*表記等できるだけ再現)。

「アノソ節」(mp3形式)

「アノソ節」作:相馬御風

(1)
雪の米山ほんのり霞みや
里は櫻の花ざかり
海にゃ長閑な
海にゃ長閑な浮寝鳥(うきねどり)

(2)
濱でヤ網曳く町には人出
石油工場でヤ、ポーが鳴る
山はかすみの
山は霞の薄化粧

(3)
忘れまいぞェお野立山で
開いた松風、波の音
空のひなりの
空のひばりの歌ごころ

(4)
人の心と閲魔の粽(ちまき)
キリリ結んだほどがよい
中にゃ香もある
中にゃ香もある味もある

(5)
祇園祭の花火は謎か
三階節踊りの手がそろや
空にゃ夢のやうな
空にゃ夢のやうな天の川

(6)
海は瑠璃泳げば波が
金とかがやき銀と散る
磯でヤ松風
戦でヤ松風音頭とる

(7)
濱松原砂山行けば
裾にからまるグミの枝
ほろろこぼれる
ほろろこぼれる實の赤さ

(8)
秋の浪音身にしみじみと
呼んでゐるよな佐渡が島
暮れりゃ番神さんの
暮れりゃ番神さんの鐘が鳴る

(9)
米山くもれば彌彦も曇る
あひの柏崎や日照り雨
里は稲刈
里は稲刈汗の雨

(10)
波はどんと打つ日は暮れかかる
空は雪空啼く千鳥
街にゃ悲しい
街にゃ悲しい灯がともる

(11)
アノソ、コノソで今日の日もくれる
暮れて身に泌む濱風も
なぜか親しい
なぜか親しい柏崎

(12)
越後柏崎スポーツの都
廣いグラウソド日はうらら
若い血が燃え
若い血が燃え腕が鳴る

(13)
競馬見に来て気も浮き浮きと
浴びてうれしや砂けむり
残る思の
残る思の柏崎

(14)
立たうとねまろと佛は佛
石の地臟さん物言はぬ
物は言はねど
物は言はねど願を聞く

(15)
生田萬よ貞心さんよ
浪よ千鳥よ松風よ
さてもゆかしい
さてもゆかしい比の町よ

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