中越沖地震原発調査特別委員会
全員協議会(原子力安全・保安院)
資料読み込みをし、4時に就寝。
7時、起床。大粒納豆、焼たらこ、レタス多めのバンバンジーでご飯2杯の朝食をとる。
8時から事務所にてメールや掲示板への書き込みなど。
市役所に移動し、10時、副委員長を務める中越沖地震原発調査特別委員会に出席。土曜日開催ははじめてのこととなる。
議題は、東京電力からの報告であり、以下の通り。
1)起動試験に関わる柏崎刈羽原子力発電所の点検進捗状況
・7号機プラント全体の機能試験・評価の進捗~これまでの実績~
方針:慎重な確認、地震影響の考慮、透明性の重視
現在は発電機出力約20%到達後の評価
・7号機プラント全体の機能試験・評価の進捗~今後の確認項目~
・各号機の健全性確認進捗状況
2)防火対策の改善
・大湊側予備品倉庫の火災の概要
原子炉施設に関係のない一般設備であり、外部への放射能への影響や負傷者はなし
・大湊側予備品倉庫の火災の原因と対策
ファンベルトが切れたことにより、加熱装置の上に落下。その一部から発火したとみられる。
・防火対策の改善計画
火災リスクを最小限にする取り組み、危険物の本質を体で理解する教育、現場統率力・元請現場監督力の向上
・中越沖地震以降の火災事例
これまでの発生した8件の火災に関する総括
3)知見の拡大
・発電所敷地周辺の地形の形成課程に関する検討
(予定)地震予知総合研究振興会、社外専門家10名
・建屋の変動に関する検討
GPS、地下水位、潮位、地盤変位ので取得方法の検討
・長岡平野西縁断層帯の活動性に関する検討
地震計の高密度配置(40点)、(予定)地震予知総合研究振興会
・新潟県中越沖地震を踏まえた地震観測に関する検討
発電所構内の地中深くへの地震計の設置(深さ1000~1700mの2カ所)、原子炉建屋内に地震計を密に設置(選定する号機に40箇所程度)する。
約40分間の説明の後、質疑応答となった。昨日に事前配布でもらった資料を読み込んだが、個人的には特に疑問点はなく、着実に試験を実施しているというのが感想である。
原発反対派が色々質問するも結局最後は、 「再起動を急ぎ過ぎて手抜きをしている」という感情論に結びつけていた。
また、社会クラブの矢部忠夫議員はいきなり「発電所内で3月5日に発生した火災事故のあと、それが原因で当日ほぼ自殺に近い形で関係者が死んでいる」という問題発言。しかも、そのことを説明者として東京電力に答えよ、というのである。
これは、「地域の会」でも同様な情報がでたものの、それに対し関係者から抗議が寄せられたものである。全文記録となる議事録をとらない特別委員会とはいえ、抗議まででた亡くなった方に関する発言を議会の公式の場で発言する愚。 「原発再開で死者がでた」かのように、他人の死まで反原発の材料に使うのである。
ここで話題にあげられた方の詳細は書けないが、それこそ柏崎市政の問題点として挙げられている<ある事業>に関わり、金銭的にもかなりの負担があったと、その事業の問題点を追及している際、関係者からお聞きしていた。こちらとしては大人の対応をし、先の議会の一般質問でもあえて取り上げなかったものである。
議会事務局の職員にも全文記録はしないことも確認したが、議会の場を何だと思っているのか、本当に疑問に思う。
12時に終了し、一旦、事務所に戻って、来客対応。就労に関する相談を受ける。
12時50分、カロリーメイト(チーズ味)2本、低脂肪乳、グレープフルーツジュースを頬張りつつ、市役所に戻る。
13時から全員協議会「柏崎刈羽原子力発電所の設備の健全性及び耐震安全性の確認状況について」。原子力安全・保安院からの報告・説明であり、内容は以下の通り。
1.柏崎刈羽原子力発電所7号機のプラント全体の機能試験の確認状況について
・プラント全体の機能試験
・プラント全体の機能試験に対する評価の視点
・保安院が実施した、または実施中の主な確認
・設備健全性評価サブWGにおける主な意見
・保安院の活動状況のお知らせ
・プラント全体の機能試験中に発生した不適合について
・今後の取り組み
→ 引き続き、24時間体制でプラント全体の機能試験を監視、東京電力が実施する点検等に立ち会い、試験がきちんと行われているか、結果に問題はないか厳格に確認。
今後、原子炉出力50%、100%の各段階で、それまでの試験結果、得られたデータ等を基に、7号機のプラント全体の機能についての保安院としての評価をとりまとめ。
2.柏崎刈羽原子力発電所6号機の耐震安全性の確認状況等について
・柏崎刈羽原子力発電所6号機の耐震安全性の確認状況について
→ 6号機の原子炉建屋基礎版上において、上下動が大きくなった要因などについて検討をさらに深め、保安院のワーキンググループにおいて引き続き厳格に審議していく。
・7号機タービン建屋の地震応答解析における耐震壁及び補助壁の取り扱いの不適合について
→ 7号機タービン建屋の地震応答解析における耐震壁及び補助壁の取り扱いの不適合については、不適合が是正されたかどうか立入検査を行い、抜取り調査などにより厳格に確認していく。
他の号機についても。引き続き保安院として点検・解析などを行い確認を進める。
・原子力施設の耐震安全性に係る新たな科学的・技術的知見の継続的な収集及び評価への反映等について
→ 定期的に公開で新たな知見を取り入れる仕組みを構築。
今後は、この仕組みを実りあるものとなるよう運用。
3.原子力発電所の火災防止対策の充実に向けて
・最近の原子力発電所の火災の状況
・柏崎刈羽原子力発電所における最近の火災と保安院の対応
・柏崎刈羽原子力発電所における火災対策の状況調査について
・原子力発電所における火災防止対策の徹底について
→ 第1回4月23日、第2回5月22日、第3回を6月上旬を予定、第4回6月下旬を予定しとりまとめを行う
約1時間の説明ののち、質疑応答。
午前中に引き続き原発反対派のアピールの場になってしまい、議員に配布されていない資料を持ち込み、これは虚偽だの嘘だの放言が続いた。この場は全員協議会であり、報告事項に対する質疑応答などを行うためで、独自に調査し資料を集めるのは勝手だが、全員協議会の議題をそっち側にそらすものではない。
議題を外れているにも係わらず、議長も制止するなど何もせず、社会クラブの矢部忠夫議員の独演が1時間続いた。
東京電力が耐震補強として安全方向として独自で追加したものに、原子力安全・保安院も責任をもて、などと無理な展開に加え、そして、午前中に引き続き、原発再開を急ぐあまり関係者が自殺をした、との発言。もう何でもありの状況である。
15時過ぎに終了。その後、一旦自宅に戻り、着替えたり、資料を持参したうえで、16時から市内某集会所での意見交換会に出席する。インターネットをお使いの方が多かったようで、アタチュルク像問題もご存じであった。明日放送予定の「噂の東京マガジン」を楽しみにしているという方も多くいらっしゃった。
17時過ぎに事務所に戻り、事務仕事。某保守系新聞からの原稿依頼があったため、資料を集める。
19時30分から市内某店での食事をとりながらの打ち合わせ。明るいまちづくりにつながる動きになりそうである。
21時過ぎ、2次会として市内某店に移動。
いつものような焼酎水割りではなく、ウォッカにレモンリキッド、炭酸を入れてくれたので、飲み口もよく、グイグイと飲んでしまった。
23時、帰宅。戻ったところで、メールを確認したところ、訃報が一件入っていた。
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○○議員は○田○長と同じで大嘘つきだ。柏崎刈羽原発で死亡した人は誰もいない。いるとすれば○○議員お前だ。早く○○少しは柏崎の町が明るく良くなるかもしれないぞ。頭の輝きももっと明るくなるはずだ。恥を知れ○○議員。
投稿: 桜木町の旦那より | 2009年5月23日 (土) 20時50分
桜木町の旦那さん、コメントありがとうございます。
一部、伏字にさせてもらいました。
真実はどこにあるのか、出来限り公開していきたいと思います。
投稿: 三井田孝欧 | 2009年5月25日 (月) 19時35分