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2009年6月30日 (火)

柏崎市倫理法人会「健康応援講演会」
大塚貢氏「食育と健康」

 3時、就寝。

 7時、起床。大粒納豆、目玉焼き、辛子明太子でご飯2杯の朝食をとる。

 9時、市内某所での打ち合わせ。月末の慌ただしいなかであるが、仕事がでるだけありがたいことである。

 11時過ぎ、某氏と市内某店にて、アイスコーヒーを飲みながら打ち合わせ。

 12時、賞味期限ギリギリのフランスパンがあったため、薄切りにし、トマトケチャップやパセリ、ニンニクで作ったトマトソースを塗り、ひきわり納豆とチェダーチーズ、パルメザンをのせて、オーブンで焼いた納豆ピザで昼食をとる。

 14時から17時過ぎまで、会社関係の仕事で市内まわり。

090630_bira_2 18時、柏崎市産業文化会館に移動し、会場の準備を行う。
 今日は、柏崎市倫理法人会主催による「健康応援講演会」で、講師は長野県の旧真田町で「完全米飯給食」を中心となって進め、非行・犯罪ゼロにした大塚貢氏である。
 会場に多くの方が来場され、18時30分から講演会の開会となり、パソコンの操作や会場整理を担当した。
 配付資料、講演のメモは以下の通り。

「配布資料」(pdf形式)

Cimg0552・これまでずっと荒れた学校しか赴任しなかった。
・山梨では戦に勝っても恩賞となる土地はなかったが、長野は米どころが結構あった。
・戦国武将・村上義清の土地で、真田幸村は一晩で武田信玄にやられた。村上義清は、上杉謙信をたよった。川中島の戦いへの導線となる。
Cimg0557・校長のときは1200人ぐらいの学校だが、校舎内をバイクが走るような荒れ方。タバコが落ちていることが日常。
・教育長になってときも、一月に20台以上バイクが盗まれるような環境。暴走行為は夜11時から朝4時ぐらいまで。町民の生活に影響がでた。無免許での暴走行為で二人乗りで二人死んでしまう状況。
・不登校はいじめ、学校がつまらないことにある。その原因のほとんどは
先生の授業がつまらない
  教科書を読ませているだけ。問題が起こって会議をすると、あの子はダメだ、あの親はダメだという話になる。
 → 先生には私だったら10分もたない、生徒は50分もっている。生徒の方ががまん強いと言う。授業研究を促す。

・色々なスポーツ大会で、生徒がコンビニ弁当などを持参している事例が見えた。コンビニに張り込んでみたら、案の定、コンビニ弁当、菓子パン、ジュース類を購入していた。そういった子供を追跡すると、非行、犯罪、キレるとのか関係が分かった。
・スポーツ大会で勝っても負けても、弁当を広げたときの親への感謝はでるはずであるが、コンビニ弁当ではそうではない。親を金をくれる財布としか見ない。親子の絆が切れている。
・一週間、生徒が朝食を食べたものを調査した。食べてこない子供は案の定、問題のある子供であった。一番エネルギーが必要な時間にエネルギーがなく、イライラしたり、無気力になる。早寝、早起き、朝ご飯は当然のこと。
・朝食を食べてきていても、その内容が合成甘味料、合成保存料のはいった加工品であったら、同じこと。食べている内容に問題がある。野菜やミネラル分など、血をきれいにするものをとっていない。
→ 臨時のPTAを開いて、親を説得しはじめたが、話を聞いてくれなかった。子供が食べたいものを食べさせて何が悪いといった状況。指導する先生も疲れてくる。
・家庭でとれないものを学校給食でとってもらおうとしたら、今度は先生たちから反対された。ご飯に魚を指導してダメならと、パンに魚を合わせてみたがダメ。
・パンは幾日たってもやわらかいものや、カビが生えないものがある。軟化剤や防カビ剤を子供に毎日食べさせるわけにはいかないと思った。しかし、国産小麦粉やイースト菌を使う本物には補助金はつかなかった。
・ご飯食にしようと、全国各地の米を試してみた。こくぞう虫がわいてこない米が多々あった。こくぞう虫がわいてくるような安全な米を食べさせるべきと、大規模農家にお願いした。しかし、一農家の儲けにつながると叩かれ、無農薬ではなく、減農薬しかないが農協にしたら、今度は一法人の儲けにつながると叩かれた。
・現在、海の魚をのぞけば、95%が地元の食材を使っている。調味料も同様。安全、安心であり、なにより地元に金が落ちる。
・メニューは基本的に魚。頭から骨まで食べられるような工夫をしている。青魚が多い。
・一月に一度、生徒の希望をとっているが、希望も魚となった。毎月、親も参加する食育の授業をしており、生徒も理解してきている。
・食べる煮干しなど、咀嚼力を高め、脳を活性化させるメニューにしたら、親は「猫にするのか」と言い、議会でもお然りを受けた。
・発芽玄米を13%混ぜ混み、ギャバをとらせている。アトピーやアレルギーの子供がいなきなった。
・真田町ではきれいなハムのようなものは食べさせない。幼児のガンやアトピーが増えている理由がここにある。
・高脂血症、高コレステロール、高血圧の子供もいなくなった。中学生が37%というデータもある。今年の厚生労働省による高脂血症の調査によれば、男子44%、女子42%という状況であった。
・本当にこのままでいいのか。昨年の国の医療費は33兆4000億円、介護費は6兆円とかかっており、税収の40兆円を越える勢いである。
・こういった根本的なことを考える知事や市町村長がなかなかいない。
・いま真田町は万引きを含めて、7~8年はゼロが続いており、長野県警がおかしいと言っている。不登校も激減した。子供に判断力がでたからであろう。
・思春期に犯罪を犯す者の多くは、大人になっても再犯する可能性が高い。子供の頃からが大切。
・取り組みを続けてきたことで、家庭の食も変わってきており、安全・安心の食材を求め、調理に時間をかけるようになった。
・一挙に大量に浴びる農薬でも死ぬが、毎日、微量ずつに摂取する農薬も問題。アメリカの「ミツバチが死んだ」が良い事例。日本もそうなってきている。
・日本の美味しい米、魚、野菜を小さいときから食べさせることが、犯罪をなくし、良い国を作るために必要。
・凶悪犯罪の犯人のほとんどは、学力がトップクラスであった経歴をもつが、その後は毎日のようにコンビニ弁当だった。

Cimg0561_2 21時、会場のあらかたの片付けを終え、「レストラン サンブン」(電話:0257-24-7662)に移動し、懇親会。
 できる限り地元食材を利用し、魚食を中心にするという講演のあととしては、ちょっと申し訳ないメニューではあったが、大いに食べ、意見交換を行った。

 23時、帰宅。

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