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2009年6月 3日 (水)

「天地人」をダシに自衛隊批判
『新潟日報』の怪

 仕事が終わらないのと、祖母の世話があり、5時過ぎから仮眠。

 7時、起床。大粒納豆、鰺の南蛮漬け、たまご豆腐でご飯2杯の朝食をとる。

 午前中は次の議会の議案や審査に必要な資料集めと読み込み。母がいないため、定期的に祖母の様子を見に行く。

 12時、冷凍うどん、白海老の天ぷら、挽き割り納豆の天ぷらで作った天ぷらうどんで昼食。祖母の分は、つゆに片栗粉を入れ、麺を刻んだ。

 13時、事務所に来客。再就職に関わる相談であり、条件やできることなど話を聞く。

 15時から17時過ぎまで、事務所にてメールの返信などを事務仕事を行う。

 19時、事務所に戻ったところで来客。その後、焼酎を飲みながらの懇談となった。飲みながら、カニかまとキュウリのマヨネーズ和え、鯛の刺身、ひきわり納豆汁を夕食がてら食べる。

 22時、某懇親会の2次会をやっているとのことでお呼びがあり、某店に顔だけだすつもりが、市政に関わる話が盛り上がり、2時間ほど飲むことになってしまった。
 「粉飾決算した会社を会田市長は支援すると新聞には書いてあったが・・・」という話が発火スタートであった。

 24時、帰宅。

 先日、『新潟日報』を読んでいたところ、いきなりこんな記事が大きく掲載されていた。


平成21年5月22日『新潟日報』

 「天地人」で人気の坂戸山
 陸自26日に行進訓練

 
南魚沼 住民、登山渋滞など懸念

 陸上自衛隊高田駐屯地(上越市)の隊員約七十人が二十六日に、大河ドラマ「天地人」人気でにぎわう坂戸山(六三四メートル、南魚沼市)で、行進訓練をすることが二十一日、分かった。県外客も多く訪れる名所とあって、地元の一部住民からは、込み合うことによる安全面の懸念や「観光地のイメージが壊れないか心配」などの声が上がっている。
 関係者の話によると、訓練は午前八時に同市の八海山麓サイクリングターミナルを徒歩で出発。坂戸山に登頂し、午後四時までに終了する。高田駐屯地はこれまでも妙高市の関山などで同様の訓練をしている。
 坂戸山は戦国武将・直江兼続ゆかりの地で、連日大勢の観光客が詰め掛けている。登山ルートはいくつかあるものの、訓練が行われれば「〝登山渋滞″が発生するのでないか」との指摘や、何も知らない来訪者の安全確保を心配する声もある。
 高田駐屯地は、南魚沼市などを担当エリアとする部隊が、地域の地理特性を理解するための行進訓練だと説明した上で「地元にも周知しており、安全面は問題ない」としている。


 平日に70人の自衛隊隊員が登山訓練するからといって、観光地のイメージがうんぬんと何を書いているのだ、と思った翌日、こんな記事が掲載された。


平成21年5月23日『新潟日報』

陸自坂戸山訓練
中止申し入れを
  共産県委、県に要請

 陸上自衛隊高田駐屯地の隊員約七十人が二十六日に、南魚沼市の坂戸山で行進訓練を実施することについて、共産党県委員会(小日向昭一委員長)は二十二日、県に対し、地元住民の安全確保が不十分だとして、自衛隊に訓練の中止を申し入れるよう要請した。
 申し入れ書では、小銃を携帯した部隊の訓練で、住民の安全上の配慮が不十分だと指摘。「県民の安全確保に責任がある県の立場から、自衛隊に訓練の中止を申し入れてはしい」と求めている。
 申し入れ書を受け取った県市町村課の担当者は「地元自治体の意向を尊重したい」と述べるにとどまった。
 坂戸山は、大河ドラマ「天地人」の主人公で戦国武将・直江兼続ゆかりの地として、連日観光客でにぎわっている。


 ・・・報道翌日に、共産党が新潟県に申し入れとは、話が出来すぎている。完全に決め打ちの自衛隊批判と疑われても仕方がない。
 しかも訓練終了後には、さらにこんな記事を掲載し、問題だったかのように扱っている。


平成21年5月27日『新潟日報』

 陸自登山訓練
 混乱なく終了
     南魚沼・坂戸山

 陸上自衛隊高田駐屯地(上越市)の隊員約七十人が二十六日、南魚沼市の坂戸山(六三四メートル)で登山訓練を実施した。
NHK大河ドラマ「天地人」放映で、多くの人が訪れる観光名所での訓練だったが、特に混乱はなかった。
 隊員は小銃を携帯しない軽装姿。一般登山客の安全に配慮し、四つの分隊に分かれ、時間を空けて出発、登山道の渋滞などは起きなかった。
 一部住民が、登山道渋滞などに懸念を示し、共産党県委員会が、安全確保が不十分だとして、自衛隊に中止を申し入れるよう県に要請していた。


 つまるところ、人気である『天地人』を利用し、共産党と一緒になった自衛隊批判であったのである。
 『新潟日報』はいつから『赤旗』と同じ主張になったのであろうか・・・・。

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コメント

「地元の一部住民が」を使えば、日報の記者のひとりよがりな思想でもニュースの形で報道できますものね。極端な例、1人でも一部には違いないし。
それにしても、私なんか、自衛隊の方が登山道にいてくれれば、万一の災害や事故があったときなど、逆に心強いと思うんですが。
こんな「一部住民」の意見は決してニュースにはしてくれないんでしょうけどね。

 πさん、コメントありがとうございます。
 同じようなものに、原子力があり、反対派の市議一人が発言しても記事になるのですが、推進派市議が何人、何を言おうと記事になりません・・・・。

何が”住民の安全確保”ですかねえ
山で”実弾演習をやろう”と言ったとでも夢を見ているのでしょうか?
怒りたいのを通り越して笑ってしまいました。
笑って過ごせないのですが、色々なメデイアを通じて、反論をして行かなければならないと思いました。

 雄太さん、コメントありがとうございます。
 誰かが勇気をもって反論していかないと、ズルズルとバイアスのかかった情報が流されてしまうことを危惧しております。
 それにしても、共産党との連動技には驚いたところです。
*原子力への反対運動のときは社民系との連動ですが・・・

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