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2009年6月19日 (金)

平成21年第4回定例会閉会
国体選手の日の丸は勝利を呼ぶ旗

 締め切りの近い資料を優先的に作成し、3時に就寝。

 7時、起床。大粒納豆、明太子、高菜漬けで、ご飯2杯の朝食をとる。大きめの高菜だったので、ご飯の上に納豆をのせ、それを高菜で大きく包んで楽しんだ。

 9時、事務所に来客。市政に関する情報を知りたいとのことで、資料をお渡し、その後、市役所に移動する。

 10時から本会議に出席。
 総務常任委員会においても反対した、家庭ごみ有料化に関する「議第59号 廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について」は、次のように反対討論を行った。
 
・本来、議会に提案される議案は法制担当の検査も受けてから提出されるものである。しかし、本議案は先の議会で提出され可決したばかりの条例を施行するにあたって、内容に不備があったため早くもその一部を改正するものであり、事務的な問題があるといえる(簡単にいえばオソマツ)

・家庭ごみ有料化を推進してきた立場であるが、まだこの時期ではないと当初予算の際に反対したため、本議案も反対するものである。

 結果、反対したのは平成会と整風会のみで議案は可決。
 続いて、今日、議案提出され、委員会の審査なしで採決しろ、という1億6800万円の案件「議第67号 契約の締結について(枇杷島小学校(機械設備)工事)」について質問をした。議案内容は別として、入札が不調に終わったから、議会最終日にいきなり1億円以上の議案を即決せよ、という乱暴なやり方は今後もあるのかと会田市長に質問したものの、しばらく事務方で協議したのち、会田市長は答弁せず、副市長から「ご理解頂きたい」との答弁。
 会田市長に議会との仕事の進め方について聞いているのに自分では答弁せず「役人まかせ」というのが、いまの柏崎市政をよく表している。

 議案や人事案件の採決が終了したのち、意見書、請願の審査。
 社会クラブや共産党が定期的に提出してくる「30人以下学級の実現」の意見書について、所属会派である整風会・五十嵐議員が提案者である社会クラブ・高橋議員に

 「柏崎市内の小中学校の40人を越えるクラスの数は把握しているのか」

と質問したところ、

 「柏崎市内の数は把握していない」

との答弁。なんと提案者にも関わらず、前提となる数字を把握していないのである。この意見書のなかには子供の個性等の美しい言葉が並んでいるが、その後の共産党による賛成討論にもあったように、

 「抜本的に職員数を増加させること」

が真の目的である。子供は少子化により、すでに多くが30人以下学級となっている場合が多いため、反対した。反対したのは、民友、公明党、平成会、整風会であったが、その他の会派による多数で可決してしまった。

Cimg0442  注目の「請第7号 国体開催を機に、市議会議場に市旗・国旗を掲揚を求める請願」については、先に行われた議会運営委員会では「反対」されたため、
「不採択」
となっていた。

 反対討論は、前回の請願のときと同じく、自治研究会・砂塚議員と共産党・持田議員。
 自治研究会・砂塚議員の反対討論は以下のようなもので、議員の仕事を何だと思っているのか怒りと失望しか残らないものであった。

・願意は妥当だと思うが、目的や手段が違う。
 → まったく意味不明。願意妥当なら賛成すればよい。

・前回、緊急性がない、議員自らが発議すべきことして反対をしたが、その後の働きかけがない
 → 自分で議員発案を議場で発言した以上、自らが行動し、議員発案すればよい。議員は待つ存在ではない。さらに言えば、一度議場で発言した以上、責任をもって、自分で行動すべきものである。

・「国体を機に」とあるが、国体とは別に機会を見つけて議論したい。
 → どんな機会があるのか。そこまで議場で発言した以上、責任をもって議員発案してもらいたい

081125_sisho 簡単に言ってしまえば、「賛成」はしたいが社会クラブなどの革新系とともに市長与党議員の立場を崩したくない、というだけであろう。自ら一般質問のなかで、市長与党議員という議員の立ち位置について「腰ぎんちゃく」という表現をしていたが、自己紹介だったようだ。 結局は、「反対」する理由を無理に見つけ、議場で自らの釈明をしただけである。

 共産党・持田議員の反対討論はお約束の「日の丸」があると戦争になるといったファンタジー感たっぷりの論法。なかでも傑作だったのは国体の際、沿道から選手に向かって振る「日の丸」についての発言である。

 「 (国体で振る「日の丸」は)
  選手が勝利を呼び込むための旗」

・・・・・・思わず大声で笑ってしまった

flag 議場に「日の丸」を掲げると戦争がやってくる?が、国体の最中に振る「日の丸」は選手が勝利を呼び込むための旗だという。
 昨年、国体での「君が代」演奏に反対する新潟県高等学校教職員組合との公開質問状のやりとりのなか、国体やオリンピックでの「君が代」は

 「選手団入場の歌
     として捉えている」

という、かなり笑わせてくれた事件があったが、同じようなダブルスタンダードを感じる。
 採決の結果、今回も以下の通り「不採択」となった。

市旗・国旗掲揚に賛成
 整風会、平成会、公明党、民友

市旗・国旗掲揚に反対
 社会クラブ、自治研究会、柏崎のみらい、共産党、市民クラブ、蒼生会

 これが今の柏崎市議会の左翼っぷりである。

 続いて、先の議会運営委員会において、またも「継続審査」となった「請第2号 柏崎市議会議員定数の削減に関する請願」
 この本会議の場では、引き続き「継続審査」にするか否かが採決となるため、当然、結論をだすべきという立場から「継続審査」には「反対」である。
 採決の結果、以下の通り「賛成多数」で「継続審査」となった。
 またも先送りである。議員定数削減に反対するのであれば、「継続審査」などでお茶を濁さず、堂々と議員定数削減の請願に反対すれば良い。市民の顔を伺い、態度が見えないようにするために「継続審査」で2回も先送りしているのは、不誠実である。

「継続審査」に「賛成」
 社会クラブ、自治研究会、柏崎のみらい、共産党、市民クラブ、蒼生会

「継続審査」に「反対」
*即、議員定数削減の議論をすべき
 整風会、平成会、公明党、民友

 釈然としないまま、11時20分に平成21年第4回定例会が終了となった。

Cimg0443  11時30分から全員協議会。内容は刈羽村への給水に向けて、刈羽村との協議結果の報告である。
 我が柏崎市は、「水こそ命」として、これまで多額の税金を投入し、水の確保を行ってきた。故に、水の他地区への供給については、柏崎市議会内において保守、革新の区別なく、激しい議論が行われてきた経緯がある。特に社会クラブは反対を貫いてきた。
 今回の給水は、西山町が合併したことにより、給水管の延長工事が発生し、給水管が刈羽村内を通ることが発端である。
 詳細な内容は以下の通り。

・平成24年を目標として、刈羽村水道事業を譲り受け、柏崎市が行う(耐震工事などは刈羽村負担)。
・油田地区の簡易水道をのぞき、簡易水道は廃止。
・刈羽村までの管路費用1億円(口径を350mmから400mmに変更する差額)、赤岩ダムをはじめ既存施設の負担額は31億円(第5次拡張工事で柏崎市で消化する量となるため、第6次拡張工事以降の負担を求める)とし、計32億円。
・水道料金は柏崎市と同一料金体系とする。

「刈羽村への給水に向けて」(pdf形式)

「刈羽村給水資料」(pdf形式)

 一通りの説明が終わったところで12時となり、休憩に入った。食事をとる時間もなく、情報公開請求の手続きや資料の調査などを行う。

 13時から全員協議会が再開。
 議論の大きなところとしては、柏崎市がこれまで投資してきた水道施設に対する刈羽村の負担金31億円が妥当かどうかである。
 まだ協議中のことでもあり、今日はまだ報告の段階のため、特に質問をすることはしなかった。今後、進捗があった段階で色々と聞いてみたいと思う。

Cimg0445  14時過ぎに全員協議会が終了となり、その後、会派代表者会議。内容は、平成会と整風会で出した市政報告についてである。
 出席者は会派代表者のみということで、会議室から漏れてくる声を聞いていたが、間違いの修正うんぬんの話から、市政報告を出したこと自体について謝罪せよ、と話がズレてきており、机をたたき合っての激しい議論となった。もちろん、市政報告の作成は正当な権利であり、言論の自由がある以上、その点についての謝罪はない。
 あまりの激しさに、一旦休憩。再開後、議長裁定ということになり、後日、二会派から回答することとなった。 

Cimg0446  15時過ぎ、一旦、自宅に戻り、遅い昼食。中越沖地震のときに頂いたものの、申し訳なく賞味期限が過ぎてしまった袋のインスタントラーメン「明星 チャルメラ しょうゆラーメン」を、貧乏学生時代にはできなかった卵入りで食べる。

 「袋のインスタントラーメンには
           人生がある」

とはお気に入りの漫画『極道メシ』にでてくるシーン(台詞は第二巻「アカン!カップ麺には人生がない」)であるが、丼に移さず、鍋から直接すするインスタントラーメンには、確かに味わい深いものがある。

 市内まわりをしたのち、18時から市内某所で打ち合わせ。

 打ち合わせ終了後、買い物などを済ませ、20時、自宅に戻る。

Cimg0447  20時30分、蟹缶、フカヒレスープの缶詰、干し納豆パウダー、干し椎茸、ほたての貝柱を使った雑炊をつくり、ビール500ml4本とともに夕食にする。
 甥っ子と姪っ子がお泊まりに来たため、せがまれていた『ウルトラマンティガ』の映画「ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY」を一緒に見る。

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コメント

多数の議員さん達が、「市議会議場に市旗・国旗を掲揚を求める請願」に反対した理由は、本当は何だったのでしょう?
反対討論のどちらかと同じ意見だから?
それとも提出者、紹介議員が気に入らないから?
どちらにしても、日本人として、また柏崎市議会議員としての良識を疑います。

議員定数削減については、まともな議論が成立させられない以上、継続審査を続ける意味は無いと思います。

「市政報告」を巡るゴタゴタについては、言いがかりを通り越して、言論弾圧に近いものを感じます。応じる必要はありませんよ。

 紫さん、コメントありがとうございます。
 市旗・国旗を掲揚については、とにかく柏崎市の公人たる議会の一員として、情けない思いです。
 議員定数削減については、聞くところによると「継続審査」にし先送りしている議員は、自分の支持者に【まったく逆のこと】(私を含め保守系議員が削減を政争の具にしている)をお話しているようです。とにかくより多くの柏崎市民に真実を知ってもらい、誰がウソをついているのか、ご理解頂ければと思っております。
 市政報告チラシについては、先日、会派代表者会議も行われましたが、所属会派の会派長によれば、まさに数の横暴で、会議という名の喚問だったようですが、報告を出した事への謝罪はしなかったとのことでした。

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