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2009年10月23日 (金)

総務常任委員会視察3日目
石川県金沢市

 2時、ホテルに戻り、シャワーを浴びて就寝。

Cimg1446  7時、起床。ブログやメールを書いたのち、ホテル1階のレストランでビュッフェ形式の朝食をとる。
 カップの納豆があり、やっと納豆を食べられると思って2カップをとるも、糸引きが悪い某社製品。それでもご飯3杯を食べる。

 8時45分、ホテルロビーに集合し、尾張一宮駅9時6分発の「しらさぎ3号」で移動。車中、毎週楽しみにしている高山正之氏の「変見自在」を中心に『週刊新調』を読む。
 途中、米原駅にて電車の進行方向が変わるため、お約束の座席の向きの反転を行う。

Cimg1449  11時50分、金沢駅に到着。視察先で頂いた資料などで荷物が重くなってきたため、駅ビル内の「金沢百番街 つづみ亭」(電話:076-260-3726)で「天ぷらうどん ミニ丼セット 1200円」の昼食をとる。ミニ丼はミニカツ丼を選択。意外にも大葉の上に乗っていた大根おろしが、関西風のダシの天ぷらうどんにピッタリであった。今度真似してみたいと思う。

 13時、金沢市議会事務局が対応できないとのことで、担当課である金沢市都市政策局交通政策課の主査にお越し頂き、金沢駅東広場を視察させてもらう。

Cimg1453    金沢駅東口の広場は昭和42年にはできていたものの、バスターミナルを兼用しており、人とバスの住み分けがうまくいかない状況であった。そのため、再開発を計画し、平成17年3月20日に以下の計画で再開発を行った。

Cimg1456 基本計画:「伝統の広場」
     「歩行者優先型広場」
整備方針:
・金沢らしさの創出
・充実した歩行者空間の確保
・バリアフリーの徹底
・交通結節点としての合理性と機能性の追求
・出合いとにぎわいの創出
・環境への配慮

・「伝承」と「伝統」の言葉を使い分けており、20世紀の文化であるアルミとガラスを用いたことで、100年後に20世紀の技術文化を伝えることができる。
Cimg1450・金沢の伝統を凝縮した加賀宝生で使用される鼓の銅である「調べ緒」をモチーフにいた木造の鼓門を設置。大屋根の雪受け、地下広場の排気塔、大屋根雨水のパイプスペースの役割をはたす。
・乗降場シェルターは屋根部分に約3000枚の太陽光発電パネルを設置しており、最大110kwの発電により、地下の照明電源に流用している。
Cimg1452・もてなしドームは、建築面積3000平方メートル、高さ29.5メートルで、半径90メートルの巨大な球を三味線のバチのかたちに切り出した形状となっている。金沢市は年間降雨日数が半年にも及ぶ世界有数の多雨多雪都市である。ドーム中心に星形のロッドで補強されたテンションリングで構成され、地震にも強い構造となっている。明るい駅前広場にするため、ドームの仕上げは3019枚の強化ガラス(180cmの積雪にも耐える)が使われており、清掃はロボットで行う。
Cimg1454・地下広場(1500平方メートル)はにぎわい創出のためにイベントスペースとして解放している。
*視察時には、ヘアメイクのショーが開催されていた。
・金沢市には用水の文化があり、代表的な辰巳用水を引き入れ、噴水池、湧水池、流れ滝、地下池で使用している。
・高齢者、障害者にも配慮した作りになっており、エレベーターやエスカレーターはもとより、自分のいる場所に認識しにくい広い地下広場などでは、九谷の五彩「赤」「青」「黄」「緑」「紫」を配置して分かりやすい構造としている。

Cimg1462 金沢駅東口広場を視察したのち、ジャンボタクシーで金沢市役所に移動。
 先ほどに続き金沢市都市政策局交通政策課の主査と課長兼新幹線建設推進室長からお話を伺う。

<交通政策課課長兼新幹線建設推進室長>
・市役所の隣には、年間150万人の来客がある「金澤21世紀美術館」がある。
・金沢市は戦災、災害がないため、古い町並みが残っている。
 45万人をこえる人口のいま、区分の理論を用いて、開発と保存を別対応している。
 金沢の魅力は古い町並み、二つの川から55の用水路であり、平成26年度の北陸新幹線開通に向けて魅力を高める、まちづくりを行っている。

 今年1月19日、国土交通省の歴史まちづくり法の計画認定を受けた。
 ユネスコのクラフト部門に創造都市での認定を受けている。
 自動車のない時代に作られた道が多く渋滞が問題になっており、パーク・アンド・ライドへの取り組みもその一つ。
 マイカーの利用から公共交通への転換をはかる交通戦略を立てている。

<金沢の公共交通政策>
・道路事情が良くなったことや車の発展で中心市街地の空洞化でまちが広がってきた。
 よって、バスや電車の利用が減った。
 高齢化社会を迎えるにあたり、公共交通サービスを充実させる政策に取り組んできた。
  金沢市全体も広いので、全部をカバーすることはできず、4つのゾーンに分けた。
 まちなかゾーン 歩行者や公共交通が優先
 内・中環状沿線
    → まちなかへ公共機関でいけるようにする。
 外環状沿線 公共交通+マイカー
    → パーク・アンド・ライド
 郊外 住民と一緒に必要に応じた移動手段。
    → NPOや地元の助け合い

<パーク・アンド・ライド駐車場配置基本計画>
・駐車場位置の選定
(ア)バス
  バス便が多いこと、駐車場からバス停までが近いこと、幹線道路からのアクセスがよいこと。渋滞発生地区ではないこと、バス専用レーンのある区間外であること
(イ)鉄道
 鉄道周辺であること、幹線道路からのアクセスが用意であること、渋滞発生地区ではないこと

・スーパーに協力してもらい、駐車場を提供してもらい、対価として月3000円分の商品券を購入。
・パーク・アンド・ライド利用者には、定期券が10%お得になっている。目標駐車台数は、金沢都市圏全体で2100台。

・促進のためのその他の施策
 増便、深夜便の贈人、定期券割引のインセンティブ、乗り継ぎの円滑化、市民への意識啓発

<具体的政策>
・サイクル&ライド 自転車を見直す
・オンデマンドバスシステム
 平成19年3月からIT機能を利用した予約システム
  → 経費削減にはなっていない問題点はあるが、一人でも動くので、利用者の喜びの声はある。
・金沢バストリガー方式
 事前に設定した採算ラインを満たさなければ運賃を元に戻すことができるよう協定を締結し、値下げや延長、増便をはかった。現在、北陸鉄道と金沢大学角間キャンパスまでの間を170円~200円を100円で運行している。
・金沢エコポイント
 北陸鉄道が発行するバスICカードを利用して、ポイントを発行し、マイカーから公共交通機関への転換をはかった。
 → ポイント発行機械が高いため、小さな商店で導入できない問題点がある。緊急的な対応として、紙の券で発行

<これまでの主な政策>
・バス専用レーンの導入 昭和46年~
・バス優先信号設置 昭和53年~
・バス接近表示システム 昭和59年~
・観光期パーク・アンド・バスライドの実施 平成元年~
・違法駐車等防止重点地区の指定(国道157号) 平成4年~
・リバーシブルレーンの実施 平成6年~
・通勤時パーク・アンド・ライド(Kパーク)の実施 平成8年~
・コミュニティバス「金沢ふらっとバス」の運行 平成11年~
・「バスく~る」の導入 平成13年~
 パソコン、携帯電話によるバス運行情報提供システム
・交通ICカード(lCa)の導入 平成16年~

<歩行者・公共交通優先のまちづくりを進めるための条例>
・金沢市における歩けるまちづくりの推進に関する条例(歩けるまちづくり条例) 平成15年4月施行
・金沢市における駐車場の適正な配置に関する条例(駐車場適正配置条例) 平成18年4月施行
・金沢市における公共交通の利用の促進に関する条例(公共交通利用促進条例) 平成19年4月施行
市、事業者の役割、市民の意識醸成を目的にした。
・新幹線対応型新バスシステム「まちシャトル」の導入 平成22年度導入予定
 駅が遠く、バスも種類が多いため、北陸新幹線開通後に増えるであろう観光客が迷わないよう実施する。金沢駅東口と中心部を結ぶ路線設定、既存バスとは異なる分かりやすいデザイン、バス停についてもデザインを統一、バス専用レーンの充実等による走行環境の確保、ワンコイン(100円)等のわかりやすい料金設定・運転頻度の確保。

Q.イベント時の対応はどうか。
A.もちろんの事ながら対応をしており、低料金で気軽に公共交通で移動できるよう高速道路インターチェンジ近くの駐車場を確保するようにする。これまで都市整備と公共交通をセットで開発してこなかった反省も行政にはある。重要路線は、道路確保するとともに、パーク・アンド・ライドできる環境を今後整えていく。ゴールデン、シルバーの2つのウィークは1000円高速効果もあり、異常な混雑となった。高速道路インターチェンジがすでにある以上、対応しなければならない。また公共交通に一旦、乗ってもらえれば、あそこもいこう、ここもいこうと回遊性が生まれると考えている。

Q.金沢インターに小布施インターのような取り組みはできるか。
A.金沢インターは難しい面があると思う。近くでは、旧松任市の徳間サービスエリアは近いイメージがあると思うが、金沢では厳しい。

 視察終了後、慌ただしくジャンボタクシーで金沢駅に戻り、15時12分発の「はくたか19号」で直江津駅に移動。
 直江津駅で30分近くの待ち合わせをし、17時31分発の「くびき野5号」で柏崎駅までも戻った。

Dsc02591  今日で中越大震災から5年となる。
 電車に乗りながら、発生時に車を運転していたことを思い出す。100キロのスピードで走っており、あまりの揺れに車が左右に振れ、あと一歩間違えば、壁に激突して死んでいた可能性もあった。
 その後は、川口町、小千谷市、十日町市内の各地でボランティア活動をさせてもらい、その後の中越沖地震で経験が役立った経緯もある。
 あれから5年、犠牲となった方のご冥福を祈るとともに、復興のためにご努力されてきた皆さまに敬意を表したい。

Cimg1463 帰宅後、食料品の買い出しや溜まっていた郵便物の整理を行う。
 19時30分、スーパーで半額になっていた生鮨パック、いんげんの胡麻和え、名古屋で買ってきた八丁味噌を入れた鯖の味噌煮で夕食をとる。
 食後もFAXや郵便物の整理や返信を行う。

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