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2010年3月

2010年3月31日 (水)

会派視察:四国電力伊方原子力発電所
プルサーマル導入までの経緯

 ホテルのネット回線もしくは借りた長いLANケーブルのせいか、ときどき切れてしまうため、仕事もなかなかはかどらず、2時に就寝。

Cimg3110 7時、起床。シャワーを浴びたのち、7時30分、ホテル7階のレストランにて和食の朝食をとる。うるめ鰯、生卵、かまぼこ、ちりめんじゃこ、大根おろし、赤だしの油揚げと若布の味噌汁、漬け物、ご飯といった内容。納豆がなかっため、食後、部屋に戻り、小粒納豆を1パック食べる。

 身支度をしたのち、9時10分にホテルをチェックアウト。タクシーにて移動し、約30分で四国電力伊方発電所ビジターズハウスに到着した。
 今日の視察は、九州電力玄海原子力発電所(昨年の会派視察)に続き、プルサーマル燃料を使用する四国電力伊方発電所にて、住民や議会への説明、合意形成などについて意見交換するためである。


平成22年3月2日『産経新聞』

プルサーマル発電
伊方3号機を起動 四国電力

 四国電力は1日、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料を使うプルサーマル発電で、伊方原発3号機(愛媛県伊方町、89万キロワット)の原子炉を起動した。2日にも核分裂が連続して起こる臨界に達する。4日に発電を始め、営業運転は30日からの予定。国内でのプルサーマル発電は、昨年11月に開始した九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)に続く2例日となる。
 四国電力は、今年2月下旬の起動を計画していたが、昨年11月に起きた燃料集合体からの微量の放射性物質漏洩についての原因調査のため約一週間、開始がずれこんだ。
 プルサーマル発電は、原発で使用した核燃料を再処理して取り出したプルトニウムを再び燃料として使う仕組み。国の「核燃料サイクル」政策の柱で、電気事業連合会は、平成27年度までに計16~18基でのプルサーマル導入を目標に掲げている。
 現在、伊方原発や玄海原発を含め8基が地元の了解を得ている。また、今年2月には東京電力福島第一原発3号機(福島県大熊町)で、福島県知事が安全性の確認などの条件付きで受け入れる方針を表明した。


Cimg3112 まず、平成19年に全面リニューアルしたビジターズハウス内の資料見学とのことで、3Dシアターで伊方発電所の概要を学び、その後、館長から施設内をご案内頂いた。
 ビジターズハウスは累計で195万人、年間で5万人の方が訪れるという。
 3Dシアターでは、CGを活用し、ライト兄弟よりも早くに飛行機の開発を行っていた、八幡浜市出身の二宮忠八(1866年~1936年)の「玉虫型飛行器」に乗って、伊方町、そして伊方発電所内、原子力発電の仕組みを分かりやすく説明された。

・伊方発電所にはPWR(加圧水型軽水炉)3基があり、合計202.2万kw。四国の4割の電力を支える。
・佐田岬半島に伊方発電所があり、86万平方kmの面積を誇る。

・プルサーマル燃料は3号機のみ。昨年5月に燃料を搬入し、今年1月に耐震安全性を国が確認。
・設備稼働率は84.5%。
・1号機、2号機は14×14燃料、3号機は17×17燃料。プルサーマル燃料は21体をフランスから搬入し、うち16体を装荷し、5体は使用済み燃料プールで保管している。

Cimg3117 ちなみに、この伊方発電所は映画『ゴジラvsデストロイア』でゴジラに襲われそうになった。
 ビジターズハウス内には岩盤である緑色片岩が展示されており、伊方発電所内でも露出していることと相まって、岩盤の強固さが分かりやすく説明されていた。
 また、展望室からは多くの風力発電機、伊方町直営の2基、四国電力の58基が見える。稼働率は19%程度とのことであるが、柏崎まではいかないものの雷による被害があり、思った以上にコストがかかっているという。
 施設見学ののち、会議室にて意見交換となった。

Cimg3121

(1)プルサーマルに関する市民説明

「理解活動状況」(pdf形式)

・四国電力主催の説明会 2604回 3万2457人
・訪問対話活動 毎年1回、各家庭を2名1組でまわる。
 平成16年から平成21年までのべ12万7456軒。
 ひと月弱かけて地元全家庭を「会えるまで待って」まわった。
 平成16年より前にも行っていたので、プルサーマルのためだけという捉えられ方はされなかった。
・見学会 のべ10万4709人
・公募説明会 平成16年9月4日 315人(伊方町、保内町、瀬戸町)
・公募講演会 6回 のべ3299人

(2)議会への説明や対応

「議会関係者への主要説明経緯」(pdf形式)

・伊方町環境監視委員会:原子力発電所誘致以来、年に4回関係調査の報告や議論を行っている。町長以下、有識者、議会関係者で構成される。
・地元である伊方町、保内町、瀬戸町に加え、隣々接自治体である三崎町、八幡浜市も参加してもらい説明を実施。
・四国電力の松山にある原子力保安研修所にも地元議員から視察してもらい、その際にもプルサーマルについて説明。

Q.最終段階にあたっての伊方町環境監視委員会への説明が多くなっているが、どのような経緯からか実施しているのか。
A.原子力発電所を誘致したときの安全協定にある委員会で、愛媛県にも専門委員会がある。専門委員会は大学教授による完全な専門技術的なものであるが、環境監視委員会は政治、住民など総合的な面から検討している。

Q.誘致時からの反対派の動きなどは?
A.かなり激しい反対活動があり、3号機のトラブル時の通報遅れで激化。通報などの情報公開(伊方形式)の導入で改善した。地元反対派は高齢化により、声は小さくなっているが、四国内の他の地域、九州などから原子力反対派が訪れる。

(3)プルサーマル導入による地元への交付金等の経済効果

・核燃料サイクル交付金60億円で今後、調整はあるが県4/9、伊方町4/9、八幡浜市に1/9に配分される。

 愛媛県事業  26億7千万円
  伊方町事業  26億7千万円
 八幡浜市事業   6億6千万円

(4)その他

・協力企業とは「ネット21」という共同体をつくり、懇親会、スポーツ大会、定期検査のあとに改善意見の会などを行って、職場の風通しを良くしている。
・自治労は基本的に反原発であるが、伊方町をはじめ周辺の自治労関係は反対運動を行っていない。
→ 柏崎市の場合は、原発財源がなければ立ちゆかない(人件費の一部にも使用)実態があるにも関わらず、柏崎市職労は原発反対活動を行っている。

 上記の他、本ブログでは原発反対派も見るため公開できない内容を含め、かなり政治的にも重要な質疑応答が続き、視察を終了した。
 ご対応頂いた四国電力伊方発電所の副所長、広報グループリーダー、ビジターズハウス館長には心から感謝申し上げたい。

9gunshin 視察終了後、タクシーにて約30分かけて八幡浜駅まで移動。時間があれば、伊方町を去る前に、須賀公園にある「大東亜戦争九軍神慰霊碑」に行きたかったが、個人で来た時の楽しみにとっておこうと思う。
 この三机湾には、昭和14年に旧帝國海軍の特殊潜航艇の訓練基地ができており、昭和16年12月8日の真珠湾攻撃により、散華した特殊潜航艇の岩佐大尉等九軍神もこの地で訓練を行っていた。

Cimg3126 八幡浜駅に到着した段階で、12時を過ぎていたため、名物である「昔造りじゃこ天」、味付け海苔つき「たまごかけご飯風」おにぎり、八十八茶で軽い昼食をとりつつ、12時25分の特急「宇和海12号」に乗り込み、松山駅に向かう。

Cimg3123 駅で電車を待っている間、念願?であった「アンパンマン列車」を見ることができた。まさしく鉄オタ、それも撮り鉄よろしく、写真をとりまくってしまった。予讃線には11種類の「アンパンマン列車」が走っており、今回見たのは「ばいきんまん号」であった。今度は甥っ子や姪っ子を連れてきて、乗ってみたいと思う。

Cimg3129 14時過ぎ、かなりの待ち時間があるため、「名代そば吉 空港店」(電話:089-972-5677)にて、「鴨セイロ 850円」を「大盛り 150円増し」にして、本格的?な昼食をとる。合鴨ではなく、本鴨を使っているそうで、歯ごたえも良い力強い味わいの肉と脂が印象的であった。

 空路混雑で搭乗機が遅れたため、10分遅れの17時10分、ANA596便に乗り込んで離陸。機体はB777-200である。
 搭乗前に購入した「週刊新潮」や「SAPIO」などを読むも、チャンネル桜の水島社長への恨みなのか、小林よしのり氏の連載「ゴーマニズム宣言『天皇論』追撃篇」に疑問がわく。こうやって保守陣営が内部分裂してきたことで、左翼陣営が良いようにしてきた歴史を繰り返すようで心配である。

 着陸路などが混雑しており、予定より20分遅れの18時40分に羽田空港に到着。モノレールで浜松町駅、山手線に東京駅まで移動し、19時30分過ぎに宿泊先である「アパホテル<日本橋駅前>」にチェックイン。日本橋の再開発のため、今日が最後の営業日だという。場所、施設とも良かっただけに実に残念である。

Cimg3131 荷物を置き、一休みした21時過ぎ、会派の先輩議員とともに「築地市場 日本橋店」(電話:03-3516-9355)に行き、夕食。中トロと赤身がセットになったマグロの刺身、貝3種の刺し盛り、トロほっけなどをつつき、生ビール4杯を飲む。

 22時、ホテルに戻ったところで、ちょうど会社関係で付き合いのある某氏から連絡があり、近況報告をかねて飲むこととなった。

 23時、車で迎えに来てもらい、銀座の某店でウイスキーの水割りを飲みつつ、懇談。周りはバリッとしたスーツを着た人ばかりのなか、汚いカジュアルな格好で来てしまったので、「貧乏人が来るな」という蔑まれるような冷たい視線が痛い。

2010年3月30日 (火)

会派視察:大分県大分市議会
議会基本条例の制定について

 2時、就寝。

 7時、起床。40分ほどホテルのまわりを散歩し、気分転換を行う。

Cimg3082 8時、ホテル自慢というビュッフェ形式の朝食をとる。 グレープフルーツジュース、牛乳、大分産豆の力豆腐、国東産ステーキ椎茸、小粒納豆、温泉卵、大分県名物豊後とり天、津久見産ギョロッケ、ソーセージ、佐伯産ちりめん、佐賀関産クロメの味噌汁、焼き海苔で、ご飯3杯を食べる。
 充実した朝食である。

 8時30分、ホテルに荷物を預かってもらい、チェックアウト。ホテルから大分市役所まで徒歩で移動する。

Cimg3086 思ったよりもホテルと大分市役所が近く。約束の9時より10分早い時間に到着してしまった。
 早い時間で申し訳なかったが、早速、大分市議会事務局にご挨拶し、視察対応をお願いした。視察のお願いをする際にも、イヤがらせかのように納豆を大量に送ったため、さぞかしお気を悪くしたであろう。

Cimg3087 今回の視察の目的は、議会基本条例。議会の在り方は本来、これまでの議会運営のなかで決まっているものであるが、時代の変化や議会が行政の追認機関になっているという現状に鑑みて、新たに条例化しようというもの。
*ありがたいことに柏崎市のマークまで入れて、会議室(議会運営委員会室)をご用意頂いた。
 柏崎市議会においては、すでに「議会の地位と権限に関する特別委員会」にて、議会改革を行い、歳費とは別の日当の支給を廃止、一問一答形式の質問、インターネット中継など積極的に取り組んできた。しかし経年、そして議員の入れ替えとともに明文化しなければならない事がでてきたのも事実。今回は、今後の議会改革に関する特別委員会での議論を踏まえての視察研究となる。

1.大分市の概況
説明者:大分市議会事務局 須藤次長
・約47万人の都市。議員数の条例定数は46名で現状も46名。会派数は6会派あり、他は無所属。
・議員報酬は、議長76.6万円、副議長69.5万円、議員64.1万円。

*柏崎市議会の約2倍
・予算規模は1543億円、特別会計928億円、水道会計235億円。
・平成17年8月、「全市一斉ごみ拾い大作戦」ギネスに挑戦。「日本一きれいなまちづくり」14万6679人(全市の31.5%)が参加。
・サッカーのため、官民あげてのサポーター組織を立ち上げている。
・県庁所在地の日本の鶏の消費量1位が大分市。
・全国市議会議長会のフォーラムを開催するなど、議会としても取り組んでいる。
・政務調査費の基準を作成している。

*柏崎市議会は、議会での審査や伺いをしてから支給。
・毎回の一般質問を概ね20名。
・代表質問は3日間をかけ、1日に2会派。持ち時間は、4人以上の会派の場合は持ち時間が120分。それ以下の人数の会派は90分となる。

2.議会基本条例
Cimg3088説明者:
議会活性化推進会議
 会長・長田みちお議員(自民党)
副会長・日小田良三議員(社民党代表)

A)議会基本条例制定までの経過について
平成18年11月24日
 議会運営委員会において、議長から議会全体として、会派を超えて政策委研究に取り組み、政策研究に取り
組み、政策的条例や政策提言を行うための検討組織を設置することについて提案。
平成18年12月13日
 全議員による大分市議会議員政策研究会を設置することとした。
平成19年10月10日
 大分市議会議員政策研究会の第1回全体会議を開催し、議員から政策課題を応募することを決定。
平成19年12月17日
 第2回全体会議を開催し、14件の応募課題の中から議会基本条例を最初の政策課題とすることに決定。
 議会基本条例について具体的に研究するため、議員10名で組織する推進チームを設置した。
平成20年12月15日
 平成20年第4回定例会の最終日に、全議員の賛成を得て成立。

B)政策課題募集要項

「政策課題募集要項」(pdf形式)

C)市民意見交換会チラシと市民意見交換会の結果概要等について
 14の公民館にて、議会の基本的な仕組みの説明から行った。
 市民からは今更、議会の基本を作るのか、と批判も多かった。また、市民は議員ではないので勝手に作れ、という意見もあった。
・主な説明内容
 市議会と市政
について
 何を決めているのか
 議会はいつ開かれるのか
 議会改革の取り組み
 (仮称)子ども関する条例制定の背景について
・主な意見:
 「この条例が守られるための体制を考えてほしい」
 「努めるという規定が多いのではないか」
 「一問一答は市民にわかりやすい、是非、実現してほしい」
 「市民意見交換会を継続してほしい」

D)大分市議会基本条例

「大分市議会基本条例」(pdf形式)

E)その他、意見交換
・会派は2名以上。
・本会議での質疑応答は一括質問・一括答弁のほか、一問一答形式や分割質問・分割答弁も選択できることを定めている。
・一問一答形式の導入にともない、議員側の席に質問席を設置。
 
→ 柏崎市議会では既に実施。
・市長に対し、予算、決算の政策説明資料の作成を要求。
・委員会審査においては、参考人制度、公聴会制度を活用する。
・議員の政治
倫理については、大分市議会議員の政治倫理に関する条例(平成7年大分市条例第22条)で規定。
 
→ 柏崎市議会では規定しておらず、作る必要あり。
・議員定数・議員報酬については、公聴会制度の活用をする。
・議員政策研究会(要綱を定めた)を設置し、全議員がメンバーとなる。
・議会活性化推進会議も行う。

Q.各種の審議委員会や行政の検討委員会などに市議会議員がメンバーになることを柏崎はやめたが、場合によっては、市長は議会の意見より上に扱うこともあり、今ではやめたことを反省する面もある。こちらでは?
A.市民参加という面はあるが、やはり議会は最高機関であり、議会基本条例の8条で重視している。議決権の拡大を総合計画に入れており、今後、何を議決事項にしていくのか議論していく。審議会や委員会などが作られる前に議会として事業の内容を精査する流れにする。

Q.議会と市民との関係が非常に大切であるが、議会に対して大分市民の注目度はいかほどであったか。
A.市民意見交換会はまだ2回しかやっていないが、のべ400を超える市民からの意見があり、その意見を各特別委員会、各常任委員会に割り振って検討させている。次回の市民意見交換会で回答をし、さらに意見を募集しようとしている。

Q.公聴会制度については?
A.過去、まだ実施していないが、議員の報酬や定数はそこで議論することになっている。議場で議員定数を減らすべきと、当局である市長に質問した無所属議員がいる(笑)
 → 柏崎市議会でも1名存在・・・・・。

Q.議会基本条例を作ったことにより、制限ができたと感じる議員はいたか。
A.執行部と対等にやり合うためであり、議会としての意思表示として賛同してもらっている。議会基本条例であり、議員基本条例ではない。

Q.通年議会など閉会中の活動などはどういった議論があったのか
A.これからの課題であるが、地域に積極的に議員がでていく機会が増える。詳細は検討中であるが、少なくとも決算内容は議員全員が知っている必要があるため、そういった検討を通年議会で行っていく。

Q.柏崎では中越沖地震の際に、災害時の議会の在り方について議論があったが、そういた点では検討はあったのか。
A.是非、検討したい。

 上記の他、本ブログでは公開が憚れるような内容を含め、質疑応答が続き、予定された時間を大幅にオーバーしてしまった。
 非常に有意義な情報交換もでき、ご対応頂いた議会活性化推進会議会長の長田みちお議員、副会長の日小田良三議員、そして議会事務局の皆さんに感謝申し上げたい。

Cimg3091 11時過ぎ、あまりの暑さから、大分駅内の「豊後茶屋 大分店」(電話:097-534-0152)に寄り、さっぱりとした酸味の「カボスシャーベット 350円」を食べて休憩をとる。
 雑談のなか、再度、議会基本条例についての疑問がわいてきたので、大分市議会から頂いた資料を再度読み込む。

 12時、大分駅から別府駅まで電車で移動。景色が素晴らしい。

Cimg3095 12時30分、「大谷うな重 別府やよい店」(電話:0977-24-1234)にて「うな重定食 1100円」の昼食をとる。やや焼き過ぎの鰻のかば焼き、大根の酢の物、肝吸い、漬物にご飯といった内容で、焼き魚定食のような感覚である。
 久しぶりの鰻だけに期待し過ぎたのが、失敗であった・・・・・。

 13時過ぎ、別府駅から別府港フェリー乗り場にタクシーで移動。

Cimg3103 14時、別府港フェリー乗り場から宇和島運輸のフェリーの「さくら」に乗り込む。2等客室なので、料金は3020円となる。
 「さくら」は、2,334トンで2基のディーゼル機関により、航海速力は約20ノットという船。船内は広く、足や手もマッサージする本格的なマッサージチェア(15分 200円)があったため、2回ほど行い、体をほぐした。

 16時45分、八幡浜港に到着。両手いっぱいの荷物が重かったが、歩いて宿泊先の「八幡浜センチュリーホテル イトー」に移動してチェックインする。

 17時30分から1時間ほど八幡浜市内を歩いて散策。商店街がシャッター通りと化しており、商店街の方との雑談では原子力発電所関係の人がこなければ、商売が成り立たないとのことであった。

Cimg3108 18時40分、ホテル近くの「とらじホルモン」(電話:0894-23-0195)で夕食。今日は緊縮財政のため、八幡浜の新鮮な魚介類を食べるまでの予算がなく、「ホルモン 400円」などの安い肉、「生ビール 450円」という内容である。安いホルモンのお店らしく、お客さんの大半は作業服を着た原発作業関係者で、煙もうもうのなか、おろしニンニクをたっぷり入れたタレでのホルモン、生ビール、ご飯の3点セットで満腹となった。

 21時、ホテルに戻り、焼肉の臭い消しのために40分ほどの長風呂に入る。

 風呂から上がったのち、モバイルパソコンで仕事を行う。

2010年3月29日 (月)

会派視察:「米米惣門」ツアー
公共交通過疎地のまちづくり

 5時、起床。急ぎで頼まれていたプレゼンテーション資料を作成する。細かい文言の確認などをしたい場面が何回かあったが、インターネットが使えない環境のため、確認できず。

Cimg2984 8時、食堂まで行き、朝食をとる。肉厚の昆布と椎茸が入った湯豆腐、生卵、塩鮭、辛子明太子、かまぼこ、切干大根、味付け海苔、ベーコンサラダ、麦味噌を使った味噌汁とメニューいったメニューに昨日購入した藁つと納豆を持参して、ご飯3杯を食べる。さすが米どころだけに、ご飯が美味しい。

Cimg2989 9時30分、宿に荷物を預かってもらい「米米惣門」(こめこめそうもん)ツアーに参加する。
 このツアーは、地元のNHKの朝の連続テレビ小説「オードリー」(平成12年10月2日~平成13年3月31日に放送)の舞台となったことをきっかけに作られたもの。
Cimg2991 山鹿「惣門」界隈は、菊池川の水運を利用した米の集散地であり、米どころということから、米を統一テーマとした地元ボランティアによるガイドである。参加費はお土産付きで一人500円。
 古いものを活かすだけではなく、電柱の地中化、統一テーマでの景観形成まで行っている。
Cimg3007 この「米米惣門」ツアーの創設にかかわった山鹿温泉観光協会会長で、創業180年の味噌・麹屋さんである「木屋本店」(電話:0968-43-2305)八代目の井口圭祐氏、そして九代目となる息子さんからお話しを聞き、まずは「木屋本店」を見学させてもらった。
 米麹の製造過程、昭和初期からの伝統的な道具の紹介、米麹をつかった甘酒と特製むぎ味噌を使ったフリーズドライの味噌汁の試飲など、観光客の心を惹きつける仕掛けが十分。
Cimg3000 続く酒蔵見学では、一斗瓶からはじまり、古来の酒造道具、各年代のラベルなどが飾ってあり、これだけでもレトロ感たっぷりで見る価値があるという内容である。
 酒蔵見学のあとはお約束の試飲。新酒まつりを先週行ったばかりということで、ここでしか飲めない大吟醸や荒絞りの酒などを試させてもらった。
Cimg3013 続いて、米つながりで米煎餅の「せんべい工房」(電話:0968-43-3158)で米煎餅作り体験。米を鉄製の型に入れ、2秒でできあがる煎餅で、オーナーである坂梨文夫氏の軽快な説明トークもあり、大人も子供に戻ってしまう楽しい体験になっている。これなら子供連れで親子ともども楽しめる。
 「せんべい工房」は創業80年で、途中、化粧品屋をはじめ、現在は化粧品屋を別に移し、坂梨氏ご本人はここで煎餅屋をやりながらボランティアツアーガイドを行っている。
Cimg3016 最後に、天正6年(1578年)創設で、花魁のお墓もある浄土真宗「光専寺」をご案いただいた。門の材料として使われた檜は熊本城天守閣の材料となる予定であったが、節が多いため、返却されたもの。悩めるものをすべて受け入れるということから、門を閉めたことはなく、風に触れる部分は400年の歳月によりザラザラであるが、裏面はつるつるの建築当時と変わらぬ肌触りとなっている。
Cimg3021 当時、米問屋として栄えた地元の名士が納めた経典、そしてその寄贈についてなど面白い歴史裏話をお聞かせいただき、「米米惣門」ツアー終了。
 鉄道・バスなどの公共交通のマイナス分を補う素晴らしいまちなか案内ツアーであり、見習うべき内容の多いものであった。申し込みは年間5000件以上あり、当日の飛び込みも5000件ほどあるとのこと。こういった取り組みを参考に是非、柏崎でも取り組みたい。

Cimg3026 その後、宿に荷物を取りに行き、山鹿市のまちづくりの中でも特色のある芝居小屋・八千代座にタクシーで移動。
 11時、見学料520円を支払い、まずは明治20年の建築物をそのまま生かした「夢小蔵」にて、八千代座再建までのビデオや当時の小道具やチラシ、映写機などを見学させてもらった。
Cimg3028_2 この「夢小蔵」は平成4年に八千代座管理資料館として再生。坂東三郎丈の衣装も飾られている。
 続いて案内係の方から説明を頂きながら、再生された芝居小屋・八千代座を見学させてもらう。

Cimg3032 八千代座は、明治44年にこけら落としされた芝居小屋で、和風建築と洋風建築が融合した国の重要文化財。再生された今では、650人を収容できる会場として、芝居や歌謡ショーなどはもちろんのこと、各学校の発表会やイベント、カラオケ大会にも貸し出され、市民に活用されている。

Cimg3038 損傷が激しい木でもなるべく木目が近い木で「つぎ木」することによって、当時の材料を80%使用したままの再生を行い、総費用は7億円。
 こういった古いものを活用するという精神を見習い、僑柏園などのまちづくりに生かしたいものである。 

Cimg3055 12時30分、「彩座」(電話:0968-43-8880)で「特選 彩座定食 890円の昼食をとる。メインディッシュを選べるため「特製豚肉のみそ焼き」を選択。「特製豚肉のみそ焼き」に揚げだし豆腐、ミニ茶碗蒸し、和風ごまドレッシングのサラダ、刺身(マグロ2切れ、サーモン)、ミニ素うどん、漬物、ご飯というメニューとなり、朝食に引き続き食べ過ぎてしまった。

 13時20分、食事が終わったところで、タクシーで肥後大津駅に向かう。来るときにきたバスとは違うルートをお願いし、各地のJA直売施設の前を通ってもらった。どこのJAの直売所を見ても規模が大きく、平日の昼間にもかかわらずお客さんで一杯である。

Matuocyuusa 途中、菊池市も通ったが、菊池神社、山鹿市内の三玉小学校前の殉国之碑や墓碑など、シドニー湾で散華した松尾敬宇中佐関連のお参り、調査もしたいところであったが、これはまた次回訪問した際の楽しみとする。
 ちなみに靖國神社内でも販売されている(DVDで1800円、ブルックス社)「山鹿灯籠」と「松尾敬宇とその母」を収録した三池崇史監督の『平和への誓約(うけい)』は必見である。

Heiwahenoukei_3

Cimg3059 肥後大津駅に到着したものの、時間があったので、駅周辺のスーパーを周り、九州の納豆販売状況を調査する。
 やはりマルキン食品丸美屋の九州2大地元メーカーが強い。丸美屋熊本デザイン専門学校との共同開発商品で、猫系デザインの「にゃっとう」は面白い。

Cimg3063 15時、肥後大津駅発の九州横断特急6号で大分市に向かう。途中、スイッチバックがあり(車内でも説明アナウンス)、また写真撮影用のパネルを持った女性がすべての席をまわり、記念撮影の手伝いをしてくれるというサービス等、木をふんだんに使った車両と相まって、また乗りたくなる鉄道である。

 17時28分、大分駅に到着。宿泊先の「大分リーガルホテル」にチェックインし、部屋でメールなど急ぎの仕事をこなす。

Cimg3072 18時30分、大分市議会の前議長で全国若手市議会議員の会をはじめ、保守系の活動でもご一緒させてもらった自民党・三浦由紀議員とホテルロビーで再会。相変わらずの元気さである。
 一緒に夕食をとるとのことで、「郷土料理処 こつこつ庵」(電話:097-537-8888)に移動。
Cimg3068 お店にはホーロー看板やらレトロな昭和のものであふれ、すっかり気に入ってしまった。案内された部屋には紙粘土で作られた、大日本帝国海軍、陸軍の戦闘機が釣り下げられており、赤トンボと言われた複葉機から定番の零式艦上戦闘機、そして一式陸上攻撃機まで確認できた。

Cimg3069 生ビールを飲みつつ、新鮮な関サバ、関アジに加え、琉球、名物のとり天、だご汁、やせうまなどの郷土料理をつまみ、現在の民主党政権のアホさ加減や自民党の地方組織が反省すべき点、これからの保守系地方議員の在り方など熱く語り合った。
 また、だご汁にかぼすを入れるという地元流の食べ方も体験させてもらい、政治的にも、食文化的にも有意義な時間となった。

 21時過ぎ、一旦ホテルに戻り、会派の先輩議員と別れ、三浦議員とともに大分市内のスナック「みずき」にて、懇談。

 24時、ホテルに戻る。

2010年3月28日 (日)

会派視察:熊本県山鹿市に移動
『昭和天皇論』と柏崎市

 5時から7時まで仮眠。大粒納豆、生卵でご飯2杯を朝食としてかっ込む。

 8時過ぎ、荷物づくりをし、柏崎駅に移動。柏崎駅で原子力発電所の運転員だった頃の上司に偶然お会いし、最近の現場の状況を教えてもらう。

 先輩議員と待ち合わせをし、柏崎駅9時1分発の「北越1号」で長岡駅、長岡駅で新幹線「とき310号」に乗り換え、11時20分に東京駅に到着。そのまま浜松町駅、浜松町駅でANAの事前チェックインし、モノレールで羽田空港第2ターミナルに移動する。

100328_ 12時、羽田空港内第2ターミナルに到着し、「名物 牛すき鰻のひつまぶし弁当 980円」(サンブランチ株式会社)を購入してから、手荷物検査を通り、搭乗口に向かう。搭乗口が68番だったため、かなりの距離があった。搭乗口に着いたところで、購入した弁当で昼食をとる。

 13時15分、ANA645便に乗り込み、離陸。機体はB767-300である。

Cimg2965 向かい風のため、5分遅れの15時10分に阿蘇くまもと空港に到着。タクシーで肥後大津駅まで移動する。
 約20分で肥後大津駅に到着。遠くに見える阿蘇山と相まって、肥後大津駅は何とも言えない雰囲気を醸し出している。

100328__2 せっかく大津町に来たということで、町役場周辺を中心に視察してまわる。老人と幼児を一緒に預かるというNPO法人はなみずきの会が運営する託老幼所「ゆう・あい」があり、外から見させてもらう。事前に視察の申し込みをしたかったものの、日曜日の訪問となるため、今回は断念。

100328__3 喉が渇いたので、肥後大津駅の前にあるコンビニに入って、温かいお茶を探していたところ、温蔵庫の上で何やらモコモコしたものが動いていた。よく見れば、猫がちゃっかり温蔵庫の上でくつろいでおり、地方のコンビニらしい風景だと気持ちが和む。猫に触ろうとしたところ、猫よりも犬好きということが分かるのか、猫にイヤそうな顔をされてしまった。

100328__4 16時16分発の産交バス「山鹿温泉行き」に乗り込み、山鹿市内まで移動。約70分、バスに揺られ、田舎道をひたすら走る。公共交通としては電車がなく、バスでしか行けないのが山鹿市。このまちづくりを勉強しようというのが、今回の視察の目的である。

 17時30分、料金840円で「温泉プラザ山鹿前」に到着。山鹿市の中心地だという。さすが温泉街だけに飲湯施設などが公園内に設置されている。10分ほど歩いて宿泊先である「山鹿温泉 山鹿の宿 つかさ」にチェックイン。宿泊料の安さもさることながら、地元のボランティアガイドによる「米米惣門」(こめこめそうもん)ツアーが宿泊プランとセットになっているのがポイントである。秋篠宮殿下もお泊りになったそうで、宿案内にはその時のお写真が掲載されていた。

100328__5 荷物を一旦、宿に置き、再度「温泉プラザ山鹿」まで戻り、目的の一つであった熊本県立鹿本商工高校チャレンジショップ「かざぐるま」を視察。
 高校生の成果を総合的に発表する場であり、かつ山鹿の地から色々なことを発信するという目的で作られ、県内外の農業高校の加工品や地元の方が生産した野菜や果物、安全性を追求した加工品も販売されている。運営は「一般社団法人鹿本商工高校かざぐるま経営委員会」。キチンと一般社団法人を設立しているのが、ポイントであろう。
Cimg2973 そして、こういったチャレンジショップ運営でネックとなる常駐の販売員については、ふるさと市場の店員と共有化を図ることで乗り越えている。
 せっかくなので、高校生がつくった「さんまの水煮 120円」「マーマレード 380円」、地元の方が作った「藁つと納豆 350円」、「からし蓮根 150円」を購入。

100328__6 18時50分、宿に戻ったところで、食堂に行き夕食。地元の食材を多く使った料理できらびやかな豪華さはないものの、山菜や小魚が味わい深い。豚しゃぶ鍋はピリ辛ダシで今まで食べた同様の料理でもピカイチの味付けであった。また、追加で熊本らしい馬肉を注文。かなり厚めに切られた馬肉は歯ごたえよく、ついビールを飲み過ぎてしまった。

 21時、明日からの視察内容を確認する打ち合わせを行ったのちに入浴。

Cimg2978 入浴後に持参した小林よしのり氏『ゴーマニズム宣言 昭和天皇論』を読む。かなりの売れ行きとのことで話題になったが、確かにかなりの力作である。
 その223ページには、我が柏崎市の新道、旧・刈羽郡高田村での昭和天皇のお姿が正確に描かれている。この本のヒットにあやかって、是非、柏崎を訪れる方に増えてもらいたいと思う。

 24時、就寝。

2010年3月27日 (土)

納豆研究で婚期を逃した男
『週刊SPA!』132ページ

 3時、就寝。

 7時、起床。大粒納豆、鯖の塩焼き、釜揚げしらす、冬菜のおひたしでご飯2杯の朝食をとる。

 8時から9時30分まで、市内某所にて陳情を受ける。

F1010004 10時、市内某店にて打ち合わせ。あまり行かない喫茶店では、珍しいメニューをできる限り注文するのを信条としているので、「ラムミルクティー 520円」を注文してみた。ラムの香りも良く、なかなか好みの味わい。

Cimg2948 打ち合わせ終了後、食材の買い出しをし、帰宅。買ってきたマグロの切り落としを特製のタレに漬け込み、メカブ、卵黄とともにご飯の上にのせたヅケ丼を作り、13時に来た友人親子と一緒に食べる。甥っ子と姪っ子も遊びに来ていたので、大人数での食事となる。

 16時から19時まで事務所で会社関係の業務。明日からしばらく出張となるため、月末処理などを行う。
 途中、発売となった『財界にいがた』2010年4月号に掲載された記事「柏崎市職員公金詐欺事件、信じられない不誠実」をお読みになったという複数の方から、お電話を頂戴した。激励がほとんどであったが、事実確認をしたいので、議会の中継をみる方法はないか、とのお声もあり、インターネット中継を含め、情報をお伝えした。

平成22年第1回定例会 一般質問<→ブログ>
全員協議会での報告<→ブログ>

インターネット中継

Cimg2949 20時、干し納豆パウダー、干し椎茸を隠し味にした豚汁、エリンギと豚肉・青梗菜の炒め物でご飯2杯の夕食をとる。豚汁には米味噌の赤と白を混合して使っているが、今回はダシの風味を感じたかったため、白味噌が多め。

 食後、明日からの出張先に持参するお土産などを買い出しに、姪っ子とでかける。

 21時30分、帰宅。事務所に戻り、出張の準備を行う。

 22時、急遽、米山町までの間を車で往復することになったが、8号線において警察から止められた。検問かと思ったが、警察車両が追跡中に事故をお越し、上越市までの間の8号線が閉鎖されているという。どんな事件だったのか知りたい気持ちを抑えつつ、米山町との間を往復し、24時に帰宅。

Cimg2936 『週刊SPA!』2010年3月30日号において、 『「ゼロ円趣味道」の極め方』という特集が組まれ、映画鑑賞、銭湯巡りといった通常に近いレベルから野宿、間取り図、ペン回し、アルミ缶つぶし等といった変わったところまでの、金のかからない趣味の方々が紹介されている。

Cimg2937 そして、その特集のなかの132ページには、 「納豆研究で婚期を逃した男」として、私が紹介された。
 親には見せられないページである。

2010年3月26日 (金)

やっと公金詐欺関係職員処分
元・上越タイムス社長・大島誠氏講話

 1時、一旦ホテルに戻るも、ちょうど別の懇親会で盛り上がっていた某氏から連絡があり、再び古町方面に戻って、途中参加。

 3時、ホテルに戻る。あまりの自分の煙草臭さに気づき、シャワーを浴びてから、4時に就寝。

F1010005 9時、起床し、そのままホテル1階のレストランで無料サービスの朝食をとる。グレープフルーツジュース、インスタント味噌汁(カニ)、おにぎり2個(昆布、梅)、スクランブルエッグ、きんぴらごぼうという、納豆がない事以外、申し分ない内容であった。

 10時から13時過ぎまで新潟市内の某社会議室にて輸出に関する打ち合わせ。途中、コカ・コーラゼロを飲みながら、宅配ピザ(チーズロールソフトで)を出席者全員でつまんで昼食をとる。

 15時、事務所に戻ったところ、柏崎市議会事務局から連絡があり、本日付で柏崎市職員公金詐欺事件に関わる職員が以下の通り処分された。
 何故昨日の全員協議会の場で報告できないのか、また何故もっと早く処分できなかったのか
 説明責任がある行政として、会田市政は不誠実と言われても仕方がない。


                    平成22年3月26日

市議会議員 各位       柏崎市長 会 田  洋

  公金詐欺事件に係る関係職員の処分について

このことについて、懲戒処分等の公表基準に基づき下記のとおり公表します。

1 事案の概要
  平成21年11月に発覚した都市整備部建築住宅課元職員による公金詐欺事件に関連して、元職員に対する管理監督義務違反と医師住宅塀増設工事における財務規則違反を問うもの。

2 被処分者及び処分内容
  都市整備部部長;減給(給料月額の10分の1、1月間)
  都市整備部課長;減給(給料月額の10分の1、1月間)
  福祉保健部課長;戒告
  財務部係長(元福祉保健部係長);戒告

3 処分年月日
  平成22年3月26日

※都市整備部建築住宅課元職員 今井秀雄に対しては、平成21年12月8日に免職の懲戒処分を行っております。


 事務仕事を行ったのち、18時から19時まで市内某町内会からのご相談を受ける。

Cimg2945 19時過ぎ、遅参してしまったが、ワークプラザ柏崎に移動し、市民団体「ステップ1」の勉強会を傍聴させてもらう。
 今回は「地域におけるマスメディア」をテーマとし、元・上越タイムス社長で先の上越市長選挙にも立候補した大島誠氏(49)が講師。かなりのご苦労をされてきただけに非常に中身の濃い時間を過ごさせてもらった。
 主な内容は以下の通り。


これまでの人生

Cimg2946教師をやっていたが、婿に入り、当時メジャーではなかったケーブルテレビの仕事をやることになった。
・当時ケーブルテレビの工事を受ける会社はなかったので、直営で電柱に上りケーブル敷設をした。
・電気工事も並行しておこなったおり、当時48社ある電気工事の組合に入るまでが大変だった。
・大手のハウスメーカーの工事に入ることになったが、あまり見入りは良いものではなかった。
・そうこうしているうちにバブル崩壊。東京は不景気であるが、上越が元気であれば良いと思い、地元のイベントにでるようにしていった。
・30歳で
上越青年会議所に入った。同じ年ぐらいの青年会議所メンバーは銀行とも顔見知りになっており、上越青年会議所のトップになろうと思った。
・1997年、37歳で
上越青年会議所の理事長になった。すべての会議にでており、40歳は新潟ブロック長。非常に金がかかったのは事実で、理事長の年は家が建つほどに金を使った。銀行は無担保・無保証でお金を借りた。新聞には必ず理事長の名前がでるため、積極的に使った。
・1980年に上越新聞(当時は地元に4紙)として設立、10年やって1990年に倒産。地元の新聞がないのはどうか、と思った商工会議所をはじめ経済界からの救済の手があり、買収した。しかし、うまくいかなかった。そして、1999年に当時の上越タイムスの役員や商工会議所の重鎮に呼ばれ、上越タイムスの経営をやることになった。当時の売り上げが1億8000万円、赤字が8000万円。一か八かやってみるか、ということで経営を引き受けることになった。1999年3月1日から執行役員として入社。

「新聞業界の常識」を打ち破る
・当時の上越タイムスは、カラーではなく白黒8ページ、月曜日は休刊。社員は39人で発行部数は6000部であり、最初何してよいか分からなかった。年間増えても87部ほど。
・いまは4億5000万円ほどの売り上げがあり、広告と販売が半々。
・経営者として会社に入ったときに宣言をした。

「部数を増やす」
(自分自身でもとり、親戚友人などにも声をかける。『上越タイムス』に勤めていることを公言できない社員もいた。報道の社員自らが読むところがないと発言)

「一面は政治ネタをやめる:ジャーナリズム捨てる宣言」
(これで半年で13人やめた。しかし機能は維持されたので、結果リストラができ黒字化。番組欄は専門家だが、記事は書きたい人がいる。広告営業も総入れ替えとなった。家族に読まれる新聞になり、地域が元気になることを目指した。地域と一緒に成長する新聞というコンセプト。毎日の朝礼で新聞の評価を行った。)
【キャッチフレーズは「地域の応援団」】

・クレームの電話が来るようになった。これで読まれていることが分かり、クレームで嬉しいことになった。記者と編集がこの一件で変わってきた。
・一面の広告は10万円ぐらい。上越市外の業者でも新聞折り込みではなく、この一面を使うようになってくれた。
・閉店の情報があれば記事にし、閉店しないように応援した。
・上越に関係したものしか掲載しないという方針をハッキリさせた。政治は2面、3面。・お悔やみは100%。月曜日は休刊だったが、お悔やみがあるため、出そうということになった。しかし、経費は3割増となる。そのため、月曜日はお悔やみ以外が作り置きの新聞で実験した。
・NPOの理事長もやっていたので、NPOの応援もしたかった。NPO各団体の悩みはお金のことだろうと思ったら、情報発信の手段と事務所だった。そのために、NPOプレスという4ページをくびき野NPOサポートセンターに任せることにした。その広告収入はNPOに入る。
・金銭を伴わない情報に限って無料掲載の「ほっとらいん」を作り、人気となった。迷い猫などは発見率が上がった。
・料理のレシピも毎日やっており、パート社員の女性が行っている。
・「上越市民の窓」として行政に1ページ無料で渡した。
・これから工夫をし、毎年の増加率が3000部。十年で売上が3倍になった。
・3年前から単年度で黒字になった。パート社員を入れて現在50名。

これからの地域紙の可能性と戦略
・新聞は地域のものであり、プラットフォーム。中学生の総合学習の成果も発表欄を提供している。
・店売りは月1万部売れる。カラーで月額2100円。
・地域紙は時代を変える。もう10年ぐらいは新聞文化は消えない。

上越市長選の報道
・他の新聞社から叩かれまくった。
・自分の会社には中立を保つように厳命した。
・上越読売という新聞は4ページ無料折り込みのなかで私を叩き、全戸配布した。その後に謝罪。
・勝っても負けても主張し続けることだと悟った。
・合併して大きくなったが高齢者の集落が多くなり、まちづくりは厳しい状態になっている。そのことへの危機感。変えるタイミングはいましかない、という決意だった。
・先週、集会をやったが2000名集まった。若手や主婦層がほとんど。
・大島誠を政治家にするのではなく、まちを良くすることが目的なので活動は選挙のようなものではない。
・福祉に多くに若手をとられるのは間違い、福祉は必要であるが、付加価値をつけていく若手は必要。給与体系を変えて、新社員の給与を高くするという試みもやってみようと思う。40歳になって給与を下げるということをし、若い世代を集め、それにより企業誘致を行う。

その他
・高校で中退した子のために、単位制学校もやっている。
・広告のデザインは自社で行っており、別のデザイン会社から派遣させている。
・ポスティングシステムも構築した。子育て用のフリーペーパーをはじめた。
・借金をしても、若者が働く職場、福祉施設自体を残すことが使命だと思っている。


 機会を作ってもらったステップ1の皆さんに御礼のご挨拶や片付けの手伝いもできず、次の来客予定があったため、9時40分過ぎに事務所に戻る。

Cimg2947 事務所で意見交換などを行ったのち、22時過ぎ、スーパーで半額になっていたブリの刺身をだし醤油に漬け込み、ひきわり納豆とともにヅケ納豆丼にして、夕食をとる。
 食後も依頼されたDVDの作成やプレゼンテーション資料作りを行う。

2010年3月25日 (木)

平成22年第1回定例会閉会
公金詐欺事件に係る調査報告書

 3時、就寝。

 7時、起床。大粒納豆、蕗の薹のおひたし、辛子明太子でご飯2杯で朝食をとる。

 食後から9時まで事務所にて、会社関係の業務。

 9時過ぎ、市役所に移動し、会派室で今日の議会最終日に向けた会派会議を行う。

Cimg2932 10時から本会議、平成22年第1回定例会の最終日。
 「議第19号 平成22年度一般会計」から順次可決された。本来であれば、これほど問題があり、かつ重点方針が見えない予算には反対したいところであるが、原子力財源の活用をはじめ、えんま通りの復興まちづくり、これまで主張してきた駅の南北通路進めなければならない事業も多く、賛成せざるを得ない。

Cimg2933 11時50分過ぎに休憩となり、会派室に戻って、会派会議。なんと!自民党柏崎支部に泥棒が入ったとのことで、緊急な対応が必要となった。昨日、自民党柏崎支部で会議を行ったばかりであり、状況を確認し合いつつ、の弁当を食べる。また、他会派から議員の急遽欠席のために余ってしまった弁当も頂いたので、2つ食べる。
 食べるには食べたが、すっかり満腹となり眠気がおそう。

 13時、本会議が再開。既出の議案、今日提案された繰り越し明許費補正23億円(麻生内閣での第一次補正予算・経済危機対策、鳩山内閣の第二次補正予算・きめ細かな臨時交付金、子ども手当支給用のシステム改修が間に合わない)に関する補正、緊急案件である荒浜漁港の浚渫(例年の10倍の砂が堆積した)に関わる議案等すべて可決し、続いて議会同意が必要な人事である、職員懲戒審査委員会の選任となった。


規則第9号「新潟県柏崎市職員懲戒審査委員会規則」(昭和26年7月1日)

第6条 市長は職員につき懲戒処分を要すると認めるときは証拠を具え書面をもって委員会の審査を要求しなければならない。

第7条 前条の要求があったときは委員長は日時場所を決めて委員会を召集しなければならない。委員長は必要と認めたときは本人の出頭を命ずることができる。

第8条 委員会で議決したときは審査の結果を書面をもって市長に報告しなければならない。


 ここで確認のための質疑を以下の通り行った。

Q.参考のために教えてほしいが、現在の職員懲戒審査委員会の委員長と書記2名は誰なのか。
A.委員会を開催する案件がなかったので、決めていない。

Q.確認の意味で聞くが、現任期においての開催実績はあるのか。
A.対象は一般職員ではなく、副市長や選挙管理委員会となるため、開催はしていない。

*この後、人事課に「職員につき」の職員が一般職には該当しないことの根拠法を確認しに行ったところ、地方自治法施行規程(昭和二十二年五月三日政令第十九号)の

第九条  都道府県に都道府県職員委員会を置く。
2  都道府県職員委員会は、都道府県の副知事及び専門委員の懲戒の審査及び議決に関する事務をつかさどる。
3  前二項に定めるものを除くほか、都道府県職員委員会に関して必要な事項は、規則で定める。

を根拠とし、

第十八条  第十三条及び第十四条の規定は、市町村及び特別区の専門委員について準用する。この場合において、第十三条第三項中「都道府県職員委員会」とあるのは「市町村及び特別区職員懲戒審査委員会」と、第十四条第一項中「都道府県知事」とあるのは「市町村長及び特別区の区長」と読み替えるものとする。

によって、対象は副市長、そして地方自治法に基づく委員会になっているという。非常に分かりづらいため、改正をしてもらいたいところである。(規則は議会承認の事項ではない)

 続く、「委員会発案第1号 農業農村整備事業予算の確保を求める意見書」には「賛成」をし、全会一致で可決。共産党提出の「議員発案第1号 消費税の増税計画の中止等を求める意見書」には「反対」し賛成少数(共産党・社会クラブ)で否決、同じく共産党提出の「議員発案第4号 森林・林業・木材産業政策の推進を求める意見書」には「賛成」をし、可決した。共産党には珍しく政治色がないため、中身を判断しての「賛成」である。
 採決にあたっては、消費税などの増税には反対するが、環境税の増税には賛成するのか、との確認も同時に行った。
 「議員発案第3号 治安維持法犠牲者国家賠償法の制定に関する意見書」には以下のように質疑応答をしてから「反対」し、賛成少数(共産党・社会クラブ)で否決となった。

Q.治安維持法で虐殺、獄死した人数が約2000人、新潟県でも数百人が検挙されたというが、新潟県、そして柏崎市では何名が対象となるのか。
A.把握はしていない。

Q.戦前は民主主義はなかったという認識か。
A.民主主義はなかった。天皇制を賛美するものだけが選挙にでており、治安維持法と普通選挙法がセットになっていた。

Q.それはおかしい。天皇陛下の勅使がきて、「選挙にでてください」などということはありえない。戦前も当時、併合していた台湾でも選挙をやっているし、朝鮮人の国会議員(朴春琴など自分の民族名で立候補し、当選。また、ハングルでの投票も可能)もいた。それでも民主主義はなかったというのか。

→ 台湾の事例

A.一部の者の選挙だけで、ドイツやイタリアと同じファシズムであった。

Q.事例にあげられたドイツのヒットラーは選挙で勝っており、その取り上げ方がおかしい。
A.治安維持法の根本的な問題があった。

Q.アメリカやイタリアも条約に基づき賠償うんぬんと意見書にはあるが、それぞれの国の賠償法の根拠となる国際法とは何か。
A.調べていない。

 根拠法すら調べてないとは、まったく議会に謀るレベルにはない。この質疑を行っている間、社会クラブや共産党の議員からは「結局、反対すんだろ!やめろ!やめろ!」といった野次の大合唱。普段は原子力発電に対し、 「(少数ではないクセに)少数意見を大切にしろ!」「(議論の)言論弾圧をするな!」と騒ぐ輩がよく言えたものである。

 14時20分、平成22年第1回定例会が閉会となった。
 今議会の最大のミスは、議員定数削減について某会派の「削減やむなし」との特別委員会での回答を信じ、そして裏切られ「議員定数削減議案」が提出できなかったことである。
 

Cimg2934 20分間の休憩ののち、14時40分から市議会全員協議会(建築住宅課職員公金詐欺事件に係る調査委員会の報告)に出席する。
 冒頭は、公金詐欺事件に係る調査委員会の委員長である副市長から以下の報告書に従っての報告。

「公金詐欺事件に係る調査報告書」(pdf形式)
*小学生のような「あいさつ運動」や本来、法を順守するはずの公務員なのに柏崎市コンプライアンス委員会を作るという矛盾

「公金詐欺事件に係る調査報告書(資料)」(pdf形式)

Q.どこまでの範囲の資料が県警に押収されたのか。
A.今回の事件に関するもののみ。

Q.確認するが今井元職員が関連した仕事すべての資料が押収されたわけではないのか。
A.今井元職員の建築住宅課での仕事や係わったものについて、資料提供したものがある。

Q.相見積もりをとったという仕事であり、月橋工務店が3社分を書いたと公判でも述べているが、その調査をする必要はないのか。
A.調査する必要はないと思っている。警察が捜査して立件していないので、問題ない。

Q.警察が立件しないから良い、ということではない。本当にそれで良いのか。
A.他の2社の書類は正しいものであった。

Q.柏崎市は書類が整っていれば、後に疑義が分かっても調査はしないのか。
A.書類審査上は問題ない。警察の捜査は済んでいる。

Q.一人の職員・今井元職員がすべてできた事が問題である、と結論づけているが、見積もりが適正であったかどうかが重要ではないのか。
A.今回の見積書は適正であり、これ以上の調査はしない。

Q.適正な見積もりで、適正な工事で、適正な手続きだったという答弁は変えないのか。10万円多い見積もりが適正であったのなら、他の見積もりの2社の立場はどうなるのか。談合疑惑になってしまうのではないか。
A.他の見積もりの2社は今井が指示したので、適切ではなかったという事もある。

Q.公判や新聞報道のあった「予定価格を10回漏らした」という部分については調査しないのか。また虚偽だというなら報道した機関に抗議でもしないのか。
A.本人がそう述べたというだけであり、調査委員会ではそういう結果はでなかった。

Q.今回の調査では、実際に被害を受けている市民に対しての調査をしないのか。
A.今回の調査は今井元職員だけの公金詐欺に関するものであり、市民に対して聞き取り調査をする気はない。

Q.業者からの借金が38人中17人からとあるが、それ以外の借金、建築住宅課の業務遂行において接触したであろう市民に聞き取りがはしないのか。
A.個人の貸し借りととらえているので、問題はない。

 建築住宅課の仕事で立ち会い等で行った際に借金すれば公務員としての問題。まったく調査する気はないようである。

「審査では俺の意見が通る」(mp3形式)

「権力ふりかざし、免許無くなる」(mp3形式)

Q.本当にそれでいいのか。柏崎市役所の信頼回復の問題ではないのか。
A.今回はあくまで公金詐欺事件であり、今井元職員の公金詐欺に関わる部分のみを調査した

Q.根本に戻るが、平成21年11月16日に県警捜査二課から提示された資料で副市長は被害届けに署名捺印をしたというが、どのような資料が決定的になったのか。それは公開できるのか。またその資料に基づいた調査はしたのか。

 ここで「調査なんか」と会田市長、副市長が自席で笑うという、まったく緊張感、そして主体性がないことが露呈。

A.水増しの資料を提示され、県警から見せられただけなので、ここでの発言は控える。

Q.平成13年4月策定「職員の綱紀の保持及び服務規律の確保のための行動基準」(平成19年4月)があるが、ここにある利害関係者からの借金も禁じているではないか。この行動基準の総括はしないのか。

「行動基準1」(pdf形式)

「行動基準2」(pdf形式)

A.今井元職員一人がやったことである。

Q.業者から金を借りているうえ、職員間でも金の貸し借りをしているではないか。これは地位を利用、係長か担当者だとか、地位利用ではないのか。公益通報制度などが活用できていないではないか。
A.職員間は個人での貸し借り。業者から借りたのは今井元職員だけなので、その点の改善策を申し上げている。

 再度、社会クラブの議員全員が「やめろ!」の野次で騒ぎ出し「なし!」 と叫んで全員協議会は終了となった。
 本来、行政を厳しく監視すべき立場をとるのが議員でありながら、まさしく行政側の会田市長に追従するだけ。本来の議員としての良心はないのであろうか。

 17時過ぎ、一旦、事務所に戻り、メールやブログを書く。その後、来客があり、40分ほど話し込む。

Cimg2935 18時30分、お土産にもらったチーズ・フランスパンをかじりつつ、低脂肪乳、グレープフルーツを飲んで、軽めの夕食。食べながら、急ぎの資料を仕上げる。フランスパンにはナチュラルチーズも良いが、こういったプロセスチーズが入ったものも捨てがたい。食後に愛車で新潟市まで移動する。

 20時、宿泊先である「アパホテル 新潟東中通」にチェックインしたのち、某ホテルレストランに移動。来日されている方と貿易関係の打ち合わせを行う。

 22時過ぎ、某政治家秘書と待ち合わせ、古町の某店で焼酎水割り、ジントニックを飲みながら懇親。お互いに30代の独身男でありながら、雑用に追われ、なかなか出会いがないことをネタに傷?をなめ合う。

 飲んだあとのお約束として、24時近く、「味濱家 古町店」(電話:025-228-8411)でレモン酎ハイを飲みつつ、「岩のり玉子ラーメン 830円」を「太麺の普通茹で、味濃いめ、脂多め」にして、シメとする。

2010年3月24日 (水)

祝!第101回柏崎小学校卒業式
中越沖地震原発調査特別委員会

 熱いシャワーを浴び、酔い覚ましをした後、依頼されていたプレゼンテーション資料を作成する。

 6時から8時30分まで仮眠。

 8時40分、大粒納豆、目玉焼き、独活の粕漬けでご飯2杯の朝食をとる。

Cimg2917 9時10分、母校である柏崎市立柏崎小学校に移動し、9時30分からの第101回卒業証書授与式に来賓として出席する。
 卒業生である「たいよう」学年は103名。自分自身が柏崎市立第一中学校に通っていたときにお世話になった渡辺校長先生も定年となり、最後の卒業式となる。
 9時30分から、明るい雰囲気のなか厳かに式は進み、地域の各種イベントを通じて直接知っている卒業生や親御さんが自分と同級生だったり、よく知っている方だったりし、毎年の事ながら親近感をもってお祝いをさせてもらった。また、同級生の子供を小さい頃見ていただけに、学生服を着た姿を見て感動し、そして子供の成長は早いものだと改めて実感。
 柏崎市立柏崎小学校において100名を超える卒業生は今年が最後となり、来年以降は70数名が続くようになる。中央地区の今後についても真剣に考えさせられた時間であった。
 卒業式終了後、渡辺校長先生への労いもしたかったものの、午後の日程が詰まっているため、申し訳なく失礼させてもらい、自宅に戻る。

Cimg2918 12時30分、お土産にもらった群馬名物「永井食堂」(群馬県渋川市上白井4477-1 電話:0120-53-2338)のもつ煮込みと、同じく群馬名物である水上うどん「手打ちうむどん始祖 清水屋」(群馬県北群馬郡伊香保町水沢204 電話:0279-72-3020)のうどんの切れっ端を使って、もつ煮込みうどんを作って昼食にする。
 隠し味は干し納豆パウダー。食べる食前に刻んだ長ネギを多めにかけてかっ込んで食べた。非常に体が暖まる食事となったが、食べ過ぎて眠くなってしまった。

 13時から13時40分まで、市内某所での情報交換。

Cimg2919 13時40分過ぎ、市役所に移動し、14時から副委員長を務める中越沖地震原発調査特別委員会に出席する。
  議題は東京電力からの報告であり、以下のことが報告・説明された。

1.6号機・7号機の営業運転再開について
 6号機・7号機ともに、国の総合負荷性能検査により、健全であると確認された。
 7号機:平成21年12月28日
 6号機:平成22年1月19日

2.1号機・5号機 点検、復旧等の進捗状況
・建物・構築物、機器の設備点検を完了。地震の影響によると考えられる不適合が確認された機器はあったものの、安全に影響がない軽微なものであり、補修を行って設備の健全性を確認。
・系統機能試験を完了し、系統機能が正常に発揮されることを確認。
・安全上重要な設備の耐震強化工事を完了。
・現在、国及び新潟県の委員会にて機器、系統単位の設備健全性、耐震安全性やプラント全体の機能試験の計画について審議中。

3.2~4号機 点検、復旧等の進捗状況
<2号機変圧器>
 地震の影響で主変圧器から漏れた油が土壌に浸透。この部分を掘削し洗浄処理を行った後に復旧(埋め戻し)
<排気塔>
 主柱材、斜材、水平材の増設などの耐震強化工事を実施。
<原子炉建屋屋根トラス>
 原子炉建屋屋根トラスでは、斜材、水平材の増設などの耐震強化工事を実施。

4.知見の拡充に向けた取り組みの検討状況
・佐渡海盆東縁部および柏崎平野と西山丘陵を含む地域の地形・地質構造の成り立ちについて知見を深めるため、地震予知総合研究振興会に「柏崎地域の地形におよび地質構造の形成過程に関する検討委員会」を設置し、平成21年度は2回の委員会を開催し、検討した。
・長岡平野西縁断層帯の活動性評価に関する知見拡充のた、(財)地震予知総合研究振興会に検討を依頼。この検討のための委員会が、東北大学長谷川名誉教授を主査として平成21年12月末に設置された。平成22年3月10日には1回目の委員会を開催し、検討を進めている。
・観測された建屋の変動要因を解明するために、多種多様な観測網(GPS、地下水位、地盤変位等)について、現在観測設備を設置。平成22年3月末より観測開始予定。
・中越沖地震では、深い位置の地盤構造による地震動の増幅や、原子炉建屋補助壁の影響などの要因が建屋応答に影響したと評価。これらの評価結果を検証していくために、現在地震計や観測システムの制作・設置作業を進めている。

5.発電所の安全・品質の向上に向けた取り組み状況
・発電所の透明性確保に関する継続的な取り組み
・更なる安全性の向上に向けた最近の取り組み
 社外の専門家による指導を踏まえた安全意識の醸成
 「作業安全確保に向けた所長方針」の策定
 協力企業とのコミュニケーションの更なる改善
 品質安全大会の開催
 発電所設備の4S(整理・整頓・清掃・清潔)の徹底

Q.社外の専門家による安全指導とは。
A.JR東日本の研修所で安全指導していた方、TPM活動の講師。

Q.管理区域の煙草の吸い殻の件はどうなのか。放射性物質を吸い込んだという事故も3年前ぐらいにあったと聞いた、こういった意識で仕事をしているのか。
A.煙草については2つの点で問題で、火気、管理区域内の飲食。入所時に厳しく教育しているが、現実に起こってしまった。作業員同士での確認だけではなく、管理区域に入るときもチェックしているようにする。放射性物質を吸い込んだ件は仕事にもよるが、内部被爆しないような指導をしていく。

 その他、6号機と7号機の人工岩盤の違い、共用設備の定義、地震計の設置深度など、ただ因縁をつけているだけのような質問を含め、質疑応答が行われた。
 16時過ぎに終了し、その後、来週からの会派視察の手配などを行う。

 16時30分、自民党柏崎支部に移動し、明日の議会最終日に向けた勉強会。

 18時30分、勉強会を終え、市役所に移動し、資料の整理を行う。

Cimg2920 19時、自宅に戻り、頂き物で今年初となる蕗の薹を天ぷらにし、昼食のもつ煮込みうどんの残り、ひきわり納豆で夕食をとる。
 蕗の薹の天ぷらには、モンゴルの岩塩と山椒をつけて食べ、春のほろ苦い美味さから、ついついビール500ml2缶を飲んでしまった。

 20時、事務所に戻り、議会関係の書類仕事ばかりで滞っていた会社の仕事。

 21時、事務所に来客があり、23時過ぎまで意見交換を行う。

2010年3月23日 (火)

総務常任委員会審査平成22年度予算
コンプライアンス(法令遵守)、鉄道活性化

 3時、就寝。

 7時、起床。大粒納豆、辛子明太子、切り干し大根でご飯2杯の朝食をとる。

 9時、事務所に来客。専門家から見た市政における問題点についての資料を頂戴した。

Cimg2914 9時40分過ぎに市役所に移動し、10時から総務常任委員会の審査に出席。
 今日の審査は、先の総務常任委員会で審査した「議第19号 平成22年度一般会計予算」などの総合企画部、財務部に関わる議案である。
 一般会計に関する主な質疑は以下の通り。

・市長、副市長の年間給与
 前年比で5.7万円の減
*任期中、市長は20%、副市長は15%の減を実行中に加え、不祥事による減額

・職員給与
 847人、総額73億5173万円(正職員の数は減らしてきているが、臨時職員・非常勤職員の数は変わらない)。
 3年間、一般職員は3%減、部課長は5%減。

Q.臨時職員や非常勤職員が減っていないのは仕事そのものの改善をしていないからではないか。
A.適正計画にそって、仕事そのものの量も委託・アウトソーシングするようにしているが、一番コストがかからないのは非常勤職員の直接雇用。
Q.今年度末で総務省での報告された地方公共団体の共同事業については把握しているのか。

地方公共団体における事務の共同処理の改革に関する研究会報告書

A.いますぐではないが、方向としては研究していくものであり、人材育成計画のなかで取り組んでいきたい。

・弁護士誘致について
 県弁護士会に相談し、結果が見えた段階で予算化する。平成18年の三井田議員からの一般質問が契機となった。

Q.誘致に成功した事例を見ると、商売にならないと思っていたものの、結局はニーズが掘り起こされている。よって、ポイントは補助金の額が問題となる。また、司法書士ができる範囲が広がったというのが大きなハードルになろうが、軒先を借りている弁護士など独立を考えている弁護士をターゲットとして誘致に励んでもらいたい。
 答弁は結構。

・新市民会館費 4億8728万円
 運営主体は公募による指定管理者制度、運営費は年間1億5千万程度になると予想。本年10月から工事に着手し、24年3月末に竣工、24年夏の開館。

・コンプライアンス(法令遵守)体制推進事業4.2万円、職員研修費 378万円(前年度は209万円)
 中越沖地震被災により、減額してきたが、3年を経過することから元の規模に戻した。

Q.職員研修の中身はどうなっているのか。これほど不祥事が続いているので、公務員の基本たる研修やコンプライアンス研修に力を注ぐべきではないか。
A.研修の細かいことは決まっていない。これまで外部に委託を行っていたが、経費もかかるので、職員自前による研修を増やしていき、大人数ではなく、少人数で回数を多くしたい。年代ごとに割り振っての研修を考えており、コンピュータの研修室を全体の研修室として使用し、充実させる。
Q.これまで市職員を厳しく叱る「締め付け役」といった幹部職員がおり、指導している風景を見かけた。現在の市職員の不祥事が続くところを見ていると、「タガが外れた」状態に見える。市職員OBも活用し、またノウハウのある業務もあると思うため、退職した団塊の世代を含めての研修を考えてはどうか。
A.厳しいお叱りを受けたと感じており、「タガが外れた」状態まではないものの、研修の必要は感じている。退職者のノウハウ活用も含め検討したい。

Cimg2915 12時、休憩となったので、会派室に戻り、午後の審査で使う資料の整理とともに、「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食をとる。
 プリプリの肝がついた帆立は、ご飯よりも日本酒ぬる燗がほしくなる逸品であった。

 13時から総務常任委員会の審査「議第19号 平成22年度一般会計予算」の総合企画部、財務部関連が再開。
 主な質疑は以下の通り。

・随意契約の管理について
Q.公金詐欺事件については随意契約の扱いがポイントとなるが、随意契約のあり方、管理方法がどうなっているのか。根本的には随意契約については、原課が管理するが、財務部などで一括、管理する必要があるのではないか。
A.随意契約であっても、参加願は出しているので、一応の公平、臨機応変なので、原課にて管理し、執行していく。
Q.柏崎市役所全体の随意契約を財務部で一括管理する気はないのか。また、中身を見ないで承認してしまうことに対する改善策として、電子決済システムを入れたはずである。今回の公金詐欺事件に鑑みたシステムの改修や研修などはあるのか。
A.一括管理するような対応は、今とっていない。しかし、柏崎市役所全体の随意契約がどうなっているのか、検証していく必要がある。(財務部長)
 研修を充実させ、財務規則を理解させるようにしたい。(人事課)
 システム改修の費用は本年度予算に盛り込んでいない。今あるシステムの理解度をあげることで対応できる。(財政課)

・市有財産土地建物測量委託料 630万円
 旧西山町、旧高柳町の未登録物件を柏崎市の財産として登記するための調査委託料。

Q.昨年の予算審議の際にも問題になったと思うが、これで未登録の物件は無くなるのか。
A.平成18年から23年までの5年計画。1年間に80筆。400筆を目標する。現在まで344筆。もう80筆ほどで終了となる。

・収納業務システム開発(修正)委託料 825.2万円
 軽自動車税だけでもコンビニから納税できるようにシステム改修を行う。

Q.市民サービスとして便利にしていくことは良いが、先を見越したシステム改修を行ってほしい。今回は軽自動車税だけだが、他の納税もできるような先を見越したシステム改修なのか。軽自動車税のためだけなら、予算額は1桁違う。他の納税のために毎回これほどのシステム改修料がかかるのは許されない。
A.825万円のうち、800万円が実質の費用
。コンビニ対応は軽自動車だけが平成23年からであるが、今回はコンビニ決済するためのベースシステムを含む。他の税金も今後対応していく。

・日石跡地の環境について
Q.異臭をはじめ、日石跡地の土壌改良の話があったが、進捗状況はどうか。
 *分かってはいたものの、議事録に残す意味で

A.異臭は工事中にあったが、環境政策課にて対応した。土壌改良は完了している。

 15時から20分休憩したのち、再開。

・鉄道活性化事業 29万円
 上越新幹線直行特急早期実現期成同盟会負担金(15.3万円)、北陸新幹線建設促進期成同盟会負担金(5.7万円)、上越新幹線活性化同盟会負担金(5万円)、新潟空港整備促進協議会負担金(3万円)のみ。

Q.見たところ加盟金だけのようであるが、自らが主体となる事業は行わないということなのか。それとも加盟する団体で柏崎の鉄道活性化に関する事業を行うのか。
A.柏崎市単独での事業はないが、観光イベントのたびに鉄道の利用があがるような仕掛けをこれまでのように行いたい。また高速鉄道として、同盟会を全県的な問題に広げてもらい、新潟県縦貫高速鉄道という観点で県内の商工会議所、経済同友会などから協力してもらう。
Q.新潟県縦貫鉄道としての活動については、まったく同じ考えであるし、頑張ってもらいたい。それとは別にこれまで会田市長は、上越新幹線、北陸新幹線両方にアクセスできるまちづくりをすると答弁している。この事は柏崎市が主体的に行うことであり、新潟県縦貫鉄道という命題とは別のものである。これについて活動はどのように行うのか。
A.両方の新幹線にアクセスしやすくなるためには、特急の存在が大切であり、その要望をJR、国交省などに行っている。

・インターネット映像配信事業 252万円
 議会中継に使用

Q.議会中継だけに使われてるようであるが、本来の導入時の説明では行政側でも、市長記者会見をはじめ、活用するということであったが、どうなっているのか。
A.課題としてはあり、行政側でも活用していく。

 
・核兵器廃絶平和推進事業 113万円
 5月9日に市民フォーラム、秋に写真展を行う。

Q.一般質問でも行ったが、実際どのようなフォーラムを考えているのか。また写真展はどのような内容が中心になるのか。たとえば広い視野をもつために、 「火葬を待つ少年」など考えさせられる写真を扱ってほしい。

*核兵器使用の残虐性を日本の被爆写真を使って教えるのは良いが、多くの場合、左翼イデオロギーが入り込み、「原爆を落とされた日本が悪い」という反日の論理にすり替わる。戦争は軍人が基本である。銃後の女性、子供、老人を大量虐殺するこそが戦争犯罪であり、核兵器の悪用。その事を同時に教えてほしいという意味での質問である。

A.宣言を最初の年なので、宣言文の確認で平和について確認。行政が主催する写真展なので、広島、長崎の写真が中心になる。ただ、委員ご指摘のような視野も必要だと思うため、2回目、3回目に向けて検討したい。
Q.答弁は結構であるが、現在でも人権問題として東トルキスタン(ウイグル地区)には被爆問題があり、一般質問で述べたように世界は核兵器は増える方向。また「唯一の被爆国」という文言も厳密的には違う。そういった現実を抑えて、世界的な視野で学べるようなものにしてもらいたい。

・市職員の業務
Q.市職員の心の病についてはどういう状況か。
A.平成21年で療養休暇は18人おり、うち心の病は7人。休職は12人で、心の病は6人。

・契約全般について
Q.権利能力なき社団、任意団体へ柏崎市からの委託している事例があり、法人格がなくとも規則上は契約はできる。しかし問題は、その団体がキチンとしたものかを確認することにある。番神浜茶屋についてもそうで、問題が起こっている。どう改善するのか。
A.通常の業務でいえば、精査すべきもの。
Q.先の市民生活部の審査の際にも議論になったが、ルールの確認として、町内の集会所に補助金をだし(もしくは町内集会所は固定資産税を減免)、かつその集会所が営利を目的とした又貸しをしている場合は、補助金の財務規則上どうなのか。
A.その案件は聞いていないので、実態を把握したい。

 16時55分から20分休憩し、17時15分より再開。「議第19号 平成22年度一般会計予算」の総合企画部、財務部関連の審査が終了したので、「議第24号 平成22年度土地取得事業特別会計予算」など他の議案の審査を行う。
 そのなか、「議第53号 職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部を改正する条例」については勉強のため、以下のように内容を確認した。

Q.勉強のために教えてほしい。これは地方公務員法第55条の2第6項に鑑みた「職員が給与を受けながら、職員団体のためその業務を行う」

(職員団体のための職員の行為の制限)
第55条の2 職員は、職員団体の業務にもつぱら従事することができない。ただし、任命権者の許可を受けて、登録を受けた職員団体の役員としてもつぱら従事する場合は、この限りでない。
6 職員は、条例で定める場合を除き、給与を受けながら、職員団体のためその業務を行ない、又は活動してはならない。

第55条 地方公共団体の当局は、登録を受けた職員団体から、職員の給与、勤務時間その他の勤務条件に関し、及びこれに附帯して、社交的又は厚生的活動を含む適法な活動に係る事項に関し、適法な交渉の申入れがあつた場合においては、その申入れに応ずべき地位に立つものとする。
8 本条に規定する適法な交渉は、勤務時間中においても行なうことができる。

条例であろう。許可を受けて専従となっている人数、勤務時間中の交渉の実態は。
A.専従は1名。勤務時間中の交渉については、届け出をもらっているので、平成20年10月~平成21年9月まで延べ105人と交渉し、のべ196時間。

 議案審査が終わり、総合企画部から4つの報告「柏崎市機構改革」、「職員退職手当や公営企業職員退職手当などの変更の専決処分報告」、「市制施行70周年記念事業」、「合併時における行政制度の調整方針の取り扱い」。財務部から5つの報告「行政改革推進計画」「定員適正化計画」(総合企画部と合同、平成27年4月1日までに94人減の900人を目指す)、「平成21年度補正予算(第15号)議案の提出」(国の第一次補正予算、年度末に完了できない繰り越し工事)、「平成22年度補正予算(第1号)議案の提出」、荒浜漁港の浚渫費用の緊急措置)、「税条例の一部改正の専決処分について」(扶養手当の廃止に伴う家族情報収集、たばこ税の改定等)。
 ここで公明党・真貝委員から公金詐欺事件に関する報告を求める動議が事前にあったとの報告があったものの、取り下げることとなった。

 19時10分から10分間の休憩。再開後、討論・採決となり、「議第19号 平成22年度一般会計予算」だけは以下の通りに意見を付しての賛成とした。
*頓挫しているBDFをはじめ、バイオマスタウン構想にも言及したかったところ。

「賛成の立場であるが、次の3点について意見を付したい。
1.国策ではあるが、子ども手当の支給について、外国人で本国に子供がいる場合も支払い対象になっている。しかも戸籍上のチェックは行えない場合でも支給される。市民課がいかに外国人を把握するのかが重要となるため、慎重な調査を行うこと。
2.柏崎市が行う契約全般について、法人格を持たない権利能力なき社団への契約が行われているが、不明瞭な点が多く、問題と思われる事態も発生している。法人格をもたない任意の団体との契約には十分、留意してもらいたい。
3.先に起こった公金詐欺事件に鑑みれば、改善すべきは随意契約の扱い。随意契約は原課が管理すれば良いというものの柏崎市役所全体としての把握も必要である。この点について、財務部長から今後、全体を把握する必要もあるとの答弁があったため、今後の再発防止のためにも改善を望む」

 すべての採決が終わり、議案すべてが「可決」となった。最後に共産党が提出した「請第1号 消費税の増税計画に反対し、暮らしにかかる消費税減税を緊急に求める請願」の審査と採決。消費税の議論はこれからはじめるため、「反対」し、結果も1-7で「否決」となった。

 19時40分に終了し、事務所に戻ったところで来客。

Cimg2916 20時30分、さすがに料理をする気分にもなれなかったので、スーパーで買った「牛丼 398円」とひきわり納豆、ビール500ml3缶で夕食をとる。
 食事中、議会が伸びたためキャンセルした懇親会のメンバーから二次会へのお誘いがあったため、市内の某スナックに移動。

 久々にカクテルなどを飲む。ジンベースが好きなのでカクテルは、マティーニ、ジントニック。映画「007」のジェームス・ボンドは、ジンではなく、ウオッカをベースにしたマティーニをよく注文するシーンがあることを。

 23時、帰宅。

2010年3月22日 (月)

お台場で修復中のアタチュルク像

 3時、就寝。

 7時、起床。大粒納豆、目玉焼き、辛子明太子でご飯2杯の朝食をとる。

 食後、シャワーを浴びたのち、東京都内に移動。

 10時30分から13時まで、政治関係の相談で某所に行ったのち、会社の今後の業務について、協力してくれる方と会議を行う。皆、全国を飛び回っているメンバーなので休日でないと集まれず、今回、東京都内に集結してくれたのは、非常にありがたい。途中、バナナジュースを飲み、ミックスサンドイッチ、シーフードサラダで昼食をとる。

 16時過ぎ、事務所に戻り、事務仕事。やっと4月以降の日程が見えてきたので、スケジュールの整理も行う。

 18時、事務所に来客。起業に関する相談であり、他に相談に来ている方とうまく繋いであげればお互いに良さがでる感じである。

Cimg2913 21時30分、後援会の事務仕事をやってもらっている某氏とともに「ガッツリ食堂ドカメン」(電話:0257-32-1523)に行き、無料の大盛りにした「がっつり!豚タンメン 830円」と「生ビール 500円」で夕食をとる。
 好みの極太麺とさっぱりしたスープで、鬼脂にした豚骨ベースよりはこちらの方がスルスルと入る。次回は豚抜きのタンメンでいきたい。

320_005 情けないことに柏崎市として何らの手立ても打てなかった、いや打たなかったアタチュルク像であるが、日本財団のご尽力により、東京のお台場「船の科学館」に移設され、現在、修復が行われるとともに一般公開もされている(和歌山県串本町に移設される本年5月までの間)

「奇跡の船・宗谷」への保存募金


平成22年3月13日『新潟日報』

初代大統領銅像
「船の科学館」へ
旧柏崎トルコ文化村

 日本財団(東京)は12日、柏崎市の旧柏崎トルコ文化村にあったトルコ初代大統領ケマル・アタチュルクの銅像を18日に「船の科学館」(東京)に移し、修復のうえ一時展示すると発表した。
 銅像は同財団の仲介で昨年12月、文化村の施設を引き継いだ上越市の企業からトルコ大使館に寄贈された。同国と友好関係が深い和歌山県串本町に移設されることが決まっている。
 財団によると、銅像は中越沖地震で被災後、台座から取り外されて保管されていたため、いったん財団の関係団体が運営する同館で洗浄や修復作業を実施。その後、5月中旬に串本町に移設するまで展示する。財団は「ことしは両国の友好120周年にあたり、再展示をきっかけに屈指の親日国であるトルコへの理解を深めてほしい」としている。


平成22年3月19日『産経新聞』

「トルコ建国の父」銅像お台場に移設

 トルコ建国の父であるケマル・アタチュルク大統領の銅像(高さ4.2メートル)が18日、東京・お台場の船の科学館に移設され、一般公開された。同館では5月中旬、和歌山県串本町に移設されるまでの間、補修を兼ねて保管する。
 銅像は平成8年、トルコ政府から新潟県柏崎市のテーマパーク「トルコ文化村」に寄贈されたが、同村が経営破綻で閉園し、宙に浮いたままになっていた。
 日本財団が「親日国トルコ建国の父に対し非礼」として、現在の所有者である企業と交渉し、5月中旬に和歌山県串本町に移設することに決まった。明治23年、串本町では遭難したトルコ軍艦の乗組員を住民が救助して以来、トルコと友好関係にある。


 本来、この修復や移設の費用は柏崎市の負担で行うのが筋であり、そもそも論に戻れば、議会側で指摘した契約に関する事項をキチンと行っていれば、裁判に関する費用も柏崎市民の血税から使わなくて済んだもの
 現在開会中の平成22年第1回定例会での一般質問で確認したように、旧柏崎トルコ文化村に関わる2つの裁判

1.民有地の地権者が、この施設を買ったウェステックエナジー社を訴え、そして、そのウェステックエナジー社から補助参加を申し込まれた柏崎市が参加する裁判

2.ウェステックエナジー社が柏崎市に対して起こしている裁判

のうち、1については和解が成立し、現在は2が残っている。
 裁判の結果次第では、さらに柏崎市への負担が生じる。そして、アタチュルク像の扱いを「議員vs市長の『政争の具』にしている」という嘘で、問題の本質を誤魔化し、柏崎市民のみならず、心配する多くの方々を欺いたのは誰かハッキリする。
 いずれにせよ、日本人として情けないことである。

2010年3月21日 (日)

エネルギー基本計画原案
原子力発電所14基を新増設

 3時、就寝。

 8時、起床。大粒納豆、辛子明太子、鰺の開きでご飯2杯の朝食をとる。

 熱いシャワーを浴びたのち、9時から11時過ぎまで、市内某所でのボランティア作業。冬を越えて壊れたところを修理する。

 12時、自宅に戻り、乾麺を戻した布海苔そばを、干し椎茸を基本にし、ひきわり納豆と卵を入れたつゆで食べて、昼食。

 13時から16時過ぎまで事務所でブログやメールを書く。しかしメールは既に返信しなければならないメールが3桁になっており、なかなか終わりが見えてこない。

 16時30分、事務所に来客。急遽のノートパソコン修理の依頼で液晶割れであった。さすがに休日でパーツも入手できないので、3日ほど時間をもらうこととした。小さなお子さんが投げたおもちゃによる派手な液晶割れ。不謹慎ながら、見事な割れである。

 17時、柏崎駅に移動し、電車で長岡駅に移動。強風のために16時11分発の電車が40分遅れになっており、予定の17時3分の電車よりも早く移動できることになった。

Cimg2905 17時40分、長岡駅東口側の「ホテルニューオータニ長岡」に到着し、そのまま「衆議院議員 長島忠美さんを囲む新春の集い」に出席。
 会場内にあふれんばかりの人がいらっしゃり、ロビーや通路に仮設のテーブルを作るほどの超満員であった。
 18時に開始となり、多くの来賓からの祝辞のあと、出席している各自治体の首長、議員の紹介もあったが、案の定、柏崎市長は欠席
 自民党の再生はもとより、郷土の益々の発展やこれから選挙を迎える方の紹介などが続き、最後に長島忠美衆議院議員ご本人から、心温まる御礼の挨拶があった。

Cimg2909 乾杯の音頭ののち、懇親会。一昨年も拝見した「帰ってこいよ」(作曲:一代のぼる 作詩:平山忠夫)で一世を風靡した演歌歌手・松村和子氏の登場により、会場は演歌ムード一色となった。
 戦後復興からの名曲を歌うという趣向であったが、個人的にも好きな伊藤久男が歌った昭和24年の「イヨマンテの夜」(作詞・菊田一夫 作曲・古関裕而)の熱唱もあり、満足。

Cimg2907 魚沼市北魚沼郡選出の新潟県議会・皆川雄二議員をはじめ、魚沼市議会・本田篤議員、南魚沼市議会・塩谷寿雄議員をはじめ、新潟県倫理法人会、日本青年会議所北陸信越地区協議会などでご一緒させてもらった方々にもお会いでき、お互いの近況報告をしつつ酒を注ぎ注がれ、コップでガブ飲みする。

Cimg2911 電車の時間があるため、20時近くに会場を後にさせてもらい、駅に向かう。途中、酒ばかり飲んで、あまり食べていない事に気付き、目の前にあった「マクドナルド 長岡駅東口店」(電話:0258-30-1227)で「カリフォルニアバーガーセット 740円」(ドリンクはコカ・コーラゼロ)を購入。油ものの臭いとともに20時17分発の柏崎行きの電車に乗り込む。電車の揺れのなかで食べるも、あまり好みの味ではなく、若干の後悔。

 21時10分、柏崎駅に到着したところで、車迎えに来てもらい自宅に帰る。歩いて帰ろうかと思ったが、薄着で来てしまったため、あまりの寒さに迎えをお願いした。

 23時、熱めの風呂に入り、酔いを覚ましたあと、事務所に行き、事務仕事。

 これから20年先までを見越した我が国のエネルギー基本計画の原案が発表された。
 原油のピークアウトもあり、必然的に原子力発電所の新規増設の計画も掲載されるであろうと思っていたが、予想通りに14基という新規増設と稼働率のアップが計画に入れられた。
 この20年間で、「世界最大の原子力発電所がある、エネルギーと環境のまち・柏崎」が原子力業界のトップリーダーに再浮上できるのか、はたまた沈没するのかが決まる!!


平成22年3月20日『読売新聞』

原発14基を新増設
…エネルギー基本計画原案

 2030年までの国のエネルギー政策の指針を定める経済産業省の「エネルギー基本計画」の原案が19日、明らかになった。

 原子力発電を「低炭素電源の中核」と位置づけ、30年までに少なくとも14基を新増設し、現在60%台の稼働率を90%に引き上げることなどが柱だ。新車販売はすべて次世代自動車とする目標を掲げるなど、これまでの原油の安定供給確保から、温暖化対策を重視したのが特徴で、政府が検討している地球温暖化対策基本法案の具体化に向けた行程表(ロードマップ)への反映を目指す。
 エネルギー基本計画は、エネルギー政策基本法に基づき03年に策定され、3年に1度改定される。24日の総合資源エネルギー調査会基本計画委員会に提示する。
 原案では、環境と成長の両立を最重要テーマに掲げ、「地球温暖化問題への対応」や「経済成長の促進」などを基本方針とした。
 原発については、「安全の確保を大前提に、新増設の着実な推進と稼働率の向上を図る」と明記した。
 家庭での温暖化対策としては、高効率の給湯器を全世帯の9割に普及させるほか、照明器具は発光ダイオード(LED)や有機ELなどの高効率照明にすべて置き換える。運輸分野では、自動車の燃費基準を1リットル当たり40キロ・メートル程度に引き上げることで、電気自動車やハイブリッド車など次世代自動車の普及を促進させる。
 また、エネルギー消費量のうち自国でまかなえる割合を示すエネルギー自給率も、海外権益分も含め現在の38%から70%に大幅に改善させる。

◆2030年の主な目標(かっこ内は現状)◆

◇すべての新車を次世代自動車に。燃費基準を1リットルあたり約40キロに引き上げ
◇LEDなど高効率照明の普及率を100%に(1%未満)
◇原子力発電は14基を新増設。稼働率を90%に向上(64・7%)
◇太陽光、風力、地熱、バイオマスなど再生可能エネルギーの発電全量の買い取り制度実施
◇太陽光発電の発電量を2005年の40倍にあたる5300万キロ・ワットに

2010年3月20日 (土)

松田伝十郎碑移転、接続道路開通竣工式(米山町)

 3時、就寝。

 8時、起床。甥っ子、姪っ子がお泊まりにきていたので、一緒に大粒納豆、目玉焼き、辛子明太子でご飯2杯の朝食をとる。

 食後から40分ほど、姪っ子に『ウルトラマンSTORY0』の最新刊第10巻を読み聞かせ?しながら読む。表紙に姪っ子が好きなウルトラマンタロウが書いてあったからであるが、偽ゾフィーがでてくる部分など理解させるのに時間がかかる(4歳にはちょっと早い)。

Cimg2896 10時、米山町コミュニティセンターに移動し、「接続道路開通、松田伝十郎碑移転 竣工式」に出席する。
 これまでそれぞれの市道が行き止まりになっていた米山町にとって接続道路は地元住民の念願であり、また中越沖地震で崖ごと崩落してしまった郷土の偉人・松田伝十郎碑の再建が叶ったのである。

Dsc02352*中越沖地震被災前の姿
 これまで一般質問でも委員会の場でも提案などをしてきたが、我が柏崎市は一番アピールすべき樺太発見200周年のときを見逃してしまっている。
 本当に郷土を愛する気持ちがあるなら、間宮林蔵の関係者が集まるシンポジウムなどに市長がでかけていき、松田伝十郎のこともしっかりと話すべきである。

Cimg2899 まずは、聖ヶ鼻の再建された松田伝十郎碑の前に行き、お祓いを行う。崖ごと崩落したものの、地元の皆さんの熱意により発見することができ、今回、無事、再建となった。ちなみに所属する柏崎青年会議所が設置した「まちしるべ」も一緒に崩落したが、発見することはできなかった。
 続いて、接続道路もお祓い、歩き初め。米山町コミュニティセンターに戻り、キチッとした神道式で竣工祭を執り行った。こういった厳粛な雰囲気が心地よい。

Cimg2900  12時からお祝い会となり、冒頭、乾杯の挨拶をすることとなった。
 これまで市長や県議会議員、そして所属会派の先輩議員もご挨拶をされたので、同じ内容や長い話もするのもいかがなものかと思い、

・「命を守る予算」を標榜するどこかの政府はあるが、命のための道路だって必要。つまり今回の接続道路は高規格救急車等が入ることができ、命に直結する。スクールバスも同様である。

・松田伝十郎碑は郷土愛を育成する意味でも、そしてまちづくりにとっても重要。歴史の重みだけはどこの町にも真似することはできない。また先日、『幕吏 松田伝十郎のカラフト探検』をお書きになった中島先生のご自宅にお邪魔した。その際、松田伝十郎の功績として樺太発見もあるが、重要なのはその過程であり、現地での交流とお聞きした。こういった事も子供に伝え、郷土愛をもつ教育にもさらに活用し、皆さんとともに地域の発展に頑張りたい。

というような内容の話をしたのち、乾杯の発声をさせてもらった。
 乾杯のあとは、運転があるためアルコールは飲めないものの、地元の皆さんと教育や今後の市政についてなど熱く語り合う。

 13時過ぎ、万歳三唱で祝う会をお開きにしたところで、新潟市に移動。

 遅参したが14時30分から30分ほど、都内からお越しになっている政治関係者との意見交換や今後の活動方針の確認を行う。

Cimg2904 16時、柏崎まで戻り、不調となっていた携帯電話の交換を行う。ジオン軍マークもデコレートし、一年半以上使ってきた愛機であったが、FOMAカードの認識が怪しくなり、通話中でも電源が落ちるようになってしまった。プレミアムクラブ会員だったので、5000円で新しい機種に交換してもらう。これまでは「シャア専用」色にこだわり赤であったが、今度は「百式」色のゴールドとした。新しい機種が届くまで、だましだまし使う。

Dsc00279 20時30分、ほとんど食材がないため、冷凍にしてある餃子を焼き、ひきわり納豆汁、筋子でご飯2杯の夕食をとる。
 食事中に電話やiモードもメールも入るが、会話やメールを打っている最中に電源が落ちてしまうので、なかなか応対ができない状態が続いた。

 食後から事務所に戻り、議会関係の資料を作成。

 22時、事務所に来客があり、急ぎということでノートパソコンの電源の修理を行う。電源が入らなくなるという現象であったが、原因はACアダプターの受けの部分の接触不良。こればかりは抜き差しが多くなることや経年劣化があるためメンテナンスが必要である。

2010年3月19日 (金)

またも圧力に屈した千葉県市川市議会

 2時、帰宅。熱めのシャワーを浴び、酔いを覚ましてから、新聞各紙の情報の整理を行い、4時に就寝する。

 9時、起床。大粒納豆、釜揚げシラス、目玉焼きでご飯2杯の朝食をとる。

 食後、そのまま新潟市に移動。

 10時から13時過ぎまで、某所会議室にてこれまでの調査結果を確認し合いつつ、今後の対策をまとめる。途中、出前で「ざるそばセット(ミニ親子丼付き)」で昼食をとる。

 15時、事務所に戻ったところで来客。

 17時、議会関係の資料を作成し、所属会派の先輩議員に会議の結果とともに報告をする。

 18時、事務所に来客。お子さんの小学校生活の思い出となるDVDを作成するためのご相談であった。卒業式も迫っているため、急ぎの案件となる。

Dsc00278 20時、カラシを多めに入れたひきわり納豆を豚モモ肉スライスで包み、トンカツ状にした納豆トンカツ、コールスロー、メロンの粕漬けでご飯2杯の夕食をとる。
 食後から事務所にこもり、依頼を受けた小学校6年間の写真を活用したDVDを作成する。旧式のデジカメで撮影された映像はさすがにテレビ画面で見たときは荒く映ってしまう。

 先に本ブログでご紹介した通り、千葉県市川市議会において外国人参政権反対の意見書を求める陳情を民団の工作を受けて棄却。批判があったためか、再び市民から提出された外国人参政権の2つの意見書「反対」と「慎重に対応」のどちらかを採決するという情報(平成22年3月11日『産経新聞』)があった。
 委員会審査においては「反対」の陳情は継続審議にし、「慎重」の陳情を採択。平成22年3月17日の本会議において、何と自民党籍がありながら民団の圧力に屈した某S議員が、質疑を行い、結果、賛成19、反対21で否決されるという結果だったという。
 自民党籍を持つ地方議員がこのような行動をしている事を聞くと、自民党という組織が何だったのか、保守政党ではなく、選挙で当選するための保身政党(いまはその役目が民主党)だったと思わざるをえない。
 やはり真の保守政党が必要である。

2010年3月18日 (木)

子ども手当の柏崎市負担
中央地区町内会長会全体会議

 3時、就寝。

 8時、起床。大粒納豆、イクラ醤油漬け、オクラサラダでご飯2杯の朝食をとる。

 9時から11時過ぎまで、市内や市役所担当課にて調査と資料の収集。大方の全体像が見えてきた。

Cimg2889 12時、市役所の会派室に行き、委員会審査が終わった先輩議員とともに会派会議を行う。
 弁当も注文しなかったので、自宅であわてて詰め込んできたご飯、黒豆納豆、ほうれん草のおひたし、たくわん、筋子で昼食をとる。

 午後から厚生常任委員会の審査を傍聴しようと思ったが、最終日の討論の材料を用意するよう会派で決まったため、午後からは調査と原稿作成。
 国の機関などに問い合わせても民主党のいい加減さが見えてくる。

Cimg2890 16時過ぎ、中央地区コミュニティセンターに移動し、平成21年度第3回中央地区町内会長会全体会議に来賓出席する。
 調査や子ども手当の件で大モメしたため、遅参してしまったが、挨拶せよとのことだったので、総務常任委員会で審査したまちづくり基金などの活用についてお話させてもらった。
 その後の懇親会では、「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の仕出しをつつきながら、日本酒やビールを飲み、意見交換。
 色々な話がでたが、子ども手当については多くの人が反対意見であり、全額、国からでるのではなく、柏崎市でも負担があることをお話したら驚かれていた。
 結局、地方でも負担するというこの事については、地方六団体(地方公共団体の首長の連合組織である全国知事会・全国市長会・全国町村会の執行3団体と、地方議会の議長の連合組織である全国都道府県議会議長会・全国市議会議長会・全国町村議会議長会の議会3団体を合わせた6つの団体)に対し、長妻厚生労働大臣は陳謝している


平成22年1月25日『全国市議会旬報』

子ども手当で大臣が陳謝
厚労相と六団体代表との会合の場で

 厚生労働省内で1月13日、地方六団体の代表が長妻昭・厚労相と会合を開いた。当日の主なテーマは「子ども手当」。民主党がマニフェストに掲げ、実現を目指してきた目玉政策だ。平成22年度からの実施に向け、鳩山内閣では昨秋の新政権発足以来、施策の裏付けとなる財源を模索してきたが捻出しきれず、一方的に地方負担を決定していた。

 子ども手当では、昨年12月23日の4大臣合意(副総理、総務相、財務相、厚労相)に基づき、22年度政府予算案で所要額が計上された。1月18日から始まった第174回通常国会で予算が成立すれば、22年度は中学校修了までの児童を対象に、1人1万3000円が支給される。政府予算案では、子ども手当の給付費として1兆2230億円を計上している。しかし民主党マニフェストでは、子ども手当の給付に必要な財源を2兆7000億円と見込む。予算計上額だけでは必要額に速く及ばない。この不足分の穴埋めに向けた打開策が、昨年末の4大臣合意。現行の児童手当を継続し、子ども手当と併給することで、所要額を賄うこととした。
 この結果、国が準備する子ども手当の財源1兆2230億円とは別に、児童手当として国が2326億円、地方が4652億円、事業主が1436億円を拠出することとなるただし、国家・地方両公務員への給付は別途、所属庁が支給する。よって、国家公務員については425億円、地方公務員については1486億円が別途、必要となる。
 本来なら子ども手当の財源は、政府の歳出を徹底的に見直すことで生み出す予定だったはず。景気低迷による税収の大幅減があったとはいえ、政権公約に掲げた以上、国の責任で施策をまっとうすべきだろう。児童手当との併給措置は22年度限りの暫定措置とされたものの、23年度以降の見通しは不明確。23年度以降は給付額が倍増するだけに、地方の不安は募る。今回の地方負担では、事前に何ら相談すらなかっただけに、なおさらだ。現政権が掲げる「地域主権」は、どこまで本気か地方としては疑いたくもなる。
 1月13日の会合では長妻厚労相が、子ども手当の財源を全て国で賄う予定だったにもかかわらず、
地方負担を強いる結果となったことに対し、六団体代表へ陳謝した。


 まさに民主党のマニフェスト詐欺である。

Dsc00277 18時過ぎ、懇親会が終了となったため、市内某店に行き、別の懇親会。生ビール4杯を飲みつつ、色々な情報を交換し、現在の柏崎市民で苦しんでおられるある案件についての被害が見えてきた。
 その後、2軒ほどのお店をまわる。

2010年3月17日 (水)

静岡県浜松市子ども条例修正
「国を愛する心」追加

 3時、就寝。

 6時、起床。そのまま身支度をし、東京都内に向かって移動する。途中、車中でコンビニで買った納豆巻き2本、低脂肪乳、トマトジュースで朝食。

 10時から12時まで、調査したい関連法案について、関係者との会議を行い、終了後、そのまま帰路につく。

 16時、事務所に戻ったところで、来客。先日の一般質問をお聞き頂いた方から色々な関連情報をお聞きする。

 18時、19時と事務所に来客。

Cimg2814 20時、頂き物の千葉県産一夜干し鰺を焼き、小粒納豆、ほうれん草の胡麻和え、卵豆腐、ご飯2杯で夕食をとる。
 食後、事務所に戻り、今日の調査結果をまとめるとともに、議会での討論用の資料を作成する。

 22時、急遽の相談とのことで、事務所に来客。

 子供は大切にするものであるが、声高に権利を主張する危険性が指摘されている「子ども権利条例」。左翼陣営が各自治体で進めており、義務や郷土愛、国際社会で活躍するためには必要である愛国心の醸成が欠けている条例案が多い。
 そんな中、静岡県浜松市では「愛国心」を追記した修正案が可決したとの情報があった。良識ある判断であろう。


平成22年3月12日『静岡新聞』

「国を愛する心」追加
浜松市子ども条例修正案可決

 浜松市が制定を目指している「子ども育成条例」をめぐり、11日の市議会厚生保健委員会で基本理念などを変更した修正案が可決された。修正案は新たに「国を愛する心をはぐくむことができる環境づくり」などの記述が盛り込まれ、委員からは「なぜ浜松の条例にわざわざ愛国心を入れるのか」といった反対意見や慎重論も飛び出した。
 修正案は量大会派の自民党浜松が提出した。これまで多くの市民がかかわって作成してきた原案の内容を評価する声が多いながらも、多くの市議は賛成に回った。
 一方、「もう少し時間をかけて議論した方がいい」(市民クラブ)とする意見もあり、共産党の市議は「ナショナリズムととらえられるような文言は避けるべき」と強く反発した。提案した自民党浜松の市議らは「国際理解教育の原点として必要」と理解を求めた。
 このほか、原案で役割を規定している「子ども・子育て支援団体」については、「自主的な活動をしている団体に義務を課すのはどうか」として、行政とのつながりが強い団体という意味を強めて「子ども育成団体」などと変更した。子ども条例をめぐっては、県弁護士会や市民団体が「『子どもの権利』の理念を反映すべき」「条例制定の意義が不明確」といった意見書を市に提出するなど意見が割れている。条例案は2月議会最終日の24日の本会議で、委員長の報告を経て採決する。

2010年3月16日 (火)

総務常任委員会審査平成22年度予算
虚偽の答弁は許されるのか?

 原稿の推敲をし、5時に就寝。

 8時、起床。身支度をしていたところ、事務所に来客があり、市政に関するご意見を伺う。

 9時30分、あわててシャワーを浴び、市役所に移動。

 9時50分、会派室にて打ち合わせをしながら、卵サンドイッチで朝食をとる。

Cimg2810 10時、委員である総務常任委員会に出席。今日は、「議第19号 平成22年度一般会計予算」のうち市民生活部、防災監、消防署分の審査である。
 予算説明が1時間以上あったのち、質疑応答となった。
 午前中の主なものは以下の通り。

・ごみ最終処分場、し尿処理場については、原子力財源を使い、平成26年度までの5カ年計画で修繕を行う。平成4年から竣工。中越沖地震や老朽化の影響で修繕が必要となり、この18億円で7年間延長し、平成35年まで使用が可能となる。交付金充当が7割可能な原子力財源を使用。
 ごみ処理施設・粗大ごみ処理施設修繕
     18億3942万円
 し尿処理修繕  1億4000万円
 最終処分場(夏渡) 8920万円

・市民活動育成補助金 400万円
 市民活動団体やコミュニティ等の元気なまちづくり事業に助成。

Q.助成対象はどのような団体なのか。ルールはどうなのか。
A.NPOもしくは地縁団体、市内に居住する5人以上の市民団体ということでルールづくりをしていきたい。種まき部門、チャレンジ部門、開花部門を設定し、金額も段階をつける。補助率は9/10を考えている。3年が限度とする。審査は民間識者を入れ、オープンに行う。

・外国人登録経費 59.7万円

Q.所管ではないと思うが、子ども手当は親さえ柏崎市にいれば子供数に応じて支払われるシステムである。外国人登録での子供の把握はどうなっているのか。
A.所管は子ども課になるが、情報収集の段階である。

 なぜか外国人がらみになると、社会クラブや共産党からは「やめろ!そんな質問」「まだ決まってないだろ!といった野次多数となった。どこの国の人間なのであろうか。
 ちなみに共産党は、まだ決まっていない消費税増税に反対という発言をしているが、消費税増税と目の前に迫った子ども手当の事とどっちが現実的なのか考えてほしいところである。

Cimg2811 12時、休憩となったため、会派室に戻り、「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食をとる。食事中に何本かの電話があり、いずれも市政への苦情であった。ある電話では「会田市長の足を引っ張る連中がいるから、市政が悪くなっている」ということを某議員から言われていたが、インターネットを見るようになって嘘だということが分かったとの声があった。

 13時、総務常任委員会の審査が再開。

・木質バイオマス利活用事業(緊急雇用)
     693.9万円
 市内ででる間伐材を木質ペレットにする。しかし、木質ペレット製造の事業所はスタートしていない。

Q.薪ストーブは煙害の元と昨年は答弁していたが、今年は国の補助金がつくから薪ストーブもOKというのは意味が分からない。柏崎市の主体性はないのか。そもそも木質ペレットは、間伐材を集め、ガソリンを使って他県の工場に運び、石油を使って加工し、さらにガソリンを使って柏崎まで持ってきている。地元で間伐材をそのまま燃やす薪ストーブの推進の方が環境負荷が軽いのではないか。
A.薪ストーブの技術革新があり、また薪ストーブじゃないとダメという方もいるので許容した。

 会田市長が昨年の施政方針で鳴り物入りで行った木質ペレット利用であるが、実際はこの有様である。
 スタート時は市民にアピールするが、現実は進んでおらず、むしろ環境負荷をかけている。汚泥ガスの利用も実現はしていない。バイオマスタウン構想は既に4年が経過している。
 
・バイオマスタウン等推進事業
 廃食用油回収業務委託料 38.7万円

Q.このBDF(バイオ・ディーゼル・フューエル:廃食用油から燃料を作るが製造過程で処理に費用がかかるグリセリンがでてしまい、エンジン自体にも負荷がかかる)も会田市長の環境対策として鳴り物入りでスタートした事業であるが、実際に今年の実績はどうなのか。また新年度は利用拡大する方向なのか。

*スタートした途端、BDF5%を混ぜた燃料が「揮発油等の品質の確保等に関する法律」(平成20年5月30日改正)により、公道を走れないことが発覚し、クリーンセンターの敷地内を走るフォークリフト1台に使うのみとなった。
昨年の一般質問でも指摘

A.平成21年度もフォークリフト1台分しか使っていない。新潟工科大学がスマートグリッド(分散電源ネットワーク)のため、発電に使うという実験が始まっている。新潟工科大学に廃食用油を1円で買ってもらい、BDFへの変換は新潟工科大学にしてもらう。

Q.では柏崎市としてBDFはやめる決断をしても良いのではないか。発電用エンジンならBDF10が可能なタイプもあろうし、スマートグリッドにシフトすべきではないか。それが成功するなら新潟工科大学の発展にもつながる。また、柏崎市からでる廃食用油はどう分担するのか。
A.産廃業者が廃食用油を市の負担(38.7万円)で回収し、それを1リットル1円で単価契約にて業者に販売している。その半分を新潟工科大学に買ってもらっている。

Q.ガソリン使って市外の業者に持っていくことがおかしい。BDF製造のために市内業者と契約したことはないのか。
A.本当にない。

「廃食用油売払単価契約書」
柏崎市内業者
(pdf形式)

*実は手元にこの契約書を入手してあった。つまり環境政策課長の虚偽答弁

 ここで議論が紛糾し、14時40分から14時55分まで休憩。この間に環境政策課が資料を探したきたところで、再開となった。

A.答弁を撤回する。平成21年4月から市内業者と半年間契約しており、BDF実験のためであって記憶違いであった。

Q.平成22年度は実験した企業と契約したのか。
A.平成22年度は半分を新潟工科大に渡す。

Q.本来は、地元の廃食用油は地元で処理するのが筋ではないか。また新潟工科大学はどこの業者にBDF製造を頼むのか。
A.地元業者を育てる意味はあると思う。新潟工科大学は、市内のBDF業者に依頼すると聞いている。

Q.新潟工科大は市内業者に頼むという答弁であるが、では先に答弁の撤回があった柏崎市が実験的に契約したBDF製造業者はどうだったのか。
A.成果としては項目をクリアできなかった。よって、長岡市に依頼することになった。

Q.では、新潟工科大に直接、廃食用油を渡した方が良いのではないか。回収業者の38.7万円は無駄な支出ではないか。平成20年より前は回収費は入っていない。平成19年6月から平成20年3月まで業者が直接、回収している。バイオマスタウン構想は何をしたいのか分からない。
A.市内業者ではレベル的に足りず、見送った。半年が経過したので、今後検討したい。

・町内会集会施設建設事業補助金 613万円

Q.集会所によっては建設ではなく、借り上げしている場合もあるが、その際の改装費用などは補助しているのか。後学のためにルールを確認させてほしい。また、集会所の又貸しなどの事例を聞いているがどうか。
A.建設と修繕の場合には補助するが、借家でも公益性があるため、補助している。町内会の集会所としての申請があって、あとに目的外として、貸し出している事例はどうかと言われれば、かたちとしては好ましくない。

Q.営利を目的とした株式会社が町内集会所を本社住所として登記していることは、確実な違法ではないが、社会通念上いかがなものかと思う。当局としての見解はどうか。実際に市内の業者さんで、町内集会所を公共性がある場所と認識し、集会所を本社としている会社を信用し、仕事をしたものの、トラブルになっている事例を聞いている。
A.柏崎市の補助金の財務規則からも好ましいものではないと思われる。実態を確認したい。

Q.集会所に税金から補助金がでるのは、公共性があるからで、目的外使用にはならないか。
A.事実を確認し、対応する。

・柏崎市まちづくり講座委託料 100万円
 8回ほどの研修会でまちづくりのリーダーを養成。

Q.新規事業で意気込みは分かるが、実際に出席できない人のためのフォローはどうするのか。ネットを活用しての講座の再現などは考慮していないのか。過去のリーダー養成講座なども実施日、出席者数、議事メモ程度である。
A.「柏崎元気塾」というかたちで考えており、7回の9日間で合宿が2回ある。事前設定したうえで、募集するが、内容はホームページで公開していきたい。
Q.まちづくりはプロセスが大切であるので、参加者にブログを作ってもらったり、時代に合わせたやり方をお願いしたい。答弁は不要。

 16時40分から16時55分まで休憩となったので、着信があった電話に対応する。日本テレビの某「授業系」番組から納豆関係での協力依頼があった。

 家庭ごみ有料化の成果やごみ袋の改良の要望、ごみ処理施設の部分改善が良いのか全面改修が良いのか(いずれにしろ平成35年代になればごみ処理施設の全面改修、市役所の立て替えなどがあるため、財政難が予想される)という議論が行われ、「議第19号 平成22年度一般会計予算」のうち市民生活部、防災監、消防署分の審査が終わった。
 その後、「議第25号 平成22年度墓園事業特別会計予算」「議第46号 公の施設の指定管理者の指定について(高柳コミュニティセンター)」の審査と報告事項として「地域防災計画(原子力災害対策編)の見直しについての(報告)」があり、17時40分に終了した。
 地域防災計画(原子力災害対策編)の見直しは、中越沖地震で得られた教訓の反映であり、原子力災害に至らない場合と複合災害になった場合の追記や修正である。

 19時、市内某施設に移動し、市政に関して情報交換を兼ねた会議に出席。
 途中、出前でとった「天ぷらうどん(海老天入り) 大盛り」で夕食をとる。

 22時、事務所に戻り、今日の打ち合わせの内容の整理と議事録を作成する。

 24時、仕事の区切りがついたため、納豆2パックとイカ刺身を混ぜ、ねり梅で味付けをした梅イカ納豆とビール500ml3本で夜食。

2010年3月15日 (月)

北沢俊美防衛大臣への抗議文
陸上自衛隊第44普通科連隊隊長への激励

 4時、就寝。

 7時、起床。大粒納豆、目玉焼き、めかぶサラダでご飯2杯の朝食をとる。

 8時から13時過ぎまで、市内での調査活動。明日の総務常任委員会での審査で必要な情 報や、先日の一般質問で会田市長や副市長が答弁した内容の裏取りをする。
 途中、携帯電話への着信が相次ぎ、予備バッテリーもなくなってしまった。予備バッテリーをもう1枚買うか、迷うところ。

Cimg2807 14時過ぎ、某氏と打ち合わせをしながら、以前「らーめん処 潤 柏崎店」であった「ガッツリ食堂ドカメン」(電話:0257-32-1523)にて、「子豚らぁめんダブル 780円」を鬼脂にして昼食。最後に炙って香ばしさをだした豚肉は臭みはなく、麺も好みの極太麺で、2000kcal以上ありそうな感じである。

 15時から16時過ぎまで、会社関係の仕事や各種の支払いのため、市内まわり。市政に関する業務量が増えてきており、会社側がほとんどまわっていない。

 17時、18時と事務所に来客。また同志である東京都荒川区議会の小坂英二議員チャンネル桜に出演するとのことで、一緒に行った抗議に関する資料をまとめてメールで送る。

Cimg2808 19時、「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)に移動。遅刻してしまったが、柏崎市倫理法人会の役員会に出席する。市政の関係で慌ただしく、自分の会社の仕事だけではなく、柏崎市倫理法人会の活動にもほとんど参加できていない状態。役員のままだと他の方に迷惑にもなるので、4月までには退会するかどうか決断したいと思う。

 20時、役員会が一旦終了し、懇親会に入るところで、失礼させてもらい、某町内の集まりのために移動。

 20時30分から某町内の集まりで市政に関するご意見を伺う。

Cimg2809 途中、スーパーで買い物をしつつ、22時に帰宅。半額になっていた「鯖照焼幕の内弁当」、ビール500ml2本、ひきわり納豆汁で夕食をとる。もともとが安い(498円)の弁当であるが、なかなかしっかりした鯖の照焼が入っている。

 今年、平成22年2月10日、陸上自衛隊王城寺原演習場における米陸軍と自衛隊との共同訓練開始式にて、陸上自衛隊第44普通科連隊隊長・中沢剛一等陸佐が

「『信頼してくれ』という言葉だけで(日米同盟は)維持できない」

と発言したことに対し、最高司令官である鳩山首相への批判、文民統制に反する行為であると発言の真意をねじ曲げ、北沢俊美防衛大臣は処分を行った。
 文民統制(シビリアン・コントロール)は、自衛官の箸の持ち上げ、発言の一つ一つを管理・制限するものではない。どこからの部分を戦闘のプロである軍・自衛隊に任せるか否かを決めるもの。そして、発言の内容は訓練開始式にふさわしいもので、正論である。

100315_haitatsu この理不尽な処分に対し、地方議員有志とともに以下の通りに抗議、そして激励文の送付を行った。
 本来であれば、直接、防衛省の大臣室に行き、堂々と渡したいところであるが議会日程もあるため、書留配達証明で送った。


北沢俊美防衛大臣殿

 自衛官の不当処分に関する抗議文

 平成22年2月10日、陸上自衛隊王城寺原演習場における米陸軍と我が自衛隊との共同訓練開始式にて、陸上自衛隊第44普通科連隊隊長・中沢剛一等陸佐(以下 中沢一佐)からの「『信頼してくれ』という言葉だけで(日米同盟は)維持できない」という発言に対し、貴殿は中沢一佐に注意処分を行った。これは、文民統制(シビリアン・コントロール)を自衛官の一挙手一投足を縛るものと誤って認識して行った処分であり、不当なものである。
 国家防衛への中沢一佐の現実的な発言を理解せず、その真意を恣意的に曲解し、政治的な駆け引きのなかに引きずり込んだ貴殿の罪は大きい。
 さらに、平成22年2月13日、貴殿は長野市内での会合で「クーデターにつながる極めて危険な思想だ」と批判したが、こういった曲解を行い、我が国の防衛の任にあたる自衛官を一方的に処罰、社会的な制裁を与えること自体が、より危険な思想である。
 一日も早い処分の撤回、そして中沢一佐の名誉回復することを要望し、ここに強く抗議する。

以 上

自衛隊に敬意を表する地方議員有志一同
代表 新潟県柏崎市議会議員 三井田孝欧

東京都荒川区議会議員 小坂英二
東京都大田区議会議員 犬伏秀一
東京都杉並区議会議員 松浦芳子
東京都杉並区議会議員 吉田あい
東京都豊島区議会議員 吉村辰明
東京都港区議会議員 水野むねひろ
東京都町田市議会議員 大西宣也
東京都日野市議会 古賀壮志
千葉県柏市議会議員 上橋 泉
埼玉県会議員 鈴木正人
埼玉県議会議員 田村琢実
埼玉県座間市議会 佐藤 弥斗
埼玉県吉川市議会議員   安田真也
埼玉県朝霞市議会議員 神谷大輔
神奈川県議会議員 小島健一
神奈川県横浜市会議員 工藤裕一郎
神奈川県秦野市 小菅基司
静岡県函南町議会議員 植松和子
前大阪府八尾市議会議員 三宅博
新潟県魚沼市議会議員 大桃聰


陸上自衛隊第44普通科連隊隊長
      中沢剛一等陸佐 殿

 激励文

 平成22年2月10日、陸上自衛隊王城寺原演習場における共同訓練開始式にて、貴殿が発言したことに対し、北沢俊美防衛大臣は処分を行った。
 しかし、貴殿の発言はしごく真っ当な内容であり、我が国の防衛を担う人間のみならず、多くの良識的な日本国民、そして米軍関係者にも勇気を与えた。
 ここに我々は貴職の発言への賛同を表明するとともに、貴職のいち早い名誉回復を図るものとする。

以 上

<同封>防衛大臣への抗議文

自衛隊に敬意を表する地方議員有志一同
代表 新潟県柏崎市議会議員 三井田孝欧

東京都荒川区議会議員 小坂英二
東京都大田区議会議員 犬伏秀一
東京都杉並区議会議員 松浦芳子
東京都杉並区議会議員 吉田あい
東京都豊島区議会議員 吉村辰明
東京都港区議会議員 水野むねひろ
東京都町田市議会議員 大西宣也
東京都日野市議会 古賀壮志
千葉県柏市議会議員 上橋 泉
埼玉県会議員 鈴木正人
埼玉県議会議員 田村琢実
埼玉県座間市議会 佐藤 弥斗
埼玉県吉川市議会議員   安田真也
埼玉県朝霞市議会議員 神谷大輔
神奈川県議会議員 小島健一
神奈川県横浜市会議員 工藤裕一郎
神奈川県秦野市 小菅基司
静岡県函南町議会議員 植松和子
前大阪府八尾市議会議員 三宅博
新潟県魚沼市議会議員 大桃聰

2010年3月14日 (日)

千葉県市川市議会:外国人参政権否定的意見書を再採決

 1時、就寝。

 5時、起床。持参したモバイルパソコンで急ぎの仕事を終わらせる。

Cimg2804 7時、熱いシャワーを浴びたあと、ホテル9階のスカイレストラン「レスティーニ」で朝食をとる。和食か朝がゆ定食にしようと思ったものの、両方とも納豆がつかないとのことで、グレープフルーツジュースが飲める洋食を選択。ジュースはグレープフルーツジュース、卵料理はオムレツ、飲み物はコールドミルクにし、パンもおかわりして朝から満腹となる。

 8時、ホテルをチェックアウトし、9時過ぎに事務所に到着。

 身支度をしたのち、某ホテルロビーにて、雑誌関係の打ち合わせを行う。

Dsc00273 12時、自宅に戻り、遊びにきた甥っ子、姪っ子に焼肉丼(隠し味は納豆パウダーと魚醤)を作ってあげ、一緒に昼食をとる。使った牛肉は、妹が安売りで買ってきたオーストラリア産であった。シーシェパードの件があり、オージーフリーにしようと思ったばかりにこのミステイク。国産牛肉を買うように心がけたい。

 14時過ぎ、甥っ子、姪っ子を預かっているものの、東京都内からお越しになっている方々と会う予定になっているので、フォンジェに行き、子供たちを遊ばせつつ、話をすることとした。

 14時30分から15時過ぎまで、フォンジェ「キッズマジック」にてエネルギーとまちづくりに関する情報交換。

Dsc00275 15時30分からトルコ共和国との交流を行う東京大学の学生2名と意見交換や食事をともにする。甥っ子、姪っ子は昼寝もせず、横で遊びまわっていた。
 せっかく柏崎まできてもらったので、色々と話をしたのち、新潟らしいB級グルメということで、「MEGAドン・キホーテ柏崎店」内の「フレンド」に移動し、イタリアンと餃子を食べてもらう。
Dsc00274 両名とも焼きそばにミートソースというイタリアンが珍しいらしく、デジカメで撮影。
 また、店舗に貼られていたポスターに「靖国神社」の文字があったため、何かと思ってみたところ、靖国神社さくらまつりに出店するとのことであった。素晴らしい。

 両名を次の移動のため、上越市までお送りし、その後、長岡市に移動。

 こちらも東京都内から取材に来ている某氏とホテルロビーでお会いし、柏崎の政治の実態について、資料を使ってご説明させてもらった。

Dsc00276 22時、帰宅。移動の連続や打ち合わせで食材を買う暇がなかったので、パスタを茹で、ホールトマトの缶詰、シラス、刻み昆布、シーチキン、トマトケチャップ、干し納豆パウダーで味付けをしたもので、夕食をとる。
 食後、事務所に戻り、明日の打ち合わせに使う資料を作成。

 先に本ブログでも紹介したが、千葉県市川市議会において外国人参政権反対の意見書を求める陳情を民団の工作を受けて、棄却した事件があった。
 しかし、外国人団体のロビー活動をうけたことへの批判もあってか、この度、再び市民から提出された外国人参政権の否定的意見書を採決するという。


平成22年3月11日『産経新聞』

外国人参政権の否定的意見書、再採決へ
市川市議会

 千葉県市川市の市議会で永住外国人への参政権付与に反対する意見書が、在日本大韓民国民団(民団)のロビー活動を受け不採択となった問題で、市議会の総務常任委員会は10日、改めて参政権付与に否定的な意見書採択を決議した。民団の組織的なロビー活動で頓挫した外国人参政権に否定的な意見書の可否が、改めて本会議で問われることになる。
 市川市議会では前議会中の今年1月、総務常任委員会で外国人参政権に反対する意見書採択が決議されたが、採択に反対する民団のロビー活動を受けた結果、本会議では否決された。同市議会では、委員会の決議が本会議で覆るのは異例で、議論を呼んでいた。
 今議会では改めて、参政権付与について国に「反対する」「慎重な対応を求める」との2種類の否定的な意見書が市民から提出された。総務常任委員会では「反対」の意見書を継続審議にしたうえで、「慎重な対応を求める」意見書採択を6対4の賛成多数で決議した。
 委員会の結論は今月17、18日に行われる本会議で報告され、採決される見通し。


 まさかはないと思うが、二度目の民団によるロビー活動で屈服しないことを願う。

2010年3月13日 (土)

第54回自民党新潟県連青年部定期大会
優秀青年部員表彰受ける

 2時、店をでて愛車のなかで4時間ほど仮眠。思った以上に寒くなり毛布1枚だけでは無理であった。

 7時、自宅に戻り、大粒納豆、豚肉の味噌漬け、もやしナムルでご飯2杯の朝食をとる。

 8時、某町内会の会合に出席。陳情があると思いきや、柏崎市についてのマスコミでの報道があまりにも実際と違って酷い、という話から会田市政になっての不祥事続きへの怒りの声が多くあった。

 11時30分、事務所に戻ったところで、来客。差し入れで頂いたチーズフランスパン、フランクフルトパイ、パンプキンスープで昼食をとりながら、世間話と起業に関する相談を受ける。

 13時から15時まで、市内某店にて、現在柏崎市内で起こっているトラブルについて、資料や情報を交換する。

 愛車にて新潟市に向かって移動。

Cimg2779 16時20分、新潟東映ホテルに到着し、若干遅刻してしまったが、第54回自民党新潟県連青年部定期大会に出席する。
 来費祝辞として、塚田一郎参議院議員より、外国人参政権や夫婦別姓法案など売国政策が進んでいる現状、そして今夏の参議院議員選挙に立候補予定である中原八一県議会議員からの出馬にあたってのご挨拶があった。

 その後の議事では、活動方針、決算承認、予算、役員選出、そして大会決議が行われた。

<活動方針>

 昨年の衆議院議員選挙でわが党は惨敗を喫した。
 国民は民主党がよいと思うよりも、自民党がダメだとの判断を下したのであり、民主党が勝ったのではなく、自民党が負けたのである。
 長年政権与党であったおごりと、過去の教訓がいかされず、国民の意識とかけ離れた党運営や、新陳代謝のない候補者選定などから、わが党は国民の信頼を失ったのだ。
 我々はこの結果を真摯に受け止め、深く反省するとともに、政治は国民のためにあるという立党の精神に立ち戻り、地に足の着いた活動に専念する以外に党再生の道はない。
 そして保守政党としての原点に戻ることこそが本当の意味で、党が再生し復興するための道筋である。
 われわれの目指す保守とは、日本人の日本人らしい良心、プライド、品格を大切にし、時代を超えて積み上げられてきた良き伝統、規範、調和を重んじながら、時代に適さぬものは改め、秩序の中に進歩を求めるものである。
 百年前の先人にも、百年後の子孫にも恥じない保守精神の旗を揚げるために我々は決起し、若者が未来に夢と希望を持てる社会をつくり、誰もが誇れる国をつくり、子供たちに引き継ぐ責任を果たさなければならない。
 そのためにも我が国の歴史に学び、我が国の文明観に根ざした保守精神の旗を立てよう。
 このような時代であるからこそ、われわれ青年世代が奮起し、この国を担うものとしての気概と責任を持って行動しよう。
 今、日本が危ない。勤勉を美徳とし、他人に頼らず自立を誇りとする日本人をバラまき政策で衰退させ、夫婦別姓や外国人参政権など、家族や国民の和と絆を大切にする日本らしい日本を損なう政策を揚げる現政権に、この国の未来をまかせることは決してできない。
 われわれは今こそ政権奪還の狼煙を上げ、反撃を開始する。
 目指すべきは保守再興。
 いつの世も、時代が動く原動力は青年の志である。
 その志を胸に、われわれは決起する。
 保守に立脚した国家像を明確に示し実現するため徹底的に戦う決意を新たにし、この手で再びわが愛する日本に保守の旗を高々と揚げる保守再興の志を立てるために邁進する。
 そこで、次のように本年の活動目標を掲げ、強力に展開するものである。

一、自ら考え、積極的に行動しよう
 われわれは保守主義の理念のもと人任せではなく、自分自身が積極的に考え行動することから始めなければならない。

<大会決議>

一、我々は、この手で再びわが愛する日本に、保守の旗を高々と揚げる保守再興の志を抱き、与党時代の寛容な時代と決別し、党再生のため、たとえその道は険しく遠くとも、一致団結して戦い抜くものである。

一、我々は、和の精神と絆を大切にしながら、品格と活力にあふれ、過去、現在、そして未来の国民が誇りを持てる国づくりのために、この国の将来を担うものとしての気概と責任と誇りを持って行動するものである。

一、我々は、さきの衆議院議員選挙における国民の批判を真摯に受け止め、政治は国民のものとする立党精神に回帰し、いかなる逆境にも屈することなく、政権奪還のための戦いに邁進するものである。
 これからの日本をどうするか、自分の住む地域をどうするのか、人任せではなくそれぞれが考え、みんなで問題を共有し、とことん話し合う中で絆を深めながら、地域を考え、国を考え、政策を考え、自分たちのできることからひとつずつ始めていく。
 そのための指針となるのが、時代を越えて積み上げられたわが国の歴史、先人の知恵、歴史の英知、すなわち保守である。
 われわれは、うつむき加減な現状を打破し、若者らしく元気よく立ち向かう力を発揮するため、各種研修会、意見交換会で自己研鑽につとめるとともに、街宣活動等を通じてその想いを訴える活動を積極的に展開するものである。

一、青年部の総力を結集して、来るべき参議院選挙を戦おう
 今夏の参議院議員選挙は、政権を奪還し、再びわが愛する日本に保守再興の志を立てるための第一歩となる大切な戦いである。
 われわれは青年部の総力を結集し、日本の危機を救うという強い信念を持ち、鬼となって戦う覚悟を決め、この戦いの完全勝利を目指して邁進するものである。

平成22年3月13日
自由民主党新潟県支連合会青年部大会

Cimg2782 大会決議終了後に名前を呼ばれたので何かと思ったら、 感謝状を自民党新潟県支部連合会青年部長から頂戴した。
 青年部は本来35歳までの党員で構成されるため、37歳となった今、無事に?卒業になることからであろう。
 文面は以下の通り。

Cimg2791 貴殿は旺盛なる責任観念と
 熱誠溢れる愛党の青年をもって
 青年部活動に尽力せられた功績
 はまことに大きくここに感謝の意を
 表します

Cimg2789 しばらく休憩をとったのち、新潟県議会・石井修議員による講演「私の考える保守とは」を聴講。
 大まかな内容は以下の通り。

 23歳で地元・新発田に戻り、運送業をやった。12人兄弟の12番目なので、2月に言われ、4月の選挙に27歳で市議会議員にトップ当選した。
 市議会議員は2期。その後、県議会議員となった。
 民間の仕事として市役所に行っていたときと役人の対応はまったく違った。しかし、最初は市役所を肩で風を切って歩いていたが、市役所職員の同級生に指摘された。
 今の国会議員は情けない。自分の思うとおりにいかなければ、新党作ると脅す。これはマイナスの発想。
 自分の経験としても、県議会議員選挙に立候補するときに1年前に公認申請をだしたが、数ヶ月目に公認申請をだした年上の人が公認となった。当選したが、無所属。
 これは伝統がある自民党の良さでもあり、悪さである。
 自民党のこの部分を理解していれば、与謝野氏やますぞえ氏のやり方は間違い。その中にいて、変える発想をもつべきであろう。
 本を読むときには、本を読む側のベースが大切である。
 今日は4冊をもってきた。
 『国家の品格』私の政治バイブルになっている。
 『聖徳太子と我が国の憲法を考えよう』、ここに日本人のあり方、民主主義もある。大東亜戦争敗戦により、日本に民主主義がきたわけではないことが分かる。私はアメリカは嫌いである。ソ連は共産主義の実験国家で崩壊したが、アメリカも同様の実験国家。原住民の虐殺、奴隷制などをよく考えてみれば、そういった評価しかできない。年次改革要望書を次々、実現しているのが、今の国会議員。アメリカのいいなりの国なのか、と常日頃、問いかけている。とんでもない政治家だったのは、小泉首相であった。
立党宣言のなかに独裁と全体主義を排除するとあり、それを破った総裁は小泉首相だけ。小沢一郎はそれができずに脱党した。
『月刊WILL』『正論』ちゃんとしたジャーナリストが書いている。
 小泉政策をいまだに賛美する中川秀直、武部勤両議員は自民党をでていってもらいたいぐらい。それがなくては自民党の再生はない。
 現在の自民党新潟県連は党員が2万名を切っている。若い皆さんに期待している。

Cimg2792 講演会終了後、懇親会となったが別件があるため、乾杯ののち、感謝状のお礼の挨拶のために前に立たせてもらった。
 お礼の挨拶は、

 「我が国は『瑞穂の国』と呼ばれていましたが、いまや社民党の福島みずほ党首に振り回されるような国になってしまいました・・・・」

とお約束ネタから入り、いかに今、日本が終了に近づいているかを含め、懇親会の場らしく面白く紹介。こういった機会は非常に貴重である。

Cimg2799 懇親会の場を抜け、「やきとりやきとん 旨屋」(電話:025-245-0080)にて、情報交換を含めた懇親会。
 生ビール3杯、ハイボール2杯を飲みつつ、半熟卵をつけながら食べるつくねややきとんをほおばる。
 約2時間ほどいたが、会計は一人2000円程度で安い。

 タクシーにて古町の某店で2次会をやっている自民党新潟県連青年部と合流し、2時間ほど語り合う。

Cimg2803 駅周辺まで戻ったものの、シメを食べたくなったため、たまには【凝っていない】ラーメンを食べようと、23時、「ラーメン・ギョウザ めん太郎」(電話:025-241-5500)に入る。いかにもスタンダードといった風情のお店。「チャーシューワンタンメン 800円」「ギョーザ 400円」を食べつつ、冷たい「ビール 600円」でシメとする。

 24時、新潟東映ホテルに戻る。

2010年3月12日 (金)

厚生常任委員会審査「子ども手当」
子供が国外在住でも支給?

 1時、『週刊SPA!』の電話インタビューを受ける。比較的自由になる時間ということで、1時を指定されてもらったものの、編集者には申し訳ない限り。

 時差があるため、3時からネット上での会議を行い、4時に就寝。

 8時、起床。大粒納豆、生卵、独活の酒粕漬けでご飯2杯の朝食をとる。

 8時30分、事務所に来客。市政に関する苦情を頂戴する。

 熱いシャワーを浴びたのち、9時50分、市役所に移動。

Cimg2769 10時過ぎから厚生常任委員会に傍聴出席する。「議第19号 平成22年度一般会計予算のうち、歳出3款、4款1項」の詳細説明があったのち、質疑応答となった。
 所属会派で会議でも議題となった「子ども手当」「児童手当」「児童扶養手当」の整理について、委員である所属会派の丸山議員とともに問い質した。

100312_kodomo 「平成22年度子ども手当費用負担」(pdf形式)

・児童扶養手当 50人対象
     2億4600万円

・子ども手当給付事業 10ヶ月分
    15億6645万円
  所得手当制限はなく、
  従来分の児童手当分は地方で負担
  1万2000人を対象に想定

・児童手当 2ヶ月分 1億597万円

Q.子ども手当の支給要件など詳細は決まっているのか。
A.国でやりとりされているが大枠のみ。これから詳細なシステムの構築を行う(子ども課長)

Q.児童手当から子ども手当に変わったのは良いが、基本的な違いは何か。
A.金額はもちろんのこと、3歳再未満は1万円、就学前2人まで5000円、3人以上は1万円。所得制限もなくなる。

Q.子ども手当支給に関する国からの支給は。
A.システム回収については国が全額を補助。

Q.親が国内にいれば、子供が国外いいようとも支給されるシステムであるが、その辺についてはどう対応するのか。
A.各地方自治体でも国とやりとりをして、確認している最中。

Q.子ども手当、児童手当、児童扶養手当はあるが、今後については。
A.児童扶養手当は今後も続行される。

Q.子ども手当は少子化対策なのか、景気対策なのか。どうとらえているか。
A.少子化対策ととらえている。

Q.子ども手当の手続きはA.現在、児童手当を支給されている家庭はそのまま。中学生以上など全体への周知を行う。

Q.受給の対象が決まるのがどれぐらいの時期になるのか。受給者は親ということでいいのか。
A.基本的に全員が対象であり、受給対象は保護者。

Q.児童扶養手当は国内に住んでいるという要件がついているが、児童手当、子ども手当はその要件がない。つまり、親さえその自治体にいれば支給される。その点の確認と、児童手当、子ども手当が支給対象となる外国人の数はどれくらいか。
A.児童扶養手当は、国内住居者との制限がついている。外国人の支給対象者はのちほど調査し、報告する。

 12時、一旦、休憩となったため、会派室に戻って若干の打ち合わせをしたのち、自宅に戻る。食パン(6枚切り)2枚をトーストし、発酵バターを塗って、とろけるスライスチーズと挽き割り納豆を食べる。

 13時から厚生委員会が再開。
 冒頭は、民生費の増大に係わる説明が行われた。

 平成20年度 51億5069万円
 平成21年度 50億7581万円
 平成22年度 50億6087万円

 今後も若干の上下はあるとはいえ、大幅に下がることはしばらくない。この民生費をどうするのか、というのが課題である。
 また、午前中に質問した柏崎市として、児童手当を支給している外国人は63人であった。

・結婚活動応援サロン運営事業
 縁結びコーディネーター事業委託料300万円

Q.活動実態はどうなのか
A.8月から1月までイベントを実施し、男性88名、女性30名、会員は男性43名、女性23名、カップルは2組できたと報告を聞いている。

Q.かつて昭和58年、59年あたりには結婚相談所を市役所の1階でやっていた経緯がある。来年の委託先は?
A.今後、企画提案で公募をしたく、委託先は白紙である。

 15時、一旦、休憩となったので、先輩議員に質問をお任せし、その他の所用を済ませるため、市役所内や市内をまわる。

 17時、事務所に戻り、事務仕事。

 19時、修理が終わったノートパソコンをお届けする。

 20時、南魚沼市方面に向かって、愛車で移動。

Cimg2774 21時30分、六日町駅近くの「リトル北海道」(電話:025-778-0228)に到着し、オーナーである山本賢(本人ブログ)氏と再会する。彼には先日、柏崎青年会議所で行った赤塚元気氏の講演での講師補助などをお手伝い頂き、また飲食コンサルタントとしての仕事もやっていることから、今日は二人で飲もうということになった。
 小学校1年生の娘さんがお店を手伝っており、微笑ましい。

Cimg2775 お店にいたお客さんを見送ったのち、せっかく飲むならと湯沢町まで移動する。いつも東京都内にいく途中に通過するだけであり、湯沢町で飲み食いをしたことはなかったので、新鮮な感覚。思った以上に飲み屋街や飲食店に活気がある。

Cimg2777  22時過ぎ、 「スナック栞」(電話:025-784-1338)に入り、生ビール5杯、ワイルドターキーのロック1杯とともに、地元らしくおにぎり3個(たらこ2、筋子1)、地元っ子に大人気という鰻屋さんがつくる塩だけの鶏の唐揚げを食べる。
 生き方や里子制度などの真剣話から70年代生まれらしい馬鹿っ話をする。
 カラオケは池田聡からはじまり、大阪から出張してきているという方と隣席になったのでやしきたかじんなど。

2010年3月11日 (木)

映画『カティンの森』と迷走・日本

 企画書の仕上げを行い、4時に就寝。

 7時、起床。大粒納豆、目玉焼き、キャベツの酢漬けでご飯2杯の朝食をとる。

 8時過ぎ、柏崎市内某所で、東京都内からお越しいただいた某氏との情報交換。今回の議会での審査に係わることであり、急ぎの内容のため、ご足労頂いた。

 11時、事務所に戻ったところで、来客。先日の一般質問をお聞き頂いたとのことで、会田市長、副市長の答弁の酷さにかなりお怒りであった。

 12時過ぎから14時まで、市内某店でランチセット(カツ丼、うどん)をとりつつ、市政への苦情を受ける。この苦情も先日の一般質問での柏崎市当局の態度を見て、声を上げるべきとお思いになったという。

 14時過ぎから15時50分まで市内某所での打ち合わせと買い物。

Cimg2766 16時、事務所に戻ったところで、来客。修理を終えたノートパソコンをお渡ししたところ、他の壊れたパソコンもお預かりすることになり、21時近くまで修理作業を行う。メモリの接点不良(接点復活剤を使用)、チップコンデンサの入れ替え、ACアダプタ受け口の半田不良であった。

Cimg2768 事務仕事を行ったのち、22時30分、クリームチーズとクラッカースティック、酢豚、ひきわり納豆汁、茹でモロヘイヤで夕食をとる。クリームチーズとクラッカースティックはビールよりは、薄目のウイスキー水割りが合いそうだな、と思いつつ、仕事があるため、アルコールはなし。

 今日の東京都内からお越し頂いた某氏より、映画『カティンの森』は絶対オススメとのお話があり、先日の『週刊新潮』の切り抜きも頂いた。
 藤原先生のご指摘が妄想ではなく、実際に起こる可能性が高いと感じてしまうのが、今の民主党政権。アメリカとの核の密約があったうんぬんで騒ぎ、今の日本の安全保障などは考えず、民主党の無能無策ぶりから国民の目を背けるのに一緒懸命である。
 迷走・日本を確認する意味でも、そしてポーランドに亡父が訪れたことにより、「孝欧」という名前になった因縁もあるため、是非、映画『カティンの森』は見てみたいと思う。


平成22年2月11日号『週刊新潮』

藤原正彦の管見妄語

カティンの森

 アンジェイ・ワイダ監督の「カティンの森」を観た。自らの父親も犠牲となったカティンの森事件を史実に基づいて描いた作品である。1939年8月23日、それまで犬猿の仲だった独ソが突然不可侵条約を結び世界を驚かせた。そしてその9日後の9月1日にはドイツが、9月17日にはソ連がポーランドに侵攻したのである。ポーランドは両国にいかなる脅威も与えないどころか両国の中間に立ち友好を築こうとしていたが、あっという間に西半分はドイツ、東半分はソ連の領土となった。不可侵条約には密約があってそれが実行されたのである。
 ソ連軍は直ちにポーランド軍を解体し、将校のほぼ全てを捕虜としてはるか東方の収容所へ送った。ここには将校ばかりか、官僚、大学教授、聖職者など知識層も統治の邪魔者として収容された。1940年の春、彼等は一人ずつ巨大な穴の傍まで連れて行かれ、後頭部をピストルで射たれそのまま穴に放りこまれたのである。スターリンの命令であった。1943年になって、ソ連に侵攻したドイツ軍がカティンの森で四千余りの遺体が埋められているのを発見し、この蛮行を世界に暴いた。直ちにソ連は、ナチスが自らの虐殺責任をソ連に転嫁しようとしていると非難した。ソ連は戦後のニュルンベルク裁判でもこの件でドイツを告発した。ドイツは敗戦国である上、ナチス自身によるユダヤ人虐殺を恥じていたから、真実を知りながら強く抗弁することができなかった。東京裁判で日本が、日本軍の残虐行為と告発されたものに対し、事実に反すると知りながら十分な釈明を行なわなかったばかりか、原爆投下という人類史上に残る残虐行為を糾弾しなかったのに似ている。
 ニュルンベルク裁判に出ていたイギリスは、ナチスの暗号を解読し以前から真実を知っていたが口をつぐんでいた。ルーズベルト大統領は直接調査により戦時中から真実を知っていたがそれを隠蔽した。ソ連はその後、何と冷戦の終る1990年までナチスの所業と国ぐるみで大嘘をついていた。
 虐殺は規模の大小はあれいかなる国にも見られるものだが、破廉恥にも半世紀の間他国のせいにしていたソ連、そして裁判で口を拭って涼しい顔をしていた英米の卑怯には戦慄を覚える。救われぬ気持で映画館を後にしながら、ふとポーランドと日本が重なって見えた。いつの日か突然、東のアメリカと西の中国が不可侵条約を結び、両国に何の脅威も与えず両国の中間に立とうとしていた「友愛」の国日本はその密約で東西に分割され、知識層は収容所・・・・。平和ボケ日本では妄想と一笑に付されるものだろう。ただ人間にとって最大の不幸は、人間の本質が昔も今もこれからも変らないということだ。

2010年3月10日 (水)

旧柏崎ぶどう村の責任問題と議員定数
トルコ東部地震の余波

 依頼されたノートパソコンの修理作業を行い、やっと再インストールまで終えた5時過ぎに就寝。原因はハードディスククラッシュとCPUファンの不良だったため、ハードディスクは在庫品と交換し、CPUファンはモーター部を取り替えた。

 8時、起床。大粒納豆、ピーマンの油炒め、かに汁でご飯2杯の朝食をとる。

 9時、熱めのシャワーを浴びたのち、市役所に移動。

Cimg2759 9時40分から会派会議を行った後、10時から本会議に出席する。一般質問の3日目、最終日となる。
 2番手として登壇した所属会派の五十嵐議員が、自己破産した株式会社柏崎ぶどう村についての質問を行った。
 これは平成19年あけてすぐ、会田市長は8000万円の株式会社柏崎ぶどう村増資議案を提案しながら、いきなり議案を取り下げてしまい議会は選挙のためウヤムヤのうちに株式会社柏崎ぶどう村は自己破産するに至った
 株式会社柏崎ぶどう村自体、柏崎市として酒造免許がとれないということから民間の会社社長に依頼して、第3セクター会社を作って始まった経緯がある。
 柏崎市は収入役を監査役として送り込んでいた。
 そして株式会社柏崎ぶどう村が窮地に陥ったところで、経営責任を民間経営者に投げてしまい、上記の通りの迷走。さらには市職員、議員をはじめ、市民の多くにワインを買ってもらえば救えるというキャンペーンも行った。自己破産後、民間経営者と柏崎市との間で調停となり、平成22年1月20日に調停不成立になっている。調停内容については非公開であるため詳細は不明であるが、救済するならする、救済しないなら最初から議案提出もせず売却など他の手法を考える、という決断を会田市長が行わなかった責任は大きい。
 跡地と設備は、いまだに買い手がそのままとなっている。
 会田市長の答弁は、今後も旧経営陣と話合うのもやぶさかではない、跡地は農業法人など担ってもらえる相手を探すというもの。責任はまったく感じていないようである。

Cimg2760 11時55分から休憩となったため、急ぎのメール返信や電話を終えたのち、会派室に戻って「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食をとる。
 体が疲れているのか、酢の物が染み入るように美味しく感じる。

 13時、本会議、一般質問が再開。社会クラブの某議員(元市職員)からは「官製ワーキングプア」が生み出されているのではないか、との質問があった。市の非常勤職員(平成267人、平成19年度313人、平成22年は282人予定、パートは入れず)の給与が少ないので、改善はないかという内容。確かい実質、責任を伴う同じ仕事をやっている事例があるなら、非常勤職員の給与は考えるべきであろう。しかし、そこに触れるなら、まずは正規の職員数が適正なのか、必要な能力はあるのか、そして職員給与を考えるべきである。正規職員の給与、数はそのまま、非常勤職員給与も上げよ、というのであれば、柏崎市政はこのまま崩壊となろう。
 さらには、原子力発電所の耐震関係の議論、国の言うことは信じられない、との強い口調で発言。しかし、原発反対、廃炉だ!と市民の前では発言しながら、議場の中では原子力発電に関する交付金には賛成をしている。これから審議する平成22年度一般会計には特別に交付されることが決まった原子力に関わる34億円のうち17億円がある。筋を通すなら反対するべきであろうが、賛成するのであろう。

 15時10分から休憩となり、会派室にて溜まっていた携帯電話への着信に対し、電話連絡を行う。
 
 15時25分、本会議、一般質問が再開。2名の議員による質問が終わった後、追加議案の説明となった。
 ちなみに某議員からは、平成24年度の中学校体育における武道必修化の質問があったが、

「国旗には反対して、何言ってんだ!」
「武道の礼には日の丸じゃないのか!」

との野次が飛んだ。さらには、3問の質問が終わったあと時間が余ったので1問目の質問に戻って質問する、というルール無用の流れを行ったが、何と斉木議長はこれを許可した。これが許されるなら、次回から活用させてもらおうと思う。
 追加議案の最初は「承第3号 付議事件の訂正について」である。これは先日、平成22年2月23日に議会に提出した「議第32号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部」の条文を平成22年3月2日にあった総務省からの通知に反映するため、訂正したいというもの。議会に一度提案し、説明した以上、訂正には議会の承認が必要になる。
 さらに追加の「議第52号 平成21年度一般会計補正予算(第14号)」もあったが、これは昨年の7月に臨時議会で決めた麻生内閣による地域活性化公共投資臨時交付金である。一次分の800万円は既に柏崎市に来たが、今回は二次分として2.9億円が交付される。この交付金で公共投資をし、地域経済を活性化するというもの。この不況下に、早く麻生内閣の景気刺激対策を行えば良かったのである。政権交代という美名に酔った民主党、結局、この時期にきて、そのまま実行するという間抜けぶり。まさに鳩山不況である。

 17時10分、本会議が終了。

Cimg2761 17時15分、「議会改革に係わる特別委員会」の日程調整会に出席する。今議会で議員定数削減の議員発案が見送りになったことにより、次回の日程とテーマを以下の通り決定した。

 平成22年4月13日(火)10時~
 平成22年4月28日(水)10時~

 調査や資料整理を終え、18時に事務所に戻る。

 20時までトルコ東部地震の募金をどうするのか、いつのタイミングからはじめるのかを関係者と連絡を取り合う。

Cimg2763 20時50分、豚のヒレ肉を使った一口トンカツ、茹でたグリーンアスパラ、キャベツ、ひきわり納豆と梅干し果肉を混ぜたもの、ご飯2杯で夕食。キャノーラ油を使っているものの、さすがに油がくたびれてきたので、軽さがなくなってきている。

2010年3月 9日 (火)

平成22年第一回定例会一般質問
核兵器廃絶平和都市宣言、公金詐欺事件

 一般質問に関する資料の整理はもとより、急ぎの原稿もあり、結局徹夜となる。

 7時、大粒納豆、目玉焼き、シーチキンと大根のマヨネーズ和え、プチトマトでご飯2杯の朝食をとる。

 8時、事務所に来客。パソコンの修理でお急ぎとの事であるが、議会の日程もあるので、明日の朝までに仕上げることで納得してもらう。

 9時過ぎ、市役所に移動。年度末に行う会派視察について日程調整の会議を行う。

Cimg2751 10時、本会議、一般質問の2日目である。2番手となった平成会・荒城議員による建築住宅課公金詐欺事件の追求により、以下のような答弁が引き出された。

Q.事件の背景はなにか。
A.パチンコによる金ほしさであり、工事から完成までを一人でみたことによる。

Q.単独犯なのか。
A.私ども(市役所)の調査では、今井元職員だけの行為

Q.柏崎市としての調査はこれで終了か。
A.これで終了にする。

Q.裁判では今井元職員が予定価格を10回ほどもらしたとの証言をしているが、確認したのか。
A.事実は確認できていない。

Q.どういう調査を行ったのか。
A.中間報告の通り、市役所に捜査権はなく、今井元職員に接見2回、自宅で1回聞き取りを行っているが、漏洩については確認できない。関係会社38人にも聞いたが、「ない」という。

Q.市民の家の建築申請に関しての不手際にもその原因があるのではないか。
A.欠陥住宅の話と公金詐欺事件を結びつけてほしくない。

 ふざけた答弁である。今井元職員、業者に責任を擦り付け、ここでふたをしようという戦法なのであろう。市民をバカにしている。

Cimg2752 12時15分、休憩となったので、急いで事務所に戻り、さらに必要な資料をプリントアウト。一般質問の際にもパソコンが使えるようになればと思う。プリントアウト後、会派室に戻り、「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食をとる。

 13時20分から本会議、一般質問が再開。共産党からの質問がここにきて地元要望や利害関係者を議場の傍聴に招き入れての質問に変わってきており、来年の選挙を意識しはじめたのではないかとの憶測が流れた。

 14時45分から休憩。さらに不足している資料をあわてて準備する。そこまでの議論にはいかないとは思うものの、備えあれば憂いなし、である。

Cimg2753

 15時から本会議、一般質問が再開。
 いよいよ登壇となり、 冒頭は、

「わたくしは一期目から弁護士誘致を訴えてまいりました。このたび、やっと新年度予算に弁護士誘致が計上され、繰り返しの提案を理解頂いたと思っております。
是非、今後は海上自衛隊の誘致にも積極的に取り組んでもらいたいと思っている、整風会の三井田です。」

とお約束の言葉を述べ、質問を始めた。
 今回の質問は以下の3つである。

1.柏崎市を「国際都市」ならぬ「世界都市」にしたい、との会田市長の年頭挨拶について、これまでの国際化政策、そして「世界都市」に向けて今後どのような市政運営を行うのか。

2.核兵器廃絶だけで平和にはならない国際社会のなか、「核兵器廃絶平和都市宣言」について、世界の核兵器への認識及び今後、柏崎市として主体的にどう取り組むのか。

3.これまで議論となった番神浜茶屋土地貸し付け及び旧柏崎トルコ文化村売却の契約後の履行、逮捕者がでるに至った公金詐欺事件に鑑みた随意契約のあり方等、柏崎市が行った契約の経緯や現状を確認するとともに、改善すべき点。

 1つめの質問は、平成22年1月4日の年頭挨拶において、会田市長が

「私はかねてから柏崎市を『国際都市』ならぬ『世界都市』にしたいということを申し上げてまいりました」

と発言し、地元新聞が大きく伝えたことからわき出た質問。鳩山首相のような言葉遊びではないことを確認しようと思った次第である。ここで意味する『国際都市』、『世界都市』は何を意味し、今後どう政策を進めていくのか、というのが質問の趣旨。
 早速、その意味合いを問うたところ、

「私の言葉も意味が伝わっておらず、三井田議員はまったく分かっていないのが残念です」

と精一杯のイヤみからの会田市長の答弁であった。その意味合いをどう使っているのかを問うているため、

「会田市長も二期目のはずですが、まだ一般質問ということが分かっていませんね。意味合いを確認するために質問しているんですよ」

とやり返す。結局のところ『世界都市』というのは、世界にここしかない特色を持ったまちという意味で使っているものの、世界に通じる資源(企業や人)があり、それを市民が誇りに思うこと、ということであった。
 では、柏崎市のトップセールスマンとして、会田市長自身は何をするのか、世界に通じる資源をさらに磨くために内をするのかを問うても、素っ頓狂な答弁ばかり。結局は市長として主体性をもって何かをやろうという気はないのであろう。

 続く2つめの質問は、今年1月1日に行った「核兵器廃絶平和都市宣言」について、現在の世界の核兵器への認識と柏崎市として主体的にどう取り組むのかを会田市長に問うた。
 現実的な問題を考える政治の場、国際社会においては、核兵器を廃絶することがそのまま平和につながるとは考えられていないため、実際に宣言を行った会田市長に確認するとともに、この質疑を通して柏崎市民に対し、世界の核兵器の実態を伝えたかったのである。

<三井田>昨年の第4回定例会(平成21年6月10日)の一般質問において、私は市政施行70周年が近付いているので、早く事業や実行委員会を作ったらどうか、そして市政施行70周年の歴史的意味にふさわしく、消えつつある民謡・新民謡を改めて取りまとめる文化的な事業を提案した。しかし、会田市長からは
「今、お尋ねの新民謡ですか、とか20周年のときにやられたとか、これ、私、聞いたことないし、みんな知らないでしょう」
という答弁があり、地元・柏崎を愛する人間として、非常に残念であった。その市政施行70周年の記念事業の一環として、今年1月1日に「核兵器廃絶平和都市宣言」を行ったが、まず世界にどういった国に核兵器があると認識しているのか。

<会田市長>三井田議員ほど詳しくはないと思うが、NPTで認められた核保有国、アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国。そしてNPTは批准していないがインド、パキスタン、国名を直接言うわけにはいかないものの、核兵器を持っているといわれる国、核兵器を開発しようとしている国がある。核兵器は世界で増えてきていると感じている。どこの国に何発かあるかどうかまでは答える材料はない。

<三井田>どこの国に何発かなどとは、そこまで聞いていない。では、現在、日本は日米安保により安全保障が担保されているが、当然、アメリカの核の傘もある。その点についてはどう思っているのか。
<会田市長>戦後の日本のとった政策において、そのような形態になってきたと認識している。しかし、オバマ大統領の「核兵器なき世界の構築」ということで世界は動き出しおり、日本の衆参両議院も核兵器廃絶決議をしている。

<三井田>自分たちはアメリカの核の傘の下にいながら、核兵器廃絶を叫ぶことの意味合いを問いたかったのである。また、世界の核兵器の状況はNATOで核兵器共有をしている国もあり、ベルギー、ドイツ、イタリア、オランダが該当する。うち、ドイツなどは自分たちの防衛費を削減するためにも核を共有すべきとの議論があったほど。また、1984年まではカナダ、2001年まではギリシャ、2005年まではトルコも加盟していた。この核兵器共有は、核兵器の直接および間接的な移転、および受け入れの双方を禁じているNPT条約第一条と第二条に違反しているとする見解がある。しかし、アメリカは「NPTの制約は戦争勃発の時点までであり、戦時にはNPTの規制は及ばない」との解釈をしている。つまり、ダブルスタンダードともいえるもので、オバマ大統領のスローガンはそれはそれで良いが現実は違う。
 では、すでに核兵器を保有したと宣言し、我が国に向けてミサイルの試射まで行っている北朝鮮に対してはどう思うのか。

<会田市長>柏崎と同じように核兵器廃絶を訴える自治体と手を合わせて活動はしたいと思う。

<三井田>拉致被害のあった柏崎市だからこそ、主体性をもってアクションを起こすべきではないのか。朝鮮総連を通じて金正日に抗議文を出すなど、やることはできる。
<会田市長>柏崎だけ飛び出してやることなく、周りをみて行動したい

<三井田>では、軍事費増大の一途をたどり、我が国にも核ミサイルを向けている中国についてはどう思っているのか。柏崎市としては、中国の2つの都市(四川省峨眉山市、江蘇省淮安市楚州区)と友好都市ではあるが、仲良く会ってシャンシャン、というのは本当の友好ではない。「言うべきことは言う」という姿勢が大切なのではないか。
<会田市長>今日、中国も軍事費の伸びが1桁台になったとのニュースがあった。中国の他にも核兵器をもっている国がある。

<三井田>中国には依然として核兵器の実験による被爆被害、人権問題がある。札幌医科大学の高田純教授(核防護学)によれば、中国の核実験は1996年までに爆発回数で46回。その影響で周辺に居住するウイグル人らの急性死亡は19万人にものぼり、被災したウイグル人129万人のうち多くが死亡したとみられている。しかも、シルクロードを訪問した日本人27万人の中には核爆発地点のごく近に足を踏み入れた恐れもあり、調査が必要とまで言われている。人権問題としての核兵器の被害がある国に対して、何もアクションを起こさないのか。本当に核兵器廃絶による平和を願うなら、友好都市にも「貴国にはこのような核兵器による人権問題がある。是非、改善を願う」と書簡でも送るべきではないのか。人権問題としてはチベットもある。

<会田市長>なぜ中国だけにそんな事をしなければならないのか。全国の非核宣言をした自治体と足並みをそろえる。オバマ大統領のプラハ演説に端を発した世界的な核兵器廃絶に取り組んでいく。

 中国しかそんな酷いをやっておらず、そして友好都市だから言え!という質問に関わらず逆ギレする始末

<三井田>なぜそんなに主体性がないのか。一つ、事例を紹介する。先月2月21日、岡田外相がオーストラリアを訪問した。テロ集団のシー・シェパードの制裁で合意してほしかったが、「核兵器なき世界」で合意と日本では報道された。しかし、その実態は非核保有国への核兵器使用禁止を目指すというもので、かつ核兵器使用抑止の核保有を認める内容であった。これが今の世界の実態である。

外務省:平成22年2月22日日豪外相共同ステートメント「核兵器のない世界に向けて」
「両外相は、核兵器のない世界を実現するための第一歩となる具体的手段として、核兵器を持たない国に対して核兵器を使用しないという安全保証の実効性を高めること、そして、核兵器保有の目的を核兵器使用の抑止のみに限定することといった考え方を検討し、これらの点についての議論を深めていくことで意見の一致をみた。」

 つまり核兵器の目的は、2つ。国家間の戦争を抑止するとための抑止力としての核兵器、そして、実際に核兵器自体を使用しての大量殺戮である。このことを明確にわけて議論しないと、大きなミスになる。
 また、日本非核宣言自治体協議会の英訳は「nuclear free」となっており、原子力発電所の英訳「nuclear power plant」と排除と誤解を受ける可能性がある。非核と核兵器廃絶は厳密には違う。柏崎市民のなかでも今回の宣言が、原子力発電所の否定と誤解をしている方もおり、明確に違うことを宣言してもらいたい。

<会田市長>核兵器の廃絶であって、原子力発電の否定ではない。またこれまでの三井田議員の主張を聞いていると、核兵器廃絶に反対であろうと、聞きたいぐらいだが、こういった議論があることが残念だ

 答弁が苦しくなり、ここで論理のすり替えを行っている。

<三井田>そのような答弁があること自体が残念だ。こういう現実的な議論を、そして知的に誠実なやりとりを、柏崎市民の皆さんに聞いてもらうことが平和を考えることになるのではないか。会田市長は自分自身で「柏崎市民と世界の核兵器の廃絶を考えていく」と答弁している。世界の議論もなしに、ただ「核兵器廃絶で平和」というのは、あまりにも誠意がないうえ、無責任。100万円をかけてのフォーラムの開催するそうなので、今後もこういった議論を議場で行っていきたい。

 最後は、番神浜茶屋土地貸し付け問題、旧柏崎トルコ文化村売却契約の問題、そして逮捕者がでるに至った公金詐欺事件に鑑みた随意契約など、柏崎市の契約について問い質した。

<三井田>これまで、この本会議場はもとより各委員会でも議論となった契約に関するもの、そして逮捕者がでるに至った公金詐欺事件にかかわる随意契約の背景について質問する。まず、番神浜茶屋土地貸し付け問題について。この問題は、柏崎の歴史にとって非常に重要であり、景観として大切であった番神の柏崎市が所有する土地を、浜茶屋組合というあくまで任意の団体に恒久的に貸し出すことが問題になったもの。私もこの問題を何回も取り上げ、多くの良識ある柏崎市民からの景観を大切にしてほしいとの反対の署名があったにも関わらず、会田市長は通年観光のためとして、押し切った。現在、通年観光はどうなっているのか。
<観光交流課長>実際には11月から3月まで閉まっているという状態。
<三井田>会田市長、このような状態でいいのか。この契約には3つのハードルがあった。

1.あらかじめ契約先を決めておいた、随意契約
2.契約先が法人格をもたない任意団体
3.良識ある市民からの反対署名を乗り越えるほどの理由

 この3つのハードルを無理に乗り越えてでもやった結果が、この体たらく。では、現在、任意団体の貸出先はどうなっているのか。
<観光交流課長>代表が交代している状態。
<三井田>法人格をもたない団体に柏崎市民の財産である土地を貸すからこのような事になる。これは次の議会でも追及する。

 通年観光という大義があるとして、良識ある市民の反対を押し切ってまでやったものの、結局は実現していないのである。

<三井田>次に旧柏崎トルコ文化村売却の契約後について問う。この売却にかかわる問題、アタチュルク像の扱いを含め、これまで何回もこの議場で議論してきた。しかし、アタチュルク像の解決にあたっては、議会終了直後に記者会見で紙1枚を配るという、議会軽視も甚だしい対応を会田市長は行った。また、市民である地権者と売却先であるウェステックエナジー社とも裁判になっている(裁判にかかわる費用は柏崎市民の血税)。民有地の地権者が、この施設を買ったウェステックエナジー社を訴え、そして、そのウェステックエナジー社から補助参加を申し込まれた柏崎市が参加する1つ目の裁判。そして、もう1つが、ウェステックエナジー社が柏崎市に対して起こしている。この裁判についてはどうなっているのか。また、本来であればパークゴルフ場の整備を行うという契約であったが、その辺はどうなっているのか。

【旧柏崎トルコ文化村売却契約】
第7条「乙は、平成20年5月30日まで、売買物件をその用途に供さなければならない」とし、パークゴルフ場の整備が計画として挙げられている。

<観光交流課長>地権者とウェステックエナジー社の裁判では和解となり、もう一つはまだ係争中。よって契約の件も進められない
<三井田>これも結局はまともな仕事としてできていない。裁判の道筋が見えるであろう次の議会で詳細に追及する。

 旧柏崎トルコ文化村売却契約のトラブルに関する柏崎市分の費用は、我々の税金が使われている。議会で指摘したような「買い戻し特約」「アタチュルク像の扱い」をキチンと行っていれば、こういった泥沼、そして無駄遣いにはならなかったのであり、まさしく失策である。
 最後の質問として、建築住宅課の公金詐欺事件について問い質した。すでに代表質問の場や先にも一般質問で取り上げた議員がいるため、本筋となる部分を質問した。

<三井田>この問題の中心には随意契約がある。随意契約に関して、今後どう改善していくのか。
<副市長>現在、対応策を検討中であり、3月31日に最終的な報告書を出す。また3月25日の全員協議会で中間報告をしたい。
<三井田>今回の公金詐欺が起こった背景を考えていくうえで、随意契約もそうだが、随意とは意志があることであり、市職員の意識の問題を確認する必要がある。これまでこの件で質問した議員に対し、今井元職員個人の犯行であり、すべて市役所の外や自宅で行われたという答弁があった。しかし、ここに今井元職員とある業者との電話のやりとり(平成21年4月27日)がある。

 確実に強い口調で金銭をしかも、金額まで口にして要求し、かつ市役所が舞台になっている。本当に、今井元職員が市役所以外の場所で行ったことなのか。
<副市長>我々の調査委員会の調査ではそのような事はなかった。

<三井田>本当に調査したのか。また私の手元には「市役所第二分館」と書かれたFAX、しかも休日に発信され、建築許可をめぐっての恫喝が書かれている。そういった事は調査ででてこなかったのか。
<副市長>関係する市職員にも確認したが、事実を確認できなかった。我々は強制的な捜査権をもつわけではない。

<三井田>昨年の12月議会でもこの件を追及したが、その答弁は「捜査中であり、お答えできない」であった。そして今回は「捜査権がないので分からない」では、市民からの疑問に答えられないではないか。本当にそれでいいのか。
<会田市長>強制的な捜査ができるような組織ではない。

<三井田>公務員である市当局の皆さんにとっては、基本中の基本であろうが刑事訴訟法239条2には公務員の告発義務が書かれている。告発はしないのか。

刑事訴訟法239条2「官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない」

<会田市長>事実を確認できていない。

<三井田>では、今井元職員が公判のなかで証言した予定価格の漏洩10回についてはどうなのか。これが事実であれば、もっと多くの調査、根本的な対策が必要になるのではないか。
<副市長>公判のなかでそういった発言があったことは確認しているが、本人に2回接見し、判決がでた後本人の自宅に行って1回は断られたが、聞いたみたが事実はつかめなかった。

 柏崎市として調査委員会を作って対策を立てる、と記者会見したものの、実態はこの程度。柏崎市民を欺いている。

<三井田>平成22年1月19日の『読売新聞』でも報道されたうえ、裁判記録に掲載されている。事実ではないなら、虚偽の証言として告発すべきであろうし、本当なら根本的な対策をとるべきではないのか。


平成22年1月19日『読売新聞』

「10回ほど予定価格漏らした」
公金詐取初公判
柏崎市元係長に1年6月求刑

 柏崎市職員らによる公金詐欺事件で、詐欺罪に問われた長岡市小国町千谷沢、元市建築住宅課係長今井秀雄被告(50)の初公判が18日、新潟地裁(谷田好史裁判官)で開かれた。今井被告は罪状認否で、「間違いありません」と起訴事実を認め、検察側は、「公に身をささげる立場の公務員が私利私欲で犯行に及んでおり言語道断。犯行の首謀者で責任も重い」として懲役1年6月を求刑した。
 起訴状では、今井被告は2006年3月頃、市発注の医師住宅塀増設工事に絡み、工事代金を水増ししてだまし取ろうと計画し、建築会社専務らに工事代金を水増しした約50万円の見積書を作成するよう指示。同年5月に、市から同社に代金を振り込ませた、としている。
 検察側は冒頭陳述で、今井被告が2005年12月に行われた市発注の医師住宅増築工事の入札に絡み、同市の建築会社専務(詐欺容疑で逮捕後、不起訴)に「(予定価格は)560~570万円を切るくらい」と漏らしたと指摘。事件当時は複数の業者から借金を重ね、額は計約400万円に上っていたとした
 また、06年3月には、発注を一任されていた同工事に絡み、以前に予定価格を漏らした、この専務に共犯を持ちかけようと計画。自ら積算した工事代金のメモを見せながら、「10万ふかせて(水増しして)、50万の見積もり出してくれ。10万、俺に回してくれ」と持ちかけ、専務から現金10万円を受け取ったとした。
 今井被告は、被告人質問で、「(業者側に)入札で予定価格を教え、工事代金の水増しを持ちかけた」などと述べ、「借金の見返りに、業者に10回くらい予定価格を漏らした」と情報漏えいを繰り返していたことを明かした。さらに、犯行の動機を「家庭内の不和で家に帰りたくなくなり、毎日のようにパチンコで金を使って生活が苦しかった」と語った。
 弁護側は、被害弁償が済んでいるなどとして執行猶予付きの判決を求めた。


<会田市長>そこまで強制性をもって、刑事犯を追う組織ではない。

<三井田>まったく理解できない答弁である。これまで現在の総合企画部長が人事課長だった時代から、市職員の不祥事が起こるたびに私が追及したことに対し、コンプライアス研修だの再発防止だのを答弁しているが、何をしてきたのか。まだまだ多くの証拠を手元に所有している。今後も追及する。

 完全に腐りきっている組織である。こういった事実を柏崎市民に知らせず、今井元職員一人の問題として処理し、ふたをしようというのであろうか。
 総務常任委員会をはじめ、今後も追及したい。

 17時から休憩。BS-TBSの取材を受ける。

 17時15分から本会議、一般質問が再開。2名の議員からの質問があり、19時05分に終了となった。

 19時30分、事務所に戻ったところで、来客対応のため、市内某店に移動。世界の海や色々な情報、意見交換を行う。

 21時、一旦、事務所に戻り、資料をまとめてから市内の某施設にお届けする。

 施設で頂いた親子丼で夕食をとりつつ、23時に事務所に戻る。

2010年3月 8日 (月)

柏崎第一中学校第63回卒業式
さざなみ学園民営化

 5時40分過ぎ、柏崎駅に到着。大きな荷物があるため、母に迎えにきてもらい、6時に帰宅する。

 30分ほど熱めの風呂に入り、その後は不在だった間の郵便物を処理。

 8時30分、大粒納豆、イカ塩辛、釜あげシラスでご飯2杯の朝食をとる。

Dsc00271 9時、母校である柏崎市立第一中学校に移動。
 第63回卒業証書授与式に来賓出席するためであるが、開式までの間、相澤元校長先生や地元の方と教育に関する意見交換を行う。
 中学生時代に習った先生も同席されているため、なかなか趣深い時間である。

Dsc00272 9時25分から第63回卒業証書授与式、105名の晴れの門出である。議長からの祝辞を代読するとともに、一緒に活動した「キャリア教育:販売」のこと、先生、ご両親への感謝の念を忘れないよう、言葉を付け加えさせてもらった。
 「仰げば尊し」「柏崎市立第一中学校校歌」を歌い、最後は卒業生の合唱「YELL」。先生への御礼の言葉もあり、感動的な式であった。

 11時30分、事務所に戻ったところで、来客。市政に関する苦情であり、かなり深い内容であった。委員会の場で取り上げたいと思う。

 12時20分、冷やご飯の上に鮭塩焼きをほぐしたもの、干し納豆をのせて熱いお茶をかけた納豆鮭茶漬け2杯で昼食をとる。食後、市役所に移動。

 12時40分から議長室にて、議長、議会事務局と議場への証拠音声ファイルの持ち込みについて、協議する。これまで、一般質問において私が行政・教育現場のミスを強く指摘すると決まって、市長与党議員から「議事進行」として事実確認やら発言の訂正の要望があった。それにより、こちらが真実だったとしても議事録には「疑義による議事進行」がかかったという記録が残ってしまい、真実が明らかにならないことがあったため、その場合にそなえ、証拠音声の持ち込みを申請したのである。
 結果として、持ち込み自体もダメということになり、議事進行があった際にその場であらためて協議することとなった。

Cimg2749 13時から本会議、一般質問。今井元職員による公金詐欺事件について、主な原因は何かとの質問に会田市長の答弁は、

「調査委員会の中間報告の通りであり、最終報告に向けて改善策を考えている。今井元個人の公務員としての倫理感の欠如、職場環境の不足。現場を熟知している今井一人にまかせたこと。今井が設計監督を一任されたから起こした行為。今井元職員が、主に<休日に自宅で>連絡をし、746万円の借金がある。未返済は10人に対してで216万円」

という他人行儀なもの。詳細は明日の一般質問で問い質したい。

 14時50分から休憩となったので、急いで事務所に戻り、急ぎのメールを数件送る。

 15時10分、本会議、一般質問が再開。
 大雪に対する今冬の不手際については、今後、除雪区分を見直すとのこと。
 市職員に関わる市の予算は人件費で約91億円(退職金や共済費含む)。平均年収は600万円を越える。さらに時間外勤務の時間は平均128.1時間(2.8億円)で、長岡、新潟、三条、見附についで5番目。改善として、時間外勤務の年間目標値を設定より9時間は少なくさせるという会田市長答弁・・・そもそも時間外勤務を0にするよう人員配置、スキルアップや業務改善するのが民間的発想であり、それが思いつかない発想が役人らしい。

 16時50分から休憩。会派室に戻り、証拠音声ファイルを確認し合う。

 17時05分から本会議、一般質問が再開。
 某議員からの「さざなみ学園の民営化」についての質問があった。平成24年に民営化をするというのが、会田市長のマニフェストであり、私はこれまで厚生常任委員会の場で「公がやるべきこと」として安易な民営化に反をしてきた。某議員は会田市長を選挙で重役として支援するばかりか、議会の場でもこれまで一切反対はしてこなかった。ここにきての質問の意味は何であろうか。
 また核兵器廃絶平和都市宣言についても、お約束の核兵器を廃絶し、平和な世界、貧困も差別もない世界を実現させよう、というお花畑的発想での質問である。今後は市民と一緒になって努力していく、5月9日に記念フォーラム、長崎・広島の被爆写真展を行うとの会田市長答弁。そして、全国・世界の平和都市との交流・連携について、平和市長会議(134カ国、3562自治体が加盟。2020年までに核兵器廃絶を目指す)に参加すべきとの質問にも、本年4月1日にこの組織にも入り、平和実現のための尽くすと<完全に革新市政まっしぐら>の答弁であった。

 18時40分、本会議が終了。

 19時、事務所に戻ったところで来客があり、貴重な情報を頂く。委員会の場で追求したい。

 20時、事務所に来客。

Cimg2750 21時40分、スーパーで半額になっていたマグロ赤みなどを中心とした刺身、生卵を落とした山芋とろろ、ひきわり納豆汁でご飯2杯の夕食をとる。
 食後に片付けようかと思っていたところ、睡魔が襲ってきたので、2時間ほど仮眠。

 23時50分、事務所に戻り、一般質問のための資料整理を行う。

2010年3月 7日 (日)

弾丸トラベラー2:バーレーン王国編
帰国:マニラから関西国際空港

Cimg2744 現地時間3時30分(日本時間9時30分、バーレーン王国との時差は-6時間)、2回目の軽食。チキンとスクランブルエッグの選択だったので、スクランブルエッグを選ぶ。内容は、角切りポテトフライとチキンソーセージが添えられたスクランブルエッグに、パン、バター、オレンジジュース、ヨーグルト(ストロベリー味)、フルーツ(パイナップル、メロン、西瓜、葡萄)眠い目こすりながらの食事である。

Cimg2745 現地時間10時45分(日本時間11時45分、フィリピン共和国との時差は-1時間)、ニノイ・アキノ(マニラ)国際空港に到着。
 ここからが勝負の乗り換えである。
 到着したターミナル1で、フィリピン共和国への入国審査、スーツケースのピックアップ。案の定、入国審査は混雑しており、ここまでで約1時間が経過した。外国人用の列にフィリピンパスポートの人が大量に割り込み、EUパスポートを持った人達と一悶着あったので、意外と楽しめた?時間であった。
 ターミナル1からターミナル3へは、無料のシャトルバスがでているものの、長蛇と列になっていたため、タクシーでターミナル3への移動する。タクシー代金は140ペソ(275円)。
 ターミナル3の建物に入るためのセキュリティチェックにおいて、セキュリティ担当の中年男性が、マナーマ市議会議長から頂いた皿が武器になって危険だのうんぬんと因縁をつけ、さらに「ペソが残っていれば、ディポジット(預り金)としてだせ」と意味不明なことを言ってきた。さすがに怒りの導火線に火がついたので、

 「ヘイ!お前のボスを呼べ。私は話をこの事について話をしなければならない」

と大声をだしたところ、いきなり「行け、行け」と手を振るサインをしてきた。ふざけた話である。ここで30分ほどの足止めを食う。
 その後、セブ・パシフィックのカウンターでチェックイン。預けるスーツケースについて、15kg制限があるところ、15.2kgであった。そのために荷物を作り直すか、追加費用を払うか、という。他の客でも著しいオーバーでなければ追加料金を払っていない(前にいたアメリカのパスポートをもった白人女性は明らかに重量オーバーであったが、追加料金も何もなし)ので200gぐらい・・・と思ったが、それでも200g分の荷物をスーツケースからだすといったところ、列の最後尾に行けとのことであった。
 結論として、今後、ニノイ・アキノ(マニラ)国際空港ターミナル3発着の便及びセブ・パシフィックは使わないことにした。

Cimg2747 手持ちの米ドルからペソに両替し、空港利用料の750ペソ(1480円)を支払って、出国審査、セキュリティチェックを受ける。
 ギリギリの13時40分過ぎに搭乗ゲートに到着し、ニノイ・アキノ(マニラ)国際空港14時00分発、セブパシフィック 5J0828便に乗り込む。関西国際空港まで4時間のフライトである。機体はエアバスA319-100。

 機内では文庫本2冊を読み、あとは仮眠をとる。

Cimg2746 18時35分、関西国際空港に到着。かなりの混雑であり、電車の乗れたのが19時過ぎであった。金銭的余裕があれば、ラピートに乗るところであるが、かなりの散財をしてきたため、空港急行で「南海なんば」まで向かう。

 コンビニで夕食としての納豆巻き、おにぎり(筋子)、低脂肪乳を購入し、22時発の高速バスで柏崎駅行きに乗り込む。

2010年3月 6日 (土)

弾丸トラベラー2:バーレーン王国編
「Asian Mayors Forum」特別準備会2、マニラへ

 現地時間5時(日本時間11時、バーレーン王国と日本の時差は-6時間)、起床。熱めのシャワーを浴びてから、一般質問の資料を整理する。

 5時から7時まで電話やメールで急ぎの用件を処理。

Cimg2667 7時30分、ホテルのレストラン「ZYTOUN」でブッフェスタイルの朝食をとる。朝食は毎日同じ料理が用意されているので、昨日に続きビーフ・ベーコンを中心に、スクランブルエッグ、各種ナチュラルチーズ、トマト、にんにくの酢漬け、ヨーグルト、牛乳という内容にした。にんにくの酢漬けを毎日とっていたからか、自分でも気付くほど息がにんにく臭くなっていた。

 いつもサーブしてくれるG嬢に出身地を聞いたところ、インドネシアのジャカルタ出身とのことであった。独立記念日「ムルデカ」の話をしたところ、最初は「ムルデカ」の発音が悪く、意志が伝わらなかったが、英語で「インディペンデンス」と言い換えて、話をする。日本軍がインドネシア人と一緒にオランダ軍を相手に戦ったことを知っているか、と言ったところ、「知っている。お婆ちゃんは日本語の歌も知ってる」とのことであった。

*日本が敗戦した昭和20年(皇紀2605年)8月15日から2日後の8月17日独立宣言。祖国・日本の敗戦にも関わらず、インドネシア独立を願い、日本の軍人・軍属約2000人が再占領を試みたオランダ軍と戦闘。約1000人が戦死した。独立記念日は皇紀を使用し、日月年の順で「170805」と表記。

 10時、トルコ共和国イスタンブル県マルマレ市(国際交流課マネジャー、秘書事務局長)、バーレーン王国マナーマ市(議会事務局長)、AMF事務局長がお見えになったので、再会の挨拶をし、お土産を渡す。
 お土産は「義経」人形である。

 昨夜遅く、そして今朝ついたメンバーが大半なので、11時から13時まで、「バーレーン国立博物館」(Bahrain National Museum)を見学することとなった。一昨日、自腹で来て見た、とは言えないので、黙って一緒に見学。さすが今回の見学はマナーマ市の案内のため、英語によるガイドがつき、詳しく説明をしてもらった。
 お約束ともいえる「ペルシャ湾」か「アラビア湾」かの表記問題からカスピ海の語源、バーレーン近代化における憲法の停止など、かなり熱い議論をしながらの2回目の見学となった。

 イスラム教徒のお祈りの時間でもあるため、ホテルに戻り、13時45分、ホテルのレストラン「ZYTOUN」でブッフェスタイルの昼食。地元の方式に従い、レモン汁を絞って入れたシーフードスープ、ブルーチーズスパゲティ、牛肉のクリーム煮、野菜を食べる。

 14時30分、事務局と一緒に会議室に行き、配布された資料の読み込み。

 15時から会議

 17時30分、スーツからカジュアルな服装に着替え、ホテルからバーレーン国際空港に移動する。ありがたいことにマナーマ市職員の方が車で送ってくれた。深く御礼を言いたかったが、アラビア語しか分からない方だったので、言葉で伝えることができず心苦しい。

 入口でのセキュリティチェックを受けて、チェックイン、出国と進む。
 かなり混雑していたため、出国ゲートをでたところで、19時と20時15分の出発にはちょうど良い時間である。ところが、出発便のボードを見れば「Delayed 21:00」の表示。フィリピン共和国での乗り換え時間がさらに短くなってしまった。

Cimg2736 免税店などで時間をつぶしていたところ第二次世界大戦関係の映像4本を1本にまとめたDVDが売られていた。日本がどう扱われているのか見たところ、お約束の「南京大虐殺:THE BATTLE OF CHAINA」が収録されており、完全に反日プロパガンダにやられていることを実感する。しかも安価での販売。

 20時40分、搭乗ゲートに移動し、バーレーン国際空港21時15分発、ガルフ・エア GF0154便に乗り込む。フィリピン共和国のニノイ・アキノ(マニラ)国際空港まで9時間10分のフライトである。機体はエアバスA330-200。

Cimg2743 22時30分、軽食。チキンとビーフの選択だったのでビーフを選んだ。内容は、煮込んだビーフンの上に外国風Teriyakibiビーフがのったもの、パン、バター、クリームチーズ、クラッカー、チョコバー(SAFARI)、サラダ(キュウリ、人参、ブロッコリー、オリーブ)、プリン。睡眠をとるため、ベルギービールを飲む。

 食後、文庫本を一冊読んだのち、仮眠。

2010年3月 5日 (金)

弾丸トラベラー2:バーレーン王国編
「Asian Mayors Forum」特別準備会1

 現地時間4時(日本時間10時、バーレーン王国と日本の時差は-6時間)、起床。日本からの電話が相次ぎ、1時間ほど電話での仕事を行う。来月の携帯電話の請求金額が恐ろしい。

 日が高くならない5時から6時過ぎまでホテル周辺を散策。連日の高カロリー食ですっかり体が重くなってしまった。それにしても風に砂が多く混ざっており、せっかくの風景が白濁してもったいない。

Cimg2648 熱めシャワーを浴びたのち、8時から9時過ぎまで、明日の夜の帰りのチケットや経路の確認を行う。すべてオンタイムで移動しなければ、母校である柏崎市立第一中学校の卒業式に出席できなくなってしまう。
  確認をしながら、ドライ納豆の「ナチュラル味」「黄大豆しょうゆ味」「黒大豆しょうゆ味」を食べる。

Cimg2649 整理後にホテルのレストラン「ZYTOUN」でブッフェスタイルの朝食。昨日に続きビーフ・ベーコンを中心に、スクランブルエッグ、各種ナチュラルチーズ、トマト、にんにくの酢漬け、ヨーグルト、牛乳というスタンダードな内容にした。

Cimg2650 10時から11時過ぎまで、前回イラン・イスラム共和国テヘラン市で行った「Asian Mayors Forum」準備会議事録の内容確認と、今回の「Asian Mayors Forum」特別準備会での提案内容、議題の整理を行う。
 日本語と英語、ペルシャ語の混在で話をしたので、意味あいが違っていないか最終確認を2回行った。


<前回報告>

The Report of the
Meeting of the Asian Mayors Representatives
December 2-4, 2009 in Tehran

In the Name of the Most High

The First Meeting of the Asian Mayor Forum was held on 19-20 November 2008 in Tehran. 44 Mayors and Local Authorities from 89 Cities across Asia attended that meeting. The theme of the First Meeting was Asia for Citizens: Integration for Better Life. During the general debate as well as panel discussions, the participants indentified three main areas for their collaboration in the future, namely: City to City Cooperation: Best Practices and Innovative Ideas; Common Challenges to the Management of Mega Cities; and Local Governance and Public Participation. The participants decided to establish the Asian Mayors Forum as an international non-governmental organization with its permanent secretariat in Tehran.  They also unanimously adopted the Tehran Declaration which outlines the main goals and objectives of the Forum and provides the general framework for its activities.

The 32 Representatives of the Asian Mayors from 21 cities met on 2-4 December 2009 in Tehran to consider two main issues as follows: deliberation on the draft charter for the Asian Mayors Forum and consideration of the agenda for the Second Meeting of the Asian Mayors.

     The draft charter had been prepared and sent to the members by the Secretariat of the Forum. The Representatives of the Mayors spent extensive time through two working sessions on December 2nd to discuss and deliberate on both the structure and the wordings of the draft charter.  The discussions took place in a friendly ambiance with positive interaction. In the first round of discussions, observations were made by the participants vis-à-vis the goals and purposes of the Asian Mayors Forum; the geographical span of the Forum’s membership; rotation of the Forum’s presidency; the representation of the member cities by mayors and local authorities;  and the methods of assessing membership fees. Through the second round of discussions, the draft charter was presented and read article by article and was commented on by the participants.
    While the general framework of the draft charter was considered as useful and acceptable by the Representatives of Asian Mayors, certain modifications and changes were made in its structure and wordings. In principle, it was agreed by consensus that the Asian Mayors Forum shall enjoy a General Assembly; three Standing   Commissions with seven members each; a Board of Directors comprised of the Head   of the General Assembly and the Secretaries of the three Standing Commissions plus the Secretary General; and a Treasurer. The presidency of the Asian Mayors shall be rotating among member cities while its Permanent Secretariat shall be in Tehran.   
 
The Representatives decided by consensus to set up
ad-hoc committee comprised of the Representatives of the Mayors of Tehran; Manama; Kashiwazaki;  and the Union of Marmara Municipalities to incorporate the above-mentioned principles and agreements into a final draft of the charter by April 2010. The Secretariat of the Forums shall coordinate the work among the members of this ad-hoc committee and shall communicate the final draft to all members of the Forum for further consideration.

On December 3rd 2009, the Representatives of the Asian Mayors considered the agenda items for the Second Meeting of the Asian Mayors Forum.   In conclusion, it was decided by consensus that the theme of the Second Meeting of the Asian Mayors Forum be “The Impacts of the Global Financial Crisis on Asian Cities.”  The distinguished Representatives also identified a number of pressing problems and issues which concern the management of Asian cities to be included by the Secretariat under the three umbrella topics, namely: City to City Cooperation: Best Practices and Innovative Ideas; Common Challenges to the Management of Mega Cities; and Local Governance and Public Participation. The agenda items for the Second Meeting of the Asian Mayors were decided to include the following:

・Adoption of the Agenda
・Election of the Bureau
・General  Debate
・Adoption of the AMF Charter and the Logo
・Establishing AMF Standing Commissions
・Election of the AMF Secretary-General
・Election of Secretaries of the AMF Standing Commissions
・Date & Venue of the Next Meeting
・Final Statement

His Excellency Professor Recep Bozlagan, the distinguished Secretary-General of the Union of Municipalities of the Marmara Region generously offered to host the Second Meeting of the AMF in the city of Istanbul,  Turkey.  The Representatives of the Asian Mayors also decided that the first week of October 2010 is the most appropriate time for the Second Meeting of the Asian Mayors Forum.

The Participants also elected His Excellency Professor Artemio Tuquero, the Representative of the Mayor of Manila as the Rapporteur of the Meeting to present a Report on the proceedings of the Meeting in the closing ceremony.

All the Representatives of the Asian Mayors participating in the meeting expressed their appreciation for the kind and generous hospitality extended to them by the Municipality of Tehran and the Secretariat of the AMF. They were particularly thankful of Dr. Mohammad Bagher Ghalibaf, the distinguished Mayor of Tehran and Mr. Mohammad Khodadadi, the Director of Asian Mayors Forum Secretariat.


Cimg2651 イスラム教徒のお祈りの時間があるため、一旦、会議を打ち切り、運動不足解消も兼ねて、昨日行ったムハラク(Muharraq)市まで、早歩きで出掛ける。砂を多く含む風が吹き、大人二名がすれ違うだけでいっぱいいっぱいの歩道の横を100km/h以上の車がビュンビュン通る環境を歩く。喉が砂でジャリジャリである。

Cimg2652 ムハラク(Muharraq)市に着いたところ、地元の方が使う安売りスーパーがあったので、早速中に入り、色々な商品を見てまわる。
 最初にスナックコーナーで見つけたのは、「カルビー かっぱえびせん」と酷似した「おいしい」という商品。ひらがなでも「おいしい」と書いてあり、売れ筋商品のようであった。ただし中国製。
Cimg2653 続いて、ドリンクコーナーには、なんと正真正銘の「大正製薬 リポビタンD」と「大塚製薬 オロナミンC」が堂々と置いてあった。さすが・・・、とただただ感心する。
 1時間ほど散策したのち、ホテルに戻る。

Cimg2654 13時、日焼けしたのか顔のほてりが激しいので、ホテルの庭に植えてあるアロエの一部をもらい、ヒリヒリする頬に塗る。普段育てているアロエの10倍といっても良い大きさで、これならステーキもできそうである。
*携帯電話を葉の上にのせて撮影

Cimg2655 一通りの事務仕事をしたあと、14時、ホテルのレストラン「ZYTOUN」でブッフェスタイルの昼食。毎回の食事で顔を会わせているせいかスタッフも顔を覚えてくれ、シェフの一人が「今日のランチには、貴方が喜ぶ料理がある」と紹介してくれたのは、トム・ヤム・クンと寿司・カリフォルニアロールであった。タイ人ではないので、トム・ヤム・クンはお角違い(一応、感謝のコップンクラッ)であるが、レモンを絞り、1杯飲む。寿司・カリフォルニアロールはベチェベチャの絶望的なご飯ではあるものの、サーモンのネタ、そして醤油がありがたい。

Cimg2659 食後も仕事をする気でいたが、今日、金曜日はイスラム教徒にとっては休日であり、細かい仕事は明日ということになった、本当にいいのであろうか・・・・。
 部屋に戻り、今度は自分の議会での仕事、一般質問や予算審議に関する資料の読み込みを行う。

 仕事をしながら、CNNニュースを見ていると話題はイラクの選挙、そして名物女性キャスターChristiane Amanpourによる「Amanpour.」では「Iran's Nuclear Ambition」と題したイランの核兵器開発疑惑に関する特集があり、IAEAのメンバーであるイラン大使、アメリカ大使、イスラエルの防衛大臣(しかも制裁の発言まで:Israeli defense minister calls for sanctions against Iran)のインタビューなどもあり、つい見入ってしまった。
 また、CMではトルコ共和国のイスタンブルが「イスタンブル2010年」、南アフリカ共和国がオリジナルソングの自然を全面に押し出した観光誘致をしつこいくらいに流しており、観光政策はここまでやるのか、と感心。

Cimg2666 21時、ホテルのレストラン「ZYTOUN」で夕食。夕食時はブッフェスタイルではなく、アラカルトになるので、ニンニクとチリとオリーブオイルというシンプルな組み合わせの「スパゲティ Aglio Olio 3.2BD(768円)」、「ピザ Pepperoni 3BD(円)」を食べる。事務仕事中心だったので、お腹があまり減っておらず、食べ終えるのに時間がかかった。

 帰国後に即、長時間の議会となるため、時差調整を考え、24時に就寝。

2010年3月 4日 (木)

弾丸トラベラー2:バーレーン王国編
急遽、マナーマ市内施設視察

 現地時間1時(日本時間7時、バーレーン王国と日本の時差は-6時間)、就寝。2日ぶりのベットで、即熟睡した。

 4時過ぎ、携帯電話のラッシュで起床。日本では10時過ぎであるため、仕事や色々の電話が相次ぎ、結局、6時まで電話対応やメールなどを処理する。

Cimg2569 7時、ホテル周辺を散歩しつつ、日本から持参したドライ納豆を食べる。
 今回、できれば本当の納豆を持ってきたかったが、乗り継ぎや気候状況を考え、ドライ納豆にした。マナーマ市のジャセン・レドハ・ハッサン市議会事務局長をはじめ、食事の時間にでも他国の方にすすめてみようと思う。

Cimg2573_2 8時30分、ホテルのレストラン「ZYTOUN」でブッフェスタイルの朝食をとる。さすがイスラム教が主流であることから豚のベーコンはなく、牛のベーコン。牛のベーコンとスクランブルエッグ、各種ナチュラルチーズ、ヨーグルト、牛乳などを中心としたメニューを選んだ。早朝からの作業や散歩もあったので、あまりの空腹に同じメニューで3皿ほど(1500kcal以上?)食べ、隣の席のアラブ系のご家族から「おいおい、そんな食うのかよ」的な冷たい視線を受けた。

 10時、他の国から参加する「Asian Mayors Forum」メンバーのビザの関係で入国が遅れるとの連絡。結局、スケジュール通りに現地に来てみたものの、夜のミーティングまで空き時間となった。かなりの強行スケジュールで来た立場とすれば、 「オイオイオイ」という感じである。日本人だけの会議ではなかなかあり得ない時間感覚といえる。

Cimg2584 11時過ぎ、昨日乗ったチャドルを来た女性のタクシーを呼び、マナーマ市内施設をまわってもらうことにした。
 彼女はアラビア語をはじめ、フランス語、英語、ペルシャ語、エジプトなどの言葉が話せるという。タクシー会社から24時間、タクシーの車体をレンタルをしてもらい、自分の力でレンタル料以上を稼ぐというシステムになっており、彼女は8時から20時まで、金曜日以外毎日働いているそうだ。

Cimg2586 12時、イスラム教の聖典であるコーランの博物館だという「コーラン館」(Bait Al Qur'an)に到着。イスラム教徒ではないが、イスラム世界を知るためには是非見ておきたいと思ったためである。
 しかし、ちょうどクローズの時間となり、併設されているモスクでのお祈りに出くわしてしまった。

Cimg2588 日本から来たので、何とか見せてもらえないか、と言ったものの難しいとのこと。しょげていると、是非、これを読んでほしいと英語で書かれたイスラム教に関する文献を4冊ほどもらった。
無料でもらうのも悪いので、3BD(720円)ほど喜捨箱に入れる。

Cimg2590 12時20分、マナーマ市内で一番大きいというもモスク「アハマド・アル・ファテフ・モスク」(Ahmad Al Fatch Mosque)に到着。入場料は無料である。
 イスラム教徒のお祈り前は神道と同じように水で清める。そのための施設があり、なかに入らせてもらった。手、顔、足と水で清めるが、シーア派はそこまでで、スンニ派は口もすすいで清めていた。

Cimg2596 大きな尖塔が特徴のこのモスクは、別名「グランド・モスク」(Grand Mosque)。かなり観光地化しているようで、受付には日本語の説明パンフレット(『図解イスラームガイド』『イスラーム概観』『アッラーとその預言者とは誰か?』の3冊とお祈りのDVD)もあり、英語やスペイン語、フランス語などのボランティアガイドもいる。
Cimg2599 せっかくなので、英語を話すボランティアガイドに案内してもらい、30分ほど内部を見学。アラビア研究をしているという大学の先生とその生徒と一緒にまわる。ボラティアガイドはパキスタン人だそうで、何でも質問してくれ、と言うので、

 「シーア派とスンニ派で祈り方が違うが、それについて貴方はどう思うか」

と若干意地悪な質問をしたところ、

 「ムスリム(イスラム教徒)は、すべてムスリム」

という哲学的な回答をされてしまった。

Cimg2601 13時15分、「バーレーン国立博物館」(Bahrain National Museum)に到着。入場料は1/2BD(120円)で1988年にオープンしたという綺麗な施設である。
 古墳などの古代タイロス時代から現在のバーレーン王国にイスラム教が伝わる前に栄えたディルムン文明などの展示があり、興味深く見させてもらった。

Cimg2605 イスラム時代に入ってからの展示は、その当時の生活を再現したジオラマや写真があり、日本の寺小屋にようにイスラムの祈りの言葉を指導者が教え、間違った子供に「間違ったよ」といった感じで棒を使って指導する写真などが印象的であった。

Cimg2611_2 13時40分、マナーマ市のお隣であるムハラク(Muharraq)市内に移動し、オイルマネーで発展する前の街並みを見せてもらうとともに、古いバザーを歩いてみた。
 まだ陽が高く暑いせいか、開いていない店も多くあったが、開いていたお菓子の卸問屋に入って、商品の見定め。

Cimg2620 「アレ?これどこかで見たことがある絵があるな」と思ったら、韓国製ロッテのガム『機動戦士ガンダム』の「赤い彗星」シャア・アズナブルと『超時空要塞マクロス』の各キャラクターがゴッチャになり、かつ絵がいかにもパチものというガムがあった。

Cimg2612 こうやって、中東でいつの間にか日本のキャラクターが韓国のものと認識されていくのである。
 また、ウルトラマンのパチものキャラクターが描かれた子供用のトレーナーも売っており、どこの製品か見てみれば「Made in KOREA」。
 是非、本物のウルトラマンシリーズを中東でブームにしたいものだ。

Cimg2618 すっかりパチもの収集魂に火がついてしまい、おもちゃ屋さんにも入ったところ、ソニーのプレイステーションポータブルそっくりの白黒液晶ゲーム&FMラジオの機械、その名も「POP STATION」(Made in CHAINA)が売っていた。
 単4乾電池4本で動き、テトリスもどきのゲームが入っているもので、あまりのアホらしさに、値切って1BD(240円)で購入。実際、FMラジオは聞けないことも購入後に分かった。

Cimg2613 14時、かつての大富豪の個人宅である「ベイト・シェイク・イーサ・ビン・アリ」(Bait Shaikh Isa Bin Ali)を見学する。入場料は0.2BD(48円)。
 ベイトは英語の「House」を意味し、かつてのアリ首長(1869年~1932年)の住まいである。首長の部屋はもとより、家族、お祈り、召使い、ゲストなどの部屋に分けられており、壁の厚さが1m以上あることから暑い気温のなかでも、快適に過ごせるようになっている。個人的には、こういった伝統的な家を博物館に改修した方が、より文化を伝えることができるのではないかと思う。

Cimg2616 見学後、ホテルに戻ろうとするも、渋滞につかまり、約50分のロス。やっとホテルに着いたところで、今日のタクシー代を清算し、チップ込みで20BD(4800円)となった。思った以上に高い値段になったが、それぞれの施設で待ってもらったり、エアコンをガンガンにつけてもらったので気持ちよく支払った。

Cimg2617_2 15時過ぎ、ホテルのレストラン「ZYTOUN」でブッフェスタイルの昼食をとる。朝食をかなり多めにとったため、お腹はあまり空いていなかったが、インド料理が何品が並んだので、朝食時にあまりとらなかった野菜とインド・ビーフ・カレー、タンドリーチキンなどを食べる。

 16時から19時まで、ホテルの部屋で資料の整理とメール、ブログを書く。

Cimg2625 19時30分、役所での業務を終えたジャセン・レドハ・ハッサン市議会事務局長が迎に来てくれ、プライベートとして、地元の暮らしぶりを見せてくれることになった。御礼や再会の意味を込めて、彼に柏崎土産として、「エンガ・トルテ」,、そして彼の部下のために「あじろ焼き」を渡す。
 まずは小さな島であるシトラ(Sitra)地区の旅行者がほとんど訪れず、あまり裕福ではない人たちが住む地区に連れて行ってもらった。
Cimg2629 シーア派が多く住む地区で、預言者ムハンマドの誕生祭を夕方までしており、まだその名残で無料で食べ物や飲み物をだす屋台がそのままになっていた。これは喜捨による運営で、誰にでもラスクのようなパンやお菓子、お茶がふるまわれる。

Cimg2630 宗教は違うが入っても良いか、といったが特に問題はないだろうとのこと。挨拶ぐらいはキチンとしなければならないと思い、ペルシャ語(サラーム・アライクム )とアラビア語(アッサラーム・アライクム)で挨拶し、中に入らせてもらった。
 色々な話をしながら、大きな人が大きなヤカンで作るレモンティーやミルクティーを御馳走になった。英語、アラビア語、ペルシャ語が混ざるので、ただでさえ英語でアップアップのなか、受け答えが遅れてしまう。

Cimg2635 バーレーン本島の軍施設があり、なかなか近寄れない南側などもドライブでまわってもらい、21時、 「バーレーン・インターナショナル・サーキット」に到着。あいにく風があり、さらに砂も多く含まれているため、美しい写真をとることはできなかったが、来週からのF1開幕戦のため準備している様子など、かなり大規模なものであることが分かった。

Cimg2636 超VIP用の観賞タワーの存在にも驚き、貧富の差を実感。このイベントでブースを出して商売をすれば、1年は余裕で暮らせるほどの売り上げがあるとのこと。
 サーキットの横では、カートレースを行っており、時速150km以上で駆け抜ける迫力を楽しませてもらった。

Cimg2641 23時、地元の方に人気というレストラン「AL ABRAAJ」(電話:+973 17590123)に到着。オイルマネーで変容する前の伝統的な家庭の雰囲気、アンティークを施した店で昼間だとペルシャ湾が一望できるそうである。

Cimg2642 時代の流れか、イタリアンやチャイニーズもあったが、せっかくなので週一回はバーレーン人が昼食に食べるという地元密着の料理「Lamb Biryant 1.65BD(396円)」とスープとして「Chicken Soup 0.85BD(204円)」」を注文、飲み物はダイエットペプシ。料理がくるまで、このお店で焼いている熱いナンに豆のディップなどをつけて食べる。

Cimg2643 「Chicken Soup」はそのまま飲んでも鶏のダシがでていて十分であったが、地元の方にならい、添えられたレモン(1/4)を絞り、酸味を追加。なかなか日本ではやらない組み合わせであるが、悪くない。
 「Lamb Biryant」はスパイスを効かせた長粒米のチャーハンのなかに、煮込んだラム肉が入っているもので、まさしくお昼ご飯にピッタリという感じである。ただ、シナモンが皮の形のまま入っており、地元の方はかじって食べるというが、さすがに食事としてのシナモンと割り切ることができず、半分残してしまった。

 24時、ホテルに戻る。玄関に日本大使館の車を和服の正装をした方がいたので、何かパーティがあったのであろう。横目で見つつ、部屋に行き、ベットでそのまま就寝。

2010年3月 3日 (水)

弾丸トラベラー2:バーレーン王国編
マニラからバーレーン王国へ

 現地時間0時(日本時間1時、フィリピン共和国と日本の時差は-1時間)過ぎ、バーレーン王国の国営航空会社であるガルフ・エアのカウンターでチェックイン。フィリピン航空と合同運行のようで、両方航空会社の案内があった。

Cimg2568 フィリピン共和国からの出国フォームにまたも記入し、出国審査。空港使用料750ペソ(1480円)を払う。
 途中、英語が話せず、出国審査で手間取っていたイラン人のおばさん二人組(手に持っていたパスポートから判明)に、覚えかけのペルシャ語で通訳本をひきながら話しかけ、搭乗口までご案内する。その後の待ち時間はペルシャ語の練習となった。しかし覚えるコツをつかんでいないため、なかなか口にでず、単語も広がらない。

 ニノイ・アキノ(マニラ)国際空港3時45分(日本時間4時45分)発、ガルフ・エア GF0157便に乗り込む。バーレーン国際空港まで10時間10分のフライトである。機体はエアバスA330-200。
 搭乗後、ガルフ・エア特製ポーチに入ったアイマスクと靴下が配られた。心憎いサービスである。

Cimg2526 4時30分(日本時間5時30分)、軽食。ビーフ&ライスかベジタブル・ワッフルかの選択だったので、ベジタブル・ワッフルを選んでみたが、甘いフルーツと塩気がついた野菜の素揚げが入ったワッフルで個人的には失敗した。パン、バター、ストロベリーヨーグルト、フルーツ(西瓜、メロン、パイナップル)がつき、ドリンクはソーダ(炭酸水)をもらった。

 食後、機内サービスでマイケルジャクソンの映画「THIS IS IT」を見た。選ばれし人間は違うとただただ実感する。

 乱気流によるものか、かなりの揺れのなか仮眠をとる。となりの席に座っているインドネシア人の女性が気分が悪く、頭も痛いとたどたどしい英語でキャビンアテンダントに話かけたものの、飛行機内にはアスピリンがないとのこと。ちょうど持っていたバファリンをお分けした。
 話を聞けば、バーレーン王国でハウスキーパーとして住み込みで働くそうである。

Cimg2528_2 12時(日本時間13時)、軽食。チキンかフィッシュ&ライスの選択だったので、フィッシュ&ライスを選んだ。魚のすり身と人参やタマネギを春巻きのようなペーパーで包んで揚げたものにチリソースがかけてあリ、ご飯は長粒米でベチャベチャ。フルーツ(西瓜、メロン、パイナップル)がつき、ドリンクはソーダ(炭酸水)をもらった。

Bahrain 現地時間9時(日本時間15時、バーレーン王国と日本の時差は-6時間)、バーレーン国際空港にやっと到着。気温25度だが、まだそれほどの暑さは感じない。
 バーレーン王国(Kingdom of Bahrain)の語源は、アラビア語で「海」の「バハル(Bahr)」の複数形語尾変化の「レーン」であり、ペルシア(アラビア)湾に浮いた島であることと豊富な地下水を意味している。

Cimg2748

 33の島で構成されるバーレーン王国の大きさは、日本でいえば奄美大島で、人口は約70万人。
 聖書のなかでも重要なフルーツとして書かれているデーツ(ナツメヤシ)があり、緑や地下水が豊富であることから、聖書の「エデンの園」こそが、ここバーレーンではないか、との議論がある。

 別ルートでバーレーン入りしたイラン人のアリレザさんと入国審査前のロビーで待ち合わせの約束通りに会うことができた。アリレザさんには、ペルシャ語の通訳(バーレーンの人口の30%ほどはペルシャ語を話す)、そして6日の夜には帰らなければならないため、会議後半の代理出席者をお願いした。
 ビザに関しては日本国内でも取得できないため、現地の空港内で取得しようと思っていたが、さすが事前に手配されており、通常とは違った別枠での入国となった。
 日本で開催した場合に同じ対応がとれるのかどうか不安なところである。

Cimg2550 1時間ほどの手続きを終え、荷物をピックアップ。出口でバーレーン王国マナーマ市のジャセン・レドハ・ハッサン市議会事務局長と再会することができた。ジャサン氏の愛車ベンツで、宿泊先のホテル「NOVOTEL AL DANA RESORT BAHRAIN」に送ってもらい、チェックイン手続きの間、バーレーン王国の政治体制について、色々とご教授いただいた。

Cimg2537・バーレーン王国の国会議長は国王の叔父。
・バーレーン人が60%、アジア人が20%、イラン人も10%ほどいる。
・イスラム教の国ではあるが、シーア派70%、スンニ派30%で、国会議員のうちシーア派議席が17、スンニ派議席が23あり、その割合について議論になっている。
Cimg2545_2・議会のほかに国王が指名する40人の評議委員がおり、ほぼそこで決定されるため、政治システムとしては改善すべきとの声がでてきている。
・国会には19の大臣がいるが、うちシーア派は2人しかおらず、10人以上は国王の家族。
・シーア派は民主化を進めるという点では一緒であるが、現在の国のためというスタンスをとる保守系と、現在の国自体を変えてしまおうという革新系に分かれる。
・首都であるマナーマ市の市議会議員は40名で、5つの選挙区から選出される。
・これまでのオイルマネー主体から、F1の大会誘致など積極的な経済政策を打ち出してきている。シンガポールの大きな銀行のバーレーンベイエリアへの進出など、金融政策に特に力を入れている。

Cimg2535 長旅の疲れもあるだろう、とのご配慮をいただき、今日は残りの時間は自由時間となった。
 早速、部屋に入り、インターネットをつなげ、メールのチェックや優先的にやるべき仕事を行う。

Cimg2572 インターネットの接続料は、1日で9BD(バーレーン・ディナール)=9*240円で、約2000円という高額。
 島であり、海底の通信ケーブルで運用していると思えば、この値段になるのであろう。ちなみにシステムはわが日本の「NTT docomo」で、インタータッチと書かれている。

Cimg2552  さらに、このホテルは伝統的なバーレーン様式の建築をしているものの、中心部にプールバーがついた大きなプール、ウェイトトレーニングジム、タイ式マッサージ、プライベートビーチなどがついている、かなりお高いようなホテルで、男一人でくるような感じではない(独身であることを後悔)。各種料金が高いのも、合点がいく。
 正直、いくらご招待とはいえ、先方さんには申し訳ない限りであり、また来るなら仕事ではなく、自費で本当のバカンスで来たい。

Cimg2538 13時、ホテルのレストラン「ZYTOUN」でブッフェスタイルの昼食。羊の足のスパイス煮込みを中心し、ライス、鯖のソテー、スモークサーモンなど、これまでの機内食でストレスが溜まった分、かなりの量を食べる。
 ペルシャ料理に比べて、若干辛みが強い感じであるが、濃い味付けではない。

Cimg2540 食後、タクシーに乗り込み、ホテルの方が「近代化したバーレーンを知るために、是非、行くべし」とのアドバイスをくれたシティセンターに行ってみる。タクシー料金は3.8BD(912円)。
 超巨大なショッピングモールであり、若い人やいかにもお金持ちの人、そして外国人であふれていたが、やはり普段の庶民の生活を感じるところではない、というのが実感。品揃えやディスプレイは大型のジャスコ専門店街がさらにガラスを多用したイメージである。
Cimg2539 ただ、並んだショップのなかには、バーレーン王国らしく、フェラーリのF1を置いたフェラーリ専門ショップあった。アラブで初めて石油を採掘したのがバーレーン王国だが、石油もあと20年で枯渇するといわれ、これまでの石油収入を観光に投資し、F1の誘致などを行ってきた。
 今年は、3月11日から開催され、関連したイベントも数多く行われるという。

Cimg2543 庶民の生活を見るのはここではない!と再度、タクシーを飛ばす。庶民が毎日買い物に行くようなところを案内してくれとリクエストしたところ、バッチリの下町に降ろしてくれた。タクシー料金は3.8BD(912円)。
 アーシューラーの道具もそのままに、遠くに近代的なビルが見えつつ、いまにも倒れそうな廃墟などがあるところを散策する。

Cimg2553_2 歩いている最中、ニノイ・アキノ(マニラ)国際空港で底が抜けた革靴が完全にお釈迦になってしまったので、安い靴屋さんで革靴を購入。値段は驚きの12BD(2880円)であった。
 先のシティセンターでは、革靴は概ね50BD(12000円)~80BD(19200円)の間だったので、雲泥の差である。5年付き合った革靴とは、この地でお別れとなった。

Cimg2536_2 16時過ぎ、チャドルをすっぽりかぶって目の部分しか見えない女性が運転するタクシーでホテルに戻る。かなりの距離をホテル方向に向かって歩いたので、タクシー料金は2BD(480円)。
 バーレーン王国の面積は約720平方kmと日本の奄美大島と同じほどであるが、マナーマ市内は建物と建物の間がかなり遠いため、ちょこちょこタクシーを使うようになってしまう。観光客にお金を落としてもらうという点では優れている。100米ドルを換金したが、残りはもうわずかになり、貧乏人としてはツライところ。

Cimg2565 部屋で荷物の整理やメールの処理、電話などをかけたのち、20時にホテルのレストラン「ZYTOUN」で夕食。夕食時にはアラカルトを提供するようである。
 ホテルのプールサイドの席をとり、ベルギーの代表的なラガービールの生ビール「Stella Artois 1パイント 2.8BD(672円)」を2杯、安くてボリュームのある「ビーフリブステーキUSDチョイス 6.9BD(1656円)」、「ピザ マルゲリータ 2.9BD(696円)」 を食べる。
 バーレーン王国はイスラム教でありながら、飲酒等の戒律には厳しくはない。また、観光都市として国が舵を切ったということもあるのだろう。

Cimg2566  外の風が昼のほてりを冷ますようで、気持ちよく食べていると、足元になにやらモゾモゾきたので、何かと思えば子猫(ペルシャ猫ではない)であった。
 お腹を空かせているようだったので、最初はフレンチフライなどをあげたものの、そのうち肉を凝視するようになり、ステーキ肉の端っこを分け与える。2、3切れ食べたところで闇のなかに消えていった。猫らしい行動である。

 21時30分、部屋に戻り、資料の整理と英訳。作業中、他国からの出席者のビザの手配が遅れているとの情報が入る。日本のパスポートの威力を改めて感じ、先人に感謝。

2010年3月 2日 (火)

弾丸トラベラー2:バーレーン王国編
関西国際空港からマニラ空港

 0時、柏崎駅に移動し、「急行きたぐに」で大阪駅まで移動。さすがに熟睡はできず、本を2冊ほど読む。

 7時、大阪駅に到着し、駅近くのコンビニで買ったベーコンレタスサンド、おにぎり(筋子)、グレープフルーツジュースで朝食。

 コインロッカーに荷物を預け、8時過ぎに某氏とお会いし、近くのホテルの喫茶店で近況報告や今後の景気回復があった際に柏崎フロンティアパークへの進出を検討してもらうようお願い等を行う。女子高生なみの長話になってしまったので、コーヒーだけでは悪いかと思い、途中、「ミックスサンドイッチ」を食べる。

 13時、大阪駅から西九条駅で乗り換え、関西国際空港に到着。チェックイン手続きまでかなり時間があるため、空港内の無線LANサービスを使い、メールやブログなどを書く。

Invba いよいよバーレーン王国に向けての移動である。
 今回のバーレーン訪問は、昨年イラン・イスラム共和国のテヘランで開催された「Asian Mayors Forum」準備会の2回目であり、バーレーン王国マナーマ市から日本の外務省アジア中東第一課を通じての招待状が届いた。
 前回、無理矢理、エネルギーと環境の部会を提案し、バーレーン王国とトルコ共和国の一早い賛成で実現したので、欠席はできないため、議会中ではあったが、強行スケジュールでの参加となった。

Cimg2522 16時40分、さすがに空腹になったので、天丼専門店の「どんぶり勘定  関西国際空港店」(電話:072-456-6455)で「ミックス丼 900円」を食べる。海老2本、穴子、かぼちゃ、蓮根、さつま芋、味付き海苔がのった天丼で、揚げ過ぎのカリカリ系ではあったが、最後に電気ポットに入っただし汁をかけて、天茶漬けですすり込んだ。かぼちゃとさつま芋の天ぷらだは、どうしてもご飯のおかずと感じない。

 お土産で持っていく日本人形などを購入したのち、17時過ぎにカウンターでチェックイン。出国してから、18時40分過ぎ、搭乗ゲートに移動し、関西国際空港19時20分発、セブパシフィック 5J0827便に乗り込む。
 さすが15分前にゲートにこない客は乗せないと、しつこく宣伝しているだけあって、キッチリ、オンタイム。フィリピン共和国のニノイ・アキノ(マニラ)国際空港まで約4時間のフライトである。機体はエアバス319-100。

Cimg2523 20時過ぎ、軽食の販売がきたので、キリンビール「一番しぼり」(中国工場産)と「ハム&チーズクロワッサン」を合わせて5米ドルで購入する。コストダウンのための軽食廃止であるが、キャビンアテンダントは大変である。支払いと円、米ドル、ペソが入り交じる。しかも、「ハム&チーズクロワッサン」はことのほかマズイ。

 20時30分からキャビンアテンダントによるゲームがはじまった。映画でもなく、音楽でもなく、キャビンアテンダントが言う物(パスポートやペン)を早く、手に持ち高く掲げた人間が勝ちというゲーム。涙ぐましいまでのコストダウンへの努力である。

 飛行時間中は、ひたすら今議会での一般質問の資料と論点を整理する。

Pp 現地時間22時30分(日本時間23時30分、フィリピン共和国と日本の時差は-1時間)、ニノイ・アキノ(マニラ)国際空港に到着。ニノイ・アキノ(マニラ)国際空港は8年ぶりである。
 預けていたスーツケースをピックアップしてから、乗り換え(Transfer)しようと思ったところ、係員が入国と税関のフォームを記入し入国審査を受けよ、という。乗り換えなのにおかしいと思いつつ、とりあえずフィリピン共和国に入国し、スーツケースをピックアップ。その後、到着ロビーについてみれば、どの航空会社のカウンターも真っ暗になっていた。おかしいと思い、インフォメーションで聞くと、

 「ここはターミナル3で、この時間の国際線出発はターミナル1」

とのこと。しかも、ターミナル1まではタクシーで20分というので、手持ちの20米ドルをペソに換金。タクシーに乗り込み、ターミナル1に移動する。完全にリサーチ不足であった。
 思いがけなく、マニラの夜の町並みを見られることになったが、とにかく暑い。長袖Yシャツ1枚になったが暑く、腕をまくる。

 23時30分、ターミナル1に到着。外から見たターミナル1こそは、8年ぶりに見た懐かしい光景であった。タクシー料金はメーターで80ペソ(158円)であったものの、チップを含め100ペソ(197円)を払う。

 ここから約4時間の待ち合わせとなる。

2010年3月 1日 (月)

平成22年度代表質問
議員定数削減見送り・・・・・

 出張前ということもあり、溜まっていたメールをある程度処理し、4時に就寝。

 8時、起床。大粒納豆、鯖塩焼き、筋子でご飯2杯の朝食をとる。

 シャワーを浴びたのち、9時過ぎに市役所に移動。

 会派室で会派会議を行ったところ、先日の行政改革推進委員会からの議員定数に関して付言があったことについて、会田市長から議長に陳謝があったとの報告があった。

「行政改革推進計画策定に当たっての付言」(pdf形式)

 行政と議会は二元対立の別組織であり、確かに越権行為ではあったが、現在の議会への苦言としては、市民の思いとともに指摘の通りという面も感じる。

以前、一般質問の場で市長に議員定数は何人が適切なのかを質問した、二元対立が分かっていない議員もいる。

Cimg2516 10時から本会議、9会派からの代表質問。
 最初から会田市長を持ち上げるような質問が続き、しかも原子力財源にもふれ、柏崎市財政への貢献を答弁していた。
 しかし、会田市長の実態は原発反対、廃炉を訴える社民党とズブズブである。


平成22年1月28日『柏崎日報』

参院選の戦いへ結束
社民党支部協が旗びらき

 社民党柏崎支部協議会(会長・高橋新一市議)の

<中略>

 旗びらきには関係者約百五十人が集まった。あいさつに立った高橋会長は「どういう形の選挙になっても戦い抜いて、近藤さんをもう一度国政の場に上げなければならない。原発問題で頑張っているのは近藤さんだけであり、県外の人たちからも期待されている」として支援を訴えた。山本亜希子・社民党県連副代表は「たくさんの議論を置き去りにしたまま柏崎刈羽原発の営業運転を押し切った政策に、近藤さんと一緒に疑問の声を上げてほしい」と呼び掛けた。
 一方、一昨年の市長選で社民党が応援した会田市長の後援会の阿部晴弘会長が来賓として登壇し、近藤氏再選を期すとともに「会田市長をこれからも応援していただき、柏崎を良くしていきたい」と述べた。

<以下、略>


 また、所属会派の丸山議員からの「ガス民営化をなぜ延期したのか」との質問に「中越沖地震による復旧のための企業債(借金)があるので・・・」という答弁を会田市長はした。しかし、これは詭弁。中越沖地震発生後に行われた柏崎市長選挙において、会田市長はマニフェストにしっかりと「ガス民営化 平成24年度」(13ページ)を書いており、中越沖地震があったから延期したという理由にはならない。

 続く、自治研究会の砂塚議員の質問のなかでは、 「市職員給与を上げないとモチベーションが上がらない」などのトンデモ質問があった。議員定数の削減にも反対していることと合わせ、こうした議論を議場で行う議員がいることを、より多くの柏崎市民に知ってもらいたい。
 また、柏崎駅の南北連絡橋もいま作る必要はあるのか、との質問もあった。これは本来、諏訪町から噴水公園までくる道路(車道+歩道)をそのまま8号線につなげるのがベストであろうと要望してきたが、用地や財源の関係で、歩道+自転車道の南北連絡橋になった経緯がある。さらには、エレベータがついているので箱ものの雰囲気があるとも主張していたが、車椅子や足の悪い方をはじめとするバリアフリー対応をすれば箱ものというのであろうか。訳が分からない。

Cimg2517 12時、休憩となったため、集めた「選択的夫婦別姓法案に反対する署名」の郵送や各種手続きのため、市役所周辺をまわる。
 12時40分、会派室に戻り、「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食。

 13時、本会議、代表質問が再開され、社会クラブの高橋議員が登壇した。その質問のなか、「市内に法律事務所を開設する弁護士に対する補助制度について」という質問があり、いかにも弁護士の確保に柏崎市としてこれまで一所懸命であったかのような答弁であった。私自身、一期目の頃から何回も一般質問をはじめ、予算要望、委員会の場でも弁護士の必要性を提案し続けてきたが、実働は見えなかった。結果的に、柏崎に弁護士がいる状況になることが目的ではあるが、こういった詭弁が許されるのが納得のいかないところ。

 公明党の真貝議員の代表質問において、「今年から始まる、まちづくりに関する助成金の対象は法人格をもつ団体か、法人格をもつように指導できる団体にすべきではないか」との質問があったが、会田市長は「こだわらない」と答弁。「こだわらない」のは良いが、市がキチンとした団体または個人なのかどうかを調査し、責任をもつ体制になっているかどうか、が本質的な問題である。

 14時40分から55分まで休憩。

 休憩再開後は3会派が代表質問を行い、うち平成会の吉野議員からの「核兵器廃絶平和都市宣言について」の会田市長の答弁は以下の通り。

「世界中のみなさんとともに、柏崎市としても取り組む。
 県内では20市のうち17市が、全国では82.5%の自治体が宣言をしている。
 市民一人一人がこの問題を向き合っていくことが大切だと思っておりますので、宜しくお願いいたします。」

 ・・・お花畑的発想であり、詳しくは一般質問で問い質したいと思う。

 16時40分から16時55分まで休憩。

 本会議が再開され、議案に関する質疑応答が行われた。

 17時30分、本会議が終了し、18時過ぎまで市役所庁内での調査活動。

 18時30分、事務所に来客があり、その他、『柏崎日報』紙での「定数削減見送りか」との記事を見て、怒りのお電話があった。
 議員発案の締め切りは、今日の12時。これまで「22名」、「24名」、「とにかく削減」、「削減やむなし」の4つの意見統一を図るべく水面下での調整が行われてきたが、「削減やむなし」の会派が、土壇場になって定数維持派に切り崩され、屈服した。そのため本会議が始まるまでに定数削減の議員発案に合意できず、見送りとなったのである。
 議事録に残った議会改革に関する特別委員会での議論とまったく違う対応をし、他の議員はおろか市民まで欺いた行為。「惻隠の情」から固有名詞は書かないが、こういった事をするから、本来は市民の側である議会が市民から信用されなくなるのである。
 あとは、特別委員会発案、議会運営委員会での発案など、イレギュラーなかたちでしか動けないが、次の世代の議員立候補のためにも、1年前となる今議会で決着をつけたい。

Cimg2518 20時、脂がのったカンパチの刺身、函館のイカ塩辛、小粒納豆にほぐしたらこを入れたもの、ビール500ml2缶で夕食をとる。カンパチには再仕込み醤油を合わせたが、醤油にパッと脂が浮くほどの刺身だったので、相性はバッチリであった。
 食後、バーレーン王国に持参するお土産などを買い出し。

 22時から明日からの出張のための準備を行う。

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