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中越沖地震原発調査特別委員会 »

2010年3月23日 (火)

総務常任委員会審査平成22年度予算
コンプライアンス(法令遵守)、鉄道活性化

 3時、就寝。

 7時、起床。大粒納豆、辛子明太子、切り干し大根でご飯2杯の朝食をとる。

 9時、事務所に来客。専門家から見た市政における問題点についての資料を頂戴した。

Cimg2914 9時40分過ぎに市役所に移動し、10時から総務常任委員会の審査に出席。
 今日の審査は、先の総務常任委員会で審査した「議第19号 平成22年度一般会計予算」などの総合企画部、財務部に関わる議案である。
 一般会計に関する主な質疑は以下の通り。

・市長、副市長の年間給与
 前年比で5.7万円の減
*任期中、市長は20%、副市長は15%の減を実行中に加え、不祥事による減額

・職員給与
 847人、総額73億5173万円(正職員の数は減らしてきているが、臨時職員・非常勤職員の数は変わらない)。
 3年間、一般職員は3%減、部課長は5%減。

Q.臨時職員や非常勤職員が減っていないのは仕事そのものの改善をしていないからではないか。
A.適正計画にそって、仕事そのものの量も委託・アウトソーシングするようにしているが、一番コストがかからないのは非常勤職員の直接雇用。
Q.今年度末で総務省での報告された地方公共団体の共同事業については把握しているのか。

地方公共団体における事務の共同処理の改革に関する研究会報告書

A.いますぐではないが、方向としては研究していくものであり、人材育成計画のなかで取り組んでいきたい。

・弁護士誘致について
 県弁護士会に相談し、結果が見えた段階で予算化する。平成18年の三井田議員からの一般質問が契機となった。

Q.誘致に成功した事例を見ると、商売にならないと思っていたものの、結局はニーズが掘り起こされている。よって、ポイントは補助金の額が問題となる。また、司法書士ができる範囲が広がったというのが大きなハードルになろうが、軒先を借りている弁護士など独立を考えている弁護士をターゲットとして誘致に励んでもらいたい。
 答弁は結構。

・新市民会館費 4億8728万円
 運営主体は公募による指定管理者制度、運営費は年間1億5千万程度になると予想。本年10月から工事に着手し、24年3月末に竣工、24年夏の開館。

・コンプライアンス(法令遵守)体制推進事業4.2万円、職員研修費 378万円(前年度は209万円)
 中越沖地震被災により、減額してきたが、3年を経過することから元の規模に戻した。

Q.職員研修の中身はどうなっているのか。これほど不祥事が続いているので、公務員の基本たる研修やコンプライアンス研修に力を注ぐべきではないか。
A.研修の細かいことは決まっていない。これまで外部に委託を行っていたが、経費もかかるので、職員自前による研修を増やしていき、大人数ではなく、少人数で回数を多くしたい。年代ごとに割り振っての研修を考えており、コンピュータの研修室を全体の研修室として使用し、充実させる。
Q.これまで市職員を厳しく叱る「締め付け役」といった幹部職員がおり、指導している風景を見かけた。現在の市職員の不祥事が続くところを見ていると、「タガが外れた」状態に見える。市職員OBも活用し、またノウハウのある業務もあると思うため、退職した団塊の世代を含めての研修を考えてはどうか。
A.厳しいお叱りを受けたと感じており、「タガが外れた」状態まではないものの、研修の必要は感じている。退職者のノウハウ活用も含め検討したい。

Cimg2915 12時、休憩となったので、会派室に戻り、午後の審査で使う資料の整理とともに、「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食をとる。
 プリプリの肝がついた帆立は、ご飯よりも日本酒ぬる燗がほしくなる逸品であった。

 13時から総務常任委員会の審査「議第19号 平成22年度一般会計予算」の総合企画部、財務部関連が再開。
 主な質疑は以下の通り。

・随意契約の管理について
Q.公金詐欺事件については随意契約の扱いがポイントとなるが、随意契約のあり方、管理方法がどうなっているのか。根本的には随意契約については、原課が管理するが、財務部などで一括、管理する必要があるのではないか。
A.随意契約であっても、参加願は出しているので、一応の公平、臨機応変なので、原課にて管理し、執行していく。
Q.柏崎市役所全体の随意契約を財務部で一括管理する気はないのか。また、中身を見ないで承認してしまうことに対する改善策として、電子決済システムを入れたはずである。今回の公金詐欺事件に鑑みたシステムの改修や研修などはあるのか。
A.一括管理するような対応は、今とっていない。しかし、柏崎市役所全体の随意契約がどうなっているのか、検証していく必要がある。(財務部長)
 研修を充実させ、財務規則を理解させるようにしたい。(人事課)
 システム改修の費用は本年度予算に盛り込んでいない。今あるシステムの理解度をあげることで対応できる。(財政課)

・市有財産土地建物測量委託料 630万円
 旧西山町、旧高柳町の未登録物件を柏崎市の財産として登記するための調査委託料。

Q.昨年の予算審議の際にも問題になったと思うが、これで未登録の物件は無くなるのか。
A.平成18年から23年までの5年計画。1年間に80筆。400筆を目標する。現在まで344筆。もう80筆ほどで終了となる。

・収納業務システム開発(修正)委託料 825.2万円
 軽自動車税だけでもコンビニから納税できるようにシステム改修を行う。

Q.市民サービスとして便利にしていくことは良いが、先を見越したシステム改修を行ってほしい。今回は軽自動車税だけだが、他の納税もできるような先を見越したシステム改修なのか。軽自動車税のためだけなら、予算額は1桁違う。他の納税のために毎回これほどのシステム改修料がかかるのは許されない。
A.825万円のうち、800万円が実質の費用
。コンビニ対応は軽自動車だけが平成23年からであるが、今回はコンビニ決済するためのベースシステムを含む。他の税金も今後対応していく。

・日石跡地の環境について
Q.異臭をはじめ、日石跡地の土壌改良の話があったが、進捗状況はどうか。
 *分かってはいたものの、議事録に残す意味で

A.異臭は工事中にあったが、環境政策課にて対応した。土壌改良は完了している。

 15時から20分休憩したのち、再開。

・鉄道活性化事業 29万円
 上越新幹線直行特急早期実現期成同盟会負担金(15.3万円)、北陸新幹線建設促進期成同盟会負担金(5.7万円)、上越新幹線活性化同盟会負担金(5万円)、新潟空港整備促進協議会負担金(3万円)のみ。

Q.見たところ加盟金だけのようであるが、自らが主体となる事業は行わないということなのか。それとも加盟する団体で柏崎の鉄道活性化に関する事業を行うのか。
A.柏崎市単独での事業はないが、観光イベントのたびに鉄道の利用があがるような仕掛けをこれまでのように行いたい。また高速鉄道として、同盟会を全県的な問題に広げてもらい、新潟県縦貫高速鉄道という観点で県内の商工会議所、経済同友会などから協力してもらう。
Q.新潟県縦貫鉄道としての活動については、まったく同じ考えであるし、頑張ってもらいたい。それとは別にこれまで会田市長は、上越新幹線、北陸新幹線両方にアクセスできるまちづくりをすると答弁している。この事は柏崎市が主体的に行うことであり、新潟県縦貫鉄道という命題とは別のものである。これについて活動はどのように行うのか。
A.両方の新幹線にアクセスしやすくなるためには、特急の存在が大切であり、その要望をJR、国交省などに行っている。

・インターネット映像配信事業 252万円
 議会中継に使用

Q.議会中継だけに使われてるようであるが、本来の導入時の説明では行政側でも、市長記者会見をはじめ、活用するということであったが、どうなっているのか。
A.課題としてはあり、行政側でも活用していく。

 
・核兵器廃絶平和推進事業 113万円
 5月9日に市民フォーラム、秋に写真展を行う。

Q.一般質問でも行ったが、実際どのようなフォーラムを考えているのか。また写真展はどのような内容が中心になるのか。たとえば広い視野をもつために、 「火葬を待つ少年」など考えさせられる写真を扱ってほしい。

*核兵器使用の残虐性を日本の被爆写真を使って教えるのは良いが、多くの場合、左翼イデオロギーが入り込み、「原爆を落とされた日本が悪い」という反日の論理にすり替わる。戦争は軍人が基本である。銃後の女性、子供、老人を大量虐殺するこそが戦争犯罪であり、核兵器の悪用。その事を同時に教えてほしいという意味での質問である。

A.宣言を最初の年なので、宣言文の確認で平和について確認。行政が主催する写真展なので、広島、長崎の写真が中心になる。ただ、委員ご指摘のような視野も必要だと思うため、2回目、3回目に向けて検討したい。
Q.答弁は結構であるが、現在でも人権問題として東トルキスタン(ウイグル地区)には被爆問題があり、一般質問で述べたように世界は核兵器は増える方向。また「唯一の被爆国」という文言も厳密的には違う。そういった現実を抑えて、世界的な視野で学べるようなものにしてもらいたい。

・市職員の業務
Q.市職員の心の病についてはどういう状況か。
A.平成21年で療養休暇は18人おり、うち心の病は7人。休職は12人で、心の病は6人。

・契約全般について
Q.権利能力なき社団、任意団体へ柏崎市からの委託している事例があり、法人格がなくとも規則上は契約はできる。しかし問題は、その団体がキチンとしたものかを確認することにある。番神浜茶屋についてもそうで、問題が起こっている。どう改善するのか。
A.通常の業務でいえば、精査すべきもの。
Q.先の市民生活部の審査の際にも議論になったが、ルールの確認として、町内の集会所に補助金をだし(もしくは町内集会所は固定資産税を減免)、かつその集会所が営利を目的とした又貸しをしている場合は、補助金の財務規則上どうなのか。
A.その案件は聞いていないので、実態を把握したい。

 16時55分から20分休憩し、17時15分より再開。「議第19号 平成22年度一般会計予算」の総合企画部、財務部関連の審査が終了したので、「議第24号 平成22年度土地取得事業特別会計予算」など他の議案の審査を行う。
 そのなか、「議第53号 職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部を改正する条例」については勉強のため、以下のように内容を確認した。

Q.勉強のために教えてほしい。これは地方公務員法第55条の2第6項に鑑みた「職員が給与を受けながら、職員団体のためその業務を行う」

(職員団体のための職員の行為の制限)
第55条の2 職員は、職員団体の業務にもつぱら従事することができない。ただし、任命権者の許可を受けて、登録を受けた職員団体の役員としてもつぱら従事する場合は、この限りでない。
6 職員は、条例で定める場合を除き、給与を受けながら、職員団体のためその業務を行ない、又は活動してはならない。

第55条 地方公共団体の当局は、登録を受けた職員団体から、職員の給与、勤務時間その他の勤務条件に関し、及びこれに附帯して、社交的又は厚生的活動を含む適法な活動に係る事項に関し、適法な交渉の申入れがあつた場合においては、その申入れに応ずべき地位に立つものとする。
8 本条に規定する適法な交渉は、勤務時間中においても行なうことができる。

条例であろう。許可を受けて専従となっている人数、勤務時間中の交渉の実態は。
A.専従は1名。勤務時間中の交渉については、届け出をもらっているので、平成20年10月~平成21年9月まで延べ105人と交渉し、のべ196時間。

 議案審査が終わり、総合企画部から4つの報告「柏崎市機構改革」、「職員退職手当や公営企業職員退職手当などの変更の専決処分報告」、「市制施行70周年記念事業」、「合併時における行政制度の調整方針の取り扱い」。財務部から5つの報告「行政改革推進計画」「定員適正化計画」(総合企画部と合同、平成27年4月1日までに94人減の900人を目指す)、「平成21年度補正予算(第15号)議案の提出」(国の第一次補正予算、年度末に完了できない繰り越し工事)、「平成22年度補正予算(第1号)議案の提出」、荒浜漁港の浚渫費用の緊急措置)、「税条例の一部改正の専決処分について」(扶養手当の廃止に伴う家族情報収集、たばこ税の改定等)。
 ここで公明党・真貝委員から公金詐欺事件に関する報告を求める動議が事前にあったとの報告があったものの、取り下げることとなった。

 19時10分から10分間の休憩。再開後、討論・採決となり、「議第19号 平成22年度一般会計予算」だけは以下の通りに意見を付しての賛成とした。
*頓挫しているBDFをはじめ、バイオマスタウン構想にも言及したかったところ。

「賛成の立場であるが、次の3点について意見を付したい。
1.国策ではあるが、子ども手当の支給について、外国人で本国に子供がいる場合も支払い対象になっている。しかも戸籍上のチェックは行えない場合でも支給される。市民課がいかに外国人を把握するのかが重要となるため、慎重な調査を行うこと。
2.柏崎市が行う契約全般について、法人格を持たない権利能力なき社団への契約が行われているが、不明瞭な点が多く、問題と思われる事態も発生している。法人格をもたない任意の団体との契約には十分、留意してもらいたい。
3.先に起こった公金詐欺事件に鑑みれば、改善すべきは随意契約の扱い。随意契約は原課が管理すれば良いというものの柏崎市役所全体としての把握も必要である。この点について、財務部長から今後、全体を把握する必要もあるとの答弁があったため、今後の再発防止のためにも改善を望む」

 すべての採決が終わり、議案すべてが「可決」となった。最後に共産党が提出した「請第1号 消費税の増税計画に反対し、暮らしにかかる消費税減税を緊急に求める請願」の審査と採決。消費税の議論はこれからはじめるため、「反対」し、結果も1-7で「否決」となった。

 19時40分に終了し、事務所に戻ったところで来客。

Cimg2916 20時30分、さすがに料理をする気分にもなれなかったので、スーパーで買った「牛丼 398円」とひきわり納豆、ビール500ml3缶で夕食をとる。
 食事中、議会が伸びたためキャンセルした懇親会のメンバーから二次会へのお誘いがあったため、市内の某スナックに移動。

 久々にカクテルなどを飲む。ジンベースが好きなのでカクテルは、マティーニ、ジントニック。映画「007」のジェームス・ボンドは、ジンではなく、ウオッカをベースにしたマティーニをよく注文するシーンがあることを。

 23時、帰宅。

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