平成22年度代表質問
議員定数削減見送り・・・・・
出張前ということもあり、溜まっていたメールをある程度処理し、4時に就寝。
8時、起床。大粒納豆、鯖塩焼き、筋子でご飯2杯の朝食をとる。
シャワーを浴びたのち、9時過ぎに市役所に移動。
会派室で会派会議を行ったところ、先日の行政改革推進委員会からの議員定数に関して付言があったことについて、会田市長から議長に陳謝があったとの報告があった。
「行政改革推進計画策定に当たっての付言」(pdf形式)
行政と議会は二元対立の別組織であり、確かに越権行為ではあったが、現在の議会への苦言としては、市民の思いとともに指摘の通りという面も感じる。
*以前、一般質問の場で市長に議員定数は何人が適切なのかを質問した、二元対立が分かっていない議員もいる。
10時から本会議、9会派からの代表質問。
最初から会田市長を持ち上げるような質問が続き、しかも原子力財源にもふれ、柏崎市財政への貢献を答弁していた。
しかし、会田市長の実態は原発反対、廃炉を訴える社民党とズブズブである。
平成22年1月28日『柏崎日報』
参院選の戦いへ結束
社民党支部協が旗びらき
社民党柏崎支部協議会(会長・高橋新一市議)の
<中略>
旗びらきには関係者約百五十人が集まった。あいさつに立った高橋会長は「どういう形の選挙になっても戦い抜いて、近藤さんをもう一度国政の場に上げなければならない。原発問題で頑張っているのは近藤さんだけであり、県外の人たちからも期待されている」として支援を訴えた。山本亜希子・社民党県連副代表は「たくさんの議論を置き去りにしたまま柏崎刈羽原発の営業運転を押し切った政策に、近藤さんと一緒に疑問の声を上げてほしい」と呼び掛けた。
一方、一昨年の市長選で社民党が応援した会田市長の後援会の阿部晴弘会長が来賓として登壇し、近藤氏再選を期すとともに「会田市長をこれからも応援していただき、柏崎を良くしていきたい」と述べた。
<以下、略>
また、所属会派の丸山議員からの「ガス民営化をなぜ延期したのか」との質問に「中越沖地震による復旧のための企業債(借金)があるので・・・」という答弁を会田市長はした。しかし、これは詭弁。中越沖地震発生後に行われた柏崎市長選挙において、会田市長はマニフェストにしっかりと「ガス民営化 平成24年度」(13ページ)を書いており、中越沖地震があったから延期したという理由にはならない。
続く、自治研究会の砂塚議員の質問のなかでは、 「市職員給与を上げないとモチベーションが上がらない」などのトンデモ質問があった。議員定数の削減にも反対していることと合わせ、こうした議論を議場で行う議員がいることを、より多くの柏崎市民に知ってもらいたい。
また、柏崎駅の南北連絡橋もいま作る必要はあるのか、との質問もあった。これは本来、諏訪町から噴水公園までくる道路(車道+歩道)をそのまま8号線につなげるのがベストであろうと要望してきたが、用地や財源の関係で、歩道+自転車道の南北連絡橋になった経緯がある。さらには、エレベータがついているので箱ものの雰囲気があるとも主張していたが、車椅子や足の悪い方をはじめとするバリアフリー対応をすれば箱ものというのであろうか。訳が分からない。
12時、休憩となったため、集めた「選択的夫婦別姓法案に反対する署名」の郵送や各種手続きのため、市役所周辺をまわる。
12時40分、会派室に戻り、「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食。
13時、本会議、代表質問が再開され、社会クラブの高橋議員が登壇した。その質問のなか、「市内に法律事務所を開設する弁護士に対する補助制度について」という質問があり、いかにも弁護士の確保に柏崎市としてこれまで一所懸命であったかのような答弁であった。私自身、一期目の頃から何回も一般質問をはじめ、予算要望、委員会の場でも弁護士の必要性を提案し続けてきたが、実働は見えなかった。結果的に、柏崎に弁護士がいる状況になることが目的ではあるが、こういった詭弁が許されるのが納得のいかないところ。
公明党の真貝議員の代表質問において、「今年から始まる、まちづくりに関する助成金の対象は法人格をもつ団体か、法人格をもつように指導できる団体にすべきではないか」との質問があったが、会田市長は「こだわらない」と答弁。「こだわらない」のは良いが、市がキチンとした団体または個人なのかどうかを調査し、責任をもつ体制になっているかどうか、が本質的な問題である。
14時40分から55分まで休憩。
休憩再開後は3会派が代表質問を行い、うち平成会の吉野議員からの「核兵器廃絶平和都市宣言について」の会田市長の答弁は以下の通り。
「世界中のみなさんとともに、柏崎市としても取り組む。
県内では20市のうち17市が、全国では82.5%の自治体が宣言をしている。
市民一人一人がこの問題を向き合っていくことが大切だと思っておりますので、宜しくお願いいたします。」
・・・お花畑的発想であり、詳しくは一般質問で問い質したいと思う。
16時40分から16時55分まで休憩。
本会議が再開され、議案に関する質疑応答が行われた。
17時30分、本会議が終了し、18時過ぎまで市役所庁内での調査活動。
18時30分、事務所に来客があり、その他、『柏崎日報』紙での「定数削減見送りか」との記事を見て、怒りのお電話があった。
議員発案の締め切りは、今日の12時。これまで「22名」、「24名」、「とにかく削減」、「削減やむなし」の4つの意見統一を図るべく水面下での調整が行われてきたが、「削減やむなし」の会派が、土壇場になって定数維持派に切り崩され、屈服した。そのため本会議が始まるまでに定数削減の議員発案に合意できず、見送りとなったのである。
議事録に残った議会改革に関する特別委員会での議論とまったく違う対応をし、他の議員はおろか市民まで欺いた行為。「惻隠の情」から固有名詞は書かないが、こういった事をするから、本来は市民の側である議会が市民から信用されなくなるのである。
あとは、特別委員会発案、議会運営委員会での発案など、イレギュラーなかたちでしか動けないが、次の世代の議員立候補のためにも、1年前となる今議会で決着をつけたい。
20時、脂がのったカンパチの刺身、函館のイカ塩辛、小粒納豆にほぐしたらこを入れたもの、ビール500ml2缶で夕食をとる。カンパチには再仕込み醤油を合わせたが、醤油にパッと脂が浮くほどの刺身だったので、相性はバッチリであった。
食後、バーレーン王国に持参するお土産などを買い出し。
22時から明日からの出張のための準備を行う。
« ウルトラマンネクサスvsゼットン
アメリカ原子力政策:融資保証 |
トップページ
| 弾丸トラベラー2:バーレーン王国編
関西国際空港からマニラ空港 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 台湾スイーツ「豆花」台湾カフェ「騒豆花」視察(2019.04.18)
- 2019_柏崎市議会議員選挙応援演説(佐藤ひろたか候補@勝願寺)(2019.04.19)
- 追悼『ルパン三世』作者モンキー・パンチ氏(2019.04.20)
- 三井田たかお総決起大会~元気がでる大講演会(2019.03.08)
- 2019三井田たかお政策動画(地域経済の活性化、交流人口増大について)(2019.03.09)
コメント
« ウルトラマンネクサスvsゼットン
アメリカ原子力政策:融資保証 |
トップページ
| 弾丸トラベラー2:バーレーン王国編
関西国際空港からマニラ空港 »
定数削減の議員発案が出なかったのは非常に残念です。
これまでの経緯と裏事情?から察するに、定数維持派は最初から発案を阻止するつもりだったのでは?
なぜなら議会で継続審査→委員会で廃案という手法は、すでに市民に知れ渡っているからです。
発案がなければ議決もしなくて済むので、市民の前で削減を訴え、議会では定数維持派・・というタイプの議員にとっては好都合かと。
「議会改革に関する特別委員会」も、今となっては時間稼ぎにしか思えません。
今回の件は、柏崎市議会に対する市民の信頼を大きく損ないました。
これで「削減すべき」という市民の声はますます高まることでしょう。
その分、議員ひとりひとりを見極めようとする動きも出て来るのではないでしょうか?
誠意ある議員さんには、これまで通り頑張っていただきたいと思います。
投稿: 紫 | 2010年3月10日 (水) 08時17分
紫さん、コメントありがとうございます。
今議会に結局、議員発案をだせなかったのは、一つに多数を占める定数維持派の謀略、そして定数削減派の優しさが裏目にでてしまったことかと思います。
我々、定数削減派は、「定数削減やむなし」との意見を紙で提出した某会派に対し、特別委員会やその他の公の場所での発言と【逆の行動はしないだろう】と、優しさをもって見ていたのですが、結局は裏切られました。
ご指摘のような【市民の前で削減を訴え、議会では定数を維持する議員】の存在(しかも選挙では上位当選)を、多くの柏崎市民に知ってもらうとともに、我々も心を鬼にすることが大切と勉強したところです。
昨日の『柏崎日報』紙上にも議員定数削減すべし、との市民の方からのご意見も掲載されたところですので、次の議会まで世論のさらなる喚起とともに、議案提出を目標に活動したいと思います。
投稿: 三井田孝欧 | 2010年3月10日 (水) 12時32分