旧柏崎ぶどう村の責任問題と議員定数
トルコ東部地震の余波
依頼されたノートパソコンの修理作業を行い、やっと再インストールまで終えた5時過ぎに就寝。原因はハードディスククラッシュとCPUファンの不良だったため、ハードディスクは在庫品と交換し、CPUファンはモーター部を取り替えた。
8時、起床。大粒納豆、ピーマンの油炒め、かに汁でご飯2杯の朝食をとる。
9時、熱めのシャワーを浴びたのち、市役所に移動。
9時40分から会派会議を行った後、10時から本会議に出席する。一般質問の3日目、最終日となる。
2番手として登壇した所属会派の五十嵐議員が、自己破産した株式会社柏崎ぶどう村についての質問を行った。
これは平成19年あけてすぐ、会田市長は8000万円の株式会社柏崎ぶどう村増資議案を提案しながら、いきなり議案を取り下げてしまい、議会は選挙のためウヤムヤのうちに株式会社柏崎ぶどう村は自己破産するに至った。
株式会社柏崎ぶどう村自体、柏崎市として酒造免許がとれないということから民間の会社社長に依頼して、第3セクター会社を作って始まった経緯がある。
柏崎市は収入役を監査役として送り込んでいた。
そして株式会社柏崎ぶどう村が窮地に陥ったところで、経営責任を民間経営者に投げてしまい、上記の通りの迷走。さらには市職員、議員をはじめ、市民の多くにワインを買ってもらえば救えるというキャンペーンも行った。自己破産後、民間経営者と柏崎市との間で調停となり、平成22年1月20日に調停不成立になっている。調停内容については非公開であるため詳細は不明であるが、救済するならする、救済しないなら最初から議案提出もせず売却など他の手法を考える、という決断を会田市長が行わなかった責任は大きい。
跡地と設備は、いまだに買い手がそのままとなっている。
会田市長の答弁は、今後も旧経営陣と話合うのもやぶさかではない、跡地は農業法人など担ってもらえる相手を探すというもの。責任はまったく感じていないようである。
11時55分から休憩となったため、急ぎのメール返信や電話を終えたのち、会派室に戻って「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食をとる。
体が疲れているのか、酢の物が染み入るように美味しく感じる。
13時、本会議、一般質問が再開。社会クラブの某議員(元市職員)からは「官製ワーキングプア」が生み出されているのではないか、との質問があった。市の非常勤職員(平成267人、平成19年度313人、平成22年は282人予定、パートは入れず)の給与が少ないので、改善はないかという内容。確かい実質、責任を伴う同じ仕事をやっている事例があるなら、非常勤職員の給与は考えるべきであろう。しかし、そこに触れるなら、まずは正規の職員数が適正なのか、必要な能力はあるのか、そして職員給与を考えるべきである。正規職員の給与、数はそのまま、非常勤職員給与も上げよ、というのであれば、柏崎市政はこのまま崩壊となろう。
さらには、原子力発電所の耐震関係の議論、国の言うことは信じられない、との強い口調で発言。しかし、原発反対、廃炉だ!と市民の前では発言しながら、議場の中では原子力発電に関する交付金には賛成をしている。これから審議する平成22年度一般会計には特別に交付されることが決まった原子力に関わる34億円のうち17億円がある。筋を通すなら反対するべきであろうが、賛成するのであろう。
15時10分から休憩となり、会派室にて溜まっていた携帯電話への着信に対し、電話連絡を行う。
15時25分、本会議、一般質問が再開。2名の議員による質問が終わった後、追加議案の説明となった。
ちなみに某議員からは、平成24年度の中学校体育における武道必修化の質問があったが、
「国旗には反対して、何言ってんだ!」
「武道の礼には日の丸じゃないのか!」
との野次が飛んだ。さらには、3問の質問が終わったあと時間が余ったので1問目の質問に戻って質問する、というルール無用の流れを行ったが、何と斉木議長はこれを許可した。これが許されるなら、次回から活用させてもらおうと思う。
追加議案の最初は「承第3号 付議事件の訂正について」である。これは先日、平成22年2月23日に議会に提出した「議第32号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部」の条文を平成22年3月2日にあった総務省からの通知に反映するため、訂正したいというもの。議会に一度提案し、説明した以上、訂正には議会の承認が必要になる。
さらに追加の「議第52号 平成21年度一般会計補正予算(第14号)」もあったが、これは昨年の7月に臨時議会で決めた麻生内閣による地域活性化公共投資臨時交付金である。一次分の800万円は既に柏崎市に来たが、今回は二次分として2.9億円が交付される。この交付金で公共投資をし、地域経済を活性化するというもの。この不況下に、早く麻生内閣の景気刺激対策を行えば良かったのである。政権交代という美名に酔った民主党、結局、この時期にきて、そのまま実行するという間抜けぶり。まさに鳩山不況である。
17時10分、本会議が終了。
17時15分、「議会改革に係わる特別委員会」の日程調整会に出席する。今議会で議員定数削減の議員発案が見送りになったことにより、次回の日程とテーマを以下の通り決定した。
平成22年4月13日(火)10時~
平成22年4月28日(水)10時~
調査や資料整理を終え、18時に事務所に戻る。
20時までトルコ東部地震の募金をどうするのか、いつのタイミングからはじめるのかを関係者と連絡を取り合う。
20時50分、豚のヒレ肉を使った一口トンカツ、茹でたグリーンアスパラ、キャベツ、ひきわり納豆と梅干し果肉を混ぜたもの、ご飯2杯で夕食。キャノーラ油を使っているものの、さすがに油がくたびれてきたので、軽さがなくなってきている。
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コメント
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こんばんは!
柏崎日報見ました??
市長「信頼回復へ全力」と言う見出し!
ピッカラで一部始終聞いてましたが、詐欺の調査を終了するのか?なる問に対し、
警察ができない事は出来ない。調査権が無い。
繰り返したのは、市長と副市長。何処が全力なのでしょう?初日に何とか言う議員に(覚えてません)「信頼回復へ職員が全力で・・・」とか言っといて、やるべき事はやらない。
口で言うだけで何もしないで信頼が回復できるのなら、世の中楽ですね。
更に、今井に二回面接して、一回電話したが、あまり喋ってくれなかった。
業者に何人か聞いたが、何もわからなかった。
それで、調査委員会なんだ?
最初から何もしないと断言しても同じ!
市民の不信感は更に深まってる。
記事の内容、平行線で終わったと書かれていて、でも、あの見出し!!!!どこかでお茶沸かして良いですか?
更に、三井田氏より今井が恐喝をしたと暴露が有りながら、まるで触れない。
柏崎日報って、偏りすぎです!!!
投稿: みゅう | 2010年3月10日 (水) 21時32分
報道関係者席に、新潟日報の人が座っていたはずなのに、新潟日報は記事にすら成っていないですよ。(見落とし?)
記事になっている分、柏崎日報の方がマシなのかなぁ・・・?
マスコミによる「報道しない自由」が行使されていますね。
投稿: 東本町の民 | 2010年3月10日 (水) 22時54分
今井の件、その他に2社が見ていましたね!
新聞社ではないので、暫くしてから大砲を撃ってくれると思いたい。
投稿: みゅう | 2010年3月11日 (木) 13時53分
テレビと新聞が信用できないって、ホント嫌な世の中ですね。
新聞社と言えば、アカヒと変態は記者すら来ませんでしたね!
┐(´д`)┌ヤレヤレ
投稿: 東本町の民 | 2010年3月12日 (金) 09時09分
みゅうさん、コメント、そして一般質問をお聞き頂きありがとうございます。
これが現在の柏崎市政であり、「公平、公正」もあったものではありません。
臭い物に蓋をしようと思う連中がいかに多いかを、少しでも多くの柏崎市民に伝えることが今の使命だと思っております。
各種マスコミから水面下での取材を受けておりますので、また動きがあると思います、というより信じております。
投稿: 三井田孝欧 | 2010年3月20日 (土) 21時18分
東本町の民さん、コメント、そして傍聴ありがとうございます。
柏崎市民もそんなに騙される方ばかりではなく、FMピッカラでの放送もお聞き頂き、正しい判断をしてくれることを願っております。
本当に議場で何が起こり、柏崎市政がいかに危うい状態にあるのか、引き続き訴えていきたいと思います。
投稿: 三井田孝欧 | 2010年3月20日 (土) 21時20分