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2010年5月 9日 (日)

柏崎市制施行70周年記念事業
核兵器廃絶平和都市宣言記念フォーラム

 なかなか参考資料が読み終わらず、4時に就寝する。

 8時、起床。大粒納豆、山芋とろろ、生卵でご飯2杯をかっこむ。

 9時から13時まで、市内某所で選挙に関しての市内まわり。民主党への批判はかなり強くなってきた感がある。

 13時過ぎ、一旦、自宅に戻り、食パンにピザソースとニンニクスライス、ひきわり納豆、とろけるスライスチーズをのせてオーブンで焼いたものと若布の酢の物、低脂肪乳で昼食をとる。

Cimg3478 13時40分、柏崎市市民プラザに移動し、柏崎市市制施行70周年記念事業「核兵器廃絶平和都市宣言記念フォーラム 山本コウタローさんによる講演会・ミニライブ『ボクのピースメッセージ』」に出席する。
 ステージには国旗も市旗もなし。
 14時から開会となり、会田市長の挨拶となったが、

「議会における『柏崎市が核兵器廃絶平和都市を宣言することを求める決議』が全会一致でなかったのは残念」

と調子の良い事を発言していた。核兵器を廃絶すればお花畑の平和が来て貧困が無くなる、というあの内容に賛成する事自体どうかしており、かつ行政の長が議会の判断に言う言葉ではない。しかも、この発言によって市長与党議員とグルになって行った決議ということが確定した。
 続く齋木議長はまだまともかと思ったが、

「被爆から65年、私たちは過ちを繰り返さないよう・・・」

と自虐史観丸出し。原爆を投下し、民間人の大量虐殺を行ったのはアメリカである。
 ちなみに両者とも、持ち込んだメモを読みながらの挨拶であった。
Cimg3477 挨拶のあと、広島市長、長崎市長からメッセージがあったが、オリンピック誘致に協力してほしいという、地元でも賛否が割れている要求付き。どうも感覚が違う・・・・。
 続いて、「柏崎市核兵器廃絶平和都市宣言」が朗読され、既に柏崎市として宣言したにも関わらず、ここで拍手で賛同を求めるというアホな進行に驚く。
 音響設備やギターなどが準備され、14時30分から講師である山本コウタロー氏が登場。まずは

「『走れコウタロー』と『岬めぐり』の2曲で40年」

との自虐ネタから始まり、10分間は『渡る世間は鬼ばかり』(第9シリーズ)への出演やテレビから遠ざかっていて一般の方からの受けが変わったことなどの話であった。
 その後は以下の通り。

<生い立ちと平和への願い>
・千代田区の生まれで千代田区歌を今でも覚えている(実際に歌う)。
・学校では戦後の新しい憲法にワクワクし、教師もワクワクしていた。

→ 注:GHQによる占領により、日本が主権をもたないときに、日本国憲法が発布された。まともな教師などは公職追放にあっている。

・小さい頃は、父親からの伝聞で戦争のことを知り、平和を考えるようになった。
・父親は大正8年生まれで、大学生のとき、学徒出陣。しかし鹿児島での訓練中に結核となり、戻ってきた。
・小さい頃は初詣などは靖國神社だった。あるとき、靖國神社の反対側が真っ白だったが、それは傷痍軍人の集まりだった。父は「ご苦労様でした」と言って募金していたが、子供として戦争は怖いものだと分かった。

<テレビの時代>
・今では考えられないチャンネルの構造だが、子供の頃にテレビ放送がはじまった。
・『頓馬天狗』(姓はオロナイン、名はなんこう)など、大らかな時代だった。
・家父長の社会だったので、父が会社から帰ってくればチャンネルの選択は父。父は米軍による戦争ドキュメンタリーを見ていたので、自分も見るようになった。
・第二次世界大戦のドキュメンタリーが多く流れており、日本の暗黒の時代を知った。

→ 注:この頃は「真相はかうだ」をはじめ、GHQによる日本人への戦争贖罪意識植え込み(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)の真っ最中。

・特に印象に残ったのはサイパン島での投身自殺であり、米軍が日本人をなぜ救出しないのか不思議に思った。
・サイパン島で慰霊した天皇皇后両陛下には頭が下がる。
・米軍が民間人を追い込む映像を見て、平和についてますます考えるようになった。

<音楽の影響>
・ロカビリーやビートルズが日本に入ってきた。

歌:ポール・アンカ「ダイアナ」
・ベトナム戦争が始まり、アメリカでも反戦歌が出てきた。
・学生運動に身を投じたが、反暴力主義だった。

歌:ボブ・ディラン「風に吹かれて」
・1969年は東大で入試がなかった年でその頃に大学生になった。

<父との喧嘩>
・学生運動にのめりこみ、ほとんど家には帰らなかった。
・ある日、父に説教されたが、父が戦争を止められなかったこと攻め、どなりつけた。父との沈黙の時間があったあと、父はず「仕方なかった」と言って寝た。
・「仕方ない」人生を送りたくないため、平和のことなどできる限りの人に話をする。
・平和コンサートも「仕方ない」人生を送りたくないための活動。

<核兵器の廃絶>
・夢かも知れないけど、核兵器を廃絶するため、皆さんと一緒に頑張りたい。

歌:山本コウタロー「走れコウタロー」
歌:ジローズ「戦争を知らない子供たち」
歌:かぐや姫「神田川」
歌:フォーククルセイダーズ「あの素晴らしい愛をもう一度」
歌:山本コウタロー「青春は心の中に」
歌:ほぼウィークエンド「森へ帰ろう」
歌:山本コウタロー「岬めぐり」

 16時10分に終了となった。さすがに山本コウタロー氏自身が、これまで主張してきた反原発の発言はなかったが、本当にこれが柏崎市民の貴重な血税を使っての核兵器廃絶への取り組み、としてふさわしいものなのか、非常に疑問が多く残った時間であった。
 懐かしフォークコンサートならそれはそれで別の機会に作るべきである。

 ちなみにアメリカ国内の「核なき世界」への評価は以下の通り。


平成22年4月25日『産経新聞』

「核なき世界」米政権でも賛同者少数
共和党は猛反発/同盟国に不安感

【ワシントン=古森義久】オバマ米大統領は「核なき世界」の大目標の下に核安全保障サミットを終え、核拡散防止条約(NPT)の強化へと進む意図を強調しているが、当の米国ではなお同大統領の大構想の実現への熱い賛同が内外でほとんど表明されていないことが指摘されている。
 19日付の米紙ワシントン・ポストは「オバマ氏は核廃絶の野心への支援を得ていない」と題する記事で「オバマ氏の『核なき世界』への動きに従う人たちは存在するのか」という疑問を握起した。同記事はその答えとして「米国議会は分裂しており、国民は経済など他の問題に関心を奪われている」と報じた。
 核安保サミット後の同紙の世論調査では、同サミットがまとめた軍事転用可能なプルトニウムの安全管理の任意の措置について「あまり信用できない」と答えた人が56%に達した。
 オバマ大統領の核廃絶政策への反応については民主党系の主要研究機関「カーネギー国際平和財団」が最近、発表した報告で同様に米国内外での積極的な支援が少ないことを指摘した。
 同報告は①オバマ大統領の核廃絶の呼びかけは政権内部の閣僚や議会の与党民主党指導層の明確な関心の表明も得ていない②核保有国のロシア、中国、フランスや、イスラエル、インド、北朝鮮などは核廃絶への具体的措置には難色を示している③非核諸国の間でもその種の措置に消極的な抵抗を示す国が多い④米国の欧州やアジアの同盟諸国も今後の核関連の脅威への抑止をどうするかに関しての不安を表明している⑨核廃絶には国際的に諸国間の政治・安保関係の根本的な改善も並行して行わなければならない-という諸点を強調した。実際にオバマ政権内でもロバート・ゲーツ国防長官やマイク・マレン米軍統合参謀本部議長は核安保サミット前後にも核兵器の重要性を力説する言明を続け、核廃絶に直接にはほとんど言及していない。
 政権外となると、共和党側の有力者たちはオバマ大統領の「核なき世界」構想を、核抑止を不安定にする危険な政策として正面から反対する。共和党のニュート・ギングリッチ元下院議長は今回の核安保サミットを「みせかけだけのショーだ」と断じ、大統領の核廃絶などの一連の演説を「1920年代にジュネーブで実施された無意味な軍縮を想起させる」と酷評した。
 保守系のコラムニストのチャールズ・クラウトハマー氏も「オバマ大統領の核廃絶に関する実効措置の対象にはいまの世界が核拡散防止では最優先すべき相手のイランとパキスタンの両国が含まれていない」と述べ、民主党主導の核拡散防止への根本的な不信を表明した。


 16時30分、事務所に戻ったところで来客。ある郷土資料を貸してほしいとの事だったので、スキャナでpdfファイルに変換しお渡しする。

Cimg3479 18時、たっぷりの鶏挽肉に大徳寺納豆、豆味噌、粉山椒、豆板醤、唐辛子、絹ごし豆腐で作った激辛麻婆豆腐、カラシ菜の塩昆布和え、ゼンマイのおひたし、ビール500ml3本で夕食をとる。
 ビリビリ感を楽しむため、かなり大量の粉山椒を入れたが、やはり本場の花椒にはかなわず残念。

 20時から事務所にてイベントの周知文書や企画書を書く。

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コメント

山本コータローはもともと反日感情がある人間だ。なぜこんなやつを70周年記念事業に呼んだのか意味がわからない。

 桜木町の旦那さん、コメントありがとうございます。
 反日というよりも、反原発で選挙まで出た方(ちなみに、柏崎は新潟県でいいのかどうかも客に問うていました)を柏崎市に呼ぶ感覚、そして柏崎市民の皆様からの貴重な血税を使うレベルであったかどうか、何かムカムカとした気分です。

反対意見を載せないインチキ野郎!

 吾作さん、コメントありがとうございます。
 申し訳ありませんが、主語を省略せず、お書き頂ければ幸いです。

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