平成22年度おもちゃドクター連絡会総会
海外に出て知る日本への好評価
3時、就寝。
7時、起床。月刊誌2誌を持ち込み、1時間ほどの長風呂に入る。
8時30分、大粒納豆、鰺の干物、焼きたらこ、しらす干しでご飯2杯の朝食をとる。
9時、11時と事務所に来客があり、柏崎市役所の不祥事について隠蔽されていることなど色々と情報をお聞きした。無念の思いを残された方のお話には、ただただ力になれなかった事を悔いるのみ。
12時、ミートソーススパゲティ、ガーリックトーストで昼食をとる。食後から15時まで急ぎの事務仕事を行う。
15時過ぎから17時過ぎまで、参議院議員選挙に関する市内での活動。
18時、柏崎市社会福祉協議会に移動し、平成22年度おもちゃドクター連絡会総会に出席する。柏崎のおもちゃドクターは新潟県内でも先進的に行ってきており、すでに10年が経過している。
会議の内容は、平成21年度活動報告や会計報告、そして平成22年度予算や活動予定の確認。
総会終了後、19時20分、「三世志家」(電話:0257-21-6545)に移動し、懇親会となった。
最初の一杯は生ビール、あとは瓶ビールで色々なお話をお聞きしながら注いだり、注がれたり。参加されている方の年代が上は80代、下は30代と幅広いため、非常に面白いお話をお聞きできた。
22時、有志2名とともに、市内の某スナックに移動し、2次会。案の定、FIFAサッカーワールドカップ「日本vsオランダ」をお客さん、お店のスタッフで見守るような状況になっていた。
惜敗ともいえる1-0という結果を確認したのち、カラオケ。お約束の「宇宙海賊キャプテンハーロック」や「銀河鉄道999」を歌う。
柏崎市民として、そして日本国民としてお恥ずかしい思いをした旧柏崎トルコ文化村のアタチュルク像であるが、今年「2010年トルコにおける日本年」に解決できたことは不幸中の幸いである。
この事を反映し、そして自衛隊の崇高な任務について、実体験を踏まえた筑波大学名誉教授の村上和雄先生の文章が『産経新聞』に掲載されたので、以下に引用し、ご紹介したい。
ちなみに村上先生は、DNA解明の世界的権威であり、高血圧のもととなる酵素「ヒトレニン」の遺伝子解読に成功、ノーベル賞も近いと言われている。
平成22年6月14日『産経新聞』
【正論】
海外に出て知る日本への好評価
筑波大学名誉教授・村上和雄
今年は「2010年トルコにおける日本年」で、1年間、日本とトルコ間の経済・文化・学術・教育・スポーツ・観光などの幅広い分野における交流が行われる。公式のキャッチフレーズは「トルコと日本は、もっと近くなれる」である。5月6日、私はイスタンブール日本国領事館を訪問した。
≪教科書に載るトルコ人救助≫
トルコは現在、大変な親日国であるが、そのきっかけは、今から120年前にさかのぼる。明治23(1890)年、オスマン帝国の軍艦エルトゥールル号が初来日し、明治天皇に拝謁(はいえつ)後、帰途についたとき、和歌山県串本町の大島沖で台風のため座礁沈没した。
その際、大島の島民総出で必死の救助活動が行われた。この日本人の献身的救助活動は、トルコの小学校の教科書にも記載されており、今でも広く国民の間で知られている。
そして、生存したトルコ人を、軍艦でイスタンブールまで送り届けた軍人の中に、日露戦争の日本海海戦で参謀として大活躍をした秋山真之もいた。
トルコ人の救出から95年もたった1985年、イラン・イラク戦争中に、イラクのフセイン元大統領が「今から48時間後にイラクの上空を飛ぶ飛行機は民間機でも撃墜する」という声明を発表した。
当時の日本政府は、急な事態に対応が遅れた。そのとき、時間ぎりぎりにトルコの民間機が、テヘランに取り残されていた在留邦人215名全員を救出してくれた。
外務省が問い合わせたところ、トルコ政府は「私たちはエルトゥールル号のことを忘れていない。だから、日本人が困っているのを知って助けに来た」と答えたという。私はトルコと日本の実にすばらしい友情物語を知り感動した。
≪自衛艦に守られての船旅≫
「2010年トルコにおける日本年」の日本側名誉総裁は寬仁親王殿下である。殿下はトルコの行為を「海で助けてもらった恩義を空でお返しをするということ」と表現しておられる。
一方、日露戦争は、帝国主義時代に、アジアの小国であった日本がロシアの南下を食い止め、国家の安全と独立を保ったが、この勝利は日本だけでなく、世界にも大きなインパクトを与えた。
その一つがロシアの脅威にさらされていたトルコであった。日本の勝利を喜んで、イスタンブールの街では、息子や孫の名前を、東郷平八郎元帥や乃木希典大将にちなんで「トーゴー」や「ノギ」と名付け、「トーゴー通り」ができたほどである。私たち日本人は、案外このような事実を知らない。
そして、トルコ人は今でも、日本人が好きで親近感を示すのを今回の船旅で実感した。
2005年以来、私は仕事をかねて日本最大の客船「飛鳥II」に乗り船旅を楽しんでいる。旅、特に外国への旅は、私たちを日常生活から解放し、新しい世界を開かせてくれる良い機会である。
快適な船旅をすることにより、乗客の病状などが改善する事例に毎回であう。これは環境を変えることにより、良い遺伝子がオンになるのではないかと考えている。
今年は、以前にはない貴重な経験をした。その一つは、海賊対策として自衛艦に守られながら、アラビア海およびアデン湾を4月下旬に通航したことだった。飛鳥IIを含む十数隻の船は、海上自衛隊護衛艦2隻、国土交通省、英国情報収集機関(UKMTO)とも密接に連絡をとりながら通航した。
その数日間、乗船客は昼夜を問わず、オープンデッキ、客室のベランダには出ず、窓際には近づかなかった。さらに、夜間はオープンデッキの照明はすべて消灯し、部屋のカーテンを閉めて、室内の照明が外に漏れないようにした。乗客たちは、太平洋戦争中の灯火管制を久しぶりに思いだした。
≪世界に良い影響与える国≫
警護が終了した際、乗客は自衛艦やヘリコプターの隊員に手を振り、「ありがとう」の垂れ幕を揚げて感謝の気持ちを表した。その時、多くの乗客には熱い想いがこみ上げてきた。
日本の国内にいると、海賊の出現などという事態を、なかなか実感できないが、国際情勢は、日本にいる私たちが考えている以上に厳しいことを感じた。そして、自衛隊の存在や役割について考える機会にもなった。
そもそも、自衛隊は発足以来、国民から十分に評価されてこなかったように思う。生命の危機を伴う業務に従事させながら、それを政治家や国民が十分に認知しないのは正しくないように思った。
話は変わるが、いま、最も良い影響を世界に与えている国の最上位に日本が挙げられている。この世論調査は、米国メリーランド大学と英国のBBC放送が、27カ国の約2万8000人を対象に行って、2007年、世界600のメディアで発表された。
日本は、高い技術力を持ち、平和国家であり、海外でのマナーの良さなどが評価されている。日本にいると、日本はますます悪くなっているように感じるが、世界の評価は少し違うように思った。
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コメント
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>国際情勢は、日本にいる私たちが考えている以上に厳しいことを感じた。そして、自衛隊の存在や役割について考える機会にもなった。
私がいつも思っているのはこのことです。
日本以外の国々は、もっと動物的で、こちらが弱いとなると、相手は一歩踏み込んでくる、
強ければ下がる、という、割と単純な力世界です。こちらが平和を唱えていれば相手も襲ってくるはずなどない、というのは虚構です。
投稿: ブラックベリー | 2010年6月20日 (日) 14時52分
ブラックベリーさん、コメントありがとうございます。
「世界は腹黒い」、この事を今後も伝えていきたいと思います。
投稿: 三井田孝欧 | 2010年6月24日 (木) 14時28分