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2010年10月12日 (火)

台湾家族旅行 2日目
鳥来、九份

 現地時間6時(日本時間7時、時差-1時間)、起床。起きた途端にノートパソコンの電源を入れるも、状況変わらず。CPUファンエラーで起動しない。

 シャワーを浴び、NHKニュースなどを見る。こうやって海外でも見られるNHKだからこそ、偏向報道はやめてほしい。

Cimg0454 7時30分、ホテル1階にてビュッフェ形式の朝食。中華かゆと食パン、ハム類などがあり、パン2枚、ハム3種類(プレス、チキン、ポークロース)、サラダ、ゆで卵、オレンジジュースをとる。昨日あわてて自宅をでたので、納豆を持参してこなかったことを後悔。

 8時40分、今日の案内をお願いした謝氏とドライバーの温氏と合流し、車で鳥来(ウーライ)に向かう。この時点で気温は30度を越えており、暑い。

 Cimg0463台北市内から南方向に約50分で鳥来に到着。鳥来は原住民の言葉で「温泉」という意味で、後から漢字をあてはめたもの。
 かつて高砂族と呼んだ台湾原住民のうち、タイヤル族が住む。また、ここには「高砂義勇隊慰霊碑」もあり、訪れるのは2度目である。
 ちなみに、台湾原住民の血をひく、日本でも知られる台湾人は歌手ジュディ・オング、最近、以前にも増して綺麗になったビビアン・スー(徐 若瑄:シュー・ルオシュエン)がいる。

Cimg0457 まずは滝を見ようと、トロッコ電車で「鳥来駅」から「瀑布駅」まで移動(チケット 50元)。
 トロッコ電車らしいゆっくりとした速度で、鳥来の自然を楽しみながら、約10分で1.6kmを走る。

Cimg0466 9時50分、トロッコ電車の「瀑布駅」に到着。日本統治時代には「鳥来白糸の滝」と呼ばれた滝の前で、写真を撮る。その後、タイヤル族の華やかな民族衣装を着た女性がお土産品の誘いに来るのを横目に、 「鳥来活力村Gaga劇場」に移動。

Cimg0470 10時から「鳥来活力村Gaga劇場」にて、タイヤル族の部族ショーを観る。若い男女によるショーで、歓迎の踊り、鳥来発見から他の部族との衝突(首狩り)、農耕への目覚め、結婚など日本語字幕の解説もあり、感動する内容であった(写真撮影は禁止)。途中、踊りに参加してほしいとのお誘いもあったが、祖母もいたため、申し訳なく断った。

 ショー終了後、できれば「高砂義勇隊慰霊碑」に行きたかったが、時間がないことに加え、祖母があまり歩けないこともあり、次回の訪台時の宿題とした。ガイドをお願いした謝氏は、20代であるからか、我が新潟県佐渡出身の本間政晴中将と台湾の関係(「台湾軍の歌」含め)のことはもとより、慰霊碑の存在も知らなかった。

Cimg0479 車に50分ほど乗り、12時20分、台北市内からは東側に位置する瑞芳(スイホ)の九[イ分]に到着。
 瑞芳自体は、もともとは石炭で潤っていた町であったが、石油の台頭ともに衰退し、いまは九份への観光で成り立っている。

 Cimg0473九份は高い山に位置しており、かつて9家族だけが住んでいたため、ふもとの町に買い物に来た際、「9人分の食料」を買っていったことから、九份という地名がついた。金脈も発見されたことから、かなりの賑わいとなり、一時期は台北よりも華やかな町であった。その時代、中華と日本の建築様式が入り交じった建物が建設されたため、ノスタルジックな雰囲気を醸し出している。
Cimg0475 1989年、ヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞を受賞した『非情城市』や宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』(千尋の両親が豚になるシーン)で舞台となり、一躍有名観光スポットとなった。最近では韓国の『ON AIR』というドラマのロケを行ったということで、韓国からの観光客も爆発的に増えたという。

Cimg0482 12時30分、台湾創作料理の「九戸茶語」にて、昼食。コース料理をお願いし、名物料理になったという「[石廣]車石頭蝦」(石焼のエビの紹興酒かけ)や「梅汁鶏腿塊」(鶏の腿肉の梅汁漬け)を食べながら、お茶をグビグビと飲む。ご飯がおかわり自由との事で、まず1杯を食べてみたが、近年食べたことがないほどの不味さであった。ご飯だけは残念である。

Cimg0510 食後から1時間ほど散策。1950年代を再現した日本の昭和レトロのような店もあり、かなりの活気であった。
 ノスタルジックな風景もさることながら、日本の高度成長期を思わせるような雑然とした店も魅力である。

Cimg0516 食べ物屋さんも多く、各種のスイーツに加え、独特の匂いでマニアを呼ぶ臭豆腐や名物であるタロイモを使った餅「九戸芋圓」などがあったが、個人的にギュン!ときた「九份山猪肉香腸 40元」(豚肉のソーセージ)を購入し、立ち食い。甘い味付けが好みではなかったが、肉は美味い。

Cimg0521 15時、台北市内に戻り、免税店「金龍」に立ち寄る。母と祖母が買い物をしている間、お茶を飲んでいたところ、流暢な日本語を話すご高齢の男性から話しかけられた。劉明勳さんという方で、台湾大学、早稲田大学院を卒業、日台『亜東協会』(駐日大使館)で東京、大阪(1972年~1978年)と広報担当をされたそうである。田中角栄元首相に「なぜ台湾を捨て、中共(中国共産党)と手を組んだのか」との抗議文を送ったそうで、新潟県の柏崎から来たということで、新潟県ネタで30分ほど話し込む。

Cimg0524 17時30分、免税店をでた場所で法輪功が中国共産党に受けている弾圧や内蔵売買などの実態を訴えるパネルを持って活動をしていた。目的は、中国大陸から台湾にきた観光客に中国共産党の残忍さを訴えるためであろう。せっかくなので、何か支援できることはないものかと思ったものの、募金箱もなかったので、「加油」(頑張って)と声をかけた。

Cimg0526 17時50分、世界十大レストランにも選ばれた「鼎泰豐 本店」にて夕食。白衣のようなものを着たトイレ専門係りを用意するほど、衛生管理と顧客サービスに徹している。食べた料理は、小籠包、蟹粉小籠包(蟹味噌入り小籠包)、菜肉蒸餃、空心菜、スーラ-湯、豆沙小籠包(小豆入り小籠包)。

Cimg0535 小籠包の食べ方として、細切りにした生姜を入れた小皿に酢と醤油を3:1の割合で入れ、そこに小籠包をひたしてからレンゲに入れて、スープを残さず食べるとのガイドがあった。しかし、肝心の小籠包が熱くなく、ピュッとでてくるスープも期待はずれ。コースで頼んだ料理を出し切ることにパワーが集中しており、同時に四品以上でてきたのもマイナスであった。

Cimg0542 19時、士林夜市にでかけ、40分ほど散策。どうしても日本のキャラクターのパチものに目がいってしまい、どれくらい笑えるパクり具合なのかを楽しむ。屋台料理お約束の臭豆腐を食べようと思ったものの、臭いに耐え切れない母と祖母にとがめられ断念。

 21時、ホテルに戻り、部屋で荷物の整理を行う。

 23時、ホテル近くのコンビニでビール 500ml(台湾ビール「金牌」40元)2本を購入。熱めのシャワーを浴びたあとに一気にビール2本を飲む。

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