原子力報道:全体像を伝えないのは偏向報道だ
3時、就寝。
7時、起床。大粒納豆、目玉焼き、ほうれん草とコーンの油炒めでご飯2杯の朝食をとる。
9時、事務所に来客。原発反対運動に関することや現在の柏崎市政の問題についてお話する。
10時、市役所に行き、残務整理と議会事務局での年末の挨拶。その後、遊びにきた甥っ子と一緒にwiiのソフト「仮面ライダー クライマックスヒーローズ オーズ」を購入する。買った後にクラシックコントローラーかヌンチャクが必要であることが分かり、さらに追加購入。可愛い甥っ子のためとはいえ、痛い出費である。
12時、自宅に戻り、保存庫を整理してでてきた期限切れの白かゆ、さんまの蒲焼き、乾パンの缶詰で昼食をとる。
13時から17時まで、会社関係や親族など年末の挨拶まわり。
18時、事務所に戻ったところで来客。続いて、20時過ぎからも来客があり、新規事業などについて話し合う。
21時、市内に買い物にでかけ、スーパーで半額になっていた食品などを購入。
21時40分、頂き物の旬のワカサギを天ぷらにしたもの、半額になっていたひじきや豆の入った「15品目サラダ」(ごまドレッシング)、同じく半額になっていた寒ブリと中トロの刺身、ひきわり納豆、ビール500ml4缶で夕食をとる。今日は季節を感じる夕食でコストがあまりかからなかったものの、結局、美味しさのあまりにビールを飲み過ぎ、コスト増。
食後、シャワーを浴びてから再度、事務所に戻る。
原発反対運動やそれを報道するマスコミに対して、今日、色々とご意見を頂戴した。ちょっとした抗議や数十人の反対デモでもマスコミ報道されるのに対し、我が国は原子力発電をやるべきという立場の報道がほとんどないばかりか、報道自体にも偏向がある。
これでは原子力発電所を誘致した我が柏崎市のような自治体の立場はもとより、国益も損ねることになる。
この問題はもっと真剣に多くの国民の皆さんに考えてもらう必要があり、自分自身でもできる限り訴えていきたい。
2010年8月『月刊 産業とエネルギー』
危険そうな局所を拡大し
全体像を伝えないのは偏向報道だ
原子力報道を考える会
政権が交代して、政治家の善し悪し、政治の建前と実際との違いが、以前よりよく分かるようになった。原子力報道についても、真実を報道しているかどうかがいっそう問われるようになる。
わが国で最初にウラン鉱床が発見されたのは一九五五年。場所は鳥取県境に近い岡山県人形峠だった。当時、原子力はハイテクの最先端。人形峠は有名になったが、この鉱床はウラン含有量も鉱石量も少なく、経済性のないことがわかった。今は鉱石を試掘した際の残土の処分だけが記事になる。残土は元の場所に埋め戻せばよさそうだが、岡山県知事と鳥取県一部住民の反対で宙に浮き、所有者の日本原子力研究開発機構はレンガに加工して販売している。
TBSテレビでは、五月二十九日夕方の「報道特葉」でこれを取り上げた。レンガは東京の農水省の花壇や参議院議長公邸の花壇などに利用されている。一個九十円で売られていることなどを紹介しながら、あたかも、微量の放射線が出るウラン鉱石を混ぜた危険なレンガを販売しているとの誤解を招きかねない構成になっていた。
レンガの原料に使われている残土は、ウラン鉱床に達するまでに掘り出された岩石や土で、微量の放射線を出す。その量は、この付近の一般的な花崗岩とほぼ同程度。日本原子力研究開発機構によれば、人形峠製レンガの放射線レベルは墓石に使用される御影石、一般の耐火レンガ、写真撮影などに使用されているカメラのレンズ、肥料に使われるリン酸カルシウムからの放射線レベルと同程度だという。人形峠の近くにはラジウム温泉として名高い三朝温泉がある。そこの放射線値と同様に、健康に害のないレベルであることは明らかだが、そういう報道はしない。
「わざわざ膨大な費用と手間をかけてレンガにして全国に百万個以上を売り出すと、安全かどうかは別にして、その処理の仕方はどうかなと思ってしまう」と番組の終わりにキャスターが語っていた。「安全かどうかは別にして」という言葉がクセ者で、安全でないかもしれないと思わせる。埋め戻せばいいものを、わざわざ金と手間をかけてレンガにして売り出すのは税金のムダ遣いだ。そこに焦点を当て、なぜこのようなムダなことが起きたのかという構成にし、国民に訴えたら有意義だった。あのレンガは危険だと言いたいのか。それなら間違いだ。
原子力報道は、小さなことを誇大に伝える傾向がある。毎日新聞は六月十四日付夕刊一面に大きく、経済産業省原子力安全・保安院が全国の原子力発電所を対象に昨年度実施した、運転状況の五段階評価の成績表を報じた。「原発23基要追試」の大見出しで「二十九基は及第点だったが、トラブルの件数や安全性への影響が深刻で検査などの”追試”が必要な『重要な課題あり』は二十一基、それより軽いものの追加の検査が必要な『課題あり』が二基あった」と書いていた。各紙もほぼ同じような見出しと内容を載せた。
一面でこのように報じられると、やっぱり日本の原子力発電は危ないのだなと思ってしまう。ところが、この記事のネタ元である保安院の報道発表資料には、評価結果として「我が国の原子力発電所の保安活動は全体として概ね適切に維持、運営管理されていると評価されており、国際的な水準と比較しても高いレベルで維持されていることを確認」と書いてある。つまり、総合評価はAだということになる。毎日をはじめ各紙の記事にはこのことがない。
資料の安全実績度指導評価結果一覧表を見ると、原子炉の安全性、放射線安全の全評価項目について「安全運転上の問題がない」ことを示すグリーン・マークが付いている。評価対象項目の九九%以上がグリーン・マークだ。この評価一覧表を見れば、評価を保留された中国電力島根原子力発電所を除けば、合格点の安全運転であったことが分かる。
危険そうに見える局所だけを拡大して報道し、全体像を伝えないのは偏向報道だ。真実の報道ではない。
(第四十四報)
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