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2011年2月24日 (木)

柏崎:樺太から帰ってきたD51-1蒸気機関車(1)

 3時過ぎから6時まで事務所のソファーで仮眠。

 大粒納豆と生卵でご飯2杯をかっこみ、上越市に移動する。選挙や議会が本格化する前にある程の仕事を片付けなければならない。

F1000001 11時過ぎまで、各種の調査や所用を済ませ、12時、帰り道の「どさん娘米山八号店」(電話:0257-26-2446)に立ち寄る。
 辛さが選べる地獄ラーメンにしようかどうか悩んだが、結局、「五目タンメン 850円」で昼食。

F1000003 食後、米山海水浴場から番神海水浴場まで、いわゆる西部地区の各海水浴場をまわり、冬期間の漂着ゴミについての調査を行う。
 近年、朝鮮半島や中国からの有害な薬品ポリタンクの漂着もあり、地方自治体としてはもとより、国としての取組みも必要な状況である。

 18時まで市内まわり。その後は、議会のための資料作成を行う。

 20時から市内某店で、モツ鍋(味噌味)をつつき、生ビールを飲みながら同窓会に関する打合せ。

 22時過ぎ、勢いがついてしまったので二次会として、柏崎青年会議所の先輩のお店にいき、生ビールを飲む。

 24時、帰宅。

 柏崎市内の駅前公園芝生広場にあるD51-1蒸気機関車(全長約20メートル、重さ70トン)は市制施行50周年として寄贈されたものというだけではなく、車両としても貴重なものである。
 この車両は、昭和24年2月19日、日本車輌東京本店の名古屋工場で製造(番号1512号)され、サハリン(樺太)向けて輸出された30車両のうちの一つであり、その第一号。
 名称も「D51」の寒冷地仕様(運転室が密閉)ということで、D51型の第1号機(ナメクジ型)の「D511」ではなく、「D51-1」となっている。ナンバープレートも赤色の珍しいもの。

*「D511」は、京都の梅小路蒸気機関車館に保存されている。

 サハリン(樺太)へは、ソビエト社会主義共和国連邦(以下、ソ連)への戦時賠償物件としてだされたが、日ソ不可侵条約を破り、まさに火事場泥棒であったソ連への賠償というのは納得がどうもいかないところである。
 いずれにせよ、日本からソ連に輸出されたこの車両は、昭和24年から、ユジノサハリンスク(豊原)~ボストーチヌイ(元泊)間を1日2往復走行し、運行し昭和43年に現役を退いた。

Sibanoyasusaburou そして、柏崎市荒浜出身で北海道交通の創業者、北海道日ソ友好文化会館理事長である柴野安三郎氏が、柏崎市の市制施行50周年を記念して、平成2年に柏崎市に寄贈されたものである。
 除幕式が行われた平成2年11月18日、妻ヲトメ夫人と故郷・柏崎を訪れた安三郎氏は、次のように挨拶をした。

「私も苦労して働いてきたが、故郷のおかげでここまできた。余生の続く限りふるさとを愛したい」

 今議会で審議する平成23年度一般会計予算のなかには、この車両の解体・撤去費用が盛り込まれており、車両の歴史的意味合いや先人が培ってきた柏崎のまちへの想いを考えるに、議論なしに賛成できるものではない。

 会田市長の平成23年の施政方針では、

「柏崎市制施行後70年の歴史に顧みて、今日の柏崎を築き上げてこられた多くの先人・先輩諸氏のご労苦とご努力に思いをいたすとともに、市民の英知を結集し力を合わせて、この時代を乗り越えていかなければなりません・・・」

などと言っているが、どの口がいうのであろうか・・・・。

 ちなみに樺太発見は、柏崎市米山町の松田伝十郎である。

参考文献:市制施行60周年記念出版『柏崎の先人たち 柏崎・刈羽の人物誌』柏崎市

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

柏崎市の歴史文化を○田●の馬鹿はなんと思っているのだろうか。情けなくてどうにもならない。市政施行70周年記念というがまやかしの記念でしかないじゃないか。○田●のおおうそつきやろう。柏崎の恥さらしやろうは○田●だ。

 桜木町の旦那さん、コメントありがとうございます。
 市制施行70周年の翌年に、市制施行50周年記念の歴史的なものを壊す、保守の精神のかけらもない、現市政です。

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