2時から5時まで事務所で仮眠。
大粒納豆、生卵、なめ茸でご飯をかっこんで、愛車で長岡市に移動する。
駐車場に車を置き、6時28分長岡発の上越新幹線「Maxとき300号」に乗り込む。
東京駅に到着後、9時過ぎに某社に伺って、柏崎フロンティアパークの説明と意見交換を行う。
電気料金や補助制度はもちろんのことであったが、一番懸念されているのは、人材の確保、<質>という部分らしく、行政側での一括した研修制度などのご意見を頂戴した。
憲政記念館の会議室に移動し、11時から日本政策研究センター主催の『明日への選択』地方議員ネットワーク・「緊急政策勉強会 ―地方議会で我らいかに戦うか―」に出席する。
国歌斉唱ののち、日本政策研究センター・伊藤哲夫代表から挨拶があり、国会開会中のなか、自民党・下村博文衆議院議員、自民党・高市早苗衆議院議員、自民党・稲田朋美衆議院議員、自民党・衛藤晟一参議院議員も駆けつけられ、迷走している国会の状況をご報告頂いた。
自民党・下村博文衆議院議員
皆さんこんにちは。緊急政策勉強会、この暑い中参加されております皆様方に、心から敬意を表したいと思います。この東日本大震災に対して天罰だという発言がありましたが、私はこれを国会議員に対する天罰だと受取っています。私は今までの人生においても何度か試練がありましたが、これを自分の節目として、国民として3・11以前、以後で政治家としての活動を大きく、これから更に深く、そして高く、強くしていきながら対応していかなければならないと思いました。
この3月11日の東日本大震災でですね、連日10万人を超える自衛隊の方々、そして警察や消防の方々、そしてボランティアの方々、そしてもう4カ月以上になるのに避難されている沢山の方々、こういう状態の中で、一体この国は何なんだということを、多くの国民の皆さんも感じたことではないかと言う風に思います。この体たらくをですね、正していかなければならない。これは菅内閣だけでなく、まさに戦後の日本のあり方が問われているのではないかと思います。
この国難の時にですね、3月16日には天皇陛下のお言葉がございました。その中で「雄々しさ」というのが言葉としてございましたが、今上天皇が3月16日にはじめて使われた「雄々しさ」というのは、ここにおられる皆様全員がご承知のことと思いますが、明治天皇が日露開戦のときにですね、やはり歌の中で「雄々しさ」という言葉をお入れになりました。また昭和天皇が敗戦直後の歌読みの時にも「雄々しさ」という言葉をお入れになりました。それを意識して今上天皇が3月16日のお言葉の中に入れたのではないかと思います。菅総理は避難所に行きましたが途中で帰ってですね、「もう帰るんですか」と批判されましたが、天皇・皇后両陛下はですね、長い間膝を折って、そしてすべての避難所の方々にお言葉をかけておられたと。これを避難された方々は涙を流す思いで、感激してお迎えになったと思いますが、実はテレビを見た人はですね、私もここにいられる皆さんもだと思いますが、天皇陛下がいて日本はよかったなあと、こういう風にですね、危機の時にあらためて皇室の大切さというのを感じた、そういう時でもあったのではないかと思います。
今回の東日本大震災を受けてですね、私は本当にこの保守の結集といいますか、保守の活性化がやっぱりこの国に求められているのではないかという風に思います。その為にこれから、ひとつには皇室のあり方、二千数百年も続いてきている国というのは日本が最古でありまして、男系男承で続いてきているという国柄は、やはりですね、それだけの歴史の中で祖先の方々が引継いでこられたわけですから、私達も未来の人達にきちんと受け継ぐというのが、私達の役目ではないかと思います。
その為に男系男承にするための皇室のあり方、皇位継承のあり方、それから、そもそもあと何代かしたら相続税が対象にもなるということで、皇室経済は破綻してしまいます。それからそもそもの皇室の祭祀のあり方、天皇本来のお仕事としてのこの国を護る、ある意味では宮司様のような存在でこの国を護っていただいている、そういうあり方について、きちっとこれは我々が後世に受け継いでいくような、このような皇室改正をしていく必要が、今言った理由をある程度ふまえて、あると思っています。
同時に憲法改正。危機管理対応がまったくできていない。これは憲法そのものも入っておりませんから、同時に今まで反体制、反国家でいかに国を潰すかということのみに専念してきた人が総理大臣だと、だからこそそれはあるでしょうけれども、元々この国をどうしていくかというビジョンも理念もないわけですから、復興に対して、あるいは景気対策ですね、このまま四ヶ月もこの体たらくというのは、まさにその菅さんの人柄そのものが今の状況の中であるわけでございまして、これは本当に一日も早くしっかりとした政権奪還をするしかないのではないかという風に思います。
四ケ月間の空白、いまだに瓦礫処理が30%も進んでいないわけですから、ぜひですね、自民党・保守を結集して、多少30日くらい選挙で空白があっても、私達はそれだけのノウハウ、またもうすでに5月の24日までで自民党は第三次提言まで含めて、577項目の提案をしてきております。そのうち三分の一もまだ採用されておりません。これらをすべてやりとげれば、一ヶ月、二ヶ月あればやり遂げることができるわけでございまして、それだけの人材もいると思いますし、一気にここで政権奪取をして、そしてこの国を立て直すということの方が、結果的には国民の皆さんから理解を得られるかと思いますし、そしてそういう覚悟が、私は自民党あるいは保守勢力には問われているのではないかと思っておりまして、これからの国会はですね、来月まで続くかどうか、あるいは菅さんは自分の手で脱原発で解散総選挙をするということでありますが、これはもう受けて立ってですね、正々堂々と国民的な議論の中で明日の日本をどうしていくかということで、対応していけばいいのではないかと思います。
私は明日は決算行政特別委員会で尖閣諸島の問題を一時間取り上げます。今までも予算委員会、それから沖縄北方領土特別委員会で取り上げまして、三回目でございます。これはですね、尖閣諸島が第二の竹島や北方領土にならない為には、我が国が実効支配をしなければ、これはですね、いずれ中国が漁民か操業員かわかりませんが、上陸したらですね、人畜取られてしまうのはミエミエでございまして、まったく今の政府は中国軍におもねっていますのでその意思がありません。私は尖閣についてはですね、本来は自衛隊が常駐すべきだという風に思いますが、とりあえずあそこには灯台があります。気象庁の灯台守、職員を常駐させる、あるいは世界でも稀な天然動植物が今たくさんいますけども、絶滅の危惧がございます。その為に環境省の職員を常駐させる、そしてそれを守る為に海上保安庁の職員、あるいは自衛隊に入ってもらう。そういうことは国家として当然のことでございますが、今まで拒否をしておりますので、明日あらためて、まずは国会議員が国政調査権を使って上陸をすべきだということを、提案していきたいと思っておりますが。
まあこのようにですね、震災の復旧復興については協力する部分は最大限協力する。しかしどうしてもですね、外交政策とか防衛政策とか、あるいは皇室のあり方、国家の基本的なテーマについてはまったく意見が合いません。そこをですね、連立を組んだら、単なる野合になってしまいますから、この体たらくですよ。ですから協力するところは協力するけど、しかし本気でこれからの日本を考えたら、一日も早く政権交代して立て直すということこそが、私は望まれているんだろうと思います。
具体的に二つだけ、テーマにもなっているかと思いますが、私の方からも皆様方にお願いしたいのは教科書問題でございまして、早ければ今月中、そして遅くても来月中に採択が決まってしまいます。今までの旧5社の教科書、これを我々は自虐史観と言っておりますが、この国の歴史に対しても、あるいはこの国のあり方についても、子供達が学べば学ぶほど、反体制・反国家になるようなそういう教科書にどんどん、どんどん成り下がっている。せっかく60年振りに教育基本法が改正され、学習指導要領が変ってですね、いい教科書ができるのかなと期待していましたが、残念ながら前よりもっと酷くなっているというのが現状でございます。
民主党政権になって、そのあと教科書が作られている。まあそういう政治力等が大きく大きく影響しているわけですが、この旧5社の教科書に対して、こんなことを教えていたら子供達が駄目になってしまうということで、新2社の教科書、これは自由社と育鵬社ですが、これらが参入して、7社の中で教科書を採択するということになっておりますが、ぜひですね、それぞれの自治体においてこの新2社の教科書が、歴史においても公民においても採択されますように。中身については後でまたお話があるかと思いますので触れませんが、ぜひご協力をお願い申し上げたいと思います。
自民党はその為にですね、いま3000のパンフレットを作って各都道府県連に配布してますが、中々おひとりおひとりの議員の方々ののところに届いていない状況であると思いますし、中身が中々複雑ですので、最初私、自民党の大阪支部にこのことで一時間半講演、説明に行くことになっておりますが、ぜひ、我々は手分けしてどんなところでも行きますから、またもちろん政策センターの伊藤さんや岡田さん達がすでにされていることですが、ぜひご活用していただきたいと思います。
それからもうひとつだけ。自治基本条例ですね、これもとんでもないことでございまして、既存の議会を結果的に否定する、あるいはそもそも国家解体につながる、この自治基本条例。私は選挙区が東京の板橋にありまして、この板橋の区長さんが非常にやりたがっているんですね。しかしこの区長さんは、前自民党の都議会議員ですから、我々と考え方は同じなんですね。つまり我々と同じ考え方の区長さんでさえ自治基本条例、自分達の町の条例を自分達で作るなんて素晴しいじゃないかと、そういう風に思っている。
しかしその背景と黒い部分との関係を見てみますとですね、それは解体につながると。つまり保守系のそういう人達もよくわかっていないんですね。すでに100自治体が制定され、残り400自治体が準備をしているところでございまして。これは大変だということで、自民党の中でも今度PTをつくってですね、なぜ、どういう形で、これが危険なのかということを、我々としても取りまとめて、そしてそれぞれの地方自治体の関係の方々にお配りしたいという風に思っておりますが。
まあこういうようなものがどんどん進んでいく中で、まさに3月11日の東日本大震災は、これはもう警告だと受け止めて、もう一度この国を立て直す、この一年二年が国難で、これを乗り越えられるかどうかということがこの国の盛衰を握っているという思いで、我々も腹をくくって、しっかり頑張ることをお誓い申し上げ、今後ともぜひ、ここにおられるすべての皆様方と連携をさせていただいてですね、この国の再生の為に頑張りたいという風に思います。所々にお力添えをいただきながら、ぜひ頑張ってこの日本を立て直す、そういう運動を広げていきましょう。
最後にすいません、お願いがございますが、後で事務局からもお話があると思いますが、来週19日、創生「日本」でこの憲政記念館を使ってですね、午後3時から3時間、研修会を行います。予想よりちょっと少なくてですね、まだ枠がございますので、隣りのそこのホールで500人くらいのところなんですが、まだ400人くらいしか集まっていないということですから、これはですね、ぜひ、安倍晋三会長の下で、ここにいるメンバーは皆、役員でございまして、この伊藤さんも事務局でございますので、100%重複している会だと思っていただいて、できましたら来週の19日火曜日、午後3時から、ここの憲政記念館にお越しいただけましたらありがたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。頑張りましょう。ありがとうございました。
自民党・高市早苗衆議院議員
全国各地からご参集の先生方、議員の高市と申します。心から感謝申し上げます。
私も変り果ててはございますが、今より10kgほど痩せていた20代の頃からですね、伊藤哲夫先生や岡田先生にご指導いただきまして、「明日への選択」のずっとずっとずっとずっと愛読者で、考え方の物差し、その時々に起きている事柄のとらえ方で、自分の
思いの及ばなかったところを、しっかりと書いてくださっておりますので、今までも日本政策研究センターでご指導いただいて、けっこう多くの議員立法をしてまいりました。
さて国政報告ということなんですが、やはりこの二年、もうじき政権交代から二年になりますけど、大きな大きな変化が日本に起きていると思います。様々な積み上げてきたことがですね、元も子もなく潰されてしまった。日本のよき制度として積み上げてきたことが壊されてしまったということもあるし、国政の大きな課題がですね、これもコツコツコツコツ相手のあるところでやってきた、これも元から潰されてしまったというようなわけであります。例えば普天間問題がそうですよね。
与党、菅総理が一国会議員であられた時にですね、自民党政権の閣内不一致というのを思いっきり、その時その時、かなり激しく攻撃をして来られました。しかし少なくとも自民党政権の時は、閣内不一致といってもかわいらしいものでした。菅総理が民主党の代表だか代表代行として激しく批判されたのが、ここにいらっしゃる下村博文先生が官房副長官だった時、非常に激しいことを言われたんです。
河野談話についてもきちんと研究して見直していかなければならないということをですね、それも講演に行ってですね、個人的な意見として言われたと。それをどこかの記事で読んだのを、菅さんがあのとき鬼の首でもとったように責め立てられていたのを思い出しますけれど、いま民主党政権がしていることというのは、まさに憲法66条違反、行政権の行使について閣内がバラバラであるということですね。内閣っていうのは行政権の行使に限り国会に対して連帯して責任を負うと、この66条に違反していることから起きていると。
普天間の時も13年間積み上げてきて、辺野古で何とかお願いしますということで、もう環境影響調査をやってた時に、何が起きたかと言ったら、当時の鳩山代表が県外だ国外だというようなことを言いだされて、で、政権交代が起きた。で、その後の国会でも岡田さんは、当時の外務大臣が嘉手納に統合するということをおっしゃる。で、また福島みずほさん、少子化担当大臣でしたけれども、グアムとかテニアンとおっしゃってましたね。それから北沢防衛大臣は自民党案のままでいいんじゃないかとおしゃり、そしてまた民主党の沖縄県出身の国会議員の誰かは硫黄島に移すとおっしゃって。まあ言ってることむちゃくちゃで、揉めてる間に何もかもダメになって。政権交代がなければ去年の秋、埋め立て工事着工していた、で、あと3年半、2014年に完成の予定だったんですが、もう今の状況は皆さんがご存知の通り、元々の自民党案にほとんど近いところまで戻ったものを、もう名護市の島袋市長が落選してしまいましたので、とてもじゃないが動かせないんじゃないかいうことになっております。
ストレステストも昨日、委員会で質問してビックリしました。突然ぶち上げた時に、ああ海江田さん可哀想に、と思ったんですけれども、昨日聞いてみたら一次評価っていうのが何なのか、二次評価っていうのが何なのか、菅総理はさっぱりご存知なかったと。
まあつまり多分今月くらいなんじゃないですか、取り巻きの有識者から「ストレステストっていうのがヨーロッパでありますよ」と聞いた時に「あっ面白そう」とバーン外に持って行って花火を打ち上げ、そして東京電力は一生懸命、動かす方向へ持って行こうとしているけど日本全国動きません。そうなりますと大変な電力供給力不足が起きてくるかと思います。
さて今ですね、下村先生がですね、教科書について触れられました。
ここにおられる同僚の国会議員もそうだと思いますし、今日ご参集の先生方もそうだと思うんですが、本当にコツコツコツコツ、先生方が4年間一生懸命に働いてこられてですね、なんか選挙直前の3日とかそれより直前の1週間のマスコミの報道ぶりとか世論の動きで、結果がびっくりするくらい変ってしまう。ああ俺、何してたんだろう、私、何やってたんだろうというくらい、情けない選挙の結果、こういう体験をされることもあると思うんですね。まさにここ数年間、ものすごくポピュリズム精神っていうんですか、瞬間風速的なマスコミ報道ですとか国民世論というのが政治を動かしてしまう、こういうことになります。
衆議院について言えば、きっかけはやはり小選挙区制の導入だったと思います。得票率がかなり高くなりますから、まず敵を作らないというのが第一、次にあんまり反対者がいるかもしれないような政策、例えば3割の人がその通りだと思ってくれても、あとの7割はどうかなと、すぐには理解してもらえないような政策について言うっていうことはものすごい抑制効果がある、こんな風潮というのができてしまったと思うんですね。
この世論で政治が動かされるというポピュリズムが定着した中で、教育っていうのは遠回りに思えていちばん近道だと思います。
つまり政治を支える世論をどう変えて行くかということを考えると、いちばん遠回りに思えても近道が教育だと思うんですね。ていうのは私が初当選した頃にですね、私の選挙カーの後ろを追っかけて走っていた小学生の子供が、今はもう立派な20代後半のサラリーマンですよ。選挙区で声をかけられたんです。子供のころおばちゃんの選挙カーの後を追っかけていったことがあるから投票してくれたって。そうやって声をかけてくれる人が何人か出てきました。ってことはそれから小学生だったその人達が大人になり、有権者年齢になるまでにほんの数年です。中学生にいたってはホントに5年くらいで有権者になりますんで、やっぱりどういう教科書を読み、どういう教師に学ぶっていうのは、ものすごく大きな問題です。
さっき議員立法いくつかやってるって申し上げましたけれども、たとえば去年国会に提出して、今も継続審議なのにまったく、まったく審議されずに放置されている自衛隊法についての改正案がございます。これは朝鮮半島がすごい緊迫化しました去年、一昨年の暮れあたりから、そうすると朝鮮半島に日本人が沢山いらっしゃる、日本人が1000人以上、お仕事とか留学でいらっしゃる、その方々がどうやって避難するのか、万が一有事の時に今の法律だと自力で空港まで避難してきて、そこから自衛隊機に乗っけて帰ることはできるけれど、今度は陸路はどんな状態であっても自力で避難しなければいけない。まあそれはいかんだろうというんで、日本国政府から相手国政府に了解を取った上で、少なくとも自衛隊を投入して陸路も警護できるという内容の法律案で、これがまったく審議もされず、ほったらかされております。まあ民主党はまったく相手にしてくれませんけれども、しかし例えばこの法律案を国民の皆さんに提示して、賛成か反対かだけ聞いた場合にですね、さあどうでしょう、賛否半々かもしかしたら反対者の方が多いかもしれません。
今年検定に合格した公民教科書、これを読んだ子供だったらまず反対だろうっていう教科書がいくつかありました。
まず自衛隊が海外に出て活動することについてまったく否定的、自衛隊本来の任務を越えているんじゃないかという記述を堂々としている教科書もございましたし、自衛隊っていうのは違憲の疑いがあるということを印象付ける教科書もありましたんで、そういう教科書を読まれた人だったら、多分、私が今申し上げたような議員立法でしたら絶対反対ですね。
それから一方で自由社や育鵬社の教科書は違います。自衛隊の活動に対して多くの日本国民が感謝しているということがわかる記述、海外での活動を高く評価されているということがわかる記述になっております。
ぜひ先生方にお願い申し上げたいのは、地方の教育委員会でこれから採択ということで、8月31日までに採択すればいいってことなんですけどね、どういう形で不当な圧力を受けずに採択が進むか、その環境をまず維持していただきたいということと、教育委員というのは首長さんが任命するわけですけど、必ず議会の承認を得て任命されますので、議会の教育ですね、委員にはちゃんと教科書を真面目に読んで採択してくれる人を選んでいただけるように、承認のときに相当脅迫いただきたいなと思っております。
まあすでにお取り組みいただいているとは思いますが、やはり教育委員の方々に聞くとですね、日教組が中心である教員で構成される調査員が絞り込んで来ちゃうと、もう2社とか3社に、その中から選ぶというようなことが、今でも現実に行われている。
あと教科書会社の社長さん、某社の社長さんに話を聞くと、やっぱり上というのはそうなんですね、非情な思いをしなかったら採算がとれない、そうするとやはり日教組が喜ぶような内容にせないかんなと。執筆者の方にもどうしてもですね、あの今、民主党政権ですから、民主党政権の政策を応援するような書きぶりがいいんじゃないかという判断が、どうしても出てきてしまっているというようなことですので、ぜひとも正常な体力、世論をつくる大切な第一歩ということで、今年の夏は特に教科書の問題、よろしく取組みをお願い致します。
このあと家族制度についての提案があるんだろうと思います。でも本当にまずここにいる皆さんで、日本人が勤勉に働くとか、やはり自分の時代のことは自分の時代で解決する責任を持つ、未来に向けて責任を持つ。で、自立をする。人様に迷惑をかけちゃいかんと、できるだけ自分達で頑張ってみようと。そういう日本人の良き精神というのが、ことごとく破壊されてしまった。
自尊心を煽る政策ばかりが打ち出されてきた。ここが今もう踏ん張りどころだと思いますので、一緒に戦ってまいりましょう。
どうも今日は本当にありがとうございました。
自民党・稲田朋美衆議院議員
皆さんこんにちは。衆議院議員の稲田朋美です。
本日は暑い中お集まりいただき感謝申し上げます。
私、伊藤先生、岡田先生とは弁護士時代から一際お世話になり、またご指導いただいていたところでございます。
ご承知の通り、政治家になる前は靖国訴訟ですとか、南京大虐殺の百人斬りの問題ですとか、一介の弁護士ですけれども、自分は出来る範囲の中でこの国の為にこの国を良くしたいということで、皆様方の応援をいただきながら頑張ってまいりました。
今日はそのときの仲間も、大阪の諸先生にも来ていただいてますけれども、そういった仲間に支えられながら、自分なりにやってきたつもりですけれども、ここ一ヶ月以上永田町におりまして、自分は一体何の為に政治家になったのかなと、本当に情けない気持ちでおります。
特に菅政権になりまして、6月2日に内閣不信任案が否決をされて、あの否決の茶番劇を見ておりますとですね、あれは内閣不信任案は否決されたけども、圧倒的多数で否決されましたけども、民主党の先生方は菅さんがいいと思って反対票を投じたのではなくて、辞めると言ったから反対票を投じたのであります。
そういう茶番を見せられて、そして国会の延長を50日だ70日だと紆余曲折があって、70日になりましたけども、先週、予算委員会がようやく始まりましたけれども、それまでずっと政治空白なんです。何一つ決まらない。
与野党が何をやっているかというと、菅さんがいつ辞めるのかという、そんな議論ばっかりに一生懸命になっているんです。
そんなことはどっちでもいいじゃないかと思いながら、一体何の為に政治家になったのかなあと、こんなことをやる為に政治家になったんだったら、一介の弁護士で法廷を通じながら国の為に、国の名誉を回復する為にやっていた時の方がやり甲斐があったんじゃないかなあと、自問自答する日々が続いておりました。
しかし6月の末ですかね、私の気持ちに青年会という地元の、私を応援してくださっている青年会と一緒に、山口の萩と下関に行ってきました。
安倍総理の青年部との意見交換会をするために下関に行って、そして安倍総理と一緒に桜山神社に行ってきました。
桜山神社というのは靖国神社の前進となった神社で、けっこう参られておりますけども、高杉晋作の自筆の碑があったんですね。
それを見て私は魂が揺さぶられるような気持ちになりました。
一死をもって邦家に報いんと欲すと、そして弔うるるべき身が弔う身になることは恥しいということが書いてあったんですけども、この国の為に命を捧げたいと、そして弔われるべき身が弔う身になることは恥しいとそういう歌が書いてある碑を見たときにですね、やはり原点に戻って、この国の為に命を捨てようという覚悟を、もう一回持ち直さなければいけないなと思いながら、永田町に帰って来たわけでありますけども。
今日はですね、やっぱり何らかの結果を出さなければいけないと思っております。そして教科書採択の問題ですけれども、これは戦後レジームからの脱却の中核である教育、そして安倍総理の時代に60年振りに教育基本法が改正されてですね、学習指導要領が
改まって、そして最初の採択が、今回の、先程高石先生からもお話があったこの7月8月に採択が決まる教科書があるです。
ところがですね、検定に通った教科書、7つの教科書を見ると、以前よりもかえって悪くなっている教科書が多いのは、一体どういうことなのかといいますと、やっぱり時の政権におもねる教科書ができてしまっているわけですね。
そして中を見ますと、「自衛隊は憲法違反であるという意見は」とか「外国人に地方参政権を与えないのは差別だという意見もある」とか、「夫婦別姓を認めないのはおかしいという意見もある」というような、ちょっとそういう意見もあるという紹介をするように見せながら、自衛隊は憲法違反だとか、外国人に参政権を与えないのはおかしいだとか、夫婦別姓にしないのはおかしいだとか、そういう誤った方向性に行くような教科書が横行しているという現実であります。
7社検定に通っておりますけども、まともな教科書は2社だけです。
あとはですね、とても日本の子供たちに教えるのに相応しい教科書とは思えないわけでありますから。
私は今、福井の中でですね、教育長さんだとか、市の首長さんだとか、また市会(議員)の先生方に議会で質問してもらったりだとかですね、そういうことをして、できるだけおかしな教科書が採択されずに、まともな教科書が採択されるように、働きかけをしておりますけれども、やっぱり何らかの結果を出すということはですね、必要なんじゃないかなと、このように思っております。
後ほど衛藤先生からも、教育基本法の問題ですとか、学習指導要領の問題ですとかをですね、いろんなことについてご説明があるかと思いますけれども、私はやっぱり政治家が勇気を持てばですね、解決することはいっぱいあるんだろうと思います。
そして、例えば学習指導要領は、文部科学大臣の告示なわけですから、学習指導要領の中に、竹島、尖閣、北方領土、この日本固有の領土について、日本の子供達にきちんと好機を持って理解させるようにするということを書けばですね、日本の教科書は変るんだと思います。
そういったことも含めてですね、やっぱり私は、政治家が勇気を持ってやればですね、本当に改善することはいくらでもあって、それをやって来なかったのは、実は自民党なんですよ。今、民主党を批判していますけど。
政策の問題やら様々な問題で、私も民主党を批判しておりますけれども、しかしですね、そういう先送りの政治をやってきたのは我が自民党ですから、私は下野して良かったと思うんです。下野したからこそ、そういう自民党の過ちに気付くこともでき、今度政権を奪い返せばですね、本格的な保守政党として生まれ変わるんだということを、皆さん方にお約束する機会がですね、下野したことでできたんではないかなと思っております。
じゃあ自民党は変ったのかと言われるんですけど、変ったと思います。なぜなら4月28日をですね、主権回復記念日にしようという議連が、自民党の中で立ち上ったんです。そこへ谷垣総裁もおられてですね、4月28日、まさしく戦後レジームからの脱却の象徴とも言うべき4月28日を、主権回復記念日にしようという議連が立ち上ったということは、今度、政権を奪還しましたら、下野してから谷垣総裁は靖国神社を参拝されてますけども、総理になられても靖国神社に参拝するということを、国民にお約束されたわけですし、戦後レジームからの脱却のですね、象徴的な東京裁判史観から脱却する、河野談話、村山談話を撤回するということを国民にも約束されたということが、4月28日を主権回復記念日にするということの意味ですから、そういったことをですね、下野したからこそ、できたのではないかなあということを思っております。
この教科書の問題、韓国では国定教科書なんですよ、社会も国語も。そして私はよく知りませんけれど、「少女時代」とかいう人気の歌手がいるそうですけど、あの歌手達はですね、自分の歌を歌った最後に、「独島は韓国の領土」と叫ぶそうですよ。
それこそ教育が行き届いているということですけど。
日本の教科書を見れば「固有の領土」と書いてあっても、その根拠がきちんと書いてある教科書は一社も、一社もと言っては失礼かもしれませんけど、ないと言っても私は過言ではないと思いますので、きちんとですね、尖閣や竹島や北方領土について、紙面を割いて、教科書の3ページくらい使って、きちんと根拠を持って教えるということをですね、文部科学大臣が勇気を持って、学習指導要領の中に書けば、すぐできることですから。
これは検定が悪いとか教科書会社が悪いとか、人のせいにしてるんじゃなくてですね、やっぱり私は国会議員自らがですね、自分のことを反省するべきではないかなあと思っております。
ともあれ、この機を逃さずに、教科書採択がもう一回ありますので、今年すぐに結果が出せるかどうかは中々難しい問題があるかと思いますが、最後の最後まで頑張っていきたいと思いますので、今日の皆さんとともに頑張って参りたいと思います。
本日はどうもありがとうございました。
自民党・衛藤晟一参議院議員
こんにちは。参議院議員の衛藤晟一です。4年前に首を切られて参議院の比例全国で救っていただきまして、皆様には本当に感謝しております。只今、稲田先生から威勢の言いお話がありまして、大変煽られているところでございます。
実は私が稲田先生に付けたあだ名は「平成のジャンヌ・ダルク」。自民党を立ち直らせられるのは彼女しかいないと、そう思っているところでございます。
今、谷垣さんの話がございまして、4月28日の話もありましたけれども、そう簡単にいかないのが自民党でございまして、それだけ自民党全部を反対にまわすわけにはいかないと私は思っておりますれば、微力ではございますが、それよりは僕もと、いよいよ激しくやる時が来たんではないかなと思っています。
この初年度についてちょっとお話をさせていただきたいと思いますが、安倍総理の時に学習観も教育基本法とともに変わりました。それで学習指導要領を変えるという際に、実は私はちょうど参議院での再審議に控えて、その時には小委員会を作らせてもらってですね、自民党の中で勝手に小委員会を作って、自分達でこの文科省とかに詰めていたわけありです。本当にそういう意味では文科省の人達も相当協力してくれました。その中で実は関係性を断ち切らないようにしてですね、一回報告させていただきました。
学習指導要領案を揃えて行く中で、いくつか反対というものが出てまいりました。
例えば教育の目標達成のところで、「これらの目標を達成していくよう強く行う」という具合に書きこんだりですね、それから内閣審議案のところでは「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する」というような言葉を入れるとか、それからよくあります国歌を指導するというところで「歌えるよう指導する」と。
前の文科省原案は「国歌を指導する」ですが、皆さんわかると思いますけど「はい、これが国歌ですよ」とちょっと言っても指導ですから、それをちゃんと歌詞も入れて歌えるよう指導しなさいと。「歌えるよう指導する」と「指導する」では決定的に違うというようなことを、ひとつひとつ詰めていったんですね。
祝日は日教組は自分達に都合のいいところだけだけ教えていたけど、お盆や祝日の意味もちゃんと教えろと。
それから安全保障についても、我が国は安全と防衛と、国際貢献をするとちゃんと書いてあります。
それから中学の道徳では伝記をちゃんと入れろと。それから建国神話もそうですが、昔話や神話・伝承などををちゃんと入れなさいと、やってきたということです。
それから宗教教育については、当時の人達の信仰についてちゃんと教えなさいと。それから宗教に関する教育はちゃんと行いなさいと。そういう風にやってきたということです。
今、教育については全部何も変わって無いと思う方もあるかもしれませんけど、今は以降期でございまして、たまたま新しい日本の歴史のところですけど、問題点として残っているのは5社の教科書でありますから、そういう教科書は採択しないようにしていただきたいと思います。
でも意外や意外、変っているところもあって、ちょっと紹介します。これ、国語の2年生です。「昔の物語を楽しもう『ヤマタノオロチ』」神話です、これ。そしてこの中にですね、ヤマタノオロチの話がずっとあって、そしてイナダ姫とスサノオノミコトが出会う場面があります。スサノオノミコトはこう紹介します。「私は天照大神の弟、スサノオノミコトです。」実はこれ、初めて神話が載りました。これは小学校2年の教科書ですね。学校図書が出している教科書です。
そういうのがあったりですね、これ国語の5年にですね、百年後の話だと思います。地方における伝記ですね。
地震が起こってそこで村を守ったという指導本で、伝記を書いてあります。江戸時代の終りに近い頃、紀州藩・・今の和歌山県広川町にあります、ここで地震が起こったら大変だということで、私財をつぎこんで地震対策をやって人々を助けたという伝記が載ったりしているんですね。
これは小学校6年生の音楽ですけど、これは邦楽についてですね、日本の雅楽と邦楽についてちゃんと載せられています。
大体、日本の音楽は、洋楽以外は音楽でないように教えてきましたけれど、邦楽があってここまできて、そして雅楽があってですね。
それからこれは小学校3年の教科書です。祭りが出てきます。地域で調べましょう。祭りは田畑の作物の収穫を神様に感謝して行う儀式です。祭りは地域に住む多くの人達が力を合わせて行っています。それから祭りの太鼓やお囃子のこととか。
それから祭りは年中行事です。神社に行って話を聞いたり資料をもらったりして調べましょう。神社の神主さんの話と。
それからこれは年中行事と祝祭日について(の一覧表)です。1月は七草、2月は節分、3月は雛祭りというように。
それからこれは東京書籍ですけど、新しい社会。学校のまわりで調べました。おじいちゃん、おばあちゃんに聞いてと。
それから神社との関係と。こういうのは初めて出ましたね。
それから小学校6年。光村図書。祝祭日について。建国記念の日、2月11日。建国を思い国を愛する心を養う。
昭和の日、4月29日。激動の時代を経て復興を遂げた昭和の時代をかえりみて国の将来を思い浮かべる。
それから彼岸9月23日も、祖先を思い出し亡くなった人に思いをはせる。
こんな具合に、やっぱり頑張ってきただけのことがあって、変わってきたというのはあります。
ただ、まだ中学の新しい指導のものと他の教科書の違い、これは皆様の資料にもありますが、まだまだおかしいものが出てくるわけですね。今は皆、採択にあたり一生懸命頑張っているわけですけど、でもこういう具合にですね、若干ではあっても変ったんだと、これが世の中のトレンドだということになっていけば、今ここで紹介した東京書籍の教科書のようにちゃんと変ってくるんですね。
当面の問題として残っているのが、いわゆる安全保障、自衛隊に対する書き方、それから夫婦別姓の問題、外国人地方参政権の問題、そういうところが色濃く残っていると。
それではなぜ変ったところも言わなかったのかというと、それは伊藤先生や皆様にもご協力いただだいてですね、私共は先程申上げましたように、自民党のですね、勝手なメンバーを作りましてですね、衛藤、下村、稲田さん、義家さん、それから山谷さん、それから一番よく頑張ってくれたのは事務局の萩生田さん、こういった方々が集まってですね、
国会議員が一定の時間をかけて、2、3時間ぶっ通しで、20回くらいやって、文科省とか審議官とか課長とかに対して、これはおかしいじゃないかとか、こう書いてくれとか、その結果がやっとこの教科書に出て来たんだと、正直言ってそう思います。
どうしても続けていかなければいけないところは、やっていかなければならないんではないかと思っております。
今ここに来られている方々は、教科書で一生懸命、2時間の会議を20回やって、その前後に勉強して出て行くわけですから、お互いにいい刺激になりましたし、その時間がどれだけ大事かということがおわかりになりましたと思いますけれども、それでやっと、学習指導要領、小中学校の部をやって徐々に変えて来たと。今後も教科書採択で出遅れたところはあります。
お叱りをうけてもしょうがなく、申し訳ないことですが、総力を挙げて頑張っていきたいと思います。
まあそういう状況で、皆でやってきたことでもございます。
それから私の場合はその後、天皇陛下御即位二十周年の議員連盟の事務局長をやらせていただきました。
奉祝委員会の方は、会長が日本商工会議所の会頭の岡村さん、顧問がキャノンで経団連会長の御手洗さん、それから具体的な式対策や国会対策は、経団連の中村さん、それから議員連盟の方は会長には森先生が10周年の時もやられていましたが、20周年にもやっていただいて、実行委員長は平沼先生で、私もその下で事務局長をやらせていただきました。
ちょうどそのまっただ中で政権交代があり、これはちゃんとできるのだろうかとヒヤヒヤしながら心配しておりましたが、皆さんのおかげで天皇陛下御即位二十年、東京ドームにて祝典が行われ、そして皇居前には3万数千人の方々から集まっていただいて、
本当に素晴しい式典を行うことができました。
夕刻になって提灯に火が入り、ご承知の通り非常に寒い日でしたが、3万数千人の皆様方に防寒用に雨合羽を配って参加していただきましたら、二重橋の上から天皇陛下、皇后陛下がにこっと顔を合わせてくださいまして、非常に喜んでいただき、安心しました。本当によかったなと思いました。
やっぱり天皇陛下を中心とした国というのは国民の総意・思いであり、あれがずっと広まっていくことが大きいことなんではないかと思っている次第でございます。
あのあと天皇陛下は歌をお歌いになりました。「日の暮れし広場に集ふ人と聞く心に染(し)むる「太陽の国」」EXILEの歌った歌が「太陽の花」、それから(組曲)「太陽の種」「太陽の芽」というのが(奉祝曲)「太陽の国」なんですが、それは天皇陛下を太陽だと思って歌ったものです。
その思いを私共は引継いでいかなければならない。ですから皇室問題を考えたときにちゃんとやっていかなければならない。
ここにいる人達も一緒に頑張ってくれていい具合だと思っている次第でございます。
それから私共、実は「創生『日本』」というグループを作りました。中川正一さんが発起人でした。それまで真・保守政策研究会という形でやってきたんですけど、会長の中川さんが急性心臓麻痺で亡くなられましたので、安倍さんにすぐ代っていただいて、平沼先生が最高顧問という形で、私もいま幹事長としてやらせていただいておりますけども、これを何とかいよいよ迫って来たですね、やっぱり引っくり返す中心にやっていきたいと思います。
なかなか今までのいろんな問題っていうのは、自民党の問題が起こしているということはその通りでございます。
戦後と言うのはよくよく考えると、結局55年体制と言いますけども、自民党と社会党がお互い妥協してきた政治で、その上に成り立ってきたというのが正直なところだと思います。それが本来であれば平成に入ると終ったわけでありますけど、平成に入った20年で調整も清算もできないままずるずるときたと。
その結果、自民党は政権を奪われたという具合に正直言って思っています。
ですから本気になって戦いをやらなければいけない時期に来ていると思います。
ただそんな中で民主党内閣は自民党の悪いところ、社会党とのなれあいの中でやってきたところを全部持ってる。我々の悪いところを全部表に現してくれたような政党だという具合に思っているわけであります。沖縄の問題もそうでした。尖閣諸島の問題もそうでした。それから北朝鮮の拉致問題、竹島に対する問題や北方領土に対する問題もそうでした。
それから今回の原発に対する問題もそうです。正直言ってむちゃくちゃだ。海江田さんは菅さんと話したから「よし」と言ったんだと。その話した内容が本気であれで再開できるような話に煮詰めているのかと言ったら、一次評価、二次評価と今になって言ってるわけです。
それから何基か再開しなきゃいけないとか言ってるようですけど、まともなシステムで再開できる要件として詰めているとは全く思えない。そんなところで今度は話を引っ繰り返して菅さんは自分が乗ってたにも関わらず、急にやればいいとか言ってるわけですけど、本当にあんな状態で原発を再開できると思ってるんだろうか、極めて甘すぎると思ってます。
これは残ってる被害をですね、多分、放射能被害の除染は相当かかりますよ。それから爆発した近隣にはおそらく重い放射線物質が相当あると思います。その除染をするにはおそらくひょっとしたら何十年とか、2km3kmか5kmかわかりませんけど、住めない地域が変っている。それから原発のプロセスを色々うかがってますけど、あれはメルトダウンしたものをですね、取り出してどこかに修理に持って行けるかというと、持って行けやしませんよ、ドロドロになってるものを。あそこから動かせないと思います。で、ドロドロになっているものを捨てるにしても、プルトニウムやウランがベトベトになって残っているものをどう取り出すのかと。全部残っているのにやらなければいけない、そんなことはいくらなんでも。
少なくともあの原子炉を解体しなければ処理なんてできっこない。それから福島やいろんなところに飛んだのの除染作業って大変なことですよ。で、こういうのを最初から放射能物質とはどんなものか、放射能とは何なのか、どれくらいの想定でどこまで補償されるか、ってことをちゃんと出してですね、そして住民の避難のこととか全くやっていない。そして今度は急にですね、こっちは再開できるんじゃないかとかあんなこと言ってますけど、日本は本当に再開できるのか、再開できなければ今度は経済がガタガタになるというところで、本当に危機的状況だと思います。
少なくともですね、再開できるためには、今度原発を動かすとしたら、まずは地震で変電所を続けてガンとやって電力がとれました、それから一時間後に手当しました。ここで終了点検、全国から800人連れてきました。これで普通は終りなんですけど、その後一応原子力発電というのは、自らのエネルギーで水を注加させるという機能を動かしている。これが1号にあれば安心、自立循環冷却型システムというんですけど。これが8時間動くように設定されています。2号、3号はRCICというのがあり、これも冷やすんですけども、しかしこれが動いたとしても2~3日くらい、その間に外部電力を持って来ることができなかった。
非常用電源が取れなかった。だからこんな結果になってバーッと爆発したということになったんです。
ところがアメリカは自らの電源が切れたとしても、それを連絡できるシステムを一週間に延ばしている。その間であれば、その非常用電源を回復できるだろうと。そしたら日本がどうしなきゃいけなかったかといえば、これだけの地震や津波に耐える強度を持ったものに全部に切り替えること、冷却システムを絶対に失ったりしない、それをどうにかすることができないとなると、原発再開には賛成できないですよ。
そんな議論が菅と海江田の議論の中に出て来たことがあるんでしょうか。昨日も私、保安院に聞いてみたけど答えられない。
あんた達一体何やってんの。
しかし今の政治家は万事こんな調子っていうのが、ここまで来ているところでありまして、だからこそ日本全体がやっていかなければならないし、やはり自民党が再生できる能力の方向性をもう少し正当性なものであって、私はまあ「創生『日本』」を大きくするという意味ではありませんけども、やっぱり安倍さんで自民党の総裁で盛り返していってやりたいというのでいくか、自民党の、あるいはたちあがれ日本の、あるいは民主党の中の思いが一緒な連中と、本気でこの国の将来を担う政党をつくるところまでいかざるを得ないんじゃないかというのが、今の我々の思いつめた真意、気持ちでございます。
それからもうひとつご存知の通り、いよいよ憲法改正もやろうという時になっていて、具体的なスケジュールも合わせています。
もちろん現憲法は無効、いう立場の方もおられます。おられますけども六十数年間も憲法が日本の中にある、すべての法体系がその下にある、というのはいくら現憲法が無効だと声高に叫んだところで、それは違うということになる。
そしたら国会ではというときに、まずは96条からやるんです。何でもいいから一回変える、という時にやるんです。
そして96条は、各議院の総議員の三分の二以上を二分の一に変える、その為に国民投票を一回やるです。
そして今度は具体的に憲法の七行も変えるという具合に、二段階改正くらいしかないというのが我々の考え方です。
そういう具体的な最後のところを詰める段階に入っていかなければならないと思っております。
この日本政策センターにお集まりの方々、ある意味で私はこの時期こうして集まれるというのは、まさに日本がやわらかくなったからの集まりであると思っておりまして、我々も議員として懸命に努力をさせていただきます。
当然皆さん言われたように、いろんなことをやりながら、そのたびにはあーこれはダメだと失望しながら、また発奮しながら頑張っていると思いますが、もう最後の局面に入ろうとしているんではないかなという認識を持ちまして、今日の話を締めさせていただきます。どうもありがとうございました。
12時20分、休憩となり、お弁当とお茶を頂戴した。暑い季節であるからか、揚げ物が多いお弁当であり、かつトンカツかと期待してかじってみると、これがイカフライ。安い立ち喰い蕎麦屋で、かき揚げに桜エビが入っていると喜んだら、紅ショウガだった・・・というテイストである。
12時35分、再開。日本政策研究センターからの問題提起として、岡田邦宏所長、小坂実研究部長から以下のような問題提起、資料提供があった。
<I>教科書問題の課題
1.改正教育基本法と学習指導要領の趣旨
・「公共の精神を尊び」「伝統を継承し」「我が国と郷土を愛する」「国民の育成」
・新教育基本法の趣旨を理解しない教科書記述
→ 地球市民の意識、アリバイ的な記述
・改正教育基本法の空洞化の恐れ
2.大震災よって明らかにされた教科書問題の本質
1)「違憲」の存在として記述される自衛隊
2)「儀礼」「形式」的存在で記述される「天皇」
3)家族・地域といった共同体の描かれ方
4)国家・国民の位置づけ
3.岐路に立つ教科書問題
・教科書採択に変化がない場合どうなるのか。
・まともな教科書の「採択」に向けて最後の取り組み
<II>社会と家族の絆の再生・強化に向けて
1.社会・家族をめぐる大震災後の新たな事実
1)社会や家族の一体感の強まり、絆の重要性
2)単身世帯が3割を超え、家族類型のトップになった。
2.課題と提案
1)家族と教育を壊し、日本社会を崩壊に導く危険な条例・法案の阻止
→ 選択的夫婦別姓制度、外国人地方参政権、子供の権利条例
2)「家族の絆」の回復・強化
・家庭の教育力の再生に向けた、自治体挙げての「親学」推進への働きかけ
・三世代同居・近居への行政的支援
→ 助成制度や土地取得税の免除など
3)「地域の絆」
・地域コミュニティの核となる町内会、自治会の活性化に向けた取り組み
・地域の文化・伝統や特性を生かした「まちづくり」に向けた条例制定などの推進
・外資による土地取得に対し、水資源や国土を保全するための取り組み
13時20分、参加している地方議員からの発言・懇談となったので、我が柏崎市が世界最大の原子力発電所立地自治体であることを紹介しつつ、短く以下の3点をお話させてもらった。
1.昨年12月に柏崎市議会では、外国資本による土地買収について、水源、森林に加え、自衛隊周辺、原子力発電所周辺をも制限する内容を全会一致で可決した。
2.多くの皆さんからご心配頂いた新潟中国総領事館の大規模土地買収・移転については、ご協力のお陰で一応、新潟市長が断念するということで決着した。今後も水面下での動きはあろうが、ご協力に御礼申し上げたい。
3.自民党が次期衆議院議員選挙マニフェストに、原子力発電所の防護を自衛隊が行うよう、自衛隊法の改正を盛り込む旨の発表をした。どこかのアホな首相はいまさら原子力発電所にストレステストうんぬんというが、世界の常識である軍隊が核施設を防護するという基本が抜けている。私は市議会議員に立候補して8年、常に原子力発電所の防護は自衛隊がやるべきと訴えてきた。皆さんからも是非、ご協力頂きたい。
14時に閉会となり、その後、東京駅まで歩く。
皇居の横を通り、水が綺麗なことや木陰の風が気持ち良いことから、所々立ち止まって写真を撮る。
かなりの暑さであるが、風が心地よい。
14時30分、東京駅に到着したので、八重洲口の地下にある「ウルトラマンワールドM78」(電話:03ー3215ー0707)に寄り、ピンズ(CrewGUYS、ウルトラマンレオ)などを購入。ついでに中身が分からない525円のアクセサリーシリーズ「ウルトラ変身チャーム」もレオリングがでるまで6つも買ってしまい、散財してしまった。
書店などをまわって時間調整をしたのち、16時に某社に伺って、意見交換。
19時、 「味の牛たん 喜助 東京駅八重洲北口店」(電話:03-3215-2050)に有志5名で集合し、夕食をとりながら懇親会を行う。
先日は宮城県仙台市内のお店であったが、今日は東京駅構内である。
お約束の「タンとうふ 250円」、「シャキシャキサラダ 600円」で生ビールを飲んだのち、麦めしに塩味の牛タンをワンバウンドさせて、脂を麦めしに染み込ませつつ一かじりして、また生ビールをゴクリと飲む。麦めしにワンバウンドさせるのは、最後にとろろをかけて、かっこむための準備である。「笹かまのさっと炙り 250円」、「厚焼定食(しお味) 2000円」の追加と進み、すっかり満腹となった。
22時、カラオケにでも行こうということになり、格安のカラオケボックスにに移動。
飲み物を選ぶ際、冗談で「マッコリでも飲むスムニカ?」と言ったところ、そのままマッコリの大きなボトルがでてきてしまい、ミックスピザとマッコリという訳の分からない組み合わせで飲む。
選曲は、「ウルトラマンレオ」、『仮面ライダー(スカイライダー)』のエンディング曲「はるかなる愛にかけて」、酔った勢いで歌い切ることができない藤澤ノリマサのデビュー曲「ダッタン人の踊り」 、明るい調子である昭和15年の軍歌で山田耕作作曲「燃ゆる大空」(3番の歌詞は「国威を担う、若人我ら」)、シメは「海ゆかば」など。
24時、熱い「心のアニキ」E氏と渋谷にタクシーで移動。
最近のコメント