平成23年地域懇談会(第三中学校区)
「水戸黄門」と柏崎
3時、就寝。
7時に起床し、陳情を受けた現場確認のため、市内をまわる。
9時、自宅に戻り、大粒納豆、茹でて叩いたオクラ、魚肉ソーセージとキャベツのマヨネーズ炒めでご飯2杯の朝食をとる。
10時から市内某所において打ち合わせ。
12時30分、自宅に戻り、冷やご飯のうえに、温めないレトルトのカレーとひき割り納豆をかけ、冷やし?納豆カレーで昼食をとる。
13時から議会事務局などの市役所各所や依頼された方のご自宅などで市内まわり。
15時、事務所に来客。
16時過ぎ、国会の中継がどうなったのかテレビをつけたところ、ちょうどBSNで「水戸黄門」第27部の再放送がやっており、第22話「恋を探した盆踊り -柏崎-」という柏崎を舞台にしたエピソードであった。悪代官の補佐役が「ウルトラマンレオ」の主人公おおとりゲンを演じた真夏竜氏。 「オレのウルトラマンレオが悪役・・・」と少年のような気分となる。物語のポイントは「三階節」であった。
ちなみに、「水戸黄門」第29部には、第20話「岸壁に祈る母 -柏崎-」というエピソードもある。この回にも子守唄として、「三階節」がでてくる。
17時、八坂神社に移動し、柏崎青年会議所の有志メンバーと合流。柏崎青年会議所が1998年に設置した石碑である、まちしるべNo.47「祇園祭発祥の社」の清掃を行う。
碑文は以下の通り。
祇園さんの名で親しまれている八坂神社は11代垂仁天皇の御代に和那美水門祇園杜として創建され、八岐大蛇伝説で有名な素盞鳴尊を祭神としています。現杜殿は番神堂と同じく4代篠田宗吉が棟梁を務め、建立されました。
この地は柏崎中心の花街として長く栄え、お祭りの時は多くの参拝者で賑わい、人々は名物のお団子などを食べながら、花火を楽しんだといいます。その様子は「春は住吉夏祇園おばな祭りの諏訪の賑わい」とうたわれました。
お祭りは7月7日の始祭・例大祭・毎夜祭・7月27日終了奉告祭と続き、神興渡御は街中に夏を伝えました。
18時過ぎ、米山コミュニティセンターに移動しながら、コンビニで購入したミックスサンドイッチ、納豆巻き、アメリカンドック、禁断のチェリオの真っ青炭酸飲料で夕食をとる。
18時30分から、平成23年地域懇談会(第三中学校区)に出席する。会場である米山コミュニティセンターの2階和室にギッシリの方が集まり、現市政にガツンと言ってやる!といった感じの方も多い。
毎年のことであるが、最初の40分間は会田市長からの一方的な事業説明であり、成果のご報告といった感じである。
この報告に対する質疑応答は以下の通り。
Q.原発の使用済み核燃料が溜まっていることは知らなかった。1万年経過しないとダメとアメリカの発表があったが、この処理はどうするのか。後世に残すのではないか。第四次総合計画があるが、地域で実感するに少子高齢化、一世帯の人間が減っている。人口減少に対するものはあるのか。医療関係で税金としての徴収負担が大きく、かつ遅れた医療のような感じがする。(米山町住民)
A.核燃料サイクルの計画がある。それがうまくいかない、再処理工場もうまくいっていないのが実態。中間貯蔵も必要との話もあり、高レベル廃棄物の処分方法も決まっていない。後世に引き継ぐ。人口については日本全体の流れであり、地方の過疎化が激しい。人口推計では、平成28年には8万5千人になると予測している。何もしないとそうなるのであって、色々な政策を行って9万人にしようというもの。健康診断については、健康管理センターで胃カメラ検診はやっておらず、希望する方もいると思うが、すぐには設備的にも難しい問題。
Q.産業振興について、RKEがペレット燃料を作ると聞いているが、杉を切っていくと大変なことになる。林道の基幹道路を作れば、森林伐採ができる。自分たちで林道の基幹道路の要望をしたが、まだできていない。灯油の値段が上がるまえに必要だが、どうなのか。原発は安全であると宣伝されてきた。今後は原発は事故があると思うので、事故を前提にしたシンポジウムをやってほしい。共産党の講演会では、小国でヨウ素剤を配っているということを聞いた。柏崎ではどうなのか。(鯨波住民)
A.林道の件は、以前の陳情を確認して、後ほど答弁したい。詳しく調査する。原子力発電所の事故があった場合の対応は、原則10km範囲。広がった場合が順次対応することになったいる。それを再検討する動きもある。ヨウ素剤は避難所となる小中学校に配布している。
続いて、地域からのテーマとなり、事前に提出された各地域からの質問に対し、以下のようなやりとりが行われた。
1.安心と安全の生活環境の確保について
鯨波町内会会長
・鯨波の国道脇に二つの大きな建物の廃屋があり、景観からも犯罪防止のためにも対策が必要だと思う。民間の建物ではあるが、何とか指導はできないのか。
→ 犯罪発生要因になることも含めて、ロープなどによって車両の進入を防ぐようにし、ガラスや戸はベニアで止めている。防犯上の問題はないと認めているが、いつまでもこのままで良いとは思っていない。管理している破産管財人には心配している旨を連絡したい。
2.防災上の観点からの消防団について
大州三区町内会会長
・消防団のなり手がいない。なぜ市役所職員が消防団に入っていない。市職員への指導はどうなのか。民間企業への協力依頼は十分なのか。公務での補償について明確な説明を求めたい。
→ 平成23年4月時点で消防団員1437人のうち49人が市職員。実際には、災害時に市職員としての責務もでてくるので、すべての対応は難しい状態である。指導は、特別な訓練はしていないが、他の分団員と同じ訓練をしている。民間企業に対しては、分団員の86%が就業しているので、消防団協力事業所を認定し対応。市の職員も同様であり、公務災害の補償は一緒である。
・平時の協力はできないのか。また公務補償の金額は一緒なのか。
→ 地区での対応は検討している。金額は手元に資料がないので、それほど変わらない金額であったと記憶している。
3.原子力災害の避難所について
大州三区町内会会長
・原子力災害時の避難所の説明がこれまでなかったので、取り壊す予定の教育センターについて住民は知らなかった。市の危機管理意識がない。原子力災害について、現状に合わない避難計画をなぜそのままにしておくのか。危機管理意識がない。町内会長、消防団、民生委員などの自主防災組織で要援護者の打ち合わせをしたいとの相談があったが、うちの町内会は3カ所に逃げることになっている。またうちの町内は民生委員が4人もいるので、アンバランスであり、町内会長として責任はとれない。津波ハザードマップでは、安全だということだが、番神の防波堤は普通の冬でも超えている。鵜川も遡上しないという保証もないので、見直しは必要ではないか。
→ 教育センターについては、400人が原子力災害で避難することになっている。今度は、教育センター移転後の建物の扱いはまだ未定なので、決まりしだい代替案を提示する。自主防災組織については、今後相談させてもらいたい。津波ハザードマップは県のデータを元にしたので、今後また再検討する。
4.柏崎港のクズ鉄問題、特に鉄粉飛散、騒音について
大州六区
・中浜は鉄粉で困っている。2004年2月から申し入れしている。市長出席の会議も含め、12回でいまだに解決していない。1つは騒音問題、キャタピラを金属からゴムに変えるということだったが、予算の関係という理由でそのままである。2つ目は、スクラップの鉄の移動で粉じんがでている。これも解決していない。風速10mで作業しないということだが、風速計はいまだに設置されていない。各家庭への調査も結果報告がない。昨日、市役所に行き、担当部署に相談した。ところが、鉄と鉛がでているという結果にも関わらず、それについては法律上の問題にはならないと言われ、裁判に訴えたらどうか、と言われた。公僕である市職員がそんな事を言っていいのか。相談にいったのであって、市と裁判沙汰にしたらどうか、という発言は許せない。
→ (部長)法律で解決できないので、裁判で争ったらという発言になったと部下から聞いている。調査結果をもって、柏崎港の業者に指導する。
→ (市長)前から状況は知っており、申し入れもしているが、結果として改善もされている。作業場所も変更してもらいよう協議している。また担当から連絡させる。市職員の裁判うんぬんの発言についてはお詫び申し上げなければならないが、相談させてもらいたい。
5.市立学校の統合および学区の見直しなどに関する答申並びに承認に関して。「答申概要」について。
米山地区連絡協議会会長
・米山小学校について平成24年度の統合は見送る、住民の合意に至らなかったという答申がでている。これは合意できるまでの説明がなかったための住民の意見である。米山小学校がどこにあるかも分からないような委員に、学区等審議会には任せられない。平成25年度以降はどう考えているのか。
→ 平成22年9月に要望書、その後の陳情書も頂戴している。学区等審議会は地方自治法による設置であり、柏崎市の状況(人口の移動)によって設置する期間的なもの。過去では5~7年ごとに設置されている。委員は、20人以内とあり、関係小学校PTAなど構成メンバーもある程度決まっている。学区等審議会では、平成25年以降に米山小学校を統合するという付言がついている。しかし、行き違いもあったと思うため、その点はお詫びしたい。新発田方式のように将来ビジョンを示すべきとの意見もある。一学級がおおむね20人程度を目指したく、また複式学級も解消したい。答申を教育委員会として受けて、次回をどうするのかは、地域の方の意見も尊重しながら、誤解のないように話し合いを続けていくことを考えている。
6.川内集落から谷根集落に通じる(六拡道路、トンネル一つが市道)並びに青海川集落から谷根集落に通じる県道の整備について
谷根町内会会長
・地域の自立に取り組んでいる。大雨の際など交通規制がこの両道に実施されると集落が孤立する。平成23年度予算で調査をしてもらっているが、調査結果をもとに次のステップに地域で取り組みたい。谷根ダム、赤石ダムともに柏崎市としては最大の投資をし、美味しい水が提供できている。だからこそ、その元となる住民の安全・安心を確保してもらいたい。市の危機管理としても、もっと真剣に取り組むべきではないか。
→ 現在のままにすれば、孤立する状況は変わらないので、調査委託をしているところである。結果を受けて、対策をしたい。六拡トンネルはあくまで応急処置であり、また調査委託を行い、十分な処置を考えたい。調査委託先の会社が東日本大震災で対応が遅れたことにはお詫びする。
大幅に終了予定時刻の19時30分を過ぎた20時50分から一般的な質疑応答となった。
Q.ここに6月20日からの3号の『広報かしわざき』について聞きたい。市長の50の約束についてという記事で、刈羽村への上水道の給水とあるが、市長選挙のマニフェストに掲載してあったのか。市職員数の削減として150人できたと、成果として書いてあったが、これはどうやって削減したのか。成果として森林基盤林道を整備したと書いてあるが、どこを整備したのか。市長への手紙などの印刷代や『広報かしわざき』で2ページも使うのは無駄。
A.(部長)職員の定員削減は、効率的に仕事するように削減してきており、定年退職。自然減(定年退職)を補給するのを半分にしたりしている。市長への手紙は、市民の声を市政に届けるために必要であり、毎日のように手紙は届いている。年間300~400通ある。
A.(部長)林道は県の範囲なので・・
Q.米山町の森林道は市道だ。
A.(部長)はじめて聞いたので、現地を確認したい。
A.(市長)マニフェストには刈羽村への上水道給水は入っている。私が市長選挙のときに公約として訴えたことは、4年間で行うこと。
Q.刈羽村への給水を何故、柏崎市長選挙のマニフェストに載せたのか。刈羽村の村長に負けたのではないか。
A.柏崎市の施策として行った。
Q.青海川の海水浴場の近くまで遊覧船が来るが、船による波で海水浴客は危険である。注意してほしい。弁天島までの遊歩道などは国定公園になったから直せないということだが、膝まで水が来るような状況である。国定公園になる前の道路だから、直してほしい。米山大橋の両端も市道でもあり、草取りしているが、契約書がないと作業できないと言われている。町内が印紙代から何から負担しているが、おかしくはないか。要望しておく。
21時15分に閉会となり、買い物などをしたのち、23時に帰宅。
熱めのシャワーを浴びたあと、事務所にて、なかなか終わらない原稿を仕上げる。
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おひさしぶりです!
ウルトラマンの方々って
けっこうその後悪役やるって方
多いですよね~。
真夏竜さんもっていうのは
知りませんでした。
投稿: ヌライ@糸魚川 | 2011年7月22日 (金) 12時56分
ヌライ@糸魚川さん、お久しぶりです。
また、コメントありがとうございます。
ご指摘の通り、ウルトラマンの主役をやった方は時代劇をはじめ、悪役が多いようです。
大人の判断をしたいと思うものの、やはり画面を観ると「俺のウルトラマンが~」となってしまいます。
投稿: 三井田孝欧 | 2011年8月20日 (土) 16時14分