4時から3時間ほど、事務所で仮眠。
7時過ぎ、大粒納豆と生卵を混ぜたものをすすってから、自宅周辺の雪かきなどを行う。
身支度をしたのち、8時50分、柏崎駅に移動し、総務常任委員会のメンバーと合流。
今日から2日間、総務常任委員会の視察となる。
9時12分発が到着が遅れ、9時16分発となった特急「北越2号」に乗り、一路、石川県金沢市まで向かう。
11時35分、金沢駅に到着したので、駅構内の「加賀 白山そば」(電話:076-247-8422)で、「うどん小 250円」に「生卵 50円」、好物である「白海老の天ぷら 200円」をトッピングして、持参してきたおにぎり(筋子)で昼食をとる
12時3分、北陸本線の各駅停車に乗り、12時50分に大聖寺駅に到着。
時間調整のため、大聖寺駅周辺を散策し、「古久谷発祥之地」の碑を見学する。
説明文は以下の通り。
「古久谷の発祥
大聖寺初代藩主前田利治は、加賀藩第3代前田利常の第3子として元和4年(1618)金沢に生まれ、寛永16年(1639)22才のとき分封をうけ、大聖寺7万石の藩主となった。母は将軍秀忠の2女であり、将軍の孫でもあり豪奢な暮らしをしていたようである。元来事業家でもあり、産業を奨励し、新田や鉱山の開発に意をそそぎ、自ら率先して事に当たった。
また、趣味も広く茶道を好み小堀遠州に私淑して陶器にも関心を持ち、茶器類を収集したり、楽焼きを試みたとも伝えられている。
時に鉱山奉行土田清左衛門や藩士後藤才次郎等の力で、金山のあった九谷に陶土が発見されたので、当時領内になかった製陶に着目して焼物を造ることが計画されるようになった。そして、その後多くの人々の辛苦が実り、2代藩主前田利明の明暦元年(1655)に、世界に冠たる色絵磁器である大聖寺焼(古九谷)を生み出したのである。」
大聖寺駅から徒歩で加賀市役所に移動し、13時30分から予算編成の公開についての行政視察をさせてもらう。
柏崎市では、予算の編成過程が公開されていないが、加賀市では公開討論会(外部評価)を踏まえ、予算の要求及び査定を行い、この状況はすべて公開されている。
岩村正秀議長による加賀市議会の「日本一の議会を目指して」という紹介をはじめ、主な内容は以下の通り。
*お茶とともに地元の銘菓という「げんば堂」(電話:0761-72-3303)の「加賀銘菓 川端御亭(かわばたおちん)」を頂戴した。「川端御亭」は、大聖寺藩三代目藩主・前田利直の休憩所として、宝永6年(1709年)に藩邸の庭園に大聖寺川を臨むように建築された。後に利直の雅名から「長流亭」と称され、国の指定重要文化材となっている。
<加賀市>
人口:約7万3000人
人口減少の主な理由は、就職口のなさ、結婚等
一般会計:おおむね290億円
小松基地の一部が市域にかかっている。
→ 柏崎市は450億円~500億円
二カ所の公立病院があり、統合して新しい病院を計画中。
<加賀市議会>
・平成23年4月に議会基本条例を制定。
議場で能楽を開催、久谷焼の展示などを行っている。
早稲田大学マニフェスト研究所による議会改革度調査2011において、全国1789議会中43位となり、北陸3県のなかでは議会改革が一番進んでいる。
議会報告会も実施し、延べ126人が参加。
(仮称)市民主役条例の策定に取り組んでいる。
議員定数:法定数30名を22名に減員。
現在さらに議員定数を検討しており、特別職報酬審議会の開催を市長に申し入れ。
→ 柏崎市議会ではいまだに26名
議会特別委員会:基地対策、議会活性化、
病院事業、新幹線・公共交通対策等
議員報酬:43万円
→ 柏崎市議会 39.6万円
政務調査費:月額8万円
石川県内で初めて政務調査費の支出状況を全面公開
→ 柏崎市議会 月換算4.2万円
*驚きは、自民党、公明党、社民党籍のある議員で、議会の過半数を有する会派アイリスを結成していること。
<予算編成過程の透明化(見える化)>
説明者:加賀市役所財政課
●平成22年度当初予算編成まで
・予算編成作業時の「予算編成方針」の公表
・最終予算案が編成後に予算説明資料等の予算案や予算内示資料の公表
●平成23年度当初予算編成より
市民への説明責任を果たし、市政に対する理解と信頼をより一層深めてもらうことを目的として当初予算編成について行政情報の透明化を図ることとした。
具体的には、
・予算編成過程について、段階ごとに公表を行うことにより、従来よりも情報公開を進める。
・事務事業評価の結果を予算要求及び予算編成に反映させる。
・外部評価を行った事業については、要求から最終予算案となるまでの調整の過程を公表し、同時に意見募集を行う。
*外部評価をもらう13ジャンル、28事業について、公表。他は従来通り。
・加賀市行政評価の公開討論会を平成22年11月27日に実施。テーマは「子育て環境の充実」(5基本事業、15事務事業)、「安心の医療体制の強化」(5基本事業、8事務事業)、「公共施設の適正な管理運営」(3基本事業、5事務事業)の3つ。
●平成24年度以降について
・当初予算編成においては、予算編成過程の透明化(見える化)として、公開討論会(外部評価)を踏まえた、予算の要求及び査定を行うほか、この状況について公開し、意見募集を実施。平成24年度の当初予算編成についても、市民への説明責任を果たし、市政に対する理解と信頼をより一層深めていただくことを目的として、引き続き予算編成過程の「見える化」に取り組んでいる。
・平成23年10月22日、23日に加賀市行政評価の公開討論会を実施。10テーマ、16基本事業29事務事業を評価した。
(1)予算編成の考え方(10月公表)
当初予算編成に係る財源の配分や基本的事項等の考え方等を示す。
(2)予算編成方針(10月公表)
当初予算編成にあたっての全体的な取り組み方針及びシーリング値を含めた概算での財源の配分等を示す。
併せて、「予算編成の流れ」及び「当初予算要求要領」を公開。
(3)事務事業の内部評価の実施と公開外部評価会の開催(10月)
総合計画の施策体系に基づく事務事業について、内部評価を実施。内部評価を実施した事務事業の中で、各施策に関連する主要な事務事業について、実効性や有効性を市民目線で評価する公開外部評価会を開催した。
(4)(3)を踏まえた予真要求及び予算査定(12月~2月)
(3)の内部評価及び公開外部評価会での意見を踏まえて、平成24年度予算要求を行うとともに、公開外部評価の対象とした事業については、その予算の「要求状況」、「財政担当での調整状況」及び「市長裁定後の最終予算案の状況」について概要を示す。また、併せて意見募集を実施する。
平成24年度予算編成過程の公表日及び意見募集期間(予定)
要求時点 12月下旬公開
12月下旬から1月上旬意見募集
財政担当調整後 1月下旬公開
1月下旬から2月上旬意見募集
市長裁定後最終予算案 2月上旬公開
2月上旬から2月下旬意見募集
(5)予鼻案の発表(2~3月)
最終予算案を予算内示資料と併せて示す。
●市民からの評価
・市民からの意見募集をしているが、意見が0であった。周知方法に課題があると認識している。
・平成23年度当初予算でも議会からの積極的な議論がなかった。
・市役所内部においては、公表することを意識することで、説明責任の重要さを理解し、意識向上した。
・市民への説明方法、見てもらうための手法は課題となっている。公表の分かりやすさ、公表媒体の選択も検討すべきところ。
・中期計画としては5年単位で行っている。
・財政健全化に向け、経常収支比率95%を平成28年度までに90%以下にする、実質公債比率を13.4%かた平成28年度までに12%、起債残高を増やさない、財政調整基金を15億円以上上乗せすることを目標としている。
・総合計画の中期実施計画は公表しているが、数年後にこういった事業がでてくるといった詳細なところまでは公開していない。
Q.市民からの意見募集において、実際に意見がでてこないことに対し、多くの市民が関心をもつ事業を特例的に選択して実施するような手法は考えているか。
A.現状でまずは取り組みたい。
Q.公開するための資料作りなど担当課のみならず、財政課も大変だと思うが、行政内のシステムに組み込むようなことは計画していないのか。つまり通常業務でも使う数字なので、システム化さえしてしまえば、その後の公開範囲も広がると思うがどうか。
A.システム化の予定はない。
大聖寺駅まで徒歩で戻り、15時57分発の北陸本線に乗り、16時9分に芦原温泉駅に到着。
このまま芦原温泉で下車して温泉を楽しみたいところであるが、16時25分発の特急「しらさぎ62号」に乗車する。
17時10分、敦賀駅に到着し、徒歩で宿泊である東横イン敦賀駅前に移動して、チェックイン。手続きをしていたところ、ありがたいことに敦賀市議会の堂前一幸議長から地酒・三宅彦右衛門酒造の「特撰 大吟醸 早瀬浦」が届いていた。早速、メンバーで一口ずつ分けて頂戴したが、こういったお心遣いで、そのまちの印象は大きく変わる。自分自身でも心がけたい。
18時、「お食事処魚岬 うおさき」(電話:0770-25-7751)に移動し、懇親会。
地元の名産である「花らっきょう」、旬である「寒ブリの刺身」、「シメ鯖」「へしこの刺身」、「赤なまこ酢」、そして個人的に好物である若狭らしい冬の味覚「にしん寿司」をつつきながら、生ビールを飲む。
へしこ等、塩気の強いものを食べながらの生ビールは、血圧など体に悪いことは分かっているものの、染み入るように美味い。熱いご飯をかっこみながら食べたい気持ちでいっぱいとなった。
20時30分、タクシーで「ニューカドヤ」(電話:0770-24-3030)に移動して二次会。定番の「カルビ」、「ハラミ」、「ホルモン」、「センマイ」などをつまみつつ、マッコリを飲む。
前回、敦賀市に来た際に紹介してもらったお店であるが、変わらず肉もタレも好みの味わい。
22時、ホテル近くまでタクシーで戻り、周辺のスナックで三次会。吉瀬美智子似のショートカットの女性が気になり、飲み過ぎる。
23時30分、ホテルに戻り、メールなどの処理。
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