第37回帝国陸海軍軍樂隊大演奏会・軍装会
4時過ぎ、東京都内の駐車場に到着し、3時間ほど仮眠。
8時、近くのコンビニで購入した納豆巻き、おにぎり(筋子)、低脂肪乳で朝食をとる。
9時、千駄ヶ谷駅に到着し、日本青年館に向かう途中、フリーマーケットを発見したので、じっくりと見て回る。途中、ある骨董品を扱っているところを見ると「奇跡の艦」と呼ばれた「駆逐艦 雪風」の油絵を発見。値段を聞いたところ「売れないので2000円で良い」とのことだったので、即購入した。
10時40分、「Befana」(電話:03-3475-2509)に入り、「サンドイッチドリンクセット 850円」をアイスコーヒーにして、早めの昼食をとる。
多くの場合、喫茶店のトーストは厚くていいが、サンドイッチはかなりペラペラである。しかもバターではなく、マーガリン。アメリカのサンドイッチのようにペパローニ、ターキーハムがごってりと入っているようなお店が近くにほしい。
11時30分、日本青年館大ホール前で友人と待ち合わせたのち、「第37回帝国陸海軍軍樂隊大演奏会・軍装会」の会場に入る。第32回以来の参加である。
東日本大震災により、毎回の会場であった旧軍人会館の九段会館は取り壊しとなったので、日本青年館大ホールが会場となった。
いままでは大正生まれの祖母を連れて参加していたが、祖母が亡くなった今、友人数名をお誘いしての参加である。普段はいわゆる痴呆症であったが、当時のことを思い出すのか、この演奏会、特に「愛國の花」 (作詞:福田正夫 作曲:古関裕而)で祖母はイキイキとしていた。
また、受付を担当されていた東條由布子さんにご挨拶するとともに、ミッドウェー海戦において「空母 飛龍」とともに散華された山口多聞中将のご子息とお話しすることができた。
12時、開会。
主催者である那須戦争博物館の栗林白岳館長をはじめ、旧軍楽隊出身の演奏者の高齢化なども考え、歴史を継ぐためにも若い世代に今後も紹介していきたい。
東京都議会の古賀俊昭議員やご子息の日野市議会・古賀壮志議員など知った顔の皆さんにご挨拶。
会場は約1100人の満員であり、12時20分から参加者全員が起立しての国歌斉唱、英霊への黙祷(「国の鎮め」奏楽)から演奏会が開会となった。
栗林白岳館長による軍人勅諭、教育勅語奉読ののち、高澤智昌氏指揮により、演奏は「陸軍分列行進曲・君が代行進曲」が最初となった。
今回の演奏メンバーの帝国陸海軍音楽隊出身者の平均年齢は87歳である。
2曲目は、陸軍軍歌名曲集(明治編)として、メーデー歌の「聞け万国の労働者」にも変わった「歩兵の本領」(作詞:加藤明勝 作曲:栗林宇一)、斥候から始まる「日本陸軍」(作詞:大和田建樹 作曲:深澤登代吉)、「敵は幾万」(作詞:山田美妙斎 作曲:小山作之助)の3曲。
指揮者が元海上自衛隊東京音楽隊隊長・谷村政次郎氏に代わり、「太平洋行進曲」(作詞:横山正徳 作曲:布施元)、「如何に狂風」(作詞:佐戦児 作曲:田中穂積)が演奏された。
続いて指揮者が元航空自衛隊航空中央音楽隊隊長・新藤潤氏に代わり、大御所・三鷹淳さんが登場。「ラバウル海軍航空隊」(作詞:佐伯孝夫 作曲:古関裕而)、「若鷲の歌」(作詞:西条八十 作曲:古関裕而)。
*東日本大震災被災者に「若鷲の歌」を唄ってくれた台湾の皆さん。
司会でもある歌手・三枝万祐さんがステージ中央にすすみ、指揮者が元海上自衛隊東京音楽隊隊長・青木凱征氏に代わって、亡き祖母が好きだった「愛國の花」(作詞:福田正夫 作曲:古関裕而)、そして「蘇州夜曲」(作詞:西條八十 作曲:服部良一)の2曲が演奏された。
指揮者が高澤智昌になり、横浜軍歌愛好会による「建設の歌(熱砂の誓い)」(作詞:西条八十 作曲:古賀政男)、初めて聞いた隊歌「三重海軍航空隊隊歌」。
「建設の歌(熱砂の誓い)」はいかにも古賀メロディ調であり、好きな曲である。
ベテランのわかばちどりさんが登場し、「明日はお立ちか」(作詩:佐伯孝夫 作曲:佐々木俊一)、 三鷹淳氏とデュエットで「出征兵士を送る歌」(作詞:生田大三郎 作曲:林伊佐緒)、大日本帝國陸軍最後の聯隊歌である「牡丹江重砲聯隊歌」(作詞:天田達也 作曲:第三軍軍楽隊)で第一部が終了。
15分の休憩ののち、
第2部となり那須町観光協会長をはじめ、皆さんの歌が演奏が披露された。
第2部のシメは、「ハナ肇とクレージーキャッツ」のメンバーである故・安田伸氏の弟さんである安田秀司氏によるトランペット独奏を楽しませてもらった。
15分の休憩をとり、世界三大マーチの一つであり、この演奏会の最大の見せ場である「軍艦行進曲(軍艦マーチ)」(作曲:瀬戸口藤吉)が、元海上自衛隊東京音楽隊隊長・青木凱征氏の指揮で第三部がスタート。
三鷹淳さんをメインに「轟沈」(作詞:米山忠雄 作曲:江口夜詩)、続いて御年91歳、陸軍士官学校55期の池田二郎氏による「戦友」(作詞:真下飛泉 作曲:三善和気)が歌われた。
池田二郎氏は戦後、医学博士となった方で高田歩兵30聯隊の通信隊長として、ハルピン、宮古島と転戦された。
元海上自衛隊東京音楽隊隊長・谷村政次郎氏に指揮者が代わり、わかばちどりさんによる「大空に祈る」(作詞:野村俊夫 作曲:万城目正)、「九段の母」(作詞:石松秋二 作曲:佐藤富房)の熱唱で、銃後を守る母親の気持ちが観客に深く伝わった。
高澤智昌氏指揮に代わり、三枝万祐さんによる「ああモンテンルパの夜は更けて」(作詞:代田銀太郎、作曲:伊東正康)、「南の花嫁」(作詞:藤浦洸 作曲:古賀政男)の熱唱。
指揮者が元海上自衛隊東京音楽隊隊長・谷村政次郎氏に代わり、「水師営の会見」(作詞:佐々木信綱 作曲:岡野貞一)、満州開拓移民の歌「植民の歌」(作詞:土屋基夫 作曲:陸軍戸山学校)、再度、元海上自衛隊東京音楽隊隊長・青木凱征氏の指揮になり、三鷹淳さんによる「露営の歌」(作詞:藪内喜一郎 作曲:古関裕而)、「暁に祈る」(作詞:野村俊夫 作曲:古関裕而)、横浜軍歌愛好会による「若き翼」(別名:少年飛行兵に捧ぐ 作詞:梅木三郎 作曲:上原げんと)、昭和7年のロサンゼルスオリンピックのために作られた国際オリンピック派遣選手を送る歌「走れ大地を」(作詞:斎藤竜 作曲:山田耕筰)、3名の歌手による「めんこい子馬」(作詞:サトウ・ハチロー 作曲:仁木他喜雄)と続いた。
高澤智昌氏指揮に代わり、3名の歌手による「美しき日本の歌を歌う」として、春にちなんだ「早春賦」(作詞:吉丸一昌 作曲:中田章)、「朧月夜」(作詞:高野辰之 作曲:岡野貞 一)、「花」(作詞:武島羽衣 作曲:滝廉太郎)が歌われた。
続いて、客席と一体になっての「愛國行進曲」(作詞:森川幸雄 作曲:瀬戸口藤吉)、「日の丸行進曲」(作詞:有本憲次 作曲:細川武夫)でフィナーレとなった。
最後は恒例の全員起立しての「海ゆかば」(作曲:信時潔 作詞:大供家持)、聖寿萬歳で終了。
16時30分、「モダン食堂東京厨房 千駄ヶ谷店」(電話:03-3478-4333)に東京都荒川区議会・小坂英二議員 、ジャーナリスト・佐波優子女史をはじめ、数名と入る。
懇談となったので、オリジナルメニューのなかから「千駄ヶ谷名物キャベツメンチ定食 850円」を無料のご飯大盛りにしてもらい、昼食か夕食か分からない食事。キャベツメンチ、鶏から揚げ、目玉焼きという内容でかなり満腹となった。
会食終了後、帰路につく。
食材などの買い物をし、22時にやっと帰宅する。
22時30分、牛レバ刺しそっくりの味と食感が楽しめるという「マンナンレバー 使切タイプ」、半額になっていた「チキン仙台味噌焼き」、ひき割り納豆と大根おろしの和え物、ご飯1杯、ビール500ml4本で遅めの夕食をとる。こんにゃくで牛レバ刺し味に挑戦は非常に面白く、食感は良いものの、風味はイマイチであった。
食後から事務所にて事務仕事。
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