2024年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

« 平成23年度 市道除雪に関する要望、苦情
『週刊ポスト』2012年6月29日号特集「中国領土化する日本」
| トップページ | 佐渡沖油田調査、なぜか中国で大きく報道 »

2012年6月21日 (木)

平成24年第3回定例会閉会
食の地産地消推進条例の修正・可決

 1時、就寝。

 5時に起床し、議会最終日に向けた討論の原稿などを準備する。

 8時、大粒納豆、目玉焼き、ほぐし鮭でご飯2杯の朝食。

 8時40分、市役所に移動し、会派室にて各視察先に関する資料を読み込む。

Cimg2329 10時から本会議、平成24年第3回定例会の最終日である。
 冒頭、文教経済常任委員会から、6月議会前に議論を打ち切った「食の地産地消推進条例の調査研究」として報告があったので、以下のように質問した。

Q.委員長の真摯な姿勢があったからこそ、文教経済常任委員会に委員を出していない整風会として、これまで全員協議会などで意見し、全会一致で進めようという合意を信じてきたが、報告書の10ページには「経過を踏まえると6月定例会に提案すべきだという意見と、これまで議会内でキャッチボールを続けてきたことを踏まえると、さらにこのことを続けるべきという意見が出され、結果、意見の一致を見ることができなかった」とある。6月定例会を期限とした委員の意見やその理由を知りたい。
A.決定の理由は3つ。市民の皆さんからの条例であることで2年を経過したこと、6回の議員への意見聴衆をした、市民団体との意見拝聴会も実施。そのことから委員長として6月定例会での提案を決断した。

Q.市民との意見交換会ででた意見をはじめ、農業委員会をはじめ関係団体からの意見反映についてはどう考えているのか。2年を経過したというが、そもそも正式な議題になったのは昨年12月のことであって、議論も少ないように思う。しかも委員会打ち合わせ会などは周知するわけでは行われていた。
A.委員会にメンバーをだしてなくとも傍聴はできる。これまで3回の全員協議会を開催した。

 「百里の道を行くときは、九十九里をもって半ばとせよ」(芥川龍之介『侏儒の言葉』)とでも言いたいところであったが、あくまで報告への質疑なのでここまでとした。
 報告が承認されたのち、以下の議案が順次可決した。

「議第65号 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」
「議第66号 妊産婦及び子どもの医療費助成に関する条例の一部を改正する条例」
「議第68号 国民休養地設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」
「議第69号 市立児童クラブ設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」
「議第61号 平成24年度一般会計補正予算(第3号)」
「議第62号 平成24年度ガス事業会計補正予算(第1号)」
「議第63号 平成24年度水道事業会計補正予算(第1号)」
「議第64号 平成24年度下水道事業会計補正予算(第2号)」
「議第70号 公の施設の区域外設置に関する協議について」
「議第71号 契約の締結について(北条小学校改築(建築本体)工事)」
「議第72号 契約の締結について(北条小学校改築(電気設備)工事)」
「議第73号 契約の締結について(北条小学校改築(機械設備)工事)」
「議第74号 契約の締結について(北鯖石保育園改築(建築本体)工事)」
「議第80号 契約の締結について(高齢者生活支援施設建設(建設本体)工事)」
「議第75号 財産の取得について(土地)」
「議第76号 財産の取得について(消防ポンプ自動車)」
「議第77号 財産の取得について(化学消防ポンプ自動車)」
「議第78号 市道路線の廃止について」
「議第79号 市道路線の認定について」

 続いて「議員発案第3号 食の地産地消推進条例」が提案されたので、提案者に対し、以下のように質疑を行った。

Q.地産地消の考え方は進めるべきであるが、条例となると総合的に判断しなければならないので、若干の質問をする。前文にもあるように、その土地でとれる食材がその土地の伝統的な食文化を形成してきた。しかし、現代の食文化・食生活が変化している以上、条文そのまま受け取ってしまうと、生産者が無理な生産計画を作るということになってしまう。このことは葉物の生産が難しいといった柏崎市の問題(これは先般の市民説明会でも生産者の方が指摘)もあり、伝統的な食文化は継承しつつ、減塩など食育の観点から変化してくる食文化・食生活を包括的に考えるべきである。条文では第3条第3項をはじめ、第6条2項などに記載の食文化や郷土料理など、食育推進計画と密接な関係がある。条例制定後は、推進計画が策定されるが、食育推進計画との整合、配慮は今後どう考えているのか。
A.地産地消の考え方は古くからあり、食生活向上対策事業が発端となっている。平成17年に地産地消の自給率を高めようとなった。質問の通りに食育との関係は重要であると思う。計画を策定する範囲においては、議員発案で作った条例なので、関係者とともにチェックをし、提言していく。

Q.生産者からの指摘として、すべての食材を地産地消などできない、多額のコストがかかり税金での支援が必要となるというものがあった。これと同様に、地産地消の誤った伝え方をされないよう、自分の地域で生産できないものは極力、近隣の農林水産物を使うという、フードマイレージを下げる努力を盛り込むべきと思うが、その点はどうか。
A.精神は取り入れており、推進計画の組織が生まれた段階できちんと議論をしていきたい。現状は途上であるが、条例にあるように4年以内に見直すこともあるので、実践のなかで対応していく。

 ここら辺で、某女性議員をはじめ市長与党議員から「足引っ張って」「変な事ばっか言うな」との野次が入る。より良い条例になる確認の意味で真面目に議論をしようとしているなか、足を引っ張るのはどっちなのか聞きたいところ。こういった議論をする場も十分に用意せず、いきなり賛同議員16名(15名で議会初日に発案したものの、某議員が最終的に賛同議員としてこっそり追加)だけで議員発案したため、質疑応答があるのは当たり前である。

Q.地域循環型社会を目指す柏崎市のバイオマスタウン構想があり、かつ本条例は柏崎市の独自の条例であって、考えを入れておくべきである。また先進的に地産地消の取り組みに地域循環を取り込んでいる自治体(神奈川県川崎市、熊本県山鹿市、京都府与謝郡与謝野町、大阪市枚方市)もあり、消費した後の食品残渣の活用まで含まれるよう「のりしろ」をいれておくべきではないか。
A.地域循環の考え方が大切であり、推進組織のなかで議論していきたい。地域の特徴があっても良いと思っており、実践のなかで対応し、今回の条例提案にもその考えは含んでいると考えてもらってよい。

Q.本条例の趣旨として、6次産業化という議論があった。ブランド化という一面もあるが、ブランド化、販売を急いだ結果地元消費が少なくなり、見直しをした長野県小布施の栗の事例もある。地域内消費とブランド化の兼ね合いの考え方を教えてほしい。「第13条 生産者及び事業者は、市内農林水産物等の付加価値をより高めるよう生産の振興及び流通の促進に努めるものとする」とあるが、安全・安心な農林水産物等の「安全・安心」は付加価値として捉えてよいか。私自身は、「安全・安心」は重要な価値であり、付加価値と一括りにするのではなく、取り出して基本的なこととして記載するという考えはなかったか。
A.ブランド化については議論がある。ブランド化を急いでしまうわけではない。地産地消は生産者の生活向上であり、消費者とのキャッチボール。その結果でのブランド化を推進することが大切と認識している。(後半は答弁漏れ)

 討論・採決となったので、以下の通り、強く意見を付した賛成討論を行った。

 整風会を代表しまして、「議員発案第3号 食の地産地消推進条例」について、強く意見を付して、賛成の立場で討論をします。
 まず条例案の中身については、これまで質疑応答のなかで、循環型社会を目指すとした柏崎市らしいバイオマスタウン構想の考え方、フードマイレージなどの取り組みについて確認しました。提案者から、
推進計画に入れるように議会として申し入れる旨の答弁があったこと、最初の議員発案提出時からこちらの意見を反映し、修正した条例案が本日、議会最終日に出てきたこと、そして今後の食育推進計画との兼ね合いを見据えての改定も考慮する、4年以内の見直しがあるとのことから、詳細な部分については多少の違和感があるものの、了として賛成するものであります。
 ただし、意見反映、議案提出までの経緯については苦言を呈しておきたいと思います。
 当初、本条例案については、文教経済常任委員会が委員会提案するとし、「全会一致」を目指したいとして、議会内では全員協議会の開催、議会外については柏崎市民をはじめ、農業委員会など各団体にも説明してきました。私も議会外の方には「全会一致を目指している」と説明しておりました。文教経済常任委員会に委員がいない当会派・整風会では、
正式に議事録が残る場で意見反映する場は、文教経済委員長との質疑で分かったように、3回の全員協議会しかなかったものであります。
 ところが今回、いきなり議員発案として提出されたのは、これまでの経緯を考えれば納得がいくものではなく、また意見をお聞きした柏崎市民をはじめ、各種団体にも誠意がない対応と思われます。
 議会初日に議員発案をされてから、改めてこちらから意見を条例案に反映をしてもらったこと提案者には感謝しますが、
今までの議論、期間は何だったのか、と思うところです。
 今後の議員発案などのためにも、以上の点を付言して、賛成するものであります。

 討論が終わったところで、条例案の賛同議員から「言い訳討論ゴクローさん」「ただの足引っ張り」「何言ってんだ」との野次が飛んだ。
 自分たちで「全会一致を目指す」と言い出し、協力したらしたで知らない間に特定議員で議員発案、それでもと修正の申し入れまでして譲ったにも関わらず、この野次。これまで全会一致で提案できなかった、委員メンバーでもない整風会が邪魔している等の言い掛かりをはじめとする稚拙な議会運営の反省は無いのであろうか。

 結果、全会一致で可決となった。
 その後は委員会発案、議員発案が討論・採決となり、それぞれの結果は以下の通り。

「委員会発案第1号 直轄事業の継続と適正な維持管理、地元建設業への支援を求める意見書(案)」
→ 全員賛成、可決

「議員発案第4号 消費税の増税はやめることを求める意見書(案)」
→ 賛成少数、否決

「議員発案第5号 少人数学級の早期実現を求める意見書(案)」
→ 賛成多数、可決

「議員発案第6号 義務教育費国庫負担制度拡充を求める意見書(案)」
→ 賛成多数、可決

 ここで議長に対し、「報第16号 専決処分報告について(自動車事故による和解及び損害賠償額の決定について)」の報告を求めた。
 これは100%市が悪い自動車事故として、税金から14万6113円を支払うもの。つい先日も「報第15号 専決処分報告について(自動車事故による和解及び損害賠償額の決定について)」で100%市が悪い自動車事故として13万4700円を支払っている。職務遂行上、そして交通安全の観点からも、報告も求めず、そのまま見過ごすわけにはいかない。
 当局の説明は以下の通り。

・事故の内容は、報第15号と同様に100対0で、止まっている車に車がぶつかった事故。本人には口頭で厳重処分させてもらった。改めて、職員全体には注意喚起をさせたい。

 12時、平成24年第3回定例会が閉会となった。

Cimg2330 12時10分から議会運営委員会に出席。
 議題は次の9月議会日程(9月7日~9月24日)、平成24年度中越地区市議会合同議員研修会(8月22日、アオーレ長岡)の2件で、両方とも了承された。
 その他の提案時間があったので、以下のように提案させてもらった。

「今回の総務常任委員会の審査で実感したが、契約の議案審査として総務常任委員会に付託されるものの、工事内容の答弁、例えば経済的な工法だったかどうか等の質問ができない。契約の手続きだけを審議すれば良いと思うものの、これでは身のある審査とはいえないので、答弁者の工夫をしてほしいがどうか。特に今回は億単位の建設工事契約であり、契約事務方だけの答弁では十分ではないと思われる。」

 年度当初予算で工事自体の説明は聞いているが、実際の契約時までに図面や工法などが変わっている事例もあるための提案である。結果、委員協議会等の開催を必要に応じて行うこととなった。

Cimg2331 13時、会派室に戻り、「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食をとりながら、会派会議。
 議会運営委員会の報告ののち、8月2日に予定されている臨時議会、各常任委員会の視察日程などを確認し、会派視察について協議する。

 13時20分から15時まで議員有志での打ち合わせ。

 16時、事務所に戻ったところで来客があり、市政に関する苦情を頂く。その後も今日の議会をお聞きになってのご意見などで電話があった。

Nec_0001 18時30分、市内某店に行き、政治関係の懇親会に出席。
 生ビール3杯を飲みつつ、刺身、つくね、イワシフライなどをつつく。暑くなってきたからか、それとも電話での対応に疲れてしまったのか、やたら生ビールがグイグイと入ってしまった。

 21時過ぎ、自宅に戻り、熱めの風呂で酔いを醒ます。

 22時から事務所にて、講演で使う資料作り。

« 平成23年度 市道除雪に関する要望、苦情
『週刊ポスト』2012年6月29日号特集「中国領土化する日本」
| トップページ | 佐渡沖油田調査、なぜか中国で大きく報道 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 平成24年第3回定例会閉会
食の地産地消推進条例の修正・可決
:

« 平成23年度 市道除雪に関する要望、苦情
『週刊ポスト』2012年6月29日号特集「中国領土化する日本」
| トップページ | 佐渡沖油田調査、なぜか中国で大きく報道 »