2時、就寝。
6時に起床し、シャワーを浴びたのち、起きがけの納豆汁を飲む。
6時20分のホテルロビーで総務常任委員会で集合。
早朝でホテルのレストランが開いていないため、事務局の某女史が全員分朝食としてコンビニで買い出しをしてくれた。ありがたく、おにぎり(紅しゃけ、日高昆布)で朝食をとる。
6時30分、震災がれきを受け入れる岩手県大槌町に向かって出発する。
6時49分花巻駅発の釜石線各駅停車に乗り、8時53分に釜石駅に到着。そこから手配してあったジャンボタクシーで釜石市唐丹町本郷に向かう。釜石市唐丹町地区は死者・行方不明者が22人に上った地域であり、明治29年と昭和8年の三陸津波記念碑がある。そして、一昨日の平成24年7月1日に東日本大震災の津波の教訓を後世に伝える石碑「津波記憶石」が建立された。
「伝えつなぐ大津波 2011.3.11」と刻まれた石碑が中心にあり、囲むように設置された石板には
「100回逃げて、100回来なくても、101回目も必ず逃げて」
「津波なんかに人は負けない。仲間がいるから、津波なんかに絶対に負けない」
など、地元の小中学生95人のメッセージが刻まれている。こういった教訓をしっかり勉強することが大切である。
続いて、「防災教育の力」がまさに命を助けて釜石市立釜石東中学校の現場を視察。
4階建て校舎が水没するという津波のなか、学校にいた生徒すべてが1.5キロメートル離れた峠まで「津波てんでんこ」で逃げたため、全員無事だったという学校である。
これまで週1時間を防災教育に充て、年3回の避難訓練を行っていたことから「ぼうさい甲子園」優秀賞を2回(2009年、2010年)受賞していた。
10時30分、岩手県大槌町の震災がれき破砕選別施設に到着。我々、柏崎市議会総務常任委員会だけの視察ではなく、他の2団体(新発田広域事務組合、盛岡広域振興局)を含めた合同視察となった。
説明内容は以下の通り。
・岩手県災害廃棄物推計発生量:約435万トン、岩手県内の一般廃棄物の約10年分に相当
・処理の基本方針:平成26年3月末を目途に処理を完了
リサイクルを重視、太平洋セメントを災害廃棄物の処理拠点(1日最大1000トン処理可能)、仮設焼却炉の設置(宮古市、釜石市)、広域処理の推進
・焼却等の処理が必要な量:約183万トン
岩手県内では、県内施設を最大限活用し、市町村の清掃センター、セメント工場等、加えて仮設焼却炉(宮古地区95トン/日、釜石地区109トン/日)も整備した。
施設を最大限活用しても、県内で3年以内に処理可能な量は約125万トン。
・広域処理の必要量:約57万トン(柱材・角材 471100トン、可燃系29000トン、不燃系73200トン)
・国が「災害廃棄物の広域処理の推進に係るガイドラインを示し、広域処理の際の安全基準を提示」
安全に埋め立て可能:8000Bq/kg以下
安全に再生利用可能:100Bq/kg以下
・今年3月までに処理できた量
435万トンのうち、およそ49万トン、全体の11%
・処理計画:破砕・選別機械及び人力選別の強化により、廃棄物量の変動への対応と、復興資材の品質向上および製造量の増大を図る。
・運搬計画:がれき又は処理物の運搬車両による一般交通の阻害及び、粉塵や騒音・振動等の周辺環境の悪化が懸念されるため、以下の対策により、円滑な運行管理を実施する。
(1)運搬移動・運行管理
GPS運行管理システム、ICタグ、電子マニフェストにより運行管理、過積載防止、不法投棄防止を徹底
(2)交通安全対策
ハザードマップによる危険個所を特定し、交通誘導員の配置及び運行システムで自動音声警告の発信
(3)周辺住民対策
運搬車両の荷台シート二重か、乾式タイヤ洗浄機の設置、道路散水による粉塵等の飛散防止
・環境対策
災害廃棄物には様々な物質が含まれていることが想定され、アスベストやPCBの混入、メタンガスや硫化水素等が発生する可能性がある。また、作業環境や周辺環境の悪化、更には火災発生によるダイオキシン類の発生も懸念されるため、各種の対応を実施
アスベスト、粉塵:集塵機、ミストファン、アスベスト対応保護マスク、石綿健康診断、ファイバーモニター
大気汚染:乾式タイヤ洗浄機、ミストファン+粉塵防止剤散布、防塵ネット、散水
有毒ガス:有毒ガス濃度測定
水質汚濁:二次仮置場敷地全面アスファルト舗装、水処理施設
騒音、振動:低騒音建設機材、吸音材、移動式防音パネル、防振マット
悪臭:ミスト消毒、シート養生、臭いセンサー
放射能:線量計測定
土壌汚染:二次仮置場敷地全面アスファルト舗装、土壌調査実施
・地元雇用:大槌町をはじめとした被災地域の求人数が大幅に減少している。特に大槌町は震災による大きな被害を受け、漁業関連の失業者が特に多くなっている。地元経済に貢献するため、以下の雇用対策を実施。
(1)被災による失業者雇用(最大100人/日)
軽作業や一次仮置場での巡回等
(2)地元(大槌町)優先の雇用
地元大槌町雇用人員:最大135人/日
地元釜石市雇用人員:最大10人/日
(3)被災者就業環境の向上
作業必需品の支給
健康管理対策(予防接種、特殊健康診断)
通勤手段の確保(シャトルバス)
シャワー・ランドリー設備の完備、エアシャワーの設置
(4)安心して働ける作業環境の提供
避難ルートの確保など緊急時の体制を整えた作業環境の提供
コミュニティの向上(談話室の提供)
(5)被災者の方々への職場復帰支援
本事業終了後も速やかに就業できるよう、職場での講習会等を開催し、資格取得支援を実施
質疑応答の時間となってので、化学物質についてだけ質問した。
Q.明確に測定できる放射性物質よりも化学物質の方が気になっているが、今までの処理のなか、PCB、アスベスト等の検出事例はあったのかどうか。
A.PCBを使用している事務所等も津波被害にあったが、流出は一部にあった。ただし、全量回収している。汚染土壌はパックして処理しており、問題となるほどの状況にない。アスベストに関しても測定しているが、高いアスベスト濃度はでていない。
震災がれき破砕選別施設をあとにし、11時30分、被災した大槌町役場を訪れた。鉄筋2階建てであるが、2階まで津波に襲われ、当時の町長以下、計33人の職員が死亡・行方不明となった。
教訓を残すために建物を保存しようという署名活動も行われたが、ご遺族の複雑な思いもあり、扱いはまだ決まっていない。
大槌町の視察終了後、再度ジャンボタクシーで釜石駅まで戻り、駅内の「そば処 釜石店」(電話:0193-24-2671)にて昼食。「天玉そば 430円」にしようと思ったものの、ふと壁を見るとTEL 和風だし 極細玉子麺 黄そば 450円」との表示があり、つい注文してしまった。結果は惨憺たるもので、最初のインプレッションを大切にすべきであったと反省。
駅の売店で地元でロングセラーのパンである岩手県盛岡市・白石食品工業株式会社の「マーガリンサンド」購入し、12時20分発の釜石線各駅停車で移動する。
電車のなかで、どこか懐かしい味の「マーガリンサンド」を食べる。1袋で572キロカロリーもあり、カロリー的にコストパフォーマンス?が高い。
13時22分、遠野駅に到着し、遠野市役所とぴあ庁舎まで歩く。ショッピングセンターのなかに市役所があり、閉店したマイカルのあとを買い取ったとのこと。
13時30分から岩手県遠野市の行政視察。説明者:遠野文化研究センター 調査研究課 小笠原氏
東日本大震災があったため、自分のまちだけではなく近隣の貴重な文章などの復旧をしている。釜石市や大槌町の明治29年、昭和8年の津波に関する復興を含んだ議会議事録などの救出活動を行っている。特に行政文書については、個人情報もあり、ボランティアに頼むわけにはいかず、同じ行政組織として協力している。
1.ふるさと文化の継承・創造
(1)郷土文化の保存と活用
博物館活動の推進、図書館活動の推進
(2)文化財の保護と継承
文化財調査・保護、郷土芸能活動の推進、遠野遺産の認定
(3)郷土の文化を活かした地域創造
遠野文化研究センターの創設、郷土文化の研究・調査の推進
遠野は盆地で閉鎖されていながらも、各方面からの出入りもできるという地勢にある。近世から近代にかけて馬による内陸と海岸を結ぶ物流の集散地として、城下町として栄えた。
人口2.9万人、面積の約80%が森林。
『遠野物語』に見る遠野の文化の特徴は、交易の中継地の進取(新しいもの好き)と盆地の閉鎖性(古いもの好き)、「自然」と「くらし」と「伝統的な精神性」が調査する景観である。郷土芸能団体が60団体ほど市内に存在している。
1971年(昭和46年)の遠野市民センターの背日を皮切りに『遠野物語』やそのイメージ(景観等)を基軸とした施設整備や施策、市民活動が展開されている。
・遠野遺産認定事業
大切な遠野らしい「たから」を市民協働で発見し、今のくらしに活かしながら、守り伝える独自の文化財保護制度。平成19年4月に条例化。現在114件制度。
ふるさと遠野の景観づくり、景観計画の独自の取り組みとして位置づけられる。
認定された「遠野遺産」を活用する取組に「みんなで築くふるさと遠野」推進事業補助金を受けることが受けることが可能。年間予算は約1600万円、上限90万円としている。
a.かたちのあるもの(有形遺産)
古民家、シンボルになっている建造物、いわれのある場所、歴史的な出来事があった場所、記念碑など
b.かたちのないもの(無形遺産)
古くから伝わる風習、民俗芸能、伝承、伝統技術、食文化など
c.自然のもの(自然遺産)
地域のシンボルになっている木や滝、洞窟などの珍しい地形、自然現象など
d.組み合わさったもの(複合遺産)
古い建物と自然のものとが一体となって成り立っている景色
・遠野「語り部」1000人プロジェクト
遠野の豊かな文化は、多様なジャンルの「語り部」たちによって語り継がれてきたが、現在「昔話」の「語り部」だけが脚光を浴びている。
「昔話」「食」「郷土芸能」「歴史」「生業」の5ジャンルの「語り部」1000人を育成し遠野の賑わいの主役として活用し、交流人口の拡大を目的に平成21年度から実施。現在536人認定。
子供たちが少なくなってきており、伝統芸能の継承が担い手が少ないのが、一番の悩み。
Q.遠野の伝統野菜で「葛坪かぶ」があると思うが、かつて見にお邪魔したことがある。その際、地元としては当たり前のこと過ぎて分からなかったという話を聞いた。遠野遺産には、こういった地元では当たり前だったことが見直された事例は多かったか。
A.この制度によって地域で再発見されたものは多かった。文化財として指定されていれば、市内でも知っている人が多くなるが、遠野市も広く、その地区独自のものはこの制度によって掘り起こされた。
2.遠野市総合計画
昭和46年から各地区に地区センターを作ってきており、地区のまちづくりを支援してきた。自治会とまちづくり団体の複合体。行政が地域の相談相手となっている。
行政職員は約400人で今後90人ほど定数を減らす予定。職員だけで仕事を全部行うのが難しくなる。
・遠野市総合計画の基本理念
遠野スタイルの創造
「地域の特性や資源を活かすこと」
「市民が主体性を持つこと」
「自分たちのまちをより良くしようと行動すること」
・将来像
『永遠の日本のふるさと遠野』
・後期基本計画が目指すテーマ
【基本構想:将来像】
1 基本構想及び前期基本計画の実績を踏まえた計画であること
2 市民の意向を反映させた市民協働による計画であること
3 まちづくりの進行管理ができる計画であること
4 各種計画を包括し、財政計画と合致した計画であること
テーマ:百年の縁(えにし)を100年続く絆に
大綱1 自然を愛し共生するまちづくり
市民が、豊かで美しい自然環境を愛し、かけがえのない自然と共生しながら、安全で快適に暮らせる、住んで良かった、住んでみたいと実感できるまちづくりに取り組みます。
1 自然と共生する環境づくり
(1)環境とくらしの調和
(2)遠野らしさを醸し出す景観の保全
2 快適な居住環境の形成
(1)快適な居住環境の整備
(2)安全でおいしい水の安定供給
(3)衛生的な生活環境の整備
3 道路交通基盤の充実
(1)道路基盤の整備
(2)交通基盤の整備
4 安心安全な地域づくり
(1)防災・消防・救急
(2)防犯・交通安全・消費者保護
(3)情報基盤の充実
大綱2 健やかに人が輝くまちづくり
保健、医療、福祉の連携を図りながら、遠野型地域包括支援システムを推進し、すべての市民が、心身とも健やかに、いきいきと暮らし、助け合いながら輝くまちづくりに取り組みます。
1 健康づくりの推進
(1)健康づくり活動の推進
(2)医療体制の充実
2 地域福祉の充実
(1)地域福祉活動の充実
(2)高齢者の生きがいづくりの推進
(3)介護予防・介護サービスの充実
(4)障がい者福祉の充実
(5)社会保障の充実
3 子育て支援の推進
(1)少子化対策・子育て支援
(2)児童・母子等福祉の充実
大綱3 活力を創意で築くまちづくり
本市の資源や特性を生かした活力ある産業を創意で築き、市民所得の向上が図られる
まちづくりに取り組みます。
1 農畜林業の振興
(1)農業の振興
(2)畜産の振興
(3)林業の振興
2 商工業の振興
(1)内発型の産業振興
(2)外発型の産業振興
(3)中心市街地の活性化
(4)産業振興基盤の強化
3 観光と交流のまちづくり
(1)観光の振興
(2)交流から定住への推進
(3)地域間交流の推進
(4)国際交流の推進
大綱4 ふるさとの文化を育むまちづくり
市民一人ひとりが、ふるさとに夢と誇りを持ち、永年にわたって培ってきた個性豊かな文化を大切にし、明日の郷土を担う人材の育成に取り組みます。また、家庭と地域と学校が連携を強化しながら、学校教育や生涯教育の充実を図ります。
1 ふるさと教育の推進
(1)就学前教育の充実
(2)学校教育の充実
2 生涯学習の推進
(1)社会教育の充実
(2)芸術文化活動の推進
3 ふるさとの文化の継承・創造
(1)郷土文化の保存と活用
(2)文化財の保存と継承
(3)郷土の文化を活かした地域創造
大綱5 みんなで考え支えあうまちづくり
コミュニティの振興を図り、市民と行政が、共に考え、共に支えあう協働のまちづくりに取り組みます。また、効率的で効果的な行財政運営を図るとともに、特区構想及び地域再生構想の推進などによって地域特性の高い自治体づくりに努めます。
1 住民主体のふるさとづくり
(1)市民との協働による地域づくりの推進
(2)男女共同参画社会の推進
(3)広報広聴と情報公開
2 行財政基盤の強化
(1)「経営改革大綱」の推進
(2)広域連携
3 行政サービスの向上
(1)市民サービスの充実
(2)公共施設の整備と活用
主要事業:134事業
総事業費:245億3千万円
1 自然と共生するまちづくり 31事業 83億2百万円 34%
2 健やかに人が輝くまちづくり 28事業 37億5百万円 15%
3 活力を創意で築くまちづくり 38事業 39億3千8百万円 16%
4 ふるさとの文化を育むまちづくり 27事業 51億9千5百万円 21%
5 みんなで考え支えあうまちづくり 10事業 33億9千万円 14%
元気がでる10の重点施策
後期基本計画の特徴
市政課題に対応するための10のプロジェクトを推進
1 産業創造プロジェクト
2 医療・健康づくりプロジェクト
3 少子化対策・子育て支援プロジェクト
4 人と地域の支え愛プロジェクト
5 地域教育プロジェクト
6 馬事振興プロジェクト
7 まちなか賑わい創出プロジェクト
8 交流・定住促進プロジェクト
9 心の所得倍増プロジェクト
10 経営改革プロジェクト
3.遠野市の沿岸被災地後方支援
平成19年9月2日、平成19年度岩手県総合防災訓練が遠野市であり、後方支援の有効性と遠野市の優位性の検証がされた。
平成19年11月、三陸地域地震災害後方支援拠点整備推進協議会設立総会を開催。総合防災訓練で得られたデータを今までの構想に加えた。
自衛隊東北方面震災対処訓練(みちのくALERT2008)も行われ、東日本大震災では、この2度の訓練が活かされた。
Q.所管が違うかも知れないが、ソフト的取り組みのなかの認知症予防事業「回想法」とは何か。
A.博物館などにお年寄りをお呼びし、昔の道具などを用意して昔の話をしてもらう。そのことによって、歴史資産の蓄積になるとともに、お年寄りの脳が活性化され、認知症予防となっている事業。
遠野市議会事務局のご厚意で車をだしてもらい、15時30分から遠野市立博物館の現地見学をさせてもらう。「山」「里」「町」の3つの暮らしの領域からみる遠野など面白い勉強をさせてもらった。ここでしか観られない水木しげる版「遠野物語」アニメーションの「河童淵」「オシラサマ」2編を観賞。
再度、遠野市役所とぴあ庁舎まで車で送って頂き、せっかくなので何か買おうとショッピングセンターのなかをまわる。
東北地方限定の納豆はもとより、旬である地元産の「さめのこわた 259円」を購入。「さめ」とは言うものの、実はマンボウである。ついでに食べるための酢みそ、そして河童の地酒も一緒に購入した。
16時59分発の釜石線各駅停車で花巻駅まで戻る。
18時1分、花巻駅に到着し、ホテルに荷物をおろしてから藤木大明神に向かう。藤木大明神の境内には、昭和20年8月10日にあった花巻空襲に関する「爆弾投下塔」がある。
碑の表面には、「平和乃誓ひ」と刻んであり、碑文は以下の通り。
引揚援護長官 齋藤惣一
同胞とむつび
あいつつ
新なる國の礎
きづきゆかばや菊池氏に
引揚同胞に對する好意に感じて
建立については碑の裏面に「昭和三十年八月十日 菊池彦次郎建立」とある。個人の方が建立されたようだ。
また、グラマンから機銃掃射された際の薬莢が正面に埋め込まれており、「WW02 NESCO 1944」との刻印が見てとれる。
続いて駅のロータリーまで戻り、同じく花巻空襲に関する慰霊のための「やすらぎの像」を見る。
説明文は以下の通り。
「やすらぎの像」
昭和二十年八月、太平洋戦争の終戦間際、花巻市内が空襲を受けましたが、特に、この花巻駅周辺の空襲は激しく、死者負傷者多数を数えたほか、建物等にも甚大な被害を受けたのであります。
爾来、多くの方々の不屈の精神と心血を注ぐ努力により、焦土と化した花巻駅周辺をはじめとする市街地も見事に復興整備をみたところです。
都市基盤の整備が進む今日、市民から平和祈念の像の建設の話が持ち上がり、建設促進会議が中心となって広く市民に呼びかけたところ、壱千弐百万円を超す浄財が寄せられました。
ここに、戦後五十年を迎え、花巻空襲の激しかったこの地に、恒久平和を願い「やすらぎの像」を建立するものです。
平成七年三月建立
花巻市長 吉田功
「やすらぎの像」建立について
市老連会長佐藤通郎氏が中心となり
次の団体の努力を得て建立しました。
花巻空襲に基づく
平和祈念の像建設促進会議
花巻市老人クラブ連合会
花巻市地域婦人団体協議会
花巻市区長会
原像作成 池田次男
制作 岩手製鉄株式会社
昭和20年(1945年)8月10日ひる
来襲 米軍艦載機グラマン15機 投下爆弾 20個(推定) 機銃掃射 各所 死者 42名 負傷者 約150名 焼失家屋 673戸 倒壊家屋 61戸
資料 花巻市中央公民館発行「忘れまいあの日」より |
19時、ホテルの部屋に戻り、「さめのこわた」をつまみつつ、持参したパソコンで急ぎの仕事を行う。
20時40分、空腹となったので楽しみにしていた餃子専門店「夜来香」(電話:0198-23-3857)に徒歩で移動したものの、あいにくのもう店じまいの支度。それならと思い、「ホルモン遠野塾」(電話:0198-24-0765)に入る。
遠野でよく食べられているというジンギスカン「遠野ジンギスカン 600円」、「牛ホルモン、豚ホルモン盛り 500円」、焼けた肉をタレにつけたあとワンバン(ワンバウンド)させるための「小ライス 100円」、「生ビール 500円」をまず注文。遠野式のジンギスカンの焼き方が分からないため、お店の女性に教わりつつ、「お作法」に従って焼きあげ、生ビールで流し込む。独り焼き肉はとにかく忙しい。
生ビールを2杯あけたところで、どぶろく特区で有名な「遠野どぶろく グラス 650円」。米粒が残り、酸っぱくも深みのある味で、ホルモンの脂によく合う。
周りの客はすべて複数であるが、こちらは独り。思う存分、ゆっくりと楽しませてもらった。
すっかり満腹になり、22時にホテルに戻る。
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