平成23年度第一部決算特別委員会
総合企画部、財務部、教育委員会
3時、就寝。
7時に起床し、大粒納豆、緑豆豆腐の冷や奴、たらこでご飯2杯の朝食をとる。
8時、事務所に来客。
9時から第一部決算特別委員会の現地視察のため、高柳のかやぶきの里、新道の飯塚邸に行く予定であったが、急遽の弔問が入ったため、県内某市に移動する。
10時から弔問。出棺をお見送りしたのち、柏崎市内まで戻る。途中、コンビニで購入した納豆巻き、レタスサンドイッチ、低脂肪乳で昼食をとる。
12時30分、市役所に移動し、会派室にて決算資料の整理を行う。
13時から第一部決算特別委員会に出席。最初に総合企画部、財務部の審査を行った。
・中越沖地震に伴う復旧費用が未だに重くのしかかっている。
・実質公債費比率は新潟県内ワースト1、全国でも悪い方から31位にある。目標は18%未満。
・当初予算は約521億円だったが、最終的には約565億円の支出となった。
・市税の収入未済額7億5472万円(現年課税分1億2928万円、滞納繰越分6億2543万円)。
Q.適正な財政執行を行うと冒頭、財務部長から説明があったが、監査委員による指摘に、「予算執行にあたって、歳入の調停事務に不適切な事例が見受けられた」「財務規則の遵守の徹底を求める」とある。この指摘の内容、そしてどのように対応するのか。
A.3月31日に調定すべきことをしなかったことや事務的なミスが対象となっている。本来、起きるはずの無いことではあるが、専門職の庶務といった係がいなくなり、職員のなかで問題となっている。
Q.関連してコンプライアンスについて、再度、確認したい。主要施策に関する報告にもあり、100万円の予算、執行率75%、約75万円となっている。しかし、昨年中には議会に対しても議案での引用法律のミスや修正が相次ぎ、直近になっての話で恐縮であるが、議会議決を行ったあと、施行日の修正や引用法律の修正を専決を行うなど、いわゆるケアレスミステイクが続いている。ハインリッヒの法則ではないが、こういった事務的なミスの積み重ねが大きな不祥事につながる。コンプライアンスしかり、職員階層別しかり、いったいどういった研修等を行い、何を基準に十分と判断したのか、あらためて説明してもらいたい。
A.契約関係のミスがないようにしているが、色々な意味で市役所の業務が複雑化してきている。また団塊世代の退職により、事務職についても伝承がおろそかになっている部分もあると思う。専門的にやる職員が減ったこともあり、過度期と思われる。修練、繰り返しの周知しかないと考えている。(財務部長)
A.コンプライアンスの推進に関しては、推進委員会を3ヶ月に一回開催している。会計処理上の事務処理ミスなどを報告をして、部長級で議論をしている。その結果を課長におろし、職員に徹底している。パソコンを立ち上げる際に職員行動指針がでるようにしている。普段の仕事上のOJTで指導したい。(総務課長)
Q.前段の部分は電子市役所としてシステム化を行うことで防げる(期限がきたら、パソコン上にポップアップメッセージをだす等)ことであり、何のために市民の血税から多額のお金をかけてシステム化を行っているのか分からなくなる。誰でも十分な仕事ができるようするのがシステム化であり、その辺は十分に考えてほしい。また、これだけ事務的なミスが続くことについて、職員同士「ひとごと」とは思っていないだろうか、どれだけ問題意識を共有化できているのか。庁外で、元職員の方にお会いすると「いまの職員はタガがゆるんでいる」との声も聞く。
A.研修の関係は人事課で行っている。職場ミーティングを1ヶ月1回行うよう指導している。事務処理ミスについて話し合っている。(総務課長)
A.4つの分野で実務研修を行ったコンプライアンス、情報公開、財政状況、財務規則等など事務能力の向上を図っている。(人事課長)
Q.156ページ、鉄道活性化事業について確認したい。主要施策に関する報告では、119万円という予算、執行率77%。列車本数の維持や利便性の確保を図り、フリーゲージトレインの視察、試乗を行ったとある。中期的には、特急などの利便性確保でわかるが、フリーゲージトレインについては県の調査結果でも微妙な位置づけである。成果として、どのような方向性を見たのか。例えば、敦賀から先で実験される海風、雪がある環境でのフリーゲージトレインの課題を当地にどう反映するのかを今後見極める等、どこまでの方向性を平成23年度で見たのか。
A.長期的視点に立ったなかでは、フリーゲージトレインを同盟会として検討対象としている。フリーゲージトレイン自体、以前に視察した際より実用的になっている。ただ、雪などの対策は研究対象になっていない状況にある。急カーブなど問題は対策は進んでいる。新潟県、同盟会として、JR西日本の敦賀以西の取り組みを視野に入れて研究していく。
Q.148ページの土地建物測量委託料について、未登記物件の79件が完了したとあるが、未登記物件の全体的な進捗は平成23年度末でどれくらいか。
A.平成18年から始めており、対象は1003件。昨年までで557件終わっている。ただ残ったものは相続人が変わっており、また市内にお住まいでない方もいらっしゃって対応が難しい。地権者からは行政の怠慢とのお叱りを受けているが、生活道路など普段の生活に係わる土地を優先的に何とか進めていきたい。全体としては約50%終わっている。
15時10分から10分間の休憩ののち、引き続き質疑応答。
Q.154ページの交流定住推進事業について、より積極的に進めるべきと思う立場であるが、実際、平成23年度の実績をどれくらいの数字でとらえているのか。
A.柏崎のことをまず知っていただくということが重要と考え、東京にあるネスパスでPRをし、個別面談を行う等を行ってきた。Iターン、Uターンの説明をさせてもらった。今後は、情報発信をする必要があると思う。検討課題はある。
Q.担当課が広報公聴課になるのか、企画政策課になるのか分からないが、柏崎市内のFMピッカラの難聴地域への対応について、平成23年度の地域懇談会でも話がでていたと思うが、取り組みは行ったのか。市民の税金を使った番組をFMピッカラの放送にお願いしている以上、FMピッカラの難聴地域対策も必要と思われるがどうか。
A.FMピッカラについては指摘の通りで、市民からの意見もでている。民間会社であるため、平成23年度では話し合いまではいかなかった。初期投資を公費補助してもランニングコストがかかる。正直なところ進展はしていない。(企画政策課)
Q.新市民会館としての決算審議であり、今年完成のアルフォーレとしての質問をするのは筋違いかも知れないが確認したいことがある。災害時にも使えるというふれこみだったはずだったが、実際には公衆の光回線電話がなかったり、広大な駐車場につきものの番号表示などがないなど、ユーザーライクではない部分があり、市民の方からのお話をいただいている。そういったユーザーや災害時使用の観点の検討は平成23年度には行ったのか。
A.設計段階では、ユニバーサルデザインの観点、ハンディキャップをお持ちの方への配慮はされていたと思う。ただ、ご指摘の点の議論がなかったのは事実。今後の対応可能なものは対応していきたい。
Q.142ページの保存文書デジタル化については、16人の雇用、59万枚、平成21年度からの取り組みで本庁にある平成15年度までの保存文書(永久宇保存文書の約7割)の画像としてのデジタル化が終わったということ分かった。ただ、どういった保存形式にしているか細かいことだが、再度確認したい。今後、自治体クラウドなどに移行することがあった場合、ネット上で検索など対応するためにはテキストデータやコードの埋め込みが必要と思うが、報告のなかではあくまで画像ということであった。保存方式を教えてほしい。
A.画像でのデジタル化であり、文字データで検索をかけることは想定していない。本来、OCRで読みとることができればよいが、かなり古い書類になると手書きになっており、OCRで読めない。
Q.平成の時代に入れば、パソコン等の文書なのでOCR等でテキストデータの埋め込みもできたのではないか。そういった検討は平成23年度内に行ったか。
A.結果としては平成15年分までデジタル化できたが、それは画像データで取り込むという当初の作業通りであったため。本来であれば途中で検討して、画像データに文字データを加えるということもあったと思うが、委託契約により画像での保存となった。あくまで緊急雇用としての契約であることを考えた。
Q.150ページの西山町電気自動車充電器設置工事は、68万円は、あくまで電気自動車普及のためとしているが、公用車以外の利用は平成23年度内はあったのか。
A.公用車以外の利用はない。周知が難しい状況にある。
16時10分から10分間の休憩をとったのち、予定より1時間20分遅れで、教育委員会所管の決算審議となった。
・結婚活動御栄事業 150万円
柏崎商工会議所、JA柏崎で構成する組織で行う婚活事業に補助。確認できただけでカップル成立が24組。結婚まで至ったのが2組となった。
・教育相談事業の相談は900件。うち500件が不登校、250件が発達に関するもの。
・図書館利用は平成23年度でのべ46万人。
Q.578ページ、これまで何回も決算委員会ででてきた話題であるが、図書館2階のハイビジョンホールの利用については平成23年度の利用実績はどのようなものであったか。これだけデジタル化、家庭への大型テレビの普及もあり、老朽化した設備では利用者は少ないと思うが。
A.行事通算、入室者カウントで4100人。
Q.平成23年度内に活用方法などは検討したか。
A.地震の節電対策もあり図書館で時間を過ごそう、という活動を行い、4100人のうち3分の1ほどはその利用者。
Q.274~276ページの保育園の人件費、運営費に関連して質問したい。先日、確認の意味で情報公開請求をしたが、保育園の中で虐待があるとか、報告できない案件が隠ぺいされているなどの市内のみならず、県の担当課の方からも話が聞こえている。加えて、子ども課長がそのことで処分されるとかキナ臭い話もある。単なる噂話だけならこういった公の場で発言しないが、公的機関でも同じような話を聞いた。それらの事実関係も含めて、昨年度まで適正な保育園の運営が行われているのかどうか、確認したい。
A.子ども課としても子ども課長としても誠に遺憾。質問の件の概要は、現在までに個人の自己都合で退職した保育園職員が、在園していた園で虐待や不適切な保育の対応があるとして、関係機関に電話していることによる。県社会福祉協議会に始まり、新潟県児童家庭課、厚生労働省にも連絡している。当初は、子ども課に対する主訴が違っていたが、他の機関にも連絡していたと聞いている。議員の皆さんもご承知のとおり市内各園では正規職員の他非常勤職員、パートも含めて370人の職員が入れ替わり立ち代わり保育を実施している。人事異動も3年で職員が入れ替わるペースで実施している。そのような中で、恒常的、あるいは限定的に虐待が行われるような環境にはなく、何を根拠としているか分からない。当時から当該保育園に在園していた保育士には、確認も含めてアンケートを実施し、その結果を県にも伝えている。保育園の職員も、同じ仲間の言動に悔しさを隠せない状況である。このことについて、弁護士にも相談をしているが、反論をするにあたり相手の状況や情報を明らかにする必要があり、退職者といえども個人情報に係る部分もあり、市として対応していない状況である。私自身への攻撃もあり法的に対抗したいところであるが、手をこまねいている状況である。行政に関わる職員として「不条理」や「理不尽」さを感じている。課長としては、どういう意図があってそのような行動をしているのか理解に苦しむ。少なくとも、現在、身を粉にして働いている保育園職員の「誹謗中傷」には断固として立ち向かっていきたい。この件は、市長にも随時報告しているが、処分は受けていない。
Q.情報公開請求した事故報告書100ページほどあったが、これ以外に虐待などの事実、そして課長への処分の事実はないということで良いのか。また、いまの答弁にあった相手、つまり元の保育園職員の個人情報等で対応が限られるというのは、何かそういった傾向をお持ちの方と認識してよいか。
A.そういうことも含めて、市として善後策が見つからない状況である。前段の虐待については、「おしっこ行ってきなさい」といいう強い言葉かけが虐待ととらえる人もいるかも知れないが、私たちが調査した限り、いわゆる虐待はないと断言できる。
Q.スポーツ振興課に確認したい。予算項目や執行額として出てきていないが、平成23年度当初の目的として、市長も発言していた各スポーツの合宿誘致などの取り組みはどうであったか。またどのような成果があったのか。
A.県の方から補助金をもらい、観光部署とタイアップしてパンフレットを作成して誘致活動をした。大学などには出向いて、お話させてもらっている。平成23年の新規としては全日本の女子水球、明治学院大学があり、春、夏の合宿は少しずつ増えている。今後、地元のスポーツに影響のない程度に宿泊施設とも一体化してスポーツ合宿誘致を行っていきたい。
18時から委員間討議となったので、いじめの相談に対する議員と教育委員会との連絡のあり方について、議論。学校に相談する際と近所や親がよく知っている議員に相談する場合の話の度合いに違いがあることを共通で認識し、平成23年度としては改善の余地あり、との結論となった。
18時30分に帰宅し、秋刀魚の明太子焼き、おからの酢漬け、小粒納豆、ビール500ml3本で夕食をとる。
おからの利用方法としては、単純に根菜類やひじきなどとともに炒めて味をつける他、クッキーなどへの練りこみ、そしておから寿司があり、今回、初めておからの単純な酢漬けを頂いた。食べられなくはないが、酢漬けにする意味がよく分からない・・・。
19時過ぎから事務所で事務仕事。明日のチャンネル桜の収録資料、来週の福島出張のための仕事の前倒しなど、やることが多い。
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