2024年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

« 2013年2月 | トップページ | 2013年4月 »

2013年3月

2013年3月31日 (日)

南鳥島のレアアースと都市鉱山

 2時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、生卵、めかぶ、笹かまぼこでご飯2杯の朝食をとる。

 9時過ぎから市役所をはじめ、市内まわり。

 12時、会食の予定であったが、先方の都合で中止となったため、一旦、自宅に戻り、賞味期限ギリギリとなった災害用ストックのカロリーメイト(チーズ味)、金平糖付の乾パン、低脂肪乳で昼食をとる。

 14時から隣県の某市に行き、イベント関係の打ち合わせ。

 18時、自宅に戻って着替えたのち、弔問にでかける。

Dcf00001 冷蔵庫内の食材がなくなってしまったため、22時過ぎ、市内のスーパーに行き、買い物。そのまま自宅に戻り、半額になっていたかき揚げ2種類(野菜、帆立)を温め、切り干し大根煮、ひじきの炒め物、小粒納豆、ビール500ml3本で夕食をとる。

 24時、熱めの風呂に入ったのち、事務所で事務仕事。

 南鳥島のレアアースの埋蔵量に注目が集まっている。
 レアアース、希土類はレアメタルの一部であり、原子番号でいえば21番のスカンジウム、39番のイットリウム、そして57番のランタンから71番のルテチウムまでのランタノイド系の合計17元素を指す。
 現在、インターネット回線でもよく使われる光ファイバーには67番のホルミウム、68番のエルビウム、69番のツリウムなどが不可欠であり、原子力発電においても64番のガドリニウムが使われている。

*医療現場においても、手術用レーザーにネオジム、CTスキャナにカドリニウム・ブラセオジム、MRIにガドリニウムが使われている。

 今後、電気自動車がより強力になっていくためには、磁性体としてレアアースを使う必要があり、今後の戦略的資源となる。
 今回の南鳥島では、海底の砂から取り出す作業になるため、かなり技術的に高いハードルがあり、実用化までは数十年と思われる。
 しかし、実用化をただひたすら待つのではなく、我々としては、「都市鉱山」とも言われる古くなった携帯電話やパソコンなどを回収することから始めるべきである。
 柏崎市としても市民とともに早急に取り組むべき案件であろう。


平成25年3月22日『産経新聞』

レアアース
南鳥島に「数百年分」
海洋研、東大チーム

高濃度海底下3メートル

 南鳥島周辺の海底の泥に、最高で0.66%という高濃度のレアアース(希土類)が含まれていることが判明したと海洋研究開発機構と東京大のチームが21日、発表した。産業利用に有用なレアアースでは世界最高濃度。海底下3メートル付近と浅い場所にあった。
 調査チームの加藤泰浩東京大教授は「予想以上に高濃度だった」と話し、周辺の埋蔵量は国内消費量の少なくとも数百年分に相当するとの見方を示した。
 ハイブリッド車に使われるジスプロシウムは最高で0.03%1日当たり1万トンの泥の採取を想定すると、2010年の日本のレアアース総需要量の42%を賄える。ジスプロシウムは需要の74%、テレビやLEDに使われる高価なテルビウムは380~750%。
 加藤教授は「泥を大量に引き揚げる技術開発を3年以内に進め、商業利用できるか調べたい」と話した。
 チームは1月、深海調査研究船「かいれい」を使って、南島島周辺の水深が最大5800メートルの海底7カ所で泥を採取。0.66%を検出したのは、南鳥島の南約200キロの海底下3メートル付近の泥だった。中国の鉱石に含まれる濃度の十数~20倍、タヒチ沖の4~6倍、ハワイ周辺海域の10倍に相当するという。
 加藤教授らは昨年、過去に採取された泥を分析し、南鳥島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)に国内消費量の230年分程度のレアアースが埋まっていると推定していた。

2013年3月30日 (土)

講演会「震災後の東北電力の状況について」
発送電分離の愚

 必要な資料の電子ファイル化を行うも、まだ紙の山全体の1割も処理できていない。

 3時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、卵焼き、甘口塩鮭のアラを焼いたものでご飯2杯の朝食をとる。

 午前中は事務所にて、依頼を受けた調査事項の書類作成や新規事業の資料作成を行う。市政に関する電話が何本かあり、市職員の不祥事に関するもの、住宅リフォーム制度に関する問い合わせや苦情があった。

 12時、冷蔵庫のなかにあった一夜干しするめの足を刻んで、刻みキャベツ、天かす、山芋とろろ、小粒納豆、小麦粉を水で溶いて焼いた納豆イカ焼きもどきで昼食をとる。

 食後から郵便局や資料のお届けなどで市内まわり。

Dcf00001 柏崎市市民プラザに移動し、14時から「くらしをみつめる・・・柏桃の輪」主催の講演会「~コンセントの向こう側~ 私たちが使っている電気のこと考えてみませんか?」に出席する。
 東北電力株式会社新潟支店の山田広報・地域交流部長を講師として「震災後の東北電力の状況について」、約1時間の講演が行われ、主な内容は以下の通り。

<東日本大震災による停電戸数>
青森支店 全フィーダ数666 停止フィーダ662
 停止率99.7%
  → 復旧日時 4月8日 17:48
岩手支店 全フィーダ数772 停止フィーダ772
 停止率100%
  → 復旧日時 5月28日 15:21
秋田支店 全フィーダ数654 停止フィーダ654
 停止率100%
  → 復旧日時 4月8日 17:13
宮城支店 全フィーダ数1320 停止フィーダ1320
 停止率100%
  → 復旧日時 6月18日 11:03
山形支店 全フィーダ数730 停止フィーダ638
 停止率84.4%
  → 復旧日時 4月8日 17:48
福島支店 全フィーダ数1226 停止フィーダ611
 停止率28.4%
  → 復旧日時 4月8日 10:14
新潟支店 全フィーダ数1578 停止フィーダ1313
(平成23年3月12日3時59分に発生した地震の影響)
 停止率0.1%
  → 復旧日時 3月12日 15:51

<東通原子力発電所>
・3.11地震による設備被害なし
・平成23年2月6日より第4回定期検査中である、原子炉起動前に行う停止中の作業は平成23年7月28日までに全て終了している。

<女川原子力発電所プラント被害状況>
1号機 高圧電源盤 常用A系焼損 原因:地震
   (B系及び非常用電源は問題なし)
    屋外重油貯蔵タンク 倒壊 原因:津波
2号機 補機冷却系 浸水 原因:津波
    原子炉補機冷却水B系及び高圧炉心スプレイ
    補機冷却水系が浸水(A系の機能は問題なし)

<女川原子力発電所への避難者受入>
・避難者受入期間 3月11日~6月6日
・最多避難者数 3月14日 364名

<休止中火力発電所の復活>
東新潟火力発電所(聖籠町)

<緊急設置電源>
 合計 約103万kw
・東新潟火力港3号 5万kw 平成23年8月
 シンプルサイクルガスタービン発電
・新潟火力6号   3万kw 平成24年1月
・東新潟火力5号 34万kw 平成24年6月
 シンプルサイクルガスタービン発電
・秋田火力5号  33万kw 平成24年6月
・八戸火力5号  27万kw 平成24年7月
 シンプルサイクルガスタービン発電

<平成23年7月の新潟・福島豪雨による水力発電の被害>
 柳津発電所、上田発電所など100万kwの供給力を失う

<原価算定上の原子力運転計画>
・料金算定上の前提として、東通1号機は平成27年7月に、女川原子力発電所は平成28年度以降に再稼働するものとしている。

<浪江小高・原子力発電所の建設中止>
 福島第一原子力発電所の事故を受け、地元からの要望もあり建設計画を取りやめた。
 原子力発電所は一定程度必要であるという方針と既存施設の再稼働の方針は変わらない。

Q.お話頂いたように、大きな災害を経験からも安定した電力供給のためには電力分割化は行うべきではないと思う。しかし、昨今はマスコミが電力分割化をすればコストが下がる、選択を増えるなどの印象操作を行っている感がある。一旦、電力崩壊して停電になれば再起動に時間がかかることなど、もっと国民に技術的な事を知ってもらう必要があると思う。そういった電力分割化に関する問い合わせに対して、どう答えているか。
A.発送電の分離が成功していると言われる国においても、必ずしも電気料金の低下につながっているわけではない。大規模災害の際には発電から配電までの連携が必要となる。また長期的な電源構成、ネットワークを一括して考えないと、安定した電力供給はできない。自民党政権となり、安倍首相の所信表明でも原子力発電所の再稼働の話もでたが、必ずしも原子力発電の今後が決まったとは捉えていない。電源確保といったことからも不安定であり、そのような状態のときに発送電の分離を議論することには、お客様への安定供給が本当にできるか不安なところがある。

 16時に終了し、事務所に戻る。

 18時30分から市内某所で打ち合わせ。

Dcf00002 19時50分、自宅に戻り、富山県産のボイルほたるいか、台湾産のマグロのタタキに長ネギのみじん切りとマヨネーズを混ぜて小粒納豆とともにご飯にのせた納豆まぐろタタキ丼、ビール500ml3本で夕食をとる。
 台湾産のマグロのタタキには、「解凍」ものではあったが、それなりに脂ののったものであった。

 食後から事務所で資料整理。

 23時からネット上での会議を行い、新規事業について話し合う。

2013年3月29日 (金)

新渡戸稲造『修養』より
修養のある人とない人との相違

 3時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、スーパーで半額になっていた鰹のたたきをおろし生姜とマヨネーズで和えたもの、鶏味噌そぼろのレタス包みでご飯2杯の朝食をとる。

 食後からネット上での会議。新規事業について、人材・資金調達などを話し合う。

Dcf00005 お泊まりした姪っ子を連れて、10時、 「昭和懐物ランド こどもの時代館」に移動し、東京からお越しになったU氏親子をご案内する。展示物のなか、『ルパン三世』の銭形警部のフィギュアがケース内で倒れていた。先日亡くなられた銭形警部の声優・納谷悟朗氏と連動しているようであった。
 今回ご案内したU氏とは以前一緒にインドのインパールまで行ったこともあり、米山山荘前にある「日印友好親善の碑」もご紹介させてもらった。

Dcf00006 12時40分、自宅に戻り、山芋とろろ入りの二八蕎麦の乾麺を茹で、冷凍食品のイカ天ぷら(国内工場)、市販のかつお風味のめんつゆ、焼き海苔を使った手抜き?ざるそばで昼食をとる。
 冷凍食品といえどもイカ天ぷらはモンゴウイカを使っており、ボリュームは十分であった。

 13時から某町内会の有志の方と意見交換。とにかく一番多い意見は、やはり民間平均賃金よりも高い市職員給与、不祥事が続いているへのご批判であった。
 先日の議会最終日に提出された、見かけ上「地方交付税制度の堅持」、中身は「地方公務員給与の堅持」といった事例を紹介し、いまはとにかく「仕事を発注し、地域経済を循環させることが第一ではないか」とお話した。
 不祥事については新規の情報を掴んでいるが、今後、市としてどのような処分をするのか、はたまたもみ消すのか注視している。

 16時、一旦、事務所に戻って着替えをして、2軒の弔問。ちょうどお坊さんがお越しになっている時間に当たってしまったので、1軒は玄関先で失礼させてもらった。

 買い物やDVDのレンタルショップに寄ったのち、18時過ぎに帰宅。

Dcf00007 19時20分、粗挽きウインナー、猪肉を煮込んで大量の各種香辛料(レッドペッパー、クミン、シナモン、ガラムマサラ、ターメリック)を入れた激辛猪カレーライス、レタス、ビール500ml4本で夕食をとる。カレーとライスを混ぜてからレタスで包んで頬張り、そこに冷たいビールを流し込む、新しい楽しみ方に挑戦。
 食べながら、甥っ子、姪っ子と一緒に映画「クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦」を観る。故・丹波哲郎の声、「ゴジラのテーマ」、「怪獣大戦争マーチ」が使われているのも良かったが、やはり映画版のベストは「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」である。

 22時、熱めの風呂に入って酔いを醒ましたのち、事務所で資料整理を行う。未だに紙の山が片付かない。

 ネットでの会議をしているなか、「Inazoを尊敬しているんだろ」との会話があり、唐突過ぎて何の事を言っているか分からなかった(お昼の番組「ライオンのごきげんよう」のCOROZO?の言い間違いかと思い違い)が、少し経ったところで「新渡戸稲造」のことであると判明。
 これをきっかけに仕事の合間、久々に愛蔵の教文館『新渡戸稲造全集』第7巻の『修養』明治44年(1911年)を紐解いてみた。

Dcf00002

 平凡ならざる納豆屋の女性の例はもとより、修養のある人とない人との相違について以下のように語られている。
 古典はやはり定期的に読み直すような癖をつけたい。


修養のある人とない人との相違

 人或は、僕が平凡といふ字を用ゐたのを見て、快く感ぜぬかも知れぬ。併し僕が此所にいふ平凡の務とは、其性質に於て平凡であるも、之を実行する人は、決して平凡の人と称すべきでない。僕の家の前を毎朝時を定めて「納豆、納豆」と売って通る納豆屋がある。僕はこの納豆屋を非凡なる女丈夫であるとはいはぬ。又其職業も平凡である。売ることも平凡で、奇とすべきことはない。併し彼女が毎朝時間を違へず、其値段を崩さず、品物を吟味し、買手に叮嚀親切を旨とし、其挙げ得た利益で、家に病んで居る夫を看護し、背に負へる子供を養ふといふ、心がけがあるとすれば、彼女は非凡な者ではあるまいか。
 人は動(やや)もすれば、職業だとか或は言語だとかを見て、非凡と平凡とを区別するが、併し実際は平生の心掛と品性とを標準として決するが至当であらう。同じく平凡であつても、品の悪い平凡もあたれば、頗る品の高い平凡もある。例へば武蔵野は平(たいら)な広々した大平野であるが、北進して碓氷峠を越えると、軽井沢の平野は又平な広々した天地を現出する。同じ平野であるが、其高さには三千尺の差がある。平凡も亦同じく、高い所にある平凡と、低い所にある平凡とがあると思ふ。禅学を修めた人に就て見るに、生(な)まじいに坐禅した人は、自分ばかり偉くなり、人を卑む風が見える。併し自分ばかり偉がる風も、も一層進んで、所謂高僧智識になると、其言ふことは実に平凡、其行ひも亦普通の人に異ったことがない。斯の如く其言語動作は、普通人と違ふ所はないが、併し能く之を窺ふと、声の音調が違ふ、眼の艶が別である、歩むにも足の踏み万が違ふ、茶を汲んでも、其手つきが違ふ。一見、平凡としか思はれなくとも、其平凡には大に高低の差異がある。此所が即ち修養のある人と、修養のない人との差ある所である。修養ある人の言行は一見、平凡である、普通人のと異はぬ様であるが、其実、何事に就ても、何処かに於ても、大に異る所がある。粗食した仔羊も、或程度までは生育し、場合によっては、却って美味を食し、特殊の営養を受けた羊よりも、伸びの良いことがあるかも知れぬ。併し愈々毛を剪(き)る時には毛の品質が著しく異ふ。屠って之を喰ふ時は、肉の味(あぢはひ)が同じでない。僕は之と等しい状態を青年にしばしば見ることがある。例ば甲乙二人の青年あり、
甲は何の修養もなく、所謂本能発揮を主張し、傍若無人の振舞をすれば、世人から「彼奴(きゃつ)は面白い」とか、「奇人だ」とか、「豪傑肌だ」とかいつて、称賛せられ、乙が日夜細心、自らつとめて修養すれば、人より「僧(ぼうず)のなり損ないである」とか、「細瑾(さいきん)を事として、物になるまい」とかいはれて居る。併し一朝、事があると、二人の態度は一変し、其修養の有無は最も鮮(あざやか)に現はれて来る。

2013年3月28日 (木)

柏崎市農業委員会第12回総会
平成24年度「人・農地プラン」策定状況

 2時に就寝。

 6時に起床し、事務所にて急ぎのメールや資料作成を行う。

 8時、大粒納豆、たまご豆腐、ピーマンの油炒め、セロリの浅漬けでご飯2杯の朝食をとる。

 9時、事務所に来客。昨日の台湾中部での地震(マグニチュード6.1)があり、負傷者もでているとのことで、東日本大震災への支援のお礼も何かできないか、話題となる。

 天気が良いため、11時30分から自宅周辺の冬囲いなどの取り外しや側溝のふたを余った木材で作る。

Dcf00001 12時30分、合挽きの挽肉を「Old El Paso」 のミックスタコソ-スで煮込んだのち、レタス、トマト、プロセスチーズの細切れを同じく「Old El Paso」 タコシェルに入れた、即席タコスで昼食。久々のメキシコ料理なので、サルサソースなども入れたかったが、ストックがなかったため、パンチなく通常の味になってしまった。

Dcf00002 食後、市内各所での所用を済ませたあと、市役所に移動し、13時30分から農業委員として、第21回農地部会に出席する。
 議題は農地法第3条許可申請10件(うち1件は自分の担当地区分)、農地法第4条許可申請1件、農地法第5条事業計画変更承認申請2件、農地法第5条許可申請9件、農業経営基盤強化促進事業に基づく農用地利用集積計画の決定について(一般分賃借権、新規設定及び再設定)、農業経営基盤強化促進事業に基づく農用地利用集積計画の決定について(一般分使用貸借権、新規設定及び再設定)、農業経営基盤強化促進事業に基づく農用地利用集積計画の決定について(円滑化分賃借権、新規設定及び再設定)、農業経営基盤強化促進事業に基づく農用地利用集積計画の決定について(円滑化分使用貸借権、新規設定及び再設定)、農業経営基盤強化促進事業に基づく農用地利用集積計画の決定について(一般法人等賃借権、新規設定)、農業経営基盤強化促進事業に基づく農用地利用集積計画の決定について(円滑化分一般法人等賃借権、新規設定及び再設定)、農業経営基盤強化促進事業に基づく農用地利用集積計画の決定について(一般分賃借権、移転)であり、すべて原案可決、許可となった。
 報告事項として農地法第3条許可の専決処分1件の報告ののち、資料閲覧のため5分間の休憩。
 農業経営基盤強化促進事業の「使用貸借権」はあくまで無料での使用、「賃借権」は賃借料を支払うものであり、その違いも改めて確認した。

 農地部会終了後、引き続き第12回農政部会となり出席する。
 内容は以下の報告事項2件である。

・平成24年農政部会関係活動報告
→ 12回の部会実施の他、研修視察
  個人的には議会日程もあってスケジュールが合わず、研修視察に参加できなかったのが残念。
・「人・農地プラン」の策定状況について
→ 平成24年度合計 17プラン 32集落。
  農政課からの情報では、30集落で検討中(農家組合数約208)。
  平成25年度までの事業なので、焦る声もあり。

 農政部会終了後、14時50分から第12回柏崎市農業委員会総会が開会。平成25年度柏崎市農業委員会業務計画が議題となり、主な実施方針は以下の通りで決定した。

(1)農地法等の円滑かつ適正な執行
(2)農業・農村、農業経営の現場の声を反映する農政活動の推進
(3)「人・農地プラン」への積極的な参画と実践
(4)農地パトロール活動等の推進
(5)農業者年金の加入推進
(6)全国農業新聞の普及推進

 事業方針のなかには自民党への批判も盛り込まれ、党籍がある身としては耳が痛いところ。

 また先の衆議院選挙においても大きな争点となったTPP交渉参加を巡る動きでは、自由民主党は選挙公約に「聖域なき関税撤廃を前提とする限りTPP交渉に反対」としてきたが、昨今の経済団体等からの早期参加を求める圧力に呼応し、国民に対し十分な情報開示や議論を行わないまま、安倍総理が3月15日に交渉参加を正式に表明した。

 15時20分に終了し、その後、図書室で調査活動。

 16時、事務所に戻ったところで来客があり、政治に関する意見交換を行う。

Dcf00003_2 急いで買い物をしたのち、安売りになっていた卵を半熟状態にまで茹で、古町麹製造所の「お料理用 玄米入り熟成麹 680円」に漬け込み、麹付卵を試作。
 ビールに合うのか、はたまたご飯なのか、出来上がりが楽しみである。

Dcf00004_2 17時30分、甥っ子と姪っ子がお泊りに来たため、通常よりも早い夕食時間となった。
 冷凍しておいたご飯を電子レンジで温めたのち、市販の叉焼を細かく切り、昼食時に作ったタコソース味の挽肉少々、刻み長ネギ、干し納豆パウダー、卵、そしてレタスを投入し、最後は牡蠣醤油で味付。甥っ子、姪っ子にとっては初めてのレタスチャーハンであった。

 19時過ぎから来客が続き、結局、麹付卵をつまみにビールを飲む。

 22時、週刊誌や月刊誌をもって2時間ほどの長風呂。

2013年3月27日 (水)

柏崎市分:東日本大震災がれき広域処理終了

 3時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、目玉焼き、えのきと油揚げの味噌汁でご飯2杯の朝食をとる。

 食後から事務所の掃除を行うも、未処理の文書が次々と見つかり、急いで処理をする。

 10時、事務所に来客。

 12時過ぎ、昼食の準備をしようとしたところで緊急の電話が入り、資料などを急ぎで送る。

Dcf00010 12時50分、昨日揚げてもらった豚モモ赤身のトンカツを玉ねぎとアゴ出汁ストック、市販のめんつゆに煮て卵をかけたカツ煮とポテトサラダ、15穀米で昼食をとる。
 新潟タレかつにしようか、それとも長岡風デミグラスかつにしようか、はたまたソースかつにしようか迷ったものの、結局はスタンダードな卵とじ。

 14時、農業委員会として担当地区である松波地区の農地を再度の調査を行う。

 16時と事務所に戻ったところで来客。

Dcf00014 18時、事務所に来客があり、「青森限定 ガリポリ貝ひも たっこ産ガーリック味」(有限会社アラコウ水産)や今季最後になるであろう幻魚の天ぷらなどをつまみつつ、ビールを飲みながら、来月に予定している台湾・澎湖島ツアーについて確認する。今回のツアーでは、澎湖島周辺の3島、虎井島、望安島(海亀センター)、七美島(小台湾岩、雙心石滬)をまわる船の観光もセットにしたものである。

 20時30分、車に乗せてもらい、甥っ子に頼まれた「クレヨンしんちゃん」のDVDなどを借りつつ、食材の買い出し。

 23時、熱めの風呂に入って酔いを醒ましたのち、事務所でパソコン関係の作業を行う。

 柏崎市が担当した東日本大震災がれき広域処理が終了したとの報告があった。内容は以下の通り。


市議会議員 各位     平成25年3月27日
                柏崎市長  会田 洋

東日本大震災による災害廃棄物広域処理の終了について(お知らせ)

 岩手県大槌町の災害廃棄物(木くず)の搬出は3月22日で完了しました。本市への搬入は3月25日で完了し、焼却など一連の作業を本日終えることとなります。広域処理の取組みにご理解、ご協力いただきましたことに感謝申し上げます。
 広域処理に関する内容は以下のとおりです。

1 広域処理の概要
 受入れ期間 平成25年2月12日(水)~平成25年3月25日(月)延べ31日間
 受入れ量 104.88t
  この間、焼却処理したごみ 2,478t 混焼率4.2%
   主灰(燃え殻) 80.89t
   飛灰(セメント固化) 197.17t

2 放射性物質等測定結果
(1)クリーンセンターかしわざき(ごみ処理施設)及び周辺地域
●放射性物質
 主灰 検出しない
 飛灰 検出しない~22ベクレル/kg
    (最大値22は2月27日の測定結果)
 排ガス 検出しない
 施設周辺土壌 検出しない
●線量率
 コンテナ 0.03~0.11マイクロシーベルト/h
 敷地境界 0.03~0.06マイクロシーベルト/h
 (新潟県内の1時間あたりの通常の範囲内でした)
 周辺施設 0.03~0.06マイクロシーベルト/h
  遮蔽箱 0.000~0.002 マイクロシーベルト/h
(2)エコグリーン柏崎夏渡及び周辺地域
●放射性物質
 放流水 検出しない
 上部観測地下水 検出しない
 下部観測地下水 検出しない
 施設敷地内土壌 検出しない
 施設周辺土壌 検出しない
●線量率
 敷地境界及び埋立て箇所
 0.01~0.06マイクロシーベルト/h
 (新潟県内の1時間あたりの通常の範囲内でした)

2013年3月26日 (火)

中国初、小型原子炉を想定

 3時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、めかぶ、鯖の味噌煮でご飯2杯の朝食をとる。

 食後、長岡市に移動。

 9時から某病院の眼科での診察となり、眼底出血の治療と経過をみてもらう。かなり改善されたとのことで、次回は1年後の診察となった。

 診察後、柏崎市内まで戻り、農業委員として担当地区である松波地区にて農地法3条申請に係る現地調査を行う。

Dcf00007 現地調査終了後、12時30分、友人と「CoCo壱番屋 新潟柏崎店」(電話:0257-20-6277)で待ち合わせて昼食。キャンペーンの「韓国豆腐チゲカレー 880円」か「台湾パーコーカレー 880円」にしようか迷ったものの、結局、「ビーフカツカレー 780円」に「ナス トッピング 150円」、「10辛 100円」の計1030円のカレーとなった。

 食後、市役所に行き、農業委員会に農地法3条申請現地調査報告書を提出。

 議会事務局で所用を済ませたのち、市内をまわり、年度末に必要な各種手続きを行う。

 15時、事務所に戻り、依頼されたパソコンの修理。いわゆるネットブックであるONKYO社のCA423A4の液晶交換、電源コネクタ修理と再インストールの作業であり、ONKYOのサイトでドライバーが公開されていないため時間がかかった。
 結局、マザーボードを確認したところ、OEM供給元が台湾のCLEVO社でM1100という機種と判明したため、本家のサイトからドライバー類を確保。

Dcf00009 20時、豚モモ赤身の肉を母がトンカツにしてくれたので、トンカツ定食よろしく、小粒納豆、小松菜のおひたしをつけ、ご飯1杯、ビール500ml1本で夕食をとる。
 さすがに昼食時にもビーフカツを食べていたので、ヘビーかと思いきや赤身はしみじみ美味く、あっという間に食べ終えてしまった。

 食後からもう1つのパソコン修理作業。液晶バックライトをCCFL(冷陰極蛍光ランプ)からLEDにインバーターごと入れ替える作業であり、ゴミやチリが入らないよう部屋の環境を整えてからの作業となった。

 中国の異常な原子力発電所の建設ラッシュについて本ブログでも以前にご紹介 したが、今度は地下埋設型の原子力発電所の建設を計画しているという。
 あくまでオリジナル技術と言い張りつつ事故を起こした中国高速鉄道の例を見るまでもなく、何か事故があれば隠ぺいしようという一党独裁体制。
 事故後に生存者がいた鉄道車両を埋めたように、原子力発電所を埋めてしまうのもお得意ということであろうか。


平成25年3月12日『新潟日報』

地下原発来年にも着工
中国初、小型原子炉を想定

【北京共同】中国国有企業が原子力発電所の主要施設を地下に設置する同国初の「地下原発」の建設を計画していることが11日、分かった。小型原子炉を想定しており、2014年にも着工、17年の完成を目指す。計画を進めている国有企業「中国核工業集団」の子会社「中核新エネルギー有限公司」の関係者が共同通信に明らかにした。
 関係者によると、既に建設計画の策定を終え、政府に建設許可を申請した。政府の担当部門が審査している。
 微小粒子状物質「PM2.5」などによる大気汚染が深刻化する中、中国は原発を「クリーンエネルギー」と位置付けて推進する構え。だが開会中の全国人民代表大会(全人代)では、原発の安全対策が不十分として法整備強化を求める声も出ている。政府が地下原発を承認するか関心が集まりそうだ。
 地下原発は地震や津波で原子炉が破損した際、地上にある原発よりも周辺への放射能漏れを防ぎやすいとされる。福島第1原発事故後、日本でも国会議員らから導入を求める声が出ている。

2013年3月25日 (月)

平成25年第1回定例会閉会
地方公務員給与下げるな?

 3時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、サーモン西京漬け、ちりめん山椒でご飯2杯の朝食をとる。

Dcf00001 8時40分、市役所に移動し、9時から議会運営委員会に出席する。議題は追加議案2件である。

「議第51号 職員退職手当支給条例等の一部を改正する条例の制定について」
→ 国家公務員退職手当法等の一部改正に伴い、民間における退職手当の支給の実情を考慮し、公民均衡を図るため、退職手当の基本額の算定に適用される調整率について、現行の100分の104から100分の87へ引き下げる

「報第4号 専決処分報告について(自動車事故による和解及び損害賠償額の決定について)」
→ 市職員による自動車事故の和解が成立したため、その賠償金額の支払い報告

 2つ目の自動車事故報告については、先日の総務常任委員会で指摘したように詳細な事故説明が来ていないため、後ほどの確認となる。

Dcf00002_2 10時から本会議に出席。付議事件の訂正として「議第45号 平成24年度一般会計補正予算(第15号)」の財源の修正を承認したのち、「議第19号 平成25年度一般会計予算」から順次、採決となり、総務常任委員会の審査のなかで意見した内容が総務常任委員長報告に反映されていることを確認しながら賛成。

「議第19号 平成25年度一般会計予算」
「議第20号 平成25年度国民健康保険事業特別会計予算」
「議第21号 平成25年度後期高齢者医療特別会計予算」
「議第22号 平成25年介護保険特別会計予算」
「議第23号 平成25年度土地取得事業特別会計予算」
「議第24号 平成25年度墓園事業特別会計予算」
「議第25号 平成25年度ガス事業会計予算」
「議第26号 平成25年度水道事業会計予算」
「議第27号 平成25年度工業用水道事業会計予算」
「議第28号 平成25年度下水道事業会計予算」
「議第29号 職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」
「議第30号 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」
「議第31号 復興支援基金条例を廃止する条例」
「議第32号 税条例の一部を改正する条例」
「議第33号 新型インフルエンザ等対策本部条例」
「議第34号 協働のまちづくり推進会議設置条例」
「議第35号 空き家等の適正な管理に関する条例」

 「空き家等の適正な管理に関する条例」については、総務常任委員会の審査の際に行政代執行後に問題・係争となって自治体が負けている事例もあるので、留意するよう意見を付しており、委員長報告においても反映されたため、賛成した。

「議第36号 消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例」
「議第43号 特別職の給与に関する条例の一部を改正する条例」
「議第37号 地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例」
「議第46号 東日本大震災に係る被災者に対する国民健康保険税の減免の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について」
「議第47号 休日急患診療所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について」

 議案説明の際にも当局に確認した「議第47号 休日急患診療所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、厚生常任委員長に対し、以下のように質疑を行ったのち、民間で対応できていることや歯科医師のなかでも異論があることから反対とした。しかし結果は、賛成多数で可決となった。

Q.厚生常任委員長に対して、確認のため質問したい。先般の議案提案の際にこの議場でも当局に質問させてもらった「議第47号 休日急患診療所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、民業での休日急患対応があるなか、

・口腔内の健康維持に関する業務の追加
・定めのない使用料及び手数料の額について市長が別に定める

との内容について、健康維持に関するという文言にひっかかるものがある。本当に緊急性のある口腔内の治療だけなら分かり、またそのために定めておくべき手数料も決まっているべきと思う。市長が別途に使用料・手数料定める論拠・材料も不明だが、その辺の議論はあったのか。
A.本議案の審査の際には、口腔内の健康維持に係る業務とは何か、業務内容の議論だけであった。指摘の点の議論はなかった。
Q.また本議案の提出にあたっては、当局から議案提出が遅れたのは歯科医師会との協議が遅れたためとの説明があったが、その内容の議論もなかったということで良いか。
A.その議論はなかった。

「議第38号 ものづくり活性化センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」
「議第39号 雪室付貯蔵野菜等販売所兼冬期共同車庫設置及び管理に関する条例を廃止する条例」
「議第48号 家族旅行村設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について」
「議第40号 道路占用料徴収条例の一部を改正する条例」
「議第45号 平成24年度一般会計補正予算(第15号)」
「議第41号 財産の譲与について(建物) 」

 ここで選任議案として固定資産評価員の選任があり、続いて追加議案の審議となった。

「議第50号 使用済核燃料税の一部を改正する条例」
→ 5年に1回の税率見直しで現行維持。今後5年間の決定を行った

Q.脱原発とか何とか、核燃料サイクルが崩壊したという議論がでているが、この使用済み核燃料税の今後のあり方について、市長の考えを聞きたい。5年に1回の見直しとはいえ、将来的なものを考えておく必要がある。この税を創設する際には迷惑税とか追い出し税といった議論があったことを議事録で確認しているが、いずれは何かの判断が必要なときがくる。市長はどう考えているか。
A.日本のエネルギー政策をめぐる議論のなかで、再処理や核燃料サイクルの課題がある。この創設の経緯を踏まえ、使用済み核燃料が原子力発電所内に存在している以上、この先は色々とあるが継続していく。

 ここで賛否をとると思いきや、全員異議無く可決
 つまり反原発、原発に依存しない柏崎のまちづくりと声高らかに叫ぶ議員は、議場内において原子力発電所に関連する税収としては賛成している。片手の拳を上げて反対を叫びつつ、もう片手を出して金はもらうという構図。

「議第49号 平成24年度一般会計補正予算(第16号)」
→ えんま通り再開発をはじめ、各種精算。767.3万円の減額。

「議第51号 職員退職手当支給条例等の一部を改正する条例の制定について」
→  国家公務員退職手当法等の一部改正に伴い、民間における退職手当の支給の実情を考慮し、公民均衡を図るため、退職手当の基本額の算定に適用される調整率について、現行の100分の104から100分の87へ引き下げる

 反対したのは共産党、社会クラブ、柏崎のみらい(池田千賀子議員、飯塚寿之議員)だけで、賛成多数で可決した。

 当局提案の議案が終わったところで、議会改革のなかで委員会発案があり、全会一致となった。

「委員会発案第5号 議会委員会条例の一部を改正する条例」
→ 現行の4つの常任委員会を3つに変更、総務常任委員会、文教厚生常任委員会、産業建設常任委員会。

「委員会発案第6号 議会議員倫理条例」
→ 昨年まで第一部会長として策定に係わっていた条例。議員の倫理に関する条例、市民50人での審査請求が可能。

「委員会発案第7号 議会の会期等に関する条例」
→ 平成25年5月1日から通年議会とし、定例日を6月、9月、12月の5日、2月20日とする(休日にあたる場合はその近い後日)。

「委員会発案第8号 議会会議規則の一部を改正する規則」
→ 全員協議会、会派代表者会議、委員会協議会、広報広聴委員会、議員倫理委員会などを正式な規則として制定。

「委員会発案第9号 専決処分事項の指定について」
→ 通年議会に移行するにあたり、市長が専決処分できる事項を改めて指定

 続いて2件の議員発案があり、1つ目は文言修正をしたため賛成したが、2つ目は追加議案である当局が官民格差から退職金を下げるとして「議第51号 職員退職手当支給条例等の一部を改正する条例の制定について」ことと相反することなどから反対した。

「議員発案第1号 生活保護制度の見直しと生活困窮者対策に関する意見書(案)
→ 当初は生活保護費の引き下げに反対するだけの内容であったが、文言修正があり、生活保護者の社会復帰に重点が置かれたものになったため「賛成」をした。結果、賛成多数で可決。

「議員発案第2号 地方固有の財源である地方交付税制度の堅持を求める意見書(案)」


議員発案第2号 地方国有の財源である地方交付税制度の堅持を求める意見書(案)

g上記の議案を別紙のとおり柏崎市議会会議規則第14条第1項の規定により提出する。
平成25年3月25日
柏崎市議会議長 霜 田  彰 様
提出者 柏崎市議会議員 飯塚寿之

 平成25年度地方財政対策については、通常収支分の地方交付税について、出口ベースで17.1兆円を確保することが決定された。
 今回の決定においては、地方が強く訴えてきた一般財源総額確保の要請に応え、緊急防災・減災事業や地域の元気づくり事業の需要の積み上げが行われたこと、地方交付税の別枠加算が確保されたことなど、評価するものである。
 また、緊急経済対策や大胆な「15カ月予算」の迅速な実行により、国と地方が協働した地域経済の活性化に取り組もうとしている。
 
一方で、国家公務員の給与減額支給措置に準じて地方公務員の給与の削減を求めるために地方交付税を削減することは、分権・自治の理念に大きく反するものである。このような措置は、財政力の弱い団体ほどその影響を大きく受けるものであり、地方交付税の削減が地域経済全体へ与える影響は大きく、「地域経済の再生なくして、日本経済の再生なし」との国と地方の共通認識からも、極めて問題である。
 地方交付税を用いて自治体の給与削減を誘導し、給与関係経費とは関連性のない事業とを入れかえることは、使途の制限がない一般財源としての地方交付税制度に反するもので、行うべきではない。
 よって、下記の事項を強く求める。

1.標準的行政水準の行政需要に対し不足する財源を補填保障するという、本来の地方行政制度に反する今回の地方交付税削減を見直し、中立・客観的な地方財政計画・地方交付税の算定に改めること。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成25年3月25日
理由
地方国有の財源である地方交付税制度を堅持するため。
柏崎市議会


→ タイトルと目的を修正してあるが、主幹となる文言は「国家公務員の給与減額支給措置に準じて地方公務員の給与の削減を求めるために地方交付税を削減することは、分権・自治の理念に大きく反するものである」「給与関係経費とは関連性のない事業と入れ替えることは、使途の制限がない一般財源としての地方交付税制度に反するもので行うべきではない」という部分であり、以下のような質疑を行ったのち「反対」をした。

Q.まずこの意見書の主幹たる部分は国家公務員の給与減額支給措置7.8%に準じた措置としての地方公務員の給与削減を求めていることに言及しているが、当市のラスパイレス指数と総務省から求められている取組みを行った場合、どれくらいの影響が我が柏崎市にあるのか、分析した数値を教えてほしい。
A.この意見書には公務給与は関係なく、地方交付税制度の堅持である。影響のデータ分析はしていないが、ラスパイレス指数100.3%と認識している(当局答弁、総務省データでは103.3%)。

Q.答弁になっていない。総務省の方針では、ラスパイレス指数100未満の自治体には給与削減を求めないとしている。当市は100%を超えている。この意見書の主幹は、誰も読んでも、地方公務員給与のことではないか。先ほどの追加議案「議第51号 職員退職手当支給条例等の一部を改正する条例の制定について」では、当局からの提案理由として「民間における退職手当の支給の実情を考慮し、公民均衡を図るため」との説明であり、市当局が官民格差解消の削減提案をしているなか、議会は地方公務員給与の堅持というのはおかしいのではないか。その辺の認識はどうなのか。
A.さきに答弁した通り。

 意見書の中の文書にも「給与関係経費とは関連性のない事業と入れ替えることは、使途の制限がない一般財源としての地方交付税制度に反するもので行うべきではない」との文言もあるなか、地方公務員給与とはまったく関係ないとのおかしい答弁であった。
 いまは公務員の給与を堅持することよりも、柏崎市内の業者に対して仕事を発注して地域経済をまわすことが重要であり、それこそ本意見書の冒頭にもある「地域経済の活性化に取り組もうとしている」ことに必要である。

 採決の結果、この実質的地方公務員給与の堅持に賛成したのは

社会クラブ(4名)、共産党(2名)、柏崎のみらい(3名)
自治研究会(3名)

であったが、結局、否決となった。

 12時45分にやっと終了し、平成25年第1回定例会が閉会。

Dcf00003 12時50分、図書室に戻り、「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食をとる。
 食事中に電話が入り、何かと思えば某町内会の方からの問い合わせで「アンタが電力から金もらって市長の邪魔してるって聞いたけど」との内容。事実無根であり、そんな事でしか自己保身できない連中がいるとお答えした。

Dcf00004 13時30分から議会運営委員会に傍聴出席。議題と内容は以下の通り。

1.通年議会の導入に伴う本会議開催(5月1日)
→ 市長が招集

2.市議会6月の会議予定
→ 6月5日(水)本会議、勤続表彰、祝賀会
   30年表彰1名、15年表彰1名
   10年表彰5名
    6日(木)一般質問
    7日(金)一般質問
   10日(月)本会議予備日
   11日(火)委員会
   12日(水)委員会
   13日(木)委員会
   14日(金)委員会予備日
   18日(火)本会議
*一般質問受付5月21日~27日

3.議員倫理条例施行規程の制定について
→ 議会議員倫理条例の可決により制定

4.協議等の場に係わる運営要領の制定について
→ 議会会議規則の一部を改正する規則の可決により制定

5.一時不再議の申し合わせ
→ 会期内であっても会議の期間が異なる場合は、事情の変更があったものとして、同様な議案を提出できる。

6.政務活動費の取り扱い
・昼食代や計算されない少額の電車やバス、タクシーのための日当は取りやめし、旅費雑費として日額1500円(定額)を認める
・交通費及び宿泊費は市の市費条例に準じて算出した金額が基本
・講演会での講師用昼食代などの食糧費(3000円以内)は申し合わせで支出
・東村山市議会との合同研修・意見交換会については議員互助会での対応
・市議会ウェブサイトに支出や閲覧制度を掲載
・ロビーにて報告書の写しを閲覧可能にする
・その他、必要な場合は議会運営委員会において検討、協議

7.その他
(1)議会施設のWiFi化
 全会派の異議無く、推進するとして決定
(2)意見書の名称のなかの文書の統一
 今日の「議員発案第2号 地方固有の財源である地方交付税制度の堅持を求める意見書(案)」で問題となった内容であり、様式が整っていれば受付せざるを得ないものの、紳士協定としても申し合わせが必要である。
→ 結果、申し合わせはしない。提案者のモラルに任せる紳士協定とすることとなった。
(3)議会運営委員長(砂塚定広議員)の議決態度について
 議会運営委員会の場で全会一致にならないと議会運営委員長自身が態度保留しておいておきながら、本会議の場でいきなり賛成

 15時まで図書室にて資料整理を行ったのち、市内まわり。

 17時、事務所に戻って、メールなどの処理を行う。

Dcf00005 18時、ニンニク、アンチョビ、ベーコン、サラミを少量のオリーブオイルで炒め、ブロッコリー、ピーマン、玉葱を加えたのち、トマトピューレ、ナンプラー(魚醤)、干し納豆パウダーで味付したソースを1.6mmのスパゲティに和えたもの、秋刀魚の一夜干し、ビール500ml3本で夕食。
 食事をしながら、「孤独のグルメSeason2」のDVD3巻を観る。

 食後から事務所で依頼されたパソコンの修理。

2013年3月24日 (日)

新潟県内防災教育プログラム、全小中学校で実施

 3時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、山芋とろろ、ハムエッグでご飯2杯の朝食をとる。

 食後から事務所で資料作成。

 10時、事務所に来客があり、近況報告や今後の事業の進め方などで意見交換を行う。

 13時過ぎ、市内某宅に伺い、買い物なども含め、会食の準備。

 ふと柏崎港中浜埠頭を見るとまたこんもりと鉄くずなどを盛り上げていたため、証拠写真として撮影する。

Dcf00002

Dcf00006 15時から某神社の社務所において、地元の方を中心に10名数名ほどで集まり、猪汁を中心にした会食。
 ビールを注ぎつ注がれつつで、町内会のことや防災に関すること、そして年代のためか葬儀に関することなど幅広い話題で盛り上がった。

 17時過ぎ、自宅に戻り、郵便物やFAXなどの処理。4月のスケジュールがかなりかぶってしまい調整が難しい。

 20時、まだ空腹にはならなかったので、夕食として15穀米に麹漬け納豆、かつおぶしをのせて、熱いほうじ茶をかけた大人の納豆茶漬け2杯で夕食。

 食後から事務所で事務仕事。台湾旅行を企画しているため、ふと自分のパスポートを確認したところ、失効していた。危ないところである。

 22時、風呂に入ったのち、「宇宙戦艦ヤマト2199」DVDの4巻、第11話~第14話を観る。ガミラス帝国軍人のなかでは好きなキャラクターのドメル上級大将がいよいよ登場。ガミラス国民からの人気の高さからデスラー総統周辺に煙たがられるあたり、モデルとなったドイツ国防軍陸軍・「砂漠の狐」エルヴィン・ロンメルによく似ている。

 自主防災会における地元住民の参加率の低さは、多くの地区で問題になっている。
 いくら講演の上手な講師を呼んできたとしても参加してもらわなければ意味はない。
 ではどうすべきか、との問いかけから子供に防災教育を行い、子供が親御さんと会話をするなかで全体の防災力を高めていく手法がとられ始めている。先般、東訪振興協議会で実施した防災講演会でも語られていた通りである。
 この度、新潟県内のすべての小中学校で充実した防災プログラムが始まることとなった。良い事業であり、あとは子供が学校で聞いたことを家庭での会話で生かしてくれれば最大の効果となる。是非、積極的な推進をしてもらいたい。


平成25年3月20日『新潟日報』

全小中学校で防災教育
県、新学期からプログラム

 子どもたちが災害から身を守る方法を学ぶ「防災教育プログラム」が2013年度、県内の全小中学校で始まる。プログラムは津波、地震、洪水災害、土砂災害、雪災害、原子力災害の6編で、津波編を皮切りに各学校の総合学習などで活用する。プログラムを作成した県教育委員会は「子どもたちに自らの命を守り抜く主体的な行動力を身に付けてほしい」としている。
 プログラムは、防災教育のノウハウがない教職員に授業の材料として提供するもの。東日本大震災で多くの児童生徒が亡くなったことから、災害の危険を回避するために必要な知識や判断力を身に付ける防災教育が必要だとして、県教委、県防災局、中越防災安全推進機構などが、11年度から作成を進めていた。
 プログラムには授業指導案、ワークシート、映像などが含まれ、紙芝居への活用や、ボランティア活動を通じた指導方法など、すぐに授業で役立てられるよう工夫されている。
 東日本大震災で津波被害を受けたが小中学生のほとんどが無事だった岩手県釜石市で防災教育に携わってきた群馬大大学院の教授らが指導。本県は県土が広く、多様な災害が想定されるとして6編で構成した。

 津波編のプログラムは既に各学校に配布。地震、洪水災害、土砂災害、雪災害の4編は13年度中に完成見込みで、14年度から活用する予定。原子力災害編は、県の地域防災計画の見直しを踏まえ、13年度に内容の検討を始める。
 6編が完成すると小学校は各学年で5~10時間、中学校は3年間で10時間ほど、プログラムを活用した授業が行われる。
 
県教委保健体育課は「防災教育は他県でも行われているが、これほどプログラムが多いのは珍しいのではないか。将来にわたり、どこで災害に遭っても役立つようにしたい」としている。

2013年3月23日 (土)

平成24年度柏崎市原子力防災訓練

 0時過ぎ、自宅に戻るも、また電話があり、再度、市内の某店に向かう。さすがにアルコールはなしでウーロン茶でお付き合い。

 3時、帰宅。熱めのシャワーを浴びたのち、4時に就寝する。

 7時30分に起床し、大粒納豆、生卵、めかぶでご飯2杯の朝食をとる。

Imgp0667 8時、市議会の防災服に着替え、平成24年度柏崎市原子力防災訓練の現場視察のため、色々な個所に寄りながら、松波コミュニティセンターに向かう。
 途中で防災無線などが入る予定であったが、自分で聞いている限りでも聞こえず、また地元の皆さんからも

 「時間決めてたから来たけどさぁ~聞こえねぇねっか」

とのお叱りの声があった。事故想定は、以下の通りである。

「柏崎市、刈羽村地区に震度6強の地震が発生し、東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所で運転中の2,3,4,7号機は自動停止するとともに外部電源が喪失。また3号機の変圧器からは黒煙が立ち上がり、自衛消火隊が消火。その後、直流電源盤での火災発生により冷却機能が喪失して海水を注水したが、海水注入不能となり、原子炉格納容器圧力が限界を超えたため、格納容器ベントを行うこととなった。尚、3号機以外はディーゼル発電機起動により、原子炉は冷温停止となる。」

Imgp0669 9時35分から40分まで訓練放送により、原子力災害対策特別措置法の第10条にもとづく原子力発電所からの通報があったとして、避難準備の指示。
 松波地区では1577世帯あり、うち要援護者は149名であるため、実際の災害時にはこの時点で要援護者の現状把握も行っておく必要がある。今回のように全員参加ではない訓練では把握もしやすいが、地区全住民となると課題も多い。

Imgp0671 10時30分過ぎから原子力災害対策特別措置法の第15条(緊急事態判断基準)により、原子力発電所から概ね5km圏内である予防的防護措置を準備する区域(PAZ:Precautionary Action Zone)に避難の指示が入った。同時に松波コミュニティセンターでは、日本赤十字でも使っている炊飯袋(ハイゼックス包装食)、インスタント味噌汁による炊き出し訓練も行われた。
 そして今回、新たな取り組みとして行った緊急エリアメールが配信された。

Imgp0672

Imgp0674 原子力発電所から30km以上遠方への避難開始ということで、用意されていたバスに代表の皆さんが30名が乗車された。この後は、糸魚川市の糸魚川市民総合体育館(西中通、中通は湯沢町公民館、二田、南部、高浜は新発田市地域交流センター)に向かって移動し、途中、名立谷浜サービスエリアでのスクリーニング(6名)を行うという流れであった。
*市職員による現地でのタブレット端末での報告も、災害時に無線のネット環境)パケット通信含む)が使えるのが前提である。

 今回は自家用車+大型バスといった避難手段をとっているので、周辺の状況はどうかとバスを見送り次第、愛車で荒浜方面に向かうも渋滞。
 防災無線による自宅から避難場所(今回はいきなり避難所)への移動やその後の迅速な指示、交通事情などを考慮しパニックにならないような乗用車での避難など、何のための訓練なのか考えさせる点が多かった。自分でも整理した上で議会の場で提案していきたい。

<気づいた点メモ>
・貴重品を持ちだす意識の情勢
・避難所において多くの方に同じ事をいうよりは、モバイルタイプのプリンタで印刷し、配った方がマンパワーの無駄がない
・一時立ち寄り者の確認方法
・携帯型風速計、SPEEDI情報などの伝達

 高浜地区をぐるっと回ったのち、オフサイトセンターも見学させてもらおうかと思ったが、邪魔になるかと思い、14時、自宅に戻る。

 14時10分、カロリーメイト(チーズ味)、焼きそばパン、低脂肪乳、ブルーベリーヨーグルトで昼食をとる。

 食後から資料の読み込み。途中で気分転換のため、ウルトラマン関係の漫画最新刊を読む。

Dcf00005 18時30分、「でん」(電話:0257-32-2428)に移動し、記念すべき第50回目の二十三夜講に出席する。
 久々の出席であり、えんま通りの再開発の現状から新たに違う地区から参加して頂いた農業関係者の方からの補助金制度の実態など、面白い話を多く聞くことができた。

 21時過ぎから市内某店にてカラオケでの二次会。年配の方が多かったので、自分が生まれた年代、グループサウンズを中心に歌い、最後は練習のためダークダックス版の「銀色の道」(作詞:塚田茂 作曲:宮川泰)を歌った。

 24時、帰宅。

2013年3月22日 (金)

祝!第104回柏崎小学校卒業式
続行、総務常任委員会審査(総合企画部、財務部所管分)

 なかなか仕事が終わらず、5時から7時30分まで事務所の机で仮眠。

 8時、大粒納豆、目玉焼き、福島県の郷土料理である「いかにんじん」でご飯2杯の朝食をとる。

Imgp0665 8時50分、母校である柏崎市立柏崎小学校に移動し、校長室で懇談。
 私が在校生だったときの学校からの連絡文書は『学校だより』だったが、現在は『揺籃』で201号を数える。創立120周年の平成4年に、校歌の3番の歌詞「揺籃の夢あたたかく・・・」から名付けたとのことである。

Imgp0666 9時30分から第104回卒業式に来賓出席。来賓はこれまでで一番多いと思われる42名である。
 今年の卒業生は「チャレンジ学年」84名(27042番~27125番)。在校生の合唱「心のなかにきらめいて」(作詞:田崎はるか 作曲:橋本祥路)のあと、卒業生の合唱「変わらないもの」(作詞、作曲:山崎朋子)が続いた。
 クラブ活動「昔遊びクラブ」で一緒に遊んだ生徒や自分の同級生の子供など、いつも以上に自分のことのように感じた卒業式であった。
 卒業生84名の今後ますますの活躍を祈りたい。

 11時過ぎ、一旦、自宅に戻って昼食用におにぎり2個を作って、そのまま市役所に移動。午後からの総務常任委員会審査の準備を行う。

Dcf00002_2 12時10分、15穀米を多めの塩で握った海苔巻きおにぎり、輸入牛のバラ肉を味噌ダレで漬け込んでおいたものをサッと焼いた味噌牛焼肉、粗挽きソーセージ、母が作った卵焼き、茹でオクラのマヨネーズ和え、きゅうりと大根と人参の浅漬けで昼食をとりつつ、資料を読み込む。
 おろしニンニク大量におろし生姜、おろし玉葱、リンゴジュース、八丁味噌、信州味噌、越後味噌、塩辛納豆、酒を合わせて練った味噌ダレは安い牛肉を美味しくする魔法力をもっている。

Dcf00003_2 13時から昨日に引き続き、総務常任委員会の審査で「議第19号 平成25年度柏崎市一般会計予算」の総合企画部、財務部の所管事項について質疑を行う。

・文化会館(アルフォーレ)費 1億3717.5万円
 光熱費が予定より大幅にかかっており、ガス料金を大口契約にし、電気もデマンド対応にし、開館時間を短縮するなどで対応。

Q.もう一回、光熱費について確認したい。予想以上に光熱費がかかるため、開館時間を短縮するのは、本末転倒のような気がする。本来、設計時や運用予定の見通しが甘かったのではないか。もう一回、予定光熱費との違いを想定値でもいいので分かりやすく説明してもらいたい。
A.平成22年に指定管理者を決める際に光熱費を検討した。設計者の方から試算してもらい、その試算で5年間の指定管理者の委託を行った。電気は想定よりも下回っているが、契約電気量の電気料が高く、ガスは設計者の試算よりも大幅に上回った。試算は省エネ法からの推定値数式で行われた。12月から19時に閉館するようにし、開館時間を繰り上げている。本来は22時までだが、節約している。
Q.ガス暖房等のゾーン切り分けはできないのか。ホールを使っていないのにホールまで暖房を使っていることはないと思うが、省エネルギーの観点で細かいゾーンでの調整運転はできないのか。防災拠点機能もあるのがアルフォーレの売りであったはずであり、被災者収容ではゾーンでの温度調整が求められていたはずであるが、設計段階でできていなかったのか。また、これから対策としてビニールの間仕切りなどでゾーニングして、改善余地はあるのかどうか。
A.ゾーニングはある程度はできている。共用、各部屋での調整でき、きめ細かく温度調整するよう指定管理者の方には指示している。

「文化会館アルフォーレの光熱費について」(pdf形式)
→ 平成24年度実績見込みで今後、年300万円の光熱費オーバーとなる。
  オープン2年目ぐらいまでは光熱費が高いという実例があるので、今後は落ち着く?

Q.水道・下水道料金の年間55万円オーバーというのは地味に効いてくる金額だと思うが実態はどうなのか。(ミストもこの費用)
A.水道料金は夏場に使用量がどうしても上がってしまう。
Q.改善に向けての環境政策課で取り組んでいるエネルギー管理員などの助言などはあったのか。同じ市役所内なので、改善に向けて協力し合うべきではないか。
A.環境政策課からも連絡をもらい契約電力を変えた。今後も相談しながら引き下げる努力を行う

Q.選挙管理委員会に確認したい。平成25年度には7月の参議院議員選挙においてネット選挙解禁がほぼ決定方向で進んでいる。ネット投票ではないので、大きな補正予算が必要にはならないと思うが、6月の議会あたりにネット選挙の監視のために必要な人員、経費が補正予算としてあがってくるということで良いか。
A.新聞報道以上の情報提供はされておらず、各選挙管理委員会でネットの監視をするのか、国の方で一括監視するのかも決まっていない。そのため、当初予算内で処理できるのか否かも現時点で答えられない。

Q.公金を使っての民間委託について確認したい。委託先の事業主体となる会社・団体の労働環境なども管理すべきとの総務省の研究(平成19年 地方公共団体の民間委託の推進等に関する研究会等)がある。かつて柏崎市から業務を委託し、かつ緊急雇用の助成金などを使いながら、従業員給与を支払わず、また工事費用などの未払いをしていたNPO全防災問題があった。これで痛い目にあっているはずである。
 同様な案件は、現在岩手県山田町で発生している北海道の「NPO法人 大雪りばぁねっと」問題がある。

*行政職員を壮大な目的でたらし込み、地元雇用をうたって雇用助成をもらい、最後はトンズラ。補助金は7億9000万円。


平成25年3月16日『岩手日報』

4億円超が補助対象外
山田のNPO問題

 山田町が緊急雇用創出事業を委託していたNPO法人「大雪(だいせつ)りばぁねっと。」(岡田栄悟代表理事)の予算使い切り問題で県は15日、町から2012年度事業費を約3億6300万円とする実績報告書が提出されたことを明らかにした。法人は12年度の総予算約7億9100万円を町の前払いを受けた上で使い切ったが、うち約4億2800万円は補助対象外とされた形。県は対象外が膨らむ可能性も示唆。仮に町が法人に補助金返還を求めても支払い能力は不透明で、町が多額負担を強いられる恐れがある。
 町が県に提出した12年度実績報告書によると、事業計画は約7億9100万円で、実績額は約3億6300万円。内訳は人件費2億3800万円、人件費以外の経費は約1億2400万円。町は法人に事業の総予算額を既に前払いしている。
 町によると、対象外は領収書がなかったり、支出先が分からないものなどで、内訳はリース料約3億9千万円、人件費2200万円など。リース料が認められたのは約3250万円だけだった。


 今後、このような事がないような対応を考えているか、またこういった問題は柏崎市役所としてどこの課が所管するのか、契約した担当課でいいのか。
A.基本的には契約担当課が取り扱う。
A.契約が履行されない場合、工事にはその旨の規則で対応する。ただ議会でも議論になったように旧柏崎トルコ文化村問題において市外業者のリサーチが十分でなかった事例や問題が大きくなったことがある。担当課だけではなく、包括的に法令遵守の観点でも対応していく。

Q.工事案件などは答弁の通りであろうが、委託案件ではないものの旧柏崎トルコ文化村などは譲渡の条件であったパークゴルフ場の建設などは未だ守られていない。相手が法人格をもっているから安心ということも言えない。先にご紹介した「NPO法人 大雪りばぁねっと」は法人格をもっているなかで起こっているので、総合企画部長の答弁の通り、契約担当課がよくチェックする必要があると思う。加えて、法人格をもたない権利能力なき社団との契約についての対応が問題となる。NPO全防災の件も権利能力なき社団であり、他にもこれまでの柏崎市政で問題になった契約のほとんどがこれである。法制担当だけではなく、こういった問題となる契約を繰り返さないよう職員全体のリーガルセンスをより醸成してほしいが研修はどうなっているのか。
A.権利能力なき社団との契約については、すでに総合企画部長名で用地管財課、財務課への通知をするよう庁内に周知している。研修に関しては、顧問弁護士からコンプライアンスの観点で各課職員に対して行ってもらい、昨年は各課2名程度で合計4回行っている。こういった研修を通して、職員の資質の向上だけではなく、契約の適正化、適切な業務執行に努めたい。

・柏崎の魅力発信事業 983.1万円
(うち シティーセールス基本計画業務委託料 800万円)

Q.柏崎大使をお願いするという事業であるが、お願いする人物の目星はついているのか。また予算関係は十分なのか。
A.柏崎大使は、柏崎市に係わりのある方で費用は発生しない方向。何人かにお願いをする予定で、内容としては名刺をお渡しする程度を考えている。
Q.やるのであればマスコミにも取り上げてもらえるような取組みにすべきではないか。埼玉県春日部市のイメージがあるアニメ「クレヨンしんちゃん」は、子供から大人までが知っており、主役の声優は柏崎出身である。こういった方にお願いするぐらいの遊び心も必要ではないか。
A.ご提案の矢島晶子さんをはじめ柏崎に縁のある方に積極的にアプローチしていく。人数や男女比などは今後のお話次第となる。

・核兵器廃絶平和推進事業 50.2万円
Q.北朝鮮の3回目の核実験に対しても市としての強いアクションがなかったのが残念である。平成25年度は被爆体験者、核兵器の脅威について展示するという事業というが、周辺にある実際の核、北朝鮮や中国の核の脅威についてはどこまで踏み込むのか。
A.北朝鮮の核実験に対しては、非核宣言自治体のメンバーとして抗議を共同で行った。新年度もこれまでの事業を踏まえ、効果的になるか考えたい。現在の核兵器の脅威については、最新の情報を平成24年に掲示した。極東アジアの核兵器も踏まえて、資料提示を心がけたい。
Q.北朝鮮の核実験に対して自治体単独で朝鮮総連に抗議している場合もある。拉致事件のあった柏崎市だからこそ単独でしっかりとした抗議をすべきだったのではないか。展示内容について理解したが、もう少し意見をしたい。福島第一原子力発電所の事故以降、放射線に関する市民の関心が高くなっている。そういった事から、地表での核実験によるフォールアウトについても是非、展示を行ってほしい。我々は、中国が行ったかつての核実験による放射性物質を既に吸っている。黄砂に放射性物質が付着している場合も多く、LIDER(LIDAR: Light Detection And Ranging) システムもネットで公開されていることも市民に周知した方が良いのではないか。
A.我々の空の放射線量が一番高かったのが、中国が核実験をやっていた1960年代だったこともあまり市民に知られていないので、そういった点も含めて検討したい。

Q.総務、法務に関することなので予算金額で計上されていることではないが確認したい。交通事故として報告案件があるなかには、「報第2号 専決処分報告について(道路上の事故による和解及び損害賠償額の決定について)」のように10対0といった案件も目にするがそういった事故の実態や対応はどう行っているのか。
A.ご指摘の事件は笠島漁港の件であり、笠島漁港への道路の陥没により長野県からお越しの方の車に被害があった。それゆえ責任は100%を柏崎市で負担することになった案件。こういった事に限らず、交通事故などが起こった場合は、担当課はもとより人事課にも事故報告が上がってくる。
Q.職員への処分という意味での質問ではなく、そういった道路の陥没など予算措置で防げるような案件は議会の予算審議に間に合うように伝えてもらいたい。
A.これまでの人事課での9年間勤務の経験において予算措置で防げたという案件はない。議会には専決処分として概要を送っているのでそれを見てほしい。
→ 議会に送付される専決処分報告は事件概要、現場状態が分かる書類ではない。

「専第2号」議会への通知(pdf形式)

 質疑が終わり、15時5分から10分間の休憩。

 再開後、「議第19号 平成25年度柏崎市一般会計予算」に関しての議員間討議となったので、昨日問題となった「明日のエネルギーを考えるシンポジウム等委託料 820万円」の価格の妥当性などについての意見を交わし、最後に以下の通り提案して全会一致となった。

「担当課からも改善する旨の答弁があったことから事業の執行停止や付帯決議までしないものの、昨年度の同事業の費用対効果からは総括を求めたい。よって平成25年度の当該事業の執行にあたっては委託契約の締結前に総務常任委員会に対して必ず報告を求める、これを委員の皆様にご提案したいが、お諮り頂きたい。」

 続いて以下の議案についての説明と質疑が行われた。

「議第23号 平成25年度土地取得事業特別会計予算」
→ 予算総額は前年度同額5億円

「議第29号 職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」
→ 平成20年4月実施した給料月額3%終了し、
  新潟県人事院勧告に基づき、給料表から1.09%削減を行う。

「議第30号 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」
→ さざなみ学園への派遣終了に伴う、特殊勤務手当の廃止。
  指導育成手当1月9000円、夜間介助手当1夜2000円

「議第31号 復興支援基金条例を廃止する条例」
→ 中越沖地震後、東京電力株式会社から新潟県に寄付された30億円から柏崎市に配分された11億円で作った基金。年度末で残高が0になったため廃止する。

「議第32号 税条例の一部を改正する条例」
→ 平成35年度まで個人市民税の均等割に500円加算するもの。

「議第43号 特別職の給与に関する条例の一部を改正する条例」
→ 市長の月額給与を94.8万円から90.1万円、5%下げ
  副市長の月額給与を74.1万円から70.4万円、5%下げ

「議第45号 平成24年度一般会計補正予算(第15号)」
→ 一時借入金等利子 1953.1万円の減
  国県支出金清算還付金 358.3万円の増
  自己都合退職者に係る退職手当 2303万円の増

 質疑終わったところで、報告事項となり財務部から以下の4件が説明された。

・「議第46号 平成24年度一般会計補正予算(第16号)」の提出
→ 年度末までに終了できない工事などの繰り越し明許

・使用済核燃料税に係る東京電力株式会社との協議について
→ 5年に一回の見直しとなっており、平成25年9月30日で見直し。平成24年9月に協議を申し入れ、5回に渡って協議し、向こう5年間同じ税率で継続することとなった。

Q.使用済み核燃料税の収入から核兵器廃絶平和推進事業5年分の費用251万円が計上(目的税なので何に使うのかを明らかにする必要がある)されているが、これは
ブラックジョークなのか。
Dcf00006

 原子力発電と核兵器は違うものであり、それはこれまで原子力発電所の誘致以来、柏崎市役所としても市民に説明したところではないのか。
A.東京電力とも協議したところであり、すべてOKとの話になっているわけではない。核兵器廃絶平和推進事業への適用は難しい部分があり、厳しいという反応もあった。
A.核の平和利用という意味もあり、放射線への関心も高くなっているので、啓蒙の意味もある。

Q.そういった答弁なら、教育センターで実施している「科学技術教育事業 599.8万円」に充当すべきではないか。こちらは放射線教育や元素などの科学一般のことも入っており、まさに充当するに適している。現時点でどの財源が「科学技術教育事業 599.8万円」に入っているかすぐ出てこないが、そちらの方が好ましいと思う。
A.毎年、(財源を適用した事業)執行後に東京電力に報告し、また内容を協議することになっているので、今の意見を聞いたうえで今後検討したい。

・使用済核燃料税条例の一部を改正する条例を提案予定
→ 条例の内容を確認したところ、引用先の地方税法が改正されており、気づかずそのままになっていたので、議会最終日に提出したい。

・平成25年度税制改正に伴う専決処分について
→ 地方税法の一部を改正する法律が国会で審議中であるが、今議会の最終日までに間に合わない可能性があるため、その際には専決処分をしたい。
 住宅ローンの控除の延長、延滞金の率の変更等。

 16時40分から休憩。

 17時、討論から再開したので、「議第19号 平成25年度柏崎市一般会計予算」に対して、次のような賛成討論を行った。

「賛成の立場であるが、予算執行にあたって留意してもらいたいことの意見を付したい。全体を通して、担当課との質疑が続いたように、公の施設の貸し出しやあり方について、行政としての公平公正、そして財務規則に則った契約、事業の進め方になるよう今まで以上に注意を払ってもらいたい。個々の事業についても数点。防災・減災体制への取組みについては、市職員側の継続計画やツール、システム構築は評価するが是非、市民との協働の観点も入れた防災・減災ICTへ次年度取り組めるよう種まきも同時に行ってもらいたい。鉄道活性化について本会議の場でも指摘したが、フリーゲージの開発はかなりのスピード感があり、その流れをよく見ながら進めることを要望する。明日のエネルギーを考えるシンポジウムに関しては、本委員会で一致したように執行前に内容の報告を求めたい。バイオマスタウン構想のなかのBDFをはじめ、風力発電など柏崎に適するエネルギーに関しては、地理的条件を整理し、一度立ち止まることも必要であり、事業の検証をしながらの執行を望む。柏崎の魅力事業、広報官の選任、シティセールス計画の策定に関しては、そもそもの前提となる柏崎市の資源、リソースをよく理解した上で、特に広報官の選任には理解している人材の登用をしてもらいたい。」

 「議第35号 空き家等の適正な管理に関する条例の制定について」に対しても、確認の意味で以下のように意見を付しての賛成にした。

「賛成の立場であるが、意見を付しておきたい。質疑のなかでも指摘したが、第14条、代執行に至るまでについては、管理不全空き家等審議会での議論を十分に行い、財産の損失があったなどと(後からでてきた当事者と)係争にならないよう注意して運用してもらいたい。」

 その他の議案も採決の結果、異議無く可決となった。

 17時25分に終了し、図書室に戻って、資料整理。

 18時過ぎ、一旦、自宅に戻って着替えをしたのち、某店での懇親会に出席するも「暴力団関係者」「税金で私腹を肥やしている」などと妄想を言う年配の方がいたため、料理代金となる会費のみ支払い、自宅に戻る。
 某議員から聞いた話とのことであったが、妄想で市民を騙すのはいずれバレるであろう。

Dcf00001 18時50分、冷蔵庫のなかにあった惣菜類、鰯のぬた、トマトとモッツアレラチーズのサラダ、モツ煮、キュウリと人参の浅漬け、小粒納豆でご飯2杯の夕食をとる
 食事が終わりかけた頃、電話があったため、市内某店に移動して話をお聞きする。

 21時、自宅に戻ったところで、別の集まりからも電話があったので、再度、市内某店にでかける。

 22時から二次会。

2013年3月21日 (木)

総務常任委員会審査(総合企画部、財務部所管分)
赤い羽根自販機、エネルギーシンポジウム

 7時に起床し、大粒納豆、ハムエッグ、冷や奴でご飯2杯の朝食をとる。

 資料を整理したのち、9時、市役所に移動。図書室にて、今日の審議に使う情報の整理を行う。

Dcf00001 10時から総務常任委員会に出席。冒頭は、前回の審議のなか、ペンディングとなっていたコミュニティセンターへの自動販売機の設置問題の続報からである。
 実態として、某コミュニテセンターに赤い羽共同募金の自動販売機が設置されているもの、

・施設は市の財産のため、土地使用の申請が必要であるが、申請は平成25年4月1日付けとなっている
 
→ 許可前の平成25年2月13日に設置し、利用開始していた。
・設置のための電気工事などは誰が許可したのか。
・赤い羽根共同募金の自動販売機は1本売れるとその数%が売り上げ手数料として返ってくるもので、ベンダーによっては設置への謝礼金もあるがどうなっているのか。

といった問題があり、審議が中断していた。
 市民活動支援課長からは謝罪があり、以下のような質疑を行った。

Q.申請前の工事や設置を誰が許可したのか。
A.設置は赤い羽根共同募金に関することなので、指定管理者であるコミュニティセンターの協議会で進めてしまった。申請の手続きはなかった。

Q.電気の引き込み工事など公有財産への工事であり、そもそも申請の必要性の感覚がないことが問題ではないか。社会福祉協議会だけではなく、他の業者設置の自動販売機にしても、公平公正な運営をしなければならない。その点は確認しておきたい。
A.コミュニティセンターへの自動販売機設置は地域からの要望だったが、市が目的外使用の許可をすべきもの。社会福祉協議会は共同募金の一環で行ったことであり、民間、公問わず、共同募金会の相手は設置費用を無料と考えている。しかし、当市としては行政改革のなかで有料化の方向で検討してきた。自動販売機の設置は地元の方へのためである。ただ、1年更新なので今後はすべて有料化の方向で検討する。
→ 社会福祉協議会によれば赤い羽募金の自動販売機の売り上げ手数料は、100%赤い羽根募金となる。

Q.事業自体が悪いと言っているわけではない。物事をキチンとしないと公平公正なものにはならず、市内の他の業者は戸惑う。整理すると公有施設利用の地代はベンダーが支払い、売り上げの手数料の100%は赤い羽根募金に入る、で契約は柏崎市と社会福祉協議会が行うという構図なのか。また設置時のベンダーから謝礼金はないとの認識でよいか。
A.契約関係については、今後整理していきたい。売り上げ手数料はすべてではなく、管理費などは除外される。今回の設置、今後予定されている設置時の謝礼金はないと聞いている。

<問題点>
 正規の地代の契約は、柏崎市と社会福祉協議会なので、地代の請求書は柏崎市から社会福祉協議会となり、支払いは社会福祉協議会から柏崎市への振り込みとなる。しかし、社会福祉協議会での土地貸しは定款に無い事業なので、地代の支払いはできない。今回の場合は、ベンダーが直接柏崎市に入金することになるので、契約相手と支払いの振り込み相手が違うことになる。
 他の公の施設に設置した自動販売機の契約では、直接ベンダーと柏崎市と契約しているものもあり、「あれはあれ、これはこれ」では行政の仕事とはいえず、きちんと整合性をとらなければならない。

 事業目的に反対しているわけではなく、要望事業と実態のゴチャゴチャをスマートに整理し、議会に突っ込まれることなく、財務規則をなどを遵守して公平公正に処理するのが行政職員の腕である。

 10時30分から担当部局の入れ替えのため、10分間の休憩。

 10時40分から総合企画部、財務部所管事項の審査を行う。

「議第19号 平成25年度一般会計予算」
・市町村民税、個人滞納繰越3500万円、法人滞納繰越1000万円
→ 個人徴収率 98.5%想定、法人徴収率 99.6%想定
・固定資産税 89億9179.3万円
→ 東京電力の設備投資により増。前年度比 1億5838.1万円の増
・市町村たばこ税 6億5380.6万円。
→ 道府県から市町村への財源移譲。前年度比 7198.3万円の増。
・コンプライアンス体制推進事業 133万円
・職員人件費一般職総額 67億3278.6万円
 特別職総額 4億7748.8万円
→ 3%削減を終了し、特別職も10%削減を終了。
・コンビニエンスストア収納業務委託料 356.5万円
→ 税金に関する支払いの3割がここで収納と予想。

Dcf00002 12時5分に休憩となったので、図書室に戻り、「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食をとる。
 好物の鱈の白子の煮物に加え、鰯のフライがソースとともに入っていたため、この2品でご飯を一気に頬張り、シメは蛸の刺身。

 13時から総務常任委員会の審査が再開となり、質問から入った。

Q.国家公務員、地方公務員問わず、消費税などのアップがあるとして「自らの身を切るべき」と地方自治体の福利厚生団体「職員互助会」への補助に税金を投入していいのかどうか、という議論がある。それゆえ、総務省が昨年4月に調査をしたと思うが、柏崎市の実態、今後の方針はどうか。総務省の発表によれば、全国の自治体の3分の2が税金から補助していたというが確認したい。
A.柏崎市としては、数年前、総務省からの通知がでた翌年から職員互助会への補助(人間ドック等)をやめている。職員互助会費として給料の一定額を納めており、そのなか運用している。今後も、この姿勢を堅持する。

Q.明日のエネルギーを考えるシンポジウム等委託料820万円について、「原発」という文言もあるが、現在あるいわゆる「原発」、「脱原発」はウラン核分裂型のみを指している。原子力発電はそれだけではない。それは一例だが、幅広く議論するなら、そういった科学的な事実とか、現在進んでいる世界のエネルギー政策など前提の知識をある程度そろえてから実施するような取組みが良いと思うがどうか。メタンハイドレートの事例でいえば、太平洋側と日本海側の噴出の状態は違うなど、細かい事実を知った上での議論にすべきではないか。
A.基本的には共通認識をもつ方が良いとし、今後、専門家の意見を聞いていく。正しい知識をもっていくようにしたい。目標、単に再稼働などではなく、産業構造など中長期な視点で行っていきたい。
Q.エネルギーに関しての市政での取り組みについては、文教経済常任委員会でもJXや国からも入ってもらい、抜き差しならない関係を作っておくべきではないか、と発言したところである。 環境政策課にも問うたところであるが、風力発電などは柏崎で実際に連続運用できる環境はごくわずかであり、民謡にある通り、落雷が多い。昔の人の言うことを聞くべきであって、多い落雷や風量、電力買い取り価格などの条件が揃わないと継続できない。そういったそのエネルギーが成立する諸条件、客観的事実を明示して、共通認識にすることだけでもやってほしいがどうか。
 また、シティセールスは柏崎市の現状の資源、リソースを把握してからの話であって、今回も委託で800万円ついている。先に述べた通り、現状把握については明日のエネルギーを考えるシンポジウムも一緒なので、どうせなら連携をとって取組めないか。

A.現状の調査、認識は必要であり、新年度はそれを深めるようにしたい。重ねて、共通の基盤でできるように取り組む。指摘の点を含めて、平成25年度に反映したい。

・広報専門官報酬 522万円
→ 新規事業シティセールス用人件費 7月実施し、職員への助言・指導含む

Q.先日の文教経済常任委員会においても、合宿誘致についても議論がでているがそこまでシティセールスを行うと考えて良いか。また、広報専門官の公募方法はどうなのか。柏崎のことを知らないで奇を衒った応募案が採用される、ということがあってはならない。
A.教育委員会の領域も含まれている。公募の方法は、情報CIO補佐官と相談しながら、柏崎の現状認識がしっかりしていること、そして提案をもって判断する。

 ここで、明日のエネルギーを考えるシンポジウムが実行委員会方式との説明であったものの、委託先は有限会社イーズと判明し、14時15分から当局からの資料待ちとして10分間の休憩となった。

平成24年度事業
「明日のエネルギーを考えるシンポジウム」

見積書

「平成24年1回目実施 約550万円」(pdf形式)

「平成25年2回目実施 約270万円」(pdf形式)

Q.委託先の有限会社イーズ代表の枝廣淳子氏は、「総合資源エネルギー調査会基本問題委員会」の委員であるものの、脱原発のイベントへの協力をはじめ政治にも絡んでいる。

 山口県知事選挙・飯田哲也氏への応援メッセージ

 法人格と個人は違うということは分かるが、どうも腑に落ちない。これは原子力発電への賛成、反対の問題ではない。政治的な色合いが強い人が代表の会社に、相場より高額と思われる金額で依頼するというのはいかがなものか。
A.幅広い考え方であることを勘案し、他からも見積もりをもらっての決定をした。
A.エネルギー基本計画の委員になっていたという認識はなかった。政治的な色合いが濃い人を人選したという意識はない。

Q.一般的に考えて、柏崎市民から誤解を受ける可能性が高い。また、基本的にはシンポジウムの議論の前に、繰り返すようだが、専門家が柏崎の科学的共通認識を委員とともに考えるべきであり、そこにコストがかかっているなら納得はする。しかし、シンポジウム運営で100万円単位というのは高過ぎる。同じ予算のなかでも、共通認識をもつために予算を使うように変えられないか。シンポジウムの運営だけなら、協働のまちづくりやNPO育成の意味でも、地元のNPO等に依頼した方が効果的。
A.新年度については、専門家に来て頂くことも考えており、頂いた意見を踏まえて進めていきたい。
A.市民から誤解を受けないよう進めていきたい。

Q.行政改革のなかで確認したいが、先ほど市民活動支援課から某コミュニテセンターに許可前に運用された赤い羽共同募金の自動販売機についての報告があった。赤い羽共同募金という良い目的のためというのは分かるが、行政財産の目的外使用に関する方針を決めないと、Aは有料、Bは無料などという事例もでてくるが、平成25年度内で整理がつくということで理解して良いか。
A.平成22年に定め、平成23年に改正して、なるべく公平公正になるようにしたつもりである。社会福祉協議会に対しては、一台目は無料で、二台目から有料という話もあるが、今後、見直しを図っていきたい。

 15時57分から休憩し、16時5分から再開。

Q.災害時に強いICT環境の整備のために、自前の光ファイバーか民間業者に切り替えていく方針は理解している。しかし、道路の寸断なども考えられる地区においては、無線でのネット環境にも配慮しておく必要があると思う。特に今年、総合防災訓練を行う上米山、米山地区においては、上米山地区で実験すべきではないか。また市職員が現場にいく16台のiPadについてもネットに繋がらなければ意味はない。災害時、柏崎市内であらゆる手段でネットに繋がるという環境整備については平成25年度はどのように取り組むのか。
A.避難所となるコミュニティセンターまでは有線ネットワークを入れ替えをしている。NTTやカシックスからの提案もあり、検討している。平成25年度から検討したい。県の事業で公衆無線LANの整備を進めているので、調整していきたい。

Q.CIO補佐官に確認したい。先日の一般質問でも触れたが災害時に使えるクラウド型の行政アプリケーション、SaaS(Software as a Service)の取組みが総務省の研究会のもと、東日本大震災の被災自治体をはじめ、各自治体で進められようとしている。当市としてはどのように考えているか。国のスピードと当市のスピード感はどのような関係にあるのか。
A.被災者支援システムなどの整備については総務省のガイドライン策定があるが、実態は基礎自治体が先行している。兵庫県西宮市の被災者支援システムは100以上の自治体が利用している。平成25年度のICT-BCPの策定後に検討していきたい。

Q.いま答弁にあった兵庫県西宮市の被災者支援システムの他市への展開をみれば、中越沖地震を経験した我が柏崎市の被災者支援システムも他市に売ると取組みをすべきではないか。第3セクターのカシックスのあり方もあり、商品化を急ぐ段階かと思うがどのように捉えているか。
A.カシックスの水平展開の売り込みは課題として、早急に検討していきたい。

Q.西山町事務所の市有財産保全整備事業での旧佐藤工業所解体工事設計業務委託量1670万円の中身を詳細に教えてほしい。解体工事設計委託で70万円、解体工事で1600万円に分かれているものの、今までの総務常任委員会の議論のなか、明らかに壊しやすいものや図面がある建物の解体については、コスト削減のために一括の解体工事で発注という話もあった。今回の場合は適用できないのか。
A.図面が一切ないためどうしても解体工事設計委託が必要になる。

 ここで17時となり、議員間討議のための資料収集もあるので、審議中断の動議を申し出て異議なく通り、明日の午後に総務常任委員会の審査を続行することとなった。

 17時30分まで図書室で書類整理したのち、自宅に戻って着替える。

 18時過ぎからお世話になった元市議会議員の方のお通夜に出席。一期目のときだけであったが、視察もご一緒させて頂いた。合掌。

Dcf00003 買い物をしたのち、19時過ぎに帰宅し、半額になっていた天ぷらうどんセット、冷や奴、八丁味噌を多めに入れた茄子の油炒め、柏崎で獲れたカナガシラの煮つけ、ビール500ml3本で夕食をとる。
 カナガシラとホウボウはよく似た魚であり、たまにスーパーの鮮魚コーナーでも、「これはホウボウでは・・・」と思うカナガシラ表記のパックもある。見分けポイントは鱗の色とのことであるが難しい。

 21時、電話があり、どうしても市政についてのご意見があるとのことで、市内某店に移動。

 24時に帰宅し、熱めのシャワーを浴びる。

2013年3月20日 (水)

インド人によるインパール作戦映画、イギリス戦史

 3時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、めかぶ、野菜入り薩摩揚げ、大根と油揚げの味噌汁でご飯2杯の朝食をとる。

 8時過ぎから依頼されていた資料のお届けや市政への苦情をお聞きするため、市内まわり。途中、甥っ子と姪っ子がきたので、レンタルビデオ店に連れていき、アニメのDVDを借りる。

Dcf00008 12時30分、自宅に戻り、金沢カレーの元祖である「カレーのチャンピオン」 、いわゆる「チャンカレ」の辛口レトルトを18穀米にかけ、挽き割り納豆と粗挽きウインナーをのせた納豆ソーセージ金沢カレーで昼食をとる。
 金沢カレー定番の味であり、18穀米のプレッシャーをも押し返す味である。

 食後から議会日程で失礼をした弔問2件。

 16時、事務所に戻り、放射線に関する最新の知見が書かれた資料を読む。

 17時、事務所に来客。

Dcf00003 18時40分、18穀米の上に麹漬け納豆、サーモンの刺身、釜揚げシラス、ワラサの刺身、山芋とろろ、卵黄をのせて牡蠣醤油をかけた「納豆山芋海鮮丼」、ニラと卵の味噌汁、大根おろし、ごぼう茶で夕食をとる。
 スーパーで安くなっていたパックのみを使ったが、ヅケにせずとも十分な味わいに仕上がった。

 食後から事務所にて資料の読み込み。途中から気分転換のため、新聞整理などの単純作業をしつつ、「孤独のグルメSeason2」のDVD1巻、2巻を観る。

 イギリスのビルマ作戦協会(The Burma Campaign Society) から、インパール作戦の映画がインド人監督による印度の映画として製作中との情報があった。主役は日本人(梶岡潤一氏)であり、日本人側から見た戦争映画となる可能性が高いとのこと。公開が待ち遠しい。
 インパール作戦のなかでも、インパールからディマプールに繋がる補給経路となった街道の中継地点・コヒマでの猛将・宮崎繁三郎中将、わが新潟県の郷土部隊である高田歩兵58聯隊の激闘はイギリス戦史にも残っている。

 そのイギリスのNational Army Museumにて、歴史上激烈な戦いでしかも敵味方の命運を決したイギリス戦史での至上最高の戦いは何か?という趣旨でネット投票が行われ、結果は

1位 Waterloo 365票
 ワーテルローの戦い

2位 Aliwal 362票
 
第一次シーク戦争
 → 植民地化

3位 D-Day/Normandy 357票
 ノルマンディ上陸作戦

4位 Rorke's Drift 168票
 ズールー戦争・ロルクズ・ドリフト防衛戦
 → 植民地化

 
5位 Imphal/Kohima 164票
 
インパール作戦コヒマ

と、残念ながらインパール・コヒマは5位という結果に終わった。
 さりとて4位となれば、何故日本が援蒋ルートの遮断、そしてINA(インド国民軍:Indian National Army)とともにインド独立を願って戦ったのか、を考えてもらう良いチャンスになったとも言える。

2013年3月19日 (火)

文教経済常任委員会審査(教育委員会)、ノロウイルス事案

 2時過ぎから、「トリコ」のレンタルDVD25巻、26巻を観ながら就寝。「第74話 ニワトラの卵!よっち爺さんと妻の記憶」の話が印象的であった。

 7時に起床し、大粒納豆、粗挽きソーセージ、小松菜のおひたしでご飯2杯の朝食をとる。

 8時、事務所に来客があり、依頼されていた計画案資料をお渡しする。

 身支度をし、8時40分、市役所に移動。

Dcf00006 9時からの議会運営委員会に傍聴出席する。議題は、既に付託された議案「議第45号 平成24年度一般会計補正予算(第15号)」の訂正、追加議案である「議第49号  平成24年度一般会計補正予算(第16号)」追加議案「議第50号 使用済核燃料税条例の一部を改正する条例の制定について」の2件である。

「議第45号 平成24年度一般会計補正予算(第15号)」
→ 3月8日に提出した議案について、漁港整備事業(緊急経済対策)、荒浜漁港海岸保全施設整備工事に対し、地域の元気臨時交付金を充当できないことから起債への振り替えで提出した。しかし、3月14に新潟県から元気臨時交付金の充当可能であるとの連絡があり、改めて議案の訂正をするために「承第2号 付議事件の訂正について(議第45号 平成24年度一般会計補正予算(第15号))」の議案提出。
 本来であれば本会議を招集し、再度の修正を行うべき案件であるが、委員会審議は終わっているものの、本会議での採決をとっていないので、承認案件として処理したいとのこと。
*本会議での採決が終わっていたとしたら、再度の補正予算の議案を追加で提出。

「議第49号  平成24年度一般会計補正予算(第16号)」
→ 年度内に事業完了が困難な各事業(国の緊急経済対策に係る事業を含む)における繰越明許費の追加

「議第50号 使用済核燃料税条例の一部を改正する条例の制定について」
→ 条例で引用している地方税法の改正に伴い、項の繰り下げが起こっていたことから、条項を改める条例を提出

 9時15分に終了し、その後、図書室にて各種議案に関する調査や他会派との意見交換。

Dcf00007 10時から文教経済常任委員会に傍聴出席する。冒頭、産業振興部から先の議会運営委員会に議論された「議第45号 平成24年度一般会計補正予算(第15号)」の財源振り替えについての説明があった。
 今日の審査は教育委員会が所管する事項の審査となり、主な内容は以下の通り。

「平成25年度 教育施策実施上の努力点」の報告
・園・学校・地域が一体となる取組の推進
・保育サービスの充実
・早期療育の推進
・放課後児童対策の拡充
・児童虐待防止のための取組強化
・「柏崎の教育3・3・3運動」の啓発活動の強化
・「小中一貫教育・柏崎方式」の一層の推進
・特別支援教育への個に応じた指導の充実
・教職員研修の充実
・学校施設設備の推進

 平成26年度末までに耐震化率100%
 鯨波小学校の大規模改修
 新道小学校の設計に着手
 北条小学校の改修の二年目継続

・生涯学習推進後期基本計画に基づく生涯学習の充実
・青少年健全育成の推進
・博物館及び柏崎ふるさと人物館機能の向上
・遺跡考古館の移転
・図書館機能の充実
・競技スポーツの支援(水球等)
・生涯スポーツの推進
・体育施設整備の推進

 アクアパークの屋根防水工事
 陸上競技場の観覧席屋根鉄骨塗装補強、排水管改修
 スポーツハウス、武道館の耐震補強設計委託

「議第19号 平成25年度一般会計予算」
・放課後児童健全育成事業 8767.3万円
 児童クラブ 米山小学校への新設を含め20カ所での実施
・結婚活動応援事業 150万円
 商工会議所、JA柏崎に委託
・保育園運営費 13億4429.5万円
・保育園整備事業 7803.9万円
・保育園運営費(東日本大震災) 1086万円
・乳幼児健康支援デイサービス事業運営委託料 719万円
 ピッコロへの委託
・病児保育事業運営補助金 242.6万円
 ムーミンハウスへの補助金
・子育て支援センター 2388.2万円
 早期療育事業
・子育て支援事業 2033.5万円
 子育て応援サイト開設委託料 34.6万円含む
・母子健康診査費 7368万円
・子育て支援:予防接種事業 1億7239.3万円
・学校移転事業 422.1万円
 北条小学校の移転
・小学校建設事業 10億759.4万円
 北条小学校建設二年目
・学校施設長寿命化事業 1億5850万円
 鯨波小学校の改修、新道小学校の設計委託
・遺跡考古館整備事業 2700万円
 西山に移転
・英語教育推進事業 2791.6万円
 ALT15人分
・郷土資料活用促進事業(緊急雇用) 951.7万円
・成人式経費 120.9万円
 今年は5月3日にアルフォーレにて実施
・潮風マラソン事業 150万円
・ヤングカルチャー講座事業287.9万円
・ふるさと人物館費 1981.5万円
・選手強化事業 700万円
 ハンドボール、陸上、水球
・体育施設管理運営事業 3億1279.4万円

Dcf00002 12時、休憩となったので「キッチンぽてと」(電話:0257-45-7080)の弁当で昼食をとる。福祉目的をもったお店であり、久々に食べさせてもらった。内容は、煮魚、シーフードサラダ、青海苔をまぶした薩摩揚げの天ぷら、豚バラ肉と牛蒡の煮物。薩摩揚げの天ぷらは、所謂スタンダードな「のり弁」にあるちくわ天のような名バイプレイヤーといった感じである。

 他会派との意見交換などを行ったのち、13時から文教経済常任委員会に傍聴出席。

 15時、途中であったが中座し、議長応接室にて災害時のICT利用についての打ち合わせを行う。

 打ち合わせが終了した16時、文教経済常任委員会に傍聴出席。どうしても確認したい点を質問した。

・教育センター 科学技術教育事業 599.8万円
Q.教職員に対する科学教育への取り組みであるが、対象となる教職員、内容、頻度等はどうなのか確認したい。自分の経験でも、先生が話した雑談というのは、意外なほど生徒は大人になっても覚えている。放射線の知識以外にも、世の中には科学的なニュース、レアアース、メタンハイドレートなどが報道される。そのタイミングで先生が授業の雑談のなかで科学的なニュースに触れてもらうことで、生徒が科学的な興味をもつようになる。ものづくりにしても科学への興味が前提であろう。そのためにも是非、教職員への科学的な理解を深める事業は、前向きに進めてもらいたい。
A.この理科科学教育への取組みは新潟県独自のものであり50年を迎える。中学校においては理科の先生が専門的に教えるが、小学校ではすべての教職員が対応する必要があるので、この研修はすべての教職員を対象にしている。放射線教育だけでなく、年間にして40~50の講座を行っており、指導者も養成も行っている。春と秋の2回には新潟工科大学での科学の祭典を実施し、科学の知識の普及に努めている。

・スポーツ合宿誘致事業 20万円
Q.これまで自分でもできる限り、柏崎への合宿誘致に努力してきたつもりであるが、どうしてもグラウンドをはじめ宿泊先など設備的に条件が合わない事例もあった。是非、そういった点を改めて整理して、合宿誘致に励んでもらたい。その辺の課題の整理はできているか。少しでも合宿に来てもらい、柏崎に親しんでもらうことで、将来の観光にもつながる。
A.これまで新潟県の事業として行ってきたが、合宿誘致は重要なため、市の単独事業でも継続することとした。玉川大学など誘致の成功事例はある。三井田議員からはアメフトの合宿誘致の話もあったが、芝生でのグランド使用など課題もあって実現に至らなかった。またお盆前の期間では宿泊が不足しており、お盆より後でかつ冬季の合宿誘致などに課題がある。今後の検討としたい。

 質疑が終了後、報告事項として、第三中学校、剣野小学校、大洲小学校、鯨波小学校で問題となったノロウイルスによる感染症発症事案の説明があった。
 資料は以下の通り。

「ノロウイルスによる感染症発症事案について」(pdf形式)

 17時過ぎ、図書室に戻り、明後日の総務常任委員会の審査で使う資料の整理を行う。

Dcf00001 18時30分、地元町内にある 「韓国料理 大長今(テイチャングム)」にて送別会。事前に連絡しておかなかったので、好物のスンデを食べることができず、チャンジャや骨付き豚カルビなどをつつきながら、生ビールを飲む。
 お店にお越しになっていた他のお客さんから本日、報告があったノロウイルス騒動についての問い合わせがあり、やはり市民の受け止め方は大きいものだと実感。

 23時、事務所に戻り、ネット上での会議を行う。酔いもあったので、相手によく言葉が伝わらず、結局、予定の1時間を大幅に超えてしまった。

2013年3月18日 (月)

平成24年度末、柏崎市の生活保護の実態

 3時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、シラスを大量に入れた卵焼き、奈良漬けでご飯2杯の朝食をとる。

 8時過ぎから電話ラッシュとなり、11時過ぎまで依頼の資料の作成やお届けで市内をまわる。

Dcf00004 12時30分、自宅に戻り、大量のサラミ、ベーコン、玉葱、ピーマン、椎茸、マッシュルームを炒め、トマトピューレ、トマトケチャップ、干し納豆パウダー、牛乳で味付けをした特製トマトソースを作り、細めのスパゲティで絡めたサラミトマトスパゲティで昼食をとる。案の定、食べている最中に服が汚れてしまった。

 食後、上越市に移動し、所用を済ませる。途中、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)準決勝、日本-プエルトリコ戦の結果1-3での敗北を聞き、意気消沈する。

 17時、柏崎市内に戻ったところで、某施設にてアイデア出し会議。途中、各関係機関に電話で確認を行う。

Dcf00005 19時過ぎ、自宅に戻り、鰯のフライ、ベビー帆立と海草のポン酢サラダ、シラスおろし、小粒納豆と梅肉の和え物、ビール500ml2本、15穀米1杯で夕食をとる。
 刺身にもできる鰯を半生のフライにしたため、通常のフライのようにウスターソースをかけるか、醤油をかけるのか迷ったあげく、濃い醤油である再仕込み醤油を選択。ザクッとした食感に続き、醤油と鰯の香りが口中に広がったところで冷たいビールを流し込む。
 風呂に入って酔いを醒ましたのち、22時30分から事務所にて資料の読み込み。

 電話にて「生活保護を受けている市民が派手な生活をしているのはおかしい、他の収入があるはず」との苦情を頂戴した。市議会議員が市民個人の情報まで行政側のデータを使えるわけではないため、残念ながら事の真偽は確認できない。実際には担当課の職員による調査を待つしかない。
 現在の柏崎市の生活保護の実態、2011年の国の生活保護不正受給は以下の通り。

<2011年度 国・生活保護費不正受給>
・3万5568件 総額173億1229万円
2010年度に比べ、1万213件の増、44億3874万円の増
内訳:収入の申告なし 45.1%
   年金受給の無申告 24.8%
   収入の過少申告 9.6%
   保険金の無申告 3.7%
・不正受給の刑事告発は2011年度で60件

<柏崎市の生活保護>
・平成25年度当初予算 
7億6438万円
・2011年度
 月平均保護人数 401人
 2012年度(4月~2013年1月)
 月平均保護人数 449人
・2013年2月の受給世帯の内訳
 高齢者 145世帯
 母 子  20世帯
 障害者  84世帯
 傷 病  34世帯
 その他 103世帯
 *就労可能者が多い・・就労指導中

・2012年度(2013年1月時点)の不正受給
 収入の申告なし 5件
 年金増額受給の無申告 2件

2013年3月17日 (日)

『日本列島改造論』と新幹線、在来線

 2時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、めかぶ、ほぐし鮭、蜆の味噌汁、焼き海苔でご飯2杯の朝食をとる。

 8時過ぎから農業委員会の農地パトロールとして、担当地区の松波、荒浜、高浜地区をまわる。今月23日には平成24年度柏崎市原子力防災訓練も行われるため、その下見も兼ねる。

 12時、自宅に戻り、六つ切りの食パンをトーストし、バター、挽き割り納豆、サラミ、トマトピューレを塗ってから再度焼いた納豆チーズトースト、グレープフルーツジュース、ブルーベリーヨーグルトで昼食。

 食後からご相談をもらっていたお宅をはじめ、現場写真の撮影など市内まわり。

Dcf00015 18時、自宅に戻り、なめこと大根の味噌汁、小松菜のおひたし、ホッキ貝のマヨネーズ和えサラダ、なめ茸と小粒納豆と大根おろしの和え物、15穀米2杯で夕食をとる。
 なめ茸の瓶を買ってしまうとどうしても一気に使いたくなるのは性格のせいであろうか。

 食後から事務所で条例提案のための関連法律を読み込む。普段、あまり接することがない法律なので、用語はもとより、その用語のコア・ミーニングを捉えるのが難しい。

Dcf00002 今日、お話を伺っているなか話題が田中角栄元首相と新幹線建設の話になった。田中角栄元首相による『日本列島改造論』、新幹線の建設により地域の足である在来線が無くなっていくのは本末転倒である、とのお話をされていたので、改めて『日本列島改造論』を確認してみた。亡父のもので奥付を見ると昭和48年2月28日22版である。

「新幹線鉄道の建設とともに在来線の能力アップも必要である。そのため在来幹線約一万キロメートルを複線電化し、とくに貨客の交錯する区間では複々線化する。また、レールを耐久性、安定性の高いものに取り替えて列車のスピードアップをはかる。新幹線ができた区間では通勤、通学以外の旅客輸送の大部分を新幹線に移し、在来線の輸送力を貨物輸送にあてる。都市間の貨物輸送はこれまでのように駅ごとに貨物列車を仕立てたり、切離したりする方式をなるべくやめて、コンテナー専用急行列車で目的地まで一気に運ぶ方式を大幅に取り入れる。
 在来線は貨物輸送のほかにも通勤、通学輸送に大きな役割をになう。また、新幹線の恩恵に浴さない地方都市や地域を新幹線につらなる都市に結ぶ。在来線が旅客、貨物の両面で生き生きと働いてこそ新幹線も鉄道全体も生きてくるのである。」
『日本列島改造論』p122

 新幹線さえ作れば在来線はどうでもよい、といった主張ではなく、むしろ在来線の能力アップこそが重要であると語られている。
 新幹線の建設財源については、東海道、山陽、東北、上越新幹線までは全額国費で賄ったが、その後の整備新幹線は、

・JRが施設使用料支払い
・残りを国と当該自治体が2対1で負担
・収支採算性や並行在来線の経営分離への地元自治体の同意などの「着工5条件」

という申し合わせになっている。

Dcf00001 『日本列島改造論』にて提示された内容と現行の高速鉄道戦略は異なっており、それがまた時代の流れでもあったかと思う。
 ちなみに『日本列島改造論』の結びには以下のようにあり、「イデオロギーを超えても兄弟づきあいができる国にも条件がある(特定アジア等)」こと以外、現在でも通じる内容である。

「敗戦の焼け跡から今日の日本を建設してきたお互いの汗と力、知恵と技術を結集すれば、大都市や産業が主人公の社会ではなく、人間と太陽と線が主人公となる”人間復権”の新しい時代を迎えることは決して不可能ではない。一億を越える有能で、明るく、勤勉な日本人が軍事大国の道をすすむことなく、先進国に共通するインフレーション、公害、都市の過密と農村の過疎、農業のゆきづまり、世代間の断絶をなくすために、総力をあげて国内の改革にすすむとき、世界の人びとは文明の尖端をすすむ日本をそのなかに見出すであろう。そして自由で、社会的な偏見がなく、創意と努力さえあれば、だれでもひとかどの人物になれる日本は、国際社会でも誠実で、尊敬できる友人として、どこの国ともイデオロギーの違いを乗り越え、兄弟づきあいが末長くできるであろう。
 私は政治家として二十五年、均衡がとれた住みよい日本の実現をめざして微力をつくしてきた。私は残る自分の人生を、この仕事の総仕あげに捧げたい。そして、日本じゅうの家庭に団らんの笑い声があふれ、年寄りがやすらぎの余生を送り、青年の目に希望の光りが輝やく社会をつくりあげたいと思う。」

『日本列島改造論』p218,219

2013年3月16日 (土)

日本李登輝友の会新潟県支部第11回総会
頑張れ日本!全国行動委員会新潟県本部設立準備委員会平成25年新年会

 2時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、目玉焼き、ホッキ貝のマヨネーズ和えサラダでご飯2杯の朝食をとる。

 8時過ぎから依頼された調査のため、市内まわり。

 10時過ぎ、一旦、自宅に戻ったところで市民の方から補助金のあり方をはじめ各種の市政への苦情の電話を頂戴した。

 11時、甥っ子、姪っ子、母とともに新潟市に向かう。

Dcf00010 13時20分、「元祖支那そば おもだかや 女池店」(電話:025-283-7711)にて「支那そば 550円」で昼食をとる。甥っ子、姪っ子とも餃子が好きなため、手作り餃子やエビにら餃子をそれぞれ1人前を食べた。本当はこのお店のさっぱりとした魚介系のラーメンスープを味わってほしかったところ。

Dcf00011 母や甥っ子、姪っ子と別行動となり、14時、「ホテル イタリア軒」に移動。日本李登輝友の会新潟県支部第11回総会に出席する。
 支部長挨拶ののち、平成24年度の経過報告、平成24年度決算、平成25年度の予定が議題となった。平成25年5月初旬に李登輝閣下の来日が決定しており、5月10日(金)に東京都内において、日本李登輝友の会主催の講演会が開かれる予定。

Dcf00012 14時50分から記念講演として、柏崎在住のI新潟支部常任理事から『裏から見た日・台・中・韓』というお話があった。台湾の領有化、中国侵略(チベット、東トルキスタン、南モンゴル、台湾)、台湾『二・二八事件』、中国国内の政治相関図(中華人民解放軍>>中国共産党>>中華人民共和国、習金平(太子)vs胡錦濤(共青))、増大する中国の危険、最期を迎える中国、米韓FTAの不平等、米国はなぜ日本と戦争したのか、カイロ宣言、韓国の特技についてかいつまみながらの約1時間、密度の濃い内容である。

 16時過ぎ、出席された皆さんと雑談ののち会場を後にして、新潟駅方面に移動。

Dcf00014 17時30分から「焼肉 旨っカルビ新潟駅南店」(電話:050-5815-2602)にて、頑張れ日本!全国行動委員会新潟県本部設立準備委員会の平成25年の新年会を行う。
 私を含む新潟市外のメンバーもいるため、新潟駅近く、食べ放題飲み放題で3500円ほどとの要望だったので、このお店の選択となった。

 かなりの盛り上がりをみせ、近くの某店に移動し、二次会。

 ハンドルキーバーの某氏に乗せてもらい、23時過ぎ、自宅に戻る。

2013年3月15日 (金)

トルコ国内の公園に日本人・宮崎さんの銅像設置へ

 3時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、目玉焼き、なめ茸おろしでご飯2杯の朝食をとる。

Dcf00001 9時30分、市役所に移動し、図書室で諸準備をしたのち、10時から建設企業常任員会に傍聴出席。本来はガス水道局所管事項の審査のみが予定されていたが、大久保の跨線橋についての質疑を都市整備部に再度行いたいとのことで、了承された。

「議第25号 平成25年度ガス事業会計予算」
→ 収益的収入 36億3602.3万円を見込み
  収益的支出 35億520.8万円を見込み
  資本的収入 16億6621.8円を見込み
   <民営化を見据え、借り入れを行わない>
  資本的支出 16億6621.8万円を見込み
  料金回収業務委託は一般競争入札で実施、次期受託者を決定
  民営化、白ガス管の入れ替えが課題
  アベノミクスによる円安での影響がどうなるのか今後の見極めが必要
  メタンハイドレート、シェールガス等の動きもある。

「議第26号 平成25年度水道事業会計予算」
→ 収益的収入 28億0446.2万円を見込み
  収益的支出 27億1212.3万円を見込み
  資本的収入 28億3625.4万円を見込み
  資本的支出 28億3625.4万円を見込み

Dcf00002 12時に休憩となったので、図書室に戻り、持参してきた18穀米のおにぎり(たらこ)、クリームコロッケ、カフェオレで昼食をとる。
 食事中電話があり、柏崎市内のぎおん柏崎祭り大花火大会の交通事情に関しての苦情を頂戴する。パーク&ライドや臨時列車の運行はあるものの、昨年、一昨年と自宅に戻るまで倍以上の時間がかかったとのことである。こればかりは実際に人が多いことと物理的な空間が限られているため、劇的にスムースになるのは難しい。伊勢神宮でもそうであるが、パーク&ライド等の成功事例を研究して提案することとしたい。

 13時から再開となったので、再び傍聴出席。

「議第27号 平成25年度工業用水道事業会計予算」
→ 水源が地下水のみなので、事業の根本的な見直し、地盤沈下が懸念材料

「議第28号 平成25年度下水道事業会計予算」
→ 収益的収入 35億2270.1万円を見込み
  収益的支出 36億0663.7万円を見込み
  資本的収入 39億6449.6万円を見込み
  資本的支出 39億6449.6万円を見込み

 議案に続いて報告事項が1件あった。

「ガス料金改定スケジュールについて」
→ 要因は石油石炭税の地球温暖化対策としての増税、原ガスの値上げ(石油資源開発、国際石油開発帝石)、消費税の増税により、平成25年12月議会で料金改定関連条例の上程、議決後、平成26年4月1日には新料金で実施したい。

 暫時休憩ののち、14時30分から審査冒頭で申し出のあった大久保の跨線橋についての質疑が行われた。

Dcf00004_2 この跨線橋は、市道などの公の道路ではなく、私有地(お寺)に接続しているもので昭和44年2月に信越線の電化に伴って設置されたもの。平成元年には補修で2554.3万円、平成8年には落橋防止工事等で1600万円、平成23年2月からさびが落下し、JRにい109.7万円で緊急点検を委託した経緯がある。
 今回は物件調査委託費400万円ほどの計上であるが、

 取り壊す場合:事業費 約8000万円 全額市で負担
          平成25年度内の補正予算で対応

 修繕する場合:事業費 8750万円でうち4812.5万円を国で負担
            市としては3937.5万円の負担
         → 国の交付金を使う場合には市道認定も必要

*法定外公共物、赤道としての扱い。橋の下だけ(底地)は市の所有地になっている。JRのなかに市の土地があり、さらにその周りが私有地(お寺)となっている。信越線自体が
私有地(お寺)を分断した格好。
*利用実態は、一週間で4~5人程度の散歩、買い物等。お盆には檀家が来るため、利用が多い。

ということになっており、今回修繕、東京スカイツリーの塗装仕様にしたとしても20~30年以内に再度の修繕が発生する。
 議論の結果、修繕するにしろ、撤去するにしろ、同じ調査が必要なので、今回の調査費は消極的ながら認める、ということとなった。

Dcf00005 当時の議論がどうであったかは、昭和43年、昭和44年の柏崎市議会の議事録(永久保存)を見るしかなく、本会議の議事録は現在、無所属として使わせてもらっている図書室にあるものの、各常任委員会の議事録は書庫で調査してもらうしかない。

 17時に市役所を後にし、市内まわり。

Dcf00006 19時、自宅に戻り、ホッキ貝のマヨネーズ和えサラダ、安くなっていた刺身盛り合わせ(ブリ、サーモン、イカ)、ジャガイモと人参、豚肉、挽き割り納豆を入れた激辛のカレーを15穀米にかけた五穀納豆カレーライスで夕食をとる。
 食事中、電話があり、市内某店に行き、生ビールを飲みつつ、地元関係者を含め意見交換。

 20時50分、二次会として同じ町内の某店で焼酎水割りを飲む。

 22時30分、帰宅。熱めのシャワーを浴びて、酔いを醒ましたのち、事務所にて資料整理を行う。

Turky 2011年10月23日に発生したトルコ東部地震では、トルコ政府は隣国のアゼルバイジャンを除くすべての国の援助を辞退したが、日本からはNPO法人「難民を助ける会」などが現地で救援活動を行っていた。
 救援活動が続いていた2011年11月、余震によりメンバーである宮崎淳さんが現地で亡くなるという悲劇。この事に胸を痛めたトルコ国民、そしてアブドラ・ギュル大統領は、天皇陛下に感謝の手紙を送り、宮崎さんのご遺体をイスタンブールの空港から送り出す際、棺は日の丸に包まれ、トルコ政府主催で

「トルコ国民は自己犠牲の精神を決して忘れません」

との追悼式典が行われた。
 そしてこの度、トルコ・コズル市に公園「ミヤザキ・パーク」がオープンされ、銅像も設置されるという。コズル市のベクタシュ・アリ市長は宮崎さんのお母さんのもとを訪れ、除幕式の招待状を手渡した。
 友好の印として寄贈されたアタチュルク銅像を売り払い、他の自治体への移設費用も負担せず、恥かしげもなく除幕式に行ったどこかの首長には、色々な事を感じてもらいたい。


平成25年3月12日『大分合同新聞』

トルコの公園に宮崎淳さんの銅像設置へ

 トルコ東部ワン市で大地震の救援活動中に亡くなったNPO法人のメンバー宮崎淳さん(当時41歳)=大分市出身=の銅像が黒海を望む同国コズル市内の公園に設置されることになった。同市のベクタシュ・アリ市長らが11日、大分市内の宮崎さんの自宅を訪れ、今夏開く銅像の除幕式に母の恵子さん(69)を招待した。
 宮崎さんは2011年11月、滞在中のホテルが余震で倒壊し、亡くなった。トルコでは、宮崎さんの死を多くの人が悼んでおり、複数の公共施設などに宮崎さんの名前を冠している。
 コズル市はワン市から約1800キロ離れたトルコ西部にある。公園は「ミヤザキ・パーク」と名付け、両国の国旗を掲げて銅像を設置するという。
 アリ市長は「命を懸けた宮崎さんのことを一生忘れません。素晴らしい息子を育ててくれてありがとうございました」と述べた。恵子さんは「息子の活動をたたえていただき、天国の息子もほほ笑んでいると思う。除幕式には出席したい」と答えた。

2013年3月14日 (木)

総務常任委員会審査(市民生活部、危機管理監、消防本部所管分)
柏崎港中浜埠頭の環境問題

 2時、就寝。

 6時に起床し、事務所にて郵便物などの処理を行う。

 8時30分、大粒納豆、ほぐし鮭、昆布の佃煮、ニラと卵の味噌汁でご飯2杯の朝食をとる。

Dcf00005 9時40分、市役所に移動し、10時から総務常任委員会に出席する。今日は市民生活部、危機管理監、消防本部所管事項の審査である。
 主な内容は以下の通り。

「議第19号 平成25年度一般会計予算」

・ワーク・ライフ・バランス推進事業補助金 150万円
→ 新規事業、1件30万円、中小企業への育児休暇取得のための代替え社員補助
・(仮称)市民活動センター整備事業 104.7万円
→ 整備計画の策定
・空き家対策事業 306.3万円
・ブヨ対策調査委託料 300万円

・低炭素用家庭用創エネ・省エネ機器導入補助金 600万円
→ 新規事業
・生ごみ等からのバイオガス利活用基礎調査委託料 50万円
→ 新規事業、屎尿や生ゴミからのバイオガス利用についての調査
・防災対策総合ガイドブック作成事業 630万円
→ 自然災害、原子力災害のためのガイドブック。配布方法は検討する。
・災害対応時情報集約適正化事業 184.9万円
→ 災害時に職員が現場に行って情報送信するシステム。iPad16台分
・消防無線デジタル化整備事業 3億8792.9万円
 平成27年度までの3箇年で8億7752.8万円

Q.消防について、今年の7月までに国の原子力防災計画がでるので、今年末まで見直すということであるが、フィルムバッチのような積算型の最低限のものは用意すべきではないか。特に女性消防士がでた場合には必要である。
A.フィルムバッチについては今後検討したい。

Q.外国人登録に関する各種の変更があったので、対応できるのかも知れないが、先般、外国人の嘘の婚姻届、偽装手法についての報道があった。後学のためにもどのような偽装であったのか教えてほしい。


平成25年2月28日『新潟日報』

婚姻届の偽装容疑
柏崎署が男を逮捕

 柏崎署は27日、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで住所不定、無職碓井健二容疑者(50)を逮捕した。
 逮捕容疑は、昨年1月に逮捕された仲間の男女5人と共謀し、フィリピン人女性に在留資格を与えるため、2008年3月に柏崎市役所に提出したうその婚姻届を作成する際、偽装方法を教えた疑い。


A.数年前、警察からの照会があり、偽造があったとして当人たちが逮捕された。戸籍のチェックなどは形式的になってしまうところはある。今回の事については、新聞報道以上の情報はない。

Dcf00006

 12時に休憩となったので図書室に戻り、「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食をとる。
 昨日、議会への苦情を頂戴した市民の方から

「昼食として税金で豪華な弁当を食べている」

とのご批判があったが、あくまで自費での支払いであり、私としては地域経済のためにも、地元町内の料理屋さんということから選定している。議会費などで弁当代はでない。

Q.平成24年度中で行うとしていた屎尿収集の民間委託との調整について、どういった点が協議の問題になっているのか。また災害時の仮設トイレなどの体制については話し合っているか。
A.業者との間において、作業の方法などは話し合いはできているが、経営上の問題となる。どこまで委託をするのかを含めて検討したい。災害時の対応についてはこれまで主たるテーマになっていなかったので、今後加えて検討する。

Q.海岸清掃については4月から6月ぐらいまでの間、クリーンデー(今年は6月4日)、各地元町内会の一斉清掃、柏崎青年会議所のビーチクリーンもあり、結構同じような問題、つまり大型ゴミの回収などがある。重機を持ち込めるような企業にECO2ポイントを付与するなど、時期やインセンティブをうまく組み合わせて、より効率的かつ効果的な海岸清掃はできないか。もちろん民間でやる清掃活動の時期を市が変えさせるということはできないが、事前に相談するなど方法があると思うが。

*昨年の柏崎青年会議所ビーチクリーン

A.大型ゴミの問題については県との連携によって取り組みたい。
A.ECO2ポイントは昨年、柏崎青年会議所の提案により付与させてもらっている。これにより参加企業が増えたとのこと。クリーンデーなどの一斉海岸清掃が同時期に行われていることについては考慮したい。柏崎青年会議所にもこういった議論があったことは伝えたい。

Q.予算がある話ではないが、不法投棄に近い内容なので無料回収業者の現状について確認したい。現時点で規制する法律はないため難しいが、他の自治体では集めるだけ集めたがゴミを残したまま不法投棄になってという事例を聞いている。柏崎市内での何カ所かそういった無料廃品回収が問題は生じていないのか。
A.市内にも何カ所あり、新たに設置された情報があり次第、現場の責任者に会うように資料を求め、連絡先も確認している。必要に応じて県と一緒に現場確認している。引き払った後にゴミを残しているような事例はまだ市内ではない。もし出た場合には、土地所有者の管理責任も含めて、対応する。

Q.PM2.5に加えて、せっかくある黄砂の情報が分かるLIDER(LIDAR: Light Detection And Ranging) について、活用した方がいいのではないか。東日本大震災ではせっかくあるSPEEDIの情報が活用されなかった反省を考えれば、LIDERも活用すべきと思う。
A.柏崎市ではPM2.5の観測機器はもっていない。県で測定している内容を市のホームページで紹介している。LIDERシステムはリンクしていないが、今後、市民に情報提供するようなことを考えたい。

Q.風力発電推進市町村全国協議会の2万円があるが、会員となっている以外どういった取り組みを考えているのか。新潟市が小型風力発電を始めたとの報道も今日あったが、風力発電への取り組みは予算上からは見えない。
A.負担金は情報収集のため。市内にある民間風力発電は落雷があり、現在羽を下ろしている状態。春には営業ができるのではないか、との報告を受けている。柏崎はもともと風量がギリギリとのこともあるので、今後の検討は行わなくてはならないと思う。
Q.要望となるが、「どんがらりん」と民謡にあるように柏崎は雷の多い土地であり、基本的に風力発電に向かないなら向かないという結論は出した方が良いように思う。無駄な投資をしないためにもよく検討してもらいたい。

Q.米山、上米山地区で行う総合防災訓練について、津波のことを考えると米山町は水没する海抜3mの位置にあり、上米山地区は孤立する恐れがある。そういった事を鑑みれば、上米山地区へのヘリコプター展開、米山町に陸上自衛隊高田駐屯地の施設部隊がもつボートでの救出訓練など一度やっておく方が良いのではないか。
A.住民の皆さんからもそういった声は聞いており、十分身のある訓練内容にしたい。

 14時55分から15分間の休憩ののち、再開。

Q.BDFについて毎年のように聞いて申し訳ないが、37万円の予算でしかないものの、バイオマスタウン構想の重要な柱、会田市長肝いりでスタートを切った経緯から見れば、いかがなものかと思う。今年度も同じ事業をそのまま行うのか、発展性はないのか。
A.市内では一民間事業者が精製している。公の施設からでた廃食用油1リットル2円で売り、年間約15000リットルが出ており、リサイクルセンターでの市民回収1500~2000リットルがある。市内で作っているBDFは歩留まり75%ぐらいのため、約12000リットルのBDFができており半分が民間業者が使い、柏崎市がフォークリフトで約2000リットル、新潟工科大学も使っており、ほぼ全量が使われている。民間にも販路は拡大しており、原料をさらに回収できないかとの話もきている。市として一般回収分を増やすことには協力したい。平成25年度も同じような事業でいくが、長い目で見て頂きたい。

Q.積年の問題になっているが、柏崎港中浜埠頭の環境問題について聞きたい。鉛が正面側のプールからもあったとのことで、不安な住民もいる。管理者である県との調整等はどうなっているのか。鉄くず、スクラップではなく、実際には変圧器などがあり、絶縁油らしきものも流れ出ている。まさに環境問題であり、是非、都市整備課とともに平成25年内で解決してほしいが取り組みはどうか。
A.原因者が分かっているので、都市整備課から県を通じて申し入れをしている。ある程度の改善は見られたが音や飛散する金属類の問題もあり、維持管理課とともに地元説明会のなかで報告させてもらった。鉛の件については環境基準に鉛の量の規定がないので、指導ができないという部分もある。環境政策課としては地元町内会側に立って、より良い方向で粘く改善に向かっていく。今年の夏にプールの水については、維持管理課の方でもう一度調査を行う。その旨、地元の皆さんにもお伝えした。

「議第24号 平成25年度墓園事業特別会計予算」
→ 全体の地形図作成、第1区の排水対策を実施

「議第33号 新型インフルエンザ等対策本部条例」
→ 新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づいての条例

「議第34号 協働のまちづくり推進会議設置条例」
→ 10人以内で構成し、守秘義務あり。協働のまちづくり推進会議委員報酬1日6400円
Q.根本的なことを聞きたいが、協働のまちづくりというなら、本来は議事録の作成などは選任された委員でやるべきではないか。報酬がでているのであれば、なるべく内部で運用(議事録作成持ち回り)することが望ましいと思う。民間では議論しながら議事録をとるのは当たり前になっている。
A.議事録の作成は市職員が事務局として担当し、委員には話し合いに集中してもらうことを当面考えている。

「議第35号 空き家等の適正な管理に関する条例」
→ 管理不全空き家等審議会委員1日13000円、守秘義務あり

Q.確認だが、第14条にある空き家放置の「その不履行を放置することが著しく公益に反すると認められるときは行政代執行法に・・」とあるが、この著しく公益に反すると認めるのは、管理不全空き家等審議会委員で認めると解釈して良いか。また管理不全空き家等審議会委員に委嘱する民間人3名のなかには弁護士は想定しているか。
A.管理不全空き家等審議会委員で「公益に反する」を丁寧に議論する。弁護士になるのか、司法書士になるのか分からないが法律の専門家を入れることを想定している。

「議第36号 消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例」
→ 報酬アップ(平成25年4月1日から)
 団 長 年額9.6万円から10.6万円
 副団長 年額6.4万円から7万円
 分団長 年額4.6万円から5.1万円
 副分団長 年額3.4万円から3.7万円
 部 長 年額2.9万円から3.2万円
 班 長 年額2.3万円から2.5万円
 団 員 年額2万円から2.2万円

「議第45号 平成24年度一般会計補正予算(第15号)」
→ 災害弔慰金等支給事業(平成24年豪雪) 500万円

 議案に関する質疑が終了したところで、16時40分から15分の休憩。再開後、以下の2つの事項が報告された。

・災害時相互応援協定について
 原子力災害、大規模災害のため、長野県下高井郡山ノ内町(湯田中、志賀高原)と締結を検討している。
 平成25年1月で13805人、5017世帯の町。柏崎市から約90分でいけ、収容人員も観光施設があり高い。平成24年10月、山ノ内町議会の総務常任委員会が原子力防災対策の視察に来柏した。平成25年2月になってから電話で相談をし、今回の話が進んだ。5月以降に締結したい。

・平成24年度柏崎市原子力防災訓練実施要領
 平成25年3月23日(土)に実施。
<事故想定>柏崎市、刈羽村地区に震度6強の地震が発生し、東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所で運転中の2,3,4,7号機は自動停止するとともに外部電源が喪失。また3号機の変圧器からは黒煙が立ち上がり、自衛消火隊が消火。その後、直流電源盤での火災発生により冷却機能が喪失して海水を注水したが、海水注入不能となり、原子炉格納容器圧力が限界を超えたため、格納容器ベントを行うこととなった。尚、3号機以外はディーゼル発電機起動により、原子炉は冷温停止となる。

Q.防災に関することを所管する総務常任委員会としては委員が現地で確認すべきと思うが、委員長に提案したい。
A.各委員それぞれの個人判断とする。

 17時30分に報告事項が終わり、その後、柏崎市議会としての議会報告会について審議。予定では平成25年5月18日か25日の開催で、議員個人の見解や会派の意見ではなく、あくまでも議会としての各常任委員会の委員長から報告を行う会である。

 18時に終了し、急いで事務所に戻り、来客対応。

Dcf00008 20時10分、豚バラ肉の生姜焼き、ジャガイモとこんにゃくを同量入れた豚肉の肉じゃが、トマトとモッツアレラチーズのサラダ、オクラと生卵を入れた挽き割り納豆、キュウリの古漬け、沢庵でご飯2杯の夕食をとる。
 豚バラ肉が安いときにまとめ買いをした反動で豚肉が多い食事となった。

 食後からネット上での会議。

2013年3月13日 (水)

日本海のメタンハイドレート開発を急げ!!

 2時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、山芋とろろ、卵焼きでご飯2杯の朝食をとる。

 8時過ぎから調査依頼された現場に行き、写真撮影。

Dcf00004 9時30分、市役所に移動し、10時から文教経済常任委員会に傍聴出席する。
今日は産業振興部所管事項のみの審査となり、主なものは以下の通り。

「議第19号 平成25年度一般会計予算」

・かしわざき風の陣補助金 180万円
・どんGALA!祭り補助金 180万円
・柏崎観光協会事業負担金 2175万円
・ぎおん柏崎まつり 1944万円
・コレクションビレッジ工事設計委託 430万円
             整備工事 170万円

→ 塩害、屋根の修理
・観光ガイド推進事業 29.4万円
・地域活性化イベント支援事業(高柳町)439.8万円
・ワークプラザ柏崎管理運営事業 1298.7万円
・高校生就職促進事業 1200万円

→ 平成24年~平成26年 一人あたり15万円の補助
・若年者トライアル雇用促進事業 240万円
→ 新規事業。試行した事業者に奨励金。
・新技術・新製品研究開発支援事業 500万円
→ 産官学連携の新製品開発
・企業振興・立地促進事業 5151.6万円
→ 設備導入の奨励金、進出した企業への助成金
・造林事業 市有林 852.7万円
      民間への補助 372万円

Dcf00002 12時から休憩となったので、図書室に戻り、持参してきた発芽玄米を入れて炊いたご飯で握ったおにぎり2個(たらこ、麹漬け納豆)、冷蔵庫にあった残り物(鰈のカレー揚げ、粗挽きソーセージ、卵焼き、冷凍食品のプチえびグラタン、沢庵、きゅうりの古漬け)を使い捨て容器に詰めてきたもので昼食をとる。

 昼休みの間、地域の方から問い合わせのあったアスベストを含む民間の建物解体についての周辺住民に対する説明について調査。
 どんな解体においても柏崎市の建築住宅課に届け出があり、アスベストなどの特定物質が含まれている場合には労働基準監督署に届け出ることになっている。工事の周辺住民に対しては、現場の表示のみが義務づけられており、義務としての説明会などはないという。

 13時から文教経済常任委員会に傍聴出席。傍聴ながらも以下のような質問をさせてもらった。

・風の丘米山活用計画策定委託料 200万円
Q.コレクションビレッジの活用案の議論があるが、「こどもの時代館」の活用こそ突破口になると思う。昭和括りの展示で成功している事例は全国に多くあり、かつ公の施設であれだけの日本有数のコレクターのおもちゃの展示があるところもない。マグネット、客寄せの最初の施設としてのポテンシャルがあると思う。「こどもの時代館」のイベントを企画した際にでも、米山山荘に多少なりの割引価格で宿泊できるなどといった連携事業がなさ過ぎた。そういった連携を行えれば、民間主導でイベントを仕掛けて、まずは短期的に宿泊客を増やすといったことから着手できるのではないか。また、「こどもの時代館」は昭和であるが、受ける年代に来てもらえるよう定期的に中身を入れ替えている。コレクション3館は、明治、大正、昭和となっており、そこに魅力を感じる人が少なくなっており、ポイントは面白く説明する人の育成にある。そういった点での改善は今回のコンサルティングに入っているのか
A.連携がうまく行かない原因もあったはずであり、法人格もバラバラなので料金の問題もでてくる。今回の調査において確認したい。

・あきんど支援事業負担金 570万円
Q.商店街への新規事業に絡めて質問したい。高校生や大学生の地元雇用についての補助金や奨励金は良いことであるが、是非、新規に起業するようなサポートもしてもらいたかったと思うが、そういった対応はどうか。9年以上前、チャレンジショップ「えんまーけっと」があったように、ハードルを低くすれば若者が商売をしてみようという気持ちもでてくる。起業しやすく、また失敗しても軽度で済むような、「若者が商売にチャレンジできる環境作り」をあきんど支援事業のなかでも検討してもらいたいがどうか。
A.小さな新規事業の声は聞いている、現在、特別な仕掛けはやっていないが、大学のまちかど研究室もあり、あの場をそういったかたちで活用するなどの方法も含めて検討していきたい。

 15時から15分間の休憩ののち、再度、文教経済常任委員会に傍聴出席。傍聴ながらも以下のような質問をさせてもらった。

・石地フィッシングセンター管理運営事業 770万円
→ 施設耐久度調査委託料 500万円を含む

Q.こういった施設の維持や活性化については、いかに魚を集めるのがポイントとなるが、耐久度調査のみで500万円はもったいないように思う。せっかく潜水夫を使っての調査を行うのであれば、漁場として調査も行ってみたらどうか。いま消波ブロックなどコンクリートに植物や藻類の生育効果をもつアミノ酸(アルギニン)を入れて魚を寄せるといった取組みもある。そういった取組みにサンプル的に手を挙げることも頭に入れながら、潜水夫を使っての調査をした方が前向きなのではないか。
A.魚の状況は昨年アンケートをしたが、県外客が多いせいか、意外に魚が釣れたとの声もあった。耐久度で柱の肉厚調査もあるので、そこまでできるかどうか分からないが、そういったことも視野を広げて検討はしたい。

Q.まず予算措置ででてきていないものであるが重要なので確認したい。一般質問でも行ったように佐渡南西沖約30kmの海底下での石油・天然ガスの試掘について聞きたい。試掘が良い結果になることを願っているが、途中時点でも目を離さず、何か変化があれば機敏に対応してほしい(試掘期間は平成25年4月~7月中旬めど)。つまり商業化に至るかどうか不明なところもあるが、いざという時、柏崎市、柏崎港とは抜き差しならない関係になっているような戦略・戦術をもってもらいたい。例えば、定期的に『上越タイムス』を読んでいるが、上越市では商工会議所も一体となってメタンハイドレートの試掘、経済関係者への理解と歓迎モードを作っている。担当課としての意気込みはどうか。
A.市長と商工会議所とともに即動くようにしている。表にでてくる情報の前にネットワークを使ってやっていきたい。

・月湯女荘の地下タンク撤去
Q.この後の「議第48号 家族旅行村設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」の月湯女荘の休止と絡むので確認したいが、これはどういった工事なのか詳細を教えてほしい。燃料の地下タンクということであれば、今後、休止から復帰という選択になればタンクの新規設置なり、炉を木質ペレットボイラーに変更、追加投資が必要ということになる。そのような捉え方で良いのか。
A.復活させるときには地上式のタンクを設置するなど対応したい。

 17時30分、事務所に戻り、会社関係の仕事を行う。

Dcf00001 18時40分、鶏モモ肉にクレイジーソルトを振って網焼きしたもの、若布とシラスをのせたグリーンサラダ、シラスと小粒納豆の大根おろしのせ、ビール500ml3本、発芽玄米ご飯1杯、生卵で夕食をとる。ぷっくりとした釜揚げシラスだったので、一気に1パックを使ってしまった。

 食後から事務所にて、各自治体の防災対策の資料を読み込む。

 メタンハイドレートのガス取り出しができたとの報道があり、太平洋側での試掘がクローズアップされている。メタンハイドレートは日本海側にも豊富にあり、蟹漁が盛んな事からも分かるように海底に結晶となって露出し、かつ魚群探知機でも分かるような巨大なメタンの泡柱「メタンプルーム」があるほどである。
 お隣上越市での試掘事業も本格化するが、是非、日本海側にも政府として早急な取組みをしてもらいたい。
 なぜか中国で佐渡沖のガス油田調査が大きく報道されたということもあり、知らないうちに在新潟中国総領事館を中心として

「我々中国と共同で試掘してみましょう」

などど日本国内で世論形成、誘導されないよう気をつけなければならない。


平成25年3月13日『日本経済新聞』

メタンハイドレート
愛知・三重沖に「濃集帯」

 政府が12日にガス採取に成功した海底の「メタンハイドレート」。愛知・三重県沖にはメタンハイドレートが集まった「濃集帯」が存在すると見込まれており、中部経済に与えるインパクトは大きい。愛知県や三重県もエネルギー関連の新産業創出に向けて動き出した。
 メタンハイドレートの研究は愛知・三重県沖での調査が比較的進んでおり、メタンハイドレートが集まる濃集帯があると推定されることから今回の試掘対象となった。
 今回採用した産出方法は地層の圧力を下げて水とガスに分解する「減圧法」。まず、ガスを吸い上げるための井戸として海底下の地層まで鋼管を伸ばす。さらに水をくみ上げて井戸の周辺の圧力を減らす。これによりメタンハイドレートの分解を促し、気化したメタンガスを回収する。
 商業生産には安全確保などの課題をクリアする必要がある。石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の担当者は「減圧法が海上で有効かを確認することが今回の最大の目的。安全性に問題がないかを一つ一つつぶしている段階」と説明する。
 コスト低減も課題だ。産官学の研究組織、メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム(MH21)の試算によると、メタンハイドレートの産出コストはメタンガス1立方メートル当たり46~174円ほどとされる。一方、現在日本が輸入している液化天然ガス(LNG)価格を基に算出した1立方メートル当たりの価格は40~60円程度だ。
 過去にカナダのメタンハイドレート産出に伴うデータ解析に携わったという名古屋大学の渡辺俊樹教授(地下探査)は「海底で減圧法が使えると確認できたことは大きな一歩」と評価する。一方で「なるべくエネルギーをかけずに回収することが重要。今後は産出に要するエネルギーの圧縮を進めることが課題になる。ガスの運搬や貯蔵方法の確立も求められる」と指摘した。
 地盤への影響も調べる。海底からガスを取り出すことで、地盤の傾きや沈下が生じる可能性も指摘されている。試掘でも周囲に傾きやメタンの漏洩の有無を計測する機器を取り付けて、地盤や海中環境に与える影響を調べるという。
 名古屋工業大学の前田健一教授(地盤工学)は「採取は地盤にストローを入れてガスを吸い出すイメージ。海底で何が起こるのか予測しがたい面があった。地盤が沈下すれば、海上のプラントの安全性にも関わり、試掘で影響がないとデータで示すことが重要になる」と述べた。

2013年3月12日 (火)

長野県北部地震から2年
がれき処理「検討」だけで復興予算約86億円

 0時過ぎ、徒歩にて自宅に向かっていたところ、偶然、某氏をはじめとする数人にお会いし、そのまま某氏宅で缶ビールを飲みながらの近況報告。

 3時、自宅に戻り、熱めのシャワーを浴びる。急ぎのメールだけ処理し、就寝。

 8時に起床し、大粒納豆、山芋とろろ、冷や奴でご飯2杯の朝食をとる。

 9時から2時間ほど某公的機関にて話し合う。その後、市役所に移動。

Dcf00004 12時10分、図書室にて昨日作った激辛の「豚しゃぶエリンギカレー」をタッパーに入れてきたものと無塩トマトジュースで昼食をとる。
 再度の煮込みをしてから詰めてきたので、冷えていながらも十分な辛みと濃厚さがあったが、図書室がすっかりカレー臭くなってしまった。

 食後から各会派へのWi-Fi環境の導入やタブレットの議会での活用方法などの検討。

 15時、事務所に戻り、同じく議会中である某自治体の議員と電話とメールで某案件について情報交換を行う。

 17時、18時と事務所に来客があり、作成した資料などをお渡しする。

Dcf00005 18時50分、頂きものの自家製という鰈の一夜干しをカレー粉をつけて揚げた鰈のカレー揚げ、今が旬である富山県産の釜揚げホタルイカ、なめ茸おろし、小粒納豆でご飯2杯の夕食をとる。
 鰈の一夜干しは塩をふって干したものなので、何もつけずにバリバリと頭から食べた。

 食後から事務所で仕事をしようと思うも結局、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)2次ラウンド最終戦、日本-オランダ戦を観てしまう。

 今日は長野県北部地震から2年。我が新潟県内においても、いまだに十日町市や津南町では19世帯38人が仮住まいを続けている。東日本大震災に比べ、報道が少ないだけに忘れてもらいたくない災害である。
 災害つながりでいけば、がれき処理について検討しただけで約86億円の復興予算が国から入った大阪府堺市が問題になっている。根本的には民主党政権時の制度設計自体に問題があるが、堺市議会の議員が指摘する方が正しいと私は思う。
 その一方、堺市をあまり大きな声で非難することができないのが新潟県内の政治状況。がれきの処理を実際に行うのは柏崎市、三条市、長岡市だけで、検討したものの受け入れなくなったのは新潟市、新発田市であった。


平成25年3月9日『産経新聞』

えっ!?
がれき処理「検討」だけで
復興予算約86億円
堺市

 東日本大震災で発生したがれきを受け入れない堺市が、復興予算約86億円をごみ処理施設の新設費などとして受け取ることが9日、分かった。がれきの処理に困った環境省が、受け入れを検討しただけの自治体にも復興予算の交付を決めたためだ。小さな自治体の年間予算にも匹敵する巨額の資金だけに、「本当にもらっていいのか」と疑問の声も上がっている。
 堺市によると、同市堺区の大阪湾の臨海部に建設総額約182億円のごみ処理施設を整備中で、今年4月に供用開始を予定している。
 市は昨年1月、この施設の建設事業費と老朽化している東区のごみ処理施設の改修事業費のうち、約86億円分を平成24年度の国の交付金対象事業と位置付けた。国の交付率に基づき約40億円を要望し、残る約46億円分を地元で負担する予定だった。

 しかし国は同4月、「堺市はがれき処理を検討している」として、市が求めていた通常枠の交付金ではなく、新たに設けた復旧・復興枠などでの措置を市に打診。約40億円に加え、地元負担の約46億円分も復興予算で交付する枠組みを示した。

堺市、内部で紛糾
「義援金に回せ」
「ありがたく頂戴・・・」

 市はがれき受け入れを決定していなかったが、国が「検討レベルでも交付条件に当てはまり、結果的に受け入れることができなかった場合でも返還を求めない」としたため、交付を申請。同6月にがれきの全体量が判明し市が受け入れなくても対応できることになったが、手続きは進行。同10月に交付が決まった。
 開会中の定例市議会で市議からは「一部を被災地への義援金とするべきでは」「道義的におかしい」と異論が浮上したが、竹山修身市長は「財源の確保は首長の責務。ありがたくいただきたい」と答弁した。
 がれき処理を検討しただけで同様に復興予算を受け取る自治体は堺市のほか、約36億円が交付された埼玉県川口市など6市町3組合ある。堺市の約86億円は突出して高い
 環境省の担当者は「(復興予算は)広域処理を促進させるための起爆剤として計上した予算。がれき処理の検討を促すだけでも十分効果があり、問題はない」としており、返還要請は検討していないという。

2013年3月11日 (月)

東日本大震災から2年
「苦しみ分かち合うことが大切」

 3時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、焼きたらこ、エリンギのバター炒めでご飯2杯の朝食をとる。

 食後から愛車で移動し、長岡市、上越市で法関係の相談や通院など所用を済ませる。

Dcf00001 12時30分、自宅に戻り、レトルトのハウス食品「カリー屋カレー 大辛」2箱をあごだし、干し納豆パウダー、牛乳、牡蠣醤油で伸ばし、エリンギのバター炒めと茹でた豚小間切れを投入した「豚しゃぶエリンギカレー」で昼食をとる。ハバネロパウダーとガラムマサラも大量投入したので激辛で汗だくとなった。

 食後から事務所で議案審査に関する資料の読み込み。

 14時30分から天皇、皇后両陛下をお迎えしての政府主催の東日本大震災追悼式典をテレビで見る。
 昨年の式典は民主党政権下で行われ、

・天皇、皇后両陛下に対し、起立せず

・一番最初に手を挙げ、多大な義捐金も国民挙げて送ってくれた台湾を二階席で指名献花なし

と失礼極まりない、酷い有様であった。台湾に対しては、当時の野田首相も台湾外交部に謝罪。せめてもの気持ちとして、一昨年行った澎湖島で王乾発(県長)知事に対し、日本人として東日本大震災の支援に御礼を述べさせてもらった。
 今回はさすがに国歌斉唱からキチっとしており、これが本当の追悼式典といった感があった。
 お約束のように中国、韓国は欠。中国は出席しない上に、台湾の取り扱いについて文句を言っている。

中国外務省 華春瑩・副報道局長「中日共同声明の原則と精神に反しており、断固たる反対を表明する。『二つの中国』を企てる動きにはいかなる国家であろうと中国は反対する。 日本側に過ちを正すよう求める」

 14時46分、事務所にて起立し、黙祷。天皇陛下のお言葉にもあったように「苦しみ分かち合うことが大切」であり、今議会終了後に東北をまわって現地の確認と少しでも買い物をしたいと思う。


平成25年3月11日『岩手日報』

「ママ、見守っていてね」
震災2年、陸前高田の父子

 「ママ、これからも見守っていてね」。陸前高田市高田町の仮設住宅で暮らす板金業小鎚(こづち)潤一さん(28)は10日、東日本大震災で犠牲となった妻有花さん=当時(24)=が発見された同市竹駒町で、長男悠陽(ゆうひ)ちゃん(3)と静かに手を合わせた。妻と生まれてくるはずだった娘を奪った大津波。成長した息子の手を取って天に願った。
 10日、小鎚さんは大船渡市内の寺院で親族らと、有花さんの三回忌法要を行った。墓には母子地蔵を建立。陸前高田市竹駒町の有花さんが見つかった場所も訪れ花を供えた。「悠陽の成長をこれからも見守ってほしい」。悠陽ちゃんをぎゅっと抱き寄せ、手を合わせた。
 「写真のママ」。悠陽ちゃんはそう呼ぶ。「ママにもらっておいで」と言うと「うん。あげるって」。つぶらな瞳が返ってくる。遺影に供えている果物をもらう時はいつもこうしている。
 あの日から2年。「早いような。ずいぶん前のような気もする」。仕事と子育てに没頭し、心の整理はどこかに置いてきた。「忙しくて考えないようにしてきたのかも。悠陽が病気やけがなく育ってほしい。やりたいことをやってもらいたい。元気だったら何でもできるから」。父はまた悠陽ちゃんの手を握りしめた。


 15時30分、市役所に移動し、図書室にて条例案の作成。

Dcf00002 18時、市内某店での送別会に出席する。生ビール、日本酒(八海山)を飲みながら、白子の天ぷら、ムカゴのゆずこしょう和えなどをつつく。
 主役であるご本人が話す時間がないほど、一体となって盛り上がってしまい、反省。

 21時過ぎ、二次会として某店に移動する。ドアが開かなくなってしまったとのことで店主に依頼され、防犯設備士のテキスト通りにデッドボルトの落ち込みやラッチボルトのチェックをしたのち、力技で開ける。

2013年3月10日 (日)

インドネシア独立と日本人:三浦襄(2)

 2時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、目玉焼き、なめ茸おろし、蜆の味噌汁でご飯2杯の朝食をとる。

 食後、月刊誌をもって長風呂。

Dcf00004 10時、柏崎市総合福祉センターに移動し、おもちゃドクター養成講座に出席する。
 おもちゃ何でも独りで治せるものでもなく、他のメンバーの方と雑談などをしているなか、修理方法を閃くこともある。
 今回は話のなかでUSB接続のスコープカメラを使って、音声機械内蔵のぬいぐるみなど切り裂く前に診断したらどうか、との話がでた。早速、購入して試したい。

Dcf00006 12時、休憩となり、「ほっともっと 柏崎錦町店」(0257-32-2370) の「竹・幕の内弁当 490円」とペットボトルの温かいお茶で昼食。
 雑談をしながらの昼食であったが、おもちゃドクターらしく、日本の人材がソフトウェア産業に流れてしまい、ものづくりをする人材が減ってくることへの危惧の声がでた。まさにその通りであり、教育から見直す必要がある。

 13時、途中で失礼させてもらい、某集会に潜入。どんな主張をしているのかをつぶさに見させてもらったが、非科学的な事この上なし。その上、デモ行進のシュプレヒコールもバラバラであった。

 16時、事務所に戻り、議会の総務常任委員会で議論となりそうな案件の他自治体の事例などを調査。

Dcf00007 20時、スーパーで半額になっていたビンチョウマグロの切り落としに山芋をかけたもの、大量の大根おろしに小粒納豆とたっぷり釜揚げシラスをかけた納豆シラスおろし、練り雲丹を塗った蒲鉾、ビール500ml4本で夕食をとる。

 食後から録画していたテレビ番組をまとめて倍速で観る。

Jomiurabohi 昨日の本ブログに続き、「バパ・バリ」(バリ島の父)と呼ばれた三浦襄氏の逸話について以下にご紹介したい。
 私自身、バリ島にはまだ行ったことはないが、デンパサール郊外のトゥガル・ベモ・ステーション近くにあるというお墓には一度行ってみたいと思う。
 ちなみに三浦襄氏は宮城県仙台市の出身である。


平成25年1月19日『産経新聞』

忘れ難き 偉人伝
「独立の基礎は諸君の犠牲の血と肉」
三浦襄(下)

 昭和20(1945)年7月17日、東京の最高戦争指導者会議で、インドネシア独立が決まった。バリ島に帰ってきた三浦襄(じょう)(1888~1945年)は「建国同志会」に唯一の日本人として参加、事務総長に就任。各地の講演で三浦の唱える「インドネシア・ムルディカ(独立)」の声は日増しに大きくなっていく。
 だが8月18日、突然の知らせを受ける。日本の敗戦。その言葉を聞いた三浦は「やはり、そうですか」と消えるようにつぶやき、体を小刻みに奮わせた。翌日には「バリの人たちに嘘を言った。腹を切らなければならない」と自決の意を伝えた。
 三浦は病を押し、日本敗戦を謝罪して回る。最後の講演会は9月6日夕刻、デンパサールの映画館前広場。上下白の背広姿の男が姿を現すと「バパ・バリ(バリ島の父)」の声が上がり、静まりかえる。

 「日本人は約束を果たすことができませんでした。しかし、私はこの国の独立を信じています。この国の進むべき道は、みなさんの祖国愛に燃える団結と前進あるのみです。私は全日本人にかわってこの地に骨を埋めて独立を見届けるつもりです」

 デンパサールの墓の脇に碑文があり、バリ人宛ての遺書が残されている。

 「吾々は今まで絶えず諸君に日本精神を、武士道を、或(ある)いは犠牲的精神を説き、君国の為(ため)には喜んで死ぬこと、インドネシア独立の基礎は諸君の犠牲の血であり肉であらねばならぬことを強調してきた。
 
更(さら)に日本人が断言せる事は、必ず断行すると言う事実を諸君の前に示すことは、この三年有半育成せられたる諸君の覚醒せる精神に、更に一段の向上進歩を遂げしむる最期の教訓であることを私は信じるものである。
 今私は穢(けが)れてしまった肉体をかなぐり捨てて、清く正しい憐憫(れんびん)と感謝に満つる霊魂となりてバリ島に止まり吾が敬愛し親交せる一三〇万同胞の繁栄と幸福とを祈り念ぜんとするものである。諸君よさようなら。

 皇紀二六〇五(西暦一九四五)年九月七日午前六時 バリ島一三〇万兄弟諸君  三浦 襄」(将口泰浩)

2013年3月 9日 (土)

インドネシア独立と日本人:三浦襄(1)

 3時、就寝。

 8時に起床し、大粒納豆、生卵、山芋とろろ、奈良漬けでご飯2杯の朝食をとる。

 9時から資料のお届けなどで市内まわり。

Dcf00004x 10時30分、長岡市のアオーレ長岡に移動し、ご招待頂いていた成月流華道長岡支部主催のアオーレ長岡オープン一周年記念「花ロードで繋ぐ日本画といけばなの祭典」を見させてもらう。
 花ロードとして回廊全体に色とりどりの花が飾られ(東日本大震災の祈念コーナーは白のみ)、作品も日本画をバックに展示するという試みがされており、美しい作品を楽しませてもらった。

Dcf00006x
雪柳、松、レッドウィロー、アマリリス、じやかご

 偶然お会いした長岡の政治関係者と意見交換したのち、会場を後にした。

Dcf00012 12時、「らーめん食堂 あしょろ」(電話:0258-46-0039)に行き、「ドッカン!技郎シリーズ 二代目技郎 780円」で昼食。脂、辛味、にんにくの増量が無料だったので増量してもらい、小ライスもつけたため、食後は満腹感に加え、眠気、そして臭気が漂ってしまった。

 13時、柏崎市内に戻ったところで電話があり、至急、過去の新聞記事などを調べてほしいとのことだったので、市役所に移動し、図書室にて文献調査。目的の資料を見つけたのち、市内某町内会にお届けする。

Dcf00001 16時、柏崎市総合福祉センターに移動したものの、肝心のおもちゃドクター養成講座には間に合わず。申し訳ない限りである。
 おもちゃドクターとして作業する事を考えるうちに段々と作業用のアルミケースが大きなものに変わってきたので、作業用工具をコンパクトにしまう術を研究しなければならない。

Dcf00002 自宅に戻り、先日キリンビールの「選ぼうニッポンのうまい!2012プレゼントキャンペーン」の当選品として届いた徳島県名産の「阿波尾鶏鍋セット」(株式会社丸本)を解凍する。
 セットにはスープ、緑茶パック、国産塩「鳴門塩田物語 平釜仕立て」(鳴門塩業株式会社)、切り身となった阿波尾鶏パック、徳島産すだち果汁が入っている。

Dcf00003 18時30分、有志とともに自宅にて阿波尾鶏鍋パーティ。鍋の作り方も書いてあったが、なかなか変わっている。
 まず最初に付属の鶏ガラの濃厚スープを沸騰させ、そこに緑茶のパックを入れ、5分ほどお茶を煮出してから野菜を入れるのである。野菜は白菜、小松菜、えのきを用意し、ビールとともに楽しいパーティとなった。

 23時30分、熱めの風呂に入ったのち、読書。

Joumiura 某氏からバリ島に夫婦で旅行に行くとのメールがあったので、「バパ・バリ」(バリ島の父)と呼ばれた三浦襄氏の逸話について返信をした。
 故・名越二荒之助先生からも生前に資料を頂いており、また先日の産経新聞紙上でも紹介されたので、これを機に「こんな日本人がいたのか」ということを多くの日本人に知ってもらいたいと思う。特に近現代史・大東亜戦争においてアジアを侵略したと主張する人たちに・・・・。


平成25年1月5日『産経新聞』

忘れ難き 偉人伝
「バリ島の父」と呼ばれた日本人
三浦襄(上)

 終戦後の昭和20年秋、インドネシアのバリ島で、一人の日本人の葬儀が行われた。「パパ・バリ」(バリ島の父)と呼ばれた三浦襄。葬列には8人の領主や16人のヒンズー教僧正ら有力者の後に、住民が続き、1万人以上が死を悼んだ。

 「『日本人は戦争に負けたら、腹を切るものだ。それが武士道。日本人はその覚悟で戦争に臨んでいる』と説いてきた。だが、だれも自決する者がいないではないか。これでは嘘つきだということになり、今後バリの人たちは日本人と日本を信用しなくなる。バリにいる日本人を代表して自決する」

 この言葉を残し、9月7日、拳銃でこめかみを撃ち抜き、自決した。
 明治21(1888)年、仙台市で牧師の次男として生まれた三浦は、キリスト教伝道と商いを兼ねた南洋商会に入会し、ジャワ島に渡航する。その後、商売優先の姿勢に疑問を感じ脱会。セレベス島のトラジャでコーヒ園を経営するが、世界不況のあおりを受け、倒産する。事業に向かないことを悟った三浦はバリに移住し、自転車店を始めた。暑くてもネクタイを締め、黙々と油にまみれて働く姿に住民たちが徐々に心を開き、「トコ・スペダ・トワン・ジャパング」(自転車屋の日本人のおじさん)と親しまれるようになった。
 しかも、昭和16(1941)年の開戦で状況は一変。オランダ政府はインドネシアの日本人を検挙し、自転車店で働いていた2人も収容所に送られた。一時帰国していた三浦は難を逃れるが、17年1月25日、53歳の三浦に召集令状が届く。地元住民との架け橋になれる三浦の力が必要だった。
 同年2月19日、陸軍第48師団とともにバリのサヌール海岸に上陸。三浦は領主を説得し、一人の犠牲者も出さずに、軍政となった。
 バリを統制する民政部職員になることを要請されるが、行政の立場ではなく、民政部長官の顧問として、住民との間に立つことを望み、「バリ人を登用し自由な経済組織をつくること」や「人頭税の撤廃」などを提言。
 そしてことあるごとに、「日本はインドネシアを独立させる」と話して回るようになった。(将口泰浩)


平成25年1月12日『産経新聞』

忘れ難き 偉人伝
「君たちの祖国を独立に導きたい」
三浦襄(中)

 昭和17(1942)年、日本の軍政下となったインドネシア・バリ島。明日は戦地に赴くかもしれない日本軍兵士と住民の間には深い溝があり、不平不満が渦巻いていた。バリ島の父と呼ばれた三浦襄(じょう)(1888~1945年)の自宅には住民からの相談の列が壁の外まで続く。内容は軍政の不満から夫婦げんかの原因までで、三浦は親身になって聞いた。
 民政部顧問から嘱託となり、自由の身となった三浦は軍に食料を調達しながらも、住民の生活を守るため「バリ畜産会」を設立。月1万5千頭の牛豚を扱い、住民数百人が働く企業に成長する。植民地下で搾取されるだけだった住民は「日本人が指導すればわれわれもできる」と自信を持ち、三浦の存在感は高まる一方だった。さらに、余った牛骨を加工し、歯ブラシやボタンを作る「三浦商会」を立ち上げ、畑もない貧しい人々を雇い、生活を助けた。
 戦局の悪化に伴い、バリでも郷土防衛義勇軍の募集が始まる。「われわれと一緒に戦い、連合国を破り、君たちの祖国を独立に導きたい。バリ島はバリ人の手によって守らねばならない」と呼びかけた。約1000人が応募し、昭和18年4月、選考された500人から成る義勇軍が結成された。この若者たちが日本敗戦後のインドネシア独立戦争の主力に成長、独立の礎を築くことになる。
 体調を崩した三浦は周囲の勧めもあり、帰国を決意するが、「半年したら帰ってくる。バリ島で死にたい」と言い残し、後ろ髪を引かれる思いで船に乗り込んだ。体重が激減し、がんとみられている。
 19年、日本軍はますます押し込まれ、もはや療養どころではない三浦は日記にこう書き残している。

 「死線を越え、原住民との約束、帰島履行せねば日本人の信用にかかわる。戦局、非なりといえども死が行く手に待ち構えていても使命は果たさねばならぬ」

 三浦帰島の知らせはたちまち島中に行き渡る。「バパ・バリ ダタン ラギ」(バリ島の父が再び戻った)。バリは歓呼の声に包まれた。(将口泰浩)

2013年3月 8日 (金)

柏崎市立柏崎第一中学校第66回卒業式

 3時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、目玉焼き、ピーマンの油炒め、生姜梅酢漬けでご飯2杯の朝食をとる。

 食後から事務所にて、自主防災会にてICT利用するための先行事例の資料を読む。

 9時、母校である柏崎市立第一中学校に移動。9時20分から第66回卒業証書授与式に来賓として出席する。

Imgp0658

Imgp0659 今年の卒業生は、93名(13989号~14081号)。「仰げば尊し」の1、3番、「柏崎市立第一中学校校歌」を出席者全員で歌い、最後は卒業生記念合唱として「道」(作詞、作曲:山崎朋子)が歌われた。「将来の自分たちに贈る歌です」と始まった合唱で卒業生は涙いっぱいであった。これからの新しい場でも活躍することを願うばかり。

*「ウルトラマン80」の実質的な最終回「ウルトラマンメビウス」第41話「思い出の先生」の「仰げば尊し」

Imgp0660 卒業式終了後、自宅に戻り、インフルエンザで寝込んでいる甥っ子の昼食を作る。解凍した北海道のたらこが大量にあったため、生クリーム、無塩発酵バター、こんぶ茶粉末、牡蠣醤油、パルメザンチーズ、干し椎茸、干し納豆パウダーでソースを作り、消化が良いように規定時間より3分ほど長く茹でたスパゲティに絡めた。

 12過ぎ、急ぎの仕事のため、市内の関係箇所をまわる。

Dcf00001 12時50分、市役所に移動し、13時から本会議、一般質問4日目に出席。
 2名の議員が一般質問を行ったが、共産党からは生活保護費の引き下げに反対する内容で、さらに就学援助の申請者を広げろ、市独自の上乗せを検討せよ、などバラマキの質問であった。生活保護は最低生活の保障という意味に加え、本来は自立するための支援でもある。少子高齢化により財源が減っていくことが目に見えており、さらに原子力発電所に関する財源も減っていくなか、市独自で上乗せなどできるものではない。反原発、脱原発と言って、原発に頼らない財政と言いつつ、一方ではその財源にタカるのである。

 15時から15分間の休憩をとり、最後の1名が一般質問。「ヨウ素剤はを全県民で試験服用すべき」とのヨウ素剤が医薬品であることが分かっていない質問があり、つい野次を飛ばしてしまった。基本的にヨウ素剤がいるような場所にいないように避難させるのが先であり、かつ普段の食生活のなかから十分ヨウ素をとっている場合もありえるため、とにかく試験的に飲ませてみる、というのは暴論。ヨウ素過敏症、造影剤過敏症、低補体性血管炎、ジューリング疱疹状皮膚炎をはじめ、副作用はゼロではない。

 すべての一般質問が終了したのち、追加議案の説明が行われ、おかしいと思う点については質問を行った。

「議第45号 平成24年度一般会計補正予算(第15号)」
→ えんま通り再開発をはじめ、各種精算。767.3万円の減額。

「議第46号 東日本大震災に係る被災者に対する国民健康保険税の減免の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について」
→ 減免の延長措置

「議第47号 休日急患診療所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について」
→ これまでの応急医療に加え口腔内の健康維持に関する業務を追加し、かつ定めのない使用料及び手数料の額は市長が定めるというもの。最初に議案提出できなかったのは関係者との協議が遅れたため?。

Q.民業圧迫についても懸念しなければならないが、この口腔医療は歯科医師会に委託するのか。また、柏崎市内の歯科医院で休日診療をしてるところはないのか。
A.委託は柏崎市歯科医師会にお願いする。柏崎市内では休日診療をしているところが1医院、祝祭日診療をしているのが1医院ある。

Q.休日や祝日の診療を行っている歯科医院は柏崎市歯科医師会のメンバーなのか。
A.両医院とも会員ではない。

「議第48号 家族旅行村設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について」
→ 月湯女について、指定管理者が見つからなかったため、見つかるまでの間、休止

 16時50分に終了となり、その後、防災時のICT利用について担当課と打ち合わせ。

 17時30分、事務所に戻り、地域の皆さんと協議するための資料を作成する。

Dcf00002 19時、東栄町会館に移動し、平成24年度第10回東訪振興協議会理事会にアドバイザーとして出席。
 来年度の事業計画のアイデア出しと総合防災訓練でのICT利用についての説明や提案を行う。

Dcf00003 21時過ぎ、自宅に戻り、銀鮭の酒粕漬けを焼いたもの、小粒納豆となめ茸、大根おろしの和え物、一夜干しするめ、ビール500ml4本で夕食をとる。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の)2次ラウンド1組、日本-台湾戦を軽く観るつもりが、あまりの熱戦に仕事に戻らず、最後まで観戦。緊張感があり、かつ敵ながら友といった印象すらある素晴らしい熱戦であった。辛うじて日本が勝ったものの、台湾には是非、敗者復活選でキューバに勝ってほしい。

 24時、事務所にて事務仕事。

2013年3月 7日 (木)

『財界にいがた』記事引用で議会ストップ、噂話の答弁との比較

 2時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、山芋とろろ、大口蓮根の油炒めでご飯2杯の朝食をとる。

 天気が良いことあり、8時30分過ぎから農業委員として担当地区の松波、荒浜、高浜の各地区をまわる。途中、高浜で海風に当たりながら、しばし徒歩にて現地確認。

 11時30分、市役所に移動し、図書室にて議員発案するための関係条例などの調査を行う。

Dcf00001 12時、持参してきたおにぎり2個(キングサーモンの塩麹漬け、たらこ)、冷蔵庫の残りものを詰めた弁当(鶏軟骨揚げ、粗挽きソーセージ、茹で卵、大口蓮根の油炒め)で昼食。茹で卵は半分に切って、岩塩を振って入れたが、思った以上に臭いがきつく、図書室が硫黄臭くなってしまった。

 13時から本会議、一般質問の3日目に出席。2名の議員が一般質問を行ったものの、午後からの開催のためか議場で寝ている議員が多く、わざと拍手したり、野次を飛ばしたが、どんよりとした雰囲気のままであった。市民が見ていないと思っているのであろう。

 14時50分から15分間の休憩ののち、2名の議員が一般質問。「予算編成過程の見える化」(3年前から検討)にはじまり、行政改革については検討する、人間が足りないなど先延ばしの答弁ばかりであった。
 また、賦課誤り(税金に関する間違い)についても謝罪と対策を考える等の当たり障りのない答弁。

時期 内容
H21.12 固定資産税の賦課誤り
H23.12 市県民税、国民健康保険税、後期高齢者医療保険料、介護保険料賦課誤り
H24.2 農耕作業用小型特殊自動車に係る賦課誤り
H25.2 国民健康保険税、後期高齢者保険料の賦課誤り

 潮風温泉の経営破綻については整風会・荒城彦一議員が取り上げた。柏崎市としては出資金300万円を出しており、温泉源は柏崎市の持ち物、地代も含め無償で運営会社に貸し出している(柏崎市、柏崎商工会議所、柏崎温泉業組合で検討をし実現)。
 市長の答弁は、受け皿となる新しい経営母体ができた段階で支援を考えるとのことであった。

平成23年度年間入館者数
 じょんのび村 7.6万人
   平成20年改装 総費用:3億7千万円
    過疎債などを中心に税金投入

   → さらに工事失敗で追加投入1700万円
      会田市長以下、関係者減給処分
 雪割草の湯   4.7万人
 
潮風温泉  13.9万人

 この質問の最後の方で、整風会・荒城彦一議員が某月刊誌とのことで『財界にいがた』2013年2月号の記事の一文

「会合で市長と同席した際にこんな話を聞いたという。
 『市長は”選挙で自分を応援しなかった会社や団体には、今後一切カを貸さない。特に西川家と関係のある会社や団体は、排斥しなければならない”と私の面前で発言されたので”市長たるもの、そんなことではダメですよ”と諌めました』」

と書いてあったが、と引用したところで社会クラブ・矢部忠夫議員から「噂話のような発言をするな」と、発言の取り消しに関する動議。2名以上の議員の賛成で動議が成立したので、本会議が中断となった。

 議場での噂話を問題にするなら、前回の平成24年第6回定例会における私の一般質問「中越沖地震の際、会田市長の言うことを聞くな、といった市議会議員がいる」に対し、会田市長自身が

「国交省内でそのような噂があった」

とし、国会議員から直接聞いたという答弁についても、それは誰なのか

「国会議員の名前は答えられない」

と噂話の答弁をしている。
 そのときには騒がず、月刊誌の引用でいわゆる市長与党の議員が騒いだのである。自分たちは事実確認ができず、ニュースソースも言えない、というもので答弁して(市民に対し、演説をぶって)おきながら、他人に対しては、引用自体に対してではなく、月刊誌の記事の中身に言及する・・・平等な議会運営ではない。

Dcf00003_2 17時から議会運営委員会の開催となり、傍聴出席する。社会クラブ・矢部忠夫議員による議場における整風会・荒城彦一議員の発言取消動議について、議論が行われた。
 動議の内容は、

「答弁を求めないかたちで某月刊誌と言って引用したことについて、質問内容と関係のないことであり、市長への誹謗中傷である。柏崎市議会の尊厳に汚点をつけるため、発言の取り消しを求める」

というもの。
 荒城議員本人からは

 「発言を取り消すつもりはない、議員が市長の政治姿勢を質すことに問題はない」

との事であり、社会クラブからは「裏がとれているかいないか分からないことであり、発言を取り消すべき」、柏崎のみらいからは「引用は良いが中身は不穏当であるため、発言の取り消しをしてもらいたい」、公明党からは「記事内容の反論ができる時間はあり、市長がやること。しかも記事の中身の検証は月刊誌側に言うべき」との意見がでた。
 利害関係者とのことで本人が退席したあと、再度の議論。流れとしては、本会議に戻り、発言取消しの動議の賛否をとり、過半数で可決した場合は議長が発言の取り消しを求め、かつ本人に拒否された場合は議長が議事録から削除を行うこととなる。
 しかし、柏崎市議会の支那事変では、そのような処理はとらず、私は発言の取り消しをしなかった。
 (議員個人の)ブログなどもやめさせてもらいたい、という意味不明な提案が社会クラブからありつつ(「政治活動であり、できるわけない」と傍聴席からつい大声で発言)、協議の結果、発言取り消しの動議を取り下げて、市長に答弁の機会を与えることとなった。

*議員個人のブログを議会の中の議会運営委員会でやめさせることなどできない。さらにこの議員は「オメーは謹慎中だろっ!」と私を恫喝したが、何の謹慎中か分からない。それを言うなら、暴力事件の一方の議員は、欠席理由を届け出ず、議会の途中で帰ってしまったため、本会議の再開が遅れた。本来、これこそ公務の放棄であり、注意されるべきところ。多数をもっているからといって、やりたい放題である。

 17時45分から本会議が再開となり、まず発言取り消しの動議の取り下げ申し出を諮り、賛成多数で成立。その後に会田市長に発言の機会を与えるということで、以下のような発言があった。

「某月刊誌の発言の記事については読んでおり、どこからどのような情報に基づいたものか知らないが、会ってもいない、言ってもいないことが書かれており、事実無根」

 18時10分に終了となり、図書室でしばらく資料整理。

 18時30分、事務所に戻り、会社関係の伝票整理を行う。

Dcf00004 19時40分、小粒納豆の麹漬けにめかぶ、山芋とろろ、生卵を入れたものをご飯にぶっかけた「大人のネバトロ納豆飯」、鰯のぬた、プチトマト、ビール500ml3本で夕食をとる。
 麹漬けにした納豆は塩気も強いが独特の風味と深い味わいがご飯にも酒にもよく合う。

 食後から録画しておいた各種のテレビ番組を一気に2倍速で観る。

 24時、熱めの風呂に入ってリフレッシュ。

2013年3月 6日 (水)

不適切議案の契約内容変更と会田市長のお詫び文書

 2時に起床し、事務所で会社関係の仕事。依頼された事業計画、資金繰り、プレゼンテーション資料を作成する。

 7時、大粒納豆、山芋とろろ、めかぶ、なめ茸を混ぜたネバトロ納豆、なめこを入れた豚汁、野沢菜の古漬けでご飯2杯の朝食をとる。

 食後から事務所にて会社関係の仕事。

Dcf00005 9時40分、市役所に移動し、10時から本会議、一般質問の二日目に出席する。
 午前中は2名の議員が一般質問を行ったが、「~について印象、感想は」「(行政で行った事業)について、どんな思いだったか」(自分たちで行った事業に対して悪かったとは、普通答弁しない)などという、本来の質問の意味、質すということではない時間が続いた。議場のなかでレベルのやりとりが行われているのか、是非、多くの柏崎市民の方に市議会の実態を見てほしいと思う。

Dcf00004 12時、休憩となったので図書室に戻り、「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で急いで昼食をとる。白身魚の刺身、豚カツ、魚フライでご飯を食べ、最後にカスベの煮物を味わう。食後、一旦、事務所に戻り、急ぎの資料を先方に送る。

 12時50分、市役所に戻り、13時から本会議が再開となり、2名の議員が一般質問を行った。うち1名は反原発の質問で柏崎刈羽原子力発電所内の使用済み核燃料は早急に出すべきだ、との内容であった。それなら市長与党と言いつつ、毎年賛成している柏崎市の予算(歳入)

<使用済み核燃料税>
 119万7820kg分 5億7495万円

についても反対しなければならない。
 原発なしの早期実現というなら、予算から原子力発電所に関する財源を外し、その分、市職員人件費を削った予算案とすべきであろう。
 平成25年度予算の原子力発電所に関する直接的な財源は以下の通り。

<電源立地地域対策等交付金>
原子力発電安全対策等交付金 1720万円
電源立地地域対策交付金 総額17億8514万円

・文化会館管理運営費     3000万円
・コミュニティセンター改築事業
             1億5000万円
・元気館管理運営費
  (元気支援課人件費) 1億2000万円
・産業文化会館管理運営費   2000万円
・道路新設改良電源立地地域対策交付金事業
              1億9214万円
・河川改修電源立地地域対策交付金事業
               5000万円
・道路等維持管理運営事業(人件費)
               3000万円
・除雪車購入市費事業     2000万円
・学校管理運営費(小学校)  6000万円
・学校管理運営費(中学校)  6000万円
・施設整備事業(中学校)   1000万円
・学校給食(単独校)管理事業 2000万円
・給食業務管理事業    2億5000万円
・特別支援学級解除事業    2800万円
・陸上競技場整備事業     1500万円
・県立柏崎アクアパーク整備事業3000万円
・保育園運営事業(人件費)6億4000万円
・元気館管理運営費
 (子育て支援センター人件費)6000万円

<県電源立地地域対策交付金>
電源立地地域対策交付金 総額6億1794万円

・老人保護措委託事業     8000万円
・高齢者予防接種事業     4200万円
・図書館管理運営費(人件費) 5000万円
・図書館管理運営費       594万円
・予防接種事業        5000万円
・消防署管理運営費(人件費)3億9000万円

<大規模発電用施設立地地域振興事業費県補助金>
大規模発電用施設立地地域振興事業費県補助金
           総額 1億5000万円

・地域コミュニティ活動推進事業 5500万円
・体育施設管理運営経費     9500万円

<財産収入>
・電源立地地域整備基金利子収入 120万円
・原子力発電施設等立地地域特別交付金事業基金
 利子収入           232万円

<電源立地地域整備基金繰入金>
電源立地地域整備基金繰入金  2億

<原子力発電施設等立地地域特別交付金事業基金繰入金>
原子力発電施設等立地地域特別交付金事業基金繰入金
             9億1400万円

 → ごみ処理最終処分場、水道事業等に充当

*その他、固定資産税などの関連収入あり

 14時50分から15分間の休憩をとったのち、もう2名が一般質問を行った。

 17時に終了となり、その後、図書室で委員会審査のための資料を整理する。

Dcf00002 18時、有志にて近所の「ぷんと・ぷんて」に行き、懇親会。「新潟ガレット コンプレット 800円」を中心に「ソーセージ 300円」や「鶏皮餃子 300円」でビールを飲む。「新潟ガレット」は柏崎市内高柳のそば粉100%使用し、鯛みそ、鯨泉サイダーを隠し味に使用したもの。ビールのつまみにもちょうど良い。

Dcf00003 20時、ほぼお約束となったしまった某格安カラオケボックスにて二次会。好物のソフトクリームを食べながら、ハイボールを飲む。
 選曲は、『新五捕物帳』オープニングテーマ「江戸の黒豹」(作詞:いではく 作曲:遠藤実)にし、その後は加山雄三「旅人よ」、安全地帯「悲しみにさようなら」など。

 22時過ぎ、帰宅。熱めのシャワーで酔いを醒ましたのち、条例案作成のため関係法に関する資料を読み込む。

 先の本会議で指摘された市有財産の建物譲与の契約がおかしい

 「議第39号 雪室付貯蔵野菜等販売所兼冬期共同車庫設置及び管理に関する条例を廃止」が平成25年4月1日施行であることに対し、雪室付貯蔵野菜等販売所兼冬期共同車庫の「議第41号 財産の譲与について(建物) 」が議決後の平成25年3月21日に施行、つまり条例廃止の前に建物を無償譲渡してしまう

という件について、契約内容を変更した仮契約書の写し、会田市長によるお詫び文書が配布された。

「正確な事務執行を行うべきところ、十分な確認もせず、契約を締結したことについては、誠に遺憾であり、おわび申し上げます
 今後は、このようなケアレスミスがないよう正確な事務執行に留意することについて、関係職員に注意を喚起しました。」

・・・・毎度のことなので、意味のない文章にとれてしまう。

130306_gianteisei

2013年3月 5日 (火)

平成25年第1回定例会一般質問(防災・減災体制とICT利用、エネルギー問題・原子力の開発)

 3時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、目玉焼き、小松菜のおひたし、焼き海苔でご飯2杯の朝食をとる。

 9時過ぎ、市役所に移動し、図書室で一般質問に関する資料の整理。

Dcf00001 10時から本会議、一般質問の一日目である。
 午前中は2名の議員が一般質問を行い、弁護士事務所の誘致に関する問いかけがあった。市長の答弁は、市民が気軽に相談できる環境が整って良かった、と自分の実績としてアピール。これまで弁護士誘致への取組みを私が一般質問、委員会、予算要望の場で提案しても、何も動かなかったことなど忘れているようであった。

*現在は、行政職員として弁護士を雇い入れる事例が全国にあり、平成24年は全国で37人(任期付き職員)

Dcf00002 予想より早い11時30分に休憩となったので図書室に戻り、「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食をとる。鮭塩焼き、好物のホタルイカに加え、シューマイまで入っていたため、ご飯が足りず、悶々とした食事となった。食後から議会運営に関しての問題点を他会派の議員と意見交換する。

 13時から再開となり、2名の議員が一般質問を行った。市内の中学校のクラブ活動における体罰の質問に対しては、体罰に近いものがあった、生徒をどなり散らす

 14時55から15分間の休憩ののち、15個10分から一般質問で登壇する順番となった。
 冒頭はお約束の海上自衛隊誘致の話から始めた。

「北朝鮮による核弾頭搭載可能な弾道ミサイル発射、そして3度目の核実験と、ますます緊張感を増す日本海の様相に、やはり柏崎への海上自衛隊誘致が不可欠であろうと確信した、無所属の三井田です。
 北朝鮮の核実験に対し、全国の自治体でも即、首長自らが抗議声明を北朝鮮に対して出しており、また柏崎市議会としても本定例会初日に抗議の決議をしました。
 
しかし、『核兵器廃絶平和都市宣言』をし、北朝鮮による拉致問題があった柏崎市として、会田市長名義での強い抗議声明がなかったことは残念、何のための『核兵器廃絶平和都市宣言』だったのか悩むところです」

 『核兵器廃絶平和都市宣言』と華々しくスタートさせたものの、自分たちの平和が脅かされる北朝鮮の核実験に対しては何も言わず行動もしないのが、現在の柏崎市である。

平成25年度予算
 核兵器廃絶平和推進事業 50.2万円

 その後は、以下のように質問を行った。

 今回の質問は大きく分けて2つ。1つめは、複合災害に備えた防災・減災体制の現在の取り組みと情報技術いわゆるICT(Information and Communication Technology)の活用、災害協定のあり方について、これは市長、そして柏崎市役所の情報分門の責任者である情報CIOに聞きたい。
 ちなみに、これまでも不思議に思っていたが、CIOという言葉自体が、本当は(Chief Information Officer)、情報最高責任者という意味。なので、
柏崎市役所で言う情報CIOは情報・情報最高責任者で二重の言葉になっており、チャーハン・ライス(炒飯・飯)のようなものである。
 大きな2つめの質問は、昨年の12月議会で途中になってしまった、原子力発電を含めた日本のエネルギー問題の現状認識とエネルギーのまち柏崎の次の一手。昨年の市長選挙においても、会田市長はエネルギーという観点でもまちづくりを主張されていたので、少し議論してみたい。

1.複合災害に備えた防災・減災体制の現在の取り組みと情報技術いわゆるICT(Information and Communication Technology)の活用、災害協定のあり方について

 まずはこの質問の背景を説明したい。
 東日本大震災から2年を経過しようとしている。この未曾有の大災害は、皆さんご存知のように地震、津波の自然災害に加え、原子力災害が複合したものであった。
 発災直後には分からなかったものの、1年を経過、そして2年を経過する段階になってさらに多くの防災・減災対策として自治体が行うべき点が明らかになってきた。
 当然のことながら、国や新潟県においても指針、マニュアルの見直しが現在行われており、それが各市町村へ反映されるという流れになることは理解している。しかし、災害はいつ起こるか分からず、そこでただ単に見直しを待つだけではなく、柏崎市としての独自の環境、強みを生かした防災・減災対策の検討は常に行うべきである。
 先般、東日本大震災の対応を実際に現場で行った岩手県、茨城県の職員のお話をお聞きした。公の組織として事前準備がなかった反省点として目立ったものを列挙すると、

・長時間の停電・断水により、行政庁舎、医療機関などの重要施設の自家発電燃料や、医療機関における医療用水(人工透析用)などが不足。
・携帯電話などの通信手段の輻輳や一時的障害、行政庁舎の被災、防災行政無線非常用発電機の燃料不足などにより、関係機関との連絡や、災害情報などの伝達に支障。
・市町村の避難所運営等では、職員が被害状況把握業務に回ったことなどにより、避難所対応人員が不足。また、妊婦や乳幼児、高齢者などの災害時要援護者への対応なども苦慮。
・燃料の不足により、災害対策緊急車両(救急車、パトカー)の燃料確保が困難。
→ 燃料の備蓄がない。
・近県が同時被災したため、災害時相互応援協定に基づく他県への応援要請などが円滑にできなかった。
・他県等から多数の救援物資が集まった際に、円滑な物資の配送等ができなかった。
→ 救援物資の積み込みはするものの、順次回って物資を下ろすような積み込みノウハウが行政職員にはない。

といったものがあった。
 これらは中越大震災、中越沖地震を経験した柏崎市としても十分理解するところであろう。

Q1-1.東日本大震災の教訓を踏まえて、公が担う部分、つまり公助が機能するよう備えておくべき点について、現在の対応状況、そして継続的な課題を包括的に市長に聞きたい。なお、原子力災害については現在進行形であるため、自然災害に絞る。

A1-1.市では減災対策に力を入れ、学校や道路、公共施設のインフラ耐震化、耐火化を維持管理の観点で行っている。木造建築物についても耐震診断を推奨しており、目標耐震化率を82%を目指している。公共施設の耐震化も平成27年度には100%に達するよう事業を進めている。以上のようなハードウェア部分に加え、ソフトウェアとしては、災害時の情報収集方法の充実、避難所運営への取組、要援護者への対応、自主防災組織などへの取組をし、減災への組織を充実させる。自然災害に対しては、津波対策にも力を入れており、いずれの自然災害にせよ公助の維持、行政機能が低下することがないようにし、他の自治体から応援の職員が来ても即戦力になってもらう仕組みに取り組む。行政機能の維持として、平成25年度内の事業として行政機能のBCP(事業継続計画:Business Continuity Plan)を策定する。

 公がやるべき対策、公助の部分は理解した。実際、災害発生後は公助が機能する前に、自分の身は自らが守る自助、地域で助け合う共助が重要となる。茨城県の場合には、自主防災組織率が66.6%と低くかったことが反省すべき点として挙げられている。
 わが柏崎市では自主防災組織率97%以上であるが、組織率が高くとも実働できる自主防災組織でなければ十分な対応はできない。
 新年度予算において、防災対策総合ガイドブックの作成(630万円)、津波対策推進事業として、ハザードマップの印刷、海抜表示看板を作成、津波セミナーの開催などが予算計上されているが、資料や道具を用意しても各個人、自主防災組織がこれらをきちんと自分のものにしなければ防災力を高まらないのは言うまでもない。

Q1-2.本来であれば、自助、共助に関しては、自分たちで気づき、自分たちで防災意識を高めあうべきではあるが、やはり行政として少し背中を押してあげるような取り組みが必要かと思う。特に防災対策総合ガイドブックを作って配布するなら、同時に自助、共助の力を高めるような事業も一緒に行った方が良いと思うが、市長の考えはどうか。

A1-2.自助、共助など災害時には自らの安全確保が重要であり、自主防災会の取組みが必要となる。指摘のように組織率は97%であるものの、実際には温度差がある。行政としての後押しはする。コミュニティセンター単位で防災会議を実施し、地域の課題を解決・共有するようにしている。平成25年度の新規事業として作成する防災対策総合ガイドブックは自助の面で役立つ、有効で活用されるものにしたい。配布方法等については、より効果的なものを検討したい。

 一般質問の通告の段階で、教育委員長か教育長も答弁者として指定しておけば良かったと反省するが、事例紹介をしたい。
 東日本大震災で子供が助かった地域は防災教育がしっかりしていた。そして、子供への防災教育をすることで、家庭に戻って、子供が親と学校で習ったこととして話をする。大人が大人に話をしても右から左になるが、自分の子供が話す内容なら親は聞く。学校に防災対策総合ガイドブックを配布することも考えられるので、事例として紹介しておく。
 ここまで自助、共助、公助に関する大まかなところを質問したが、これらを補完する道具として情報技術いわゆるICT(Information and Communication Technology)がある。
 ICTというと大げさに聞こえるが、パソコン、インターネット、通常の携帯電話はもとよりスマートフォン、タブレットもかなり普及してきており、柏崎市民でもお使いになっている方は多くなってきている。
 柏崎市役所は、これまで情報化関連に対する政策、電算化と呼んだ時代から先進的に取り組んできており、現在も情報CIOや情報CIO補佐官を任命して、包括的な取り組みをしている。かつては電子自治体として全国的に名を馳せ、「自治体サイト・ユーザビリティ調査2003」でトップのスコアだったこともあった。
 これだけのコストをかけての資産や取り組みがあるなら、災害にも強い電子自治体として、わが柏崎市は全国的な先進自治体を目指すべきではないか、これが私の考えである。
 「2位じゃダメなんですか」と言った変な国会議員もいたが、中越大震災、中越沖地震を経験した柏崎市だからこそ、災害に強い電子自治体として全国1位、トップランナーを目指すべきと思う。

 新年度予算では、災害対応時情報集約適正化事業(184.9万円)として タブレット端末を利用して災害情報を迅速に災害対策本部で確認できる体制を構築するとしている。これはあくまで市職員が現場に行って情報を集めることを想定している。つまり災害時の行政業務のためのツール。
 東日本大震災の教訓では、行政と住民間のコミュニケーションについての不十分であったというものがあった。自主防災会と行政との非常時における連絡手段や情報共有のルール、そして迅速に相互にコミュニケーションがとれる手段が未整備だったということ。
 住民が現場の情報を災害対策本部にICT、携帯電話やスマートフォン等を使って伝えることができれば、市職員が現場に行く回数を減らせる。
 中越沖地震の際、閻魔堂周辺の5つの町内会では、自衛隊とともに町内会での輪番制で、自分たちで災害対策の組織を運営した。これは、市職員は市役所に戻って市職員にしかできない行政本来の仕事をやってほしい、という試みでもあった。
 今回、各地域の防災会議で説明されている避難所開設運営に関する協定書、避難所運営マニュアルもそういったことの反映の一環で、住民主体での避難所運営を指しているのであろう。
 しかし、避難所運営マニュアル(案)にある行政への情報の発信には、

「発災後、定期的に2~3時間おきに状況を災害情報本部に報告」
「報告用に様式を整備し、巡回してきた市の職員に渡します。FAX、パソコンや携帯電話のメールで報告する場合は、災害対策本部と発受信の確認方法を取り決めしておきます」

とある。こういった部分こそICTが力を発揮する部分であり、取り組むべきところ。
 また救援物資の在庫管理もそれぞれの避難所で管理、可能であればパソコン、と書いてあるが、これもICTの活用ができる分野である。
 職員が現場に行ってタブレット端末で情報収集するのも大切であるが、自主防災会がICTを使って迅速に相互なコミュニケーションをとれるようにすれば、自主防災会も生の声を行政に伝えることができ、かつ行政側もマンパワーをそこに割かず、市職員にしかできない災害対応業務に力を発揮できる。
 さらに行政と住民の相互なコミュニケーションができれば、災害時に問題となるデマゴギー、「あの橋が落ちたらしい」「あそこは通れないらしいよ」といった助かるべき命が助からなくなるような悪質なデマゴギーに対しても有効となる。

Q1-3.いま話したのはあくまで一例。柏崎市がもっている強み、コストをかけている情報技術、ICTを使った防災・減災、災害時の体制づくりについて、市長の考え、情報CIOの認識を聞きたい。

A1-3.これまでの地震、水害など災害その都度、情報収集が大切であると痛感している。いかに住民の皆さんに伝達するのか、これまでの課題であった。今年は、新規事業ICT-BCP策定に着手する。ICT-BCPの策定により、内部事務を確実に維持できる、庁内の整備を行う。原子力災害については別になるが、柏崎市のBCPにも反映し、平成26年までに検討を進める。また災害時に他の自治体から応援に来てもらった際、ICTで即戦力になってもらうようにしたい。

 行政側のICT活用に加え、これまで話したように住民との相互コミュニケーションのためのICTも同時並行で取り組んでもらいたい。

 情報CIOのマニフェスト(平成23年度~平成27年度)と災害対応についてもう少し、踏み込んだところを聞きたい。
 情報CIOマニフェスト(平成23年度~平成27年度)には、こんな一文がある。

「平成24年度末まで、業務改善研修の中で、情報システムのノンカスタマイズを徹底し、職員の意識改革につなげます」

 ノンカスタマイズ、つまりなるべく個別にシステムを特化して手を加えることはしないという方針。
 これまでの情報化においては、業務のやり方を変えずに、情報システムの方をカスタマイズ、特化して業務に合わせることから多大なコストをかけてきた。システム会社としても、「うちの会社にしかできない」「その都度、費用を請求できる」といった都合がよい面もあった。これを「ベンダーロック」(囲い込み)という。
 しかし、そのことが固有の事務処理ミス、システム障害時の対応の難しさを生んできたのも事実。その意味から、ノンカスタマイズの方針に私は賛意を示した。

 東日本大震災を経験した各自治体、そして国としても災害時に対応できるよう、システムは基本ノンカスタマイズ、共通化という方向に進んでいる。
 災害対応での各自治体の業務の細かい違いに対して、システム側を個別にカスタマイズするのでなく、業務の共通化を図かろうとするもので、宮城県仙台市のICT担当者はこういった総括をしている。

(1)震災後、最初は救急救命、避難所開設、損壊した公共施設への応急措置が中心だが、1週間を過ぎると罹災証明書受付・調査・発行、がれき処分・被災建物解体・撤去、生活資金貸付・義援金・生活再建支援金の支給、仮設住宅建設・募集に関連する業務が多くなる。
 → これらは柏崎市でも十分な経験をしたところ
(2)他都市などから職員を多数受け入れ、これらの仕事をしてもらう。しかし、派遣元の自治体も行革の影響で、長期間の職員派遣が難しく、3日~1週間の短期派遣であり、災害対応固有の仕事に慣れると戻ってしまうような状態
(3)これらの仕事は、マニュアル化しやすい仕事が多いので、業務全体を支援する情報システムをSaaS(Software as a Service)方式でクラウド化し、国が自治体に無料で公開することを要望したい。

 最後の方はSaaS方式だの、クラウド化だの、面倒臭い用語もでてくるが、要は共通化できる災害対応システムについては、国の方で共通システム、アプリケーションソフトとして準備し、それをインターネットにさえ繋がっていれば全国どこからでも使えるようにする、ということ。
 柏崎市として取り組んできたノンカスタマイズの方針がここで生きる。つまり柏崎独自ではなく、他の自治体でも使えるシステムを構築してきているということ。
 ノンカスタマイズ、共通化されたソフトによって、仮に災害派遣されたとしても、派遣先ですぐ災害対応の仕事ができる職員を多くすることが可能となる。
 実際、平成23年度から今年度末まで総務省管轄で行われている「災害に強い電子自治体に関する研究会」においても検討がされておる、新潟県からは見附市の久住市長が参加している。
 こういった国の流れ、そして中越沖地震などで得た教訓、ノンカスタマイズの包括アウトソーシングで得たものを踏まえ、柏崎市が積極的に災害に強い電子自治体として取り組み、先進的自治体になるべきというのが私の考えである。
 そして、10万人都市クラスの先行事例として見せることで、情報CIOマニフェスト(平成23年度~平成27年度)

「平成27年度末までに、カシックスの新規事業を2つ以上事業化できるよう、支援します」
・柏崎市以外の地方自治体からの情報システム構築・運用アウトソーシング事業
・クラウド・コンピューティング事業

にもあるように第3セクター(柏崎市が主要株主でもある)カシックスの新規事業、パッケージ提供やコンサルティングにもつながる。
 第3セクターのあり方で検討されたように、いずれカシックスは切り離し、独立してもらうとされているためにも必要なことである。

Q1-4.新年度予算でのICT-BCP計画策定は当たり前、これまで説明したように、もっと踏み込んだ取り組みをすべきと思うが、情報CIOのお考えはどうか。

A1-4.基幹系のシステムについては平成24年度末でノンカスタマイズのシステム更新が終わる。これでシステム復旧で時間を要さないようになる。また災害に強いインフラ整備として、電源確保、伝送路の複数化、耐震補強の条件でネットワーク通信事業者を選定し、回線を切り替えた。コミュニティセンターとの通信環境ができたので、今年度相互コミュニケーションについて各コミュニティセンターに提案する。災害時の情報収集についても課題として取り組む。またデータのバックアップ体制は現在、柏崎市とカシックスの倉庫で保管しているが、今後どうするか検討する。他市への展開についても、今後検討したい。

 柏崎印の防災電子自治体パッケージなどを他の自治体に販売できるよう、スピード感をやってもらいたい。

 この質問項目では最後となるが、他自治体との災害協定について会田市長に聞きたい。 災害協定については、これまで東京都東村山市、三重県桑名市と結び、この度神奈川県秦野市と締結した。
 秦野市さんとの締結に関しては、議会としても唐突の感があり、会派代表者会議において副市長が呼び出され、説明を求めるということがあった。柏崎市民の方からも「秦野市とはどんな関係があるの」という問い合わせを頂いたところ。
 市長も記者会見で発言されていたように、ただ災害協定を締結するだけではなく、日頃の交流が重要となる。
 柏崎市議会としては東村山市議会さんとは頻繁に交流し、また顔が見えている間柄ではあるが、反省すべきとしては桑名市議会さんとは定期的な交流がない上。今回締結した秦野市議会さんとはまだ顔も合わせていない状況。
 議会は議会として、議員間で相談して今後に取り組むべきことではあるが、柏崎市として、柏崎市民にもご理解いただくうえでも交流促進する事業が必要だと思う。しかし、新年度事業を見る限りには交流事業がない。

Q1-5.そこで、災害協定を締結した自治体(3市)との交流について市長の方針、今後の事業予定を聞きたい。

A1-5.災害協定はいま紹介の通りに3市と締結している。東村山市とは民間スポーツのつながりが深く多様な交流をしている。桑名市とは平成14年より文化交流をしており、今月3月10日にもアルフォーレにおいて合同演劇も行う。秦野市とは交流すべきと思っており、先方の市長からも提案されている。「はだの丹沢水無川マラソン大会」への参加交流、逆にこちらの大会に参加してもらうなど交流に努めたい。
 また、今後も災害協定を締結する自治体は増やしていきたい。

 災害協定を締結する自治体を増やすのは良いが、先ほども述べた通りに顔が見える日頃の交流がなければ意味がない。その辺を十分に考えてもらいたい。

 続いて大きな2番目の質問

2.原子力発電を含めた日本のエネルギー問題の現状認識とエネルギーのまち柏崎の次の一手

について、市長に聞きたい。

Beninflag 本題に入る前につい先日、気になったことをご紹介する。
 先日、アフリカのベナン共和国(ゾマホン氏が全権大使を務める)の大統領が来日し、安倍総理と会談した際、ベナンの大統領は

「ベナンも日本のように資源がない国。資源がない国の日本が世界有数の国になったことを学びたい」

という発言をされていた。
 日本が世界に冠たる国になったのは、やはり「技術の力」。チョンマゲを結っていた時代からたった70年で世界最大の戦艦大和を作り、アジア人では唯一のオリジナル設計の飛行機を作った優秀な日本の技術であろう。飛行機の流体力学の計算をそろばん弾いてやったことを考えれば、改めて先人は凄かったと思う。
 しかし、いくら技術があってもエネルギーだけはいかんともし難く、現在の日本のエネルギー自給率4%。これを補うために使う外貨は約26兆円(原子力発電所の停止に伴う火力発電の増強)、食糧自給率が下がっているので、食糧購入に約5兆円。合わせて、約31兆円の外貨が常に必要なのが我が国、日本の状況である。
 当然、技術によって少しでも効率的かつ安定的なエネルギーを確保したいという思いから、原子力発電が選択されてきた。
 昨年の市長選挙において、会田市長は再生可能エネルギーを始めとするエネルギー、環境産業の育成ということを掲げていた。
 このことから、本質問では次のエネルギーといわれるシェールガス・オイル、メタンハイドレート、太陽光等のエネルギー特性の現状認識、公約であるグリーンエネルギー導入を優先的・重点的に行うよう国に強く働きかけるという内容について聞きたい。
 そして、世界を含め原子力発電の現状をどう認識し、エネルギーのまち柏崎としていま着手すべきことは何かを問う。

Q2-1.シェールガス・オイルの可能性について、JX日鉱日石開発がはじめる油ガス田の試掘(佐渡南西沖の鉱区で、中に石油や天然ガスが詰まっていれば国内最大級の油ガス田)、新潟県内の動きについてどう捉えているのか。東京電力はシェールガスに対応するため富津火力発電所にLNG(液化天然ガス)タンクを増設し、今後10年で、年間LNG調達量の約半分(最大1000万トン)をシェールガスなどの安価なガスに置き換えるという。もし噴出すれば、柏崎として東京電力との関係も生きるのではないか。

A2-1.実際に噴出した場合には港の活性化、工場誘致などに期待している。その際には管理者である新潟県にも働きかけ、実用化、商業生産を柏崎でやってもらうよう要請したい。

 是非、試掘結果が良い段階にでたら、「エネルギーのまち・柏崎」として先手、先手を打ってもらいたい。東京電力の存在は強みになる。そして、スクラップや鉄くずで環境問題となっている柏崎港を「リサイクルポート」ではなく、「エネルギーの港」にするようスピード感をもって変革することを要望する。
 質問の残り時間が少ないため、代表質問や一般質問で議論されていた原子力発電に関することで訂正しておきたいことがあるので、ここで言っておきたい。
 原子力発電所からでる高レベル廃棄物が2万年以上触れず、核のゴミとして残る、というやりとりが議場で行われていた。
 日本の電気を原子力発電40%にし、日本人の平均寿命80歳としたときにでる高レベル廃棄物は日本人一人あたりゴルフボール3個分。これをまったく処理できないかと言うと、中性子を使って半減期の短い核種にし、処理する方法がある。
 加速させた中性子を廃棄物に当てることによって、半減期の短い元素に核分裂させるという技術。ただ、中性子はプラス、マイナスの電荷をもたないので、加速するには非常に手間とコストがかかわる。これに代わり、現在は加速させた陽子を鉛にぶつけ、鉛から中性子を発生させる手法が実験されている。この技術をもつのは我が国・日本であり、現在は京都大学原子炉実験所で世界初の実験、J-PARCで研究が行われている。
 この辺は次回の一般質問で深く紹介し、取り上げたい。これで一般質問を終わる。

 自分の一般質問終了後、もう1名が寸劇を入れるという訳の分からない質問を行い、17時に終了となった。図書室に戻って資料の整理をし、17時40分、自宅に戻る。

Dcf00003 18時、パンの耳を使った自家製のクルトンと干し納豆パウダーをかけたグリーンサラダ、キュウリとピータンの和え物、ブリーチーズを生ハムで巻いたもの、塩麹でつけ込んだキングサーモン焼き、ビール500ml4本で夕食をとる。シメは小粒納豆を多めのワサビ、牡蠣醤油で味付けした納豆茶漬け。

 インフルエンザA型に罹っている甥っ子を一週間預かることになったので、早めの22時から仮眠する。

2013年3月 4日 (月)

北方領土と幻のニッポニウム(レニウム)

 4時、就寝。

 8時に起床し、大粒納豆、めかぶ、山芋とろろ、もずくの味噌汁でご飯2杯の朝食をとる。

 9時、後援会長がお越しになったので、打ち合わせ。

 11時から久々にアメリカ西海岸の某市にいる友人とネット上での近況報告などを行う。それにしてもハーフサイズのでかいピザをドクターペッパーで流し込む姿は、もはや典型的なアメリカン。見ているこっちもお腹が空いてしまう。

 12時過ぎ、市役所に行き、諸雑務。

 13時から議会内のWiFi環境を構築するための打ち合わせと現場確認を行う。

Dcf00003 14時20分、自宅に戻り、市販の大勝軒生麺(極太麺)を茹で、豚こま切れ、人参、キャベツ、もやし、刻みニンニクとともに炒め、オリバー「どろソース」、干し納豆パウダー、青海苔、鰹節で味付けをした、焼きそばで昼食をとる。

 15時から視察対応。

 17時、お見送りをしたのち、市内某所での意見交換会に出席する。

 20時過ぎ、恩師のO先生がご友人とともに柏崎にお越しになっているため、懇親会の場に顔を出し、ご挨拶をさせてもらう。

Dcf00001 20時50分、一旦、自宅に戻る。着替えをしつつ、冷やご飯を電子レンジで温め、シソ巻き、小粒納豆、生卵、岩海苔などでかっこみ、急ぎの夕食をとる。
 食後、市内某所に移動して、会議と懇親会に出席する。

 23時、帰宅。熱めの風呂に入ったのち、事務所にて明日の議会の準備を行う。

 元素の周期表には118番までのマスがあるが、現在、国際的に認められているのは112番元素(コペルニシウム)までである。

130304_periodictable

 117番元素は追試待ち、113番元素から116番元素、118番元素は各国の研究機関で発見されたと報告されており、113番元素について本ブログに書いたことがあるように日本が見つけニッポニウム等の日本命名になる可能性が高い。
 実は、このニッポニウムという命名は、かつてもあった。

 1908年、東北大学総長も務めた小川正孝教授が、トリアナイトという鉱物を分析した結果、43番元素を発見したとして「ニッポニウム」と名づけた。しかし、当時はエックス線分光装置がなかったこともあり、再確認されず「誤り」として「ニッポニウム」は幻となったのである。

130304_rhenium 結局、2003年、小川教授が見つけた元素は75番のレニウムだったことが確認された。
 レニウムは「最後の金属元素」と呼ばれ、硬くて強く、耐熱性に優れており、ロケットのノズルや超高温測定機器の素材として、タングステンやモリブデンに加えることで超耐熱合金を作っている。天然に存在するレニウムの約63%は、放射性物質であるレニウム187で半減期は約435億年(崩壊するとオスミウム187)。長い半減期なので、減った量などから年代測定が可能となっている。

 希少でかつ科学技術に役立つ元素であるため各国が求めているなか、1990年代の初め、北方領土・択捉島のモヨロ火山から見つかった奇妙な鉱石が、ほぼ純粋な二硫化レニウムと分かった。つまり、択捉島には希少金属であるレニウムが埋蔵されているのである。
 日本固有の領土でありながら「火事場泥棒」でロシア(旧ソ連)に占有されている北方領土。レニウムが「ニッポニウム」と命名されていたら、日ソ中立条約(大日本帝国及ソヴイエト社会主義共和国連邦間中立条約:ソ連が一方的に破棄し、奇襲参戦)が守られていたら・・・・・北方領土が早く我が国に返還される日が来ることを願う。

2013年3月 3日 (日)

チベット僧、中共への死の抗議、カナダで孔子学院閉鎖

 3時、就寝。

 6時に起床し、熱めの風呂に入りながら、月刊誌3冊を読む。

 8時30分、大粒納豆、もやしの味噌ニンニク炒め、モロヘイヤのマヨネーズ和えでご飯2杯の朝食をとる。

 9時から事務所で会社関係の事務仕事。

 11時過ぎ、先日、懐かしくなって作ったナポリタンロールについて書いた本ブログ(『めしばな刑事タチバナ』第7巻にもあり)を読んでくれた方から、コンビニのヤマザキ・デイリーストアのパン販売コーナーにスパゲティ・ナポリタンを入れた揚げパンがあるとの情報を受け、早速、購入。
Dcf00005 商品名は「昔懐かしナポリタンドーナツ 150円」で、説明書きによれば、「トマトケチャップをたっぷり使用したナポリタンをドーナツ生地で包んで揚げた、今までに無いちょっと変わったドーナツです」とのこと。「今までに無い」と「昔懐かし」の関係性が不思議であるが、食べた感想としては

「やはりナポリタンロールを作ってほしい」

であった。

 13時、事務所に来客。

 15時から原子力、核技術研究の資料を読み込む。核に限らず、医療など日本が世界のトップを走る技術には、次世代の人材育成を含め国費を投入すべきであろう。

Dcf00001_2 19時、一夜干しするめの天ぷら(抹茶塩)、なめ茸と小粒納豆入り大根おろし、トマトとモッツアレラチーズのサラダ、きゅうりの唐辛子漬け、卵焼きでご飯2杯の夕食をとる。
 かなりの仕事が溜まっているにも関わらず、たっぷりと食べてしまったので、食後1時間ほど仮眠。

 20時30分、熱めの風呂にはいったのち、事務所で明後日の一般質問用資料を作成する。

 中国共産党政府が海外の大学と提携するかたちで、中国文化の教育・宣伝を行う孔子学院という公的機関がある。日本の大学では、立命館大、早稲田大、工学院大、桜美林大、大阪産業大、愛知大等で運営されているが、その教育内容はただただ中国友好、中国共産党の政策の理解と言われており、スパイ養成機関との評価もされている。
 そんな中、カナダの大学では今年いっぱいで閉鎖するとの報道があった。


2013年2月12日『大紀元日本』

カナダ名門大学
孔子学院を閉鎖
「学校理念と異なる」

 中国当局が海外で大学などの教育機関と提携して運営している孔子学院。2月7日、カナダの名門マクマスター大学は、5年間設置していた孔子学院を今年7月31日付で閉鎖すると発表した。
 マクマスター大学は公式ホームページで、中国当局が同孔子学院の教師を中国国内で選定していると明かした。閉鎖の理由について、「中国側の選定基準には疑問を感じており、わが大学の理念と沿わない」「再三にわたり中国側と意見交換したが、この問題は解決できなかった」と説明した。
 孔子学院の元女性教師で、2年前に辞職した趙さんは、「これは朗報」とコメントする。趙さんは中国国内から招聘された。当局からは「授業では法輪功や、チベットなどの敏感問題に触れてはならない」「これらの『違法組織』に参加してはならない」などと指示されたという。「自分が法輪功学習者であることを伏せておくしかなかった」とカナダ国内紙に話している。
 趙さんは辞職後、マクマスター大学が中国当局の差別政策に協力したとして、カナダのオンタリオ人権裁判所に同大学を相手に訴訟を起こし、関連の証拠資料を提出した。
 マクマスター大学の広報担当者は大紀元の取材に対して、「中国側の教師選定基準は我々と異なっている」「マクマスター大学は異なる観点を持つ人間の権利を尊重する」と述べた。
 カナダ安全情報局(CSIS)のファーデン局長はかねてからこの問題について警告を発している。局長は、同学院は中国大使館にコントロールされており、中国当局の政治活動に協力しているなどと述べた。
 2004年からスタートした中国当局によるソフトパワー戦略。現在、300以上の国と地域で孔子学院が設立されている。設置された各大学は、学科の運営資金として数十万ドルを中国側が提供するという。資金繰りに苦しい大学であれば、感謝して受け入れるだろう。
 孔子の名を冠しているがあくまでも語学教育と文化交流の機関であって、儒学教育機関ではない。設立当初から「国際社会に共産党文化を浸透させようとしている」などと批判が起こっていた。
 海外で「中国の文化スパイ機関」「共産党政権のソフトパワーを浸透させようとしている」とも批判されている孔子学院。カナダのマニトバ大学のローセル教授は同学院に反対する多くの学者の一人である。「中国政府は大学という教育資源を利用して、プロパガンダを実行し、授業内容を合法化させようとしている」と分析する同教授は、2010年に先頭に立って、マニトバ大学での孔子学院の設立をくいとめた。
 日本では2005年から、立命館大学や、早稲田大学、工学院大学、桜美林大学、大阪産業大学、愛知大学などで孔子学院が運営されている。


Tibet 本当に中国の事を知ろうとするなら、中国共産党の一方的な情報だけではなく、重大な人権問題であるチベットやウイグルなどの民族弾圧、宗教弾圧も知るべきである。これらは現在進行形の問題であり、チベット僧は命をかけての抗議をしている。
 資金をだしてもらえるという経済的なことだけではなく、人権問題など幅広い感覚でとらえ、日本の大学には最高学府としての判断をしてもらいたいと思う。


平成25年2月14日『産経新聞』

中国のチベット人焼身自殺、100人に

 インド北部に拠点を置くチベット亡命政府は14日、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州でチベット僧の男性(37)が今月3日、中国政府によるチベット弾圧に抗議して焼身自殺図り、死亡したと発表した。亡命政府の集計によると、
中国で焼身自殺を図ったチベット人は2009年以来100人に上った。このうち少なくとも84人が死亡したとしている。

2013年3月 2日 (土)

日本人救出のトルコ航空元機長死去

 2時、就寝。

 6時に起床し、事務所で事業計画など依頼された資料の見直しなどを行う。

 9時、大粒納豆、目玉焼き、辛子明太子でご飯2杯の朝食をとる。

 食後、県内某市に移動し、10時過ぎから某社会議室にて事業計画に関する打ち合わせ。

 13時、帰路につきながら、コンビニで購入した納豆巻き、おにぎり(紅鮭)、低脂肪乳、ブルーベリーヨーグルトで昼食をとる。

 15時、事務所に来客。午前中に打ち合わせてきた内容を含め、再度の検討を行う。

Dcf00001 20時30分、鰈の塩焼き、ベビー帆立の刺身、小松菜のおひたし、小粒納豆と大根おろしの和え物、ご飯2杯で夕食をとる。
 ほうれん草のおひたしの方が食べる機会が多かったが、最近は小松菜の方がお気に入り。少し固めに茹でて、たっぷりの鰹節と牡蠣醤油で歯ごたえもよく、一皿食べきってしまった。

 食後から一般質問に関する資料整理。

DSC01244 イラン・イラク戦争の際、日本人を救出にいったトルコ航空の元機長がお亡くなりになったとのニュースがあった。
 自国・トルコ国民を救出するのではなく、日本国民を救出しに行ったため、仮に死傷者でもでればトルコ政府は大変なことになったであろう。そのリスクを超えた決断こそは、和歌山県串本町沖での救出劇など戦前の日本人が培った信頼であった。
 戦火のなか日本人を救出に行ってくれた機長のご冥福を祈りたい。
*救出された日本人は、その後のトルコ大地震の際に義捐金を送っている。
 そして、この事件を教訓として我が国・日本は、海外での邦人救出ができるよう自衛隊法の改正、いや国防軍としての法整備を急ぐべきである。
 加えていえば、そのトルコ共和国から贈られた銅像を民間に売却し、自分で解決できず日本財団の力で移設、さらにその除幕式に「民間に売った張本人」が出席するという柏崎市民として、そして日本国民としてお恥ずかしい思いをした旧柏崎トルコ文化村のアタチュルク像問題も忘れてはならない。


平成25年3月2日『毎日新聞』

<トルコ航空>
日本人救出の元機長が死去、87歳

 イラン・イラク戦争中の1985年、テヘランに取り残された日本人215人を救出したトルコ航空機の元機長、オルハン・スヨルジュさん(87)が先月24日、イスタンブールで死去した。トルコと親交のある和歌山県が1日、発表した。在イスタンブール日本総領事館によると、病死とみられる。
 イラクがテヘラン空爆を開始した際、日本の航空機が就航しておらず、脱出のために空港に押し寄せた在留日本人が孤立。トルコ政府が救出のため特別機2機を派遣した。スヨルジュさんはこのうち1機の機長。その功績で06年、旭日小綬章を受章した。


平成22年6月14日『産経新聞』一部引用

【正論】
海外に出て知る日本への好評価

筑波大学名誉教授・村上和雄

 今年は「2010年トルコにおける日本年」で、1年間、日本とトルコ間の経済・文化・学術・教育・スポーツ・観光などの幅広い分野における交流が行われる。公式のキャッチフレーズは「トルコと日本は、もっと近くなれる」である。5月6日、私はイスタンブール日本国領事館を訪問した。

≪教科書に載るトルコ人救助≫

 トルコは現在、大変な親日国であるが、そのきっかけは、今から120年前にさかのぼる。明治23(1890)年、オスマン帝国の軍艦エルトゥールル号が初来日し、明治天皇に拝謁(はいえつ)後、帰途についたとき、和歌山県串本町の大島沖で台風のため座礁沈没した。
 その際、大島の島民総出で必死の救助活動が行われた。この日本人の献身的救助活動は、トルコの小学校の教科書にも記載されており、今でも広く国民の間で知られている。
 そして、生存したトルコ人を、軍艦でイスタンブールまで送り届けた軍人の中に、日露戦争の日本海海戦で参謀として大活躍をした秋山真之もいた。
 トルコ人の救出から95年もたった1985年、イラン・イラク戦争中に、イラクのフセイン元大統領が「今から48時間後にイラクの上空を飛ぶ飛行機は民間機でも撃墜する」という声明を発表した。
 当時の日本政府は、急な事態に対応が遅れた。そのとき、時間ぎりぎりにトルコの民間機が、テヘランに取り残されていた在留邦人215名全員を救出してくれた。
 外務省が問い合わせたところ、トルコ政府は「私たちはエルトゥールル号のことを忘れていない。だから、日本人が困っているのを知って助けに来た」と答えたという。私はトルコと日本の実にすばらしい友情物語を知り感動した。

2013年3月 1日 (金)

平成25年度代表質問、原子力発電所再稼働、市職員給与と柏崎の経済環境

 3時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、トマトと卵の炒めもの、椎茸の天ぷらでご飯2杯の朝食をとる。

 食後、熱め風呂に入り、週刊誌を読む。

Dcf00001 8時50分、市役所に移動し、9時から議会運営委員会に傍聴出席。
 冒頭、市長からの発言があり、平成25年3月11日から眼の手術ため入院(白内は終わり今回は緑内)するとのことで、議会最終日には戻りたいとのことであった。
 議題は、議員発案の取り扱い、政務活動費、その他としてWiFi環境の整備。
 議員発案は2件であり、社会クラブ提出の「生活保護制度の見直しに関する意見書(案)」、柏崎のみらい提出の「地方固有の財源である地方交付税制度の堅持について(案)」である。
 「生活保護制度の見直しに関する意見書(案)」は、最低賃金を生活保護費が上回っている現状のなか、生活保護費の減額や見直しを撤回せよ、という内容。

*柏崎の生活保護費は年々億単位で増額しており、これから審議する平成25年当初予算では、直接的な生活保護費関係でも

生活保護適正化運営対策等事業 164.4万円
生活保護適正実施推進事業 667.6万円
自立支援プログラム策定実施推進事業 294.1万円
一般経費 94.8万円
1)生活保護費 
7億6348.9万円
2)生活支援給付金 740万円

1)と2)の合計額で前年度比1億2419.7万円の増額となっている。

 協議のなか「生活扶助基準の引き下げを撤回すること」の文言を削除し、就労支援体制、ケースワーカーの増員などの項目で何とか全会一致にならないものか、との話になったが議場での賛否を問うこととなった。
 傍聴していて思うが、議会運営委員会で全会一致にすると言うものの、私のように無所属で会派に属さない議員は発言も修正提案もできないので、議場においガチンコで賛否を問うことになり、全会一致にするしないはここで決められない事が忘れられている。
 もう1件、先日の本ブログでも紹介した中身が地方公務員給与のことである「地方固有の財源である地方交付税制度の堅持について(案)」は、社会クラブから賛意があったが、公明党、大志民友が賛同できないとし、議場で賛否を問うこととなった。
 政務活動費は地方自治法の改正により政務調査費から政務活動費に変わったことで、日当や食糧費などの取り扱いをどうするか、との各会派からの意見集約。これまでも柏崎市議会の場合は、他の議会のように年度当初に口座に全額を入れて精算する方式ではなく、申し出や領収書精算をしており、その都度、事務局がある程度の判断をしてきた。意見がでてきていない会派もあるので、再度の集約、整理となった。
 その他としてのWiFi環境整備については特に異論はでなかった。これで実作業に入ることができる。
 緊急な本会議の開催についてiモードをはじめ携帯電話のメールで連絡するという提案は、何故か持ち越しとなった。

Dcf00002 10時から本会議に出席。会派代表質問から始まり、整風会による柏崎刈羽原子力発電所にかかわる諸問題に始まり、大志民友、市民クラブまで行われた。
 原子力発電所に関する質問に対する答弁では、柏崎の経済不況は全国的なものと柏崎刈羽原子力発電所の停止の2つが原因であるとし、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働については安全対策が必要とするだけであった。安全対策は当たり前であって、柏崎市として原子力防災をはじめ、今やれることをやって再稼働を目指すという答弁はなし。「(停止が続くことに対し)国への働きかけをしていく、努力をする」という答弁もあったが、「努力する」ではなく、「働きかけをする」というスッキリと前向きな答弁がほしかったところである。

Dcf00003 代表質問の区切りの関係で12時35分から休憩となり、図書室に戻って「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食をとる。
 食事中に電話があり、中心市街地の再開発やお店の出店可能な物件などの問い合わせがあり、手持ちの資料を送付し、あとは柏崎商工会議所に相談してもらうようご案内した。

 13時35分から本会議が再開となり、引き続きの代表質問で公明党、自治研究会、社会クラブが行った。
 代表質問のなかで、柏崎刈羽原子力発電所の透明性を確保する地域の会の今後の活動の見直しなどを市長に問うていたが、それこそ委員をはじめ自主的に決めることであり、市長がトップダウンで指示することではない。
 また、政務調査費(公費)で農業新聞主催のアメリカ視察ツアーに一人で参加し、貴金属店で強盗に遭ったという話を議場でしていたが、それこそ公費で行っている以上、議会に対し、正式に事故報告しなければならない案件である。

 社会クラブからは地方公務員給与のカットは問題との質問があったが、先日の本ブログにも書いたように柏崎市のラスパイレス指数は103.3%と高水準のなか(平均年収 636.15万円)、国からの交付税が減る分、地方公務員給与を減らさず、柏崎市の自主財源を入れろという内容。会田市長の答弁は、

 「国家公務員給与削減7.8%をそのまま(柏崎市職員に)適用する考えはない」

とのことであった。現実の柏崎市内の経済環境、官民格差が理解できていないのであろうか。
 国(総務省)は職員人件費の交付金をカットした分、事業に充てられる交付金を増やすとしている。つまり、公務員給与を減らした分、柏崎市内の民間業者に仕事を発注できるお金を増やし、経済を回すことに重点を置いている。
 議会は市民の代表として選ばれているが、こんな事が通るのであれば、議員は誰のためにいるのか分からない。

 15分間の休憩ののち、共産党、柏崎のみらいが代表質問を行った。市長選挙について、「1期目、2期目と違って、余裕の勝利だった」との発言があり、議事録が残る議会の本会議場で言う言葉なのかと首をかしげる。加えて、奥さんが民生委員をやっている議員が民生委員の待遇について質問していたが、違法ではないものの議員としての倫理上、普通はやらない。また、民生委員は選挙活動できないこともあり、深い話までいくと自爆しそうであった。

*民生委員は柏崎内13地域209名

 17時25分から再度、15分の休憩ののち、その後、これから委員会審査を行う先の本会議で提案された議案に対する質疑が行われた。

「議第19号 平成25年度一般会計予算」

Q.2款総務費の鉄道活性化事業について、計上されているのほとんど既成同盟会の負担金といったかたちであり、柏崎市として主体的にやる部分が分かりづらい。同盟会としてフリーゲージトレインの実証と適用の検討など、どのくらいのスピード感でやる予定か。糸魚川と長野のように自治体間で協力していくなど、北陸新幹線が開通するところとは温度差もある。柏崎が率先して動かなければ新潟県内の縦貫高速鉄道はできない。
A.鉄道活性化、フリーゲージトレインの技術改良スピードが早いので、来年度に向けて調査研究を進めていく。同盟会全体で進めていきたい。フリーゲージには展望としてあり、新潟県が分断しないよう努力する。将来的な位置づけを視野に入れていこうと思っているが、正式にフリーゲージとアナウンスはしておらず、今後の課題とする。

Q.2款情報CIO補佐官の報酬696万円があるが、今年新規事業として委託するICT-BCP等のICT関連の策定等にも支援アドバイザー30万円とは別に市役所側としてにわると認識していいのか。
A.CIO補佐官には教育をはじめ、すべてのICT事業に入っていく。

Q.2款総務費の地域安全対策費446.1万円で防犯リーダーの育成との説明があったが、どういったレベルを想定しているのか。防災と防犯はもはやセットの時代。新潟県には他県にあるような防犯設備協会がなく、防犯設備指導に係わるところも担ってもらいたいところである。会田市長も安全・安心のまちづくりと言うなら、ここに力を入れるべき。
A.地域に根ざしたリーダーということで平成24年は7地区を対象にし、今後拡大していく。レベルとしては、地域の代表の方に防犯意識をもってもらうというもの。平成24年度に県の事業として専門家を呼び、防犯設備の研究は行った。

Q.3款民生費の結婚活動応援事業150万円について、行政がどこまで支援するか議論はあるが、平成24年度の成果見込みはどうなのか。
A.柏崎商工会議所とJAにお願いし、結果として何組かゴールに至っている。拡大の要望も来ており、民間ではない市として「行政は行政としての視点」でやっていきたい。

Q.10款の学校施設長寿命化事業1億5850万円、鯨波小学校大規模改修工事について、米山小学校との統合問題が先送りになっているなか、これで勝手に統合が決まるのではないか、と不安がる声が米山周辺にある。統合問題との兼ね合いに影響はない、別の事という認識で良いか。
A.大規模改修と統合の問題とは、別と考えてもらいたい。

「議第20号 平成25年度国民健康保険事業特別会計予算」
「議第21号 平成25年度後期高齢者医療特別会計予算」
「議第22号 平成25年介護保険特別会計予算」
「議第23号 平成25年度土地取得事業特別会計予算」
「議第24号 平成25年度墓園事業特別会計予算」
「議第25号 平成25年度ガス事業会計予算」

Q.先ほどの代表質問において公企業会計制度改正への対応で見かけ上の数値が下がるのは分かったが、円安からさらに輸入LNGの価格上昇が考えられる。いま以上の値上がりが続いた場合、値上げを検討するような事態もあると思うが、後学のため見通しを教えてほしい。
A.政府の調整があるものの輸入LNGの値段がこのまま上がり続けると1年後に料金改定の可能性もある。加えて国産ガスの値上げもあり、然るべきときにご説明したい。

「議第26号 平成25年度水道事業会計予算」
「議第27号 平成25年度工業用水道事業会計予算」
「議第28号 平成25年度下水道事業会計予算」
「議第29号 職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」

→ 一般職員の給与3%削減、管理職の給与10%削減が終了
「議第30号 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」
「議第31号 復興支援基金条例を廃止する条例」
「議第32号 税条例の一部を改正する条例」
「議第33号 新型インフルエンザ等対策本部条例」
「議第34号 協働のまちづくり推進会議設置条例」
「議第35号 空き家等の適正な管理に関する条例」
「議第36号 消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例」
「議第37号 地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例」
「議第38号 ものづくり活性化センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」
「議第39号 雪室付貯蔵野菜等販売所兼冬期共同車庫設置及び管理に関する条例を廃止する条例」
「議第40号 道路占用料徴収条例の一部を改正する条例」
「議第41号 財産の譲与について(建物) 」

 「議第39号 雪室付貯蔵野菜等販売所兼冬期共同車庫設置及び管理に関する条例を廃止」が平成25年4月1日施行であることに対し、雪室付貯蔵野菜等販売所兼冬期共同車庫の「議第41号 財産の譲与について(建物) 」が議決後の平成25年3月21日に施行、つまり条例廃止の前に建物を譲渡してしまうという、日付のミスがあって暫時休憩。

Dcf00004 17時45分から議会運営委員会となり、議第39号と議第41号の施行日のすれ違い、

・議第41号 議決後、施設の譲渡 平成25年3月21日
       
→ 一般財産でなければ譲渡できない
・議第39号 施設を目的財産から一般財産へ 平成25年4月1日施行

について議論され、今日の質疑は一時打ち切り、来週の本会議で再提出ということになった。

 18時から本会議再開となり、質疑の一時打ち切りをし、18時5分にやっと終了した。

Dcf00005 18時20分、自宅に戻り、焼きアゴ干し、干し椎茸、干し納豆パウダー、酒、みりん、醤油で作ったつゆと出産の内祝いで頂いた乾麺の紅白うどん、幻魚の天ぷら、鯖へしこフレークの炒飯、ビール500ml5本で夕食をとる。

 途中、色々キナ臭い内容の電話が入る。ねつ造で人を陥れる暇があるなら、別のところにパワーを使ってもらいたいところ。

« 2013年2月 | トップページ | 2013年4月 »