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2013年6月 5日 (水)

平成25年柏崎市議会6月定例会初日
感謝!永年勤続議員表彰10年受賞

 3時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、辛子明太子、なめ茸おろし、玉葱と若布の味噌汁でご飯2杯の朝食をとる。

 8時から電話ラッシュがあったものの、定例会の初日であるため、電話での応対をしながら8時50分、市役所に移動。

Dcf00001_2 9時、議会運営委員会に傍聴出席する。議題は議員発案の取り扱い、追加議案、請願についての3件である。
 議員発案は請願2件を受けた社会クラブによる「少人数学級の早期実現を求める意見書(案)」「義務教育国庫負担制度拡充を求める意見書(案)」であり、毎年同じような内容。両発案とも全会一致にならず、議場での採決となった。
 追加議案は、平成2年及び平成3年に購入したロータリ除雪車の老朽化に伴い、2台を入れ替え、柏崎市除雪基地に配置するための「議第67号 財産の取得(ロータリ除雪車(2.6m220kw級)(2台)」、監査委員の選任2件、公平委員会の選任1件。
 その他として、今日行われる議長選挙、副議長選挙に立候補したい議員の所信表明について議論となった。議会改革のなかでは所信表明をすべきとなっていたが、議会運営委員会としての締め切りである6月3日17時前に届け出をしていない場合でも、直前に立候補する場合になった際に所信表明を許すか否かが論点であり、結果、許さないということとなった。現時点で、議長選挙への所信表明は1件の申し出があるものの、副議長はなし。所信表明なしで立候補するのは、市民からは分かりづらい議会であろう。

 議会運営委員会終了後、今日行われる議長選挙、副議長選挙、そして各常任委員会の委員長、副委員長の人事などでバタバタと生々しい動きで市役所5階は騒がしくなった。
 役職がほしい人の気持ちも分からなくはないが、柏崎市民のために行政のチェック機関として働く議員の本質から外れている感じである。

 9時45分、本会議場において、北信越市議会議長会、全国市議会議長会からの永年勤続議員表彰と記念バッチ。

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 そして柏崎市からも、ありがたいことに功労賞と記念品(大久保「四代目晴雲 原惣右エ門」作の「斑紫銅」の花瓶)を頂戴した。

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 これまでの選挙のなかで、「三井田孝欧」と書いて下さった方、また支えてくれた多くの方々のお陰であり、感謝の念しかない。

Dcf00002 10時5分から平成25年柏崎市議会6月定例会初日に出席。
 最初に、現在の議長の辞職と議長選挙となった。所信表明は「公平公正な議会運営を行いたい」という霜田彰議員からのみであり、選挙に突入。投票は単記、無記名であり、選ぶに値しないという選択をした。結果、

・霜田彰議員 16票
・持田繁義議員 2票
・飯塚寿之議員 1票
・無効 7票

で、霜田彰前議長が再選。代わり映えのしない人事となった。
 続いて副議長が辞職して、副議長選挙となり、誰も所信表明をしないまま、選挙に突入。ここでも選ぶに値しないという選択をした。結果、

・佐藤敏彦議員 16票
・宮崎孝司議員 2票
・白票 7票
・無効 1票

との票数で佐藤敏彦議員が当選。
 やはり所信表明はキチンと行うべきであり、これでは市民に開かれた分かりやすい議会などはほど遠い。
 一旦休憩となり、議会運営委員会が開催され、議長、副議長選出による各常任委員会の数の調整(総務常任委員会9名、文教厚生常任委員会8名、産業建設常任委員会8名)が行われた。

 10時50分から本会議が再開し、各常任委員会、議会運営委員会の委員人事が通知され、私はまた総務常任委員会に所属することとなった。

 10時53分から再度の休憩となり、各常任委員会、議会運営委員会の委員長、副委員長の互選。審議に集中するためにも一切の役職は受けないこととしており、今回も無事に平の委員である。

 11時20分から本会議が再開し、以下の通りに議案の説明が行われた。

「議第56号 妊産婦及び子どもの医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について」
 第2子までの子どもの医療費助成の通院に係る対象期間を現行の小学校3年生から小学校6年生までに拡大する

「議第57号 歯科保健推進会議設置条例の制定について」
 歯及び口腔の健康づくりに関する施策の総合的かつ効果的な取組を推進するため、地方自治法第138条の4第3項に規定する附属機関として柏崎市歯科保健推進会議を設置。歯科保健推進会議委員報酬は1日6400円で最大15名。現在は12名を予定している。

「議第58号 体育施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について」
 吉井体育館(現状としては旧音楽室部分のみ残存)を吉井町内会に無償譲渡するため、当該施設を条例から削除するための議案

「議第54号 平成25年度一般会計補正予算(第2号)」
 総額2億5812万円
・SLイベント実行委員会負担金 20万円
 10月5日、6日のSLと臨時特急が走ることによる負担
・生活保護システム改修業務委託 63万円
 生活保護基準の見直し
・荒浜児童クラブ借り上げ料 37.8万円
 これまで東京電力から無償で借りていたが有償となる
・児童クラブ施設整備工事 326.6万円
 荒浜、東部の児童クラブ
・風疹予防接種助成事業 189.8万円
 妊婦への対策で300人を対象とする見込み
・歯科保健推進会議委員報酬10人 12万.8万円
・北条小学校スクールバス運行管理事業 143.6万円
・小学校理科振興整備費 370万円
・中学校理科振興整備費 470万円

Q.小学校、中学校への理科振興整備費の追加配分について、ありがたいことであるが、効果的に使う必要があると思う。どんな教材を予定しているのか、大まかに教えてほしい。
A.国の緊急対策で1/2助成の制度。小学校、中学校ともに現時点でも理科備品が不足している。使えなくなった備品の更新もあり、個々の学校によって状況が違うので、詳細な適用は要望を聞いて決める。

「議第55号 平成25年度工業用水道事業会計補正予算(第1号)」

「議第59号 公の施設の指定管理者の指定について(高齢者生活支援施設結の里及び高齢者用冬期共同住宅ひだまり)」
 高齢者生活支援施設総の里及び高齢者用冬期共同住宅ひだまりの指定管理者として社会福祉法人柏崎市社会福祉協議会を指定し、平成25年10月1日から平成30年3月31日までの管理を行わせる。

「議第60号 財産の譲与について(建物)」
 旧石地小学校校舎を地域密着型介護老人福祉施設及び小規模多機能型居宅介護の事業所の設置候補者として決定した社会福祉法人西山刈羽福祉会に無償譲渡するため、解除条件付で譲与する。
 評価額は3億5200万円。補助金等が入っている関係から売却が難しい。

「議第61号 財産の譲与について(建物)」
 吉井体育館(現状としては旧音楽室部分のみ残存)を管理している吉井町内会から、無償譲渡を受け地区住民の健康増進等の福祉向上のため引き続き使用したい旨の申出があったことから、解除条件付で譲与。土地は無償貸し付け。

「議第62号 財産の取得について(土地)」
 柏崎地域土地開発公社が先行取得した学園用地の一部を買い戻す。買戻し後、当面は、現況のまま保全する予定。

「議第63号 財産の取得について(小型動力付水槽車)」
 平成3年に購入した小型動力付水槽車が老朽化したため、新たに取得して消防本部に配置するため。

「議第64号 財産の取得について(除雪ドーザ(13t級))」
 平成2年に購入した除雪ドーザが老朽化したため、新たに取得して柏崎市除雪基地に配置するため。

「議第65号 市道路線の廃止について」
 河川改修事業に伴い、起点地番及び終点地番を変更して再認定するなどのため、計2路線を廃止。

「議第66号 市道路線の認定について」
 河川改修事業に伴い、起点地番及び終点地番を変更して再認定するなどのため、計2路線を認定。

「議第67号 財産の取得(ロータリ除雪車(2.6m220kw級)(2台)」
 平成2年及び平成3年に購入したロータリ除雪車の老朽化に伴い、2台を入れ替え、柏崎市除雪基地に配置するため。

 諸般の報告は以下の通り。

「報第5号 平成24年度一般会計継続費繰越計算書」
「報第6号 平成24年度一般会計繰越明許費繰越計算書」
「報第7号 平成24年度土地取得事業特別会計繰越明許費繰越計算書」
「報第8号 平成24年度水道事業会計継続費繰越計算書」
「報第9号 平成24年度ガス事業会計予算繰越計算書」
「報第10号 平成24年度水道事業会計予算繰越計算書」
「報第11号 平成24年度下水道事業会計予算繰越計算書」
「報第12号 平成24年度ガス事業会計予算繰越計算書(事故繰越)」
「報第13号 平成24年度水道事業会計予算繰越計算書(事故繰越)」
「報第14号 柏崎地域土地開発公社経営状況報告書」
「報第15号 公益財団法人かしわざき振興財団状況報告書」
「報第16号 公益財団法人柏崎地域国際化協会経営状況報告書」

Dcf00003_2 12時10分に本会議が終了したので、図書室に戻り、「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食をとる。
 食事中、電話が3本ほどあり、そのうちの2本は明日の一般質問で予定している市職員の不祥事に関するもので、市職員OBの方からもまともな市役所にすべく問い詰めてほしいとの激励を頂戴した。

Dcf00004 13時30分から全員協議会、東京電力による説明会に出席する。
 相澤副社長(原子力・立地本部長)によるお詫びののち説明があり、内容は以下の通り。

1.福島原子力事故の総括および原子力安全改革プラン
 原子力改革監視委員会を取締役会の諮問機関として設置

(1)福島原子力事故の総括
1.1 福島原子力事故に対する反省
【反省1】設備面の不備
・設計段階から外的事象を起因とする共通原因故障への配慮が足りず、全電源喪失という過酷な状況を招き、安全設備のほとんど全てが機能喪失した
・海外の安全性強化対策や運転経験の情報を収集・分析して活用したり新たな技術的な知見を踏まえたりする等の継続的なリスク低減の努力が足りず、過酷事故への備えが設備面でも不十分であった。
【反省2】事故時の広報活動について
・2011年3月11日の事故発生以降、広報活動全般が、迅速さと的確さを欠いていた。特に炉心溶融が生じていることを公表したのは、5月24日と大幅に遅れた。
1.2 福島事故の根本原因分析
 (1)過酷事故対策の不備
  全電源喪失等により過酷事故が発生する可能性は十分小さく、更に安全性を高める必要性は低いと考え、過酷事故対策の強化が停滞した。
 (2)津波対策の不備
 知見が十分とは言えない津波に対し、想定を上回る津波が来る可能性は低いと判断し、深層防護の備えを行わなかった。
 (3)事故対応の準備不足
  過酷事故や複数号機の同時被災が起こると考えておらず、現場の事故対応の備えが不十分であった。
1.3 福島原子力事故の総括
 巨大な津波を予想することが困難であったという理由で、今回の事故の原因を転載として片付けてはならず、人智を尽くした事前の備えによって防ぐべき事故を防げなかったという結果を、真摯に受け入れることが必要と考える。
1.4 当時の東京電力組織内の問題
 事故への備えが不足しており、今後は経営層全体で原子力部門から独立した第三者の専門的知見などを効果的に活用し、原子力部門による原子力安全リスク(原子力災害等)の管理状況の監視・監督機能を改善・強化していく。

(2)原子力安全改革プラン
2.1 東京電力組織内の問題解消のための対策
 リーダーシップの発揮、各プランの具体方策の妥当性検証、進捗把握と改善指南、遂行に際しての内部統制システムの継続的検証
2.2 事故への備えが不足した負の連鎖の遮断
2.3 対策1 経営層からの改革
    対策2 経営層への監視・支援強化
      → 原子力安全監視室
    対策3 深層防護の強化
      異常の発生防止
      事故の拡大防止
      炉心損傷の防止
      炉心損傷の影響緩和
      発電所外の緊急対応
    対策4 リスクコミュニケーション活動の充実
    対策5 発電所及び本店の緊急時組織の改編
    対策6 平常時の発電所組織の見直しと直営技術力強化
2.4 原子力安全改革プランの実施
2.5 結言
「当社は防ぐべき事故を防げなかったことを深く反省し、改めて事故で大変なご迷惑をお掛けしている立地地域のみなさま、全国・全世界の方々に対し、心からお詫び申し上げます。今後は、原子力発電所の安全性向上対策の強化や当社組織の改革に、不退転の決意で取り組んで参ります。」

2.柏崎刈羽原子力発電所の安全対策の実施状況

(1)柏崎刈羽原子力発電所における安全対策の考え方
1.1 対策を講じる上での方針(各層・各機能の対応能力の厚みの向上)
 発生防止、拡大防止、炉心損傷防止、影響緩和、発電所外の緊急時において、設計ベースと設計ベースを超える状態を考え、それぞれに対策を講じる。多重性よりも、多様性、位置的分散を重視。
1.2 対策を講じる上での方針(恒設設備と可搬設備)
 事故発生からの時間余裕に応じ、恒設設備と可搬設備を適切に組み合わせて対策を講じる。
1.3 深層防護の各層・各機能と対策方針(設備面)
 事故進展(効かなかった深層防護)の各段階における課題に対して、設計ベース、設計を超える状態、それぞれで対策を講じる。
1.4 事故から学んだ課題と対応方針
 想定を超える事故への備え、複合災害・複数プラント同時被災への緊急時対応の備え、情報伝達・情報共有の強化、資機材調達・輸送体制の強化、事故時放射線管理体制の強化、事故時の公共、社会への情報発信。

(2)柏崎刈羽原子力発電所における安全対策の取組
・徹底した津波対策
・防潮堤の設置による敷地内への浸水低低減と衝撃回避
・防潮堤、防潮盤の設置
・水密扉の設置による重要エリアへの浸水防止
・高圧注水手段の強化
・原子炉隔離時冷却系の手動起動手順の整備
・代替高圧注水系(HPAC)の設置
・減圧の手段の強化
・主蒸気逃がし安全弁操作用の予備ボンベ
・低圧注水手段の今日か
・消防車等の高台配備による原子炉注水の多重性・多様性向上
・除熱手段の確保
・代替海水熱交換機による安定的な冷却
・炉心損傷後の影響緩和手段
・フィルタベント設備の設置
・原子炉建屋水素処理設備の設置
・電源供給手段の強化
・空冷式GTG、電源車の高台配備による早期電源復旧
・水源(淡水・海水)の強化
・貯水池および井戸の構内設置に淡水の確保
・常用系への耐震性向上策の実施
・電気設備の耐震強化等による外部電源の信頼性向上
・想定を超える事故への備え
・過酷事故に備えた手順・訓練の強化
・緊急時対応の構え
・複合災害、複数プラント同時被災への態勢設備
・複合災害、複数プラント同時被災への態勢整備
 緊急時対策本部の代替指揮所(TSC)を追加整備
・プラント監視、通信主情報伝達、情報伝統
(3)進捗と今後の予定
 平成25年度末までに対応

3.柏崎刈羽原子力発電所の敷地内の断層調査結果
・敷地の安田層は、約20万年前までに堆積した中期更新世の地層である。
・敷地内の断層は、安田層中で止まっており、安田層堆積終了以降、すなわち20万年以降に動いておらず、近い将来に活動するものではない、と考えられる。
・新規制基準への適合性については、その他の調査結果とつき合わせて厳格に確認していく。
・なお、事業者独自の取組として、深層防護の観点から万が一に想定を超える場合にも安全を確保できるように備えを充実させる。

 14時40分に説明が終わり、質疑応答となったが、毎回のお約束のように原発反対派の一方的な質問(説明内容外の火山リスクの計算、ふるさとを奪われた福島県民をどう思うか、なぜこんな説明にくるのか)に終始した。本来は、説明された内容に関する質疑を行う時間である。しかも、この説明を受けるということは議会運営委員会で決定したことで、質問している原発反対派の議員自身も議会運営委員として賛成している。議場でマスコミが入ると態度が変わるのである。

 16時に終了したので、一旦、事務所に戻って事務仕事。

 17時30分、市役所からでるマイクロバスでシーユース雷音に移動する。

Cimg0516 17時45分から今日頂いた永年勤続議員表彰の祝賀会に出席。
 議長、市長からの挨拶、祝辞のあとに今回の受賞者8名からそれぞれが挨拶を行った。
 今回、永年勤続議員表彰は全国で3100人、うち10年表彰は2124人。

Dcf00005 7名の受賞者のあと、最後に挨拶することになったので、以下のような話をさせてもらった。

「30年表彰の丸山議員が当選された頃、私は10歳、小学校3年生。こういった世代の違いや考え方の違いがあることが議会の活性化につながると思っております。アメリカのコインには、ラテン語で『E.PLURIBUS.UNUM(イ ポルーイブス ユニム)』、多様性のなかの統合と書いてあります。柏崎市議会が目指すのはまさに多様性を認めたなかでの統合した柏崎市政への発展であろうと思うところです。また議員となって10年間、変わらず訴えたのは、自衛隊誘致と嫁さんをもらうこと。しかし、まだ両方とも実現しておりません。できれば少子化対策について強く発言できるよう、一つの方は早期に実現したいと思っております。また皆様からはご指導のほど宜しくお願いします。ありがとうございました。」

E_pluribus_unum

 挨拶のあとは乾杯となり、ビールを注ぎつ注がれつつであっという間の1時間半であった。

 21時過ぎ、自宅に戻り、熱めの風呂に入って酔いを醒ます。

 22時から気分転換のために、「009 RE:CYBORG」を観る。エンディングが中途半端な印象。

 24時から事務所で明日の一般質問のための原稿の推敲を行う。言いたい事が多くあり過ぎて、削るのが大変である。

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