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荒城の月、長崎の鐘
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2013年10月20日 (日)

長野県山ノ内町防災交流視察1日目:東訪振興協議会

 3時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、塩鯖焼き、ほうれん草の胡麻和え、梅干しでご飯2杯の朝食をとる。

 8時、レンタカー店に行き、マイクロバスを借り入れ。広域避難訓練を実施するため、諏訪町1丁目、2丁目、3丁目、東栄町、東学校町の近隣5町内会で構成する東訪振興協議会の一時避難場所となっている中部公園に駐車する。

Dcim0005 9時、今日から2日間で実施する東訪振興協議会の長野県山ノ内町防災交流視察に参加する皆さんが集まり、点呼を行ったのち、広域避難訓練。
 原子力災害の想定は厳しくし、

・柏崎刈羽原子力発電所へのテロ攻撃により、原子炉注水、格納容器除熱機能が喪失。
・炉心損傷の防止するとともに、大量の放射性物質を燃料内に閉じ込め続けるため、フィルターベントを実施することを決定。

*水蒸気を放出することで、格納容器の圧力を下げて破損を防止し、原子炉への注水を確実にする。原子炉への水が確実に入るので、大量の放射性物質は拡散しない。福島第一の場合には、注水ができなかった。
・フィルターベントにより除去できなかったヨウ素、希ガスを含む蒸気が放出されるため、予防措置として柏崎市が広域避難を指示。

という流れで、まずは一般道路(国道117号線経由)で災害時応援協定締結した長野県山ノ内町にマイクロバスで移動することとなった。

 マイクロバスをお見送りをしたのち、自宅に戻り、身支度をして父方の祖母の3回忌法要を行う。

 お経が終わったところで、作業服に着替え、乗用車に同乗させてもらい、長野県山ノ内町に向かって高速道路で移動。

Dcim0006 13時30分、山ノ内町文化センターに到着し、途中のコンビニで購入したしょうが焼きおにぎり、納豆巻き、レタスサンドイッチ、コーヒーで昼食をとる。普段コーヒーは買わないものの、映画『永遠の0』とのタイアップの食玩がついていたので、つい購入(紫電21型甲343空剣部隊、99艦爆22型翔鶴搭載機、零戦22型251空ラバウル)。しょうが焼きおにぎりは、テレビ番組「BISTRO SMAP」との共同開発メニューで、思ったより美味しい。

Cimg1428 14時から山ノ内町文化センター学習室にて、山ノ内町の関係者の皆さん(山ノ内役場危機管理室、横倉区、湯田中区、区長会会長)、柏崎市側からは新潟工科大学・佐藤教授、KASIX担当者が出席し、防災意見交換会を実施。

Cimg1431 東訪振興協議会からご挨拶させて頂いたのち、先に柏崎市内もご視察頂いた山ノ内町区長会の会長さん、そして山ノ内町危機管理室長から歓迎のご挨拶を頂戴した。
 防災意見交換会の内容は、以下の通り。

(1)山ノ内町における自主防災組織の取組みについて
a.横倉区自主防災組織の取組みについて(説明者:横倉区長)


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・人口736人、世帯数223世帯
・平成13年に自主防災組織委員会を設立。毎年9月に町消防所及び横前消防団の指導のもと、区民及び組織委員会で防災訓練を実施。
・昭和57年大雨による笹川の洪水災害以降大きな災害はない。
・地域特有の災害は、火災、河川の氾濫洪水、土砂崩れ。
・消火栓の位置と災害時の避難場所が解りずらいので、柏崎市東訪振興協議会の防災マップを参考に作成し、配布した。
・横倉区防災マニュアル

<災害出動>
1,区内において災害(火災・その他)が発生した場合は、本部役員全員が集会所に集合し、すみやかに災害対策本部を設置し、本部長が指示を行う。
2,腕章及びヘルメットを着用しその任務にあたる。
3,現場付近又は集会所に間が机1~2脚、受付表、見舞い芳名簿等を用意する。
4,災害対策本部旗又は、看板を設置する。
5,横倉区の避難場所は、横倉集会所または防災本部の指示した場所とする。
<広報・防火>
1,消火器・消火栓・小型ポンプによる初期の消火活動を行う。
2,消防機関の支援活動を行う。
3,被害状況の的確な把握をし本部業務関連の処理を行う。
4,住民へ防災関係機関からの情報の伝達を行う等の広報活動を行う。
<警備>
1,必要に応じて、非常線及びその他の緊急時の対応をする。
2,水利を確保し案内をする。
3,現場における事故、盗難等の警戒。
<救護、給食>
1,救護所の開設及び被災者の人数や状況の把握。
2,炊き出しの実施。
3,高齢者世帯への優先的な救護活動の実施。
4,負傷者への救出、救護所での活動に協力。
<避難・誘導>
1,避難場所の設定、避難ルートの安全確認及び確定。
2,避難開始のタイミングの決定、安全な避難誘導の実施。
3,救急隊、病院との連絡調整
4,的確な状況把握と、本部への迅速な伝達。

b.湯田中区自主防災組織の取組みについて(説明者:湯田中区長)

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・湯田中は、世帯数は850世帯ほど。人口は約2000人。
・温泉旅館が比較的多い施設。
・地区の半分は川より低い部分、もう半分は川より高い位置で、高さ的には二分しており、少ない平地に人間が住んでいる。
・河川の氾濫、土砂崩れが主な想定災害。
・自主防災組織はあったが、今年、初めて防災訓練を行った。
・屋外では、消火器、炊き出し訓練、消防車2台。屋内では、三角巾の取り扱い、応急法、AEDの研修を行った。
・防災意識をもってもらおうというが第一であったが、お互いに顔を知らない人間同士のコミュニケーションが大切であったと理解した。
・当初、訓練自体に反対の声もあったが、実施後はやって良かったという声が多くなった。
・訓練は良いが、実施に役立つのかという声もあったので、今後の充実した取組みを考えていきたい。

*山ノ内町での避難所について(山ノ内町危機管理室)
・指定避難所は民間依頼を含め、69カ所設定されている。
・民間の観光施設としては概ね3万人の収容が可能となっている。
・東日本大震災の際には、福島県川内村から117名を受け入れた実績がある。

(2)東訪振興協議会における防災への取組みについて
a.東訪振興協議会のこれまでの取組み(説明者:東訪振興協議会事務局長)

 先日実施した平成25年度の合同防災訓練陸上自衛隊高田駐屯地視察などをご紹介。

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b.ICTを活用した避難状況報告(説明者:新潟工科大・佐藤教授)
 東訪振興協議会でのICT実験に加え、原子力防災システム「TiPEEZ」についてご紹介頂いた。

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 双方のプレゼンテーションが終わった後、柏崎市役所から危機管理監にも現地までお越し頂いたので、挨拶をしてもらい、15時30分から意見交換。
 主なやりとりは以下の通り。

・避難訓練の点呼に使う名簿の管理、更新はどうか。地域の防災意識が高いと感じたが、どのようにお知らせをしているのか。炊き出し訓練など道具は毎回町から借りており、2セットしかないので、役立たないと感じている。地区で道具はもっているのか。(山ノ内町湯田中地区)
→ 名簿の管理は個人情報の関係で難しいが基本的には町内会長が行っている。共通化できる情報に加工するのは町内会長。周知については、最初は交流会で行い、徐々に訓練の内容を増やしていった。柏崎市の行事と一諸にも行ったので、住民への周知、意識が高まっていると思っている。ただ正直なところ1割が無関心。設備・道具については、各町内会で所有している。(東訪振興協議会)

・湯田中、渋地区をはじめ、こういった観光地の場合、宿泊客がいる場合の災害時に住民避難と宿泊客の避難の複合になるが、そういった対策は町で行うのか、また旅館組合などで行うのか。(東訪振興協議会)
→ 実際に町として取り組んでおり、防災計画の見直しを予定している。地域住民、個々の旅館との連携など課題は多い。(山ノ内町危機管理室)

・柏崎市でも課題となっているが、東日本大震災の大川小学校の事例では、遺族から訴えられるということもあり、学校に行っている子供の災害対策が重要である。そういった取組みについては、どうか。(東訪振興協議会)
→ 東小学校の体育館が土砂災害のレッドゾーンに入っているという大きな問題があり、教育委員会としてもこれから取り組むと思われる。(山ノ内町危機管理室)

・実際の災害時に自分たちが避難してきた場合、どのように山ノ内町のなかでどう分散して避難するのかという問題もある。同じ地区の方は同じ避難所にすれば統制はとれる。実際のところ詳細を決めなければならないではないか。(東訪振興協議会)
→ そこまでの話にはなっていないため、これからの詳細な部分の調整になる。(柏崎市危機管理監)

 16時、会議が終了となり、宿泊先である信州湯田中温泉「一茶のこみち 美湯の宿」に移動する。
 参加者がチェックインしたところで、自由時間となった。

Dcim0007 約1時間ほど、湯田中温泉街を散歩したのち、17時15分、宿泊先の近所にある外湯・脚気の湯に行き、30分ほど熱い湯に浸かる。
 源泉の温度が高いこともあるが、湯船も45度以上になっており、いきなり飛び込んだところ、足指の爪まで熱さで痛くなってしまった。ダチョウ倶楽部ばりの独り熱湯コマーシャルである。

Cimg1450 ホテルに戻り、18時から懇親交流会。今年5月29日に柏崎まで視察にお越し頂いた長野県山ノ内町区長会の皆さん、山ノ内町危機管理室の職員の方とともに、アルコールが入った堅苦しくない雰囲気で、意見交換を行った。
 防災に関する事はもとより、長野冬季オリンピック以降のまちづくりなど、生々しく、貴重なお話を地元の方からお聞きすることができた。

Cimg1453 ビールや日本酒を注いでまわりながら、各区長さんのお話を聞いていたので、じっくりと料理を味わうことができなかったのは残念であるが、信州牛の鍋にはじまり、ホダ(種木)についたままの椎茸を自分でもいで焼く椎茸焼き等、凝ったもの。ホダはお土産として持ち帰えることが出来、あと2、3回は椎茸がとれるそうで、隣の方の分も頂戴した。

Cimg1454 20時過ぎ、中締めということになり、せっかくなので北信濃特有の「北信流」、「お悦の盃」での中締めとなった。
  母方の祖父は南信の出身(南佐久郡北相木村)であったため、酒席の締めは長野県歌「信濃の国」を歌って万歳をするのは見ていたが、「北信流」は非常に興味深く格式高い酒席の儀式で、流れは次のようになる。

1.動議
 司会者や年長者等の出席者の一人が主賓に盃を差し上げたいとの動議を出す。

2.賛同と指名
 出席者の賛同を得たのち、主賓に盃を差し上げる人、お肴とも呼ばれる小詩の謡い手を指名する。

3.主賓への盃、お肴
 2で指名された者が自分の盃と徳利を持って、上座に座ってもらった主賓の前に進み、盃を渡して酒を注ぐ。酒を注ぎ終わったら、お肴(小謡)を出す。小謡はその場の雰囲気に合ったもの。

*今回は「養老」の一節、「なほ行く末も久しけれ、なほ行く末も久しけれ。」

4.飲み干しとお加え
 お肴が終わったところで、主賓は酒を飲み干し、注いだ側はもう一度、盃に酒を注ぐ(お加え)。

5.お返し
 主賓はお礼の挨拶をし、受けた盃と同じ対応を行う。

 充実した懇親交流会が終了となったので、湯田中温泉街に繰り出し、事前にチェックしていた射的、スマートボールのお店に行って、1時間ほど遊ぶ。

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 射的は置物1個の収穫、スマートボールはかなりの出玉があったが、換金等はなく、ただ長く遊べるだけ。しかし、こういった昭和の雰囲気を残すお店は是非、続いてもらいたい。

 スマートボールのあと、新湯田中温泉街を含め1時間以上をかけて、歩いてまわる。途中、携帯電話のメールに新潟県南魚沼市議会議員選挙で応援した候補者が全員当選したとの連絡があった。

Dcim0008 22時20分、ホテルに戻ったところ、他の参加者と合流。ホテル3階ラウンジで、日本酒の熱燗を飲みつつ、「特製ラーメン 800円」でシメる。かなりの距離を歩き、かつ喉も渇いていたので、醤油味のラーメンのスープをつい飲んでしまった。

 23時過ぎ、部屋に戻り、少し早めの就寝。

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