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2013年11月12日 (火)

戦艦大和(第二艦隊)殉難鎮魂之碑<br>会派視察:川内原子力発電所

 2時、就寝。

 

 6時過ぎ、某氏に新鳥栖駅まで送ってもらい、新鳥栖駅から九州新幹線つばめ327号新幹線で鹿児島中央駅に移動する。途中、作ってもらった鶏肉の炊き込みご飯のおにぎり2個で朝食。

 

Cimg1709 8時過ぎ、駅で軽自動車のレンタカーを借り、鹿児島県枕崎市に向かって移動する。予定は、枕崎市にある戦艦大和(第二艦隊)殉難鎮魂之碑、知覧特攻平和会館と2カ所に寄ろうとしていたが、思った以上の通勤ラッシュの交通渋滞に大幅な予定変更。
 借りた軽自動車が、エコモードにより停止する度にエンジンが止まるので、発進のタイミングに慣れが必要である。

 

Cimg1712 9時50分、鹿児島県枕崎市の火之神公園に到着。
 火之神公園という名称は、『古事記』『日本書記』で有名な山幸彦・海幸彦の物語に由来しており、山幸彦の別名である「火の神」(『古事記』では火遠理命(ホオリノミコト)、『日本書紀』では彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト))が由来だという。

 

 建立された経緯の説明がなく、詳細が不明であったが歌手・三沢あけみの「みだれ髪」(作詞:内匠秀盛 作曲:土肥寛展*ご指摘頂き修正しました)の歌碑があった。
Cimg1713

 

 映画『男たちの/YAMATO』のロケ地にもなっており、元特別少年兵・神尾克己役の俳優・仲代達矢と二等兵曹・内田守の養女・内田真貴子役の女優・鈴木京香が初めて出会うシーンが、ここで撮影された。
Cimg1718

 

 徒歩で、戦艦大和(第二艦隊)殉難鎮魂之碑がある平和記念展望台に向かう。途中の献灯には、それぞれのご遺族の思いが書かれている。

 

Cimg1723
*巡洋艦 矢矧 洋上遙か青海に眠る 兄 よ

 

 この平和記念展望台の設立に関しては、以下の通りの説明文があった。

 

「火之神公園平和祈念展望台は平成15年8月1日より、主の岩田ビルに戻り、平和祈念展望台奉賛会(民間の団体)として毎年 戦艦大和ほか第二艦隊の追悼式と慰霊碑の維持管理を行っている。
 現在ではご遺族・生存者の皆様からなる平和祈念展望台を守る会と合流し全国組織となり来賓・団体・奉賛会員の皆様のご協力ご支援によって奉賛会を維持運営している。
 平成21年10月1日 主 岩田三千年」

 

 戦艦大和(第二艦隊)殉難鎮魂之碑は、戦後50周年事業として平成7年4月7日(戦艦大和沈没が4月7日)に建立されたもの。

 

Cimg1728

 

 平和を願う少女の像も建立されている。

 

Cimg1727

 

 脇にあった説明パネルは以下の通りであるが、残念なことに「大東亜戦争」ではなく、「太平洋戦争」と書かれている。

 

 この展望台は、太平洋戦争の末期、戦艦大和を旗艦とする第二艦隊が、沖縄決戦へ向かう途中、米軍機と死闘の末撃沈した海域を眺望できる場所に造られました。
 第二艦隊の旗艦である戦艦大和は、ここから西南西約200キロの水深約340メートルの海底に沈んでおり、その右方に巡洋艦矢矧、駆逐艦磯風、濱風、霞、朝霜の順に沈んでおります。
 このことは、戦艦大和会を中心に結成された「探索会」が、昭和55年7月の第一次海底探査、昭和56年4月の第二次探索、昭和57年5月の第三次探索により同水域を沈没地点と断定。昭和60年8月には、海の墓標委員会がイギリスの潜水艇パイセスニ号の協力を得て行った潜行調査で確認。また、平成11年8月テレビ朝日がタイタニック号の水中撮影や船体の一部引き揚げを手掛けたフランスのサルベージチームの協力を得て行った二隻の潜航艇による潜水調査で確認されております。

 

Cimg1733
*碑文
祖国(くに)のため 命ささげし ともがらの御霊(みたま)安かれと 永久に祈らん
 平成24年4月7日
 元軍艦矢矧測的長兼第四分隊長
 海軍中尉 池田武邦
 平和記念展望台奉賛会 最高顧問

 

Cimg1734
*碑文
火之神の神に散りたる幾千の御霊に捧げん櫻花一枝
元海軍航空兵 久留米市 在 林九州男

 

Cimg1735
*碑文
天網恢恢疎にして漏らさず 古詩
国の為 命惜しまず みごと散る
勇士(つわもの)達は 桜花(さくら)の如し 合掌
2008年4月 岩田三千年

 

Cimg1736
*碑文
英霊鎮む沖縄海戦しのびつ、
火の神の丘に大和関鑑碑建つ
 枕崎の西南の海渡り来る
 わたつみの雄叫か潮騒かなしゑ
   長嶋秀頼書

 

Cimg1737
*碑文
波涛(なみ)しずまる枕崎
ともしび灯る枕崎
再び還りませ枕崎
待ちわびる
遺族のあることを
巡洋艦矢矧乗組
  野田文男(鹿屋出身)
 妻 東京都 藍原マサ

 

*碑文
兵曹のつぶやき
 去る昭和二十年四月 第二艦隊海上特攻の命を受け
沖縄におもむく途中 艦と共に沈みし 自分達開聞岳を
目標に枕崎の浜辺に傷つき乍うも家族の許に と
流れついた多くの将兵 恋しい家族の許に との願いも
むなしく 再び引潮に乗り あの東支那海に戻りました
 あれから 五十年 時折り訪れて来る 慰霊船
家族の涙を見る度に つばさを休める事すら
知らぬかのように 二羽のつばめとなり船のまわりを
とび 一刻の 安らぎをおぼえました
 今回はからずも 枕崎の皆々様の厚き
みこころに接し この地に安らぎの場をあたえられました
美しく青空にそびえる開聞岳 何時 いつ迄も
御霊安かれ と祈る家族の許に 今日も嬉々として
歩を あゆむ事が出来ました
 この平和が何時までもつづく事を多くの将兵は
一心に守りつづけます
            森本 博
 駆逐艦 朝霜乗組員森本博
  妹 北海道 森本絹子
 平成十年四月七日建立

 

 この先、約200kmの海底に「戦艦 大和」、第2水雷戦隊旗艦「巡洋艦 矢矧」、第17駆逐隊「駆逐艦 磯風」「駆逐艦 濱風」、第7駆逐隊「駆逐艦 霞」、第21駆逐隊「駆逐艦 朝霜」が眠っている。
Cimg1740

 

 色々な思いを馳せつつ、火之神公園を後にし、レンタカーで鹿児島中央駅まで戻る。

 

Cimg1745 12時、レンタカーを返却し、鹿児島中央駅のなかにある「「ざぼんラーメン フレスタ鹿児島店」(電話:099-255-9395)にて昼食。ノーマルのラーメンにしようかと思ったが、せっかくなのでこの店舗でしか食べられない「桜島チューシューメン 1000円」を注文し、できあがるまで無料の漬け物を食べる。ラーメンが到着したところで、お約束の作法通りに豆もやしやキャベツなどの野菜がスープとともに麺に絡むようにして混ぜる。この混ぜてから食べるというのが重要である。癖のないあっさりとした豚骨ラーメンで、この後の事を考えず、刻みニンニクを大量に投下してしまった。

 

 12時38分、九州新幹線さくら558号で鹿児島中央駅から川内駅まで移動。

 

 14時、今日から2日間視察を一緒に行う整風会、大志民友2名と合流し、タクシーに分乗し、九州電力・川内原子力発電所に向かう。

 

Cimg1746 14時30分、九州電力・川内原子力発電所展示館に到着。
 免許証で身元確認をしたのち、早速、川内原子力発電所の概要、安全対策の実施状況についての説明をして頂いた。
 主な内容は以下の通り。

 

Cimg1747

 

<概要説明>
・社員306名、協力会社1240人が働いている。
・3号機増設(APWR、189万kw)の予定であったが、現在は用地が安全対策のための機材置き場となっている。

 

Cimg1760 ・1号機は89万kw、建設費2800億円
 (昭和59年7月営業運転開始)
 設備利用率 約76.7%(3.11以降の停止により降下中)
 現在停止中。3回停止(手動2回、自動1回)
・2号機は89万kw、建設費2300億円
 (昭和60年11月営業運転開始
 設備利用率 約76.7%(3.11以降の停止により降下中)
 現在停止中。1回停止(手動1回)
・約60km離れた南九州変電所まで送電。現在は受電。

 

<これまでの安全対策の実施状況及び更なる安全性・信頼性向上への取り組み>
・主要機器(原子炉容器上部ふた、蒸気発生器、蒸気タービン、発電機(固定子)、発電機(回転子)、主変圧器/所内変圧器)は取り換え済み(1号機の回転子のみ平成27年、2号機の蒸気発生器は平成26年に実施予定)。
・発電所周辺の環境放射線については、実績値で年間0.001ミリシーベルト未満。
・緊急安全対策
(1)電源の確保(高圧発電機車)
(2)水を送るポンプの確保(仮設ポンプ)
(3)水源の確保(みやま池)
・耐震設計上考慮する活断層による基準地震動は540ガル。
・津波評価上考慮する活断層による基準津波は、海抜4m程度。
・建屋の浸水防止対策を実施(外周扉はEL15m)
 → タービン建屋はPWRのため放射性物質を含まないことがら、津波防護としては期待していない。
・更なる安全性・信頼性向上への取り組み
 万が一の重大事故(シビアアクシデント)に備えるため、更なる安全性・信頼性向上対策にも取り組んでいる。
(1)炉心損傷防止
(2)格納容器破損防止
(3)放射性物質拡散抑制
   移動式大容量ポンプ車、放水砲による放水
   シルトフェンス
(4)使用済みピットの冷却
(5)電源・水・緊急時対策所
(6)重大事故防止等に万全を期す対策
・新規制基準への適合性確認のための申請
 平成25年7月8日 新規制基準への適合性確認のための申請。
1.原子炉設置変更許可申請(基本設計)
 新規制基準で要求されている、重大事故等対策の基本的な設計や、重大事故対策の有効性評価結果を追加。
2.工事計画認可申請(詳細設計)
 新規制基準で要求されている、重大事故等対策に求められる機能を満たすために必要なポンプの容量、揚程、台数等の詳細な設計内容を記載。
3.保安規程変更認可申請(運転管理、体制)
 新規制基準で要求されている、重大事故等対策に係る体制及び設備の運用管理等を追加

 

 15時から実際の現場を以下のルートで視察。

 

・第1緊急用保管エリア(EL25m)の機器(直流電用発電機、放水砲、移動式大容量ポンプ車、ホース展張回収車、可搬型電源低圧注入ポンプ、可搬型ディーゼル注入ポンプ)
Cimg1749

Cimg1751

 

・代替緊急時対策所(EL25m)
Cimg1759

 

・免震重要棟設置予定地(EL30m)*建設中 平成27年完成予定

 

・非常用ディーゼル発電機燃料油貯蔵タンク

 

・第4緊急用保管エリア(EL33~38m)の機器(放水砲、移動式大容量ポンプ車、ホース展張回収車、可搬型電源低圧注入ポンプ、直流電源用発電機)

 

・モニタリングステーション(正門西局)
 
電源強化状況(ディーゼル発電機)
Cimg1761 

 

・第2緊急用保管エリア(EL28m)の機器(移動式大容量ポンプ車、ホース展張回収車、可搬型電源低圧注入ポンプ、可搬型ディーゼル注入ポンプ)

 

・海水ポンプエリア防水対策工事(EL5m)
→ 防潮堤は設置しない。

 

 16時20分、展示館に戻って質疑の時間となったので、基本的な事のみ確認させてもらった。

 

Q.実際にこの安全対策の現場を地元の方などはご覧になっているか。またどういった感想が多いか。
A.地元の自治会長さんをはじめ、積極的にご案内し、安全対策をもらっている。感想としては、ここまでやってくれているのか、といった言葉を頂戴している。
*慎重派・反対派の団体は10団体ほどがあり、質問状などが来る。

 

 16時30分、お礼をのべ、タクシーで宿泊先のホテルに向かう。
 途中、原子力発電所を活用したまちづくりを進めるとする看板と反原発看板が「共存?」している場所があり、思わず撮影。

 

Cimg1766

 

 17時過ぎ、宿泊先のホテルにチェックインする他会派の議員とは別のホテルなので、徒歩で移動である。

 

Cimg1767 18時、再度、他会派の議員と待ち合わせ、地元のタクシー運ちゃんオススメの生け簀がある「いけす料理やまぐち」(電話:0996-27-0910)に行き、生ビール、そして鹿児島県沖の長島「長島研醸」の芋焼酎「島美人」のロックを飲みつつ、地魚を中心にした刺身、甘鯛の塩焼きなどをつつく。

 

Cimg1769 刺身はお隣の自治体である阿久根市の阿久根港直送。さすが獲れたてということもあり、旨味よりもエッジが立った歯ごたえが素晴らしく、特に石垣鯛の焼っきり(焼き切り:島に古くから伝わるという鮮魚の料理方法で、磯魚の表面を一気に強く焼いたもの)が気に入ってしまった。
 またイカも甘く、きゅうりを合わせてあったのが面白い。

 

Cimg1776 20時、すっかり魚介類を満喫したなか、同じ原子力発電所立地自治体である薩摩川内市の地元経済に寄与するため?肉を食べようと、これまた地元の方からオススメと聞いた「肉料理かんだ」(電話:0996-23-6696)に入る。
 生ビールを飲みつつ、鹿児島黒毛和牛の「特選バラ(カルビ) 1580円」「ホルモン盛 1890円」(ホルモン、上ミノ、ツラミ、センマイ、レバー)、そしてお約束で「ご飯 250円」で、地元の味をすっかり満喫した。

 

 22時、ホテルに戻り、コインランドリーでの洗濯や急ぎの事務仕事を行う。

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コメント

  詳細に調べておられ頭が下がります。ただ一部訂正をお願いしたくここに書かせて頂きました。私は歌碑の作成者ではありませんが,三沢あけみさんの歌うみだれ髪の作曲者の息子です。先日知人からその歌碑にまつわるネット上の作曲者の名前が違っているという情報を得て私も調べてみたところ,父の名前が違っているのに気づき訂正をして頂けたらと思い筆を執りました。ちなみに歌碑の方には正しく彫られております。  (誤)土肥 究展    (正)土肥 寛展(どひ ひろのぶ) 
よろしくお願い申し上げます。
     

 大変失礼しました。
 修正をし、ご指摘があった旨も記載しました。
 ありがとうございました。

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