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2013年11月 8日 (金)

平成25年柏崎市議会議員(議会改革)研修会
「議会改革はなぜ必要か」

 3時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、牛蒡入り薩摩揚げ、チーズ入り竹輪、なめこの味噌汁でご飯2杯の朝食をとる。

 午前中は事務所にて事務仕事。

 12時、来客があったので、チキン南蛮、スパゲティミートソースという高カロリー食事をとりつつ、懇談する。

 14時から視察に関する各種チケットやその他の買い出しで市内をまわる。

 17時、甥っ子と姪っ子を某運動教室に連れて行き、体験入学。

Cimg1592 18時、柏崎エネルギーホールに移動し、18時30分から柏崎市議会議員(議会改革)研修会に出席する。
 議会改革の一環であり、講師は日本経済新聞社編集局産業地域研究所主任研究員、『日経グローカル』の井上明彦氏で、演題は「議会改革はなぜ必要か」
 主な内容は以下の通り。

*略歴
 1980年早稲田大学政治経済学部政治学科卒、日経新聞入社。浦和(現さいたま)支局、東京経済部、経済解説部、金融部デスク、西部支社デスク、富山市局長を経て、2004年から現職。

1.地方議会の役割
・古い議会は首長提案をそのまま通すのが仕事だと思っている。
・水面下の交渉で議案の扱いが決まってしまう。
・首長執行部と馴れ合い、追認機関になっている。
・首長の与党と野党に分かれているような体制(疑似国会)がまさに改革が必要。
・執行部の出してくる議案について議論する議員を大切にしない。
・議員歳費を下げろという住民の声はこれら旧態の議会で信用を失った証拠。
・徹底的な情報公開が必要。
・国の移管事務が4割程度を占めた昔の行政ならまだしも、地方分権により議会の地位、存在意義は高まった。
・2006年5月に北海道栗山町が議会基本条例を制定し、その後先進的な議会が続いた。
・憲法前文にあるように国会は国民に代わって権力を行使している(憲法第51条のように国会議員は免責されている)。地方議員は違い、議事機関であり、住民による選挙とあるだけで権力の行使は規程されていない。首長も議員も罷免、議会の解散も自治法によりできる。
・議会の3つの機能は、団体意志の決定、首長執行部の監視・チェック、政策立案機能
・首長(市長)と馴れ合っていれば、議会は機能しない。徹底的に情報公開をし、住民、専門家とともに結論を導き出す。
・議会改革は、住民に近づく事と感じる。

2.議会改革度ランキングの狙い
・2年に1回ランキングを行っている。
・注目度が高まることに加え、住民にある程度の指標を示すことができる。
・議員にもランキングを目安にしてもらうことで刺激になると思っている。
・昨年のトップは千葉県流山市議会で66.8点。最低は6.8点。
・低得点の抗議はないが、こんな上のランキングでいいのかという問い合わせはある。
・調査の限界はあり、活動の中身、審議の深さまでは評価していない。
・最終的に判断するのは地元住民。
・配点は公開していない。ただいくつか明ければ、基本条例制定で2点加算、議会報告会を条例で義務3点加算、議員間討議は3点以上加算。

Cimg1593

3.柏崎市議会の位置づけ
・総合236位(全国810位、新潟県内20市中7位)
 *新潟県全体は全国で7位
 2001年の調査では柏崎市議会は43位dった。
・情報公開58位、住民参加375位、議会運営(改善)349位
・住民参加と運営の改善が柏崎市議会では見られない。

4.全国の議会改革の動向
<概要>

・175議会が議会基本条例を制定。制定、予定・検討中を含め6割超。
・住民本位の議会運営をしていることが重要。
・同じ地方議会でも格差が広がりつつある。
 上位15%、中位が15%、下位が60%。
・順位の入れ替わりも激しい。
・市長と激しく対立しているような議会は上位にくる。(例:名古屋市議会、阿久根市議会、大阪市議会)。首長による外圧効果。
<情報公開>
・インターネットによる委員会の中継、録画配信。全国で1割もない。
・議事録のインターネット公開は18.3%。(本会議のみの公開は過半数)
・議案の公開も2割未満。(前日までに公開が8.5%、会議終了後が4.5%。終了後は本来は意味はない)
・議案に対する賛否の公開は、議員個人まで出しているのが16.5%、分かれた場合のみは4%。65%はまったく公開していない。
<住民参加>
・請願・陳情者の発言の保障は34.6%(うち85%が議事録に掲載)
・参考人制度は、3割弱に留まっている。公聴会は、1.7%(14議会のみ)。
・議会報告会の実施を条例で決めているのが21.5%。6割近くが予定か検討中。
<議会運営>
・首長執行部の反問権については、5%のみ反論まで認めている。質問趣旨の問いかけのみは17%。合わせて22%しか、反問権については導入していない。議員の力量が問われる。
・議員間の自由討議は、議会基本条例を制定したなか、約2割しか規程していない。
・議員提案の政策条例については、過去3年で1件以上あったのは8.7%しかない。
・予算案、条例案の否決を過去3年で1件以上あったのは1割程度。修正は増えるべきである。
・自治法96条2項による議決事項の追加を行った議会は、4割近い。
・専門的知見の活用(学識経験者)を行った議会は2.2%。
・通年議会は、実施と検討を含めるとまだわずかである。
・議長選挙における候補者の所信表明、公約の明示は22%。
・議長が1年交代は32%あるが、これでは何もできない。最低でも2年は必要。

5.柏崎市議会の議会改革を点検する
<委員会のネット中継>

・本年6月からUSTREAMで中継を開始。高く評価される。
・常任委員会は実質的な審議をするので、積極的に公開すべき。
<請願・陳情者の発言の保障>
・早急に議会基本条例等で条例化すべき。
・請願に対する紹介議員を無くすという流れもあるので検討が必要。
・参考人制度について、執行部の説明だけに頼らないために活用してみてはどうか。
・公聴会は埼玉県所沢市は年3回ほど実施しているが、準備3ヶ月ほどかかる。一度、トライしてみてはどうか。
<議会報告会>
・本年5月に実施したものの、参加者が20人程度と聞いている。続けていくことに意義がある。
・参加者が少ない、年齢の偏り、メンバーの固定化(ある意味サポーター)などは全国でも共通の課題。消防団やPTAの活用、住民に近いテーマの設定などの工夫が必要である。
・議会報告会での議案の説明は、議員の議論を見せることをしないと理解を得られない。
<議員間討議>
・採決の前の賛成討論、反対討論のような議員間討議もあるが、相手の説得に努めるといったものも必要。もっと慣れてもらいたい。
・執行部の説明だけで議員間討議をするのは無理がある。
・委員長の役割と責任が非常に重くなる。(例:長崎県議会は委員長会議を月1回開催している)
・会派との関係がでてくる場合もあるが、選挙で会派の根拠はなく、あくまで政務活動費の支給対象でしかない。公的存在ではない。会派中心ではなく、委員会本位。
<通年議会>
・議案の修正などには通年議会で対応してほしい。
<議会基本条例>
・東京財団モデルでは必須項目があり、議会報告会、請願・陳情者の発言保障、議員間の自由討議。柏崎市議会ではいずれも試行されているので、期待している。
・個人的には、採決に対する各議員の態度の公開も重要と思う。これこそ選挙民への情報公開で分かりやすい。

6.議会を取り巻く新たな動き
<政務活動費>

・政務調査費に条例で定めれば、調査研究以外にも使えるようになった。
・事務所費、人件費、広聴広報費など曖昧な支出を明らかにするようにした。
・政務調査費時代は、オンブズマンによる訴訟が全国で起こった。
・議長は使途の透明性の確保を行う義務を負う。
<ネット選挙>
・議員活動の中身が問われる。
・ホームページ、ツイッター、Facebookを活用でき、名前の連呼から変わっていくと思われる。
<オープンガバメント>
・ビッグデータを二次利用し易い形で公開することだが、著作権を無くすこと(営利、非営利問わず)、二次利用し易い形で提供する、という2つが重要である。
・オーブンガバメントにより、官民協働が進む。(スマートフォンでまちの修繕箇所を市民が行政に送る等)
・全国で10数自治体しか試行していないが、今後、総務省がモデルを提示する予定となっている。この流れに議会がどう係わっていくのか。(例:流山市)
・行政データの何を公開するのかを議会が十分に議論すべき。

 20時、質疑応答となったので、以下のような質問を行った。

Q.本当に住民に分かりやすい議論というのは、議員間討議で論点を伝えることが肝要かと思う。ネット中継においては、ダラダラと中継を見せるのも住民に分かりやすい議会とは言えない。論点(ここまでは全議員が意見は一緒、ここから分かれるといった論点の整理)を画面上に表示する、バイアスなく論点を明示できるよう議会事務局の質を上げることが大切ではないか、と思っているが、先生のご所見はどうか。
A.非常に難しい問題であり、システム的なことを別にすれば、とにかく議員同士の議論を磨くことが大切ではないか。住民に分かり易い議論、サービス精神をもって、見るに耐えるような議論ができるよう、議員の質を高めていくことが重要と思う。そのための議会改革でもあると思う。

 20時15分に終了となり、自宅に戻る。

Dcim0011 20時50分、冷蔵庫に残っていた筋子を使ったおにぎり2個、スーパーで半額になっていたチャーシューを軽く炙ったもの、インスタントの蜆の味噌汁に小粒納豆を入れた味噌汁、アップルヨーグルト、低脂肪乳で夕食をとる。

 食後から出張の準備。

 23時50分、一路、深夜のなか東京に向かう。

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