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2013年11月13日 (水)

会派視察:鹿児島県薩摩川内市議会、佐賀県玄海町議会との意見交換会

 2時、就寝。

 6時に起床し、昨日コインランドリーで洗った洗濯物の取り入れや急ぎのメールなどの処理を行う。

Dcim0007x シャワーを浴びたのち、8時30分過ぎ、ホテルの1階でビュッフェ形式の食事と持ち込んだ大粒納豆で朝食。ビュッフェが8時30分までだったので、既にサラダやパン等が片付けられており、残っていた鶏肉の煮物、ほうれん草が入ったスクランブルエッグ、豆の煮物、豚汁、レモンティーでご飯2杯を食べる。

Cimg1777 ホテルをチェックアウトし、他のホテルに宿泊していた整風会、大志民友の議員と合流して、薩摩川内市役所に徒歩で移動。
 9時過ぎから薩摩川内市議会の議長、川内原子力発電所調査特別委員会の橋口博文委員長をはじめ10名の委員の方にも朝からご参集頂き、意見交換会を行った。

*地元のお菓子である「川内川 朝霧」、「田の神様(かんさあ)」(かしの樹 電話:0996-27-7070)を頂戴した。
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 最初に「よくごじゃった、歓迎しもうす」といい瀬尾和敬議長のご挨拶を頂戴したのち、柏崎市議会からは整風会・丸山敏彦議員が挨拶。全国原発立地市長村議長会の設立時、薩摩川内市議会の皆さんから多大な協力を頂いたことへの御礼を述べた。

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 「原発再稼働への動きについて」をテーマとして、行った意見交換の主なものは以下の通り。

柏崎:昨日の視察内容の報告(荒城議員)、現在の柏崎刈羽原子力発電所の安全対策ついて(相澤議員)

薩摩川内:福島第一の事故により、報道で知る限りであるが、新潟県知事をはじめ安全対策についてかなり強い懸念があったと思う。電力会社への信頼感の問題ということになっている。薩摩川内市議会でも調査特別委員会を設置し、議会としてどのように向き合えば良いが、議論している。国に対し、新規制基準に対する考え方を聞くため、規制委員会の方に来てもらった。規制基準をクリアしたものについては再稼働するようであるが、立地自治体への説明がどうなるのか、考えなければならないと思う。川内原子力発電所の審査は進んでいるが、どの段階で議会が議論するのか考えているところ。

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柏崎:柏崎市議会では現在、原子力発電所に関する特別委員会はない。特別委員会設置への全会一致がなかなかできない状況。

柏崎:切り口は3つあると思う、地域経済、安心をどう市民に説明するか、それと今後、立地自治体としてどう生きていくのか。どういった切り口で薩摩川内市議会さんの調査特別委員会で議論をしているのか。

薩摩川内:経済団体からは早期再稼働の声があるものの、実際の市民の声は賛否があって、現在は深く議論できていない。安全審査の段階なので、市民への安全性の説明は報告といった感じになっている。市民からの意見は、陳情のかたちで賛成と反対もでてきている。

柏崎:かなり専門性の高い内容なので、市民の方に理解してもらうのは難しい。説明会には反対の方が多く来て発言することから、ムードとして反原発が強いものがある。

薩摩川内:調査特別委員会は共産党、社民党も入り、安全性について主に議論している。3号機増設の議論は、まちづくりの観点から企画部門で扱っている。3号機増設の際には、直接請求なども行ったが、議会で否決となった。市民の意見を聞く場としてはなかなか無い。国政選挙の出口調査で、鹿児島県内では再稼働反対が過半数。「さよなら原発いのちの会」という組織に入っている。商店街でのシール投票などを行っているが、地域の声が分かってきた。今年8月の商店街では再稼働反対が多かった。

薩摩川内:調査特別委員会は共産党1名、社民党1名、公明党1名であとの多くは無所属という構成。

柏崎:どこまで安全性を高めれば良いか、という議論の中で原子力発電所は津波15mに耐える施設という。しかし、実際に市民が住んでいるまちは海抜15m以下である。女川町の事例のように、原子力発電所は残ってもまちが流されてしまってはならないと。安全の追及に切りはないが、現実的に原子力発電所を守るのが市議会議員の仕事ではなく、まちを守るのが市議会議員の仕事なので、そういった観点からは整理して議論する必要があると思う。

柏崎:調査特別委員会として、市民への報告というのは積極的に行っているのか。

薩摩川内:委員会の報告として、毎議会で行い、議会報告広報で市民に伝えている。議員を5つの班に分けて、48コミュニティをまわって市民意見交換会も実施。新規制基準の審査結果がでたところで市長、そして議会も説明する義務があり、そのやり方について議論している。

柏崎:議会報告会ということか。

薩摩川内:議会報告は資料にもとづいて軽く行い、後段は地域事情を含めて3つのテーマを挙げて、住民との意見交換にしている。

柏崎:再稼働がないと飲食業や宿泊業など苦しいのが実態。原発交付金関係で作った公共施設も多い。そういった経済、財源問題はどう捉えているか。

薩摩川内:財政再建プログラムを組んでいる。合併をして来年10年を迎えて、特例債の恩恵もなくなる。これからは人件費の抑制や施設の統合などを議会として取り組む必要がある。特別委員会を作って、観光、エネルギーでのまちづくりに議論している。いずれにせよ、国のエネルギー政策が固まっていないのが問題。

柏崎:市議会として市民に対して何をすべきか、ということに尽きると思うが、やはり議会の議論をつぶさに公開することではないかと思う。将来も含めて、どのように考えているか。

薩摩川内:将来的にどうするのかについては、公聴会も含めて検討すべきと思うところ。地元経済については、川内原子発電所が稼働していないことで、実質、かなりの影響がでている。次のエネルギー、もしくは産業については議論があるところ。急激な過疎が進んでいるので、経済効果のある産業がなければならない。

柏崎:原子力への賛成、反対を超えて次の産業、エネルギー等の議論をする場合、結局は技術的にできる、できないといったところで話が食い違ってしまう。こういったスタートラインが違ってしまうと、前提知識を共有する段階で会議が終わることがある。

薩摩川内:市民と対等な立場で議論する方がおかしく、ナンセンス。技術論は入れてはならない。倫理や経済などを中心に市民と話し合いをすべきでないか。

柏崎:議会報告会への市民の参加状況はどうか。

薩摩川内:実際にはあまり反応は良くなく、5名ぐらいの参加者しかないことがある。

 10時50分に終了。原子力立地自治体に限らず、どこの議会でも市民への説明、そして意見をもらう場の設定には頭を悩ませていることがよく分かった。薩摩川内市議会の皆さんには感謝である。

 御礼の挨拶をしたのち、川内駅に移動。川内駅構内で薩摩川内市観光物産協会の新製品として販売されていた「元祖キビナゴラーメン 醤油味」(イシマル食品 電話:0120-34-2061)を購入した。キビナゴだし仕立てのスープで、あおさのり粉が付いている。Cimg1784_2

Cimg1785 11時52分、九州新幹線さくら556号で博多駅に向かう。途中、九州新幹線限定の弁当「さくら咲く」(中央軒 電話:0942-82-3166)で昼食をとる。
 弁当のパッケージの絵柄がよく、そして箱も和風。中身も九州らしいものが多く入っており、日本人のみならず、外国人にも受けそうである。ただ個人的には好物の熊本名物辛子蓮根がほしかったところ。

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・おからコロッケ菜の花添え
・山菜だし巻き
・こんにゃくステーキ
・茄子ひねり
・ちりめんふりかけ
・紅白焼酎漬
・さくらプリン
・筑前煮
・鶏和風ミートローフ
・大根金平
・鶏シューマイ
・白ごはん
・あなごちらし

・かしわめし

 博多駅から筑前松原駅を経由し、14時、西唐津駅に到着した。そこからタクシーで一路、佐賀県玄海町に向かう。

 15時10分、佐賀県玄海町に到着。玄海町に来るのは約5年ぶりである。
 
まずは、最近の視察でのお約束である議場の中を見学させてもらう。
 国旗、町旗がきちんと掲げられている。

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 15時30分から玄海町議会の古館義純副議長、原子力対策特別委員会の岩下孝嗣委員長、脇山伸太郎副委員長、当局側からはお忙しいなか岸本英雄町長、副町長、財政企画課長との意見交換会。

*地元のパン屋さん「カウベルンムカイ」(電話:0955-52-5405)のお菓子を頂戴した。
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 意見交換の主な内容は以下の通り。

(1)原発再稼働への議会の動き
 これまでの玄海町議会の原子力対策特別委員会の活動。平成6年9月に設置して以来、改選ごとに設置している。
 平成23年11月8日には大熊町との意見交換及び懇談(役場、商工会)
 平成23年11月9日 女川原子力発電所の視察
                   
等、活発に活動。

(2)原発運転停止の現状と課題
ア 雇用及び地域経済
 唐津上場商工会試算で玄海原発停止の経済損失34億円
*2010年度実績で、旅館、ホテル等のみで12億6000万円、宿泊客の飲食などで5億円等の損失があった。

(3)地域活性化への動き
ア 自治体独自の政策
 玄海町合宿等誘致補助制度(町外に所在する小学生以上の団体、5人以上で10泊以上なら1泊2000円を補助する。上限20万円)
→ 平成24年度実績 18件申請、125万円の補助を支出。
  平成25年度現在 33件申請、276万円の補助を支出
イ 国の政策の取り組み

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柏崎:柏崎の場合、地元の直接的な経済影響に加え、東京電力が協力企業に発注していた仕事を直営に戻しているので、地元雇用にも影響がでている。
玄海:九州電力には、協力企業への仕事を減らしてはならないという申し入れをしている。

柏崎:原子力対策特別委員会の取り組みと住民への説明はどうしているのか。
玄海:1期目の議員を中心にして作った特別委員会で、全国の原子力発電所への視察や専門家を呼び、さらにケーブルテレビで町民に再放送を含め、何回も伝えている。
→ このケーブルテレビが大きな強みであり、逆に『議会だより』のような広報誌がない。

柏崎:今後、廃炉はいずれ必ず時期がくる。次の世代のためにも先手を打つような議論はしているか。
玄海:これまでもプルサーマルをはじめ、懇切丁寧に住民に説明してきており、下準備はできている。

玄海:我々が再稼働を言うのは、地元の利益ばかりの議論だけではない。日本人が平和で豊かな生活を送るためには、原子力発電は欠かせない。そういった観点での議論が大切であって、もっと住民に説明すべきではないか。

玄海:唐津市も停止による影響がでてきたので、最近は意識が変わってきている。

柏崎:原子力発電所が止まっているから安全、と間違って認識している市民も多いので、我々の説明不足もあると思っている。

柏崎:全国では、国土強靱化計画で国が用意している予算のぶんどり合戦の最中であるが、原子力発電所立地自治体として、原子力防災の観点で道路整備などで予算を優先的に確保すべきと思うが、そういった取り組みは町としてどうか。
玄海(町長):頻繁に陳情のため国に行っている。また他の自治体での交渉も十分参考にさせてもらっている。

玄海(町長):エネルギー学習会を実施(今年6年目でのべ70名)している。1年間、原子力行政を勉強してもらい、最後にヨーロッパへの視察を盛り込んでおり、個人負担はなく、予算として1人30万円。月1回の勉強で、若い女性なども参加している。この内容も、ケーブルテレビでの繰り返し放送で町民にも安全性を理解してもらっている。

 その他、かなり活発な意見交換・・・というよりは、柏崎市のお恥ずかしい実態(原発財源で給料がでている市職員の組合自らが反原発の政治活動をしていること等)が明らかになるのと同時に、玄海町議会の皆さんのご努力に比べ、我々の努力がまだまだ足りない事を実感した。

 御礼を述べたのち、17時過ぎ、宿泊先となるホテルにチェックイン。

Cimg1819_2 18時30分、地元で評判という「ステーキ専門店 キャラバン」(電話:0955-74-2326)に行き、生ビールと焼酎(屋久島の幻の芋焼酎と言われる「三岳」)の水割りを飲みつつ、「佐賀牛*伊万里牛ディナー 特選ヒレ・サーロインMixコース 160g 7600円」(オニオンスープ、ミニサラダ、ご飯、アイスクリーム、オレンジジュース)で夕食をとる。
Cimg1822 通常の夕食の感覚の10倍の値段であるが、清水の舞台から飛び降りたつもりで注文。
 陽気な若いオーナーシェフは懇切丁寧に今日使う肉を最初に確認させてくれ、さらにカットした段階でも見せてくれた。こういった事が信用を生むのであろう。オススメというマチュ・ピチュの岩塩、揚げたガーリックスライスで楽しませてもらった。肉を一口でご飯3口ほど食べてしまう貧乏性なので、ご飯がつい不足。
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 代金を支払った際、新潟から来てくれたということで、マチュ・ピチュの岩塩と唐津の塩のブレンド塩をもらってしまい、さらに次の屋台のお店までオーナーシェフ自らの車で送ってくれた。おもてなしの心に感謝、感激である。
 唐津市にはまた来る機会があるので、次回もこのお店に来たいと思う。

Cimg1826 21時、有志でガード下に並ぶ屋台街のお店「きみがよ」に入り、芋焼酎「黒霧島」の水割りを飲みつつ、おでんの薩摩揚げ、糸こんにゃく、アキレス腱をつまむ。
 こういった屋台村こそ柏崎の駅周辺に作るべきであり、冬を楽しんでもらう通年観光にもつながる。

 22時、タクシーで移動し、某スナックにて玄海町の古館義純副議長、脇山伸太郎議員と合流。熱く語り合う。

 24時、ホテルに戻って、シャワーを浴び、酔いを醒ます。

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