米山海水浴場海開き、満州柏崎村慰霊祭
第62回自由民主党新潟県支部連合会大会、チャンネル桜収録
4時過ぎ、事務所の机に突っ伏して仮眠。
7時に起床し、大粒納豆、栃尾揚げ、筋子、皮鯨と夕顔の味噌汁でご飯2杯の朝食をとる。
8時過ぎから市内某氏のご自宅にお邪魔し、新規事業に関する打ち合わせ。
10時20分、米山町に移動し、10時30分から米山海水浴場海開きに出席する。昨年はあいにくの雨であったが、今日は快晴。
玉串奉奠もさせてもらい、滞りなく祈願祭を納めることができた。
来賓として挨拶する機会を頂戴したので、昨年、本海水浴場を紹介した方がリピーターになってもらった事などお話させてもらった。
続いて貝拾い大会、浜焼きサービス。地元の柏崎市立米山小学校の生徒に加え、一般客の子供さんも参加しての貝拾い大会である。
その後はお約束の懇親会。昨年に引き続き、今年もこの後の日程で車の運転があるため、アルコールが飲めず、ウーロン茶で失礼させてもらう。
10分ほどしか居られなかったが、新鮮や刺身、お約束の餃子等を頂戴した。
11時50分、赤坂山の白亜双柱の塔(満州柏崎村の塔)に移動し、慰霊祭に出席。正式な慰霊祭は、関係者の高齢化により、平成17年10月の第20回満州柏崎村の塔碑前祭で、一応の区切りとなっている。しかし、ご遺族の意向もあり、有志での慰霊祭が続いている状態である。
私自身、その翌年に自費にて満州柏崎村慰霊の旅に参加した経緯があるため、今回手を合わせに参加させてもらった。
なるべく政治の色をつけたくはない(選挙のためと言われるのがイヤなので)という気持ちと、他の市議会議員がこの慰霊に関して「自分が取り組む」と宣言していたことから気兼ねをし、これまで参加しなかった。しかし今回は、当該の市議会議員が辞職したこと、そして主催者であるN氏からお手紙を頂戴し、参加した次第。
引き続き、柏崎の貴重な近現代史として、今後も取り組んでいきたい。
お経が終わったところで新潟市に向かって移動。
13時40分過ぎ、ANAクラウンプラザホテル新潟に入り、途中から「第62回自由民主党新潟県支部連合会大会」に代議員として出席する。
来賓挨拶及び講師として、自民党・石破茂幹事長がお越しになっており、話の内容は以下の通り。
・国会議員にも様々なタイプがいる。中には「ただいるだけ」の議員もいるが、本県選出の議員の皆さんはきちんと会議に出て発言するなど、よく仕事をしている。
・自民党は3年間の野党時代に辛酸をなめた。野党に転落した理由は民主党が素晴らしかったわけではなく、自民党に足りないものがあった為だと思う。
・野党になる前の自民党はいつの間にか有権者への恐れ、感謝がなくなったと見なされたように思う。政策に対する丁寧な説明も欠けていたのではないか。
・思い出したくもないが、決して忘れてはならない3年間だと思っている、
・自民党が与党に戻ることができたのは、地方・地域の力。野党になっても見放さず党員で居続けていただいたおかげである。
・来年は統一地方選挙。自民党は地方のおかげで政権の座にあり、地方組織が崩れてしまえば次はないと認識している。
・昨年の都議会選挙では59人公認し、全員当選を果たした。それまで公認候補全員が当選した実績はなく、多くの原因は公認候補の乱立により票が分散したことによる。
よって勝つためには候補者の調整が必要となる。
・次の統一地方選までに、経済回復の実感が日本全国津々浦々、国民ひとりひとりのものとすることが重要。例えば人口減少をどう食い止めるかということについても、具体的なビジョンが必要となる。
・新潟県の人口減は1万6000人であり北海道に次いでワースト2位。道路が整備され新幹線も通っているのに、なぜこのような状態なのか?原因があるから結果がある。先日の中央公論に発表された元岩手県知事・増田寛也氏の論文によれば、2040年までに896市町村が消滅する可能性があるという。この数字は2040年時点でその地域に住むと考えられる20~30代の女性人口から算出されている。出産できる女性がいなくなれば人口が増える可能性は消える。20~30代の女性にその地域にいてもらう為には何が必要か、真剣に考えなければならない。人口減の一因には企業のグローバル化の問題もある。企業がコストの安い海外に流出することを止めるのはどうすればよいのか?例えば法人税を全国一律から地域によって差をつけるという方法もあるのでは?自民党は予算成立前の12月までに税制議論を深める考え。議論の中心は消費税率8%を10%に引き上げることについてだが、地方が衰退しないための軽減税率についても議論する。
・人口が増えている地域もある。そのひとつである石川県小松市には「小松製作所」本社を置いている。首都圏に本社が集中しているのは日本のみ。岩手県にはトヨタの3番目に大きい工場があり、地元の工業高校にトヨタ社員が出向いて指導にあたっている。そのため工業高校卒業時には学生はすぐにでもトヨタで働ける
だけの技術を身につけている。北海道のニセコ町では外国語教育を徹底し、住民は外国人旅行客に対応できるだけの語学力を身に着けている。そのため観光客が増えている。秋田県大潟村では農業の生産調整をしないことで農業の活性化をはかっている。飛騨高山では徹底的なバリアフリーを推進し、注目されている。そういった努力を他の地域でも行うことが人口減を止めるための要員となるだろう。
・少子化問題の一因には日本人の通勤時間の長さがある。残業も多く、家にいる時間が少ない。そうなれば子供を沢山つくるのは過酷。最初の子供を育てやすいかどうかということが、第二子以降をつくることにも影響する。ひとり目の子育てがいちばん大切。自民党が女性議員を増やしたいのは、女性でなければわからないことが多いから。国会や地方議会の少なくとも3分の1が女性になるようにしたい。そして人口を減らさず地方そして国家が活力を取り戻すにはどうしたら良いか、一緒に考えていきたい。・国家の活力を取り戻すためには、農林水産業の活性化が重要となる。日本ほど農林水産業に向く国はない。土地や季節は農業に向き、排他的経済水域は世界第4位。他国が木を伐採しすぎて困っている中、日本は森林が豊か。林業では国産木材を利用して5~6階建ての建築物を立てるCLT工法が注目されている。農業といえば新潟は農業特区となったが、JA改革の問題がある。農業組合法の第一条 「この法律は、農業者の協同組織の発達を促進することにより、農業生産力の増進及び農業者の経済的社会的地位の向上を図り、もつて国民経済の発展に寄与することを目的とする。」とあるが、この「農業者」とは誰なのか?組織の発展が生産力を向上させてきただろうか?地域の維持の為には組合法の改正が必要であり、決して組合潰しを目的としているわけではない。明治初期までは新潟県の人口は全国1位だったことを考えれば、農林水産業の衰退が国の活力を奪ったのではないか。
・自民党は全国どこでも納得できるような政策をつくりたい。夏には全国の幹事長、総務会長会議を開き、農業やエネルギー問題や安全保障についての意見を聞きたい。今までこれらの問題について本質を直視するのを避けてきたから、この有様となっている。今こそ議論を深めるべき。
・集団的自衛権についても「他国と戦争をしよう」ということではない。そもそも戦は兵器の発展とともに変わってきた。北朝鮮のミサイル問題もあれば、サイバー攻撃もある。他国のことは関係ないとする態度では国際的に通用しない。そして日本が攻撃されればアメリカが助けてくれると考えるのは日本人だけ。実際にそうはならない。他国への攻撃が日本の国益を損なうのであれば闘うべき。そこには政府、国会の慎重な判断がある。戦後の平和教育を受けてきた我々日本人なのだから、一部マスコミが危惧するような愚かしい事態になるはずがない。
・最後に明日に迫った滋賀県知事選挙において、自民党公認候補勝利のためのご協力をお願いしたい。ご清聴ありがとうございました。
講演が終わると同時に東京都内に向かって移動。今日は、一日の移動距離がかなり多く、ここ最近で一番忙しい一日である。
18時、渋谷のチャンネル桜のスタジオに到着し、3時間番組「闘論!倒論!討論!2014」の収録に出席する。テーマは、「地方議員大討論・地方議会の惨状・現状・その未来」。それぞれの地方議会で抱えている問題点や最近の「ヤジ問題」「政務活動費問題」等についての議論である。
パネリストは私の他に、50音順で静岡県函南町議会・植松和子議員、北海道札幌市議会・川田ただひさ議員、東京都議会・小磯明議員、東京都荒川区議会・小坂英二議員、埼玉県議会・鈴木正人議員、東京都杉並区議会・松浦芳子議員、兵庫県議会・和田有一朗議員という、筋の通った地方議員仲間が集まった。
特に東京都議会・小磯明議員、兵庫県議会・和田有一朗議員は旬な話題となっている議会であるため、討論の中身は、かなり生々しいものになった。
また議会改革の点においては、柏崎市議会として議員間討議や通年議会など、これまで多くの取り組みを行っているため、良い意味でレアケースの議会という感じになってしまった。
放送は、
平成26年7月19日(土曜日)20:00~23:00
日本文化チャンネル桜(スカパー!217チャンネル)
YOUTUBE、ニコニコ動画
となる。
22時20分から、北海道札幌市議会・川田ただひさ議員、東京都荒川区議会・小坂英二議員、埼玉県議会・鈴木正人議員、東京都杉並区議会・松浦芳子議員、兵庫県議会・和田有一朗議員とともに、「DINING 彩 渋谷宮益坂店」(電話:03-5766-4661)にて、夕食を兼ねた懇親会。
話題のフルスロットル謝罪の某県議会議員について、某巨大ロボットアニメで言う「パイルダー・オン」の実態や、無所属議員の執務室での奇声など、面白いお話を聞くことができた。
23時40分から仮眠。
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白亜双柱の塔(満州柏崎村の塔)の写真を資料として使いたいのですがよろしいでしょうか。
SNSに載せたいのですがよろしいでしょうか。
投稿: 山谷一芳 | 2022年8月 7日 (日) 20時12分
山谷さん、柏崎のためになりますので、是非、お使いください。
投稿: 三井田孝欧 | 2022年8月 8日 (月) 09時24分