第9回全国原子力発電所立地議会サミット1日目
潜入!怪獣酒場
1時30分、二次会のクロージング・ナンバーとして、ウルトラマンレオの主人公おおとりゲンを演じた俳優・真夏竜氏と一緒に「ウルトラマンレオ」(作詞:阿久悠 作曲・編曲:川口真)を参加者全員で歌う。ファン冥利に尽きる時間であった。
2時、予約しておいたホテルに、かなり遅いチェックイン。大浴場で軽く汗を流したのち、就寝する。
8時に起床し、コンビニで買っておいた納豆巻き1本と低脂肪乳で軽い朝食。食後、大浴場に行き1時間ほど風呂に入る。
10時、ホテルをチェックアウトし、都内某社に向かう。
10時30分から1時間ほどの打ち合わせをしたのち、昨日の昼食で行けなかったお店に行くため、鶯谷駅まで移動する。
12時、「本陣そば 鶯谷店」(電話:03-3876-3796)にて、「牛筋青唐つけそば 790円」を無料の大盛りにしてもらい、昼食にする。
太めの食べ応えのある冷たい蕎麦に、器までビンビンに熱くなっている牛筋が入ったつけ汁、そして胡麻と青唐辛子の薬味があり、蕎麦というよりはラーメンのつけ麺感覚で楽しめた。
12時40分、品川プリンスホテルのアネックスタワーの5階に移動し、13時から「第9回全国原子力発電所立地議会サミット エネルギー政策と原子力発電~フクシマ復興の諸課題と立地自治体の振興~」(主催:全国原子力発電所立地市町村議会議長会)に出席。
柏崎市議会の提唱で始まったこの会も9回目となり、参加者は470名を超えた。
*前回の第8回全国原子力発電所立地議会サミットは平成24年11月20日、21日
主催者挨拶のあとの来賓挨拶は、経済産業省政務官の自民党・岩井茂樹衆議院議員、文部科学省大臣代理、原子力規制委員会委員長代理、民主党・柳田稔衆議院議員、日本共産党・倉林明子参議院議員、公明党・富田茂之衆議院議員、自民党・細田博之衆議院議員、維新の党・足立康史衆議院議員、全国原子力発電所所在市町村協議会・福井県敦賀市長。
続く基調講演は、経済産業省大臣官房・吉野恭司審議官による「エネルギー基本計画と原子力発電」で主な内容は以下の通り。
1.東日本大震災以降の新たなエネルギー制約
・海外からの化石燃料に対する依存度増加
・国民生活・経済への影響(化石燃料輸入額は2010年度18兆円から2013年度は28兆円、3.7兆円が火力で代替し、電気料は2割上昇)
・地球温暖化対策
・エネルギー自給率の大幅低下
2.福島における取組の前進
・「中長期ロードマップ」を定めて対応。
・地下水バイパスによる汚染源に水を近づけない対策や多核種除去装備による汚染源を取り除く対策
・福島における避難指示の解除と帰還に向けた取組の拡充
3.エネルギーミックス作成の考え方
・エネルギー政策の基本的視点「3E+S」
「安定供給(エネルギー安全保障)」:Energy Security
「コスト低減(効率的)」:Economic Efficiency
「環境負荷低減」:Environment
を追求・実現
「安全性」が前提:Safety
・原子力は安全性の確保を大前提に、エネルギー需給構造の安定性に寄与する重要なベースロード電源。ただし、今後は可能な限り低減させる。
4.原子力政策
・平成26年10月27日時点で国内の商業用原子炉は48基(新規制基準への適合性確認は13原発20基が申請)。
・福島事故後の原子力をとりまく環境の変化
1)原発依存度は可能な限り低減させる
2)技術・人材を維持
3)いかなる事情よりも安全性を最優先
4)電力システム改革により競争環境が進展
5)使用済燃料問題は、将来世代に負担を先送りしないよう、対策を確実に進める。
6)国民の行政・事業者への信頼が低下
7)新興国の原発導入が拡大
・規制基準さえ満たせばリスクがないとする「安全神話」と決別し、自主的かつ継続的な安全性向上により、世界最高水準の安全性を不断に追究する「安全文化」を構築する。
・核燃料サイクルの基本的考え方(エネルギー基本計画における記載)
1)我が国は、使用済燃料を再処理し、回収されるプルトニウム等を有効利用する核燃料サイクルの推進を基本的方針としている。
2)核燃料サイクルに関する諸課題は、中長期的な対応を必要とする。また、技術の動向、エネルギー需給、国際情勢等の様々な不確実性に対応する必要があることから、対応の柔軟性を持たせることが重要である。
・原子力発電所立地地域への支援措置について
a.電源立地地域対策交付金における「みなし規定」の適用
平成26年度も継続して交付
b.原子力発電施設立地地域基盤設備支援事業
平成27年度概算要求17.7億円(平成26年度は8億円)。
c.電源立地地域対策交付金で造成した基金の使途の柔軟化(平成25年1月)
自治体の現在の状況に、より即した形で交付金を活用できるような枠組みを整備。
5.再生可能エネルギーの現状
・我が国の発電電力量に占める再生可能エネルギーの割合は10.7%
・他方、水力を除けば2.2%程度しかなく、今後、風力、地熱等の拡大余地あり
・再生可能エネルギーの導入の課題と対応
1)コスト高の克服
2)出力の不安定性への対応
3)立地制約の克服
6.省エネルギー対策
・徹底した省エネルギー社会の実現を目指し、省エネ設備の導入を行う事業者を積極的に支援するとともに、住宅・ビルのネット・ゼロ・エネルギー化を推進。
・運輸部門のエネルギー消費は、石油危機以降1.8倍に増加。次世代自動車に関するエネルギー基本計画の目標「新車販売に占める割合を2030年までに5割から7割」を目指し、初期需要創出のための支援措置を実施。
15時50分から5つの分科会に分かれての議論となり、今回は第4分科会「高経年化対策と核燃料サイクル」(座長:おおい町議長、伊方町副議長)を選択した。
事前に提出したコメントは次の通り。
「最終処分が問題となる高レベル廃棄物の事から、『原子力発電はトイレのないマンション』と揶揄されてきました。しかし群分離、資源化等の技術的進歩もあり、議員はもとより国民とともに認識を変える時代になりました。」
この第4分科会の論点は、
(1)運転期間に係る国の判断、方針
(2)核燃料サイクルの現状と課題
(3)使用済み核燃料の貯蔵と最終処分
の3つである。
結局のところ、使用済み核燃料の話から高レベル放射性廃棄物の話になったので、終了間際に以下のようにだけ、発言させてもらった。
「高レベル放射性廃棄物を燃料として発電し、保管年数を二万年から300年ほどに短縮させるADS(加速器駆動未臨界炉)というものがある。これは日本、ベルギーで実用化に向けて研究が進んでおり、2030年にはベルギーで実験炉が稼働する予定となっている。日本では京都大学が先進的。ここまでの議論は、過去の技術に立ったものであり、本来の議論をするためには、こういった最新の研究動向を国から聞き、前提知識を共有化してからの方が良いと思う。座長をはじめ、皆さんに提案したいが、次のサミットではそういった事も考えた方が良い。今ほどご紹介したADSについても、話を聞いて、国でも研究を加速化させるべき、と我々地方議会がサミットで決議し、国に求めるようなサミットなら更に意味があると思う。」
→ 核燃料サイクル・分離核変換、ADS(加速器駆動未臨界炉)
17時15分に終了となり、一旦、品川プリンスホテルのイーストタワーにチェックイン。部屋で急ぎのメールなどを処理する。
18時30分から交流懇親パーティとなったものの、ビール1杯、赤ワイン1杯、ケーキ2個、スパゲティ等しかありつけず、あまり交流する機会もなかった。某議会の方からは、すっかり事務局と間違われていた。
居たたまれなくなったわけではないが、19時過ぎ、中座させてもらう。
19時20分、有志2名とともに品川駅から川崎駅に向かって移動。ちょうど帰宅ラッシュ時だったので、ギュウギュウの満員電車であった。
19時40分、期間限定のお店「怪獣酒場」 (電話:044-210-5565)に到着。先日、川崎市まで来たかったものの断念していた念願のお店 であり、先約3人が並んでいたため、その後ろに並んだ。
半分以上が自分の興味であるものの、公の立場とすれば、柏崎の資産である「昭和懐物ランド こどもの時代館」の廃止が決定した今、それに変わる施設や企画としてできないものか、という情報収集目的もある。
約15分待ちでお店に入ることができ、まずは地球防衛隊員やヒーローに変身できる能力者を暴き出すための判定機「ジャミラの真実の口」に手を入れて楽しむ。
誕生日の月に来店した場合は、小さい個室でちゃぶ台をはさんでメトロン星人と飲むことができる。

*「ウルトラマンA」の第14話「銀河に散った5つの星」の再現

*「ウルトラマンレオ」で変身できなくなったウルトラセブンのウルトラアイとダン隊長の仕込み杖
案内された席は「光の国/地球戦力研究室」のコーナーにある6人用の席で、テーブルのなかには各世代の地球防衛隊の装備品が飾られていた。

*壁のなかに埋め込まれたジオラマはすべて怪獣・星人が優勢のシーンを再現
チャージ料(オリジナル箸置き)として「お通し 540円」がかかるが、味わいのある箸置きがもらえる。
まずはお約束で生ビール「プレミアムモルツ 626円」を注文したところ、やはりジョッキは「にせウルトラマン」と「ミイラ怪獣ドドンゴ」。
料理は、一品目として店員オススメのものを注文。「ウルトラセブン」第31話「悪魔の咲く花」に登場した宇宙細菌ダリーになった気分で、ウルトラセブンの内側を調べるという、「ウルトラセブンを解析せよ! 1058円」にした。中身は、 怪獣酒場特製スパイスが効いたモツ煮込みになっており、温泉玉子が入っている。それをトーストにつけて食べる。
合わせる酒は、「ウルトラセブン」つながりで、電気ブランとヨーグルトリキュールに酎ハイのカクテル、宇宙怪獣エレキングの「電気ブランサワー 648円」である。エレキングの触覚を表現するため、黒いストローが2本刺さっている。
2品目は一番人気という「グドンのおススメ!ツインテールフライ 1382円」。「帰ってきたウルトラマン」の第5話「二大怪獣東京を襲撃」と第6話「決戦! 怪獣対マット」にでてきた地底怪獣グドンの大好物、古代怪獣ツインテールを模した料理である。大海老2尾を生ベーコンで巻いたジャンボエビフライであり、ボリュームが凄い。
かなりお腹がふくれてきたので、最後に選んだ料理は、「ウルトラセブン」の第11話「魔の山へ飛べ」に登場した宇宙竜ナースを長いソーセージで再現した「出現!宇宙竜ナース 1706円」。蓋をされた中で線香のようなものでスモークされながら登場する料理で、頭と尻尾の最後尾はプラスチック製になっており、持ち帰りができる。
合わせる酒は、「帰ってきたウルトラマン」の第37話「ウルトラマン夕陽に死す」、第38話「ウルトラの星光る時」に登場した、用心棒怪獣ブラックキングをイメージしたという「ブラック・ラムコーク 648円」。ダークラムにコーヒーとコーラというカクテルである。用心棒=ラム酒という発想が、それっぽい。
最後に代金を支払いがてら、お土産コーナーに寄り、オリジナルの「怪獣酒場取り皿 648円」を購入した。
お土産コーナーにあった「怪獣珍味 ゴモラの皮 540円」、「怪獣珍味 グビラのひれ 540円」をはじめ、魅力的なオリジナル商品も多く、酔った勢いもあり、我慢するのが大変であった。
期間限定のお店であるが、非常に昭和の少年心をくすぐる仕掛けをしてあり、是非、ずっと営業してほしいものである。
そして、こういったお店が柏崎でもできないものかと、帰りの電車の中で思いふけってしまった・・・。
22時過ぎ、宿泊先の品川プリンスホテルのイーストタワーに戻り、持参してきたノートパソコン(ThinkPad X61,SSD,SXGA+化)で事務仕事を行う。
今日は俳優・高倉健氏の訃報に驚かされた。合掌。
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