平成27年6月定例会(第14回会議)閉会、議員定数削減は否決!原子力発電所再稼動、議場への国旗・市旗掲揚は可決!
3時から6時まで事務所の机に突っ伏して仮眠。
7時、引き割り納豆、卵の白身5個のオムレツ、冷たいおかゆ、ヨーグルトで朝食をとる。
8時40分、市役所に移動し、9時から議会運営委員会に出席する。
議題は、追加議案、先般の総務常任委員会で提案し全会一致となった附帯決議、同じく総務常任委員会で提案がでた特別委員会の設置についてである。
1.追加議案について
「議第75号 契約の締結について(松波保育園改築(建築本体)工事)」
松波保育園の移転改築工事のため、3億4884万円での契約。
木造平屋建て1314平方m。
2.附帯決議(案)について
先般の総務常任委員会で提案した核兵器廃絶平和推進事業のうち、食を通じたおもてなし部分を適切な科目での予算執行を求めることとしたもの。
今日の議案追加について、全会一致となった。
3.特別委員会の設置について
先般の総務常任委員会で合意された、原子力発電所の早期運転再開に関する特別委員会の設置についての協議。
今日の本会議でいきなり特別委員会を設置する決議まで行うというので、以下のように意見をつけさせてもらった。
「原子力発電所に関する特別委員会を作ること自体は賛成である。しかし、名称や業務所掌、そして検討する期間を決めてから、じっくり取り組む必要があるので、今日いきなり本会議で決議するというのは難しいのではないか。
我が議会は通年議会制なので、いつでも決議はできる。原子力発電の推進派であろうが、反対派であろうが再稼働したから特別委員会は終わり!では無責任である。スピード感は必要であるが、次回以降の議会運営委員会で協議したい。」
結果、特別委員会の設置については、各会派が持ち帰って検討し、後日の議会運営委員会で協議することとなった。
9時20分に終了となり、会派室に戻って会議。
9時55分、本会議場において、北信越市議会議長会、全国市議会議長会からの永年勤続議員表彰伝達式が行われ、2名の議員が表彰された。
10時から本会議、平成27年柏崎市議会6月定例会(第14回会議)の最終日である。
議案は以下の通りであり、順次、可決した。
「議第68号 原子力発電施設等立地地域特別交付金事業基金条例を廃止する条例の制定について」
条例に規定した地域振興計画に掲げる事業が完了したため、条例を廃止。
「議第69号 地域医療連携会議設置条例を廃止する条例の制定について」
連携会議が地域医療を推進する施策を取りまとめ、提言書を提出したことにより設置目的が達成されたため、条例を廃止。
「議第67号 平成27年度一般会計補正予算(第3号)」
合わせて総務常任委員会で提案した
「委員会発案第4号 『議第67号 平成27年度一般会計補正予算(第3号)』の執行に当たっての附帯決議」
が議題となり、こちらも全会一致で「可決」した。
「議第72号 契約の締結について(新道小学校体育館棟・食堂棟耐震改修その他改修(建築本体)工事)」
新道小学校の体育館棟、食堂棟及び渡り廊下棟の耐震改修工事並びに改修工事。
「議第73号 契約の締結について(スポーツハウス耐震補強その他改修(建築本体)工事)」
スポーツハウスの耐震補強工事並びに屋根及び外壁の改修工事。
「議第70号 財産の取得について(ロータリ除雪車(2.6m、220kW級))」
平成5年に購入したロータリ除雪車について、老朽化により除雪作業能力が低下したことから、新たに3045.6万円で取得して柏崎市除雪基地に配置。
「議第74号 財産の取得について(小型動力ポンプ付積載車(4台))」
消防団の小型動力ポンプ付積載車の更新計画に基づき、老朽化した積載車及び小型動力ポンプを更新。
「議第71号 市道路線の認定について」
地元町内会からの申請による路線を市道として認定。
次に人事案件2件が議題となり、両案件とも同意された。
「選第3号 監査委員の選任について」
「選第4号 教育委員会委員の任命について」
追加議案として、議会運営委員会でも事前通知があった
「議第75号 契約の締結について(松波保育園改築(建築本体)工事)」
が提案され、委員会付託なしで「可決」。
委員会発案は1件であり、会議規則の欠席理由として「出産」を追加するもので、当然のことながら、全会一致で可決した。
「委員会発案第3号 議会会議規則の一部を改正する規則」
ここで議員発案をする順となったので、柏崎市議会議員の議員定数を現在の26名から22名に削減する
「議員発案第3号 新潟県柏崎市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例」
を提案した。
ところが、提案者である私への質疑は誰も行わず・・・そのまま賛成・反対討論へ。
反対討論:
市民クラブ・春川敏浩議員「全議員で検討委員会を作って議論すべき」
共産党・持田繁義議員「権限と役割があり、議員が多い方が多様な意見がある」
賛成討論:
決断と実行・上森茜議員「人口減少を鑑みれば議員定数を削減するのは当たり前」
採決の結果、以下の通り、賛成少数で「否決」となった。
賛成:
決断と実行(丸山敏彦議員、上森茜議員、荒城彦一議員、与口善之議員、柄沢均議員、三井田)
公明党(若井恵子議員、真貝維義議員)
民社友愛(佐藤和典議員、相澤宗一議員)
無所属(星野正仁議員)
反対:
社会クラブ・柏崎のみらい連合
(飯塚寿之議員、若井洋一議員、笠原晴彦議員、佐藤正典議員、矢部忠夫議員、重野正毅議員)
共産党(持田繁義議員、五位野和夫議員)
市民クラブ(春川敏浩議員、三宮直人議員、阿部基議員)
自治研究会(加藤武男議員、村田幸多朗議員、布施学議員)
提案者である私に質疑、議論もせずに逃げて、一方的に討論で反対を述べるとは、卑怯極まりない。
反対した市民クラブ・春川敏浩議員は、定数24名案にも2回反対し、今回の22名案にも反対。次の一手は定数20名しかないことが分かっているであろうか。
「議員発案第4号 少人数学級の早期実現を求める意見書」
毎回定期的に提出されている意見書。少子化もあり、柏崎市の実情と合っていない内容である。
共産党が賛成討論を行い、以下の通り「可決」となった。
賛成:
社会クラブ・柏崎のみらい連合
(飯塚寿之議員、若井洋一議員、笠原晴彦議員、佐藤正典議員、矢部忠夫議員、重野正毅議員)
共産党(持田繁義議員、五位野和夫議員)
自治研究会(加藤武男議員、村田幸多朗議員、布施学議員)
市民クラブ(春川敏浩議員、三宮直人議員、阿部基議員)
民社友愛(佐藤和典議員)
反対:
決断と実行(丸山敏彦議員、上森茜議員、荒城彦一議員、与口善之議員、柄沢均議員、三井田)
公明党(若井恵子議員、真貝維義議員)
民社友愛(相澤宗一議員)
無所属(星野正仁議員)
「議員発案第5号 義務教育国庫負担制度拡充を求める意見書」
これも毎回定期的に提出されている意見書であり、税源を地方に移譲したまま、教育に関する負担を国に元通りに戻せ、という内容。
共産党が賛成討論を行い、以下の通り、「可決」となった。
賛成:
社会クラブ・柏崎のみらい連合
(飯塚寿之議員、若井洋一議員、笠原晴彦議員、佐藤正典議員、矢部忠夫議員、重野正毅議員)
共産党(持田繁義議員、五位野和夫議員)
自治研究会(加藤武男議員、村田幸多朗議員、布施学議員)
市民クラブ(春川敏浩議員、三宮直人議員、阿部基議員)
民社友愛(佐藤和典議員)
反対:
決断と実行(丸山敏彦議員、上森茜議員、荒城彦一議員、与口善之議員、柄沢均議員、三井田)
公明党(若井恵子議員、真貝維義議員)
民社友愛(相澤宗一議員)
無所属(星野正仁議員)
「議員発案第6号 労働者派遣法改正案、労働基準法改正案の撤回を求める意見書」
改悪だのEU型に変更せよと法案の撤回だけではなく、労働条件の追加も書いてあり、趣旨が不明である。
こちらも共産党が賛成討論を行い、以下の通り、「否決」となった。
賛成:
社会クラブ・柏崎のみらい連合
(飯塚寿之議員、若井洋一議員、笠原晴彦議員、佐藤正典議員、矢部忠夫議員、重野正毅議員)
共産党(持田繁義議員、五位野和夫議員)
民社友愛(佐藤和典議員、相澤宗一議員)
反対:
決断と実行(丸山敏彦議員、上森茜議員、荒城彦一議員、与口善之議員、柄沢均議員、三井田)
公明党(若井恵子議員、真貝維義議員)
無所属(星野正仁議員)
自治研究会(加藤武男議員、村田幸多朗議員、布施学議員)
市民クラブ(春川敏浩議員、三宮直人議員、阿部基議員)
「議員発案第7号 『安全保障関連法案』の徹底審議を求める意見書」
Q.最初に確認したいが、提案者は自衛隊を合憲としているのか、違憲としているのか。
A.個人的な考えは別として、今の政府では合憲となっている。
Q.これまで日本政府としても自衛隊の存在について憲法の解釈変更があったことは、提案者は理解していると思う。今回、問題となっているのは、集団的自衛権の憲法解釈であり、これまでと同じ解釈の変更に過ぎない。提案者の考えとしては、集団的自衛権については行使すべきではない、としているのか。それとも行使も前提として慎重審議せよ、としているのか。
A.自分は認めていないが、まずは慎重審議をしてほしいということ。
既に戦後最大の国会の会期延長をして徹底審議すると政府、与党で決めているため、この意見書自体に意味がなく、反対とした。
賛成:
社会クラブ・柏崎のみらい連合
(飯塚寿之議員、若井洋一議員、笠原晴彦議員、佐藤正典議員、矢部忠夫議員、重野正毅議員)
共産党(持田繁義議員、五位野和夫議員)
自治研究会(加藤武男議員、村田幸多朗議員、布施学議員)
市民クラブ(春川敏浩議員、三宮直人議員、阿部基議員)
民社友愛(佐藤和典議員、相澤宗一議員)
反対:
決断と実行(丸山敏彦議員、上森茜議員、荒城彦一議員、与口善之議員、柄沢均議員、三井田)
公明党(若井恵子議員、真貝維義議員)
無所属(星野正仁議員)
ここで12時20分になったことから休憩となり、会派室に戻った書類整理をしたのち、持参してきた弁当と胡麻茶で昼食をとる。
弁当の中身は、スーパーで半額になっていたブリのカマを塩だけで焼いたもの、粗挽きソーセージ、目玉焼き、ご飯、大根の味噌漬けを刻んだもので、いかにも独身男が朝急いで詰めてきた感じである。少しずつ口に入れ、喉に負担をかけないようかなり咀嚼してから、飲み込む。
13時20分から本会議、今例会の目玉の一つでである
「請第3号 市議会議場に市旗・国旗の掲揚を求める請願」
から再開となった。お約束の通り、アジア人の苦しみが日の丸にあるという妄言の反対討論が共産党からあったが、以下の通り、賛成多数で「可決」した。
賛成:
決断と実行(丸山敏彦議員、上森茜議員、荒城彦一議員、与口善之議員、柄沢均議員、三井田)
公明党(若井恵子議員、真貝維義議員)
民社友愛(佐藤和典議員、相澤宗一議員)
無所属(星野正仁議員)
自治研究会(加藤武男議員、村田幸多朗議員、布施学議員)
市民クラブ(春川敏浩議員、三宮直人議員、阿部基議員)
社会クラブ・柏崎のみらい連合(重野正毅議員)
反対:
社会クラブ・柏崎のみらい連合
(飯塚寿之議員、若井洋一議員、笠原晴彦議員、佐藤正典議員、矢部忠夫議員)
共産党(持田繁義議員、五位野和夫議員)
次にもう一つの目玉であり、マスコミが注目している
「請第4号 柏崎刈羽原子力発電所の早期運転再開に関する請願」
の討論、採決。反対討論は、共産党・持田繁義議員、社会クラブ・柏崎のみらい連合・重野正毅議員、社会クラブ・柏崎のみらい連合・矢部忠夫議員が行い、賛成討論は決断と実行・与口善之議員が行った。
ここで、社会クラブ・柏崎のみらい連合・若井洋一議員からいきなり継続審査の動議が出された。
継続審査の動議は、討論の前でなければならない。しかも今回のように、反対討論でアピールするだけしておいて、今度は継続審査に持ち込んで、採決しないでおこう、というイレギュラーなやり方である。
ルール無視も良いところであり、身勝手なもの。案の定、この動議に賛成したのは、
社会クラブ・柏崎のみらい連合
(飯塚寿之議員、若井洋一議員、笠原晴彦議員、佐藤正典議員、矢部忠夫議員)
共産党(持田繁義議員、五位野和夫議員)
の賛成少数で動議は「否決」となり、そのまま採決に入った結果、以下の通り「可決」した。
賛成:
決断と実行(丸山敏彦議員、上森茜議員、荒城彦一議員、与口善之議員、柄沢均議員、三井田)
公明党(若井恵子議員、真貝維義議員)
民社友愛(佐藤和典議員、相澤宗一議員)
無所属(星野正仁議員)
自治研究会(加藤武男議員、村田幸多朗議員、布施学議員)
市民クラブ(春川敏浩議員、三宮直人議員、阿部基議員)
反対:
社会クラブ・柏崎のみらい連合
(飯塚寿之議員、若井洋一議員、笠原晴彦議員、佐藤正典議員、矢部忠夫議員、重野正毅議員)
共産党(持田繁義議員、五位野和夫議員)
同趣旨の意見書が可決した「請第5号 少人数学級の早期実現に係る意見書の採択を求める請願」、「請第6号 義務教育国庫負担制度拡充に係る意見書の採択を求める請願」が議事日程から削除されたのち、最後の請願が議題となった。
「請第7号 TPP交渉に関する請願」
全会一致で採択し、請願内容である意見書の提出は今後の定例会もしくは随時会議で行う。
14時40分に終了となり、 14時50分から議会運営委員会に出席。
議題は平成27年9月例会の日程、請願の手順、中越沖地震8周年の献花についてである。
1.平成27年9月例会の日程
平成27年9月7日~10月13日で決定
2.請願の手順
(1)紹介議員のあり方について
紹介議員と審査する委員を兼ねていた場合の扱いを整理。
(2)請願者の趣旨説明について
請願する代表者以外にも説明者を許可して良いかどうか。
→ 次回の議会運営委員会まで各会派の意見集約
3.中越沖地震8周年の献花
平成27年7月16日9時~
15時20分から総務常任委員会に出席し、委員会視察として希望する場所として、神奈川県平塚市の「平塚市庁舎・平塚税務署一体的整備実施設計」を提案した。
16時20分、会派室に戻り、諸雑用。
17時40分、「浪花屋 夕凪亭」 (電話:0257-23-3030)に移動し、18時からの永年勤続議員表彰の祝賀会に出席する。議員20年となる公明党・真貝維義議員、高橋新一前議員のお祝い。まだアルコールが飲めないため、ストローでウーロン茶をすすりながらであったが、お二人へのお祝いで盛り上がった。盛り上がりついでに、もずく酢を食べたところ、喉にしみてしまい、独りで悶絶・・・。
21時、事務所に戻り、事務仕事。
24時、ミストサウナ、熱めの風呂でリフレッシュしたのち、再度、事務所で講演会資料の作成とネット上での会議を行う。
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議員定数削減案の否決は残念でした。
どうも柏崎は議会も行政も、「他市はこうだから、うちも・・」という感覚が欠けている気がします。
だから「人口減少を鑑みれば議員定数を削減するのは当たり前」という論理は通用しないのでしょう。
これはそのまま「市職員数」にも当てはまりますが・・。
今回、意見提出者である三井田さんへの質問が一切なかったそうですが、これは戦略的なこと以上に、失礼ながら質問(=議論)する能力・度胸がなかったのでは・・。
つまりそれが今の柏崎市議会の「質」なのでしょう。
しかしこれを機に、個々の議員は市民から注目され、その仕事ぶりを問われていくと思います。
なぜなら民意は「議員数を減らすべし」なのですから。
結果的にそれが議員の質を高め、自ら定数削減できるような議会となるよう願っています。
最後になりますが、三井田さんがずっと議員定数削減を訴え、行動し続けていることに敬意を表します。
今後ますますのご活躍をお祈りいたします。
投稿: 紫 | 2015年6月25日 (木) 07時20分
東日本大震災以降
新潟県は柏崎刈羽地域の疲弊している地域経済の
ために対策や手当を施して来たのでしょうか?
投稿: 長岡の三井田ファン | 2015年6月25日 (木) 22時05分
紫さん、コメントありがとうございます。
多くの市民の方が望み、民意だと思われる議員定数削減ですので、これに懲りず、行動を続けたいと思います。
投稿: 三井田孝欧 | 2015年6月29日 (月) 18時06分
長岡の三井田ファンさん、コメントありがとうございます。
新潟県から柏崎刈羽地域に特段の措置はありませんが、国からは原子力発電所に由来する財源を「運転しているとみなして」交付するという措置がありました。
ただ、私自身は稼働していない以上、もらうべきではないという考えです。
いわゆる原発反対派は、この事には目をつむって、反対します!お金はもらいます!なので、道義的におかしいと思っております。
投稿: 三井田孝欧 | 2015年6月29日 (月) 18時07分
トップ当選した某議員を、元自衛官ということで応援した。
だが議場への国旗掲揚に反対したと知り、裏切られたと感じている。
選挙での主張と議場での態度が異なる議員は信用ならない。
投稿: 右向け右、元陸自 | 2015年6月29日 (月) 18時17分
右向け右、元陸自さん、コメントありがとうございます。
他の議員のことになりますので、その行為自体へのコメントは避けますが、選挙において誠実に自分の思想・信条を有権者に訴えるのが筋と私は思います。
投稿: 三井田孝欧 | 2015年7月23日 (木) 10時08分