2024年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

« 平成27年柏崎市議会9月定例会一般質問通告 | トップページ | ウルトラマン事業!福島県須賀川市視察、きゅうりソフトクリームの落胆 »

2015年8月26日 (水)

東京電力・福島第一原子力発電所視察、環境が大きく改善された廃炉作業

 2時、就寝。

 6時に起床して、シャワーを浴び、大粒納豆、生卵で軽い食事をとる。

 7時、柏崎市役所に移動し、柏崎市議会議員の有志13名と合流して、マイクロバスに乗り込む。東京電力・福島第一原子力発電所、そして福島県須賀川市への視察であり、事務局となっているため、責任重大である。

 7時30分、刈羽村役場にて、刈羽村議会議員の有志7名もさらに合流して、一路、福島県に向かう。
 磐越自動車道では横風がひどく、マイクロバスのハンドルをとられるような感じである。

Dsc_0008

Dsc_0012 10時30分、休憩として阿武隈高原サービスエリアに立ち寄り、東北6県の特産品でできている(青森産:長ねぎ、山形産:洗い里芋、宮城産:仙台味噌、福島産:いんげん、岩手山:愛海豚・キャベツ、秋田産:あきたこまち米粉)という緑の肉まん「みちのく六県まん 310円」を食べる。なかなかのボリュームである。

Dsc_0018 11時50分、福島県いわき市内に入り、四倉地区の「お食事酒処 和」(電話:0246-32-3221)にて、「舟盛り ソースカツ丼 1500円」の昼食。
 舟の甲板に大海老フライが2本、ヒレカツ2枚がのっており、粘性の高いソースにどっぷり漬かったタイプである。船底のご飯が若干足りず、しょっぱさが残ってしまった。

 13時、福島県双葉郡楢葉町のJヴィレッジに到着。本来はサッカーのナショナルトレーニングセンターであったが、現在は東京電力福島第一原子力発電所の事故収束のための中継基地となっている。

 早速、福島第一原子力発電所廃炉推進カンパニー運営統括部の視察センター部長から現状に関する説明を受けた。

Cimg6404

 廃炉作業において、これまで問題が発生していた現在については、改善が進んでおり、特に汚染水対策、作業員の作業環境は大きく前進していた。

・タンクのリプレース(漏水していた仮設のボルト締めタイプのタンクを交換)
・浸透防止工事
・堰のかさ上げ
・堰カバーの設置
・Jヴィレッジからの無駄のない出勤体制
・物揚場護岸の復旧工事
・海側のがれき撤去
・4号機燃料取り出し用カバーの設置(自立式のもので東京タワーと同じ鉄の量)
・排水路の暗渠化
・3号機上部のがれき撤去

 汚染水は、ALPS(多核種除去設備:Advanced Liquid Processing System)により62種類の放射性核種を除去できており、残るトリチウムも海洋放出できるレベルとなっている。

 説明ののち、マイクロバスで福島第一原子力発電所に向かう。セイタカアワダチソウで真っ黄色になって、ジャングルのようになっていた風景は一変し、元の田園風景に戻りつつあった。

 14時30分から福島第一原子力発電所の構内に入る。以前は、タイベック(放射性物質が付着するのを防止する白い服)や全面マスクをしていたが、現在は多くの区域の放射線量が大幅に落ち、作業服にサージカルマスク(風邪を引いたときにも使うマスク)程度となっている。
 以下のルートで、マイクロバスの中からの視察となったが、やはり4号機原子炉建屋近接は高い放射線量であった。

・多核種除去設備
 *空間線量  2.6マイクロシーベルト/h
・H4他タンク群(リプレース)
・1~4号機原子炉建屋全景(遠方からの状態確認)
 1号機のカバーは今後1年以内にすべて取り外し
・地下水バイパス揚水井
・4号機原子炉建屋
 *空間線量217.0マイクロシーベルト/h
・凍土式陸側遮水壁
 *空間線量 11.3マイクロシーベルト/h
・非常用ディーゼル発電機6B
・海側施設
 *空間線量  1.5マイクロシーベルト/h
・夜ノ森線鉄塔倒壊現場
・サブドレン浄化装置
・乾式キャスク仮保管箇所
・増設多核種除去設備
・高性能多核種除去設備
・免震重要棟

 免震重要棟内では、私が東京電力に入社したときの同期もおり、懐かしい思いになるとともに、頑張っている姿にさらなるエールを送りたくなった。
 運転中の事故による廃炉作業、しかも複数プラントを同時に行うという困難な作業であり、あと30年~40年はかかる。今後も、機会を見つけて、進捗具合を見させてもらおうと思う。

 15時20分、福島第一原子力発電所の構内視察を終え、福島県双葉郡楢葉町まで戻る。ちなみに、今回の構内視察での被曝量は0.01マイクロシーベルト。おおよそ歯医者のレントゲン1回分である。

 御礼の挨拶をしたのち、17時、Jヴィレッジを後にした。

 18時40分、宿泊先の福島県須賀川市のホテルウィングインターナショナル須賀川に到着し、チェックイン。

Dsc_0019 19時から「北の酒膳」 (電話:0248-76-1292)にて懇親会となり、地元・須賀川市民であるNPO法人夢くりえいとTKBすかがわのN理事長、観光関係の仕事をされているY女史にも参加していただいた。
 須賀川の観光への取り組みに加え、東日本大震災の体験などもお聞きすることができた。以前もこのお店で飲んだが、相変わらず料理が美味しい

 21時過ぎに中締めとなり、ホテルに戻って、会計処理などを行う。

 24時、ホテル近くのコンビニでビールを購入して部屋に戻り、熱めの風呂に入ってからビールを飲む。

« 平成27年柏崎市議会9月定例会一般質問通告 | トップページ | ウルトラマン事業!福島県須賀川市視察、きゅうりソフトクリームの落胆 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 平成27年柏崎市議会9月定例会一般質問通告 | トップページ | ウルトラマン事業!福島県須賀川市視察、きゅうりソフトクリームの落胆 »