沖縄県石垣市:外国人を含む旅行者のための避難誘導
柏崎の海の資源活用
1時、就寝。
6時に起床し、熱めのシャワーを浴びて目を覚ます。
7時、ホテル本館の1階「レストラン花茶屋」にて、ビュッフェ形式の朝食をとる。小粒納豆、黒紫米、豆腐チャンプルー、ポテトもち、八重山そばを使った八重山ナポリタン、アーサ(あおさ)入り玉子焼き、ソーセージ、ゆし豆腐、ひよこ豆と金時豆入れた生野菜サラダ、ポテトサラダ、焼き海苔、麩の味噌汁、牛乳といった内容。八重山ナポリタンをおかずにご飯を食べる禁断のダブル炭水化物ですっかり満腹となった。
7時50分からホテル周辺を散策。
石垣島から東京までは1950km、台湾までは270kmと東京より近い。
沖縄県石垣市は台湾・宜蘭県蘇澳鎮と1995年9月26日に姉妹都市を締結しており、その20周年を記念する碑もある。
自分の自治体の行政区内に・役場が無いという事例は日本全国で3か所あり、鹿児島県十島村役場(鹿児島市内に設置)と鹿児島県三島村役場(鹿児島市内に設置)、そして竹富島、西表島、波照間島などが行政区の竹富町。
竹富町の役場は、石垣市内の石垣港離島ターミナル近くにある。
日本では、石垣島を含む八重山諸島にしか生息しない絶滅危惧種のカンムリワシの像。
沖縄県石垣島出身の元プロボクサー・具志堅用高氏(石垣市名誉市民第1号)の異名でもある。
その具志堅用高氏、
「石垣島で美味しい、おススメの海鮮料理は何ですか?」
と質問されたところ、しばし考え、
「しゅテーキ」(ステーキ)
と答えたという。具志堅用高記念館もあり、その公式サイトのURLは「ちょっちゅねドットコム」・・・・愛されている。
8時30分から地元の防災関係者に石垣島内の防災、とりわけ外国人を含む旅行者用の対策をご案内頂いた。
当初の予定であれば、今日の午前中に日台議員セミナーの予定であったが、講師をはじめ他の出席議員の飛行機の関係で急遽、明日の午前中に変更となった。
『平成28年2月修正「石垣市地域防災計画」石垣市防災会議』の「第6款 観光客・旅行者・外国人等の安全確保」には、以下のようにある。
市、県、防災関係機関、観光施設、宿泊施設及び交通施設(航空機、フェリー、バス)等の管理者は、観光客等の行動特性を考慮し、地理に不案内な観光客・旅行者等や日本語を解さない外国人等が地震・津波災害に遭遇した場合を想定した安全確保体制を整備する。
(1) 観光客・旅行者等の安全確保
ア 避難標識等の整備、普及
市、観光施設、宿泊施設及び交通施設等の管理者は、避難誘導標識の配置、管理施設への海抜表示及びハザードマップの掲示等を推進するほか、県、観光協会、交通機関(航空機、フェリー、バス、)、レンタカー会社及びガソリンスタンド等と連携して、地震・津波発生時の避難行動や避難場所等の情報を、ホームページや観光マップ等を利用して観光客や旅行者等へ周知する。
イ 観光客・旅行者・宿泊客の避難誘導・帰宅支援体制の整備
観光施設、交通施設、旅館・ホテル等の施設管理者は、地震・津波災害時の避難誘導マニュアルや避難支援体制を事前に整備しておくなど、観光・宿泊客の安全を確保することにとどまらず、交通機関の被災等で、帰宅困難となった多数の観光客等が待機できるよう平素から食料・水・被服寝具等の生活必需品の備蓄に努めるものとする。
市は、津波避難計画の策定において、観光客、宿泊客等が多い時期を想定し、観光施設、宿泊施設、交通施設等の管理者と連携して、円滑に誘導する体制や避難場所、避難経路等を確保する。
また、県と連携して、観光客等に津波警報や避難情報等を即時配信できるシステムの導入に努める。
ウ 観光関連施設の耐震化促進
市及び県は観光関連団体と連携し、観光関連施設の耐震診断及び改修に係る広報及び相談、支援策の実施に努める。
(2) 外国人の安全確保
市及び県は、国際化の進展に伴い、本市に居住・来訪する外国人が増加していることを踏まえ、言語・文化・生活環境の異なる外国人の災害時における避難対策等の充実強化を図り、的確な行動がとれるような支援方策と環境づくりに努める。
ア 外国人への防災知識の普及
ハザードマップや避難誘導標識等への外国語の併記や、外国語による防災パンフレットを作成し、外国人に配布する等の方法により、外国人に対し防災知識の普及・啓発を図るものとする。
イ 外国語通訳ボランティアの活用体制の整備
災害時における外国語通訳ボランティアの事前登録等、通訳ボランティアの活用体制の整備を図るものとする。
(3) 観光危機管理体制の整備
ア 観光危機管理の普及、対策の促進
市は県及び観光関連団体と連携して、観光危機管理に関する知識等の普及啓発を図る。
イ 観光危機情報提供体制の整備
市は、国、県及び観光関連団体等と連携し、地震・津波等の観光危機発生時に観光客が必要とする各種情報を収集し、観光客や交通手段などにも配慮しつつ、総合的かつ迅速に情報発信を行える体制を整備する。
また、危機発生時に、市、県、(一社)石垣市観光交流協会、観光関連団体・事業者等間の通信を確保できるよう、非常用通信手段の整備に努める。
我が柏崎市の地域防災計画(地震・津波災害対策編)では、ここまでの観光危機管理体制、外国人対応までは記載されていない。
日本宝くじ協会の補助金を使った分かり易い避難看板。
日本語に加え、英語、中国語(簡体、繁体)、韓国語で記載された海抜表示。
竹富町でも同様に日本語に加え、英語、中国語(簡体、繁体)、韓国語で記載された避難誘導看板。
12時、某食堂の弁当で昼食。内容は、黒紫米、天ぷら(南瓜、大葉、紅芋)、豚肉味噌、グリーンアスパラと人参をハムとチーズで巻いたフライ、鴨肉、チャーシュー、海ぶどう、かまぼこ、昆布と切り干し大根の煮物、ゴーヤチャンプルー、もずくの味噌汁、オレンジ、羊羹2切れという充実したものであった。沖縄のもずくはぬめりがあり、優しい女性的な感じであるが、柏崎人としてはゴリゴリとした男性的なもずくが好みである。
一度、ホテルに帰って休憩したのち、13時50分、 石垣港離島ターミナルに移動。
14時、フェリーに乗り込み、15分ほどで竹富島に到着し、柏崎でも導入すべきと思っているグラスボート業者を探す。
15時15分からグラスボートに乗り込む。美しい珊瑚であるが、珊瑚同士は厳しい生存競争をしており、また台風などでも折れやすいので、白くなって死んだ状態の珊瑚も多い。
こういった珊瑚が無い柏崎でもグラスボートを運行したいと思うのは、柏崎の海には美しい海藻の森があり、多くの磯の魚たちも見ることもできるからである。
我が柏崎市は、夏の短い期間しか海を観光として活用していない。かつてイルカウォッチングもあったが、見ることができないリスクも大きい。グラスボートであれば、春から秋の波の穏やかな時期にも楽しんでもらうこともできよう。
「海の柏崎」という以上、まずは今ある海の資源を活用しての観光を充実させるべきである。
グラスボートを降りたのち、竹富島内を散策。自転車で一周できるほどの大きさであり、水牛による観光も行われている。
水牛は非常におとなしい動物であり、農作業のために台湾から導入された。1頭で概ね2トンから3トンのものを引っ張ることができる。
『安里屋節』、『新安里屋ユンタ』(作詞:星克 作曲:宮良長包)の元となった琉球王国時代の美女・安里屋クヤマの生誕の地も残っている。
17時30分のフェリーに乗り、 石垣港離島ターミナルまで移動。
買い物などをしたのち、宿泊先であるルートイングランディア石垣に戻り、熱めのシャワーを浴びる。
シャワーを浴びたのち、沖縄らしく冷えたオリオンビールの発泡酒「サザンスター」と「かめせん 塩味」。
20時、明日の李登輝元総統の講演会に出席するために石垣入りした妻や新潟県内から来た他のメンバーと合流し、地元で評判という石垣牛のお店「本格炭火焼肉 わたなべ」(電話:050-5797-5682)で夕食となった。
「ハイビスカス盛り 8650円」、「ホルモン盛り合わせ 1800円」でオリオンビールの生を飲む。根っからの貧乏性のためか、高い肉をガンガンといけず、ここで打ち止め。
21時40分、ホテルの部屋に戻り、コンビニで購入した「大盛 ミニタコライス 307円」でシメとする。ミニと銘打ったタコライスなのに、なぜか大盛があるところに、沖縄らしい「なんくるないさぁ~」感がある。
食後、持参してきたノートパソコン(ThinkPad X61,SSD,SXGA+化,LEDバックライト化)で、急ぎの仕事を処理。
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