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2016年8月 5日 (金)

議会運営委員会視察2日目(神奈川県小田原市)
「広報広聴常任委員会の設置と常任委員会化の経緯」

 2時、就寝。

 6時に起床し、熱めの風呂に入る。

Aadsc_000101 7時30分、ホテル1階に行き、カレーライス、マカロニサラダ、切り干し大根煮、ミートボール、漬物、オレンジジュース、茹で卵2個、豆腐ともやしの味噌汁で朝食。夏休み中らしく、多くのスポーツ少年の宿泊が多く、ご飯が足りなくなったようで小盛となった。不足分は、食パンを2枚で補給。

 8時過ぎ、ホテルをチェックアウトし、茅ケ崎駅から小田原駅に向かう。

 9時10分、小田原駅に到着し、タクシーで小田原市役所に移動。

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*北条早雲公の銅像

Aadsc_000202 9時30分から「広報広聴常任委員会の設置と常任委員会化の経緯」についての行政視察。議会運営委員会のメンバー、正副議長が加わり、1名は監査のため柏崎に戻ったため総勢11名である。
 冒頭、先日には小田原市議会の議会運営委員会として、柏崎市議会にお越しになった奥山孝二郎副議長からのご挨拶。

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 その後、議長時代に議長選挙の公約として、議会の広報広聴機能の充実を訴え、広報広聴常任委員会を設置した井原義雄議員(前議長)からもご挨拶を頂戴した。

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Aadsc_000303 柏崎市議会では、あくまで『議会だより』等に記載する内容の協議の場として広報広聴委員会はあるが、正式な常任委員会ではない。
 市民にしっかりと議会の事をお伝えするための先進地視察である。
 説明の主な内容は以下の通り。

1.なぜ議会改革なのか
・何をしているのかわからない
・必要があるのか
・追認機関
→ 小田原市の本年度予算は2事業に関して議会の修正案が可決している。

2.市長(執行部)をチェックするのは議会しかない
・議会改革による議会の見える化

3.議会改革のツールとして注目される議会基本条例
・議会の活動を見える化する
・かならずやります マニフェストとして役割
・目標を宣言する

4.議会基本条例制定にあたり留意したこと
・制定の必要性の検証
・議論の土台となる共通認識の醸成

<特徴>
(1)広報広聴の充実

 議会広報広聴常任委員会を設置(予算措置をし視察も実施)。
 命名にあたっては、執行部の広報担当課と間違われないよう「議会」をつけた。
 市民意見が議会審議に反映されていると実感できるような仕組みを作る。
(2)情報の公開(柏崎市議会でも実施)
 表決における各議員の散布の公表
(3)反問権(柏崎市議会でも実施)
 答弁に必要な範囲内でその趣旨を確認するために反問することができる。
(4)陳情者の意見陳述(柏崎市議会は請願者の意見陳述)
(5)議員報酬等の特例に関する条例

 疾病等の理由により議員が会議を長期欠席した場合、減額できることを定めた。
 1年で5割の減額。
(6)議長選挙における所信表明演説(試行、柏崎市議会も実施)
(7)予算・決算特別委員会における審査方法

 会派選出での特別委員会から全員参加方式。
 課題としては、全員参加のため、委員会での採決が本会議の採決と同じ扱いにあること。
(8)予算・決算特別委員会の特色
・総括質疑の実施(予算・決算)
 通告制で会派ごとの持ち時間あり。
・書類審査の実施(決算)
 委員と執行部職員(係長級)が個別に書類審査を行う。

5.議会広報広聴常任委員会について
・平成18年6月の地方自治法改正により、議員が複数の常任委員会に所属することが可能になったため、平成26年5月27日で常任委員会化。
→ 小田原市議会基本法令第7条に規定する広報広聴に関する事項
・委員会には議長、副議長も参画し、8名。
・市議会だよりは、A4版で年4回発行。6万9000部/回。
 5月号は20ページ、指定色は緑。
 8月号は16ページ、指定色は青。
 11月号は16ページ、指定色は橙。
 2月号は12ページ、指定色は桃。
・J:COM小田原による議会中継を行い、放送は定例会の一般質問・代表・個人質問終了日の週の土日。ただし、各質問の登壇しての1回目の質問及び登壇しての市長の答弁、自席での教育長等の1回目の答弁並びに市長の施政方針演説・所信表明演説等

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6.その他
・先進地の三重県志摩市を視察したが、『議会だより』は議員が市長答弁部分も含めて1ページもらえる方式であった。議員が原稿を用意できなければ、掲載しないというほど。メリット、デメリットをよく考えた方が良いと感じたところ。

 10時過ぎ、質疑応答となったので、若干の質問をさせてもらった。

Q.私はいつも一般質問で一問一答方式なので、『議会だより』に掲載する市長とのやりとりが中途半端な感じになってしまう。御市の場合は、最初のやりとりだけの掲載ということであるが、一問一答方式を選択する議員からの声はあるか。
A.一回目の質問は一括で必ずすべての項目をやるという方式をとっているので、とりあえず一回目の議員、市長のやりとりで大筋はつかめるようになっている。しかし、ご指摘のような声もあがってきているのも事実で、今後の大きな課題になっている。

Q.議会報告会をしばらく行わないという方針とのことであるが、これまでの議会報告会のアンケートでは、求めている課題と違うという意見がでている。それに対し、議会報告会で報告する課題、テーマ設定について、何か改善はされたことはあるか。
A.議会報告会ではなく、福祉団体や経済団体と意見交換を行うという考えもあった。今後は特別委員会で議論となる広域が市民の関心が高いので、まずそこで考えたいと思う。
A.小田原駅周辺の開発というテーマのときには、興味をもってもらうことができた。

Q.常任委員会の話になって申し訳ないが、常任委員会をまたがる案件の際に連合委員会を作るような事例はあるか。(柏崎市の第五中学校建設問題17億円では、3常任委員会バラバラで審査)
A.連合委員会での事例はないが、特別委員会を設置して対応するようにしている。

Img_1872 11時に終了となり、議場を見学。市役所の中心に位置する議場(よって天井も丸い)であり、国旗、市旗もきちんと掲揚されている。
 小田原市役所は昭和51年の建設であり、昨年4月に耐震化工事が行われている。建物と地盤の間の「基礎ピット」に天然ゴムを使用した免震装置を据え付ける「免震工法」で、庁舎躯体(くたい)の補強工事もされている。

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Img_1882 11時30分、タクシーで移動し、ご厚意で約9.9億円かけてリニューアルされた小田原城を見学させてもらうことになった。
 我が新潟県、越後の虎・上杉謙信も落とせなかった北条氏の小田原城である。
 せっかくなので、売店で毘沙門天のマークがついた上杉謙信扇子を購入し、果たせなかった夢というテーマで撮影。

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 今回のリニューアルの最大の見せどころである再現された摩利支天像を祀る空間も見ることができた。
 摩利支天の名は、サンスクリット語の「陽炎」(かげろう)。あまりにまぶしく直接見ることができない神のため、相手から身を隠す功徳があり、武将から信仰された。

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Aadsc_000606 また、小田原城は熊本地震で被災した熊本城に、リニューアル後の入場料を寄付した「400年前の恩返し」(1633年のマグニチュード7の寛永小田原地震による小田原城の被害に対し、熊本から救いの手があった)でも有名になった。
 引き続き募金活動をしているので、微力ながらご協力した。

 12時25分、最後までご案内頂いた奥山孝二郎副議長をはじめ、職員の皆さんに御礼を述べ、タクシーで小田原駅に移動。

 12時37分発の東海道新幹線「ひかり516号」に乗り込む。

 13時10分、東京駅に到着し、急いで八重洲口地下の「ウルトラマンワールドM78東京駅店」(電話:03-3215-0707)に向かい、明後日の石川県能美市でのイベントで必要なグッズを購入。
 このお店の店長はウルトラマンタロウであるが、さすがに今年はウルトラマン放送開始50周年 なので、ウルトラマンが飾られていた。

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 「地産地消 駅弁の弁彩亭」で昼食を購入し、13時40分発の上越新幹線「とき323号」に急いで乗る。

Aadsc_001409 13時50分、E7系新幹線弁当にしようか迷ったものの、乗る機会がないために購入した「北海道新幹線弁当 北海道新幹線H5系<はやぶさ><はやて> 1300円」(販売元:創業明治32年 札幌駅立売商会)で昼食。

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Aadsc_001611 北海道らしい、いくら醤油漬け、蟹と北海道のかたちに切ってある昆布が添えられたちらし寿司、帆立フライ、イカリング、蕗の煮物、鰊の昆布巻き、蟹のはさみ1本、夕張メロンゼリーが入っている。
 本来は子供が食べる弁当なので、隣席をはじめ周りからの視線がかなり痛かったが、アヤシー44歳、「ヒャッハー!」と楽しみながらの昼食となった。

 15時25分、長岡駅に到着し、17分の乗り換えで信越本線に乗り換え。

 16時23分、柏崎駅に到着し、自宅まで戻る。

 17時から事務所にて、不在だった間に届いた郵便物やFAXなどを処理。

Aadsc_000101 21時、地元で獲れた岩牡蠣を半生のフライにしたもの、ポン酢を添えた生牡蠣、ポテトサラダ、ノンアルコールビール350ml3本で夕食をとる。
 せっかくの今年初物となる岩牡蠣なので、ノンアルコールビールではなく、途中から「八海山 特別本醸造」一合を追加。

 食後から明日からの出張、明後日のイベント準備を行う。

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